JPH049836Y2 - - Google Patents

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JPH049836Y2
JPH049836Y2 JP1985160805U JP16080585U JPH049836Y2 JP H049836 Y2 JPH049836 Y2 JP H049836Y2 JP 1985160805 U JP1985160805 U JP 1985160805U JP 16080585 U JP16080585 U JP 16080585U JP H049836 Y2 JPH049836 Y2 JP H049836Y2
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door
magnetic
hall
piece
permanent magnet
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JP1985160805U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種機器を収納するケース、キヤビ
ネツト、あるいは家具等の扉を磁力により吸着保
持するマグネツトキヤツチとしての機能と扉の開
閉を検出する機能を合わせ持つた扉吸着保持及び
開閉確認装置に関する。
(従来の技術及び問題点) 従来、扉を磁力で吸着保持するマグネツトキヤ
ツチは、扉の開閉状態を検出する機能は無く、こ
のため複写機等では扉の開閉確認のために永久磁
石とリードスイツチとを組み合わせた装置やマイ
クロスイツチを別に設けることが行なわれてい
た。しかし、これではマグネツトキヤツチを装着
する作業と、扉開閉確認のための装置を装着する
作業とが必要であり、また、両者の取り付けスペ
ースにも配慮が必要となる問題があつた。
なお、実開昭57−106953号には、リードスイツ
チに一体化された鉄片に対して開閉扉側永久磁石
板を吸着又は離脱させることでリードスイツチを
開閉させようとする構造を備えた扉開閉検出機能
付きドアキヤツチ装置が提案されている。しか
し、実開昭57−106953号の場合、扉開閉検出用の
リードスイツチを確実に動作させるためには、開
閉扉側に取り付けられる永久磁石の磁極配置(例
えばN、Sの2極を鉄片への対向面に形成する
等)や磁極の強さ等を考慮して相対向する本体側
のリードスイツチとの間の磁気回路を設計する必
要があり、しかも専門家による注意深い慎重な取
り付けが必要となる。また、扉の開閉時に扉側の
永久磁石とリードスイツチに一体の鉄片とが直接
衝突するので磁石の選択に際し強度を十分配慮す
る必要がある。さらに、従来一般的なマグネツト
キヤツチとは本質的に異なる構造となるため、従
来品のマグネツトキヤツチにそのまま置換するの
には不便な嫌いがあつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の点に鑑み、扉を吸着する磁力
を発生する磁気回路に磁電変換素子を組み合わせ
て、扉を磁力で吸着保持する機能と扉の開閉状態
を検出する機能との両方を具備した扉吸着保持及
び開閉確認装置を提供しようとするものである。
本考案は、両端面に磁極を形成した永久磁石と
該永久磁石の前記両端面に対を成す如く配置、一
体化されたヨーク片とを有する磁気回路と、対を
成した前記ヨーク片に対する扉側磁性体の吸着、
離脱に対応する前記ヨーク片間の磁束変化を検出
する如く一定位置に配置された磁電変換素子とを
備える構成により上記従来の問題点を解決してい
る。
(作用) 本考案は、永久磁石とヨークとを有する磁気回
路の一部に扉側磁性体が吸着された状態のときと
離脱した状態のときとでは当該磁気回路の磁束が
変化することに着目し、その磁束変化をホール素
子、ホールIC(ホール素子及びこの出力を増幅す
る電子回路を集積回路化したもの)、磁気抵抗効
果素子、SMD等の磁電変換素子を用いて検出し
ている。この結果、磁電変換素子の出力により扉
が閉じているか、あるには開いているかを知るこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案に係る扉吸着保持及び開閉確認装
置の実施例を図面に従つて説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例であつて、
第1図は扉の閉じた状態、第2図は扉の開いた状
態である。これらの図において、両端面に磁極を
形成した永久磁石1の両端面に対を成す如く鉄等
のヨーク片2が配置されている。そして、N極側
ヨーク片2、永久磁石1及びS極側ヨーク片2の
3者は樹脂等の非磁性ケース3により相互に密着
固定されている。また、各ヨーク片2の後端面4
側のケース内側空間には磁電変換素子としてのホ
ールIC5が配置されている。ここで、ホールIC
5はホール素子及びこの出力を増幅する電子回路
を積積回路化したものであり、内蔵されたホール
素子内の電流方向に対し垂直に前記ヨーク片2か
らの磁束がホール素子を通過するように設定す
る。
一方、扉6側には、アーマチユア片7が固着さ
れており、そのアーマチユア片7が前記ヨーク片
2の前端面に磁力により吸着、保持されたとき扉
6は閉じた状態となり、外力によりアーマチユア
片7がヨーク片2の前端面より離脱したときが扉
6の開いた状態となる。
さて、前記永久磁石1及びヨーク片2、さらに
これに対し吸着、離脱するアーマチユア片7から
なる磁気回路は、アーマチユア片7の吸着、離脱
に対応して磁束が変化する。第3図はヨーク片2
の下端面4からホールIC5の中心までの距離x
と当該距離x点での磁束密度との関係を示すもの
である。この図で、上側の曲線Aはアーマチユア
片7の離脱時(扉開)の磁束密度、下側の曲線B
はアーマチユア片7の吸着時(扉閉)の磁束密度
を示している。
いま、実施例において前記距離をxoに設定す
れば、第3図より扉6の閉じている時のホール
IC5(すなわち内部のホール素子)を貫通する
磁束密度はBcloseとなり、扉6の開いている時
のホールIC5を貫通する磁束密度はBopenとな
る。ここで、扉が閉じた状態の磁束密度Bclose
と扉が開いた状態の磁束密度Bopenとの間の変化
量は永久磁石1のN極側のヨーク片2からS極側
ヨーク片2へ向かう磁束が変化したことに起因し
ている。従つて、ホールIC5がスイツチングす
る磁束密度をBholeとすると、ホールIC5が扉6
の開閉に応答してスイツチングするには、 Bclose<Bhole<Bopen ……(1) の条件が必要となる。量産時には Bhole≒Bopen−Bopen−Bclose/2 =1/2(Bopen+Bclose) に設定すれば実用的である。このようなBholeで
スイツチングするホールIC5を選ぶことによつ
て、扉6の開閉に応答するスイツチング動作を得
ることができる。例えば、扉6が閉じていれば、
Bclose<BholeでホールIC5は動作されず、その
出力はOVであり、扉6が開いていればBhole<
BopenでホールIC5は作動して5Vを出力する。
なお、上記実施例では、ホールIC5をヨーク
片2の後端面4側に対向するように配置したが、
アーマチユア片7の吸着、離脱に対応した磁束変
化を検出可能な位置であればよく、例えば第4図
のヨーク片2の側端面8に対応する位置Pにホー
ルIC5を配置するようにしてもよい。
また、ホールICの代わりに、ホール素子を用
い電子回路は別に設けてもよい。さらに、磁気抵
抗効果素子やSMD(マグネツトダイオード)等の
磁電変換素子を利用することもできる。
さらに、本考案の応用例として、本考案の扉吸
着保持及び開閉確認装置と、電池及びブザー等を
組み合わせて扉の開放をブザー音で警報する警報
装置を構成することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の扉吸着保持及び
開閉確認装置によれば、扉を吸着する磁力を発生
する磁気回路に磁電変換素子を組み合わせること
により、扉を磁力で吸着保持可能とするととも
に、扉の開閉状態を検出することができる。した
がつて、扉を吸着保持するマグネツトキヤツチと
扉の開閉確認のための装置とを別個に配置する従
来の構成に比べ、各種機器のケース、キヤビネツ
ト等への装着が簡単になり、装着スペースも少な
くてよい。さらに、価格の面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る扉吸着保持及び開閉確認
装置の実施例であつて扉の閉じた状態を示す正面
図、第2図は扉の開いた状態の正面図、第3図は
ヨーク片の後端面からホールIC中心までの距離
xと磁束密度との関係を示すグラフ、第4図はホ
ールICの他の配置例を示す正面図である。 1……永久磁石、2……ヨーク片、3……非磁
性ケース、5……ホールIC、6……扉、7……
アーマチユア片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端面に磁極を形成した永久磁石と該永久磁石
    の前記両端面に対を成す如く配置、一体化された
    ヨーク片とを有する磁気回路と、対を成した前記
    ヨーク片に対する扉側磁性体の吸着、離脱に対応
    する前記ヨーク片間の磁束変化を検出する如く一
    定位置に配置された磁電変換素子とを備えること
    を特徴とする扉吸着保持及び開閉確認装置。
JP1985160805U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH049836Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004186040A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Tokai Rika Co Ltd 近接スイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5245280A (en) * 1975-10-07 1977-04-09 Sanyo Electric Co Ltd Field effect transistor of schottky barrier type

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