JPH0510258U - スポイト付き蓋 - Google Patents

スポイト付き蓋

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JPH0510258U
JPH0510258U JP6408291U JP6408291U JPH0510258U JP H0510258 U JPH0510258 U JP H0510258U JP 6408291 U JP6408291 U JP 6408291U JP 6408291 U JP6408291 U JP 6408291U JP H0510258 U JPH0510258 U JP H0510258U
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岩男 柳田
博之 枩山
登美雄 田原
次夫 勝間田
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エステイローダー株式会社
釜屋化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内の液状内容物を簡単な操作でに取り出
すことができ、また閉蓋時における容器の外観を良好な
ものとすることのできるスポイト付き蓋を提供する。 【構成】 容器50の口部51に着脱自在に嵌合する内
蓋10にスポイト管11を垂設し、内蓋の上面に容器内
の液状物を吸引する弾性吸引体13を取付け、内蓋の外
側に外蓋20を一体に組み付け、内蓋の内側にその縦孔
15に係止突起31を係合させた釦30を組み込み、内
蓋の外周に周方向に延びる凹部14を形成し、外蓋の内
周に、凹部の側面に係合するまでの間、内蓋に対して前
記外蓋を空転可能とするリブ21、23を形成し、釦と
外蓋との間に、蓋の閉方向および開方向の回動中に、内
蓋に対して外蓋が空転状態にある時に、釦に下降運動お
よび上昇運動を与えるカム機構33を設ける構成とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体(たとえば水薬や化粧水)が収容される容器に用いられるスポ イト付き蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスポイト付き蓋として、図9および図10に示す構造のスポイ ト付き蓋が知られている(実公昭53ー47995号公報)。
【0003】 このスポイト付き蓋は、図9に示すように、容器の口部1に蓋2をねじ嵌合し 、この蓋2からスポイト管3aを垂設するシリンダ3を一体に垂設し、プランジ ャー4を、その外周に突設された係合突部4aをガイド筒5の縦孔5aに係合さ せることにより、蓋2に対し相対回転不可にかつ昇降自在に嵌合配置した構成と されている。そして、図10に示すように、蓋2の上部に嵌合した回転ヘッド6 を回転させることにより、カム機構7により係合突部4aをガイド筒5の縦孔5 aに沿って上昇させ、プランジャ4の上昇によりシリンダ3内部にスポイト管3 aを通して容器内部の液体を吸引し、蓋2を容器の口部1から取り外した後、プ ランジャ4を押し下げ操作して吸引した液体を取り出すようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造のスポイト付き蓋においては、容器内の液体の取り出 し操作に関して、以下のような改良すべき余地が残されている。
【0005】 即ち、上記構造のスポイト付き蓋において、容器1内の液体を取り出すには、 蓋2上部の回転ヘッド6を回転操作してプランジャ4を上昇させ、シリンダ3内 に容器1内の液体を吸引操作した後に、蓋2を回して蓋2をシリンダ3内に吸引 した液体と共に容器1から外し、最後に回転ヘッド6の上面から突出したプラン ジャ4を押し下げ操作してシリンダ3内の液体をスポイト管3aの先端から吐出 させる3段階の操作を必要としていた。
【0006】 このため、特に化粧水を取り出す場合など、短時間で小量の液体を何回も取り 出し操作する必要がある場合には、上記の3段階の操作が煩雑となって使い勝手 が良いとは言えず、この点で改良すべき余地が残されていた。
【0007】 本考案は、前述の課題に鑑みてなされたもので、容器内の液状内容物を簡単な 操作でに取り出すことができ、また閉蓋時における容器の外観を良好なものとす ることのできるスポイト付き蓋を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のスポイト付き蓋は、容器の口部に内蓋を着脱自在に嵌合し、この内蓋 に前記容器の底部付近に達するスポイト管を垂設し、前記内蓋の上面に前記スポ イト管を通して容器内の液状物を自身の内部に吸引する弾性吸引体を取付け、前 記内蓋の外側に外蓋を一体に組み付け、前記内蓋の内側にその周壁に設けた縦孔 に自身の外周に設けた係止突起を係合させた状態の釦を前記外蓋の上面より出没 可能に組み込み、前記内蓋の外周に周方向に沿って所定の角度の範囲に凹部を形 成し、前記外蓋の内周に、前記凹部の内側に位置し、当該凹部の側面に係合する までの間、前記内蓋に対して前記外蓋を空転可能とするリブを形成し、前記釦と 前記外蓋との間に、蓋の閉方向および開方向の回動中に、それぞれ内蓋に対して 外蓋が空転状態にある時に、前記釦に下降運動および上昇運動を与えるカム機構 を設け、前記釦の下降運動および上昇運動により前記弾性吸引体の押圧およびそ の解除を行なう構成とした。
【0009】 なお、カム機構は、釦の外周に形成した山部を有するカム面と、前記外蓋の内 周に形成し、前記カム面に係合するリブとから構成することが望ましい。
【0010】 また、このカム機構は、外蓋の内周に形成した谷部を有するカム面と、前記釦 の外周に形成し、前記カム面に係合するリブとから構成してもよい。
【0011】
【作用】
本考案のスポイト付き蓋によれば、閉蓋操作時に、内蓋に対して外蓋が空転状 態にある時に、釦と外蓋との間のカム機構により、釦に下降運動が与えられ、弾 性吸引体が釦により押圧され、凹まされる。この状態から開蓋操作時に、内蓋に 対して外蓋が空転状態にある時に、釦と外蓋との間のカム機構により、釦に上昇 運動が与えられ、弾性吸引体の押圧が解除され、弾性吸引体が自身の弾性復帰力 により膨らむ。この弾性吸引体の復帰に伴い、容器内の液状内容物がスポイト管 を通じて弾性吸引体内部に吸引される。
【0012】
【実施例】
以下本考案の第1実施例を、図1ないし図5を参照して説明する。
【0013】 図1において、符号10はスポイト管11を備えた内蓋、符号20は外蓋、符 号30は釦をそれぞれ示しており、これら符号10、20、30により本考案の スポイト付き蓋は基本構成されている。
【0014】 内蓋10は、図1及び図3に示すように、下部10aが瓶容器50の口部51 の外周にねじ嵌合される筒部材で、口部51の上端にパッキン60を介して当接 する中板12の中央開口部12aには瓶容器50の内底部付近に達する長さ寸法 のスポイト管11が一体に取付けられている。また中板12の上面には弾性変形 力を有する半球状の弾性吸引体13がスポイト管11を囲むように液密に装着さ れている。この弾性吸引体13の内部はスポイト管11の内部に連通し、弾性吸 引体13内部にスポイト管11を通して瓶容器50内の液状物を吸引するように なっている。また、内蓋10の外周の相対する位置には、外蓋20を内蓋10に 対して所定角度空転させる凹部14、14が周方向に所定角度の分だけ設けられ ている。この凹部14、14の相対する位置には釦30を上下方向へ案内する縦 溝15、15が形成されている。
【0015】 外蓋20は、前記内蓋10に外側から組み付けられる筒部材であり、図1およ び図3に示すように、内蓋10の下端外周の周突条16に外筒20の下端内面が アンダーカット結合されるようになっている。この外蓋20の天板には内蓋10 に組み込まれる釦30を出没させる開口部20aが形成されている。この外蓋2 0の内周面の相対する位置には、図4に示すように、内蓋10の凹部14、14 に配置され、凹部14、14の相対する側面に係合する間、内蓋10に対して外 蓋20を所定角度Rだけ空転可能とする縦リブ21、21が突設されている。ま た外蓋20の天板裏面には筒部22が垂設され、この筒部22の内面には後述す るカム機構33の一部を構成する縦リブ23が突設されている。
【0016】 釦30は、瓶容器50内の液状物の吸引操作並びに排出操作を行なう部材で、 図1および図3に示すように、基端部30aが内蓋10の上部10b内部にその 内周面に沿って上下に摺動可能に組み込まれると共に、基端部30a外面の相対 する位置には内蓋10の相対する縦孔15、15に係合する突起31、31が突 設されている。また基端部30aの上面には釦30を外蓋20の外面から出没さ せるカム機構33の一部を構成するカム面32が形成されている。このカム面3 2には図3に示すように前記突起31、31の直上に位置し前記外蓋20の縦リ ブ23が乗り越える山部32aが形成されている。そして、釦30の天板裏面に は、釦30を外蓋20の外面から開口部20a内に没した時に内部の弾性吸引体 13を最大限凹ませる筒部33が垂設されている。
【0017】 次に、以上のように構成されたスポイト付き蓋の作用を説明する。
【0018】 まず、内蓋10に対し、釦30、外蓋20の順に組み込むことにより、スポイ ト付き蓋が組み立てられる。
【0019】 このスポイト付き蓋を瓶容器50の口部51に上から被せて、閉方向に回すと 、パッキン60と瓶容器50の口部51との間に摩擦抵抗が生じ、外蓋20の縦 リブ21が内蓋10の凹部14に位置する間、外蓋20が内蓋10に対して空転 する。その間に、図5(a)から図5(b)に示すように、外蓋20の縦リブ2 3が釦30のカム面32上を移動して山部32aを押し下げつつ乗り上がる。こ れにより釦30はその突起31が縦孔15内を下方案内されるに従い、下降する 。この釦30の下降により、半球形の弾性吸引体13が最大限凹まされる。この 時、外蓋20の縦リブ21は内蓋10の凹部14の側面に係合し、釦30が外蓋 20の開口部20aに没したまま、外蓋20と内蓋10と一体となって閉まる( 図1参照)。
【0020】 そして、使用時に蓋を開方向に回すと、パッキン60と瓶容器50の口部51 との間に生じる摩擦抵抗により、外蓋20の縦リブ21が内蓋10の凹部14に 位置する間、外蓋20が内蓋10に対して空転する。この間、釦30のカム面3 2の山部32aに乗り上がっていた外蓋20の縦リブ23が、図5(b)から図 5(a)のように、カム面32の底部32bに向かうと共に、最大限凹まされて いた弾性吸引体13の弾性復帰力により釦30が押し上げられる。この時、弾性 吸引体13がドーム状に復帰することにより、弾性吸引体13内部からスポイト 管11内部に負圧が発生し、瓶容器50内部の液状物がスポイト管11を通して 弾性吸引体13内部に吸引される(図2参照)。
【0021】 外蓋20の縦リブ21が内蓋10の凹部14の他方の側面に達すると、それか らは外蓋20と内蓋10が一体となって回り、また、外蓋20の縦リブ23は釦 30のカム面32の底部32bに位置するので釦30が再び押し下げられること はない。
【0022】 蓋を完全に開いて瓶容器50の口部51から外せば、液状物が弾性吸引体13 内にそのまま吸引された状態で取り出される。後は、蓋の釦30を親指等で押し 下げて、弾性吸引体13を押圧すれば、弾性吸引体13内部の液状物を抽出する ことができ、小型容器に移し替えたり、そのまま取り出すことができる。
【0023】 本実施例のスポイト付き蓋によれば、以下のような効果を奏する。
【0024】 蓋の閉操作と同時にカム機構33の作用により弾性吸引体13を最大限凹ませ 、蓋の開操作と同時にカム機能33の作用により液状物の吸引動作を確実にかつ 容易に行なわせることができる。後はそのまま蓋を開いて瓶容器50の口部51 から取り出せば、その後の液状物の抽出操作にスムーズに移行できる。したがっ て、本実施例のスポイト付き蓋は蓋の開操作から液状物の抽出に至る連続操作を スムーズに行なわしめ、その使用勝手に優れるという効果がある。
【0025】 また、閉蓋時においては、釦30が外蓋20の開口部20aに完全に没し、釦 30の天面が外蓋20の天面と等レベルとなるので、釦30の収まりが良く、瓶 容器50の美的外観を得ることができる。 さらに、内蓋10に対し外蓋20の空転時に、蓋の閉操作および開操作に連動 するカム機構33を利用して、液状物の吸引動作を行なわしめているため、簡単 な機構で液状物の吸引動作を確実にかつ容易に行なわせることができる。
【0026】 図6は本考案の第2実施例を示すもので、基本的には前記実施例と同一の構成 を有している。本実施例のスポイト付き蓋が前記実施例と異なる点は、弾性吸引 体13を蛇腹状のベローとし、弾性吸引体13にスプリング70を内蔵した点に ある。即ち、図6に示すように、弾性吸引体13の内部に位置して内蓋10の中 板12と釦30の筒部33との間に筒部33と同径のスプリング70を介在させ 、弾性吸引体13の上面に筒部33内に嵌合する係止部13aを形成する構成と している。
【0027】 本実施例のスポイト付き蓋によれば、スプリング70の作用により、釦30 の押圧動作を円滑にする一方、弾性吸引体13の弾性復帰動作、即ち内容物の吸 引動作を強くかつ速やかに行なわしめ、結果としてスポイト操作がより一層スム ーズとなる効果がある。
【0028】 図7および図8は、本考案の第3実施例を示すもので、本実施例のスポイト付 き蓋は、カム機構33の構成を変更した点において、前記第1実施例のスポイト 付き蓋と異なっている。本実施例のスポイト付き蓋においては、カム機構33を 、外蓋20の内周に形成した谷部24aを有するカム面24と、釦30の外周に 形成し、前記カム面24に係合するリブ34とから構成している。
【0029】 以上の構成から、閉蓋操作することにより、内蓋10に対して外蓋20が空転 状態にある時に、釦30のリブ34が図8(a)から図8(b)に示すように外 蓋20のカム面24の谷部24aにある状態から底部24bに向かうことにより 釦30に下降運動が与えられ、弾性吸引体13が釦により押圧され、凹まされる 。そしてこの状態から開蓋操作することにより、内蓋10に対して外蓋20が空 転状態にある時に、釦30のリブ34が図8(a)から図8(b)に示すように カム面24の谷部24aに向かうことにより釦30に上昇運動が与えられ、弾性 吸引体13の押圧が解除され、弾性吸引体13が自身の弾性復帰力により膨らむ 。この弾性吸引体13の復帰に伴い、容器50内の液状内容物がスポイト管11 を通じて弾性吸引体13内部に吸引されるようになっている。
【0030】 以上の作用から明らかなように、本実施例のスポイト付き蓋においても、前記 第1実施例と同様の作用効果を奏する。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、容器の口部に内蓋を着脱自在に嵌合し 、この内蓋に前記容器の底部付近に達するスポイト管を垂設し、前記内蓋の上面 に前記スポイト管を通して容器内の液状物を自身の内部に吸引する弾性吸引体を 取付け、前記内蓋の外側に外蓋を一体に組み付け、前記内蓋の内側にその周壁に 設けた縦孔に自身の外周に設けた係止突起を係合させた状態の釦を前記外蓋の上 面より出没可能に組み込み、前記内蓋の外周に周方向に沿って所定の角度の範囲 に凹部を形成し、前記外蓋の内周に、前記凹部の内側に位置し、当該凹部の側面 に係合するまでの間、前記内蓋に対して前記外蓋を空転可能とするリブを形成し 、前記釦と前記外蓋との間に、蓋の閉方向および開方向の回動中に、それぞれ内 蓋に対して外蓋が空転状態にある時に、前記釦に下降運動および上昇運動を与え るカム機構を設け、前記釦の下降運動および上昇運動により前記弾性吸引体の押 圧およびその解除を行なう構成としたから、蓋の開操作に連動して自働的に容器 内の液状物の吸引動作を行なわしめ、液状物の吸引・取り出しの操作を簡略化す ることができる。しかも、液状物の吸引動作はカム機構を利用して機械的に行な わしめているため、簡単な機構で液状物の吸引動作を確実かつ容易に行なわせる ことができる。 また、閉蓋時においては、釦が外蓋の開口部に没するように構成しているので 、容器の美的外観を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すもので、スポイト付
き蓋を閉じた状態の容器を示す断面図である。
【図2】同スポイト付き蓋を開く途中の状態の容器を示
す断面図である。
【図3】同スポイト付き蓋の分解斜視図である。
【図4】同スポイト付き蓋の水平断面図である。
【図5】同スポイト付き蓋に使用されるカム機構の作用
を示す要部断面図である。
【図6】本考案の第2実施例を示すスポイト付き蓋の垂
直断面図である。
【図7】本考案の第3実施例を示すスポイト付き蓋に使
用される外蓋と釦の斜視図である。
【図8】同スポイト付き蓋のカム機構の作用を示す要部
断面図である。
【図9】従来例を示すスポイト付き蓋の一部断面斜視図
である。
【図10】同スポイト付き蓋の作用を示す一部断面斜視
図である。
【符号の説明】
10 内蓋 11 スポイト管 13 弾性吸引体 14 凹部 15 縦孔 20 外蓋 21 縦リブ(リブ) 23 縦リブ(リブ) 30 釦 31 突起 32 カム面 32a 山部 33 カム機構 50 容器 51 口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田原 登美雄 東京都板橋区加賀1丁目14番1号 釜屋化 学工業株式会社東京事業本部内 (72)考案者 勝間田 次夫 東京都板橋区加賀1丁目14番1号 釜屋化 学工業株式会社東京事業本部内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器(50)の口部(51)に内蓋(1
    0)が着脱自在に嵌合され、この内蓋(10)に前記容
    器の底部付近に達するスポイト管(11)が垂設され、
    前記内蓋(10)の上面に前記スポイト管(11)を通
    して容器内の液状物を自身の内部に吸引する弾性吸引体
    (13)が取付けられ、前記内蓋(10)の外側に外蓋
    (20)が一体に組み付けられ、前記内蓋(10)の内
    側にその周壁に設けられた縦孔(15)に自身の外周に
    設けられた係止突起(31)を係合させた状態の釦(3
    0)が前記外蓋(20)の上面より出没可能に組み込ま
    れ、前記内蓋(10)の外周には周方向に沿って所定の
    角度の範囲に凹部(14)が形成され、前記外蓋(2
    0)の内周には、前記凹部(14)の内側に位置し、当
    該凹部の側面に係合するまでの間、前記内蓋(10)に
    対して前記外蓋(20)を空転可能とするリブ(21)
    が形成され、前記釦(30)と前記外蓋(20)との間
    には、蓋の閉方向および開方向の回動中に、それぞれ内
    蓋(10)に対して外蓋(20)が空転状態にある時
    に、前記釦(30)に下降運動および上昇運動を与える
    カム機構(33)が設けられ、前記釦(30)の下降運
    動および上昇運動により前記弾性吸引体(13)の押圧
    およびその解除が行なわれることを特徴とするスポイト
    付き蓋。
  2. 【請求項2】 前記カム機構(33)は、前記釦(3
    0)の外周に形成された山部(32a)を有するカム面
    (32)と、前記外蓋(20)の内周に形成され、前記
    カム面(32)に係合するリブ(23)とから構成され
    ることを特徴とする請求項1記載のスポイト付き蓋。
  3. 【請求項3】 前記カム機構(33)は、前記外蓋(2
    0)の内周に形成された谷部(24a)を有するカム面
    (24)と、前記釦(30)の外周に形成され、前記カ
    ム面(32)に係合するリブ(34)とから構成される
    ことを特徴とする請求項1記載のスポイト付き蓋。
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