JPH0510163B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0510163B2 JPH0510163B2 JP57008210A JP821082A JPH0510163B2 JP H0510163 B2 JPH0510163 B2 JP H0510163B2 JP 57008210 A JP57008210 A JP 57008210A JP 821082 A JP821082 A JP 821082A JP H0510163 B2 JPH0510163 B2 JP H0510163B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinion
- output shaft
- rolling mill
- work rolls
- pinion stand
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 19
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 19
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/02—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
- B21B13/023—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally the axis of the rolls being other than perpendicular to the direction of movement of the product, e.g. cross-rolling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B35/00—Drives for metal-rolling mills, e.g. hydraulic drives
- B21B35/12—Toothed-wheel gearings specially adapted for metal-rolling mills; Housings or mountings therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B35/00—Drives for metal-rolling mills, e.g. hydraulic drives
- B21B35/14—Couplings, driving spindles, or spindle carriers specially adapted for, or specially arranged in, metal-rolling mills
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、作業ロールを水平面内で相互に傾斜
させて圧延材の形状制御を行うようにした圧延機
に関する。
させて圧延材の形状制御を行うようにした圧延機
に関する。
作業ロールを水平面内で相互に傾斜させて圧延
材の形状制御を行うようにした従来の圧延機にお
いて、作業ロールを駆動するロール駆動系は、電
動機と、電動機からの駆動力を伝達する相互に噛
合う上下ピニオン及び平行な上下出力軸を有する
ピニオンスタンドと、ピニオンスタンドの該上下
出力軸に設けられた第１の自在継手にその一端が
係合し、前記各作業ロールと連結された第２の自
在継手にその他端が係合された連結軸とを備え、
ピニオンスタンドの上下ピニオン及び上下出力軸
は共に垂直方向に整合して位置する構成となつて
いる。
材の形状制御を行うようにした従来の圧延機にお
いて、作業ロールを駆動するロール駆動系は、電
動機と、電動機からの駆動力を伝達する相互に噛
合う上下ピニオン及び平行な上下出力軸を有する
ピニオンスタンドと、ピニオンスタンドの該上下
出力軸に設けられた第１の自在継手にその一端が
係合し、前記各作業ロールと連結された第２の自
在継手にその他端が係合された連結軸とを備え、
ピニオンスタンドの上下ピニオン及び上下出力軸
は共に垂直方向に整合して位置する構成となつて
いる。
ところで、一般に、作業ロールの径は圧延によ
る摩耗及びロール研削により変化する。このため
ロール駆動系を構成するスピンドル及び自在継手
のカツプリングは、径の変化に応じて垂直面内に
おいて傾く。この傾き角は、スピンドルを長くす
ることにより小さくできるけれども、駆動系の戻
り振動の固有振動数が低下するという問題があ
り、実用上は制約される。ところが、駆動ロール
を水平面内において傾斜させるタイプの圧延機に
おいては、更にスピンドリカツプリングを水平面
内においてもロールの傾きに応じて傾けざるを得
ない。従つて、このようなタイプの圧延機におい
ては、垂直面内及び水平面内の両方でスピンドル
カツプリングが傾くのでその傾き方は大きくな
る。
る摩耗及びロール研削により変化する。このため
ロール駆動系を構成するスピンドル及び自在継手
のカツプリングは、径の変化に応じて垂直面内に
おいて傾く。この傾き角は、スピンドルを長くす
ることにより小さくできるけれども、駆動系の戻
り振動の固有振動数が低下するという問題があ
り、実用上は制約される。ところが、駆動ロール
を水平面内において傾斜させるタイプの圧延機に
おいては、更にスピンドリカツプリングを水平面
内においてもロールの傾きに応じて傾けざるを得
ない。従つて、このようなタイプの圧延機におい
ては、垂直面内及び水平面内の両方でスピンドル
カツプリングが傾くのでその傾き方は大きくな
る。
このような大きな傾き角は、自在継手の型式に
より種々の問題を引き起こす。ギヤータイプ及び
スリツパータイプの自在継手の場合は、摩耗が激
しく、寿命が大巾に低下する。又、クロス型スピ
ンドル及びスリツパータイプスピンドルを使用す
る自在継手の場合、十字型カツプリングを使用す
るので駆動軸とロール軸が平行でなくなり、ロー
ル回転速度に周期的な速度変動が発生する。この
ような速度変動は、圧延材先後端の上ぞりや下ぞ
り、タンデム圧延時におけるテンシヨン変動及び
高速圧延時における加減速トルクの増大による駆
動系の寿命低下を招来する。
より種々の問題を引き起こす。ギヤータイプ及び
スリツパータイプの自在継手の場合は、摩耗が激
しく、寿命が大巾に低下する。又、クロス型スピ
ンドル及びスリツパータイプスピンドルを使用す
る自在継手の場合、十字型カツプリングを使用す
るので駆動軸とロール軸が平行でなくなり、ロー
ル回転速度に周期的な速度変動が発生する。この
ような速度変動は、圧延材先後端の上ぞりや下ぞ
り、タンデム圧延時におけるテンシヨン変動及び
高速圧延時における加減速トルクの増大による駆
動系の寿命低下を招来する。
本発明の目的は、作業ロールを水平面内で相互
に傾斜させて圧延材の形状制御を行うようにした
圧延機において、ロール駆動系の寿命を向上し得
るものを提供することである。
に傾斜させて圧延材の形状制御を行うようにした
圧延機において、ロール駆動系の寿命を向上し得
るものを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明では、水平面
内において相互に傾斜される上下一対の作業ロー
ルと、各作業ロールを駆動する回転駆動手段とを
備え、回転駆動手段は、電動機と、電動機からの
駆動力を伝達する相互に噛合う上下ピニオン及び
これと一体の平行な上下出力軸を有するピニオン
スタンドと、ピニオンスタンドの上下出力軸に設
けられた第１の自在継手にその一端が係合し、各
作業ロールと連結された第２の自在継手にその他
端が係合された連結軸とを備えた圧延機におい
て、ピニオンスタンドの上出力軸と下出力軸を、
前記上ピニオンと下ピニオンの噛合い状態を維持
したままこれらピニオンと共に、それれ圧延機の
入側及び出側へオフセツトして配置したものであ
る。
内において相互に傾斜される上下一対の作業ロー
ルと、各作業ロールを駆動する回転駆動手段とを
備え、回転駆動手段は、電動機と、電動機からの
駆動力を伝達する相互に噛合う上下ピニオン及び
これと一体の平行な上下出力軸を有するピニオン
スタンドと、ピニオンスタンドの上下出力軸に設
けられた第１の自在継手にその一端が係合し、各
作業ロールと連結された第２の自在継手にその他
端が係合された連結軸とを備えた圧延機におい
て、ピニオンスタンドの上出力軸と下出力軸を、
前記上ピニオンと下ピニオンの噛合い状態を維持
したままこれらピニオンと共に、それれ圧延機の
入側及び出側へオフセツトして配置したものであ
る。
また、本発明は、上記圧延機において、前記第
１および第２の自在継手がギヤータイプとしたも
のである。
１および第２の自在継手がギヤータイプとしたも
のである。
ピニオンスタンドの上出力軸と下出力軸をそれ
ぞれ圧延機の入側及び出側へオフセツトして配置
することにより、形状制御のため上下作業ロール
を水平面内で傾斜させても回転駆動手段の第１及
び第２の自在継手の水平面内における交差角が小
さくなる。また、上ピニオンと下ピニオンの噛合
い状態を維持したままこれらピニオンと共に上出
力軸と下出力軸をオフセツトすることにより、こ
れらピニオンは垂直方向の軸心間距離が短くなる
ように、すなわち、垂直方向に相互に近づくよう
に変位し、上下ピニオンの直径を一定とすれば、
これに対応してそれと一体の上下出力軸も垂直方
向に相互に近づくように変位するので、上下作業
ロールがこれらピニオンより小径であるとすれ
ば、回転駆動手段の第１及び第２の自在継手の垂
直面内における交差角も小さくなる。その結果、
水平面内の交差角の減少と垂直面内の交差角の減
少との相乗効果が生まれ、回転駆動手段の第１及
び第２の自在継手の交差角は著しく減少し、簡単
な構成で回転駆動手段の寿命を大幅に向上させ
る。
ぞれ圧延機の入側及び出側へオフセツトして配置
することにより、形状制御のため上下作業ロール
を水平面内で傾斜させても回転駆動手段の第１及
び第２の自在継手の水平面内における交差角が小
さくなる。また、上ピニオンと下ピニオンの噛合
い状態を維持したままこれらピニオンと共に上出
力軸と下出力軸をオフセツトすることにより、こ
れらピニオンは垂直方向の軸心間距離が短くなる
ように、すなわち、垂直方向に相互に近づくよう
に変位し、上下ピニオンの直径を一定とすれば、
これに対応してそれと一体の上下出力軸も垂直方
向に相互に近づくように変位するので、上下作業
ロールがこれらピニオンより小径であるとすれ
ば、回転駆動手段の第１及び第２の自在継手の垂
直面内における交差角も小さくなる。その結果、
水平面内の交差角の減少と垂直面内の交差角の減
少との相乗効果が生まれ、回転駆動手段の第１及
び第２の自在継手の交差角は著しく減少し、簡単
な構成で回転駆動手段の寿命を大幅に向上させ
る。
また、前記第１および第２の自在継手をギヤー
タイプとすることにより、ロール回転速度に周期
的な速度変動が生じることが防止され、更に、上
記ように回転駆動手段の第１及び第２の自在継手
の交差角は著しく減少するので、簡単な構成でギ
ヤータイプの第１および第２の自在継手の寿命を
大幅に向上させる。
タイプとすることにより、ロール回転速度に周期
的な速度変動が生じることが防止され、更に、上
記ように回転駆動手段の第１及び第２の自在継手
の交差角は著しく減少するので、簡単な構成でギ
ヤータイプの第１および第２の自在継手の寿命を
大幅に向上させる。
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
第１図は、本発明を実施したロール傾斜式の圧
延機の側面図、第２図は第１図における−線
矢視図である。上下作業ロール１，２のメタルチ
ヨツク５，６とハウジング１７，１８との間には
テーパーライナー７〜１０が設けてあり、傾斜移
動装置１１〜１４によりロールが水平面内で傾斜
されるようになつている。作業ロールベンダ装置
の油圧ジヤツキ１５〜１６は圧延スタンド１７，
１８に装架され、圧延材３はロール１，２間を通
過する。上メタルチヨツク５は、ガイドブロツク
２１を介してハウジング１７，１８上部に装架さ
れた圧下ネジ、メネジ１９，２０により支持され
る。上チヨツクがロール傾斜により移動し、ハウ
ジング中心よりずれるが、この場合の圧下ネジに
かかる過大な曲げモーメントを避けるため、ガイ
ドブロツク２１はハウジング１７，１８に案内さ
れて、上下摺動可能となつている。
延機の側面図、第２図は第１図における−線
矢視図である。上下作業ロール１，２のメタルチ
ヨツク５，６とハウジング１７，１８との間には
テーパーライナー７〜１０が設けてあり、傾斜移
動装置１１〜１４によりロールが水平面内で傾斜
されるようになつている。作業ロールベンダ装置
の油圧ジヤツキ１５〜１６は圧延スタンド１７，
１８に装架され、圧延材３はロール１，２間を通
過する。上メタルチヨツク５は、ガイドブロツク
２１を介してハウジング１７，１８上部に装架さ
れた圧下ネジ、メネジ１９，２０により支持され
る。上チヨツクがロール傾斜により移動し、ハウ
ジング中心よりずれるが、この場合の圧下ネジに
かかる過大な曲げモーメントを避けるため、ガイ
ドブロツク２１はハウジング１７，１８に案内さ
れて、上下摺動可能となつている。
一方のメタルチヨツク５，６には、回転支点２
２を中心に回転するようレバー２３を設けてあ
り、更にこのレバーはキーパープレート２４，２
５を介して上下及び圧延方向に摺動可能にハウジ
ングに設けてある。これにより、ロール１，２の
センターＣは、ロールを傾斜させてもその位置が
ずれることはない。
２を中心に回転するようレバー２３を設けてあ
り、更にこのレバーはキーパープレート２４，２
５を介して上下及び圧延方向に摺動可能にハウジ
ングに設けてある。これにより、ロール１，２の
センターＣは、ロールを傾斜させてもその位置が
ずれることはない。
第３図は、ロールの駆動装置を示す平面図、第
４図ａは、第３図におけるピニオンスタンド部の
拡大正面図、第４図ｂは第４図ａの側面断面図で
ある。
４図ａは、第３図におけるピニオンスタンド部の
拡大正面図、第４図ｂは第４図ａの側面断面図で
ある。
上作業ロール１は、ロール側カツプリング２
６、スピンドル３１、駆動機側カツプリング２
７、及び相互に噛合う上下ピニオン３２，３３を
含むピニオンスタンド２９を介して電動機３０に
より駆動される。図示しないが、下作業ロール２
も同様に、ロール側カツプリング及びスピンドル
（図示せず）、駆動機側カツプリング２７′、及び
ピニオンスタンド２９を介して電動機３０により
駆動される。ピニオンスタンド２９は上下ピニオ
ン３２，３３と一体の平行な上下出力軸２８，２
８′を有し、駆動機側カツプリング２７，２７′は
この上下出力軸２８，２８′に設けられている。
そして、ピニオンスタンド２９の上出力軸２８と
下出力軸２８′は、上ピニオン３２と下ピニオン
３３の噛合い状態を維持したままこれらピニオン
３２，３３と共に、それぞれ圧延機の入側及び出
側へδだけオフセツトして配置されている。
６、スピンドル３１、駆動機側カツプリング２
７、及び相互に噛合う上下ピニオン３２，３３を
含むピニオンスタンド２９を介して電動機３０に
より駆動される。図示しないが、下作業ロール２
も同様に、ロール側カツプリング及びスピンドル
（図示せず）、駆動機側カツプリング２７′、及び
ピニオンスタンド２９を介して電動機３０により
駆動される。ピニオンスタンド２９は上下ピニオ
ン３２，３３と一体の平行な上下出力軸２８，２
８′を有し、駆動機側カツプリング２７，２７′は
この上下出力軸２８，２８′に設けられている。
そして、ピニオンスタンド２９の上出力軸２８と
下出力軸２８′は、上ピニオン３２と下ピニオン
３３の噛合い状態を維持したままこれらピニオン
３２，３３と共に、それぞれ圧延機の入側及び出
側へδだけオフセツトして配置されている。
今、作業ロール１のセンターＣとロール側カツ
プリング２６の回転中心間の距離をＬ、ロール側
カツプリング２６の回転軸中心と駆動機側カツプ
リング２７の回転中心間の距離をｌとすると、一
般にＬ＜ｌであるから、ロール側カツプリング２
６の傾き角θRが駆動機側カツプリング２７の傾き
角θMより大きくなり、寿命の点でθRが問題となる
ので以下のθRについて検討する。ロールの傾き角
をθC、駆動機側カツプリング２７の垂直面内にお
ける傾き角θVとすると、 θM＝tan-1（LtanθC−δ）／ｌであるから次のよ
うな関係が成立つ。
プリング２６の回転中心間の距離をＬ、ロール側
カツプリング２６の回転軸中心と駆動機側カツプ
リング２７の回転中心間の距離をｌとすると、一
般にＬ＜ｌであるから、ロール側カツプリング２
６の傾き角θRが駆動機側カツプリング２７の傾き
角θMより大きくなり、寿命の点でθRが問題となる
ので以下のθRについて検討する。ロールの傾き角
をθC、駆動機側カツプリング２７の垂直面内にお
ける傾き角θVとすると、 θM＝tan-1（LtanθC−δ）／ｌであるから次のよ
うな関係が成立つ。
θR＝（θC＋tan-1（LtanθC−δ／ｌ））2＋θV 2…(1)
今、θC＝０〜θCnaxの範囲でθCを傾斜させ、か
つ、説明を簡単にするためδ＝LtanθCnax、Ｌ＝
ｌとすると、θC＝θCnaxのときは θR＝√4Cnax 2＋V 2又、θC＝０のときはθR＝√
θCnax 2＋θV 2となる。従つて、δ＝LtanθCnaxだけ
圧延方向にオフセツトすることによりθR＝√
4θCnax 2＋θV 2から √Cnax 2＋V 2まで小さくできる。
つ、説明を簡単にするためδ＝LtanθCnax、Ｌ＝
ｌとすると、θC＝θCnaxのときは θR＝√4Cnax 2＋V 2又、θC＝０のときはθR＝√
θCnax 2＋θV 2となる。従つて、δ＝LtanθCnaxだけ
圧延方向にオフセツトすることによりθR＝√
4θCnax 2＋θV 2から √Cnax 2＋V 2まで小さくできる。
すなわち、本実施例では、ピニオンスタンド２
９の上出力軸２８と下出力軸２８′をそれぞれ圧
延機の入側及び出側へδだけオフセツトして配置
したので、形状制御のため上下作業ロール１，２
を水平面内で傾斜させても、ロール側カツプリン
グ２６の水平面内における傾き角θMHが小さくな
ると共に、上ピニオン３２と下ピニオン３３の噛
合い状態を維持したままこれらピニオン３２，３
３と共に上出力軸２８と下出力軸２８′をオフセ
ツトしたので、上下ピニオン３２，３３の直径を
一定とすれば、これらピニオン３２，３３は垂直
方向の軸心間距離が短くなるように、すなわち、
垂直方向に相互に近づくように変位し、これに対
応してそれと一体の上下出力軸２８，２８′も垂
直方向に相互に近づくように変位し、ロール側カ
ツプリング２６の垂直面内における傾き角θMVも
小さくなる。したがつて、水平面内での傾き角
θMHの減少と垂直面内での傾き角θMVの減少との相
乗効果により、それを合成したロール側カツプリ
ング２６の傾き角θMは著しく小さくなる。
９の上出力軸２８と下出力軸２８′をそれぞれ圧
延機の入側及び出側へδだけオフセツトして配置
したので、形状制御のため上下作業ロール１，２
を水平面内で傾斜させても、ロール側カツプリン
グ２６の水平面内における傾き角θMHが小さくな
ると共に、上ピニオン３２と下ピニオン３３の噛
合い状態を維持したままこれらピニオン３２，３
３と共に上出力軸２８と下出力軸２８′をオフセ
ツトしたので、上下ピニオン３２，３３の直径を
一定とすれば、これらピニオン３２，３３は垂直
方向の軸心間距離が短くなるように、すなわち、
垂直方向に相互に近づくように変位し、これに対
応してそれと一体の上下出力軸２８，２８′も垂
直方向に相互に近づくように変位し、ロール側カ
ツプリング２６の垂直面内における傾き角θMVも
小さくなる。したがつて、水平面内での傾き角
θMHの減少と垂直面内での傾き角θMVの減少との相
乗効果により、それを合成したロール側カツプリ
ング２６の傾き角θMは著しく小さくなる。
例えばギヤースピンドルタイプの場合、スピン
ドル交叉角と摩耗強度の間では第５図に示すよう
な関係が成立するので、例えば本実施例により交
叉角を2゜から1゜まで下げることにより寿命を約３
倍向上させることができる。また、ギヤースピン
ドルタイプとすれば、ロール回転速度に周期的な
変動は生じない。
ドル交叉角と摩耗強度の間では第５図に示すよう
な関係が成立するので、例えば本実施例により交
叉角を2゜から1゜まで下げることにより寿命を約３
倍向上させることができる。また、ギヤースピン
ドルタイプとすれば、ロール回転速度に周期的な
変動は生じない。
更に本実施例によれば、次の効果もある。すな
わち、ロールを水平面内で傾斜させる方式の圧延
機においては、形状制御能力（板クラウン制御能
力）Ｃ（θC）は板巾Ｂ、ロール径Ｒとすると次の
ように表わせる。
わち、ロールを水平面内で傾斜させる方式の圧延
機においては、形状制御能力（板クラウン制御能
力）Ｃ（θC）は板巾Ｂ、ロール径Ｒとすると次の
ように表わせる。
Ｃ（θC）∝（θC・Ｂ／２）2／Ｒ …(2)
この関係の１例を図示したものが第６図である
が、本実施例の場合、上述した如く自在継手の寿
命を大巾に向上できるので例えば、ロールの傾き
角としてθC＝０〜0.5゜の代わりにθC＝0.5〜1.0゜を
設定できるので、形状制御能力を約３倍も高める
ことができる。
が、本実施例の場合、上述した如く自在継手の寿
命を大巾に向上できるので例えば、ロールの傾き
角としてθC＝０〜0.5゜の代わりにθC＝0.5〜1.0゜を
設定できるので、形状制御能力を約３倍も高める
ことができる。
尚、δの値としては０＜δ＜LtanθCnaxの範囲
で選べばよいが、スピンドルの使用頻度によつて
はδ＞LtanθCnaxに設定してもよい。
で選べばよいが、スピンドルの使用頻度によつて
はδ＞LtanθCnaxに設定してもよい。
なお、上述の実施例は、いずれも圧延ロールが
一対の作業ロールからなる２段形の圧延機の場合
について説明したが、ロール本数は２本以上であ
つてもよいことは勿論である。又、オフセツトδ
は同じ場合について説明したが、勿論上下でそれ
ぞれ変えてもよい。尚、２段形圧延機の場合は作
業ロールと圧延材間に発生するスラスト力を大巾
に（例えば圧延荷重の約５％）低減できる。又、
簡単な構成となるためロール径や作業ロールネツ
ク軸受容量を大型化でき、厚板でも噛込性の良好
な圧延機を提供できる。
一対の作業ロールからなる２段形の圧延機の場合
について説明したが、ロール本数は２本以上であ
つてもよいことは勿論である。又、オフセツトδ
は同じ場合について説明したが、勿論上下でそれ
ぞれ変えてもよい。尚、２段形圧延機の場合は作
業ロールと圧延材間に発生するスラスト力を大巾
に（例えば圧延荷重の約５％）低減できる。又、
簡単な構成となるためロール径や作業ロールネツ
ク軸受容量を大型化でき、厚板でも噛込性の良好
な圧延機を提供できる。
本発明によれば、簡単な構成で作業ロールの回
転駆動手段の寿命を大巾に向上しうるロール傾斜
型圧延機を提供できる。又、上記寿命の制約を受
けることなく作業ロールの交叉角を大きくできる
ので、圧延機の形状制御能力を大巾に向上しうる
という効果もある。更に、ロール回転速度に周期
的な変動を生じないので、安定した圧延を行うこ
とができる。
転駆動手段の寿命を大巾に向上しうるロール傾斜
型圧延機を提供できる。又、上記寿命の制約を受
けることなく作業ロールの交叉角を大きくできる
ので、圧延機の形状制御能力を大巾に向上しうる
という効果もある。更に、ロール回転速度に周期
的な変動を生じないので、安定した圧延を行うこ
とができる。
第１図は、本発明の一実施例を示す圧延機の側
面図、第２図は、第１図における−線矢視
図、第３図は、圧延ロール回転駆動手段の一例を
示す平面図、第４図ａは、第３図におけるピニオ
ンスタンド部の拡大正面図、第４図ｂは、第４図
ａの側面断面図、第５図は、ギヤースピンドル交
叉角と摩耗強度の関係を示す図、第６図は、ロー
ル傾き角と形状制御能力の関係を示す図である。 符号の説明、１，２…ロール、２６，２７…自
在継手、２８，２８′…上下出力軸、２９…ピニ
オンスタンド、３０…電動機、３１…スピンド
ル、３２，３３…ピニオン。
面図、第２図は、第１図における−線矢視
図、第３図は、圧延ロール回転駆動手段の一例を
示す平面図、第４図ａは、第３図におけるピニオ
ンスタンド部の拡大正面図、第４図ｂは、第４図
ａの側面断面図、第５図は、ギヤースピンドル交
叉角と摩耗強度の関係を示す図、第６図は、ロー
ル傾き角と形状制御能力の関係を示す図である。 符号の説明、１，２…ロール、２６，２７…自
在継手、２８，２８′…上下出力軸、２９…ピニ
オンスタンド、３０…電動機、３１…スピンド
ル、３２，３３…ピニオン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 水平面内において相互に傾斜される上下一対
の作業ロールと、前記各作業ロールを駆動する回
転駆動手段とを備え、前記回転駆動手段は、電動
機と、該電動機からの駆動力を伝達する相互に噛
合う上下ピニオン及びこれと一体の平行な上下出
力軸を有するピニオンスタンドと、該ピニオンス
タンドの該上下出力軸に設けられた第１の自在継
手にその一端が係合し、前記各作業ロールと連結
された第２の自在継手にその他端が係合された連
結軸とを備えた圧延機において、 前記ピニオンスタンドの上出力軸と下出力軸
を、前記上ピニオンと下ピニオンの噛合い状態を
維持したままこれらピニオンと共に、それぞれ圧
延機の入側及び出側へオフセツトして配置したこ
とを特徴とする圧延機。 ２ 水平面内において相互に傾斜される上下一対
の作業ロールと、前記各作業ロールを駆動する回
転駆動手段とを備え、前記回転駆動手段は、電動
機と、該電動機からの駆動力を伝達する相互に噛
合う上下ピニオン及びこれと一体の平行な上下出
力軸を有するピニオンスタンドと、該ピニオンス
タンドの該上下出力軸に設けられた第１の自在継
手にその一端が係合し、前記各作業ロールと連結
された第２の自在継手にその他端が係合された連
結軸とを備えた圧延機において、 前記第１および第２の自在継手がギヤータイプ
であり、前記ピニオンスタンドの上出力軸と下出
力軸を、前記上ピニオンと下ピニオンの噛合い状
態を維持したままこれらピニオンと共に、それぞ
れ圧延機の入側及び出側へオフセツトして配置し
たことを特徴とする圧延機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP821082A JPS58125303A (ja) | 1982-01-20 | 1982-01-20 | 圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP821082A JPS58125303A (ja) | 1982-01-20 | 1982-01-20 | 圧延機 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34345491A Division JPH0818055B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 圧延機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58125303A JPS58125303A (ja) | 1983-07-26 |
| JPH0510163B2 true JPH0510163B2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=11686872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP821082A Granted JPS58125303A (ja) | 1982-01-20 | 1982-01-20 | 圧延機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58125303A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3811790A1 (de) * | 1988-01-15 | 1989-07-27 | Schloemann Siemag Ag | Walzwerksantrieb mit bogenzahn-gelenkspindel |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5511261B2 (ja) * | 1973-06-28 | 1980-03-24 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5511261U (ja) * | 1978-07-07 | 1980-01-24 |
-
1982
- 1982-01-20 JP JP821082A patent/JPS58125303A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5511261B2 (ja) * | 1973-06-28 | 1980-03-24 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58125303A (ja) | 1983-07-26 |
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