JPH0493642A - 焙煎度測定方法及び焙煎物の製造方法 - Google Patents

焙煎度測定方法及び焙煎物の製造方法

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JPH0493642A
JPH0493642A JP2206081A JP20608190A JPH0493642A JP H0493642 A JPH0493642 A JP H0493642A JP 2206081 A JP2206081 A JP 2206081A JP 20608190 A JP20608190 A JP 20608190A JP H0493642 A JPH0493642 A JP H0493642A
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Taiji Amano
天野 泰司
Toru Miyaaki
宮秋 徹
Taketsuna Endou
遠藤 偉綱
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、カカオ豆等の焙煎用原料の焙煎を、所定の焙
煎度合に管理するための焙煎度測定方法、及びこの測定
方法で管理する焙煎物の製造方法に関するものである。
〔従来の技術] 一般に、カカオ豆等を焙煎する方法としては、茅気やガ
スの熱を利用した温風を用いて間接的に加熱焙煎する方
法が知られている。この方法では、加熱が間接的である
ために、カカオ豆が体げずぎることなく均一に焙煎され
る。
また、最近、コーヒー豆の焙煎法として木炭やセラミッ
クスを利用した遠赤外線焙煎c以下、遠赤焙煎と記す)
が注目を集めている。この木炭やセラミックスを利用し
た遠赤焙煎法は、熱浸透性が良いので、直火による高熱
にもかかわらず豆の内部まで短時間で熱が伝わり易く、
豆全体が均一に加熱される。また、従来の間接加熱ロー
スト豆では得られなかった独特のこくと香ばしさを付与
することができる。
ところが、上記遠赤焙煎法では、焙煎機内温度200“
C,10分程度で焙煎が終了するため、わずか1程度度
の誤差でも焦げすぎたり、反対に焙煎不充分だったりし
て、品質に大きく影響する。
また、例え焙煎時間を厳密に管理したとしても、熱源の
炭火の炎の状態や、焙煎用原料の水分のばらつき等で焙
煎度合が変わるため、時間、温度を指標として焙煎度を
管理することは困難である。
また、炭火の炎の状態を一定に保つことは、非常に熟練
を要し、ある程度の変動は免れない、このように遠赤焙
煎法では、焙煎度を一定に保つための方法・指標がない
のが実状であった。
また、カカオ豆のように、焙煎前と焙煎後とで、その外
観がほぼ同しである焙煎用原料の焙煎度合は、風味、香
り等からその都度官能的に判断せざるを得なかった。
[発明が解決しようとする課8] そこで、本発明者らは、簡便に焙煎度を測定する方法と
して、まず色差計を用いて色調で管理する方法について
検討したところ、単に焙煎物を粉砕したものを測定して
も、正確な値が得られなかった。そこで更に検討した結
果、焙煎物を粉砕したものを、無色の液状油で適宜希釈
し、この混合物のL値を色差計で測定したところ、L値
と焙煎度との間に相関性があり、L (aを指標とする
ことで焙煎度合を管理することができることを見出した
。更には、この方法で好適な焙煎度を設定し、特定範囲
のL値になるよう調整して焙煎を行うことにより、優れ
た香りとこくを有する食品が得られることを見出し本発
明を完成した。
すなわち、本発明の目的とするところは、カカオ豆等の
焙煎用原料を焙煎するに際し、所定の焙煎度合となるよ
う管理するために簡便に焙煎度を測定できる焙煎度測定
方法、及びその方法を利用して所定焙煎度合に焙煎し、
優れた香りとこく味を有する焙煎物が得られる焙煎物の
製造方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段] 上記の目的は、焙煎用原料を焙煎した後、その焙煎度を
測定するに際し、焙煎物を粉砕して無色液状油と混合し
、得られたペースト状混合物のL値を、色差計により測
定することを特徴とする焙煎度測定方法、並びに上記焙
煎度測定方法によって好適な焙煎物のL値を設定した後
、このL値となるよう管理しながら焙煎用原料を焙煎す
ることを特徴とする焙煎物の製造方法によって達成され
る。
次に、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いる焙煎用原料としては、カカオ豆コーヒー
豆、アーモンド、大豆、大麦、小麦、米茶葉3種実類等
が挙げられる。これらは単独でも一種以上組み合わせて
もよい。
また、これらの焙煎用原料を焙煎する方法としては、茶
気やガスの熱を利用して間接的に加熱焙煎する方法1木
炭やセラミックスを利用して遠赤焙煎する方法等が挙げ
られる。
上記の焙煎方法により焙煎して得られた焙煎物の焙煎度
の測定は、例えば、次のようにして行われる。すなわち
、まず焙煎した原料を粉砕し、無色液状油を添加してペ
ースト化する。この無色液状油としては、中鎖トリグリ
セライドや精製度の高い植物油等が好適である。またこ
のとき、焙煎原料と無色液状油との比率は、原料によっ
ても異なるが、例えば、焙煎カカオ豆と比重0.945
の液状油との場合は4:1(重量比)が適当である。
すなわち、液状油が上記割合よりも多いとカカオ粒子の
分散が不均一になり易い、逆に、少ないと短時間のうち
に十分にペースト化されにくい。
次に、このペースト状物を、融解した状態を保つ温度(
カカオ豆の場合、30〜45°C)に保持しながら、測
定用セルに満量充填した状態で色差計でL値を測定する
。ここでL値とは明度を数値化した値であり、純粋な黒
をO5純粋な白を100としたO〜100の範囲の数埴
で表現するものである。
上記のようにして焙煎度を測定し、焙煎用原料によって
各々好適なL値を設定した後、L (1を調整しながら
焙煎用原料を焙煎する。このとき焙煎方法は、前述した
方法で行なえばよいが、遠赤焙煎が、得られる焙煎物の
風味や香りの点で好適である。
例えば遠赤焙煎を行なう場合、用いる炭火原料としては
木炭が一般的であるが、木炭は産地によって品質が異な
り、また良質な木炭を安定して入手することが難しい。
そこで、特開平1252250号公報に開示されている
ようなセラミックス粒子を含有させた成型木炭を用いる
とより好適である。
上記木炭を用いて、焙煎用原料は、例えば次のようにし
て焙煎される。すなわち、まず、網目状回転ドラムを有
する炭火熱風式焙煎機の炭火を起し、炭火ブロワ−を始
動して210°Cまで昇温する。次に、焙煎原料を投入
して焙煎を行い、更にブロワ−を調整して、炎の高さを
15〜20cmにまで高め、そして、焙煎を続けた後、
焙煎用原料の焙煎度を前述の方法によりチェンジする。
所定焙煎度に調整した後、ブロワ−を次第に弱めて焙煎
を終了する。
焙煎物の好適なL値は、焙煎用原料によって異なるが、
例えば、焙煎カカオ豆の場合は、12.0〜16.0、
更に好ましくは13.0〜15.0が適当である。すな
わち、L(直が12.0よりも低いと、カカオ豆の香味
より焦げ臭が強くなり不適切である。逆に、L値が16
.0よりも高いと、焙煎が不十分でカカオ豆特有の良好
な香味が得られない。
二のようにして焙煎された焙煎物は、目的に応じて、適
宜使用することができる0例えば、カカオ豆の場合には
、チョコレート、カカオ風味飲料等に加工することがで
きる。チョコレートの場合、上記方法で所定り値になる
よう焙煎されたカカオ豆を原料として、カカオマス、カ
カオバター、ココアパウダー等に加工するか、あるいは
粉砕したカカオバターとしてチョコレート生地に練り込
む等によって、通常のチョコレートの製法を用いて製造
できる。このようにして製造されたチョコレートは、カ
カオ豆本来のこく、香ばしさを存し、更に遠赤焙煎の場
合には、遠赤焙煎独特の風味を有する従来にない風味の
優れたチョコレートとなる。
〔発明の効果] 以上のように、本発明の焙煎度測定方法は、焙煎度の指
標として焙煎物と無色液状油とのペースト状混合物のL
値を測定することにより、焙煎度を正確に管理すること
ができる。また、この方法を利用して焙煎することによ
り得られた焙煎物を用いて作られた食品は、均一にしか
も適度な焙煎度に保たれているため、焙煎原料本来の香
気とごく味か充分に引き出され、更に遠赤焙煎の場合に
は遠赤焙煎独特の風味が付与された従来にない優れた風
味を有する食品である。また、焙煎度を所定値に管理し
ているので大量生産時にロット別の品質のばらつきがな
く安定した製品を製造することができる。
特に、カカオ豆のように、焙煎状態が外観からは判断し
にくい焙煎物の場合、官能的判断に転らず、数値に基づ
き管理することができ、好適である。
次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
〔実施例1〜5〕 カカオ豆を、下記のようにして遠赤焙煎により焙煎し、
チョコレートを調製した。
((成型木炭の調整J) 通常の製材工場より入手した広葉樹および針葉樹よりな
るオガクズの100kgに対しセラミックスとしてアル
ミナ系セラミックス(Fl l’;!’−N1.108
m、昭和電工製)を1kg混和した後、ロータリードラ
イヤー(To−80型、高橋製作所製)にて含水率16
%まで乾燥を行ない、成型機(TO−80型、高橋製作
所製)にて直径5゜mm、長さ500mm、空孔径11
01nの製炭用の筒状物に加熱・加圧して成型した。こ
の筒状成形品を炭材として用い白炭がま(吉川がま)に
て白炭として焼き上げ、成型木炭とした。
((焙煎)) 網目状回転ドラムを有する炭火直火式焙煎機(Fuji
R3Il−D型)を用いて第1表に示す条件でカカオ豆
を焙煎した。
((焙煎度の測定)) 焙煎したカカオ豆を簡易コーヒーミル(PHILIPS
  HL3258)を用いて粉砕し、これに中鎖トリグ
リセリド(ココナートMT  花王蛛製)をカカオ豆と
無色液状油との割合が4:1 (重量比)となるように
添ガuして混合し、ペースト状とした。このペースト状
混合物のL値を色差計(日本電色工業■のND−に6 
B型比色計)により測定した。
((チョコレートの調製)) 上記方法で焙煎したカカオ豆を用い、このカカオ豆から
シェル、シャームを除去してカカオニブとし、カカオニ
ブを慶砕ペースト化しカカオマスとした。次に、第2表
に示す組成で常法に従いチョコレートを調製した。
得られたチョコレートについて、香りとこく味を評価し
た。
以上の結果を第1表に合わせて示す。
第  2  表 (重量部) 以上の結果から、焙煎度をL値で管理して焙煎を行うこ
とにより、焙煎度合が安定し、その焙煎物を用いて縛ら
れた実施例のチョコレートは、いずれもカカオ豆本来の
香り、ごく味があり、風味の点で優れていた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焙煎用原料を焙煎した後、その焙煎度を測定する
    に際し、焙煎物を粉砕して無色液状油と混合し、得られ
    たペースト状混合物のL値を、色差計により測定するこ
    とを特徴とする焙煎度測定方法。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項に記載の焙煎度測定方
    法によって好適な焙煎物のL値を設定した後、このL値
    となるよう管理しながら焙煎用原料を焙煎することを特
    徴とする焙煎物の製造方法。
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