JPH0510127Y2 - - Google Patents

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JPH0510127Y2
JPH0510127Y2 JP2916388U JP2916388U JPH0510127Y2 JP H0510127 Y2 JPH0510127 Y2 JP H0510127Y2 JP 2916388 U JP2916388 U JP 2916388U JP 2916388 U JP2916388 U JP 2916388U JP H0510127 Y2 JPH0510127 Y2 JP H0510127Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、跳出し引違いサツシにおける可動障
子を下枠に沿つて走行ガイドする戸車装置に関す
る。
〔従来の技術〕
跳出し引違いサツシとしては、例えば第8図に
示すものが知られている。
つまり、窓枠1内に固定障子2と可動障子3を
面外方向に同一平面となるように配設し、窓枠1
の下枠4の室内側レール5に戸車装置6の車枠7
を、図示しない車輪を介して走行自在とすると共
に、前記車枠7に面外方向に回動自在に枢着した
リンク8を、可動障子3の下部に回動自在に枢着
し、可動障子に支承したハンドルと作動杆(図示
せず)によりリンク8を矢印a方向に回動するこ
とで可動障子3を矢印bのように面外方向室内側
に平行移動し、その状態で室内側レール5に沿つ
て戸車装置6とともに可動障子3を面内方向に走
行して固定障子2と重ね合うようにしてある。
このようにして、跳出し引違いサツシにおける
可動障子3を走行ガイドする戸車装置6は車枠7
とアーム8を備え、そのアーム8を介して可動障
子3を支持しているので、可動障子3を建付け調
整するにはアーム8を車枠7に対して上下移動で
きるようにする必要があり、例えば実開昭61−
115375号公報に示す戸車装置が知られている。
つまり、第9図に示すように、車枠7の中央部
に上端面に開口した縦孔9を形成し、この縦孔9
内に、リンク8に設けた枢軸10を回動及び上下
動可能に嵌合すると共に、この枢軸10に形成し
た連通孔11内に支点ピン12をスプライン嵌合
し、かつ支点ピン12の下部を、軸受13を介し
て縦孔9の底部9aに当接し、前記枢軸10に螺
合した調整ネジ14を前記支点ピン12の上部に
当接してあり、この調整ネジ14を締込むことで
枢軸10が支点ピン12に対して上方に移動し、
弛めることで枢軸10が支点ピン12に対して下
方に移動するようになつて、それによつてリンク
8を車枠7に対して上下に移動できる。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる戸車装置であると、枢軸10の荷重が支
点ピン12を介して軸受13に伝わるので、調整
ネジ14を締込んで枢軸10を上方に移動すると
枢軸10と支点ピン12とが離隔して枢軸10の
荷重が調整ネジ14を介して支点ピン12に伝わ
ることになり、小径の調整ネジ14の螺合部分に
大きな荷重が作用し、調整ネジ14の回転力が大
となつて締込み、弛め操作力が大となつて調整操
作がやりずらくなるばかりか、小径の調整ネジ1
4に高応力が作用して強度上不利となり、しかも
車枠7の縦孔9の底部9aに軸受13が設けてあ
るからその分だけ縦孔9を深くせねばならず車枠
7の上下寸法が大きくなつて戸車が大型化してし
まう。
また、枢軸10が縦孔9に対して回転及び上下
動するので、車枠7に対してリンク8を上方に移
動すると縦孔9より枢軸10が抜け出し方向に移
動して両者の接触高さ方向長さが短くなり、枢軸
10が車枠7に対して傾動し易くなつてしまう。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるよう
にした戸車装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
車枠の縦孔に筒軸を螺合し、この筒軸内に、リ
ンクに設けた枢軸を回転可能に嵌合すると共に、
筒軸の上部とリンク下面との間にスラスト軸受を
設けて、このスラスト軸受でリンクの荷重を支持
できると共に、筒軸を回転して上下移動すると枢
軸とともにリンクが車枠に対して上下に移動する
ようにしたものである。
〔実施例〕
可動障子20は窓枠21に対して、第6図に示
すように窓枠21内に収納された位置と第7図に
示すように窓枠21の室内側に突出した位置とに
亘つて、本考案に係る戸車装置22と上部支持装
置23を介して面外方向に平行移動するように装
着され、前記戸車装置22は、車枠24に車輪2
5を取付けた戸車26と、その車枠24に面外方
向に回動自在に支承したリンク27を備え、その
車輪25が下枠28の室内側レール29に沿つて
走行自在となつていると共に、前記リンク27が
可動障子20の下框30に縦軸31で回動自在に
枢着され、下框30に摺動自在に嵌合した作動杆
32にアーム33を介して取付けたカムローラ3
4が、前記リンク27に形成したへの字形の長孔
35に嵌合してある。
前記上部支持機構23は、上枠36の室内側レ
ール溝37に嵌合する摺動子38を備えたリンク
39を備え、このリンク39を上框40に回動自
在に枢着すると共に、上框40に摺動自在に設け
た作動杆41にアーム42を介して取付けたカム
ローラ43を、前記リンク39のへ字形の長孔4
4に臨ませてある。
このようであるから、図示しないハンドルを操
作して作動杆32,41を摺動することで可動障
子20を第6図,第7図に示すように面外方向に
平行移動できる。
次に戸車装置22の詳細を第1図〜第5図を参
照して説明する。
車枠24には一対の車輪25が取付けてあると
共に、この一対の車輪25,25間の中央部には
縦孔40が形成され、この縦孔40は下部ネジ孔
41と上部大径孔42とで段付き形状となり、そ
の下部ネジ孔41に筒軸43の下部ネジ部44が
螺合し、かつ上部大径部45が上部大径孔42に
嵌合いていると共に、筒軸43の大径孔43a内
に、前記リンク27に設けた枢軸46がブツシユ
47を介して回転自在に嵌合し、筒軸43の上部
に形成した上向段部48とリンク27の下面との
間にスラスト軸受49が設けられてリンク27の
荷重をスラスト軸受49を介して筒軸43で支持
するようにしてあると共に、筒軸43の上部大径
部45に角部、例えば六角部50が形成されてい
る。
前記枢軸46の下部小径部51は筒軸43の小
部小径孔43bに遊嵌し、かつ止め輪52で抜け
出さないようにしてある。
このようであるから、筒軸43の六角部50に
第4図に示すようにスパナ等の工具53を嵌め込
んで筒軸43を回転すると、筒軸43が車枠24
の縦孔40に対して上下方向に移動して第5図に
示すように、リンク27を車枠24に対して上方
に移動して可動障子20の建付け調整でき、その
後に弛めネジ56で筒軸43の弛みを防止する。
つまり、筒軸24が上下に移動するとスラスト
軸受49を介してリンク27が同時に上下に移動
する。
なお、枢軸46の外周面又は筒軸43の大径孔
43a内周面に特殊コーテイングを施せばブツシ
ユ47を設けなくとも良い。
前記長孔35は第2図のようにへの字径とな
り、作動杆32を矢印方向に摺動するとカムロー
ラ34が直線部35aに沿つて摺動するからこの
間にはリンク27は回動せず、カムローラ34が
傾斜部35bに達するとリンク27を枢軸46を
中心として室内側に回動し、それにより可動障子
20が第2図仮想線で示すように室内側に平行移
動する。
第1図において、左右の戸車装置22,22の
車枠24は連結棒54で連結されていると共に、
車枠24の端部に摺動片55が取付けてある。
〔考案の効果〕
リンク27の荷重をスラスト軸受49を介して
筒軸43で支持し、その筒軸43が車枠24の縦
孔40に螺合しているから、筒軸43を回転して
上下に移動すると枢軸46も同時に上下に移動し
てリンク27を車枠24に対して上下に移動でき
るので、可動障子20を建付け調整できる。
また、枢軸46より大径となつた筒軸43の下
部ネジ部44と縦孔40の下部ネジ孔41の螺合
部でリンク27の荷重を支持することになつて、
その螺合部分に大きな荷重が作用しても筒軸43
を小さな回転力で回転できるから調整操作がやり
易くなるばかりか、螺合部分に高応力が作用せず
に強度上有利となり、しかも、車枠24は筒軸4
3が螺合される縦孔40を形成すれば良いから車
枠24の上下寸法を小さくして戸車26を小型化
できる。
また、枢軸46と筒軸43の接触高さ方向長さ
はリンク27が上方に移動しても常に同一であ
り、しかも筒軸43は車枠24に強固に螺合して
支持されているので、枢軸46が車枠24に対し
て傾動することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図は戸車装置の断面図、第2図は戸車
装置の平面図、第3図はリンクと車枠連結部の分
解説明図、第4図は筒軸の平面図、第5図はリン
クを上方に移動した状態の断面図、第6図、第7
図は可動障子取付状態の縦断面図、第8図は跳出
し引違いサツシの概略平面図、第9図は戸車装置
の従来例を示す断面図である。 20は可動障子、24は車枠、25は車輪、2
6は戸車、27はリンク、28は下枠、29は室
内側レール、40は縦孔、41は下部ネジ孔、4
3は筒軸、44は下部ネジ部、46は枢軸、49
はスラスト軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下枠28の室内側レール29に沿つて走行する
    一対の車輪25を車枠24に取付けた戸車26
    と、前記車枠24に回動及び上下動可能に支承さ
    れ、かつ可動障子20の下部に回動可能に支承さ
    れるリンク27を備えた戸車装置において、前記
    車枠24に縦孔40を形成すると共に、該縦孔4
    0の下部ネジ孔41に筒軸43の下部ネジ部44
    を螺合し、該筒軸43内に、前記リンク27に設
    けた枢軸46を回転可能に嵌合すると共に、前記
    筒軸43の上部と前記リンク27の下面との間に
    スラスト軸受49を設けてリンク27の荷重を支
    持するようにしたことを特徴とする戸車装置。
JP2916388U 1988-03-07 1988-03-07 Expired - Lifetime JPH0510127Y2 (ja)

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JP2916388U JPH0510127Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07

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JPH01134177U JPH01134177U (ja) 1989-09-13
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JP4972762B2 (ja) * 2005-10-19 2012-07-11 コクヨ株式会社 扉の引き違い構造

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