JP3070931B2 - エアバッグ装置を備えたステアリングホイール - Google Patents

エアバッグ装置を備えたステアリングホイール

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JP3070931B2 JP2140739A JP14073990A JP3070931B2 JP 3070931 B2 JP3070931 B2 JP 3070931B2 JP 2140739 A JP2140739 A JP 2140739A JP 14073990 A JP14073990 A JP 14073990A JP 3070931 B2 JP3070931 B2 JP 3070931B2
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眞 金井
孝典 神頭
慶真 帯刀
宏明 神藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、エアバッグ装置を備えたステアリングホイ
ールに関する。
【従来技術】
近年、エアバッグ装置を備えたステアリングホイール
が出現し、そのステアリングホイールではエアバッグ装
置を収納するパッド部内にホーンスイッチを設けたもの
が知られている。
【発明が解決しようとする課題】
上記パッド部を利用したホーンスイッチにおいて、運
転者がパッド部の中央部を掌や拳等で叩くことによりス
イッチ操作する場合がある。即ち、相手の車の運転者に
軽く合図を送るような瞬間的なパッド部への加圧におい
ては、手がパッド部にて跳ね返されるという状態が起こ
り得る。すると、ホーンスイッチの接触時間を稼ぐこと
ができず、短い時間ながらも意図するようにホーンを鳴
らすことができないという問題があった、又、この場
合、運転者はパッド部が硬く感じられることになり、ホ
ーンスイッチの操作フィーリングとしては良いものとは
言えなかった。 本発明は、上記の課題を解決するために成されたもの
であり、その目的とするところは、ホーンスイッチが設
けられたパッド部への瞬間的な加圧に対して意図するよ
うにホーンを鳴らすことができるエアバッグ装置を備え
たステアリングホイールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための発明の構成は、パッド部下
部にエアバッグ装置の収納すると共にパッド部の略中央
部において上下動する作動部を有するメンブレンスイッ
チを内蔵したステアリングホイールであって、エアバッ
グ装置のエアバックは、メンブレンスイッチを有するパ
ッド部下部であって作動部の下方に当たる中央部にパッ
ド部の押下に対する抗力を減少させる空間が形成され、
周辺部を厚くして折り畳まれパッド部下部に収納されて
いることを特徴とする。 ここで、空間は、エアバックの折り畳み形状、又は、
折り畳み段数を部分的に変化させて、折り畳まれたエア
バックの中央部が凹部となり周辺部が厚く形成されて凸
部となるように形成することが望ましい。 又、エアバッグは、エアバッグ装置が動作するまで、
周辺部に該当する凸部がテープ等の一時的仮止め部材に
よりその折り畳み形状が保持されていることが望まし
い。
【作用】
本ステアリングホイールはパッド部下部にエアバッグ
装置の収納し、メンブレンスイッチをパッド部に内蔵し
たものである。このメンブレンスイッチは、パッド部の
略中央部において上下動する作動部を有する。そして、
エアバッグ装置のエアバッグは、メンブレンスイッチを
有するパッド部下部であって作動部の下方に当たる中央
部にパッド部の押下に対する抗力を減少させるために、
中央部に空間が形成され周辺部が厚くなるように折り畳
まれている。 このような構成に折り畳まれたエアバッグにより、メ
ンブレンスイッチはエアバッグの中央部の凹部空間部が
上下動する作動部となる。この結果、メンブレンスイッ
チの作動部に該当するパッド部は弾性変形し易くなる。
つまり、このパッド部に形成されたメンブレンスイッチ
から成るホーンスイッチはパッド部が弾性変形する分だ
け接触時間を稼ぐことが可能となる。
【実施例】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。 本発明に係るエアバッグ装置を備えたステアリングホ
イール1は、第5図にその平面図を示したように、中央
のパッド部2とスポーク3とリング4とで構成されてい
る。 第1図は本発明に係るエアバッグ装置を備えたステア
リングホイールの縦断面図であり、第2図は同実施例に
係るインフレータとコントローラとを固定した状態を示
した部分縦断面図である。 パッド部2は、第1図に示したような立体形状をして
おり、その内部空間20にエアバッグ5が折り畳まれて収
納されている。パッド部2はアルミニウムから成る略円
筒状の取付部材39をインサートとした発泡ウレタンフォ
ームで形成されている。この取付部材39の略円筒状の中
央部にはインフレータ8がL形環状のフランジ41に嵌装
され配設されている。そのフランジ41の下方に延びた側
壁42が下方に突出した取付部材39の側壁40にリベット締
めされている。 又、インフレータ8の下部にはそのフランジ41の側壁
42にリベット締めされたブラケット43を介してコントロ
ーラ9がボルト締めされている。上述したインフレータ
8とコントローラ9との周辺部での取付け状態におい
て、コントローラ9はインフレータ8との対向した面間
に間隙を保持する。 ボス10に延設された金属プレート6にはスポーク3が
接合されている。そして、上記ブラケット43が金属プレ
ート6にボルト締めされたアタッチメント44にボルト締
めされることにより、パッド部2は金属プレート6上に
固設される。又、パッド部2の下部を覆うようにカバー
11が配設されている。 一方、パッド部2の上面22の中央には外部及び内部か
ら溝23,24を形成して薄肉部25が形成されている。この
薄肉部25はエアバッグ5の作動時に圧力により切断され
る。そして、薄肉部25で2つに分割された上面22a,22b
は薄肉部の形成されていない両面の固定端26a,26bを蝶
番として両側に開放されるように構成されている。 又、パッド部2の上面22の内層部27には、中央の薄肉
部25の両側に取付部材39に一端の固定されたメッシュ28
a,28bとメンブレンスイッチ29a,29bとがインサート成形
により配設されている。 コントローラ9からは一対のリード線17a,17b、又、
メンブレンスイッチ29a,29bからは一対のリード線30a,3
1aと30b,31bが取り出されている。これら合計6本のリ
ード線のうちコントローラ9のリード線17aとメンブレ
ンスイッチ29a,29bのリード線30a,31aとは信号線であ
り、コントローラ9のリード線17bとメンブレンスイッ
チ29a,29bのリード線31a,31bとはアース線である。上記
リード線が金属プレート6に明けられた穴6aを通してコ
ネクタ18と接続されている。 上記コネクタ18と接続されたリード線は図示しない相
手側コネクタのリード線を介して例えば、周知のスリッ
プリングと各々接続される。それらスリップリングに対
応した摺動子との摺動接触を利用することにより、コン
トローラ9とメンブレンスイッチ29a,29bとは車体側と
電気的に接続される。尚、継電方式としては、テープ電
線を利用したスパイラル方式としても良い。 又、コントローラ9に設けられた溝状凹部49を利用し
て、コントローラ9から信号線のリード線19a及びアー
ス線のリード線19bが樹脂製コネクタ50を介してインフ
レータ8の底面側に接続されている。 上述したように、エアバッグ5はパッド部2の内部空
間20に折り畳まれて収納されている。 第3図(a)〜(c)は実施例に係るエアバッグ5の
折り畳み順序を示した説明図であり、第4図は同実施例
に係る折り畳んでテープ51に固定されたエアバッグ5を
示した斜視図である。 先ず、第3図(a)〜(c)参照をしてエアバッグ5
の折り畳み順序を説明する。 内部の空気の充分抜いた状態のエアバッグ5は上面か
ら見ると第3図(a)に示したような円状である。次
に、第3図(b)に示したように、エアバッグ5の円状
中心に対して上下にて各々二つ折りにする。更に、第3
図(c)に示したように、エアバッグ5の円状中心に対
して同様に、左右にて各々所定の回数折り畳まれる。 エアバッグ5は、第4図にその斜視図を示したよう
に、最終的に上面中央部に凹部空間21を有するように折
り畳まれ、テープ51にて固定される。このテープ51によ
る固定は、エアバッグ5がパッド部2の内部空間20に収
納し易くするためであり、エアバッグ装置が作動するま
で所定の折り畳まれた状態を保持させるためである。 このように、エアバッグ5は上面中央部に凹部空間21
を有した状態でパッド部2の内部空間20に折り畳まれて
収納されているのである。 このパッド部2の下部に形成された凹部空間21により
パッド部は弾性変形し易くなる。即ち、このパッド部に
形成されたメンブレンスイッチから成るホーンスイッチ
は、従来のエアバッグに凹部空間が形成されないものに
比べて、接触時間を稼ぐことが可能となる。又、凹部空
間21の大きさを適当に変更することにより接触時間を変
更することも可能である。 尚、上記凹部空間21の大きさとしては、ホーンスイッ
チ面方向の断面積がホーンスイッチの面積の30%以上で
あれば良く、好ましくは、80%以上にすると良い。 又、凹部空間21としては、実質的な空間を有しなくと
もエアバッグ5を折り畳んだ状態でホーンスイッチ下方
が柔らかく弾性変形し易い折り畳み形状であれば良く、
例えば、重ね折りした部分が他の部分に比べ5mm以上厚
ければ良い。 従って、運転者は意図するようにホーンを鳴らすこと
ができるようになる。更に、運転者はパッド部が弾性変
形し易くなる分、軟らかく感じられることになりホーン
スイッチの操作フィーリングが向上する。
【発明の効果】
本発明では、エアバッグは、メンブレンスイッチを有
するパッド部下部であって作動部の下方に当たる中央部
にパッド部の押下に対する抗力を減少させるように空間
が形成され周周辺部が厚くなるように折り畳まれてい
る。よって、メンブレンスイッチはエアバッグの中央部
の凹部空間部が上下動する作動部となる。この結果、メ
ンブレンスイッチの作動部に該当するパッド部は凹部空
間の存在により大きく弾性変形し易くなる。この結果、
パッド部に形成されたメンブレンスイッチから成るホー
ンスイッチは接触時間を長くすることが可能となる。 従って、このエアバッグ装置を備えたステアリングホ
イールのホーンスイッチは、パッド部への瞬間的な加圧
に対してもホーンを鳴らすことが可能となる。更に、こ
のホーンスイッチはパッド部が弾性変形し易い分、軟ら
かく感じられるので、操作フィーリングが向上するとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体的な一実施例に係るエアバッグ装
置を備えたステアリングホイールを示した縦断面図。第
2図は同実施例に係るインフレータとコントローラとを
固定した状態を示した部分縦断面図。第3図(a)〜
(c)は同実施例に係るエアバッグの折り畳み順序を示
した説明図。第4図は同実施例に係る折り畳んでテープ
にて固定されたエアバッグを示した斜視図。第5図は同
実施例に係るステアリングホイールの平面図である。 1……ステアリングホイール、2……パッド部 5……エアバッグ、6……金属プレート 8……インフレータ、9……コントローラ 10……ボス、20……内部空間、21……凹部空間 22……上面、25……薄肉部 26a,26b……固定端、27……内層部 28a,28b……メッシュ 29a,29b……メンブレンスイッチ 39……取付部材、41……フランジ 43……ブラケット、44……アタッチメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 帯刀 慶真 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 神藤 宏明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−70345(JP,A) 特開 昭51−68043(JP,A) 特開 昭53−147341(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッド部下部にエアバッグ装置を収納する
    と共に前記パッド部の略中央部において上下動する作動
    部を有するメンブレンスイッチを内蔵したステアリング
    ホイールであって、 前記エアバッグ装置のエアバッグは、メンブレンスイッ
    チを有するパッド部下部であって前記作動部の下方に当
    たる中央部に前記パッド部の押下に対する抗力を減少さ
    せる空間が形成され、周辺部を厚くして折り畳まれてパ
    ッド部下部に収納されていることを特徴とするエアバッ
    グ装置を備えたステアリングホイール。
  2. 【請求項2】前記空間は、前記エアバッグの折り畳み形
    状、又は、折り畳み段数を部分的に変化させて、折り畳
    まれた前記エアバッグの中央部が凹部となり周辺部が厚
    く形成されて凸部となるように形成することにより構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載のステアリング
    ホイール。
  3. 【請求項3】前記エアバッグは、前記エアバッグ装置が
    動作するまで、前記周辺部に該当する凸部がテープ等の
    一時的仮止め部材によりその折り畳み形状が保持されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のス
    テアリングホイール。
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