JPH0496927A - コイル含浸用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

コイル含浸用エポキシ樹脂組成物

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JPH0496927A
JPH0496927A JP21305690A JP21305690A JPH0496927A JP H0496927 A JPH0496927 A JP H0496927A JP 21305690 A JP21305690 A JP 21305690A JP 21305690 A JP21305690 A JP 21305690A JP H0496927 A JPH0496927 A JP H0496927A
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JP
Japan
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epoxy resin
formula
type epoxy
impregnating
resin composition
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Application number
JP21305690A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takahira
等 高比良
Masato Noro
野呂 真人
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、耐熱接着性および含浸性に優れたコイル含
浸用エポキシ樹脂組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、モータの鉄心に巻回された絶縁コイルやトラ
ンスに組み込まれるコイル等の含浸固着用接着剤として
エポキシ樹脂組成組成物が汎用されており、上記エポキ
シ樹脂組成物としては、例えばビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ
樹脂等のエポキシ樹脂を主成分とし、これに酸無水物、
ポリアミン等の硬化剤、三級アミン、イミダゾール等の
硬化促進剤、充填剤、その他の添加剤を配合したものが
知られている。
そして、最近、モータの小形化および高性能化に伴い、
モータに組み込まれるコイルの含浸固着に用いられるコ
イル含浸用樹脂組成物には、含浸性に冨み、かつ高温雰
囲気下で連続使用に耐えうるもの、特に熱履歴による接
着力低下の少ないものが要求されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記要求に対して従来のエポキシ樹脂組
成物で対応することは困難である。
一方、耐熱性に優れたものとして、マレイミド樹脂を主
成分とする樹脂組成物があげられるが、このマレイミド
樹脂組成物を用いると、耐熱性は向上するものの形成塗
膜は脆く、機械的強度が低下し、その結果、接着力が大
幅に低下するという問題が生じる。また、マレイミド樹
脂は、エポキシ樹脂と比較して反応が遅いため、硬化時
間も長くなり作業性の低下を招くという問題を有してい
る。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、含
浸性および耐熱接着性に優れ、しかも作業性に優れたコ
イル含浸用エポキシ樹脂組成物の提供をその目的とする
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明のコイル含浸用エ
ポキシ樹脂組成物は、下記の(A)〜(C)成分を含み
、(B)成分の配合量が(A)成分100重量部に対し
て40〜80重量部になるように設定されているという
構成をとる。
(A)下記の一般式(1)で表されるビスA型エポキシ
樹脂および一般式(n)で表されるノボラック型エポキ
シ樹脂の少なくとも一方。
(B)下記の一般式(I[[)で表される繰り返し単位
を主成分とするビニルフェノール樹脂。
(C)硬化促進剤。
〔作用〕
すなわち、本発明者らは、含浸性および耐熱接着性に優
れ、しかも作業性に優れたエポキシ樹脂組成物を得るた
め一連の研究を重ねた。その結果、主成分であるエポキ
シ樹脂として上記特殊なエポキシ樹脂を用い、さらに硬
化剤であるフェノール樹脂として上記特殊なビニルフェ
ノール樹脂を用いると、含浸性に優れ、しかも、高温雰
囲気下での連続使用等による熱履歴によって接着力の低
下が少なくなることを見出しこの発明に到達した。
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明のコイル含浸用エポキシ樹脂組成物は、特殊な
エポキシ樹脂と、特殊なビニルフェノール樹脂と、硬化
促進剤を用いて得られるものである。
上記特殊なエポキシ樹脂としては、前記−数式(I)で
表されるビスA型エポキシ樹脂および一般式(n)で表
されるノボラック型エポキシ樹脂の少なくとも一方が用
いられる。
前記−数式(I)で表されるビスA型エポキシ樹脂とし
ては、n+ =o〜1.5の範囲のものを用いる必要が
あり、エポキシ当量184〜200で、かつ25°Cの
粘着性が300ボイズ以下であることが好ましい。すな
わち、−数式(1)において、nlが1.5を超えると
、ガラス転移温度が低下し、高温での接着力が低下した
り、また溶融粘度が上昇しζ含浸性が低下するからであ
る。
また、前記−数式(II)で表されるノボラック型エポ
キシ樹脂としては、n2=0〜3.0の範囲のものを用
いる必要があり、25°Cでの粘度が300ポイズ以下
であることが好ましい。すなわち−数式(II)におい
て、n2が3.0を超えると、粘度が上昇し含浸性が低
下するからである。このような−数式(n)で表される
ノボラック型エポキシ樹脂としては、具体的には、フェ
ノールノボラックグリシジルエーテル、タレゾールノボ
ラックグリシジルエーテル等があげられる。
そして、上記−数式(I)で表されるビスA型エポキシ
樹脂(X)と−数式(I[)で表されるノボラック型エ
ポキシ樹脂(Y)を混合して用いる場合、両者の混合割
合は重量比でX:Y=20:80〜80:20の割合に
なるように設定するのが好ましい。これらエポキシ樹脂
は単独でもしくは併せて用いることができる。
上記特殊なビニルフェノール樹脂としては、前記−数式
(III)で表される繰り返し単位を主成分とするもの
が用いられ、前記−数式(III)においてn:+=1
5〜30の範囲のものを用いる必要があり、平均分子量
5000〜10000のものを用いるのが好ましい。す
なわち、−数式(II[)においてn、が15未満であ
ると耐熱接着性が低下し、30を超えると含浸性が低下
するからである。そして、このような−数式(II)で
表される繰り返し単位を主成分とするビニルフェノール
樹脂としては、具体的には、ポリビニルブチルフェノー
ル、ポリビニルクレゾール、ポリビニルオクチルフェノ
ール等があげられる。これらビニルフェノール樹脂は、
単独でもしくは併せて用いられる。
そして、上記特殊なエポキシ樹脂とビニルフェノール樹
脂との配合割合は、特殊なエポキシ樹脂100重量部(
以下「部」と略す)に対してビニルフェノール樹脂を4
0〜80部の割合に設定する必要がある。特に好適なの
は50〜60部である。すなわち、ビニルフェノール樹
脂の配合量が80部を超えると含浸性が低下し、逆に4
0部未満であると耐熱接着性が低下するからである。
上記特殊なエポキシ樹脂およびビニルフェノール樹脂と
ともに用いられる硬化促進剤としては、三級アミン、三
フッ化ホウ素アミン錯体、イミダゾール誘導体、金属ア
セチルアセテート化合物。
過酸化物等があげられ、単独でもしくは併せて用いられ
る。これら硬化促進剤の配合割合は、上記特殊なエポキ
シ樹脂100部に対して0.01〜20部の割合に設定
するのが好適である。
この発明のコイル含浸用エポキシ樹脂組成物には、上記
各成分以外に従来から用いられている各種の添加剤を適
宜配合することができる。
上記各種添加剤としては、タルク、ケイ砂、シリカ、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム等の充填剤、カーボンブラ
ック、ベンガラ、酸化チタン、酸化クロム、シアニンブ
ルー、シアニンクリーン等の顔料、その他流れ調整剤等
があげられる。このような添加剤の配合割合は、その種
類や用途に応じて適宜設定されるが、通常、コイル含浸
用エポキシ樹脂組成物全体の0.5〜200重量%(以
下「%」と略す)の割合に設定され、好ましくは0゜5
〜50%程度である。
この発明のコイル含浸用エポキシ樹脂組成物は、上記各
成分を用いて、例えば溶融湯合法等従来公知の手段によ
り各成分を混合し、粉砕および分級を行うことにより製
造することができる。上記分級での粒度としては、30
メツシユを通過する程度に設定するのが好ましい。
このようにして得られるコイル含浸用エポキシ樹脂組成
物は、前記特殊なエポキシ樹脂およびビニルフェノール
樹脂の作用により、溶融時の粘度が低く間隙充填性に優
れ、被塗物に対する濡れ性や薄膜塗装性もよく、硬化後
は優れた耐熱性と接着性を示すため、モータやトランス
等に組み込まれるコイルの含浸固着用接着剤等の用途に
最適である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明のコイル含浸用エポキシ樹脂組
成物は、前記−数式(1)もしくは(■)の少なくとも
一方で表されるエポキシ樹脂と、JEt式(III)で
表されるビニルフェノール樹脂ヲ含む特殊な樹脂組成物
である。このため、高温雰囲気下での接着力および高温
雰囲気放置後の接着力の双方に優れ、しかも含浸性に優
れている。したがって、コイルの含浸固着用接着剤の用
途等に最適である。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〜8、比較例1〜7〕 下記の第1表に示す成分を、同表に示す割合で配合し、
溶融混練することによりコイル含浸用エポキシ樹脂組成
物を得た。
なお、第1表中のエポキシ樹脂A−C、ビニルフェノー
ル樹脂D−Fは、下記に示すものである。
くエポキシ樹脂A。
くエポキシ樹脂B〉 〔上記式において、b=t〜3である。〕くビニルフェ
ノール樹脂り、E、F) 〈ビスマレイミ ド〉 以 下 余 白 つぎに、上記のようにして得られた実施例および比較例
のエポキシ樹脂組成物について、200°Cの剪断接着
力、耐熱率1間隙充填率を下記の方法に従って測定した
。その結果を、後記の第2表に示した。
(イ)200°C剪断接着力 幅15+o+++X長さ100mx厚み1.0mの2枚
の鋼板を、180°Cで予熱した後、10wラップさせ
このエポキシ樹脂組成物で接着した。つぎに、180°
Cで30分間保持して硬化させ剪断接着力試験片を作製
した。そして、この試験片の200°C雰囲気中での剪
断接着力を測定した。
(ロ)耐熱率 上記剪断接着力試験で作製した試験片を200°C雰囲
気下で1000時間放置した後、室温まで冷却し、剪断
接着力を測定して、初期の接着力に対する比率(%)で
示した。
(ハ)間隙充填率 幅15mmx長さ100mmX厚み1.0mの2枚の鋼
板間に、厚み0.5 mのスペーサー2本を101の間
隔をおいて挟持し、鋼板を加熱して150°Cに至った
時点で両鋼板と両スペーサーとの間で構成されたスリッ
ト状の間隙にエポキシ樹脂組成物をふりかけて、その溶
融物を流し込み、その後180°Cで30分間保持して
硬化させ、室温まで冷却後に剪断接着力を測定し、(イ
)で得られる初期剪断接着力に対する比率(%)で示し
た。
(以下余白) 上記第2表の結果から、比較別品は剪断接着力耐熱率お
よび間隙充填率の少なくともいずれかの値が低い。これ
に対して実施別品は全ての試験結果に対して良好な値が
得られた。
特許出願人  日東電工株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の(A)〜(C)成分を含み、(B)成分の
    配合量が(A)成分100重量部に対して40〜80重
    量部になるように設定されていることを特徴とするコイ
    ル含浸用エポキシ樹脂組成物。 (A)下記の一般式( I )で表されるビスA型エポキ
    シ樹脂および一般式(II)で表されるノボラツク型エポ
    キシ樹脂の少なくとも一方。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) 〔上記式( I )および(II)において、R_1はHま
    たはCh_3であり、n_1は0〜1.5、n_2は0
    〜30である。〕 (B)下記の一般式(III)で表される繰り返し単位を
    主成分とするビニルフエノール樹脂。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(III) 〔上記式(III)において、R_2は炭素数1〜8のア
    ルキル基,ハロゲン原子またはHであり、n_3は15
    〜300である。〕 (C)硬化促進剤。
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