JPH05144798A - ウエーハのエツチング方法及びエツチング装置 - Google Patents

ウエーハのエツチング方法及びエツチング装置

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JPH05144798A
JPH05144798A JP30777591A JP30777591A JPH05144798A JP H05144798 A JPH05144798 A JP H05144798A JP 30777591 A JP30777591 A JP 30777591A JP 30777591 A JP30777591 A JP 30777591A JP H05144798 A JPH05144798 A JP H05144798A
Authority
JP
Japan
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etching
solution
rate
motor
stirring
Prior art date
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Pending
Application number
JP30777591A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
洋 鈴木
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Si/SiO2 膜エッチングの工程及び装置
の簡略化。 【構成】 このエッチング装置は、エッチング液120
が満たされたエッチング槽140と、攪拌手段として羽
根112,モータ110とを備え、モータ110はタイ
マ114によってその回転数が制御されている。エッチ
ング槽140には、シリコンウェーハ101がカセット
130に支持されてエッチング液120に浸されてい
る。エッチング液120は、酢酸80%以上,フッ酸
(50%溶液)1%程度,残りを硝酸とする組成を持
ち、モータ110の攪拌する回転数が小さい時は、二酸
化シリコンの方がエッチング速度は大きく、回転数が大
きい時は、多結晶シリコンの方がエッチング速度は大き
くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェーハプロセス技術
において用いられるエッチング方法と、そのエッチング
方法を用いたエッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェーハプロセス技術において、
多結晶シリコン(Si)/二酸化シリコン(SiO2
膜をウェットエッチングする際、2工程のエッチング工
程で行われていた。初めに、硝酸(HNO3 )/フッ酸
(HF)混合液で多結晶シリコン膜のエッチングを行
い、つぎに、フッ酸溶液により二酸化シリコン膜のエッ
チングを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の多結晶シリコン
/二酸化シリコン膜のエッチングでは、多結晶シリコン
のエッチング工程,二酸化シリコンのエッチング工程そ
れぞれについてエッチング槽が必要とされ、それらのエ
ッチング槽の濃度,温度などの反応条件を管理しなくて
はならない。また、硝酸/フッ酸系溶液は二酸化シリコ
ンもエッチングするが、シリコン基板もエッチングして
しまうため、それらのエッチング工程それぞれについ
て、その工程の終了後、水洗工程が必要であった。この
ように、前述の多結晶シリコン/二酸化シリコン膜のエ
ッチングでは、2工程のエッチング工程で行われている
ため、工程,装置などが面倒になっていた。
【0004】本発明は、前述の問題点に鑑み、多結晶シ
リコン(Si)/二酸化シリコン(SiO2 )膜のウェ
ットエッチングについて、その工程及び装置の簡略化を
図ることをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のウェーハのエッチング方法は、Si及びS
iO2 の(化学的な)蝕刻を行う第1の溶液(例えば、
HNO3 /HF混合液)と、この第1の溶液の蝕刻の速
度を変える第2の溶液(例えば、酢酸)とを混合し、S
iまたはSiO2 に対する第1の溶液の蝕刻の速度が攪
拌速度で異ならせることを特徴とする。
【0006】このエッチング液を用いた本発明のウェー
ハプロセス用エッチング装置は、化学的にSi及びSi
2 の(化学的な)蝕刻を行う第1の溶液と、この第1
の溶液の蝕刻の速度を変える第2の溶液とを混合し、S
iまたはSiO2 に対する第1の溶液の蝕刻の速度が攪
拌速度で異なるエッチング液が入ったエッチング槽と、
エッチング液を攪拌する攪拌手段とを備えたことを特徴
とする。
【0007】
【作用】本発明のウェーハプロセス用エッチング液で
は、攪拌速度によりSiまたはSiO2 に対する第1の
溶液の蝕刻の速度が異なっている。そのため、攪拌速度
を変えることで、Siの蝕刻の速度或いはSiO2 の蝕
刻の速度を大きくすることができる。
【0008】本発明のウェーハプロセス用エッチング装
置では、エッチング液に上記エッチング液が用いられ、
このエッチング液を攪拌手段で攪拌している。攪拌手段
の攪拌速度を変えることで、Siの蝕刻の速度或いはS
iO2 の蝕刻の速度を大きくすることができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明のウェーハプロセス用エッチング装置
が示されている。
【0010】このエッチング装置は、エッチング液12
0が満たされたエッチング槽140と、攪拌手段として
羽根112,モータ110とを備え、モータ110はタ
イマ114によってその回転数が制御されている。エッ
チング槽140には、シリコンウェーハ101がカセッ
ト130に支持されてエッチング液120に浸されてい
る。
【0011】エッチング液120は、酢酸80%以上,
フッ酸(50%溶液)1%程度,残りを硝酸とする組成
を持ち、図2に示すような攪拌依存性を有する。モータ
110の攪拌する回転数が小さい時は、二酸化シリコン
(SiO2 )の方がエッチング速度は大きく、回転数が
大きい時は、多結晶シリコン(Poly−Si)の方が
エッチング速度は大きくなっている。回転数が100r
pmのときこれらのエッチング速度はほぼ同じである。
【0012】二酸化シリコンのエッチング速度はフッ酸
の濃度に依存し、通常の二酸化シリコンのエッチング液
では10%程度になっている。しかし、本実施例では1
%程度とし、エッチング速度を若干押さえている。ま
た、多結晶シリコンのエッチング時の硝酸の作用を抑え
るために、エッチング減速材として例えば酢酸が添加さ
れている。通常の多結晶シリコンのエッチング液では酢
酸30%〜40%程度になっているが、本実施例では8
0%以上として攪拌しないときのエッチングを抑えるよ
うにしている。このような組成をとることによってつぎ
のような作用が生じているものと考えられる。
【0013】二酸化シリコンのエッチングは、フッ酸の
濃度のみに依存するため、攪拌依存性は小さいものにな
る。一方、多結晶シリコンのエッチングは、フッ酸及び
硝酸という2つの物質が作用し、攪拌によりシリコンウ
ェーハ101へこれらの分子が移動し反応するため、エ
ッチング減速材の働きを弱め、攪拌依存性が生ずるもの
と考えられる。
【0014】このようなエッチング液を用いた図1のエ
ッチング装置の動作について説明する。
【0015】まず、多結晶シリコンのエッチングを行う
場合は、モータ110の回転数を多結晶シリコンのエッ
チング速度が十分に大きくなるようにし、多結晶シリコ
ンのエッチングを行う。このとき、二酸化シリコンもエ
ッチングされるが、その速度は多結晶シリコンよりも十
分小さく無視できる程度である。所定の時間エッチング
を行ったのち、タイマー114が働いてモータ110の
回転を停止させ、二酸化シリコンのエッチングを開始す
る。このとき、多結晶シリコンのエッチングは、高濃度
のエッチング減速材により進まず、その速度は非常に小
さい。これにより、二酸化シリコンがエッチングされ
る。ここで、エッチングの順序が逆の時は、モータ11
0のオン・オフ動作は逆になる。
【0016】本発明は前述の実施例に限らず様々な変形
が可能である。
【0017】例えば、エッチング液120の組成は、フ
ッ酸0.1%〜1.0%,酢酸80%以上で残りを硝酸
としても同様の結果が得られる。ただし、組成が変わる
ため、エッチング速度がほぼ同じになる回転数は若干異
なる。また、攪拌手段を運転・停止することで多結晶シ
リコン・二酸化シリコン膜のエッチングを切り替えた
が、エッチング速度に十分な差がある回転数で切り替え
てもよい。さらに、攪拌手段を羽根112,モータ11
0で構成したが、エッチング液120を流すようにして
もよい。
【0018】
【発明の効果】以上の通り本発明のウェーハプロセス用
エッチング液によれば、Siの蝕刻の速度或いはSiO
2 の蝕刻の速度を大きくすることができるので、攪拌速
度を変えることによって同じエッチング液でSi,Si
2 それぞれのエッチングをし得る。
【0019】また、本発明のウェーハプロセス用エッチ
ング装置によれば、上記エッチング液を用い、Siの蝕
刻の速度或いはSiO2 の蝕刻の速度を大きくすること
ができるので、同じエッチング槽を用いてSi,SiO
2それぞれのエッチングができ、エッチング装置を簡略
化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェーハプロセス用エッチング装置の
構成図。
【図2】エッチング液120の攪拌依存性を示すグラ
フ。
【符号の説明】
110…モータ,112…羽根,120…エッチング
液,140…エッチング槽

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si及びSiO2 の蝕刻を行う第1の溶
    液と、 この第1の溶液の前記蝕刻の速度を変える第2の溶液と
    を混合し、 前記Siまたは前記SiO2 に対する前記第1の溶液の
    前記蝕刻の速度が攪拌速度で異ならせることを特徴とす
    るウェーハのエッチング方法。
  2. 【請求項2】 Si及びSiO2 の蝕刻を行う第1の溶
    液と、この第1の溶液の前記蝕刻の速度を変える第2の
    溶液とを混合し、前記Siまたは前記SiO2 に対する
    前記第1の溶液の前記蝕刻の速度が攪拌速度で異なるエ
    ッチング液が入ったエッチング槽と、 前記エッチング液を攪拌する攪拌手段とを備えたことを
    特徴とするウェーハプロセス用エッチング装置。
JP30777591A 1991-11-22 1991-11-22 ウエーハのエツチング方法及びエツチング装置 Pending JPH05144798A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100712472B1 (ko) * 2000-12-16 2007-04-27 엘지.필립스 엘시디 주식회사 식각장치 및 식각방법
WO2008093969A1 (en) * 2007-01-31 2008-08-07 Jiwontech Co., Ltd. Method and apparatus for etching a substrate
US7879735B2 (en) 2006-01-27 2011-02-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Cleaning solution for silicon surface and methods of fabricating semiconductor device using the same

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