JPH0510123U - エアバツグを備えたステアリングホイールのパツド - Google Patents

エアバツグを備えたステアリングホイールのパツド

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JPH0510123U
JPH0510123U JP058788U JP5878891U JPH0510123U JP H0510123 U JPH0510123 U JP H0510123U JP 058788 U JP058788 U JP 058788U JP 5878891 U JP5878891 U JP 5878891U JP H0510123 U JPH0510123 U JP H0510123U
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JP
Japan
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pad
airbag
membrane switch
switch
expanded
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JP058788U
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English (en)
Inventor
眞 金井
淳一 水谷
徹至 平光
道夫 井上
Original Assignee
豊田合成株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設計、製造が容易で通常の押圧力でパッドの
ほぼいずれの位置を押してもホーンを鳴らすことがで
き、かつ、エアバッグ膨張時には、容易に拡開されるエ
アバッグを備えたステアリングホイールのパッドを提供
することである。 【構成】 薄膜状のメンブレンスイッチ27をパッド1
の拡開部13のほぼ全面に配置するとともに、破断部2
8,29をメンブレンスイッチ27の上側位置と下側位
置にそれぞれ設け、メンブレンスイッチ27よりも上側
位置にある破断部29をメンブレンスイッチ27が存在
しない位置に設けた。そして、エアバッグ9膨張時に
は、下側位置の破断部28、メンブレンスイッチ27、
上側位置の破断部29の順に破断され、拡開部13が拡
開されるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエアバッグ展開時に拡開されるステアリングホイールのパッド、特に 、薄膜状の感圧式ホーンスイッチを有するエアバッグを備えたステアリングホイ ールのパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々のエアバッグを備えたステアリングホイールのパッドが提案さ れており、その中でも内部にホーンスイッチを有するパッドが提案されている。 例えば図4に示すように、パッド1はステアリングホイールのリング部2のほぼ 中央部に配置され、次のように構成される。すなわち、図3に示すように、ボス 部3には、金属製のバッグホルダ4が支持されている。このバッグホルダ4は中 央に挿入孔5aを備えたほぼ四角環状の上板5と、同上板5の外周縁から下方へ 延びる側板6とからなる。
【0003】 前記バッグホルダ4の挿入孔5aには、インフレータ7が下方から挿入され、 同インフレータ7の外周に形成されたフランジ部8の上面がバッグホルダ4の上 板5下面に当接されている。前記インフレータ7の上部には、同インフレータ7 を覆うようにしてエアバッグ9が配設されている。このエアバッグ9の下端部は 、前記インフレータ7の外周方向に延びる環状のリテーナ10によりバッグホル ダ4の上面にて保持されており、このリテーナ10及びエアバッグ9の下端部が 前記フランジ部8とともにボルト11によって前記上板5に固定されている。な お、エアバッグ9は通常時には折畳まれて収容されており、衝撃が発生した際に は前記インフレータ7から発生するガスによって上方へ膨張されるようになって いる。
【0004】 前記ボス部3を覆うようにして樹脂製のロアカバー12が配設されており、そ の上面は開口部となっている。下面が開放されたほぼ箱型形状をなすパッド1は 前記エアバッグ9を覆うようにして前記ロアカバー12上面の開口部に配置され ている。このパッド1は、形状及び強度を保持するためのインサート16と、同 インサート16を覆うように形成され、ポリウレタン、ポリプロピレン等の軟質 材よりなる樹脂カバー17と、同樹脂カバー17と前記インサート16との間に 配設された薄膜状のメンブレンスイッチ19とから構成される。なお、前記イン サート16は略四角筒状の枠体16aと、同枠体16aの上部に取着されたアラ ミド繊維等の高強度繊維よりなるネット16bとにより形成され、パッド1の破 断時における耐久性を向上させるようになっている。
【0005】 前記パッド1のほぼ中央部は、その幅方向(図4においては左右方向)に延び るようにして薄肉状に形成され、破断部20となっている。そして、エアバッグ 9が膨張した際には、同破断部20にて破断され、パッド上部の拡開部13が外 方へ拡開されるようになっている。
【0006】 図5に示すように、前記メンブレンスイッチ19はほぼ台形状をなしており、 その両側部からは図中2点鎖線で示す端子22が延出されており、図示しないホ ーンスイッチ機構に対し電気的に接続される。
【0007】 また、同メンブレンスイッチ19は図6に示すように、リン青銅製の薄板23 と、その上下両面に電気絶縁性の突起24を介して取着されたステンレス製の薄 板25と、さらにその上下両面を覆うように貼着された透明樹脂製のフィルム2 6とによって形成され、上方からの押圧力により前記ステンレス製の薄板25と リン青銅製の薄板23とが接触し、電気的に導通された際にホーンが鳴るように なっている。図5に示すように、前記メンブレンスイッチ19は、エアバッグ9 の膨張時において、前記パッド1の破断の妨げとならないように、例えばパッド 1の破断部20よりも手前側半分(図中下側)の位置に配設される。
【0008】 そして、図3に示すように、衝撃発生時には前記インフレータ7からガスが発 生し、エアバッグ9が膨張する。この膨張に伴ってパッド1の拡開部13は前記 破断部20にて破断されることにより、上方へ湾曲開放される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、運転者にとっては、ホーンスイッチを操作する際に、パッド1のい かなる箇所を押圧してもホーンが鳴るのが理想である。しかし、前記のようなパ ッド1では、メンブレンスイッチ19はパッド1の破断部20よりも手前側半分 だけにしか配設されていなかった。一方、奥側のパッド1にも図示しないメンブ レンスイッチを配設、すなわち、2枚のメンブレンスイッチを配設することによ り、ホーンスイッチの面積を増やすことが考えられる。
【0010】 しかしながら、このようなパッドには、次に記すような問題があった。すなわ ち、エアバッグ9の膨張時において、前記パッド1の破断の妨げとならないよう にするためには、前記破断部20にはメンブレンスイッチ19を配設するわけに はいかず、どうしても2枚のメンブレンスイッチを配置しなければならなかった 。この場合、スイッチの端子及びリード線等の導電機構を余分に設けねばならず 、組付性や成形性が悪かった。さらに、運転者がホーンを鳴らそうと前記破断部 20付近を押圧した場合、前記破断部20の箇所にはメンブレンスイッチが設け られていないため、強い力で押さなければならず操作性が悪いという問題があっ た。
【0011】 また、前記破断部20の強度は比較的弱いにもかかわらず応力が加わりやすい ため、その深さ、形状等の設計に著しく注意を促す必要があった。 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は容易 に設計、製造ができるとともに、通常の押圧力でパッドのほぼいずれの位置を同 じ押圧力で押してもホーンを鳴らすことができ、かつ、エアバッグ膨張時には、 容易に拡開されるエアバッグを備えたステアリングホイールのパッドを提供する ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案では、エアバッグの上方を覆うようにして配 置され、内部に面状スイッチを有するとともに、前記エアバッグが膨張すること によって、拡開部が同拡開部に形成された薄肉状の破断部が破断され外方へ拡開 されるエアバッグを備えたステアリングホイールのパッドであって、前記面状ス イッチをパッドの拡開部のほぼ全面に配置するとともに、前記破断部を前記面状 スイッチよりも上側位置と下側位置にそれぞれ設け、面状スイッチよりも上側位 置にある破断部を感圧式ホーンスイッチが存在しない位置に設けたことを特徴と するエアバッグを備えたステアリングホイールのパッドをその要旨とする。
【0013】
【作用】
感圧式ホーンスイッチはパッドの拡開部のほぼ全面に設けられるとともに、感 圧式ホーンスイッチよりも上側位置と下側位置にある破断部はそれぞれ異なる位 置に設けられ、感圧式ホーンスイッチよりも上側位置にある破断部は感圧式ホー ンスイッチが存在しない位置に設けられる。従って、パッド内の感圧式ホーンス イッチの面積を広くすることができ、しかも、エアバッグ膨張時には、拡開部は 両破断部にて破断され、感圧式ホーンスイッチを境として容易に拡開される。
【0014】
【実施例】
以下、本考案を具体化した実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例 は前記図3において説明したエアバッグ装置に具体化したので、説明の便宜上、 相違する部分についてのみ説明する。
【0015】 前記図3においては、メンブレンスイッチ19はパッド1の拡開部13内の前 記破断部20よりも手前側に配設されていた。本実施例においては、図1に示す ように、感圧式ホーンスイッチとしてのメンブレンスイッチ27は図3のメンブ レンスイッチ19よりも前後方向(図中左右方向)の長さが長く形成されており 、パッド1の拡開部13のほぼ全面にわたって配設されている。
【0016】 前記パッド1のメンブレンスイッチ27よりも下側には、前後方向のほぼ中央 部付近に樹脂カバー17が薄肉状に形成されることにより破断部28が設けられ ている。また、メンブレンスイッチ27よりも上側には、図中右側の樹脂カバー 17が薄肉状に形成されることにより、破断部29が設けられている。従って、 同破断部29は前記メンブレンスイッチ27が存在しない位置に設けられる。
【0017】 次に、本実施例の作用及び効果について説明する。通常時において、前記拡開 部13のほぼ全面にメンブレンスイッチ27が配設されているので、ホーンを鳴 らそうと前記パッド1の拡開部13を押圧した場合、通常の押圧力でほぼいずれ の部位を押してもホーンを鳴らすことができる。従って、スイッチングの操作面 積を広げることができる。
【0018】 また、設計、製造時には、パッド1全体にメンブレンスイッチ27が配設する ので破断部29の強度を弱くしてもよく、同破断部29の深さ、形状等の設計、 製造が容易となる。
【0019】 さらにた、衝撃発生時には、図1に示すように、インフレータ7からガスが発 生し、エアバッグ9が膨張される。そして、パッド1が前記破断部28からメン ブレンスイッチ27の下面を経て破断部29へと破断される。そして、拡開部1 3は前記インサート16のネット16bともども拡開される。このとき、前記拡 開部13は前記メンブレンスイッチ27が破断されることなく、それぞれ薄肉状 となっている前記メンブレンスイッチ27の下側にある破断部28及び上側にあ る破断部29にて破断される。従って、エアバッグ9膨張時には、従来とほぼ同 等の確実性をもって破断部28,29を破断させ、拡開部13を確実に拡開させ ることができる。
【0020】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で例えば以下のように構成してもよい。 (1)前記実施例においてはメンブレンスイッチ27の下側にある破断部28 を薄肉状に形成したが、例えば図2に示すように、メンブレンスイッチ27の下 側にある破断部30は前記メンブレンスイッチ27に到達するように形成しても よい。この場合、破断部30での破断が容易となる。
【0021】 (2)前記実施例においては、枠体16a及びネット16bよりなるインサー ト16を用いたが、例えば全てポリプロピレン等の樹脂により一体形成された樹 脂インサートを用いてもよい。
【0022】 (3)前記樹脂カバー17の表面に、同樹脂カバー17を覆うようにして革等 を貼着し、操作フィーリングの向上を図ってもよい。
【0023】
【考案の効果】
本考案のエアバッグを備えたステアリングホイールのパッドによれば、容易に 設計、製造ができるとともに、通常の押圧力でパッドのほぼいずれの位置を同じ 押圧力で押してもホーンを鳴らすことができ、かつ、エアバッグ膨張時には、容 易に拡開されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるパッドを含むエアバッ
グ装置を示す部分断面図である。
【図2】別例のパッドを含むエアバッグ装置を示す部分
断面図である。
【図3】従来のエアバッグ装置を示す断面図である。
【図4】従来のステアリングホイールを示す平面図であ
る。
【図5】従来のメンブレンスイッチを示す平面図であ
る。
【図6】図5の部分断面図である。
【符号の説明】
1…パッド、9…エアバッグ、13…拡開部、27…面
状スイッチとしてのメンブレンスイッチ、28,29,
30…破断部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平光 徹至 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)考案者 井上 道夫 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 エアバッグ(9)の上方を覆うようにし
    て配置され、内部に面状スイッチ(27)を有するとと
    もに、前記エアバッグ(9)が膨張することによって、
    拡開部(13)が同拡開部(13)に形成された薄肉状
    の破断部(28,29,30)が破断され外方へ拡開さ
    れるエアバッグ(9)を備えたステアリングホイールの
    パッド(1)であって、 前記面状スイッチ(27)をパッド(1)の拡開部(1
    3)のほぼ全面に配置するとともに、前記破断部(2
    8,29,30)を前記面状スイッチ(27)よりも上
    側位置と下側位置にそれぞれ設け、面状スイッチ(2
    7)よりも上側位置にある破断部(29)を感圧式ホー
    ンスイッチ(27)が存在しない位置に設けたことを特
    徴とするエアバッグを備えたステアリングホイールのパ
    ッド。
JP058788U 1991-07-25 1991-07-25 エアバツグを備えたステアリングホイールのパツド Pending JPH0510123U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072119A (ja) * 1993-03-23 1995-01-06 Trw Vehicle Safety Syst Inc ハウジング組立体及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH072119A (ja) * 1993-03-23 1995-01-06 Trw Vehicle Safety Syst Inc ハウジング組立体及び装置

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