JPH0493364A - 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物 - Google Patents

貯蔵安定性の優れた硬化性組成物

Info

Publication number
JPH0493364A
JPH0493364A JP2211283A JP21128390A JPH0493364A JP H0493364 A JPH0493364 A JP H0493364A JP 2211283 A JP2211283 A JP 2211283A JP 21128390 A JP21128390 A JP 21128390A JP H0493364 A JPH0493364 A JP H0493364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
formula
group
storage stability
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2211283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3040143B2 (ja
Inventor
Masato Kusakabe
正人 日下部
Takanao Iwahara
孝尚 岩原
Tomoko Takahara
高原 智子
Makoto Chinami
誠 千波
Kazuya Yonezawa
米沢 和弥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2211283A priority Critical patent/JP3040143B2/ja
Publication of JPH0493364A publication Critical patent/JPH0493364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3040143B2 publication Critical patent/JP3040143B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硬化性組成物に関し、更に詳しくは、(A)分
子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を含有する有機
重合体、(B)分子中に少なくとも1個のアルケニル基
を有する、重合体でない有機化合物、(C)ヒドロシリ
ル化触媒、及び(D)貯蔵安定性改良剤を必須成分とす
る貯蔵安定性の優れた硬化性組成物に関する。
(従来技術と問題点〕 従来、硬化してゴム状物質を生成する硬化性液状組成物
としては、各種のものが開発されている。
中でも、深部硬化性に優れた硬化系として、末端もしく
は分子鎖中に、1分子中に平均2個又はそれ以−ヒのビ
ニル基をもつポリオルガノシロキサンを、珪素原子に結
合する水素原子を1分子中に2個以上有するポリオルガ
ノハイドロジエンシロキサンで架橋するものが開発され
、その優れた耐候性、耐水性、耐熱性を利用して、シー
リング剤、ボッティング剤として使用されている。しか
し、この系はコストが高い、接着性が悪い、カビが発生
しやすい等の点からその用途に制限を受けている。更に
、上記のポリオルガノシロキサンは、般に有機系重合体
に対する相溶性が悪く、ポリオルガノハイドロジエンシ
ロキサンとアルケニル基を含有する有機重合体とを硬化
させようとしても、相分離によりポリオルガノハイドロ
ジエンシロキサンの加水分解及び脱水素縮合反応が助長
され、ボイドの為に充分な機械特性が得られないという
問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はかかる実情に鑑み鋭意研究の結果、これらの問
題を解決して、速硬化性であり、且つ深部硬化性に優れ
るとともに十分な機械的特性を有する硬化性組成物を提
供するものである。即ち、従来、ヒドロシリル化による
硬化反応に用いられていたポリオルガノハイドロジエン
シロキサンの代わりに、分子中に少なくとも2個のヒド
ロシリル基を含有する有機重合体を用い、アルケニル基
を含有する有機重合体の代わりに、アルケニル基を含有
するを権化合物を用いれば、一般に両者の相溶性が良好
である。そこでヒドロシリル化触媒を用いて上記両成分
を硬化させれば均一で、且っ速硬化、深部硬化性に優れ
、硬化物が十分な引張特性等の機械特性を有する硬化性
組成物が得られること、また、あらゆる種類の主鎖骨格
を有する5i−H基含有有機重合体を用いることができ
るので、非常に幅広い用途に適用できる硬化物を作成す
ることができることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、下記の成分(A)、(B)、(C)及
び(D)を必須成分としてなる貯蔵安定性の優れた硬化
性組成物; (A)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を含有
する有機重合体、 (B)分子中に少なくとも1個のアルケニル基を含有す
る、重合体でないを権化合物、 (C)ヒドロシリル化触媒、 (D)貯蔵安定性改良側。
を内容とするものである。
本発明の(A)成分である分子中に少なくとも2個のヒ
ドロシリル基を含有する有機化合物としては特に制限は
ないが、ヒドロシリル基を含む基を具体的に例示するな
らば、  Si (H) −(CHs) 5−O−3i
CH)a (CJs)3−+m + −5i(I()s
 (CJs)z−n (n−1〜3’) 、   Si
H*(CJ+z)などのケイ素原子1個だけ含有するヒ
ドロシリル基、 Si (CHs) zsi (CHz
) tH,Si (CHI)オCHtCRzSi (C
Hs) JSt (CL) *5jCI31b  、S
t (CF+3) JH5i (C[Is) !H5i
 (CI(3) tN [54(CHs) J) gf
b Si(CHs)富0C−NSi(CHa)JL Si(C)Iz)tN  −CO5i(CHz)!など
のケイ素原子を2個以上含む基、 RR −←5i−0+r−÷S i +T−HRR (式中、RはH,03i(C)Is) s及び炭素数が
1〜工0の有機基より選ばれる基であり、それぞれのR
は同じでも異なっていてもよい。m、nは正の整数で、
且つ2≦m+n≦50) (R,m、nは上記に同じ) (式中、Rは上記に同し、mは正の整数、nは0又は正
の整数で、且つ2≦m+n≦50)などで示される鎖状
、枝分かれ状、環状の各種の多価ハイドロジエンシロキ
サンより誘導された基などが挙げられる。
上記の各種のヒドロシリル含有基のうち、本発明のヒド
ロシリル基含有の有機化合物の各種有機重合体に対する
相溶性を損なう可能性が少ないという点から、ヒドロシ
リル基を構成する基の部分の分子量は500以下が望ま
しく、さらにヒドロシリル基の反応性も考慮すれば、下
記のものがものが好ましい。
p、qはO又は正の整数で、且つ1≦m+n十p+q≦
50) (式中、pは正の整数、qは0又は正の整欽であり、且
つ2≦p+q≦4) O3i (CH3) 3 0Si (CL) 5−5i
−O3i−8 O5i (CH3) y  O3i (CHs) 5C
H1 CFI。
CM。
同一分子中にヒドロシリル含有基が2個以上存在する場
合には、それらは互いに同一でも異なっても構わない。
有機重合体(A)中に含まれるトータルのヒドロシリル
基の個数については少なくとも1分子中に2個あればよ
いが、2〜15個が好ましく、3〜12個が特に好まし
い0本発明のヒドロシリル基含有有機系硬化側をヒドロ
シリル化触媒存在下に、アルケニル基を含有する各種の
有機重合体と混合してヒドロシリル化反応により硬化さ
せる場合には、該ヒドロシリル基の個数が2より少ない
と硬化が遅く硬化不良をおこす場合が多い、また該ヒド
ロシリル基の個数が15より多くなると、該硬化剤の安
定性が悪くなり、その上硬化後も多量のヒドロシリル基
が硬化物中に残存し、ボイドやクラックの原因となる。
ヒドロシリル基は(A)成分中に、−最大(n)X−R
”  −(II) (Xは少なくとも1個のヒドロシリル基を含む置換基、
R1は炭素数2〜20の2価の炭化水素基で1個以上の
エーテル結合を含有していてもよい)で表わされる基と
して存在することが望ましい(A)成分は式(It)で
表わされる形でヒドロシリル基が有機重合体に結合して
いるのであるが、有機重合体としては各種主鎖骨格をも
つものを使用することができる。
まず、ポリエーテル系重合体としては、例えばポリオキ
シエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシテトラ
メチレン、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン
共重合体等が好適に使用される。その他の主鎖骨格をも
つ重合体としては、アジピン酸等の2塩基酸とグリコー
ルとの縮合又はラクトン類の開環重合でえられるポリエ
ステル系重合体、エチレン−プロピレン系共重合体、ポ
リイソブチレン、イソブチレンとイソプレン等との共重
合体、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、イソプレン
とブタジェン、アクリロニトリル、スチレン等との共重
合体、ポリブタジェン、ブタジェンとスチレン、アクリ
ロニトリル等との共重合体、ポリイソプレン、ポリブタ
ジェン、イソプレンあるいはブタジェンとアクリロニト
リル、スチレン等との共重合体を水素添加してえられる
ポリオレフィン系重合体、エチルアクリレート、ブチル
アクリレート等のモノマーをラジカル重合してえられる
ポリアクリル酸エステル、エチルアクリレート、ブチル
アクリレート等のアクリル酸エステルと酢酸ビニル、ア
クリロニトリル、メチルメタクリレート、スチレン等と
のアクリル酸エステル系共重合体、前記有機重合体中で
ビニルモノマーを重合してえられるグラフト重合体、ポ
リサルファイド系重合体、ε−アミノカプロラクタムの
開環重合によるナイロン6、ヘキサメチレンジアミンと
アジピン酸の縮重合によるナイロン66、ヘキサメチレ
ンジアミンとセバシン酸の縮重合によるナイロン610
、ε−アミノウンデカン酸の縮重合によるナイロン11
、ε−アミノラウロラクタムの開環重合によるナイロン
12、上記のすイロンのうち2成分以上の成分を有する
共重合ナイロン等のポリアミド系重合体、例えばビスフ
ェノールAと塩化カルボニルより縮重合して製造された
ポリカルボネート系重合体、ジアリルフタレート系重合
体等が例示される。
(A)成分であるヒドロシリル基含有有機重合体は、線
状でも、枝分かれ状でもよく、分子量は500〜500
00の任意のものが好適に使用できるが、500〜20
000のものが特に好ましい。(A)成分のヒドロシリ
ル基は分子末端にあっても分子中にあってもよいが、本
発明の組成物を用いてゴム状硬化物を作製する場合には
、分子末端にある方が有効綱目鎖長が長くなるので好ま
しい。
(A)成分の製造方法については特にIIIIIIはな
く、任意の方法を用いればよい0例えば、(i)分子内
に5i−Cl基をもつ有機化合物をLiA11(at 
NaB11.などの還元剤で処理して該化合物中の5i
−Cl基を5i−11基に還元する方法、(11)分子
内にある官能基Xをもつ有機化合物と分子内に上記官能
基と反応する官能基Y及びヒドロシリル基を同時にもつ
化合物とを反応させる方法、(ii)アルケニル基を含
有するを権化合物に対して少なくとも2個のヒドロシリ
ル基をもつポリヒドロシラン化合物を選択ヒドロシリル
化することにより、反応後もヒドロシリル基を該化合物
の分子中に残存させる方法などが考えられる。これらの
うち(iii)の方法が特に好ましい。
本発明の(B)成分である分子中に少なくとも1個のア
ルケニル基を含有する、重合体でない有機化合物として
は特に制限はないが、式(1)%式%) (式中、R1は水素又はメチル基) で示されるアルケニル基を含有する化合物が好適である
更に具体的に詳述すると、まず弐Lm)(HtC= C
R’  O七−R’  (III)(R1は水素又はメ
チル基、「は炭素数1〜20の2価の炭化水素基で1個
以上のエーテル結合が含有されていてもよい、「は炭素
数1〜30の有機基、aは1〜4から選ばれる整数、) で表わされるエーテル結合を有する化合物が挙げられる
式(III)中、R″は炭素数1〜20の2価の炭化水
素基を表わすが、R3の中には1個以上のエーテル結合
が含有されていてもかまわない、具体的には−CIよ−
CI(gcHt  、  CHgCElzCBg−E1
3 CLCFICHt  、  CLCHオCHtCHx−
−CFIオCHtOCLCL   、     CFl
sC8xO−CFIzCFl富Cll!−などが挙げら
れる0合成上の容易さから−CI!−が好ましい。
式(I[[)中、R4は炭素数1〜30の芳香族系又は
脂肪族系の1〜4価の有機基である。具体的に示すなら
ば、CHs  、CLCL  、CLCHオCHz−C
I(。
CHs CI(3−C− CI(、− l13 CHgCFIz− CB。
CHzCHiCI(*  − −C1lIC1l− −C)IICl(、C)1.cH! −l13 Cl!   CClオ − CM、− CH!= CH3 (nは2〜10の整数) などが挙げられる。これらのうちで、下記のものが好ま
しい。
CII寡 CH。
次に、−最大(IV) (I(IC−C−R3−0−C+rR’   (EV)
(R1は水素又はメチル基、「は炭素数1〜20の2価
の炭化水素基で1個以上のエーテル結合を含有していて
もよい R5は炭素数1〜30の有機基、aは1〜4か
ら選ばれる整数、)で表わされるエステル結合を有する
化合物が挙げられる。
式(IV)中、R3は式(Ill)におけるR3と同一
である。また2%は炭素数1〜30の芳香族系又は脂肪
族系の1〜4価の有機基である。具体的に示すならば、
Clココ−CRsCEI*  、 CH3CH*CL 
 、  (CL)富−(CIIt)s−1(CHいa−
、(CHt)s−5−(CBg)*−CH3CFI  
、    CLCCL−I C1O などが挙げられる。これらのうちで下記のものが好まし
い。
(CHth  、   (CHz)s +、   (C
Hl)6−1〜4価の炭化水素基、aは2〜4がら選ば
れる整数。) で示される炭化水素を主鎖骨格とする化合物が挙げられ
る。
式(V)中、R6は炭素数2〜5oの1〜4価の炭化水
素基を表すが、具体的には CL(CL)、 −(r+=2’−10)、    C
ut3(CL)tcMcJ  、     CHsCH
iCEl−CI1重CB3 Cti3CLCtl−、(CHsLCl((:LCL−
CH2Cl。
(CHs)xcI(Ctl  、   (CHs)zC
RC−CH。
−(Cut)  −(n□2−10) CHs HsCHx 次に、−最大(V) (uzc= C+r−R’     (V)(R1は水
素又はメチル基、Ilbは炭素数2〜50のCl1zC
BCIlzGHz− CLCII CHCRm− これらのうちで、 (CIり (n・2〜10)。
が好ましい。
さらに−(CL)−(n・2Jo)が特に好ましい。
(B)成分の具体例としては、更に一般式(VDhC冨 C−R”−0−OCO+rlil’ (Vl) (R’は水素又はメチル基、[i2は炭素数1〜2oの
2価の炭化水素基で1個以上のエーテル結合を含有して
いてもよい。R7は1〜4価の有機基、aは1〜4から
選ばれる整数、)で表わされるカーボネート結合を有す
る化合物が挙げられる。
式中、R1は式(II[)、(It、’)中のR3に同
じである。またR7としては、 CH3、Ct13CHz  、 CRsCLCL−Hi 盪 CHzCHz   C− CHよ Hz JI CHよ CH3 CL 13c −C11I CI。
■ 0日。
CEz   CCH*  − tls LCL −CR,CIl  − CH2 (nは2〜10の整数) HC!ItCElxO)−CToCEl*−(nは1〜
5の整数) HCLCLCLCLO)、 CHtCHzCHzCHt
  (nは1〜5の整数)などが挙げられる。これらの
うち下記のものが特に好ましい。
−CHオCHzOC)lzc)It− CFlzCHzOCHzCHJCl(tc[It−CF
I tcHOcHzcH− CL  CH3 (B)成分のアルケニル基含有化合物は単独で用いても
2種以上の混合物を用いてもよい。
(B)成分のアルケニル基含有有機化合物は、そのアル
ケニル基と(A)成分のヒドロシリル基がモル比で0.
2〜5.0となるような範囲で用いるのが好ましい、こ
れは、モル比が0.2より小さいと硬化不良を起こし、
5.0より大きいと硬化後の機械物性の低下を招くから
である。
HCElxCKtCB*0)−CLlxCL−(nは1
〜5 の整数) 本発明の(C)成分であるヒドロシリル化触媒としては
、白金の単体、アルミナ、シリカ、カーボンブラック等
の担体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸、塩化
白金酸とアルコール、アルデヒド、ケトン等との錯体、
白金−オレフィン錯体(例えば、Pc(CHt=CHz
) x (PPbi) tPt(CIIz−CIlt)
 zc+xl  r白金−ビニルシロキサン錯体(例え
ば、pt(ViMetSiO5iMe、Vi)a 、 
Pt [(MeVjSiO)nl a) ;白金−ホス
フィン錯体(例えば、P t (PPh s) 4、 
Pt(PBus)n I  i白金−ホスファイト錯体
(例えば、Pt (P(OPbs) 4. Pt (P
(OBu)s ) 4 )  (式中、Meはメチル基
、Buはブチル基、Viはビニル基、pbはフェニル基
を表し、n、mは整数を表す)、ジカルボニルジクロロ
白金、また、アシエビ−(Ashby)の米国特許第3
159601及び3159662号明細書中に記載され
た白金−炭化水素複合体、並びにラモロー(Lamor
eaux)の米国特許第3220972号明細書中に記
載された白金アルコラード触媒も挙げられる。更にモデ
ィック(ModiC)の米国特許第3516946号明
細書中に記載された塩化白金−オレフイン複合体も本発
明において有用である。
また、白金化合物以外の触媒の例としては、l?hC1
(PPt+a)s、 Rhct3. Rh1AIiO3
1RuC+3+ rrcIs+ FeCh、AlCl5
. PdCIg・211*O,NiCl□+ T+C1
a等が挙げられる。これらの触媒は単独で使用してもよ
く、2種以上併用してもかまわない、触媒活性の点から
塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシロ
キサン錯体等が好ましい。
触媒量としては特に制限はないが、(B)成分中のアル
ケニル基1solに対して10−1〜10−”molの
範囲で用いるのがよい、好ましくは10−”〜10−”
molの範囲で用いるのがよい、10−’s。
lより少ないと硬化が十分に進行しない、またヒドロシ
リル化触媒は一般に高価でN練性であり、また水素ガス
が大量に発生して硬化物が発泡してしまう場合があるの
で10””molより多量に用いないほうが望ましい。
本発明の(A)成分であるヒドロシリル基含有有機重合
体を上記の選択ヒドロシリル化により製造する場合、反
応後にも(A)成分中にヒドロシリル化触媒を含むので
、一般にその安定性が良好でなく、長期間放置したり、
湿分が混入したりすると5t−H基の5t−OH基への
転化が起こり、粘度増大やゲル化等の現象が見られる。
従って、(A)成分の中に(D)成分として貯蔵安定性
改良側を含有させることが必須である。更に、この(D
)成分は低温ではヒドロシリル化触媒を不活性化するが
、比較的高温になるとヒドロシリル化反応を阻害しなく
なるので、本発明の組成物は機械特性の優れた硬化物を
与える。
(D)成分としては、脂肪族不飽和結合を含有する化合
物、有機リン化合物、有機イオウ化合物、窒素音響化合
物、スズ系化合物、有機過酸化物等を良好に用いること
ができる。
脂肪族不飽和結合を含む化合物としては、−最大(■) Fl−CミC−C−0■    (■)で示されるプロ
パギルアルコール(式中、Re、 R9は水素原子、ア
ルキル基、アリール基、又はRIt9が他端において相
互に連結したちの)、−最大%式%() で示されるエン−イン化合物(式中、1710. RI
t12は水素原子又は炭化水素基であり、R11+、 
17+1R1zの炭素数の総和は2−6である。ただし
、PH11,1171!が炭化水素基であるときは、1
710. R目もしくは1711. RItが他端にお
いて相互に連結したものであってもよい、)、−最大(
IX)R”Si →0−C−C=CH)コ      
(IX)pi% で示されるシラン化合物(式中、12m!、 R+a、
 RISは炭素数1〜10個の炭化水素基、ただしl1
4と[715が他端において相互に連結したものであっ
てもよい、)、−最大(X) ′f!16    R161716 で示されるポリシロキサン化合物(式中R16の少なく
とも1つはアセチレン性不飽和結合を有する炭化水素基
)、−最大(XI) [izl で示されるオレフィン系化合物(式中、Huff〜R2
は水素原子、ハロゲン又は1価炭化水素基、Xは塩素、
臭素等のハロゲン又はアルコキシ基)、テトラメチルビ
ニルシロキサン環状体、2−ペンチンニトリル、−最大
(XI[) で示される化合物C式中、11171は少なくとも1個
のアセチレン結合を含有する一価の有機基)、酢酸ビニ
ル等のオレフィン系アルコールの脂肪族カルボン酸エス
テル、−最大cxm> R”0tC−C= C−GO1l!”、  (Xm)で
示されるアルキルアセチレンジカルボキシレート(式中
、lp3はメチル、エチル等の炭化水素基)、−最大(
XIV) px’ozc l\cozti”    (X IV 
)で示されるマレイン酸エステル(式中、li2′はメ
チル、エチル、アリル、ヒドロカルボツキジアルキル基
等の炭化水素基)、ジオルガノフマレート等が例示され
る。
有機リン化合物としてはトリオルガノフォスフイン、ジ
オルガノフォスフイン、トリオルガノフォスファイト、
オルガノフォスフオン酸等が例示される。
有機イオウ化合物としてはオルガノメルカプタン、ジオ
ルガノスルフィド、ジオルガノスルフオキシド、メルカ
プト基含有オルガノシラン類、硫化水素、ベンゾチアゾ
ール、ペンゾチアゾールジサルファイト、2−(4−モ
ルフオシニルジチオ)ベンゾチアゾール等が例示される
窒素含有化合物としては、アンモニア、1〜3級アルキ
ルアミン、アリールアミン、アルキルアリールアミン、
N、N−ジオルガノアミノアルコール、尿素、チオ尿素
、ピリミジン、ピコリン、ヒドラジン、スルフオン酸ア
ミド、ベンゾトリアゾール、キノリン、トリアリルイソ
シアヌレート、−最大(XV) R”JR”NR”         (XV)で示され
るジアミン化合物(式中、R1!は1〜4個の炭素原子
を含むアルキル基、Hthは水素又はRlSであり、e
7は2〜4個の炭素原子を含むアルキル基)等が例示さ
れる。
スズ系化合物としてはハロゲン化第−スズ2水和物、カ
ルボン酸第−スズ等が例示される。
また、有機過酸化物としては、ジ−t−ブチルペルオキ
シド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペル
オキシ)ヘキサン、2.5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)−3−ヘキシン、ジクミルペルオ
キシド、t−ブチルクミルペルオキシド、α、α′−ビ
ス(t−ブチルペルオキシ)イソプロピルベンゼンのよ
うなジアルキルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド
、p−クロロベンゾイルペルオキシド、m−クロロベン
ゾイルペルオキシド、24−ジクロロベンゾイルペルオ
キシド、ラウロイルペルオキシドのようなジアシルペル
オキシド、過安息香酸L−ブチルのような過酸エステル
、遇ジ炭酸ジイソプロピル、遇ジ炭酸ジー2−エチルヘ
キシルのようなペルオキシジカーボネート、1.1−ジ
(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、l、1−ジ
(t−ブチルペルオキシ)−33,5−1−リメチルシ
クロヘキサンのようなペルオキシケタール等が例示され
る。
これらのうち、室温付近での(A)成分の粘度上昇を長
期間にわたって抑制し、取り扱いやすいという点から、
ジアルキルマレート、ジアルキルアセチレンジカルボキ
シレート、2−ペンテンニトリル、ベンゾチアゾール、
キノリン、2.3−ジクロロプロペンが好ましい、更に
、比較的高温(約50℃)でも(A)成分の粘度上昇を
ほぼ完全に抑制するという点から、2−ベンテンニトリ
ル、ベンゾチアゾール、キノリンが特に好ましい。
CD)成分の使用量は、(A)成分及び(B)成分の有
機重合体に均一に分散する限りにおいてほぼ任意に選ぶ
ことができるが、(A)成分の5i−H基含有化合物1
モルに対して10−’−10−1モルの範囲で用いるこ
とが好ましい。これは10″sモル未満では(A)成分
の貯蔵安定性が充分改良されず、10−1モルを越える
と硬化を阻害するからである。(D)成分の貯蔵安定性
改良剤は単独で用いても、また、2種以上を混合して用
いてもよい。
本発明の組成物は(A)成分中に(D)成分を含有させ
ることを除いては、その保存形態についてはなんら制限
はない1例えば、(D)成分は(A)成分の貯蔵安定性
を向上させるだけでなく、(A)成分と(B)成分の付
加反応による硬化を遅延する働きも有するので、本発明
の組成物はl包装化することも可能である。しかし、長
期にわたる貯蔵安定性という点から、例えば、(A)成
分と(D)成分及び(B)成分と(C)成分をそれぞれ
1パツケージとする2包装型の組成物とする方が好まし
い。もし、1包装化する場合は、低温(0℃以下)で保
存するのが好ましい。
本発明の(D)成分を含む(A)及び(C)成分を混合
し、硬化させれば深部硬化性に優れた均一な硬化物が得
られる。硬化条件については特に制限はないが、一般に
20〜200℃、好ましくは50〜150℃で10秒〜
4時間硬化するのがよい。特に80〜150℃での高温
では10秒〜1時間程度の短時間で硬化するものも得ら
れる。
組成物を硬化させる段階で発泡現象が見られる場合があ
るが、組成物に鉄、コバルト、ニッケル、銅、タングス
テン等の21移金属粉末を加えることにより、発泡を抑
えることができる。また、(A)〜(D)成分を低温(
−60〜5℃)で混合し、比較的低温(25〜100℃
)で硬化させることによっても発泡を抑制することがで
きるゆ硬化物の性状は用いる(A)及び(B)成分の主
鎖骨格や分子量等に依存するが、ゴム状のものから樹脂
状のものまで作製することができる。
硬化物を作製する服には、(A)、(B)、(C)及び
(D)の必須4成分の他に、その使用目的に応じて溶剤
、接着性改良剤、物性調整剤、保存安定性改良剤、可塑
剤、充填剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、金属不活性化
剤、オゾン劣化防止剤、光安定剤、アミン系ラジカル連
鎖禁止剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、発泡剤
等の各種添加剤を適宜添加できる。
本発明の硬化物は種々の用途に適用することができる0
例を挙げれば、接着・粘着剤、塗料、塗膜防水剤、発泡
体シーリング剤、電気・電子用ボッティング剤、フィル
ム、化粧品、医療用成形品、歯科用印象剤等である。
〔実施例〕
以下、実施例に基づき本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらにより何ら制限を受けるものではない。
合成例1 特開昭53−134095に開示された方法に従って、
末端にアリル型オレフィン基を有するポリオキシプロピ
レンを合成した。
平均分子量3000であるポリオキシプロピレングリコ
ールと粉末苛性ソーダを60 ’Cで撹拌し、ブロモク
ロロメタンを加えて、反応を行い、分子量を増大させた
0次に、アリルクロライドを加えて、110℃で末端を
アリルエーテル化した。これをケイ酸アルミニウムによ
り処理して、精製末端アリルエーテル化ポリオキシプロ
ピレンを合成した。
このポリエーテルの平均分子量は7960であり、ヨウ
素価から末端の92%がオレフィン基であった。E型粘
度計による粘度は130ボイズ(40℃)であった。
合成例2 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コンク、冷却管を備
え付けた1ffi4つロフラスコを準備した。
次に窒素雰囲気下で環状ボリシロキサン(信越化学■製
、LS8600 ) 41.7g (0,173−01
)をフラスコ内に仕込んだ。合成例1で合成した分子末
端の92%がアリル基であるポリプロピレンオキシ)−
300g(アリル基のモル数0.069mol)、トル
エン230H1、及び塩化白金酸触媒溶媒(EzPtC
l、・6uxO1gをエタノールll11.1.2−ジ
メトキシエタン9 di、:f@解させた溶液)83μ
!からなるトルエン溶液を滴下ロートへ仕込んだ。フラ
スコを70℃に加熱し、該トルエン溶液を1分間に約2
mの割合で5時間かけて滴下した。その後反応温度を8
0゛Cに上げ約6時間撹拌した時点で、反応溶液中の残
存アリル基をIRスペクトル分析法により定量したとこ
ろ、1645C11−’の炭素−炭素二重結合が消失し
ていることが確認された。更に、反応系中のトルエン及
び未反応の過剰の環状ポリシロキサンを除去するために
減圧脱気を80℃で3時間行い、ヒドロシリル基を有す
るポリプロピレンオキシド約315gが、淡黄色、粘稠
な液体として得られた。E型粘度計による粘度は310
ボイズ(40℃)であった、該ポリプロピレンオキシド
中のヒドロシリル基はIRスペクトルで2150cm−
’の強い吸収として確認された。300MHzのIIM
Rスペクトルを分析し、5i−C旦、と5i−C旦2−
とを合わせたピークの強度とSi−旦のピークの強度を
比較することにより、該環状ポリシロキサン1分子当た
り平均1.31個のヒドロシリル基が反応したことがわ
かった。即ち、該重合体は環状ハイドロジエンポリシロ
キサンにより一部分子量が増大した、次式の分子末端を
有するポリプロピレンオキシドである。
HCH3 \− 合成例3 300g(0,1モル)の末端水酸基ポリカプロラクト
ン(数平均分子量3000、水酸基当量1500)、2
4.0gのピリジン、300dのTHFを撹拌棒、温度
計、滴下ロート、窒素吹き込み管、冷却管を付設した丸
底フラスコに仕込み、室温下、滴下ロートより32gの
クロルギ酸アリルを徐々に滴下した。その後50℃に加
熱し3時間攪拌した。生成した塩を濾過で除いた後15
0aiのトルエンを添加し、200mの塩酸水溶液で洗
浄、中和、濃縮することによりアリル末端ポリカプロラ
クトンを得た。得られたオリゴマーのvPO測定から数
平均分子量は3200であった。300MHzのNMH
のオレフィン部分のスペクトルよりアリル基の導入が確
認できた。またヨウ素価滴定によるオレフィンの定量か
ら1分子中に平均2.0個のアリル型不飽和蟇が導入さ
れていることを確認した。
合成例4 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コツク、冷却管を備
え付けた300dの4つロフラスコを準備した。次に窒
素雰囲気下で環状ポリシロキサン(信越化学■製、LS
 8600 ) 34.55 g (0,1435mo
l)をフラスコ内に仕込んだ0合成例3で合成した1分
子中に平均2.0個のアリル基を有するポリカプロラク
トン100g (オレフィンのモル数0.0575+o
l )、トルエン100m、及び塩化白金酸触媒溶媒(
)l!ptcl&・6L01 gをエタノールljd、
l 2−ジメトキシエタン9jIeに溶解させた溶液)
60μiからなるトルエン溶液を滴下ロート内へ仕込ん
だ、フラスコを70゛Cに加熱し、該トルエン溶液を約
2時間かけて滴下した。
滴下終了後、80℃で約5時間撹拌した時点で、反応溶
液中の残存アリル基をIRスペクトル分析法により定量
したところ、1645C1−’の炭素−炭素二重結合が
消失していることが確認された。
次に反応系中に残存している触媒を除去するために、シ
リカゲル(和光純薬■製、ワコーゲルCC−200)1
0を室温で加え、2時間攪拌してフラッシュ・カラムを
用いて濾過した。トルエン及び過剰の環状ポリシロキサ
ンを除去するために、濾液をエバボレートし、更に減圧
脱揮を80℃で3時間行い、無色透明の粘稠な液体を得
た。該ポリカプロラクトン中のヒドロシリル基はIRス
ペクトルで2150cm−’の強い吸収として確認され
た。また3 00 MHzのNMRスプクトルでSi−
且のピークと5iCHs及びSi  CHt−とを合わ
せたピークの強度を比較することにより、該環状ポリシ
ロキサン1分子当たり平均1.05個のヒドロシリル基
が反応したことがわかった。即ち、該重合体は環状ハイ
ドロジエンポリシロキサンにより一部分子量が増大した
、次式の分子末端を有するポリカプロラクトンである。
合成例5 両末端ヒドロシリル基を有する水素添加ポリイソプレン
(出光石油化学■製、商品名工ボール)300gにトル
エン50mを加え共沸脱気により脱水した。t−BuO
K48gをTHF200mに溶解したものを注入した。
50’Cで1時間反応させた後、アリルクロライド47
M1を約30分間かけて滴下した。滴下終了後50”C
で1時間反応させた0反応終了後、生成した塩を吸着さ
せるために反応溶液にケイ酸アルミ30gを加え、30
分間室温で攪拌した。濾過精製により約250gのアリ
ル末端水添ポリイソプレンを粘稠な液体として得た。 
 300MHz ’HNMI?分析により末端の92%
にアリル基が導入されていることが確認された。ヨウ素
価より求めたオレフィンのモル数は0゜1072mol
/100g?あった。またE型粘度計による粘度は30
2ボイズ(32℃)であった。
*エボールの代表的な物性値(技術賃料より)水酸基含
有量(meq/g)    0.90粘度(poise
/30’C)     700平均分子量(vpo測定
)  2500合成例6 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コツク、冷却管を備
え付けた300m1の4つロフラスコを準備した0次に
窒素雰囲気下で環状ポリシロキサン■ (信越化学■製、LS 8600 ) 31.5 g 
(0,131sol )をフラスコ内に仕込んだ0合成
例5で合成した、分子末端の92%がアリル基である水
添ポリイソプレン50g(オレフィンのモル数0.05
36mol)、トルエン50m、及び塩化白金酸触媒溶
媒(ElIPtC1!・6Elx01 gをエタノール
IH1,1,2−ジメトキシエタン9mに溶解させた溶
液)60μlからなるトルエン溶液を滴下ロートへ仕込
んだ、フラスコを70℃に加熱し、該トルエン溶液を約
2時間かけて滴下した0滴下終了後、80℃で約5時間
撹拌した時点で、反応溶液中の残存アリル基をIRスペ
クトル分析法により定量したところ、1645cm−’
の炭素−炭素二重結合が消失していることが確認された
。次に反応系中に残存している触媒を除去するために、
シリカゲル(和光純薬■製、ワコーゲルCC−200)
5を室温で加え、2時間攪拌してフラッシュ・カラムを
用いて濾過した。トルエン及び過剰の環状ポリシロキサ
ンを除去するために、濾液をエバボレートし、更に減圧
脱揮を80℃で3時間行い、無色透明の粘稠な液体を得
た。E型粘度計による粘度は514ボイズ(23℃)で
あった、該水添ポリイソプレン中のヒドロシリル基はI
Rスペクトルで2150CI+−’の強い吸収として確
認された。
また300MElzのNMRスプクトルでSi−且のピ
ークと5i−C旦、及び5i−C且、−とを合わせたピ
ークの強度を比較することにより、該環状ポリシロキサ
ン1分子当たり平均1.2個のヒドロシリル基が反応し
たことがわかった。即ち、該重合体は環状ハイドロジエ
ンポリシロキサンにより一部分子量が増大した、次式の
分子末端を有する水添ポリイソプレンである。
合成例7 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コツク、冷却管を備
えつけた11の4つロフラスコを準備した0次に窒素雰
囲気下でトルエン20mを仕込んだ、n−ブチルアクリ
レート25.6g、アリルメタクリレート2.52g、
n−ドデシルメルカプタン0.81g、アゾビスイソブ
チロニトリル1.0g。
トルエン1001dよりなるモノマーのトルエン溶液を
、トルエン還流下に、滴下ロートより約1時間かけて滴
下した0滴下終了後さらに2時間反応させた。該トルエ
ン溶液をケイ酸アルミと処理した後、濾過助剤(珪藻土
)を用いて吸引濾過することにより、はぼ透明な溶液を
得た。この溶液をエバボレートし、更に80℃で3時間
減圧乾燥することにより、淡黄色の粘稠な液状オリゴマ
ー約26gを得た。ヨウ素価滴定による重合体中のアリ
ル基のモル数は0.154mol /100g、VPO
による分子量は3900であった。分子量及びヨウ素価
滴定によるアリル基のモル数より、重合体1分子中に平
均して約6.0個のアリル基が導入されたことがわかっ
た。
合成例日 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コツク、冷却管を備
え付けた200dの4つロフラスコを準備した0次に窒
素雰囲気下で環状ポリシロキサン(信越化学■製、LS
 8600 ) 9.26 g (38,5amol)
及びトルエン20M1をフラスコ内に仕込んだ。
合成例7で合成したアリル基台をアクリル酸エステル重
合体Log、塩化白金酸触媒溶媒(HgPtC16・6
)1g01 gをエタノール1M1.1.2−ジメトキ
シエタン9dに溶解させた溶液)16μlをトルエン3
0mに溶解したトルエン溶液を滴下ロートへ仕込んだ、
フラスコを70℃に加熱し、該トルエン溶液を1分間か
けてフラスコ内に滴下した。
滴下終了後、80℃で更に2時間反応させた。この時点
で、反応溶液中の残存アリル基をIRスペクトル分析法
により定量したところ、1645cmの炭素−炭素二重
結合が消失していることが確認された。更に、反応系中
に残存している触媒を除去するためにシリカゲル(和光
純薬■製ワコーゲルCC−200)2を加え室温で約3
0分攪拌した後、フラッシュカラムを用いて濾過した。
トルエン及び過剰の環状ポリシロキサンを除去するため
に、濾液をエバボレートし、更に減圧脱気を80℃で3
時間行い、無色透明の粘稠な液体を得た。該アクリル酸
エステル系重合体中のヒドロシリル基はIRスペクトル
で2150C11−’の強い吸収として確認された。ま
た300MHzのN?IIlスペクトルで5t−Hのピ
ークとSt  C)(s及びSi −C且2とを合わせ
たピークとの強度を比較することにより、該環状ポリシ
ロキサン1分子当たり平均的1.1個のヒドロシリル基
が反応したことがわかった。即ち、該重合体は環状)\
イドロジエンボリシロキサンにより一部分子量が増大し
た次式のような構造をもつヒドロシリル蟇含有 のアク
リル酸エステル系重合体である。
相間移動触媒としてベンジルトリエチルアンモニウムク
ロライド (へIヅはポリマーのバックボーンを表す、)合成例9 ビスフェノールA114g(0,5■ol)、5N水酸
化ナトリウム水溶液250111(1,25購o1 )
及びイオン交換水575mをよく混合した。次に加えた
。該水溶液にアリルブロマイド242g(2,0■ol
)をトルエン300adに溶解した溶液を、滴下ロート
より徐々に滴下した。80℃で2時間攪拌しながら反応
させた。この時点で水層のplを測定すると酸性になっ
ていたので加熱攪拌を止めた0重曹水で有機層を洗浄し
た後、更にイオン交換水で洗浄し、Natio4で乾燥
した。エバポレージ町ンにより揮発分を除去後、80℃
で2時間減圧乾燥することにより淡黄色の粘稠な液体工
46g(収率95%)を得た。この粘稠な液体は元素分
析、300MNz ’HNMR、、IRXベクトルなど
の同定により、ビスフェノールAのジアリルエーテルE
Is であることが確認された。
IR(neat) cr’、 3070 (m、 l”
C−N )、 3030軸)2960 (S)、292
0 (S)、2860 (S) (ye−+v)、16
4S (m、  !lc+c )、1620 (S)、
 1520 (S)、1290 (S)1235 (S
)、 1180 (S)、 1025 (S)、 10
00 (S)、 920(S)、  825  (S) 元素分析、計真値C,81,78χ;o、 7.84χ
実測値C,81,9X;H,7,962貯蔵安定性テス
ト(1) 合成例2で製造したポリプロピレンオキシドを主鎖骨格
とする5i−H4含有重合体に各種の貯蔵安定性改良剤
を白金に対して30当量添加し、それぞれ50℃で保存
してその粘度の経時変化を測定した。結果を第1表に示
した。
安定性改良剤を添加することにより、重合体の貯蔵安定
性が飛躍的に向上することがわかる。
第    1    表 貯蔵安定性テスト(2) 合成例6で製造した水素添加ポリイソプレンを主鎖骨格
とする5i−H基含有重合体の貯蔵安定性を実施例1と
同様にして調べた。結果を第2表に示したが、ベンゾチ
アゾールの効果が最も大きかった。
第 表 実施例1 合成例9で製造したアリル基含有エーテル系化合物と各
種の主鎖骨格をもつ5t−H基含有の有機重合体との相
溶性を調べるために第3表に示すような組合せで、該化
合物の所定量と該有機重合体1.0gをよく混合し、遠
心脱泡後、混合状態を観察した。わずかに白濁するもの
もあるが、概ね透明で均一であった。該アリル基含有エ
ーテル系化合物は各種の有機重合体に対して良好な相溶
性を存していることがわかった。
次に硬化性を調べるために上記の各混合物に合成例2で
用いた塩化白金酸触媒溶液を10倍に稀釈した溶液を所
定量加えよく混合した。貯蔵安定性改良剤は第3表に記
載のものを用いた。該混合物の一部をゲル化試験器(日
新科学■製)の上に採り、所定温度でスナップアップタ
イム(ゴム弾性になるまでの時間)を測定した。結果を
第3表に示したが、該組成物は高温速硬化性であること
がわかった。
実施例2 合成例2で製造した5i−H基含有エーテル系重合体の
所定量と合成例9で製造したエーテル系化合物、及び第
4表に示したエステル系化合物、炭化水素系化合物、ポ
リカーボネート系化合物と、合成例2で用いた塩化白金
酸触媒溶液及び貯蔵安定性改良剤を第4表に示す割合で
よく攪拌混合した。該混合物を遠心分離により脱泡して
ボワエチレン製の型枠に流し込んだ、室温減圧下で再度
脱泡を行った後100℃で1時間硬化させることにより
、厚さ約3閣の均一なゴム状硬化物が得られた。@硬化
物のシートからJISに6301に準拠した3号ダンベ
ルを打抜き、引張速度200−/winで引張試験を行
った。結果を第5表に示す。
第5表から、本発明の硬化性組成物を用いれば、短時間
で硬化して均一なゴム状硬化物を製造できることがわか
った。
実施例3 合成例2で製造した5i−H基含有ポリプロピレンオキ
シド12.0g、合成例9で得られたアリル基含有のエ
ーテル系化合物1.3g(アリル基と5i−H基のモル
比が1)及び合成例2で用いたのと同じ塩化白金酸触媒
溶液44μ!及びジメチルアセチレンジカルボキシレー
ト4μlをよく撹拌混合した。該混合物を遠心分離によ
り脱泡後、縦6C1、横0.8cm、深さ1.8cmの
型枠に流し込んだ、室温減圧下で再度脱泡を行った後、
100℃で30分硬化させることにより、厚さ13履の
ゴム状硬化物を得た。 JIS M 63015−2項
スプリング式硬さ試験(A形)に定める硬度測定方法に
より硬度を測定したところ、硬化物の表面は25、裏面
も26で、深部硬化性の良好なサンプルが得られた。
〔発明の効果〕
本発明の組成物を用いれば、機械的特性が良好で、速硬
化性であり、且つ深部硬化性にも優れるとともに、貯蔵
安定性に優れた均一な硬化物を得ることかできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の成分(A)、(B)、(C)及び(D)を必
    須成分としてなる貯蔵安定性の優れた硬化性組成物; (A)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を含有
    する有機重合体、 (B)分子中に少なくとも1個のアルケニル基を含有す
    る、重合体でない有機化合物、 (C)ヒドロシリル化触媒、 (D)貯蔵安定性改良剤。 2、(A)成分の有機重合体の分子量が500〜500
    00である請求項1記載の組成物。 3、(A)成分の有機重合体が、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (Rは、H、OSi(CH_3)_3及び炭素数が1〜
    10の有機基より選ばれる基であり、それぞれのRは同
    じでも異なっていてもよい。mは正の整数、nは0又は
    正の整数で、且つ2≦m+n≦50) あるいは、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは上に同じ、mは正の整数、n、p、qは0
    又は正の整数で、且つ1≦m+n+p+q≦50) で示される基を有する化合物である請求項1記載の組成
    物。 4、(A)成分の有機重合体が、式 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、pは正の整数、qは0又は正の整数であり、且
    つ2≦p+q≦4) で示される基の少なくとも1種を有する化合物である請
    求項1記載の組成物。 5、(B)成分の有機化合物が、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素又はメチル基) で示されるアルケニル基を少なくとも1個有する化合物
    である請求項1記載の組成物。 6、(D)成分の貯蔵安定性改良剤が、脂肪族不飽和結
    合を含む化合物、有機リン化合物、有機イオウ化合物、
    窒素含有化合物、スズ系化合物、有機過酸化物の少なく
    とも1種である請求項1記載の組成物。 7、(D)成分の貯蔵安定性改良剤が、ジメチルマレー
    ト、ジメチルアセチレンジカルボキシレート、2−ペン
    テンニトリル、ベンゾチアゾール、2、3−ジクロロプ
    ロペン、キノリンの少なくとも1種である請求項1記載
    の組成物。 8、(A)成分中のヒドロシリル基と(B)成分中のア
    ルケニル基との比率が、モル比で0.2〜5.0である
    請求項1記載の組成物。 9、(C)成分のヒドロシリル化触媒の量が、(A)成
    分中のアルケニル基1モルに対して10^−^6〜10
    ^−^3モルの範囲である請求項1記載の組成物。 10、(D)成分の貯蔵安定性改良剤の量が、(B)成
    分1モルに対して10^−^5〜10^−^1モルの範
    囲である請求項1記載の組成物。
JP2211283A 1990-08-08 1990-08-08 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物 Expired - Fee Related JP3040143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2211283A JP3040143B2 (ja) 1990-08-08 1990-08-08 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2211283A JP3040143B2 (ja) 1990-08-08 1990-08-08 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0493364A true JPH0493364A (ja) 1992-03-26
JP3040143B2 JP3040143B2 (ja) 2000-05-08

Family

ID=16603370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2211283A Expired - Fee Related JP3040143B2 (ja) 1990-08-08 1990-08-08 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3040143B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649347A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物
WO1996016106A1 (fr) * 1994-11-18 1996-05-30 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Methode d'hydrosilylation et procede afferent de production d'un agent de durcissement
JP2004506051A (ja) * 2000-08-07 2004-02-26 エス ウント ツェー ポリマー ジリコーン ウント コンポジット シュペーツィアリテーテン ゲーエムベーハー 接着性フッ化物バーニッシュ
JP2010502792A (ja) * 2006-09-08 2010-01-28 コロプラスト アクティーゼルスカブ 架橋ポリアルキレンオキシドを含む二成分型シーラント

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52132064A (en) * 1976-04-09 1977-11-05 Gen Electric Silicone rubber composition and its production method
JPS5620051A (en) * 1979-07-27 1981-02-25 Toshiba Silicone Co Ltd Curable polysiloxane composition
JPS61141758A (ja) * 1984-12-14 1986-06-28 Shin Etsu Chem Co Ltd 熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPS62294239A (ja) * 1986-04-14 1987-12-21 チバ―ガイギー アクチェンゲゼルシャフト オルガノポリシロキサン組成物
JPS6335656A (ja) * 1986-07-30 1988-02-16 Shin Etsu Chem Co Ltd 硬化性組成物
JPS6445468A (en) * 1987-07-20 1989-02-17 Dow Corning Storage-stable and thermosettable organosiloxane composition
JPH01138230A (ja) * 1986-12-08 1989-05-31 Tokuyama Soda Co Ltd 硬化性組成物
JPH0214244A (ja) * 1988-06-30 1990-01-18 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 加熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH03294320A (ja) * 1990-04-11 1991-12-25 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52132064A (en) * 1976-04-09 1977-11-05 Gen Electric Silicone rubber composition and its production method
JPS5620051A (en) * 1979-07-27 1981-02-25 Toshiba Silicone Co Ltd Curable polysiloxane composition
JPS61141758A (ja) * 1984-12-14 1986-06-28 Shin Etsu Chem Co Ltd 熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPS62294239A (ja) * 1986-04-14 1987-12-21 チバ―ガイギー アクチェンゲゼルシャフト オルガノポリシロキサン組成物
JPS6335656A (ja) * 1986-07-30 1988-02-16 Shin Etsu Chem Co Ltd 硬化性組成物
JPH01138230A (ja) * 1986-12-08 1989-05-31 Tokuyama Soda Co Ltd 硬化性組成物
JPS6445468A (en) * 1987-07-20 1989-02-17 Dow Corning Storage-stable and thermosettable organosiloxane composition
JPH0214244A (ja) * 1988-06-30 1990-01-18 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 加熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH03294320A (ja) * 1990-04-11 1991-12-25 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649347A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物
WO1996016106A1 (fr) * 1994-11-18 1996-05-30 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Methode d'hydrosilylation et procede afferent de production d'un agent de durcissement
US5808127A (en) * 1994-11-18 1998-09-15 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Hydrosilylation method and process for producing curing agent making use of the same
JP2004506051A (ja) * 2000-08-07 2004-02-26 エス ウント ツェー ポリマー ジリコーン ウント コンポジット シュペーツィアリテーテン ゲーエムベーハー 接着性フッ化物バーニッシュ
JP2010502792A (ja) * 2006-09-08 2010-01-28 コロプラスト アクティーゼルスカブ 架橋ポリアルキレンオキシドを含む二成分型シーラント

Also Published As

Publication number Publication date
JP3040143B2 (ja) 2000-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7304108B2 (en) Polymer, process for producing the polymer, and curable composition containing the polymer
US20040152846A1 (en) Polymers, processes for producing the same, and curable compositions produced therefrom
JPH05287188A (ja) 硬化性組成物
JP6585045B2 (ja) アルコキシシラン官能化ポリアクリレート組成物およびその調製方法。
JP3808622B2 (ja) 重合体、該重合体の製造方法、及び、該重合体を用いた硬化性組成物
JP2000044626A (ja) 重合体、該重合体の製造方法、ならびに該重合体を用いた硬化性組成物
JPH04145188A (ja) 粘着剤組成物
JPS6335656A (ja) 硬化性組成物
JPH03188166A (ja) 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物
JPH0493364A (ja) 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物
JPH07118531A (ja) 室温速硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH04185687A (ja) 接着剤組成物
JPH03294320A (ja) 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物
US6420485B1 (en) Siloxane-grafted hydrocarbon copolymers
JPH02185565A (ja) 硬化性樹脂組成物
JP2000344831A (ja) 重合体の処理方法
JP3580437B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
JPS5810430B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP3317547B2 (ja) 硬化性組成物
JP3436991B2 (ja) 硬化性組成物
JPH0649347A (ja) 硬化性組成物
JPS58108208A (ja) イソブチレン−トリエン共重合体およびその製法
JP2000119527A (ja) 電気、電子部品材料用組成物および電気、電子部品材料
EP1158006A1 (en) Polymer, process for producing the polymer, and curable composition containing the polymer
JPH0453874A (ja) 硬化性組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080303

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees