JP2000083572A - 大豆食品素材を用いたケ―キ様食品 - Google Patents

大豆食品素材を用いたケ―キ様食品

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JP2000083572A
JP2000083572A JP11112169A JP11216999A JP2000083572A JP 2000083572 A JP2000083572 A JP 2000083572A JP 11112169 A JP11112169 A JP 11112169A JP 11216999 A JP11216999 A JP 11216999A JP 2000083572 A JP2000083572 A JP 2000083572A
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sponge
good
food
soybean
dough
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JP11112169A
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English (en)
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Yoshio Yamawaki
祥夫 山脇
Yasue Nagao
恭江 長尾
Shigemi Uesugi
滋美 上杉
Motohiko Hirotsuka
元彦 広塚
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Fuji Oil Co Ltd (fka Fuji Oil Holdings Inc)
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洋菓子であるスポンジケーキ類の品質を、良好
なしっとりした食感を有し、コストも安いスポンジケー
キ様食品を提供することを課題とする。 【解決手段】個々に分離した、壊れていない細胞壁に囲
まれた大豆食品素材である大豆の粒子を添加することに
より、上記の課題を達成出来た。更に詳しくは、スポン
ジケーキ類の含水生地に対して、上記の大豆の粒子をで
2〜60乾燥重量%含有させることや、原料中の粉砕ナ
ッツと置換させることにより、独特の良好な食感、良好
な焼き色、良好なスポンジ生地の色、良好な風味を意外
にも発現したスポンジケーキ様食品が得られた。これに
より、従来品に比べて、良好で新規な品質と低価格化に
おいて、洋菓子業界の変化・発展に貢献出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個々に分離した、
壊れていない細胞壁に囲まれた大豆食品素材である大豆
の粒子を使用するスポンジケーキ様食品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スポンジケーキと総称されるよう
な小麦粉・砂糖・卵を適宜使用し、焼成した西洋風の菓
子が好まれるようになっている。このようなスポンジケ
ーキの食感や風味に特徴を出すためには、上記以外の各
種の原料が使用される場合がある。アーモンドプードル
はアーモンドを粉砕したものであるが、これを生地中に
添加することで、良好な風味を出したり、しっとりとし
た食感を付与することができる場合がある。しかしアー
モンドプードルは値段が高く、特に菓子メーカー等での
使用においてはコスト面での制約を受ける場合がある。
また、アーモンドプードルでしっとり感を出そうとする
場合は、配合によっては若干のぱさつき感を伴う場合も
ある。生地を単にしっとりさせるためには、キサンタン
ガムをはじめとするガム質を使用する場合もある。しか
しこの場合、ガム質独特の粘りけのある食感を付与して
しまう場合が多い。これはガム質がネットワーク中に水
分を保持するために、食感へ影響を与えているものと考
察される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、良好なしっ
とりした食感を有し、コストも安いスポンジケーキ様食
品に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決するために種々の検討を行い、スポンジケーキと総
称される各種の生地に、個々に分離した、壊れていない
細胞壁に囲まれた大豆食品素材である大豆の粒子を添加
することで、しっとりした食感の発現、焼き色の改善、
スポンジ生地の色の改善、風味の濃厚化等の効果を見い
出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の用語を説明する。
個々に分離した、壊れていない細胞壁に囲まれた大豆食
品素材である大豆の粒子とは、大豆を浸漬、加熱し、細
胞壁が壊れない様に破砕することにより調製した粒子
(これを、大豆の粒子(A)と略称する。以下、同様)
を指し、その湿潤物、乾燥物、乾燥物の吸水物のいずれ
であってもよい。その破砕方法は、例えば石ロールなど
で破砕する方法が望ましいがこの方法に限定されるもの
ではない。スポンジケーキ様食品とは、下記のスポンジ
ケーキ類に上記の大豆の粒子(A)などを用いた物を指
す。因みに、スポンジは卵、砂糖、小麦粉を適宜使用
し、スポンジ(海綿)状の組織に焼かれたものの総称で
あり、使用副材料及び製法などによって色々と呼び方が
あるが、スポンジケーキ類は形状、色相に焼きあげられ
たスポンジをベースとして、色々に仕上げられたものの
総称である。その分類例としては、小さく切られたもの
(cut cake)や小さい型で焼かれたもの(mo
uld cake)などを含む小物ケーキ類、ロールケ
ーキ類(スポンジをベースに巻きあげて作られたも
の)、大型ケーキ類(丸型や変形などのデコレーション
ケーキ類)、段物大型ケーキ、などがある。
【0006】粉砕ナッツとは、ナッツを薄切り(slice
d)、粗びき粉(ground)、縦細切り(slivered )、微
粉末(powdered)、粗きざみ(diced )などの加工を行
ったものである。この場合のナッツとは、菓子材料とし
て又、洋菓子用材料として使用されるものを言い、食用
になる果物の種子で一般に言うアーモンド、ヘーゼルナ
ッツ、クルミ(ウォルナッツ)、クリ、ピーナッツ、ピ
スターチ、カシュウナッツ、ペカンナッツ、ブラジルナ
ッツ、ココナッツ、マツの実(パインナッツ)、マカデ
ミアナッツ、トチ、などを指す。アーモンドプードルと
は、粉砕したアーモンド粉末を指し、その大きさは任意
である。乾燥重量%とは、一般の乾燥減量法(105°
Cで4時間)による乾燥固形分の重量%である。
【0007】本発明に使用する、個々に分離した、壊れ
ていない細胞壁に囲まれた大豆の粒子(A)の調製方法
の代表例は特開平10−99037号公報に開示してあ
るが、この方法に限定されるものではない。大豆の粒子
(A)の使用方法としては、スポンジケーキと総称され
る生地へ単純に添加するか、特定の素材と置換すること
になるが、ケーキの含水生地に対して、大豆の粒子
(A)が2〜60乾燥重量%(以下、同様)、より望ま
しくは5〜40%、最も望ましくは7〜20%である。
大豆の粒子(A)をスポンジケーキと総称される生地へ
単純に添加する場合は、上記の含有量を参考に添加すれ
ばいいが、生地の特定素材と置換する場合は置換対象と
なる素材の水分量を測定し、計算により上記大豆の粒子
(A)の含有量になるように置換する量を計算する必要
がある。置換する対象素材は特に限定されないが、アー
モンドプードルを使用するような生地においては、置換
する量にもよるが、コストを抑えつつアーモンドプード
ルにより実現される様なしっとりとした食感を出すこと
ができる。また、アーモンドプードルの多くもしくは全
量を大豆の粒子(A)で置換した場合には、アーモンド
プードルとはまた違った、良好なしっとり感を発現し、
歯切れも良いスポンジケーキ様食品が得られる。また大
豆の粒子(A)を添加することで、表面の焼き色が消費
者に好まれる、若干赤みがかった焦げ色に変化し、さら
にスポンジ生地の内側が美しく黄色味をおびる等の効果
がみられる。
【0008】この様に、本発明の製造方法に従ってスポ
ンジケーキ様食品を製造することにより、アーモンドプ
ードルの代替として使用することでコストダウンに貢献
したり、独特の良好な食感、良好な焼き色、良好なスポ
ンジ生地の色、良好な風味が得られるなどの効果があ
る。
【0009】
【実施例】以下に実施例および比較例を例示して本発明
の効果をより一層明確にするが、これらは例示であって
この発明の精神がかかる例示によって限定されるもので
ないことは言うまでもない。
【0010】
【実施例1】大豆の粒子(A)350gに上白糖250
gを加え、ミキサーで撹拌した後、マーガリン200g
を加える。さらにミキサーで撹拌した後、全卵100g
および卵黄100gの混合物を、徐々に加えながら撹拌
する。次に薄力粉50g、ベーキングパウダー5gを添
加し軽く撹拌した後、ラム酒を20g添加し軽く撹拌す
る。得られた生地を紙のカップ等へ入れ、180℃程度
のオーブンで約27分間程度焼成することで、しっとり
とした食感を持ち、焼き色、スポンジ生地の色に優れた
スポンジケーキ様食品が得られる。なお、使用した大豆
の粒子(A)の乾燥重量%は40%(以下、同様)であ
り、成形前の含水生地に対して、大豆の粒子(A)は1
3乾燥重量%を含有したものであった。
【0011】
【比較例1】実施例1の大豆の粒子(A)のかわりにア
ーモンドプードルを使用する以外は同様に調製した。得
られたスポンジケーキ様食品は実施例1に比べ焼き色が
黒っぽく、スポンジ生地の色もくすんでいた。また食感
もぱさぱさとしており、実施例1に比べ明らかに劣って
いた。
【0012】
【実施例2】大豆の粒子(A)70gにグラニュー糖8
0gを加え、ミキサーで撹拌する。そこへ卵3個(約1
50g)を割りほぐし、約2倍容量まで泡立てる。ここ
へ薄力粉70g、ココア大さじ3(約30g)、食塩少
々(約2g)を加え、切るようにさっくり混ぜる。この
生地を、バターを薄く塗った耐熱性のボール容器へ入
れ、ラップをかけて電子レンジの弱で12分、強にして
3分かける。得られたスポンジはしっとりとして良好な
食感を示し、大豆の粒子(A)を入れない場合よりも優
れていた。なお、成形前の含水生地に対して、大豆の粒
子(A)は7乾燥重量%を含有したものであった。
【0013】
【実施例3】ボール容器に大豆の粒子(A)100g、
食塩少々(約2g)、重曹小さじ1(約2g)、プレー
ンヨーグルト3/4カップ(約150g)を加え、混合
する。ここへサラダ油大さじ2(約20g)を徐々に加
えて混ぜる。得られた生地はラップをして30分ほど寝
かせる。この生地をリング状に成形し、揚げ油を中温に
熱して揚げることで、ドーナツが得られる。このドーナ
ツはしっとりした食感を示し、また濃厚で良好な風味を
示し、大豆の粒子(A)を加えずに調製したものに比べ
明らかに勝っていた。なお、成形前の含水生地に対し
て、大豆の粒子(A)は14.6乾燥重量%を含有した
ものであった。
【0014】
【実施例4】大豆の粒子(A)140gに上白糖100
gを加え、ミキサーで撹拌した後、全卵100g、マー
ガリン60g、乳化油脂20g、水気を切ったプレーン
ヨーグルト50gを加え、均一になるまで混合する。そ
こにあわせて篩っておいた、小麦粉20g、ベーキング
パウダー0.5g、食塩0.4g、塩田にがり0.4g
を加え、さらに均一になるまで、ミキサーで攪拌混合す
る。得られた生地を紙のカップ等へ入れ、170℃程度
のオーブンで約30分間程度焼成することで、しっとり
とした食感を持ち、焼き色、スポンジ生地の色に優れた
スポンジケーキ様食品が得られる。なお、成形前の含水
生地に対して、大豆の粒子(A)は11.4乾燥重量%
を含有したものであった。
【0015】
【発明の効果】本発明により、個々に分離した、壊れて
いない細胞壁に囲まれた大豆食品素材である大豆の粒子
(A)を添加することにより、良好なしっとりした食感
を有し、コストも安いスポンジケーキ様食品が得られ
た。これらの食感、低価格に加えて良好な焼き色、良好
なスポンジ生地の色、良好な風味の特長も得られた。こ
れにより、スポンジケーキ類の多様化と低価格方法とし
て製菓業界の活性化に寄与出来る。
フロントページの続き (72)発明者 上杉 滋美 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4丁目3番地 不二製油株式会社つくば研究開発センタ ー内 (72)発明者 広塚 元彦 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4丁目3番地 不二製油株式会社つくば研究開発センタ ー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々に分離した、壊れていない細胞壁に囲
    まれた大豆食品素材である大豆の粒子を添加することを
    特徴とするスポンジケーキ様食品。
  2. 【請求項2】ケーキの含水生地に対して、大豆の粒子が
    2〜60乾燥重量%含有する、請求項1に記載のスポン
    ジケーキ様食品。
  3. 【請求項3】大豆の粒子が粉砕ナッツの一部または全部
    と置換される、請求項1に記載のスポンジケーキ様食
    品。
  4. 【請求項4】粉砕ナッツがアーモンドプードルである、
    請求項3に記載のスポンジケーキ様食品。
JP11112169A 1998-07-17 1999-04-20 大豆食品素材を用いたケ―キ様食品 Pending JP2000083572A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001087075A1 (en) * 2000-03-21 2001-11-22 Garai Janos Bakery product containing large quantity of oil-seeds
WO2005077206A1 (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Hidemitsu Co., Ltd. 麺及び麺の製造方法並びに食材
JP2022164958A (ja) * 2021-04-19 2022-10-31 株式会社ニップン アーモンドプードル代替食感改良組成物およびこれを使用した焼き菓子
JP2023182995A (ja) * 2022-06-15 2023-12-27 株式会社ニップン 粉末油脂を使用したアーモンドプードル代替食感改良組成物およびこれを使用した焼き菓子

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JP7467016B2 (ja) 2021-04-19 2024-04-15 株式会社ニップン アーモンドプードル代替食感改良組成物およびこれを使用した焼き菓子
JP2023182995A (ja) * 2022-06-15 2023-12-27 株式会社ニップン 粉末油脂を使用したアーモンドプードル代替食感改良組成物およびこれを使用した焼き菓子
JP7689807B2 (ja) 2022-06-15 2025-06-09 株式会社ニップン 粉末油脂を使用したアーモンドプードル代替食感改良組成物およびこれを使用した焼き菓子

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