JPH0495630A - ダイナミックダンパ - Google Patents

ダイナミックダンパ

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JPH0495630A
JPH0495630A JP21154190A JP21154190A JPH0495630A JP H0495630 A JPH0495630 A JP H0495630A JP 21154190 A JP21154190 A JP 21154190A JP 21154190 A JP21154190 A JP 21154190A JP H0495630 A JPH0495630 A JP H0495630A
Authority
JP
Japan
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frequency
engine
spring
dynamic damper
spring constant
Prior art date
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Pending
Application number
JP21154190A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Tsuchiya
土谷 幸広
Hisashi Ogata
永 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP21154190A priority Critical patent/JPH0495630A/ja
Publication of JPH0495630A publication Critical patent/JPH0495630A/ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両のエンジンマウント系等として有用なダイ
ナミックダンパに関するものである。
(従来の技術) 車両の振動系は概ね第3図の如くに表わされる。
即ち、乗員が乗った質量m1の車体は、サスペンション
装置や車輪タイヤで構成されるばね定数に、の主振動系
により支えられており、当該車体上にばね定数kz及び
減衰係数02のエンジンマウントを介し質量l112の
エンジンを支持する。そしてダイナミックダンパは、エ
ンジンマウントをばねとし、エンジンをマスとして構成
され、車輪から車体への加振人力を打ち消すことにより
車体への振動レベルを小さくするよう機能する。
かかる振動系モデルにおいて、ダイナミックダンパの共
振周波数f。は で表わされることが知られており、この周波数で車輪側
から車体が加振される時車輪から車体への振動レベルが
非常に小さくなって、所定のダイナミックダンパ効果が
得られる。
しかして従来は、ダイナミックダンパのばね定数に2が
固定であるため、これに対応した共振周波数f0に相当
する特定の周波数の加振入力に対してしかダイナミック
ダンパ効果を得られない。
また、車両の振動系は上記共振周波数より若干高い周波
数で車体(質量m+)とエンジン(質量mz)との達成
による振動ピーク(例えばエンジンシェイク)を持つが
、これを抑制する必要からダイナミックダンパのばね定
数に2を大きくすると、ダンパ効果の得られる周波数が
上昇してそれより低い周波数の加振入力を防振しきれな
くなる。
そこで従来、特開昭62−127539号公報により、
ばね定数を制御可能なダイナミックダンパが提案された
(発明が解決しようとする課題) しかしてこの種可変ダンパと碓も、−瞬毎のダンパ効果
が得られる周波数は1種類であり、この周波数を時々刻
々変えられるというに過ぎない。
従って、同時に複数種の周波数の加振入力があった時は
、特定周波数の振動を車体へ伝わらないよう防振し得て
も、他種類の周波数の加振入力に対してはこれを有効に
防振することができない。
本発明は幅広い周波数帯に亘って所定のダンパ効果が得
られるようなダイナミックダンパを提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため本発明はfの周波数で共振する質量−2
のマスと、ばね定数に2のばねとで構成されるダイナミ
ックダンパにおいて、 kt’:4π2fZm2の関係が少なくとも予定の振動
周波数域で成立するよう構成したものである。
(作 用) fの周波数で共振する質量m2のマスと、ばね定数に2
のばねとで構成されるダイナミックダンパはこのダイナ
ミックダンパに係る物体への加振入力を打ち消して該物
体の振動レベルを小さくする所定のダイナミックダンパ
効果を発揮する。
ところで、ダイナミックダンパをそのばね定数に2が少
なくとも予定の振動周波数域でkz ’。
4π2(2m2となるよう構成したから、この予定の周
波数域でばね定数が上記マスの共振線と一致し、ダイナ
ミックダンパ効果を当該予定の周波数域にある限り達成
することができる。従って、この周波数域を実用周波数
域とすることで、実用中のあらゆる周波数の振動が上記
物体へたとえ同時に入力されたとしても、これら振動を
全て防振することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図(a)、 (b)、 (C)は本発明−実施の態
様になるダイナミックダンパのばねを成すエンジンマウ
ントインシュレータを例示し、このエンジンマウントイ
ンシュレータは基本的には本願出願人がSR型エンジン
に実用中のものと同し液体封入式エンジンマウントとす
る。
第1図(a)はエンジンマウントインシュレータ■の使
用状態図で、その外筒をエンジン側ブラケット2を介し
てエンジンに取り付け、内筒を車体ブラケット3を介し
て車体へ取り付けることにより、エンジンマウントイン
シュレータをエンジンの車体取り付けに用いる。従って
、エンジンは本例におけるダイナミックダンパのマスを
構成する。
第1図(bl (C)に明示するように、インシュレー
タの内外筒4,5間にインシュレータラバー6を固着し
て介在させ、このラバーの内外に夫々内室7及び外室8
を画成すると共に、これら内外室間を制限下に連通ずる
オリフィス9を画成する。なお、内外室7.8及びオリ
フィス9内には液体を封入する。そして、外室8はダイ
アフラム1oを介して大気圧室11に隣接させ、ダイア
ダラム1oの撓曲により外室8内の容積補償を行う。
かかる構成において、エンジンがらの振動はインシュレ
ータの外筒5に入力され、この外筒はインシュレータラ
バー6の弾性変形のもとて車体に固定の内筒4に対し相
対変位する。この際、内外室7.8間でオリフィス9を
介し封入液がオリフィス9での流動抵抗に抗して往来す
る。又、内外筒4,5の相対変位はバウンドストッパ1
2及びリバウンドストッパ13によりこれを制限される
。かかる作用中、エンジンをマスとし、インシュレータ
1をばねとするダイナミックダンパは、車輪側から車体
への加振入力を打ち消して車体振動レベルを小さくし、
このダイナミックダンパ効果はその共振周波数に加振入
力周波数が一致する時最大となる。
ここで液封入式エンジンマウントインシュレータをばね
とするダイナミックダンパのばね定数に2に係る周波数
特性、つまり加振入力周波数fに対するばね定数に2の
変化特性は第2図中02又はす、で示す如くに高周波で
ばね定数に2が大きくなる傾向にある。ばね定数に2の
周波数特性がa、の場合、車体振動レベルの周波数特性
は同図中a2で示す如く、前記(1)式に対応した式の
変形により求まる、詳しくは後述するエンジン共振線に
2=4π2(Z、、2と特性a、との交点における周波
数f1で車体振動レベルが極小となる特性を呈する。又
、ばね定数に2の周波数特性がす、の場合、車体振動レ
ベルの周波数特性はb2で示す如く、エンジン共振線と
特性す、との交点における周波数f2で車体振動レベル
が極小となる特性を呈する。従って、ばね定数に2の周
波数特性a。
blでは特定の周波数fl+ fzの加振入力に対して
しか十分なダイナミックダンパ効果を得られない。
そこで本発明においては、ばね定数に2が一周波数fの
上昇に応じ大きくなる、その遷移域においてばね定数に
2が第2図に01で示す如くエンジン共振線に沿い変化
するよう第1図のエンジンマウントインシュレータを、
インシュレータラバー6の弾性係数、オリフィス9の長
さ及び断面積の変更等によりチューニングして構成する
ここで、エンジン共振線について論するに、前記(1)
式に対応してエンジンの共振周波数はで表され、これを
変形すると、 kz= 4π2f2mz         −(3)が
得られる。この式を満足するばね定数に2の周波数特性
が第2図中1点鎖線で示すエンジン共振線であり、エン
ジンからの加振入力周波数fに対しダンパのばね定数に
2がエンジン共振線に沿って変化する限りにおいて、十
分なダイナミックダンパ効果が得られ、車体振動レベル
を小さくすることができる。
次に、上記のエンジン共振線がダイナミックダンパ効果
を十分に引き出し得ることを証明する。
ここで、ばね定数に2が周波数fに対し12 dB/’
octの変化特性を・持っていれば、ダイナミックダン
パ効果を十分に引き出し得ることが音振技術の分野にお
いて良く知られている。dB(デービー)は倍率をゲイ
ンに直した量で、A倍のゲインは20IogA dBに
より表され、従って例えば4倍の場合ゲインは201o
g4 =12 dB となる、・又oct (オクター
ブ)は周波数の倍数を意味し、例えば5HzのIoct
上はl0Hzである。エンジン共振線を表す前記(3)
式をゲインに直すため、その両辺の対数をとって20倍
すると、 20 log kg =20 Log(4π”r”mz
)=40 log f+20 log(4π”mz)が
得られ、この式中右辺第2項は定数である。周波数fが
2倍の2fになった時のばね定数に2のゲイン変化は上
記より 401og 2f+201og(4x”mz)  、[
40log f+20 log(4π”Illり )=
40 log 2f−40log ff =40  log =40  log 2 =12(dB) となる。即ち、周波数fが1 oct上の2倍になると
、ばね定数に2のゲインは12dBだけ増加する。
よってに2=4π2f2..2はばね定数に2が周波数
fに対して12dB 10ctの特性を持ち、エンジン
共振線がダイナミックダンパ効果を十分に引・き出し得
ることが証された。
従って、第2図中02で示すばね定数に2の周波数特性
となるよう構成した第1図のエンジンマウントインシュ
レータ1及びエンジンよりなるダイナミックダンパは第
2図中02で示す如く周波数f1〜f2の領域において
十分なダンパ効果により車体振動レベルを抑制すること
ができる。かように特定周波数のみでなく、成る範囲の
周波数領域で十分なダンパ効果を引き出し得る本例のダ
ンパによれば、当該領域における複数周波数の加振入力
が同時に入っても、これら全てを防振することができる
。このため、エンジン自身からの振動はもとより、エン
ジンと車体との達成による振動ピーク(例えばエンジン
シェイク)をも同時に抑制することができ、防振効果を
一層確実なものにし得る。
(発明の効果) かくして本発明ダイナミックダンパは上述の如く、少な
くとも予定の周波数域L””bでダンパのばね定数に2
がマス(エンジン)の共振線に沿って変化するよう構成
したから、上記予定の周波数域全体においてダンパ効果
を引き出すことができ、同時に何種類の周波数の加振入
力があっても上記の周波数域のものである限り、これら
を全て防振することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ダイナミックダンパの一実施例を示し、
(a)はダイナミックダンパのばねを提供するエンジン
マウントインシュレータの使用状態図、(b)は同じく
その横断面図、(C)は同しくその縦断面図、 第2図は同側のダンパにおけるばね定数及び車体振動レ
ベルの周波数特性を従来型ダンパのそれと比較して示す
特性図、 第3図は車両の振動系モデル図である。 1・・・エンジンマウントインシュレータ(ダイナミッ
クダンパのばね) 2・・・エンジン側ブラケット 3・・・車体ブラケット  4・・・内筒5・・・外筒 6・・・インシュレータラバー 7・・・内室       8・・・外室9・・・オリ
フィス    10・・・ダイアフラム11・・・大気
室      12・・・バウンドストッパ13・・・
リバウンドストツパ 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、fの周波数で共振する質量m^2のマスと、ばね定
    数k_2のばねとで構成されるダイナミックダンパにお
    いて、 k_2≒4π^2f^2m_2の関係が少なくとも予定
    の振動周波数域で成立するよう構成したことを特徴とす
    るダイナミックダンパ。 2、請求項1において、前記マスを車両のエンジンとし
    、前記ばねを液体封入式エンジンマウントとして構成し
    たダイナミックダンパ。
JP21154190A 1990-08-13 1990-08-13 ダイナミックダンパ Pending JPH0495630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023136239A1 (ja) * 2022-01-13 2023-07-20 Nok株式会社 トーショナルダンパ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62180130A (ja) * 1986-02-03 1987-08-07 Honda Motor Co Ltd 可変オリフイスを有する複合エンジンマウント

Patent Citations (1)

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