JPH0510021B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0510021B2 JPH0510021B2 JP60182910A JP18291085A JPH0510021B2 JP H0510021 B2 JPH0510021 B2 JP H0510021B2 JP 60182910 A JP60182910 A JP 60182910A JP 18291085 A JP18291085 A JP 18291085A JP H0510021 B2 JPH0510021 B2 JP H0510021B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tapered sleeve
- rotor
- housing
- main shaft
- spiral groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 description 2
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、主軸の後端部にロータ並びにステー
タを設けた主軸駆動モータに関するものである。
タを設けた主軸駆動モータに関するものである。
<従来の技術>
工作物を鏡面加工する超精密加工機においては
主軸の回転伝達系の振動伝播を防止することと、
高速回転が要求されることなどで、主軸の後端部
に直接モータを構成している、これをビルトイン
モータと称している。その構成は第4図で示すよ
うに、主軸1の後端部のテーパ外径1aにテーパ
スリーブ3を介してロータ2を締結し、このロー
タ2に対応するステータ4はハウジング5に固定
した構造である。このビルトインモータにより、
要求される精度が確保されているが、モータ部か
らの発熱による熱影響が問題である。これを解決
するために、ハウジング5にスパイラル溝7を設
け、このスパイラル溝7に冷却油を流して冷却を
図つている。尚、6はハウジングのエンドキヤツ
プ、8はカバーを示す。
主軸の回転伝達系の振動伝播を防止することと、
高速回転が要求されることなどで、主軸の後端部
に直接モータを構成している、これをビルトイン
モータと称している。その構成は第4図で示すよ
うに、主軸1の後端部のテーパ外径1aにテーパ
スリーブ3を介してロータ2を締結し、このロー
タ2に対応するステータ4はハウジング5に固定
した構造である。このビルトインモータにより、
要求される精度が確保されているが、モータ部か
らの発熱による熱影響が問題である。これを解決
するために、ハウジング5にスパイラル溝7を設
け、このスパイラル溝7に冷却油を流して冷却を
図つている。尚、6はハウジングのエンドキヤツ
プ、8はカバーを示す。
<発明が解決しようとする問題点>
上記従来の冷却構造ではステータを伝つてくる
熱を冷却するだけで、ロータ側の発熱に対しては
ほとんど効果がない。
熱を冷却するだけで、ロータ側の発熱に対しては
ほとんど効果がない。
熱影響の問題に対処するために、主軸をセラミ
ツクス等の低熱膨張材が用いられている。しか
し、ロータを締結するテーパスリーブはスチール
等であり主軸との熱膨張率が異なるために、テー
パスリーブが熱膨張するとガタが生じて振動する
おれがある。
ツクス等の低熱膨張材が用いられている。しか
し、ロータを締結するテーパスリーブはスチール
等であり主軸との熱膨張率が異なるために、テー
パスリーブが熱膨張するとガタが生じて振動する
おれがある。
<問題点を解決するための手段>
本発明は、上記従来の問題点を解決するため
に、主軸の後端部のテーパ外径にテーパスリーブ
を介してロータを嵌着し、このロータと対応する
ステータをハウジングに固定した主軸駆動モータ
において、ハウジングのエンドキヤツプにハウジ
ング内にエアを供給するエア供給口を設け、前記
テーパスリーブにエア通路となるスパイラル溝を
設けたものである。
に、主軸の後端部のテーパ外径にテーパスリーブ
を介してロータを嵌着し、このロータと対応する
ステータをハウジングに固定した主軸駆動モータ
において、ハウジングのエンドキヤツプにハウジ
ング内にエアを供給するエア供給口を設け、前記
テーパスリーブにエア通路となるスパイラル溝を
設けたものである。
<作用>
本発明は、ハウジング内に供給されたエアは、
ステータとロータとの隙間並びにテーパスリーブ
に設けたスパイラル溝を通つて熱交換し、ロータ
側を冷却してハウジング外に放出される。
ステータとロータとの隙間並びにテーパスリーブ
に設けたスパイラル溝を通つて熱交換し、ロータ
側を冷却してハウジング外に放出される。
<実施例>
以下本発明の実施例を第1図乃至第3図に基づ
いて説明する。第1図において、10は主軸台、
1は主軸であり、前記主軸台10に静圧ラジアル
軸受11並びに静圧スラスト軸受12によつて回
転自在に軸承されている。前記主軸1の後端部に
は、主軸1をダイレクトに回転駆動するモータ、
すなわち、ビルトインモータMが設けられてい
る。このビルトインモータMは従来と同様に第2
図で示すように、主軸1の後端部のテーパ外径1
aにテーパスリーブ3を介してロータ2が締結さ
れ、ロータ2に対応するステータ4はハウジング
5に固定されている。また、ハウジング5には冷
却油の通路であるスパイラル溝7が形成されてい
る。
いて説明する。第1図において、10は主軸台、
1は主軸であり、前記主軸台10に静圧ラジアル
軸受11並びに静圧スラスト軸受12によつて回
転自在に軸承されている。前記主軸1の後端部に
は、主軸1をダイレクトに回転駆動するモータ、
すなわち、ビルトインモータMが設けられてい
る。このビルトインモータMは従来と同様に第2
図で示すように、主軸1の後端部のテーパ外径1
aにテーパスリーブ3を介してロータ2が締結さ
れ、ロータ2に対応するステータ4はハウジング
5に固定されている。また、ハウジング5には冷
却油の通路であるスパイラル溝7が形成されてい
る。
本発明は、ハウジング5のエンドキヤツプ6に
エア供給口14を設け、テーパスリーブ3の外周
面にエア通路となるスパイラル溝15を設ける。
尚、第3図で示すように、テーパスリーブ3の内
周面にもスパイラル溝15aを設けてもよい。こ
のスパイラル溝15,15aの流路抵抗は、ロー
タ2とステータ4との隙間16の流路抵抗と同程
度に設定する。さらに、必要に応じては、ハウジ
ング5内に供給されたエアが外部に洩れないよう
にエンドキヤツプ6とハウジング5の接合部にシ
リコンゴム等のシール材18が塗布され、また、
ステーター4の外周とハウジング5とのすき間を
通してエアーが流れないように、これらの接合部
にもシール材18が塗布されている。
エア供給口14を設け、テーパスリーブ3の外周
面にエア通路となるスパイラル溝15を設ける。
尚、第3図で示すように、テーパスリーブ3の内
周面にもスパイラル溝15aを設けてもよい。こ
のスパイラル溝15,15aの流路抵抗は、ロー
タ2とステータ4との隙間16の流路抵抗と同程
度に設定する。さらに、必要に応じては、ハウジ
ング5内に供給されたエアが外部に洩れないよう
にエンドキヤツプ6とハウジング5の接合部にシ
リコンゴム等のシール材18が塗布され、また、
ステーター4の外周とハウジング5とのすき間を
通してエアーが流れないように、これらの接合部
にもシール材18が塗布されている。
本発明は上記の通りの構造であるから、エア供
給口14よりハウジング5内に供給されたエア
は、ロータ2とステータ4との隙間16並びにテ
ーパスリーブ3のスパイラル溝15,15aを通
つてロータ2やステータ4からの発熱を熱交換し
て冷却し、モータ動力線引出し穴17より外気に
放出されるものである。これによりステータ4
は、その外周部は従来の冷却油により、内周はエ
アにより冷却され、また、ロータ2は外周並びに
内周をエアにて冷却することができる。
給口14よりハウジング5内に供給されたエア
は、ロータ2とステータ4との隙間16並びにテ
ーパスリーブ3のスパイラル溝15,15aを通
つてロータ2やステータ4からの発熱を熱交換し
て冷却し、モータ動力線引出し穴17より外気に
放出されるものである。これによりステータ4
は、その外周部は従来の冷却油により、内周はエ
アにより冷却され、また、ロータ2は外周並びに
内周をエアにて冷却することができる。
<発明の効果>
以上のように本発明によると、ロータ並びにス
テータをエアによる冷却を可能としたものである
から、ビルトインモータの問題点であつた、モー
タからの発熱による熱影響を防止し、超精密加工
機の精度が確保される利点がある。
テータをエアによる冷却を可能としたものである
から、ビルトインモータの問題点であつた、モー
タからの発熱による熱影響を防止し、超精密加工
機の精度が確保される利点がある。
第1図は本発明のモータを備えた加工機の一部
断面図、第2図は本発明の要部断面図、第3図は
本発明の他の実施例を示す断面図、第4図は従来
のモータの断面図である。 1……主軸、1a……テーパ外径、2……ロー
タ、3……テーパスリーブ、4……ステータ、5
……ハウジング、6……エンドキヤツプ、14…
…エア供給口、15,15a……スパイラル溝、
16……隙間。
断面図、第2図は本発明の要部断面図、第3図は
本発明の他の実施例を示す断面図、第4図は従来
のモータの断面図である。 1……主軸、1a……テーパ外径、2……ロー
タ、3……テーパスリーブ、4……ステータ、5
……ハウジング、6……エンドキヤツプ、14…
…エア供給口、15,15a……スパイラル溝、
16……隙間。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主軸の後端部のテーパ外径にテーパスリーブ
を介してロータを嵌着し、このロータと対応する
ステータをハウジングに固定した主軸駆動モータ
において、ハウジングのエンドキヤツプにハウジ
ング内にエアを供給するエア供給口を設け、前記
テーパスリーブにエア通路となるスパイラル溝を
設けたことを特徴とする主軸駆動モータ。 2 前記テーパスリーブに設けられるスパイラル
溝は、テーパスリーブの外周面とした特許請求の
範囲第1項記載の主軸駆動モータ。 3 前記テーパスリーブに設けられるスパイラル
溝は、テーパスリーブの内、外周面とした特許請
求の範囲第1項記載の主軸駆動モータ。 4 前記テーパスリーブに設けられるスパイラル
溝の流路抵抗は、ステータとロータ間の隙間の流
路抵抗と同程度とした特許請求の範囲第1項記載
の主軸駆動モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60182910A JPS6244044A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 主軸駆動モ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60182910A JPS6244044A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 主軸駆動モ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6244044A JPS6244044A (ja) | 1987-02-26 |
JPH0510021B2 true JPH0510021B2 (ja) | 1993-02-08 |
Family
ID=16126519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60182910A Granted JPS6244044A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 主軸駆動モ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6244044A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6878986B2 (ja) * | 2017-03-24 | 2021-06-02 | 日本電産株式会社 | ステータユニット、モータ、及びファンモータ |
-
1985
- 1985-08-22 JP JP60182910A patent/JPS6244044A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6244044A (ja) | 1987-02-26 |
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