JPH0499686A - 熱転写記録用媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写記録装置に用いる熱転写記録用媒体（以
下インクリボンと略す）の構造に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のインクリボンとしては貫通孔を有する担
体の内部に熱可塑性を示す固体インクを充填したインク
リボンが特公昭５９−３６８７９号に開示されている。

更に、貫通孔を多数設けた薄板の片側の面に耐熱性有機
膜を被着したインクリボンが特開昭６２−４８５９４に
開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の貫通孔あるいはディンプル（ｄｉｍｐｌ
ｅ）を設けたインクリボンはどちらかというと親インク
材から成り、インクリボンにインクを塗布（供給）する
際、貫通孔あるいはディンプル部の周りにもインクが容
易に塗布され、貫通孔等以外のインクが塗布された箇所
も印字に作用することから結果として印字品位が低下す
るという欠点がある。

また、インクリボンに充填したインクをサーマル印字ヘ
ッドにより溶融して記録紙に転写する際、溶融したイン
クが貫通孔あるいはディンプル（ｄ　１ｍ１）　ｌ　ｅ
）部の周りにしみ出て、印字に影響し結果として印字品
位が低下するという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の熱転写記録用媒体は、片面に多数のディンプル
を設けた耐熱性有機薄膜から成るベースフィルムと、こ
のベースフィルムの前記ディンプルの周囲に被膜された
疎インク材とを有している。

〔実施例〕

以下、本発明について熱転写プリンタでの適用を一例と
して図面を参照しながら詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例のインクリボンの一部分の拡
大斜視図である。第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である
。第３図は本実施例が適用される熱転写プリンタのヘッ
ド部の拡大断面図である。

第１図および第２図を参照すると、本発明のインクリボ
ン１はベースフィルム２に耐熱性が有り、且つ摩擦力の
小さいポリイミド樹脂を用い、厚さを１０〜１００μｍ
に形成し、片面にケミカルエツチング又はレーザーエツ
チングにより孔径が１０〜１００μｍ１深さ５〜５０μ
ｍのディンプル５を千鳥状に形成した。更に、ベースフ
ィルム２のディンプル部５の周囲にポリビニルアルコー
ル３を厚さが５〜２０μｍになるように被膜した。

次に、本実施例の動作について説明する。

インクリボン１は熱転写プリンタインク供給部（図に示
さない）で熱溶融されたワックス系インク４がディンプ
ル部５に供給される。その際、ワックス系インクは油性
（疎水性）であり、ディンプル部５の周りに被膜したポ
リビニルアルコール３は親水性であることから、ディン
プル部５以外の箇所にインクは供給されない。

第３図で示すサーマル印字ヘッド６を用い画像および印
字情報により選択的に加熱された発熱素子７より溶融し
たインク４を記録紙に転写する。

この際、溶融したインク４はディンプル部５の周りにし
み出ることはなくインク４によるヘッド部の汚れもなく
、高画質・高品位の画像、および印字を得ることができ
た。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は片面に多数のディンプル
（ｄ　１ｍ１）　１　ｅ）を設け、且つ前記ディンプル
の周りに疎インク材を設けた耐熱性有機薄膜から形成し
ているため、ディンプル部以外の箇所へインクが供給さ
れることはなく、更に溶融したインクがサーマル印字ヘ
ッド側に浸透してヘッドが汚れたり、ヘッドの熱効率が
低下して印字品位が低下することはないので長期間、高
画質・高品位の画像および印字を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部分の拡大斜視図、第２
図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は本実施例が適用さ
れる熱転写プリンタのヘッドの拡大断面図である。 ■・・・インクリボン、２・・・ベースフィルム、３・
・・ポリビニールアルコール被膜、４・・・ワックス系
インク、５・・・ディンプル部、６・・・サーマル印字
ヘッド、７・・・発熱素子。 ずニア’ｌｉ’し 第　　１ 図 ５　テ゛イシフ・ルＢμ 第　　　　２　　　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 片面に多数のディンプルを設けた耐熱性有機薄膜から成
   るベースフィルムと、このベースフィルムの前記ディン
   プルの周囲に被膜された疎インク材とを含むことを特徴
   とする熱転写記録用媒体。