JP3073349B2 - 12段圧延機 - Google Patents

12段圧延機

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JP3073349B2
JP3073349B2 JP05001310A JP131093A JP3073349B2 JP 3073349 B2 JP3073349 B2 JP 3073349B2 JP 05001310 A JP05001310 A JP 05001310A JP 131093 A JP131093 A JP 131093A JP 3073349 B2 JP3073349 B2 JP 3073349B2
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徹 吉岡
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間ロールが駆動され
る12段圧延機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、12段圧延機のロールは、図4
に示す通り、パスラインLを挟んで上下対称位置に配置
されている。即ち、1,2 はワークロールであり、該ワー
クロール1 と2 の背面にはそれぞれ2本の中間ロール3,
4 と5,6 が配置されている。該中間ロール3,4 と5,6 の
背面にはそれぞれ3本のバックアップロール7 が配置さ
れている。
【0003】そして、12段圧延機8 の駆動装置は、図
5に示すように、モータ9 の動力が減速機10に伝達さ
れ、該減速機10の4本の出力軸11それぞれにカップリン
グ12を介してスピンドル13の一端が連結され、各スピン
ドル13の他端がそれぞれカップリング14を介して中間ロ
ール3 〜6 に連結されて、各中間ロール3 〜6 が各別に
駆動されるようになっている。
【0004】以上のような12段圧延機を始めとする各
種圧延機においては、ロール側のカップリングの直径
は、駆動ロールの隣接間隔に制約される。しかし、隣合
う駆動ロール同士の間隔は小さいので、カップリングの
直径は駆動ロールの直径と略等しくせざるを得ず、圧延
トルクの大きさがカップリングの直径、スピンドルの直
径に制約される。従って、圧延機の許容圧延荷重には余
裕があるにも拘らず、圧延トルクが小さいために、圧下
率を小さくしなければならず、生産効率を低下させる一
因となっているという問題があるとともに、スピンド
ル、カップリングの寿命が短い等の問題がある。
【0005】この問題を解決する具体的な技術として、
例えば特開昭61─193711号公報に開示されてい
る技術がある。この装置は、駆動ロールである上下のワ
ークロールそれぞれに連接された上下のスピンドルを、
それぞれ相互に連接された2本のスピンドルにより構成
し、前記2本のスピンドルをワークロールとカップリン
グによって連結した第1のスピンドルと、該第1のスピ
ンドルと大きな傾斜角が許容できる構造の接合カップリ
ングによって連接した駆動機側の第2のスピンドルとか
ら構成し、この各接合カップリングの位置が上下のスピ
ンドル間で軸方向にずらせて配設し、更に前記第2のス
ピンドルの接合カップリング外径を第1のスピンドルの
カップリング外径よりも大径となるように構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】12段圧延機では、一
般的に駆動ロールはワークロールではなく4本の中間ロ
ールであることは前述の通りであり、また、上下の中間
ロールの間隔は前述の問題を発生するようなものではな
く、むしろ問題となっているのは左右の中間ロールの間
隔が小さいことである。しかしながら、前述の従来の装
置は、駆動ロールを上下のワークロールに限ったもので
あって、従ってこれは12段圧延機における左右の中間
ロールの間隔が小さいことに起因する問題に対処できる
ものではなく、この他にもこの問題に対処し得る装置は
見られなかった。
【0007】さらに、前述の従来の装置では、上下のス
ピンドルの長さが異なっているので、スピンドルの許容
トルク、即ち圧延トルクが互いに異なり、そのために安
定した圧延を行うことが出来なかった。また、それに加
えて、それぞれのスピンドルが2本のスピンドルをカッ
プリングによって連接して構成されているので、装置の
製造・部品の交換等のコストが大きくなっていた。
【0008】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、径の大きなカッ
プリングの使用を可能とすることでスピンドルの許容ト
ルク即ち圧延トルクを増大させ、もって高い圧下率で圧
延を行って生産効率を向上させることができるととも
に、同一長さのスピンドルを使用することによって、安
定した圧延及び装置に係わるコストの低減を実現する1
2段圧延機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1に係る本発明は、ワークロールと、ワークロールの
背面に配置した2本の中間ロールと、該中間ロールの背
面に配置した3本のバックアップロールとを、パスライ
ンを挟んで上下対称位置それぞれに備え、前記各中間ロ
ールをそれぞれ駆動軸に連結し、該各駆動軸をそれぞれ
カップリングを介してスピンドルに連結し、該各スピン
ドルをそれぞれカップリングを介して駆動系の出力軸に
連結してなる12段圧延機において、中間ロール側の前
記各カップリングの軸方向位置を左右または左右及び上
下で互いに重ならないようにずらすと共に、駆動系側の
前記各カップリングの軸方向位置を左右または左右及び
上下でずらすことによって、前記各スピンドルの長さを
同じにしたことを特徴としている。
【0010】
【0011】
【作用】請求項1に係る12段圧延機は、各中間ロール
をそれぞれ駆動軸に連結し、該各駆動軸をそれぞれカッ
プリングを介してスピンドルに連結し、該各スピンドル
をそれぞれカップリングを介して駆動系の出力軸に連結
されている圧延機において、前記中間ロール側のカップ
リングの軸方向位置を左右または左右及び上下で互いに
重ならないようにずらしてある。
【0012】これによると、隣合うカップリングが相互
に干渉することがないので、径の大きなカップリングを
使用することができる。これによると、スピンドルの許
容トルク即ち圧延トルクを増大させることができるの
で、高い圧下率で圧延を行って生産効率を向上させるこ
とができる。また同時に、スピンドル、カップリングの
寿命を向上させることもできる。
【0013】また、中間ロール側のカップリングのみな
らず、駆動系側のカップリングについても、その軸方向
位置をずらしてあり、これによって各スピンドルの長さ
を同じにしてある。これによると、4本のスピンドルが
同一のものであるのでその許容トルク即ち圧延トルクも
同一になり、よって安定した圧延を行うことが出来ると
ともに、製造及び部品交換に係わるコストを低減し、よ
って経済性を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1及び図2は本発明の第1実施例を示している
が、ロール数、配置、駆動系の構成のうち、図4、図5
と共通している部分は、図4、図5と同符号を付しかつ
同名称を用いる。
【0015】図1、図2において、1,2 はパスラインL
を挟んで対称に配置された上下一対のワークロール、3,
4 は上中間ロール、5,6 は下中間ロール、7 はバックア
ップロールである。ここに、ワークロールと、ワークロ
ールの背面に配置した2本の中間ロールと、該中間ロー
ルの背面に配置した3本のバックアップロールとを、パ
スラインを挟んで上下対称位置それぞれに備えている。
【0016】10は減速機で図外のモータにより駆動さ
れ、その左側の出力軸11A,11C の長さL3が、右側の出力
軸11B,11D の長さL4よりも短くされて、各出力軸11A 〜
11D に連結されるユニバーサルジョイントからなる同寸
法のカップリング12A 〜12D の軸方向位置がずらされて
いる。13A 〜13D は同寸同形状のスピンドルで、前記カ
ップリング12A 〜12D とその一端が連結され、他端が同
寸法のユニバーサルジョイントからなるカップリング14
A 〜14D に連結されている。
【0017】15A 〜15D は駆動軸で、その一端が前記各
カップリング14A 〜14D に連結され、他端が中間ロール
3 〜6 に連結されている。そして、該駆動軸15A 〜15D
のうち左側の駆動軸15A,15C の長さL2は、右側の駆動軸
15B,15D の長さL4よりも十分に長くされ、左右のカップ
リング14A 〜14Dが軸方向にずらされて左右が重ならな
いようにされており、図2に示すように、各カップリン
グ14A 〜14D はそのスイング径DCが中間ロール3 〜6 の
直径DRよりも大いものが使用されている。
【0018】なお、左側の出力軸11A,11C の長さL3と、
左側の駆動軸15A,15C の長さL2を加えた長さL2+L3が、
右側の出力軸11B,11D の長さL4と右側の駆動軸15B,15D
の長さL1を加えた長さL1+L4と等しくなるように設計さ
れている。したがって、各スピンドル13A 〜13D の長さ
を同一とすることができ、各スピンドル13A 〜13D の許
容トルクが同一になる。
【0019】図3は本発明の第2実施例を示し、第1実
施例と異なるところは、左上の出力軸11A と右下の出力
軸11D の長さL3を短くかつ同一長さとし、右上の出力軸
11Bと左下の出力軸11B,11C の長さL4を長くかつ同一長
さとして、各カップリング12A 〜12D の上下左右の軸方
向位置を相互にずらすと共に、左上と右下の駆動軸15A,
15D の長さL2を長くかつ同一長さとし、右上と左下の駆
動軸15B,15C の長さL1を短くかつ同一長さとして、各カ
ップリング15A 〜15D の上下左右の軸方向位置を相互に
ずらした点である。
【0020】なお、各軸の長さL1〜L4の関係は、第1実
施例と同様に、L1+L4=L2+L3とし、スピンドル13A 〜
13D の長さは第1実施例と同様に同一とされ、同じ許容
トルクが得られるようにしてあり、第1実施例と同等の
作用効果が期待できる。また、上記各実施例において、
スピンドル13A 〜13D 及び駆動軸15A 〜15D は、軸方向
に(例えばスプライン構造等により)伸縮可能なスリッ
プヨーク構造が採用され、カップリング12A 〜12D,14A
〜14D の円滑な回転による動力伝達を行ないうるように
なっている。
【0021】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計変更可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、請求項1
に係る12段圧延機によると、中間ロール側のカップリ
ングの軸方向位置を左右または左右及び上下で互いに重
ならないようにずらしたので、径の大きなカップリング
を使用することが可能となって、スピンドルの許容トル
ク即ち圧延トルクを増大させることができ、よって高い
圧下率で圧延を行って生産効率を向上させることができ
る。また、スピンドル、カップリングの寿命を向上させ
ることができる。
【0023】また、各スピンドルの長さを同じにしたの
で、各スピンドルの許容トルク即ち圧延トルクが同一に
なり、よって安定した圧延を行うことが出来るととも
に、製造コスト及び部品交換コスト上経済性を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す概略斜視図で
ある。
【図2】同実施例のロール配置図である。
【図3】本発明の第2実施例の要部を示す概略斜視図で
ある。
【図4】従来例のロール配置図である。
【図5】従来の12段圧延機の側面図である。
【符号の説明】
1,2 ワークロール 3,4,5,6 中間ロール 7 バックアップロール 8 12段圧延機 9 モータ 10 減速機 11A,11B,11C,11D 出力軸 12A,12B,12C,12D カップリング 13A,13B,13C,13D スピンドル 14A,14B,14C,14D 駆動軸側カップリング 15A,15B,15C,15D 駆動軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−193711(JP,A) 特開 平3−153923(JP,A) 特開 昭59−185513(JP,A) 特開 昭63−26213(JP,A) 実開 平4−26605(JP,U) 実開 平2−97905(JP,U) 実開 昭62−96907(JP,U) 実開 昭63−85301(JP,U) 実開 平4−108905(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 35/14 B21B 13/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークロールと、ワークロールの背面に
    配置した2本の中間ロールと、該中間ロールの背面に配
    置した3本のバックアップロールとを、パスラインを挟
    んで上下対称位置それぞれに備え、前記各中間ロールを
    それぞれ駆動軸に連結し、該各駆動軸をそれぞれカップ
    リングを介してスピンドルに連結し、該各スピンドルを
    それぞれカップリングを介して駆動系の出力軸に連結し
    てなる12段圧延機において、中間ロール側の前記各カ
    ップリングの軸方向位置を左右または左右及び上下で互
    いに重ならないようにずらすと共に、駆動系側の前記各
    カップリングの軸方向位置を左右または左右及び上下で
    ずらすことによって、前記各スピンドルの長さを同じに
    したことを特徴とする12段圧延機。
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