JPH049382Y2 - - Google Patents

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JPH049382Y2
JPH049382Y2 JP2407286U JP2407286U JPH049382Y2 JP H049382 Y2 JPH049382 Y2 JP H049382Y2 JP 2407286 U JP2407286 U JP 2407286U JP 2407286 U JP2407286 U JP 2407286U JP H049382 Y2 JPH049382 Y2 JP H049382Y2
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eave
groove
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board
plate
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JP2407286U
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JPS62135734U (ja
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  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はコンクリート住宅、プレハブ住宅等
の建物の入口や窓の上部に装設する強固で腐蝕等
が生ぜず、長期間使用可能な硬化セメント製の庇
装置に関する。
(従来の技術) 従来この種の庇装置は、大工が現場で木製の下
地を作り、その表面からトタン板を張着したり、
モルタル塗り等を施すものであり、非常に時間と
手間が係ると共に、現場加工や現場作業が不可欠
であつた。また、合成樹脂又は鋼板等を用いて生
産したものも散見されるが、これ等のものは、暴
風雨の際に激しい騒音を発生する欠点と、雨水に
よつて容易に腐蝕すると共に、太陽熱によつて庇
の表面が熱せられて輻射熱を発生すると云う欠点
がある。更に、本出願人が先に出願した実開昭60
−112526号公報にみられるように、硬化セメント
製の庇装置も散見されるが、このものは軒天井板
を外部からビスを以つて固着する構造のため、組
立が複雑で手間が係ると共に、露出したビス等が
腐蝕すると云う欠点がある。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は上述の各欠点を解決するものであつ
て、硬化セメント製の庇装置においては、壁面の
装設を簡単確実にすると共に、堅牢で不燃性であ
ることが必要である。また、長期間の使用に対し
ても腐蝕することなく、雨水の切れが確実であ
り、且つ軒天井板の張着も容易にできることが必
要となる。
(問題点を解決するための手段) この考案の硬化セメントの庇装置は、上述の問
題点をすべて解決するために、セメントに硝子繊
維又はアスベスト等を混入した硬化セメントを押
出し成型する。成型された屋根庇板の前方下面に
は、水切り溝と垂下突部とを形成させ、その垂下
突部には軒天井板が係止される係合凹溝と、その
上部に係止溝を形成する。また、屋根庇板の後方
には、垂直部とその下端に屈曲部を形成させる。
次に、該屋根庇板を支持する数個の固定金具に
は、先端に挿入突部を設けると共に、後端には垂
直固定部と水平片とを形成し、水平片には見切縁
を取付することによつて上述の目的達成を果すも
のである。
(実施例) この考案の実施例を図面について説明すると、
庇本体1は、セメントに硝子繊維又はアスベスト
等を混入した硬化セメントを長手方向に押出し成
型した屋根庇板2と、無機質ボード板等よりなる
軒天井板4と、壁面27にアンカーボルト等の固
着具26で取付けされるアルミニウム等固定金具
5と、左右に位置する硬化セメント製よりなる側
蓋3,3とより構成されている。次に前記屋根庇
板2には、長手方向の前方下面に雨水の水切り溝
9を設けると共に、その背面に垂下突部10を形
成せしめてある。この垂下突部10には、その内
面の下部に軒天井板4が係止される係合凹溝11
を設け、この係合凹溝11の上部に固定金具5の
先端が係合する係止溝12を形成してある。ま
た、該屋根庇板2の長手方向の後方には、壁面2
7に当接する垂直部13と、その垂直部13に連
接して屈曲した屈曲突部14を形成してある。前
記側蓋3,3は、酸化セメント等を以つて成型さ
れ、該屋根庇板2の両端に嵌合する凹嵌部15と
外周線16とから形成されている。
次に前記固定金具5には、先端に係止溝12に
挿入される挿入突部17を設けると共に、下方に
水平片21を形成する。また、固定金具5の後端
には、螺子孔22を穿設した段付水平部18を設
けると共に、これに連接してコ字型の螺子孔22
を設けた垂直固定部19を形成してある。前記垂
直固定部19の下部には、螺子孔22を螺設した
水平片20を形成してある。軒天井板4を固定金
具5に支持する見切縁7には、螺子孔24を設け
た水平部と下方に屈曲された受持部23とを長手
全長に形成してある。符号6は、前記段付水平部
18に載置され螺子孔22を挿通して締付けされ
るボルト・アンカー等の取着子25に係合固定さ
れる締付用の押え金具を示すものである。
(作用) この考案は上述の如き構成からなり、この庇装
置の組立用法を説明すると、硬化セメントで押出
し成型された屋根庇板2を一間又は半間等の適宜
な寸法に切断する。入口や窓等の上部にこれを装
着する場合は、予め適応する位置に数個の固定金
具5の垂直固定部19を固着具26を以つて壁面
27に所定間隔で取着する。次に該固定金具5の
上部より屋根庇板2を係合被嵌せしめる。そし
て、段付水平部18と上部に位置する押え金具6
と屋根庇板2の屈曲突部14とをボルト・ナツト
等の取着子25を以つて強固に螺着させる。ま
た、固定金具5の水平片20には、その下面に見
切縁7を螺子孔22より螺子によつて一体に取着
される。次に、軒天井板4は、固定金具5の先端
の係合凹溝11と該見切縁7との間に張設するも
のである。該屋根庇板2の左右両側より側蓋3,
3を接着剤等を介在して嵌着するものである。
(考案の効果) 以上の如く、この考案によると、庇本体の主体
となる屋根庇板と両端の側壁とをセメントに硝子
繊維又はアスベスト等を混入した硬化セメントを
以つて成型したので、全体が強靱化されると共
に、腐蝕、錆の発生及び変色する等の憂れいがな
く、且つ、不燃性であると共に風雨による騒音を
吸収する効果がある。そして、建物に数個の固定
金具を装着するだけの簡単な操作で現場に於いて
簡単確実に庇本体を構成できる効果がある。更
に、屋根庇板の先端内面に設けた水切り溝は、雨
水の軒天井板側への流入を確実に遮断する効果
と、垂下突部には軒天井板が係止される係合凹溝
と、その上部に係止溝を各々形成せしめたので、
係合凹溝に軒天井板の端部が容易に挿着できると
共に、螺着等の固定手段が不用となり、且つ螺子
等の頭部が露出しないので大変に仕上がりが綺麗
となる優れた効果と、係止溝は固定金具の先端に
設けた挿入突部と確実に嵌着して屋根庇板の移動
を防止する効果がある。また、屋根庇板の後方に
設けた垂直部と屈曲突部とによつて、壁面に対し
て安定よく接合すると共に、屋根庇板を強靱的に
装着でき、屈曲突部は押え金具と取着子によつて
固定金具に一体的に固着される効果がある。更
に、軒天井板の後方端部は固定金具の水平片にビ
ス止された見切縁に対して、挿入するという簡単
な操作で張設でき、仕上がりが大変美麗となる多
大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の全体の斜面図、第2図は屋
根庇板の断面図、第3図は装置全体の断面図、第
4図は固定金具の斜面図、第5図は見切縁の斜面
図、第6図は側蓋の斜面図である。 符号、1は庇本体、2は屋根庇板、3は側蓋、
4は軒天井板、5は固定金具、7は見切縁、9は
水切り縁、10は垂下突部、11は係合凹溝、1
2は係止溝、13は垂直部、27は壁面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 庇本体は屋根庇板、軒天井板、固定金具及び左
    右の側蓋によつて構成される庇装置に於いて、前
    記屋根庇板はセメントに硝子繊維又はアスベスト
    等を混入した硬化セメントを以つて押出し成型
    し、且つ該屋根庇板の前方下面に水切り溝と垂下
    突部とを形成し、該垂下突部には軒天井板が係止
    される係合凹溝とその上部に係止溝を形成し、屋
    根庇板の後方には、垂直部とその下端に屈曲部を
    形成し、該屋根庇板を支持する数個の固定金具に
    は、先端に、係止溝に挿入する挿入突部を設ける
    と共に、後端には垂直固定部と水平片とを形成
    し、該水平片には見切縁を取付すると共に、該見
    切縁と該係合凹溝とに軒天井板を挿入張着した事
    を特徴とする硬化セメント製の庇装置。
JP2407286U 1986-02-21 1986-02-21 Expired JPH049382Y2 (ja)

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JP2407286U JPH049382Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JP2407286U JPH049382Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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Publication Number Publication Date
JPS62135734U JPS62135734U (ja) 1987-08-26
JPH049382Y2 true JPH049382Y2 (ja) 1992-03-09

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JP2407286U Expired JPH049382Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JPS62135734U (ja) 1987-08-26

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