JP2003328632A - 調整戸車 - Google Patents

調整戸車

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調整ねじのトルク変化で作業者が調整終了状
態を感知できる調整戸車とする。 【解決手段】 外枠10と内枠30と上下用軸40と車
輪50と調整ねじ60を備え、前記外枠10に垂直溝1
8を形成し、内枠30に傾斜溝21と水平溝22を有す
る上下用溝20を形成し、この上下用溝20と前記垂直
溝18に上下用軸40を挿通する。前記調整ねじ60を
内枠30の雌ねじ30aに螺合し、その調整ねじ60を
弛めて内枠30を移動すると水平溝22が上下用軸40
に接してトルクが小さくなると共に、調整終了状態とな
り、これによって、トルク変化で作業者が調整終了状態
を感知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として障子に取
付けられる調整戸車に関する。
【0002】
【従来の技術】調整戸車としては、調整ねじによって内
枠を外枠に対して横方向に移動することで上下高さを調
整できるようにしたものが種々提案されている。例え
ば、実開昭64−18276号公報に示す調整戸車が提
案されている。この調整戸車を概略的に図示すると図7
に示すように、外枠1と内枠2と車輪3と調整ねじ4を
備え、車輪3の支軸5を外枠1の垂直溝6と内枠2の傾
斜溝7に挿通した形態である。
【0003】前記調整戸車は、外枠1が障子8に取付け
られ、車輪3が下枠9に接する。調整ねじ4を締込みす
ると内枠2が外枠1に対して右方に移動し、傾斜溝7で
支軸5に下向きの力が作用するので外枠1が車輪3に対
して相対向に上方に移動し、高さが高くなる。調整ねじ
4を弛めると内枠2が外枠1に対して左方に移動し、傾
斜溝7で支軸5に上向きの力が作用するので外枠1が車
輪3に対して相対的に下方に移動し、高さが低くなる。
図7は最も低い状態を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の調整戸車
にあっては、図7に示すように外枠1に障子重量Wが作
用し、その障子重量Wは内枠2の傾斜溝7、支軸5、車
輪3を介して下枠9で支持される。よって、傾斜溝7と
支軸5の接触部に作用する障子重量Wで内枠2には常時
左方への移動力が作用し、調整ねじ4には伸び力が作用
するので、調整ねじ4と内枠2の雌ねじ2aとの螺合部
に強い力が作用している。
【0005】前記調整ねじ4を弛めて内枠2を左方に移
動して高さ調整する際に、その調整ねじ4の弛め力(ト
ルク)は調整開始から調整終了までの間、つまり傾斜溝
7の下部が支軸5に接触している状態から最上部が接触
する状態まで内枠2を移動する間において同一である。
このために、調整する作業者は調整ねじ4のトルク変化
で調整終了状態(最低の高さの状態)を感知できないの
で、不便である。
【0006】特に、二重ガラス付き障子などの大型大重
量の障子に取付けた調整戸車の場合には、外枠に作用す
る障子重量が大重量であるから、調整ねじと内枠の雌ね
じとの螺合部に大きな力が作用し、調整ねじを締込み、
弛めするためのトルクが大きく、作業者が大きな力で操
作しなければならない。そこで、大きなトルクをかける
ことができる工具を用いて調整ボルトを締込み、弛め操
作することで、作業者が小さな力で操作できるようにし
ている。
【0007】このために、調整終了状態、つまり傾斜溝
の上端部が支軸に接した状態を作業者が感知できない
と、その調整終了状態からさらに作業者が調整ねじを弛
め操作することがあり、この場合には調整ねじに過大な
トルクがかかり、その調整ねじや外枠、内枠を破壊する
ことがある。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、調整ねじのトルク変化で調整終了状態
を作業者が感知できるようにした調整戸車を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、外枠と、
この外枠に対して横方向に移動可能で、かつ上下用溝を
有する内枠と、前記外枠に対して上下方向に移動可能
で、かつ横方向に移動しないように支承され、かつ前記
上下用溝に沿って相対的に移動可能な上下用軸と、この
上下用軸とともに上下移動可能な車輪と、前記内枠を横
方向に移動する調整ねじを備え、前記上下用溝は水平に
対して斜めで横方向に向う傾斜溝と、この傾斜溝の上端
部と連続した水平溝を有することを特徴とする調整戸車
である。
【0010】第2の発明は、第1の発明において調整ね
じは、内枠の雌ねじに螺合する雄ねじ部と先端小径軸部
を有し、内枠の水平溝が上下用軸に接する時には、雄ね
じ部が雌ねじから外れ、先端小径軸部が雌ねじに挿入し
ている調整戸車である。
【0011】
【作 用】第1の発明によれば、調整ねじを回転して内
枠を移動して高さ調整する際に、傾斜溝の上端部が上下
用軸に接すると調整終了状態となり、この状態よりも内
枠がさらに移動して水平溝が上下用軸に接すると調整ね
じのトルクが急激に小さくなる。したがって、作業者は
調整ねじを回転するトルク変化で調整終了状態となった
ことを感知でき、便利である。また、大重量の障子に取
付ける調整戸車であって、調整ねじを大きなトルクをか
けることができる工具で回転するようにした場合に、調
整終了状態の後にも調整ねじを回転し続けて調整ねじ、
外枠、内枠を破壊することを未然に防止できる。
【0012】第2の発明によれば、内枠が移動して水平
溝が上下用軸に接すると、調整ねじの雄ねじ部が雌ねじ
から外れて調整ねじは空転する。したがって、調整ボル
トのトルクがほとんどゼロとなるので、調整終了状態を
作業者が確実に感知できる。しかも、作業者が誤って調
整ねじを回転し続けても内枠が移動しないから、調整ね
じ、外枠、内枠を破壊することがない。また、前述の状
態において調整ねじの先端小径部が雌ねじに挿入してあ
るから、この先端小径軸部をガイドとして雄ねじ部を再
び雌ねじに螺合できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、外枠10と、
この外枠10に対して横方向(図1で左右方向)に移動
可能で、かつ上下用溝20を有する内枠30と、前記外
枠10に対して上下方向に移動可能で、かつ横方向には
移動しないように支承され、前記上下用溝20に沿って
相対的に移動可能な上下用軸40と、この上下用軸40
ととも上下移動可能な車輪50と、前記内枠30を横方
向に移動する調整ねじ60で調整戸車としてある。前記
上下用溝20は水平に対して斜めで横方向に向う傾斜溝
21と、この傾斜溝21の上端部と連続した水平溝22
を有する。前記調整ねじ60は外枠10に回転自在で、
かつ横方向に移動しないように支承され、その調整ねじ
60は内枠30の雌ねじ30aに螺合している。
【0014】前記外枠10が従来と同様に障子8に取付
けられ、車輪50が下枠9に接して障子8を下枠9に沿
ってスムーズに面内方向に移動自在とする。
【0015】前記調整ねじ60を一方向に回転(例え
ば、締込み)すると内枠30は外枠10に対して一方向
(例えば、矢印a方向)に移動し、内枠30と外枠10
が車輪50に対して上方に移動し、高さが高くなる。前
記調整ねじ60を他方向に回転(例えば、弛め)すると
内枠30は外枠10に対して他方向(例えば、矢印b方
向)に移動し、内枠30と外枠10が車輪50に対して
下方に移動し、高さが低くなる。
【0016】図1に示す状態では上下用軸40が上下用
溝20の水平溝22に接した状態で、外枠10、内枠3
0は高さが最も低い。前述の状態であると、障子重量W
は外枠10、内枠30、水平溝22、上下用軸40を介
して車輪50に伝わり、下枠9で支持される。よって、
障子重量Wで内枠30に横方向の力が作用しないので、
調整ねじ60と雌ねじ30aの螺合部に力が作用しな
い。
【0017】図1に示す状態から調整ねじ60を締込ん
で内枠30を矢印a方向に移動し、、図2(a)に示す
ように傾斜溝21の上下中間部を上下用軸40に接した
状態とする。この状態での高さHは図1に示す状態の
高さHよりも高い。図2(a)に示す状態では上下用
軸40が傾斜溝21に接しているので、障子重量Wによ
って内枠30には矢印b方向の力が作用し、調整ねじ6
0と雌ねじ30aの螺合部に力が作用する。
【0018】図2(a)に示す状態から調整ねじ60を
弛めて調整開始すると内枠30は矢印b方向に移動し、
内枠30の傾斜溝21が上下用軸40に沿って上端部方
向に摺動するので、外枠10、内枠20が車輪50に対
して下方に移動し、高さが低くなる。この時の調整ねじ
60のトルクは大きい。
【0019】図2(b)に示すように傾斜溝21の上端
部21a(傾斜溝21と水平溝22の境目部分)が上下
用軸40に接すると調整終了状態となり、最低の高さH
となる。この調整終了状態から調整ねじ60をさらに
弛めると内枠30が矢印b方向に移動し、水平溝22が
上下用軸40に接する。これによって、前述のように障
子重量Wで内枠30に横方向の力が作用しなくなり、調
整ねじ60と雌ねじ30aの螺合部に力が作用しなくな
るので、調整ねじ60のトルクが急激に小さくなる。し
たがって、作業者は調整ねじ60のトルクが急激に小さ
くなったことによって調整終了状態であることを感知で
きる。
【0020】次に、各部材の具体形状を図1と図3〜図
6に基づいて説明するが、これに限ることはない。前記
外枠10は取付枠11と傾斜枠12を備えている。その
取付枠11は、幅狭で長尺な上面板11aと長手方向一
対の端面板11bと長手方向一対の取付横片11cと幅
方向の一方の一側垂下板11dでほぼ下向きコ字形状で
ある。前記上面板11aに開口部13と係合穴14がそ
れぞれ形成してある。この実施の形態では開口部13と
係合穴14がそれぞれ一対形成してあると共に、開口部
13と係合穴14が連続しているが、開口部13と係合
穴14は1つ又は3つ以上でも良いし、開口部13と係
合穴14は独立していても良い。つまり、開口部13は
車輪50の一部が突出するもので、その車輪50の数だ
け形成すれば良い。
【0021】前記傾斜枠12は、幅狭で長尺な上面板1
2aと、長手方向一対の端面板12bと、幅方向一方の
第1側面板12cと、幅方向他方の第2側面板12dで
下面が開口した幅狭で長尺な箱形状である。この傾斜枠
12は取付枠11内に収納されている。前記上面板12
aには開口部15が前記取付枠11の開口部13と相対
向して形成されていると共に、前記係合穴14に係合す
る係合片16が設けてある。例えば、打ち出し加工して
係合片16としてある。前記取付枠11の一側垂下片1
1dの長手方向両端部と傾斜枠12の第2側面板12d
の長手方向両端部とに亘ってスプリング17がそれぞれ
設けてあり、このスプリング17で傾斜枠12が幅方向
一方に引き寄せられ、上面板12aが上面板11aに接
すると共に、第1側面板12cが一側垂下板11dに接
して傾斜枠12は上下方向に向う垂直姿勢に保持され
る。また、係合片16が係合穴14に係合して傾斜枠1
2が取付枠11に長手方向に移動しないように保持され
る。
【0022】前記第1側面板12cと第2側面板12d
に垂直溝18がそれぞれ形成してある。この実施の形態
では第1・第2側面板12c,12dの長手方向中間部
に垂直溝18がそれぞれ形成してあるが、これに限るこ
とはなく、長手方向一端寄りでも他端寄りでも良い。ま
た、各垂直溝18は第1・第2側面板12c,12dの
下端面に開口しているが、開口しなくとも良い。前記上
下用軸40の両端部が各垂直溝18に上下動自在に嵌ま
り込んでいる。これによって、上下用軸40は傾斜枠1
2(外枠10)に対して上下動自在で、横方向には動か
ないように支承される。
【0023】前記内枠30は幅方向一対の側面板31と
長手方向一端の端面板32で平面形状コ字型の幅狭で長
尺の形状で、この内枠30は前記傾斜枠12内に横方向
に移動自在に収納される。前記一対の側面板31に上下
用溝20がそれぞれ形成してある。この実施の形態では
側面板31の長手方向中間部に上下用溝20がそれぞれ
形成してあるが、これに限ることはなく、長手方向一端
寄り、他端寄りでも良い。前記上下用溝20の傾斜溝2
1の下部は側面板31の下端面に開口し、その開口部2
3から上下用軸40が挿入し易いようにしてある。前記
傾斜溝21の下端部には水平な下向面24を有し、この
下向面24は開口部23と対向している。
【0024】前記一対の側面板31には突部33が設け
てある。例えば各側面板31の下端部の長手方向両端寄
り部分を折り曲げ加工して一対の突部33としてある。
この突部33が傾斜枠12の第1・第2側面板12c,
12dに形成した長手方向の長孔19に嵌まり合い、内
枠30が落下しないように保持していると共に、その突
部33が長孔19に沿って移動することで内枠30は傾
斜枠12に対して横方向に移動する。
【0025】前記内枠30の端面板32にナットプレー
ト34が取付けてあり、このねじ孔34aが端面板32
の孔32aと対向して雌ねじ30aを形成している。例
えば端面板32の両面にナットプレート34と補強プレ
ート35をビス36で取付けてある。補強プレート35
は孔35aを有する。
【0026】前記上下用軸40は一対のプレート41の
長手方向中間部に取付けてあり、この一対のプレート4
1の長手方向両端寄り間に車輪50が支軸51で回転自
在に取付けてある。この一対のプレート41が内枠30
内に収納され、上下用軸40が上下用溝20を通って垂
直溝18に上下動自在に嵌まり合っている。
【0027】前記調整ねじ60は、頭部61と頭部寄り
小径軸部62と雄ねじ部63と先端小径軸部64を有
し、その頭部寄り小径軸部62が傾斜枠12の端面板1
2bに回転自在で軸方向に若干だけ移動可能に支承さ
れ、雄ねじ部63が雌ねじ30aに螺合している。例え
ば、傾斜枠12の端面板12bに形成した切欠部12e
に頭部寄り小径軸部62を挿入して取付けられ、その頭
部寄り小径軸部62の長さと端面板12bの厚さの差分
だけ軸方向に移動可能で、調整ねじ60を締込んだ時に
は頭部61が端面板12bの外側の面に接し、弛める時
には雄ねじ部63の端部が端面板12bの内側の面に接
する。前記調整ねじ60の頭部61には六角穴61aが
形成され、取付枠11の端面板11bの孔11eから工
具を六角穴61aに嵌合して締込み、弛め操作する。
【0028】また、図1に示すように水平溝22が上下
用軸40に接している状態では調整ねじ60の雄ねじ部
63が雌ねじ3a(ナットプレート34のねじ孔34
a)から外れ、先端小径軸部64が雌ねじ3aに挿入さ
れている。これによって、調整ねじ60を弛めて内枠3
0を矢印b方向に移動し、高さの調整終了状態となって
水平溝22が上下用軸40に接した時には調整ねじ60
は空回りし、その調整ねじ60を弛めるトルクはほとん
どゼロとなる。したがって、作業者は調整終了したこと
をより確実に感知できる。しかも、作業者が誤って調整
ねじ60を弛め操作し続けても内枠30が横方向に移動
しないので、調整ねじ60、外枠10(傾斜枠12)、
内枠30に無理な力が作用せずに、それらを破壊するこ
とがない。この時、調整ねじ60は、図1に示すように
雄ねじ部63の端部が端面板12bの内側の面に接して
いるので、調整ねじ60を図1で矢印b方向に押すこと
で雄ねじ部63を雌ねじ30dに再び螺合することがで
きる。
【0029】このようであるから、取付枠11を障子8
に取付け、車輪50を下枠9に接することで、障子を閉
じ位置で引き寄せた際に障子とともに取付枠11が傾斜
枠12に対して移動し、傾斜枠12が斜めに揺動して車
輪50が斜めの姿勢となる。これによって、障子の引き
寄せストロークを大きくできる。また、一対の車輪50
を有するから、大重量の障子をスムーズに走行できる。
また、調整ねじ60を締込み、弛めることで内枠30が
傾斜枠12に対して前述と同様に移動し、高さ調整でき
る。
【0030】前記取付枠11と傾斜枠12を一体として
外枠10としても良い。例えば、傾斜枠12に取付横片
を設けて外枠10とする。また、車輪50を1つとして
も良い。この場合には車輪50の支軸51が上下用軸4
0に相当する。
【0031】また、傾斜溝21の下端部と連続して水平
溝を形成し、調整ねじ60を締込んで高さ調整した時
に、調整終了状態後に水平溝が上下用軸40に接してト
ルクが変化するようにし、それによって調整終了状態を
作業者が感知できるようにしても良い。この場合には、
調整終了後に調整ねじ60の雄ねじ部63が雌ねじ30
aから外れ、その頭部寄り小径軸部62が雌ねじ3aに
挿通し、調整ねじ60が空転するようにしても良い。こ
のようにすると、調整ねじ60の雄ねじ部63を雌ねじ
3aに螺合開始できないから、調整ねじ60を、その雄
ねじ部63が雌ねじ3aに螺合する方向(図1で矢印a
方向)に押すスプリングを設ける。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、調整ねじ
を回転して内枠を移動して高さ調整する際に、傾斜溝の
上端部が上下用軸に接すると調整終了状態となり、この
状態よりも内枠がさらに移動して水平溝が上下用軸に接
すると調整ねじのトルクが急激に小さくなる。したがっ
て、作業者は調整ねじを回転するトルク変化で調整終了
状態となったことを感知で、便利である。また、大重量
の障子に取付ける調整戸車であって、調整ねじを大きな
トルクをかけることができる工具で回転するようにした
場合に、調整終了状態の後にも調整ねじを回転し続けて
調整ねじ、外枠、内枠を破壊することを未然に防止でき
る。
【0033】請求項2に係る発明によれば、内枠が移動
して水平溝が上下用軸に接すると、調整ねじの雄ねじ部
が雌ねじから外れて調整ねじは空転する。したがって、
調整ボルトのトルクがほとんどゼロとなるので、調整終
了状態を作業者が確実に感知できる。しかも、作業者が
誤って調整ねじを回転し続けても内枠が移動しないか
ら、調整ねじ、外枠、内枠を破壊することがない。ま
た、前述の状態において調整ねじの先端小径部が雌ねじ
に挿入してあるから、この先端小径軸部をガイドとして
雄ねじ部を再び雌ねじに螺合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】調整戸車の一部破断正面図である。
【図2】高さ調整動作説明図である。
【図3】調整戸車の平面図である。
【図4】調整戸車の側面図である。
【図5】調整戸車の底面図である。
【図6】調整戸車の分解斜視図である。
【図7】従来の調整戸車の正面図である。
【符号の説明】
1…外枠、2…内枠、3…車輪、4…調整ねじ、5…支
軸、6垂直溝、7…傾斜溝、8…障子、9…下枠、10
…外枠、11…取付枠、12…傾斜枠、18…垂直溝、
20…上下用溝、21…傾斜溝、22…水平溝、30…
内枠、30a…雌ねじ、40…上下用軸、50…車輪、
60…調整ねじ、63…雄ねじ部、64…先端小径軸
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 助田 裕希 大阪府大阪市北区天満橋3丁目3番5号 中西金属工業株式会社内 (72)発明者 堀井 崇司 千葉県習志野市藤崎3−13−8 Fターム(参考) 2E034 BA01 BD02 BD06 DA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠と、この外枠に対して横方向に移動
    可能で、かつ上下用溝を有する内枠と、前記外枠に対し
    て上下方向に移動可能で、かつ横方向に移動しないよう
    に支承され、かつ前記上下用溝に沿って相対的に移動可
    能な上下用軸と、この上下用軸とともに上下移動可能な
    車輪と、前記内枠を横方向に移動する調整ねじを備え、 前記上下用溝は水平に対して斜めで横方向に向う傾斜溝
    と、この傾斜溝の上端部と連続した水平溝を有すること
    を特徴とする調整戸車。
  2. 【請求項2】 調整ねじは、内枠の雌ねじに螺合する雄
    ねじ部と先端小径軸部を有し、 内枠の水平溝が上下用軸に接する時には、雄ねじ部が雌
    ねじから外れ、先端小径軸部が雌ねじに挿入している請
    求項1記載の調整戸車。
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