JPH05102124A - 半導体基板のエツチング方法およびその装置 - Google Patents

半導体基板のエツチング方法およびその装置

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JPH05102124A
JPH05102124A JP25903491A JP25903491A JPH05102124A JP H05102124 A JPH05102124 A JP H05102124A JP 25903491 A JP25903491 A JP 25903491A JP 25903491 A JP25903491 A JP 25903491A JP H05102124 A JPH05102124 A JP H05102124A
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JP
Japan
Prior art keywords
etching
etchant
semiconductor substrate
carrier
impellers
Prior art date
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Pending
Application number
JP25903491A
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English (en)
Inventor
Shigeru Shibata
滋 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05102124A publication Critical patent/JPH05102124A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】アルカリ水溶液とアルコールとからなるエッチ
ャント(エッチング液)10を入れたエッチング槽11
内でウェハー5をエッチングするもので、側面に複数個
の羽根車3をもつ回転部4を有したエッチングキャリア
1にウェハー5を配置収容し、羽根車3にエッチャント
10の一部をポンプ9により排出して回転部4を回転さ
せ、エッチャント10の全体をかく拌しながらウェハー
5をエッチングする。 【効果】エッチャントをかく拌してエッチャントの上部
と下部の間のエッチング速度の差をなくし、エッチング
後のウェハー内部における単結晶島の角部の侵食ばらつ
きをなくし、歩留りを向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体基板のエッチング
方法およびその装置に関し、特にアルカリ溶液を用いた
異方性エッチング方法による半導体基板のエッチング方
法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について図面を用いて説明す
る。図2は従来の半導体基板のエッチング方法の一例を
示す斜視図である。図2において、エッチング槽21に
エッチャント20を入れ十分かく拌し、ある一定温度に
保つように恒温浴槽(図示せず)内にエッチングキャリ
ア22ごと入れる。エッチャント20は一定濃度のアル
カリ水溶液と少量のアルコールから成る。ここでアルカ
リ水溶液におけるアルコールの濃度を飽和溶解度以上に
している為、エッチャント20は主にアルカリ水溶液か
ら成り少量のアルコールを含むエッチャント相(A)2
3と、主にアルコールから成り少量のアルカリ水溶液を
含むエッチャント相(B)24に分離される。エッチン
グ槽21の上にはアルコールが蒸発してなくなるのを防
ぐ目的で設けられたコンデンサ26がエッチャント温度
を測る温度計27が付いたふた28がある。このような
エッチング槽21の中にシリコンのウェハー25を収容
したエッチングキャリア22を入れてエッチングを開始
し、所定時間が経過したらエッチングキャリア22を取
り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、異方性エッチ
ング方法では、シリコン上の単結晶島形成領域をシリコ
ン酸化膜でマスクして、それ以外の所にV字状の溝を掘
る。このとき単結晶島の角の部分が激しく侵食され、単
結晶島の形状が小さくなる。そのため、通常単結晶島の
角に補償パターンを設けて角の侵食を防いでいる。一
方、エッチング速度はアルカリ水溶液の濃度、エッチャ
ント温度等によって大きく影響されるので、これらの要
因を常に一定にする必要がある。しかしながらエッチン
グ反応が始まるとエッチャントの熱対流が悪いこと等に
より、エッチャントの上部と下部とではエッチング速度
にかなりの差が生じてくる。
【0004】従って、上述した従来の半導体基板のエッ
チング方法は、ウェハーの上部と下部とでは単結晶島の
角の部分の侵食に大きな相違が生じる為、素子形成領域
の形状に大きなばらつきが起こり、歩留まりが低下する
という欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板のエ
ッチング方法は、アルカリ水溶液とアルコールとからな
るエッチング液を充填したエッチング槽内で半導体基板
をエッチングする方法において、側面に複数個の羽根車
をもつ回転部を有したエッチングキャリアに前記側面に
面して前記半導体基板の面を配置収容し、前記羽根車に
前記エッチング液の一部を排出して前記回転部を回転さ
せて前記エッチング液の全体をかく拌しながら前記半導
体基板をエッチングすることを特徴とする。
【0006】また本発明の半導体基板のエッチング装置
は、アルカリ水溶液とアルコールとからなるエッチング
液を充填したエッチング槽と、このエッチング槽内にて
エッチング対象の半導体基板を配置収容したエッチング
キャリアと、このエッチングキャリアの周囲に設けられ
前記半導体基板の面に面するような複数個の羽根車を有
してなり且つ前記エッチング液の一部がこの羽根車に排
出されることにより回転して前記エッチング液の全体を
かく拌する回転部とを備えている。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1(a)は本発明の一実施例に使用する
エッチングキャリアの構造を示す断面図、図1(b)は
図1(a)に示すエッチングキャリアを使用して本実施
例の半導体基板のエッチング方法を示す構成図である。
【0009】図1(a)に示すように、本実施例に使用
するエッチングキャリア1は、エッチング対象のウェハ
ー5を収容するエッチングキャリア本体部2と、このエ
ッチングァリア本体部2の周囲に設けられ複数個の羽根
車3を有する回転部4とから構成され、さらに羽根車3
にエッチング槽11内のエッチング液を排出するポンプ
9が配置される。
【0010】このエッチングキャリア1を使用して本実
施例の半導体基板のエッチング方法を示す図1(b)に
おいて、エッチャント10が入っているエッチング槽1
1内にウェハー5を収容したエッチングキャリア1を入
れてウェハー5のエッチングを行なう。このときポンプ
9を用いてエッチャント相(A)13の下部のエッチャ
ントを吸い上げ、エッチャント相(A)13の上部から
羽根車3に排出することにより、エッチングキャリア1
の回転部4を回転させる。この回転によりエッチャント
相(A)13の内部がかく拌されてエッチャント10の
熱対流が生じ、エッチャント10の上部と下部のエッチ
ング速度の差がほとんどなくなる。従来技術においては
エッチャントの上部と下部との間でエッチング速度にか
なりの差が生じたため、ウェハーの上部と下部とにおい
て単結晶島の形状がばらついていた。これに対して本実
施例のエッチング方法では、エッチャント10をかく拌
してエッチャント10の上部と下部との間でエッチング
速度の差がほとんどなくなるので、全体としてウェハー
内部における単結晶島の形状ばらつきが抑えられる。
尚、エッチャント10のエッチング液としては、アルカ
リ水溶液としてKOH水溶液を、またアルコールとして
イソプロピルアルコールを使用している。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、エッチン
グキャリアの側面に羽根車をもつ回転部を取りつけ、こ
の回転部を回転させてエッチャントをかく拌させた状態
でエッチャントの上部と下部の間のエッチング速度の差
をなくすことにより、ウェハー内部における単結晶島の
角部の侵食ばらつきをなくし、半導体素子形成領域の形
状ばらつきを抑え、その上に形成するトランジスタ素子
の歩留まりを改善し、その信頼性を向上させることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、同図(a)はエッチ
ングキャリアの構造を示す断面図、同図(b)は同図
(a)に示すエッチングキャリアを使用して本実施例の
半導体基板のエッチング方法を示す構成図である。
【図2】従来の半導体基板のエッチング方法の一例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1,22 エッチングキャリア 2 エッチングキャリア本体部 3 羽根車 4 回転部 5,25 ウェハー 9 ポンプ 10,20 エッチャント 11,21 エッチング槽 13,23 エッチャント相(A) 14,24 エッチャント相(B)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ水溶液とアルコールとからなる
    エッチング液を充填したエッチング槽内で半導体基板を
    エッチングする方法において、側面に複数個の羽根車を
    もつ回転部を有したエッチングキャリアに前記側面に面
    して前記半導体基板の面を配置収容し、前記羽根車に前
    記エッチング液の一部を排出して前記回転部を回転させ
    て前記エッチング液の全体をかく拌しながら前記半導体
    基板をエッチングすることを特徴とする半導体基板のエ
    ッチング方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ水溶液とアルコールとからなる
    エッチング液を充填したエッチング槽と、このエッチン
    グ槽内にてエッチング対象の半導体基板を配置収容した
    エッチングキャリアと、このエッチングキャリアの周囲
    に設けられ前記半導体基板の面に面するような複数個の
    羽根車を有してなり且つ前記エッチング液の一部がこの
    羽根車に排出されることにより回転して前記エッチング
    液の全体をかく拌する回転部とを備えることを特徴とす
    る半導体基板のエッチング装置。
JP25903491A 1991-10-07 1991-10-07 半導体基板のエツチング方法およびその装置 Pending JPH05102124A (ja)

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JP25903491A JPH05102124A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 半導体基板のエツチング方法およびその装置

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Publication Number Publication Date
JPH05102124A true JPH05102124A (ja) 1993-04-23

Family

ID=17328417

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JP25903491A Pending JPH05102124A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 半導体基板のエツチング方法およびその装置

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