JPH05152277A - ウエツトエツチング装置 - Google Patents
ウエツトエツチング装置Info
- Publication number
- JPH05152277A JPH05152277A JP31220891A JP31220891A JPH05152277A JP H05152277 A JPH05152277 A JP H05152277A JP 31220891 A JP31220891 A JP 31220891A JP 31220891 A JP31220891 A JP 31220891A JP H05152277 A JPH05152277 A JP H05152277A
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- Japan
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- etching
- wafer
- etchant
- ultrasonic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 GaAsウェーハやInPウェーハ等を例え
ば硫酸系エッチング液で処理する場合において、超音波
のキャビテーションを利用して、ウェーハ上またはエッ
チング液中の気泡を取り除くことにより、ウェーハのエ
ッチングむらの抑制を図る。 【構成】 超音波発振器4と接続された圧電振動子5が
水6を満たして超音波槽7の底に取り付けられており、
その超音波槽7内にエッチング槽1を設置している。エ
ッチング槽1内にはエッチング液2を供給しておき、そ
の中へウェーハ3を表面上向きにして浸し、発振器4を
0.1MHz〜2MHzの周波数で発振することによっ
て、圧電振動子5の振動が水6,そしてエッチング液
2,ウェーハ3に順次伝わり、ウェーハ3上に付着した
気泡を取り除きまた、エッチング液2中の気泡は、合体
してエッチング液2面に浮上していく。 【効果】 これによって、ウェーハ3表面上は、気泡の
ないエッチング液2となり、エッチングむらを抑制でき
る。
ば硫酸系エッチング液で処理する場合において、超音波
のキャビテーションを利用して、ウェーハ上またはエッ
チング液中の気泡を取り除くことにより、ウェーハのエ
ッチングむらの抑制を図る。 【構成】 超音波発振器4と接続された圧電振動子5が
水6を満たして超音波槽7の底に取り付けられており、
その超音波槽7内にエッチング槽1を設置している。エ
ッチング槽1内にはエッチング液2を供給しておき、そ
の中へウェーハ3を表面上向きにして浸し、発振器4を
0.1MHz〜2MHzの周波数で発振することによっ
て、圧電振動子5の振動が水6,そしてエッチング液
2,ウェーハ3に順次伝わり、ウェーハ3上に付着した
気泡を取り除きまた、エッチング液2中の気泡は、合体
してエッチング液2面に浮上していく。 【効果】 これによって、ウェーハ3表面上は、気泡の
ないエッチング液2となり、エッチングむらを抑制でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GaAsウェーハやI
nPウェーハ等の化合物半導体ウェーハのウェットエッ
チング装置において、ウェーハのエッチングむらを抑制
した半導体ウェットエッチング装置に関するものであ
る。
nPウェーハ等の化合物半導体ウェーハのウェットエッ
チング装置において、ウェーハのエッチングむらを抑制
した半導体ウェットエッチング装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のウェットエッチング装置
は、図3に示すようにエッチング槽1に例えば、H2 S
O4 系のエッチング液2を収容しておき、その中にウェ
ーハ3を表面上向きにして浸す方式を採っており、浸し
た状態のままでウェーハ3がエッチングされる。
は、図3に示すようにエッチング槽1に例えば、H2 S
O4 系のエッチング液2を収容しておき、その中にウェ
ーハ3を表面上向きにして浸す方式を採っており、浸し
た状態のままでウェーハ3がエッチングされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たウェットエッチング装置では、エッチングにおいてウ
ェーハ3とエッチング液2との反応で発生した気泡fが
ウェーハ3の表面3aに付着し、その箇所でのウェーハ
3とエッチング液2の接触を妨げることになり、エッチ
ング作用を停止させてしまうため、ウェーハ2の表面3
a上でエッチングむらを生じていた。
たウェットエッチング装置では、エッチングにおいてウ
ェーハ3とエッチング液2との反応で発生した気泡fが
ウェーハ3の表面3aに付着し、その箇所でのウェーハ
3とエッチング液2の接触を妨げることになり、エッチ
ング作用を停止させてしまうため、ウェーハ2の表面3
a上でエッチングむらを生じていた。
【0004】この発明は、上述の問題点を解決するため
になされたもので、ウェーハのエッチングむらの抑制を
目的とする。
になされたもので、ウェーハのエッチングむらの抑制を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題を
解決するための手段として、化合物半導体ウェーハ等を
浸すエッチング液を収容するエッチング槽に、超音波発
生手段を取り付けたことを特徴としている。
解決するための手段として、化合物半導体ウェーハ等を
浸すエッチング液を収容するエッチング槽に、超音波発
生手段を取り付けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記の構成によると、エッチング液とウェーハ
に伝わった超音波振動は、エッチング液中にてキャビテ
ーションを発生し、エッチング液中の気泡またはウェー
ハ上に付着した気泡が相互衝突して合体し、エッチング
液面上に浮上していく。
に伝わった超音波振動は、エッチング液中にてキャビテ
ーションを発生し、エッチング液中の気泡またはウェー
ハ上に付着した気泡が相互衝突して合体し、エッチング
液面上に浮上していく。
【0007】この結果、エッチング液中の気泡はウェー
ハに付着しにくくなる一方、ウェーハに付着した気泡は
取り除かれるため、ウェーハのエッチングむらを抑制す
ることができる。また、使用する超音波周波数が0.1
MHz〜10MHzのため、ウェーハへのダメージは少
なく、エッチングを行うことができる。
ハに付着しにくくなる一方、ウェーハに付着した気泡は
取り除かれるため、ウェーハのエッチングむらを抑制す
ることができる。また、使用する超音波周波数が0.1
MHz〜10MHzのため、ウェーハへのダメージは少
なく、エッチングを行うことができる。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例1の図面である。超音波発振
器4と接続された圧電振動子5が水6を満たした超音波
槽7の底に取り付けられており、その超音波槽7内にエ
ッチング槽1を設置している。エッチング槽1内には所
望のH2 SO4 やH2 O2 等のエッチング液2を収容し
ておき、その中へウェーハ3を表面上向きにして浸し、
超音波発振器4を0.1MHz〜2MHzの周波数で発
振することによって、圧電振動子5の振動が水6,そし
てエッチング液2,ウェーハ3に順次伝わり、ウェーハ
3上に付着した気泡を取り除き、またエッチング液2中
の気泡は合体してエッチング液2の表面に浮上してい
き、破製して消滅する。
る。図1は本発明の実施例1の図面である。超音波発振
器4と接続された圧電振動子5が水6を満たした超音波
槽7の底に取り付けられており、その超音波槽7内にエ
ッチング槽1を設置している。エッチング槽1内には所
望のH2 SO4 やH2 O2 等のエッチング液2を収容し
ておき、その中へウェーハ3を表面上向きにして浸し、
超音波発振器4を0.1MHz〜2MHzの周波数で発
振することによって、圧電振動子5の振動が水6,そし
てエッチング液2,ウェーハ3に順次伝わり、ウェーハ
3上に付着した気泡を取り除き、またエッチング液2中
の気泡は合体してエッチング液2の表面に浮上してい
き、破製して消滅する。
【0009】また、発振器4の周波数が0.1MHzよ
り低い場合は大きなキャビテーションの発生によってウ
ェーハにダメージを与える理由で、また2MHzより高
い場合は、キャビテーション発生に必要な最低音波強度
の増大によってキャビテーションが発生せず、気泡の除
去が困難になる理由で不適切である。
り低い場合は大きなキャビテーションの発生によってウ
ェーハにダメージを与える理由で、また2MHzより高
い場合は、キャビテーション発生に必要な最低音波強度
の増大によってキャビテーションが発生せず、気泡の除
去が困難になる理由で不適切である。
【0010】これにより、ウェーハ3表面上は気泡のな
い良好なエッチング液2となり、エッチングむらを抑制
できる。
い良好なエッチング液2となり、エッチングむらを抑制
できる。
【0011】
【実施例2】図2は本発明の実施例の図面である。
【0012】この実施例は前記実施例1の超音波槽7に
代えて、直接エッチング槽1に圧電振動子5を設置した
点を除いて実施例1と同様であるため、同一部分には同
一参照符号を付してその説明を省略する。この実施例で
は圧電振動子5をエッチング槽支え8にて支えられたエ
ッチング槽1に直接設置したことにより、水6による減
衰がなくなり、小さな超音波強度の超音波によって極め
て微小な気泡をエッチング液2面に浮上させることがで
きる。
代えて、直接エッチング槽1に圧電振動子5を設置した
点を除いて実施例1と同様であるため、同一部分には同
一参照符号を付してその説明を省略する。この実施例で
は圧電振動子5をエッチング槽支え8にて支えられたエ
ッチング槽1に直接設置したことにより、水6による減
衰がなくなり、小さな超音波強度の超音波によって極め
て微小な気泡をエッチング液2面に浮上させることがで
きる。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明を採用
したことにより、ウェットエッチングされる化合物半導
体ウェーハ等の表面のエッチングむらを抑制することが
でき、ウェーハ加工処理作業の能率改善や半導体装置製
造における信頼性向上に大きく貢献できる。
したことにより、ウェットエッチングされる化合物半導
体ウェーハ等の表面のエッチングむらを抑制することが
でき、ウェーハ加工処理作業の能率改善や半導体装置製
造における信頼性向上に大きく貢献できる。
【図1】 この発明に係る実施例1のウェットエッチン
グ装置の断面図
グ装置の断面図
【図2】 この発明に係る実施例2のウェットエッチン
グ装置の断面図
グ装置の断面図
【図3】 従来技術におけるウェットエッチング装置の
断面図
断面図
1 エッチング槽 2 エッチング液 3 ウェーハ 4 超音波発振器 5 圧電振動子 6 水 7 超音波槽 8 エッチング槽支え
Claims (2)
- 【請求項1】半導体ウェーハを浸すエッチング液を収容
するエッチング槽に、超音波発生手段を取り付けたこと
を特徴とするウェットエッチング装置。 - 【請求項2】超音波発生手段の周波数が0.1MHz〜
2MHzである請求項1記載のウェットエッチング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31220891A JPH05152277A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | ウエツトエツチング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31220891A JPH05152277A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | ウエツトエツチング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05152277A true JPH05152277A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18026503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31220891A Pending JPH05152277A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | ウエツトエツチング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05152277A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6033994A (en) * | 1997-05-16 | 2000-03-07 | Sony Corporation | Apparatus and method for deprocessing a multi-layer semiconductor device |
US6337030B1 (en) | 1997-02-04 | 2002-01-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Wafer processing apparatus, wafer processing method, and SOI wafer fabrication method |
US6391067B2 (en) | 1997-02-04 | 2002-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Wafer processing apparatus and method, wafer convey robot, semiconductor substrate fabrication method, and semiconductor fabrication apparatus |
KR100524156B1 (ko) * | 1998-12-17 | 2006-01-12 | 엘지마이크론 주식회사 | 금속시트재의 프리에칭 방법 및 그 장치_ |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31220891A patent/JPH05152277A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6337030B1 (en) | 1997-02-04 | 2002-01-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Wafer processing apparatus, wafer processing method, and SOI wafer fabrication method |
US6391067B2 (en) | 1997-02-04 | 2002-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Wafer processing apparatus and method, wafer convey robot, semiconductor substrate fabrication method, and semiconductor fabrication apparatus |
KR100355919B1 (ko) * | 1997-02-04 | 2002-10-11 | 캐논 가부시끼가이샤 | 반도체기판의 제조방법 |
KR100416963B1 (ko) * | 1997-02-04 | 2004-03-26 | 캐논 가부시끼가이샤 | 웨이퍼처리장치와그방법및에스오아이웨이퍼제조방법 |
US6033994A (en) * | 1997-05-16 | 2000-03-07 | Sony Corporation | Apparatus and method for deprocessing a multi-layer semiconductor device |
KR100524156B1 (ko) * | 1998-12-17 | 2006-01-12 | 엘지마이크론 주식회사 | 금속시트재의 프리에칭 방법 및 그 장치_ |
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