JPH0493369A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JPH0493369A
JPH0493369A JP2210061A JP21006190A JPH0493369A JP H0493369 A JPH0493369 A JP H0493369A JP 2210061 A JP2210061 A JP 2210061A JP 21006190 A JP21006190 A JP 21006190A JP H0493369 A JPH0493369 A JP H0493369A
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JP
Japan
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coating
solvent
structural viscosity
weight
viscosity
Prior art date
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Pending
Application number
JP2210061A
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English (en)
Inventor
Hiromi Aoyama
青山 博美
Toshiaki Nunomura
俊明 布村
Hiroshi Ito
博志 伊藤
Junichi Handa
半田 順一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Aisin Chemical Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0493369A publication Critical patent/JPH0493369A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は構造粘性付与剤を含む塗料組成物に関する。
[従来の技術] 塗料を厚膜で塗布しようとする場合、垂れの発生を抑制
するために構造粘性付与剤が用いられている。例えばメ
タリックベース塗料においては、脂肪酸とジアミンから
なり通常アマイドワックスと呼ばれる構造粘性付与剤が
用いられ、ウェット−オン−ウェットでクリア塗料が塗
装された状態においても垂れを防止している。またクリ
ア塗料には、モノアミンとジイソシアネートからなる尿
素結合体が構造粘性付与剤として用いられる場合もある
例えば特開昭63−39973号公報には、パールマイ
カ顔料を含むマイカベース組成物にポリアマイドワック
スを用いた組成物が開示されている。また特公昭60−
23707号公報には、これらの塗料組成物に配合され
る構造粘性付与剤としての流下制御剤の開示かある。
[発明が解決しようとする課題] 上記した構造粘性付与剤は、構造粘性を付与する効果は
極めて大きく、垂れを防止する効果が絶大である。しか
しながら反面、塗面のレベリング性が不足するようにな
るため、平滑感および光沢感を損う傾向があった。
すなわちスプレーガンなとで塗装した場合、スプレーガ
ンから吐出された直後は剪断応力により構造粘性が破壊
されるため粘度が低くなり、被塗物に塗着した直後に構
造粘性が回復する。しかし上記した構造粘性付与剤では
、回復に要する時間が極めて短いため垂れについては絶
大な効果を発揮するが、被塗物に塗着した塗料粒子は塗
着したそのままの形状となって、凹凸状のいわゆるガン
肌が残る。また垂直面に塗装した場合には、構造粘性が
回復するまでの極めて短時間の間に垂れが生じ、その形
状が残ってチリチ1ノした外観を与える場合がある。
このような不具合は構造粘性を低めにすることにより解
決されるが、そのようにした場合厚膜に塗布すると垂れ
やすくなり、垂れ防止性と塗面の平滑性とは背反事象の
関係となっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
構造粘性付与剤を含む塗料組成物において、垂れ防止性
と塗面の平滑性の両方を満足させることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本発明の塗料組成物は、水素結合に
より構造粘性を与える構造粘性付与剤を含む溶剤系塗料
組成物であって、 塗装粘度に希釈された状態で全溶剤重量を100とした
場合ケトン系溶剤を5〜50重量%含有することを特徴
とする。
構造粘性付与剤としては、水素結合により構造粘性を与
えるものか用いられ、アマイドワックス、モノアミンと
ジイソシアネートの反応物などを用いることができる。
また本発明の塗料組成物を構成する他の成分としては、
アクリルメラミン系塗料、アルキドメラミン系塗料、ア
クリルウレタン系塗料、ポリエステル系塗料など従来用
いられている溶剤型塗料組成物の構成成分を用いること
かできる。クリア塗料およびメタリック塗料ばかりでな
く、各種有機顔料、無機顔料を配合して着色塗料、中塗
り塗料あるいは下塗り塗料などとすることもできる。
本発明の塗料組成物の最大の特徴は、塗装粘度に希釈さ
れた状態で塗料組成物中に含まれる全溶剤中に、ケトン
系溶剤か5〜50重量%含まれているところにある。ケ
トン系溶剤の量か5重量%より少ないと塗面の平滑性の
向上がみられず、ガン肌やチリチリした感じが残る。ま
た50重置%を超えて含有すると、構造粘性の回復が遅
くなり厚塗り時に垂れが生じやすくなる。
なおケトン系溶剤としては、アセトン、メチルエチルケ
トン(MEK>、メチルイソブチルケトン(MIBK)
、シクロヘキサノンなどの公知のケトン系溶剤を用いる
ことができる。好ましくは蒸発速度の速いアセトン、M
EK、MIBKか好適である。
なお、塗装粘度は塗装機によって種々異なるが、どの場
合でもケトン系溶剤の全溶剤中の比率を上記範囲とする
ことにより、垂れ防止性と塗面の平滑性の両方を満足さ
せることができる。
「作用ヨ 本発明の塗料組成物では、全溶剤中にケトン系溶剤が5
〜50重量%含有されている。水素結合により構造粘性
を与える構造粘性付与剤は、水素結合により繊維状の構
造を示すことにより構造粘性が付与される。しかし本発
明の塗料組成物ではケトン系溶剤をもつため、ケトン基
によって一時的に水素結合のブロック効果か生じ、ケト
ン系溶剤を5重量%以上含む間は構造粘性が弱められて
いる。したがって被塗物に塗着した直後においては、ケ
トン系溶剤は5重置%以上含まれているため構造粘性が
低く、塗膜表面は平滑になる。そして塗着後にケトン系
溶剤が揮散じて全溶剤中の5重量%以下となると、水素
結合が復活し構造粘性が出現して垂れを防止する。
[発明の効果] すなわち本発明の塗料組成物によれば、垂れ防止性と塗
面の平滑性の背反事象を両方とも満足させることができ
、厚膜で平滑性に優れた塗膜を形成することができる。
さらに、ケトン系溶剤による構造粘性付与剤の水素結合
のブロック作用により、同一固形分でも塗料組成物の粘
度が低くなる。したかって同一粘度としたときの固形分
量を増大さぜることかでき、バインリッド化することが
できる。
[実施例] 以上実施例により具体的に説明する。
まず第1表に示す組成にて、以下のようにしてメタリッ
クベース原液を作製した。
アクリル樹脂([アクリディック△−322]大日本イ
ンキ(株)製)とアマイドワックス([ディスパロン6
900−20×]楠本化成(株)製〉とを重量比で5:
1となるように混合し、ロルミルに1回通して分散する
。この分散品にアマイドワックスが5重量部となるよう
に、上記アクリル樹脂126重量部と、メラミン樹脂(
「シVAN20SE−60」三井東圧化学(株)製)4
5重量部、アルミニウム粉末([アルペースト713O
NJ東洋アルミ(株)製)13.5重量部及びキジロー
ル15重量部を混合してメタリックベース原液(A−1
:)を調製する。
上記アクリル樹脂100重量部中にベンジルアミン5重
量部を混合し、撹拌しながらHMDIをベンジルアミン
/HMDI=2モル/1モルの比になるように添加して
粘調な液体を得る。そしてベンジルアミン/HMD I
の反応物が1.8重量部となるように配合し、残部を第
1表に示すように配合してメタリックベース原液(A−
2>を調製する。
また第1表に示すように、構造粘性付与剤をもたないメ
タリックベース原液(A−3>を調製する。
(実施例1) 第2表に示すようにメタリックベース原液(A−1)を
100重量部と、ドルオール50重量部、酢酸エチル5
0重量部、ツルペッツ100を20重量部及びMIBK
30重量部を混合し、実施例1の塗料組成物を調製した
。この塗料組成物は粘度12〜13秒(フォードカップ
NQ4.20℃)であり、静電塗装にあける最適な塗装
粘度となっている。なお、この塗料組成物中には、全溶
剤重量を100とした場合、ケトン系溶剤(MIBK)
が15重量%混合されている。
別にアクリル樹脂(「アクリディックA−310」大日
本インキ(株)製)224重量部と、前述のメラミン樹
脂80重量部及び添加剤(rBYK−300J BY、
に社製)0.8重量部を混合し、ツルペッツ100で希
釈して粘度28秒()tドカツプNα4.20 ’C)
に調製しておく。
そして実施例1の塗料組成物を用い、塗布表面が垂直に
された鋼板に対して、乾燥膜厚か15〜20μmとなる
ようにREA静電塗装機く日本ランズバーグ社製)によ
り塗装する。そして5分間のセツティングタイムを置い
た後、上記クリア塗料を乾燥膜厚が30〜35μmとな
るようにミニベルG(日本ランズバーグ社製)で塗布し
、10分後型40℃で30分間加熱して焼付ける。得ら
れた塗膜は垂れおよびメタルオヨギが生じず、塗面の平
滑性にも優れていた。なお、メタルオヨギとは、アルミ
ニウム粉末の配向が乱れてモヤモヤした外観を与えるこ
とをいう。
(実施例2〜実施例4、比較例1〜比較例5)第2表に
示すように、メタリックベース原液を(A−1>、(A
−2>、(A−3>からそれぞれ選び、溶剤種類を変更
してそれぞれの塗料組成物を調製した。そして実施例1
と同様に塗布し、実施例1と同一のクリア塗料を同様に
塗布した後、同様に焼付けて塗膜外観を評価した。
第2表に示すように、実施例の塗料組成物は全て垂れが
生じず、塗面の平滑性に優れていた。細かく観察すると
、実施例2と実施例3では実施例3の方が若干塗面の平
滑性に優れていた。これは実施例3の方がケトン系溶剤
の含有量が多いためと推察される。また実施例2と実施
例4とを比較すると、実施例2の方が若干塗面の平滑性
に優れていた。これはケトン系溶剤の種類が異なり、実
施例4の方がケトン系溶剤が早く揮散したために、構造
粘性の回復が早かったためてあろうと推察される。
一方、比較例1では、構造粘性付与剤は含有しているか
ケトン系溶剤を含まないために、垂れおよびメタルオヨ
ギは生じていなかったが塗面の平滑性に劣り、艶感が低
下している。また比較例2においては、ケトン系溶剤か
全溶剤中に2.5重量%含有されているが、少ないため
にブロック効果か出現せず塗面の平滑性に劣っている。
また比較例3の塗料組成物においては、構造粘性付与剤
を含まないため垂れおよびメタルオヨギが生じ塗膜外観
に劣っている。さらに比較例4では、ケトン系溶剤の含
有量が60重量%と多いために、水素結合のブロック作
用が長く続き垂れおよびメタルオヨギが生じている。
特許出願人  アイシン化工株式会社 同    トヨタ自動車株式会社 代理人   弁理士   大川 宏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水素結合により構造粘性を与える構造粘性付与剤
    を含む溶剤系塗料組成物であって、 塗装粘度に希釈された状態で全溶剤重量を100とした
    場合ケトン系溶剤を5〜50重量%含有することを特徴
    とする塗料組成物。
JP2210061A 1990-08-07 1990-08-07 塗料組成物 Pending JPH0493369A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2210061A JPH0493369A (ja) 1990-08-07 1990-08-07 塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

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JP2210061A JPH0493369A (ja) 1990-08-07 1990-08-07 塗料組成物

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JPH0493369A true JPH0493369A (ja) 1992-03-26

Family

ID=16583169

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JP2210061A Pending JPH0493369A (ja) 1990-08-07 1990-08-07 塗料組成物

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JP (1) JPH0493369A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06336569A (ja) * 1993-04-02 1994-12-06 Kubokou Paint Kk 焼付型塗料組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06336569A (ja) * 1993-04-02 1994-12-06 Kubokou Paint Kk 焼付型塗料組成物

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