JPH05101764A - 回路遮断器の可動接触子の製造方法 - Google Patents

回路遮断器の可動接触子の製造方法

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JPH05101764A
JPH05101764A JP25952591A JP25952591A JPH05101764A JP H05101764 A JPH05101764 A JP H05101764A JP 25952591 A JP25952591 A JP 25952591A JP 25952591 A JP25952591 A JP 25952591A JP H05101764 A JPH05101764 A JP H05101764A
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die
station
punch
hole
movable contactor
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JP25952591A
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Masahito Takeda
正仁 竹田
Noboru Hirata
昇 平田
Yoshihiro Endo
義弘 遠藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動接触子の加工精度及び強度が向上し、ま
た材料の歩留まりも良い回路遮断器の可動接触子の製造
方法を提供する。 【構成】 所定長さの銅製の棒材34を型装置に供給
し、その棒材34を型装置の第1ステーションS1にお
いて冷間鍛造により粗成形し、第2ステーションS2に
おいて同じく冷間鍛造により本成形し、第3ステーショ
ンS3において軸孔12、通し孔13を打抜き、以上に
より棒材34からの可動接触子11の製造を終了する。
そして、第4ステーションS4において可動接触子11
を型装置から取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属棒材から鍛造によ
り可動接触子を形成する回路遮断器の可動接触子の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は回路遮断器における従来の可動接
触子を示す。この可動接触子1の長手方向両側のうち、
一方側の外周側面1aに可撓導体が接続され、他方側の
外周側面1bに接点が取り付けられる。また、可動接触
子1には、当該接触子を可動アームに回動可能に取り付
けるための軸孔2及び絶縁材を取り付けるためのリベッ
トの通し孔3が明けられている。なお、絶縁材は、可動
接触子1が固定接触子から開離したときのアーク発生を
防止するために、可動接触子1の接点側半分を当該接点
部分を除いて包囲するように取り付けられるものであ
る。
【0003】このような可動接触子1は、従来、金属板
材例えば銅板を打ち抜き加工することによって形成して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、可動接
触子1を銅板の打ち抜く加工により形成すると、その外
周面に打ち抜き加工の特徴である剪断面Mと破断面Nと
が現れるため、可動接触子1の表面に対する外周側面の
直角精度が悪く、特に破断面Nについては面粗度も悪く
なる。
【0005】このように可動接触子1の外周側面の面粗
度が悪くなると、側面1a及び1bに可撓導体及び接点
を取り付ける場合、取付強度が不均一になり勝ちで、信
頼性に劣るものとなり、特に固定接触子と接離する接点
にあっては脱落のおそれがある。また、可動接触子1の
表面に対する外周側面の直角精度が悪いと、可動接触子
1の接点が固定接触子の接点に対して片当たりし、接点
が早期に損耗するおそれがある。
【0006】このような問題を解消するためには、打ち
抜き後の可動接触子1の側面1a及び1bを切削加工し
たり、ファインブランキング法によって打ち抜いたりす
ることによって精度を高くすればよいが、これではコス
ト的に不利である。また、可動接触子1を打ち抜いた後
の銅板3は図9に示すようなスクラップとなるため、材
料の歩留まりが悪く、可動接触子1を打ち抜きにより形
成することは、この面でもコスト的に不利となる。
【0007】また、可動接触子1の開離時に、その開離
方向の回動を他部材に当接させることによって停止させ
る構成を採用する場合、そのままでは強度的に弱く、可
動接触子1に打痕が付いたりするため、可動接触子1に
補強部材を取り付ける必要性も出てくる。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、可動接触子の加工精度及び強度の向上
を図ることができ、また材料の歩留まりも良い回路遮断
器の可動接触子の製造方法を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の回路遮断器の可
動接触子の製造方法は、鍛造用成形穴を有したダイと、
鍛造用成形ポンチとを備える型装置により、金属棒材を
所定の外形状に鍛造して可動接触子を形成することを特
徴とするものである。
【0010】
【作用】可動接触子の外形状は鍛造により成形されるた
め、精度的に優れたものとなり、しかも鍛造時に可動接
触子の表面は加工硬化し強度が高まる。また、スクラッ
プがでないので、材料の歩留まりが良い。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
基づいて説明する。まず、この実施例において製造する
回路遮断器の可動接触子を図6に示す。同図において、
可動接触子11の長手方向両側のうち、一方側の図示下
側外周面11aに可撓導体が接続され、他方側の下側外
周面11bに接点が取り付けられる。また、可動接触子
11には、当該接触子を可動アームに回動可能に取り付
けるための軸孔12及び絶縁材を取り付けるためのリベ
ットの通し孔13が明けられている。
【0012】このような可動接触子11を製造するため
に使用する型装置について述べるに、図2および図3に
おいて、図示しないプレス装置のベッド側に取り付けら
れた下型14のホルダ15には、ダイプレート16を介
してダイ17が固定されている。一方、図示しないプレ
スのラム側に取り付けられた上型18のホルダ19に
は、バッキングプレート20を介してポンチプレート2
1が固定されている。そして、ポンチプレート21に固
定されたガイドピン22が下型14のダイプレート16
およびダイ17に形成されたガイド孔23に上下動可能
に嵌合されており、これにより上型18が下型14に対
し正規の位置からずれることのないようになされてい
る。
【0013】上記下型14のダイ17上には、搬送体と
しての円盤24が配置されており、この円盤24はダイ
17、ダイプレート16およびホルダ15に回転可能に
支持されたシャフト25の上端部に固定されている。そ
して、シャフト25ひいては円盤24は、間欠駆動機構
26により90度ずつ間欠回転されるようになってい
る。この場合、シャフト25は、ダイ17に固定された
止め板27により、若干上下に動き得る状態にして抜け
止めされており、圧縮コイルばね28により上方に付勢
されている。図2は上型18が下降した状態を示すが、
この状態では、上型18に設けられた圧縮コイルばね2
9がシャフト25を押し下げて円盤24をダイ17に密
接させており、上型18が上昇すると、シャフト25が
圧縮コイルばね28押し上げられて円盤24をダイ17
から離す。そして、この円盤24がダイ17から離され
た状態でシャフト25が間欠駆動機構26により回転さ
れるようになっている。
【0014】この間欠駆動機構26は、シャフト25に
一方向クラッチ30を介して取り付けられたピニオン3
1と、このピニオン31に噛合するようにダイ17にス
ライド可能に支持されたラック32とから構成されてお
り、ラック32はホルダ15に取り付けられたエアシリ
ンダ33により往復動されるようになっている。そし
て、ラック32が図3に矢印Aで示す方向に移動する
と、ピニオン31が一方向クラッチ30の作用によりシ
ャフト25と一体的に矢印B方向に90度回転し、ラッ
ク32が矢印Aとは反対方向に移動すると、ピニオン3
1が一方向クラッチ30の作用によりシャフト25の回
転を伴うことなく単独で矢印Bとは反対方向に90度回
転する。従って、エアシリンダ33の一往復動作により
シャフト25ひいては円盤24が矢印B方向に90度回
転されるものである。
【0015】さて、前記円盤24には、加工する断面円
形の棒材34を保持する保持部としての保持孔35が9
0度の角度間隔をもって4個形成されている。そして、
下型14は、図3において、上側の保持孔35が位置す
る部所を第1ステーションS1とし、以下、右側の保持
孔35が位置する部所を第2ステーションS2、下側の
保持孔35が位置する部所を第3ステーションS3、左
側の保持孔35が位置する部所を第4ステーションS4
としている。これら各ステーションS1〜S4のうち、
第1ステーションS1では、棒材34が供給されて冷間
鍛造により粗成形され、第2ステーションS2では、棒
材34が冷間鍛造により図6に示す可動接触子11の外
形状に本成形され、第3ステーションS3では、棒材3
4に軸孔12および通し孔13が明けられて可動接触子
11として完成され、最後の第4ステーションS4で
は、保持孔35から可動接触子11が排出されるように
なっている。
【0016】第1ステーションS1において、冷間鍛造
により粗成形を行うために、下型14のダイ17には、
粗加工用成形穴36が形成されていると共に、この成形
穴36内に下成形ポンチ(図示せず)が配設されてい
る。一方、上型18のポンチプレート21には、図1に
示す上成形ポンチ37が固定されている。
【0017】第2ステーションS2おいて、冷間鍛造に
より本成形を行うために、下型14のダイ17には、本
加工用成形穴38が形成されていると共に、この成形穴
38内に下成形ポンチ39が配設されている。一方、上
型18のポンチプレート21には、上成形ポンチ40が
固定されている。これら成形穴38、両成形ポンチ39
および40は共に可動接触子11の外形状と同形状に形
成されており、上型18が下降すると、上成形ポンチ4
0が保持孔35に保持されている棒材34をダイ17の
本加工用成形穴38に押し込み、そして下成形ポンチ3
9との間で強圧することにより、冷間鍛造して可動接触
子11の外形状に成形する。この場合、下成形ポンチ3
9は冷間鍛造された棒材34を本加工用成形穴38から
押し出して円盤24の保持孔35内に移し入れるための
ノックアウトとしても機能する。そのために、下成形ポ
ンチ39は本加工用成形穴38内に上下動可能に配設さ
れ、圧縮コイルばね41により上方に付勢されたノック
アウトプレート42にボルト43を介して押し上げられ
るように構成されている。
【0018】なお、粗成形を行う第1ステーションS2
の下成形ポンチも本成形を行う第2ステーションの下成
形ポンチ39と同様にノックアウトとして機能するよう
に構成されている。
【0019】第3ステーションS3において、打ち抜き
加工を行うために、図4に示すように、下型14のダイ
17には加工部としての打抜穴44が形成されていると
共に、上型18のポンチプレート21には打抜ポンチ4
5が固定されている。なお、図4において、46はポン
チプレート21に固定された位置決めピンであり、これ
は上型18の加工に伴い円盤24の位置決め孔47に嵌
入し、当該円盤24を正規の回転位置に位置決めする。
【0020】さらに、第4ステーションS4において、
保持孔35内に保持されている棒材34(可動接触子1
1して完成されている)を排出するために、図2に示す
ように上型18には押しピン48を備えたノックアウト
部材としての押出ポンチ49が固定されている。そし
て、下型14のダイプレート16およびダイ17には、
図 にも示すように、排出された棒材34(可動接触子
11)を所定部所に滑り落とすために傾斜面50が形成
されている。
【0021】一方、本実施例では、棒材34は長尺な丸
棒状線材51を定寸に切断することにより得るようにし
ており、この切断により得た棒材34を第1ステーショ
ンS1に自動送りするようにしている。そのために、図
3および図5に示すように、下型14のホルダ15の右
側上方に例えば銅製の線材51の送り装置52が設けら
れている。この送り装置52は、図示しないモータによ
り回転駆動される一対のローラ53からなり、線材51
はこの一対のローラ53に挟み込まれて当該ローラ53
の回転により矢印Cで示す左方に送られる。かかる送り
装置52に対し、ダイ17の上部左方にはストッパ54
が取り付けられており、線材51はこのストッパ54に
当接するまで矢印C方向に送られるようになっている。
さらに、ダイ17上には、送り装置52とストッパ54
との間に位置するガイドブロック55が取り付けられて
いる。このガイドブロック55は下ブロック56と上ブ
ロック57とからなり、両ブロック55,56間にガイ
ド孔58が形成されている。そして、このガイド孔58
のうち、左端の下半部が切断部59として構成されてい
る。
【0022】一方、上型18のポンチプレート21には
切断ポンチ60が固定されており、上型18が下降する
と、この切断ポンチ60がガイドブロック55の切断部
59と協働して線材51を切断するようになっている。
従って、線材51から切断される棒材34はガイドブロ
ック55とストッパ54との間隔寸法と同一の長さ寸法
に切断されるものである。そして、切断された棒材34
は、ガイド板61に受けられる。このガイド板61は下
ブロック56と一体のもので、円盤24と面一で且つ円
盤24の外周面に略接している。そして、ガイド板61
に受けられた棒材34は、下型14のホルダ15に取り
付けられたエアシリンダ62によって往復移動させる移
動される押し板63によって円盤24上に移送され、第
1ステーションS1に位置する保持孔35に受け入れら
れるようになっている。
【0023】上記構成において、上型18は上限位置か
ら下限位置まで下降し、その後下限位置から上限位置ま
で上昇する、という往復動作を繰り返す。そして、上型
18が上限位置に上昇している間に、エアシリンダ33
が一往復動作して円盤24を90度矢印B方向に回転さ
せる。また、上型18が上昇している間に、エアシリン
ダ62が押し板63を一往復させる動作と、送り装置5
2の一対のローラ53が図示しないモータにより回転駆
動されて線材51をストッパ54に当接するまで矢印C
方向に送る動作とが前後して行われる。
【0024】このような各構成部分の動作により、各部
で種々の加工が同時に行われて線材51から可動接触子
11が形成されるが、以下に、1個の棒材34に着目し
て各部の作用を説明する。
【0025】上型18が上昇している間に、送り装置5
2により線材51がストッパ54に当接するまで矢印C
方向に送られる。そして、上型18が下降すると、切断
ポンチ60がガイドブロック55の切断部59と協働し
て線材51を切断し、その切断により得られた棒材34
はガイド板61に受けられる。この後、上型18が上昇
すると、押し板63がエアシリンダ62により一往復さ
れ、これによりガイド板61に受けられている棒材34
が押し板63により移送され、円盤24の第1ステーシ
ョンS1に位置する保持孔35に受け入れられる。
【0026】次に上型18が下降すると、棒材34は上
成形ポンチ37によりダイ17の粗加工用成形穴36内
に押し下げられ、且つ図示しない下成形ポンチとの間に
強圧される。これにより、棒材34が鍛造され、可動接
触子11の板厚よりもやや厚目の偏平状に粗成形され
る。この後、上型18が上昇すると、この上昇に伴い、
図示しない下成形ポンチが上昇して粗成形後の棒材34
を粗加工用成形穴36から円盤24の保持孔35内に押
し込む。
【0027】上型18の上昇が終了すると、円盤24が
矢印B方向に90度回転され、粗加工された棒材34が
第2ステーションS2に送られる。そして、上型18が
下降すると、棒材34は上成形ポンチ45によりダイ1
7の本加工用成形穴38内に押し下げられ、且つ下成形
ポンチ39との間で強圧される。これにより、棒材34
が再度鍛造され、可動接触子11の外形状に本成形され
る。この後、上型18が上昇すると、この上昇に伴い、
下成形ポンチ39が圧縮コイルばね41のばね力により
上昇して成形後の棒材34を本加工用成形穴38から円
盤24の保持孔35内に押し込む。そして、上型18が
上昇すると、円盤24が矢印B方向に90度回転され、
可動接触子11の形状に成形された棒材34が第3ステ
ーションS3に送られる。
【0028】この後、上型18が下降すると、打抜ポン
チ45が打抜穴44との協働作用により、第3ステーシ
ョンS3に送られた棒材34に孔12,13を打ち抜
く。これにより、棒材34が可動接触子11として完成
される。この後、上型18が上昇し、円盤24が90度
矢印B方向に回転されると、孔12,13を打ち抜かれ
た棒材34(可動接触子11)が第4ステーションS4
に送られる。
【0029】そして、次に上型18が下降すると、押出
ポンチ49の押出ピン48が第4ステーションS4に存
する保持孔35内の棒材34(可動接触子11)を押圧
し、保持孔35から抜き落とす。保持孔35から抜き落
とされた棒材34は傾斜面50に案内されて所定部所に
滑り落とされる。
【0030】上型18の一往復動作毎に、各部で上述の
ような加工が行われることにより、線材51から可動接
触子11が形成されるものである。
【0031】このように本実施例によれば、棒材34を
鍛造して可動接触子11の外形状に成形するので、打ち
抜きにより形成する場合とは異なり、可動接触子11の
外周面に破断面は本来的に生ぜず、後加工を施さずと
も、可動接触子11の表面に対する外周側面の直角精度
が良くなり、面粗度も細かくなる。この結果、可動接触
子11の側面11a及び11bに可撓導体及び接点を強
固に取り付けることができると共に、接点が固定接触子
の接点に対して片当たりしたりするおそれがなく、信頼
性の高いものとすることができる。
【0032】また、冷間鍛造により可動接触子11の表
面部の硬度が加工硬化して高くなり、しかも打ち抜きに
より形成する場合とは異なり、材料のいわゆる繊維が切
断されることがないので、強度的に強くなる。このた
め、可動接触子11の開離時に、その開離方向の回動を
他部材に当接させることによって停止させる構成を採用
しても、可動接触子1に補強部材を取り付ける必要がな
くなる。
【0033】その上、定寸に切断した棒材34から可動
接触子11を成形するので、従来の外形打ち抜きにより
可動接触子1を得るものとは異なり、スクラップが生じ
ないので、材料の歩留まりが良くなる。
【0034】図7は本発明の他の実施例を示すもので、
上述の一実施例との相違は、絶縁材固定用のリベットの
通し孔13に代えて、可動接触子63に円形の突部63
aを一体に突設したものである。この突部63aは上述
の一実施例における型装置の第1ステーションS1にお
いて冷間鍛造により粗成形し、第2ステーションS2に
おいて同じく冷間鍛造により本成形するものである。
【0035】この突部63aは先端部分を押し潰すこと
によって絶縁材を取り付けるためのもので、これにより
リベットを省略できるものである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、棒
材を所定形状に鍛造して可動接触子を得るので、板材か
らの外形打ち抜きによって可動接触子を得る場合とは異
なり、可動接触子の外周面に破断面は本来的に生ぜず、
その結果、直角精度、面粗度が良くなり、可撓導体や接
点を強固に取り付けることができると共に、接点が固定
接触子の接点に片当たりするおそれがなく、しかも可動
接触子の強度および表面部分の硬度が加工硬化により高
くなるので、可動接触子の開離時の回動を他部材に当接
させて停止させる構成を採用する場合でも、可動接触子
に補強部材を取り付ける必要がなく、またスクラップが
生じないので材料の歩留まりが良い、という優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す鍛造用の型装置の概略
的な斜視図
【図2】型装置全体の縦断側面図
【図3】同平面図
【図4】型装置の部分縦断側面図
【図5】型装置の線材切断部分の側面図
【図6】可動接触子の斜視図
【図7】本発明の他の実施例を示す可動接触子の斜視図
【図8】従来の可動接触子の斜視図
【図9】従来の可動接触子の打抜後における板材の斜視
【符号の説明】
11は可動接触子、14下型、17はダイ、18は上
型、21はポンチプレート、24は円盤、26は間欠駆
動機構、34は棒材、36は粗加工用成形穴(鍛造用成
形穴)、37は上成形ポンチ(鍛造用成形ポンチ)、3
8は本加工用成形穴(鍛造用成形穴)、39は下成形ポ
ンチ(鍛造用成形ポンチ)、40は上成形ポンチ、44
は打抜穴、45は打抜ポンチ、49は押出ポンチ、51
は線材、47は送り装置、59は切断部、60は切断ポ
ンチ、63は可動接触子である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍛造用成形穴を有したダイと、鍛造用成
    形ポンチとを備える型装置により、金属棒材を所定の外
    形状に鍛造して可動接触子を形成することを特徴とする
    回路遮断器の可動接触子の製造方法。
JP25952591A 1991-10-08 1991-10-08 回路遮断器の可動接触子の製造方法 Pending JPH05101764A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0709868B2 (en) 1994-08-30 2002-10-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Circuit breaker
JP2011204689A (ja) * 2006-10-17 2011-10-13 Ls Industrial Systems Co Ltd 遮断器の可動接触子及びその可動接触子を構成するフィンガの製造方法
KR20150066252A (ko) * 2013-12-06 2015-06-16 현대중공업 주식회사 배선용 차단기의 적층형 가동접촉자 제조방법

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