JPH0492785A - ゴムクローラ装置 - Google Patents

ゴムクローラ装置

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JPH0492785A
JPH0492785A JP20996990A JP20996990A JPH0492785A JP H0492785 A JPH0492785 A JP H0492785A JP 20996990 A JP20996990 A JP 20996990A JP 20996990 A JP20996990 A JP 20996990A JP H0492785 A JPH0492785 A JP H0492785A
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rubber crawler
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Kazuo Morooka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラクター等の走行車両に用いられるゴムク
ローラ装置に関し、特に、構成が簡素化されたゴムクロ
ーラを用いるとともに、そのゴムクローラを巻き掛けて
駆動し、案内の作用を行う駆動輪、中間車輪、および、
従動輪の各ホイール部材を、同一の構成の部材を用いる
ことにより、その走行装置の構成を簡素化出来るように
する装置に関する。
(従来の技術) トラクターや荒れ地走行用の運搬車両等の装置において
は、一般に鉄製のクローラを用いるが、該鉄製のクロー
ラに代えて、例えば、特公昭58−15351号公報等
に示されるように、ゴム製のベルト部材を無端状に構成
したゴムクローラを用いる場合がある。
前記ゴムクローラは、鉄製のクローラのように、走行時
に騒音を発生しないことや、舗装道路を走行することが
出来る他に、高速走行に対応出来ること、および、耐久
性があり、メンテナンスをほとんど必要としないこと等
の理由により、鉄製のクローラに代って、作業車両や、
雪上車等に多く用いられるようになっている。
前述したような車両に用いられるゴムクローラは、その
クローラ本体の内部に、長手方向に多数条のタイヤコー
ド等の補強部材を埋設し、該クローラの巾方向に所定の
間隔で鉄製の補強部材を配置している。
さらに、前記ゴムクローラを駆動するために、駆動輪と
して、表面に多数の歯部材を突出させたスプロケット状
のものを用いており、該スプロケットの歯が前記横方向
の鉄製の補強部材の間に入り込み、クローラに対する駆
動作用を行うようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前述したような従来の装置においては、
駆動用のスプロケット部材を精密に加工する必要がある
ために、その製造コストが高くなることの他に、小径の
中間支持ローラ等を多数用いているために、走行部の支
持機構が複雑になる等の問題がある。
また、前記ゴムクローラには、クローラ本体の走行面に
突出して配置するラグに対応させて、その中方向に多数
の補強用の金属部材を、所定の間隔で埋設することが必
要であり、それ等の部材を一体にして成形するために、
ゴムクローラの製造に多くの手間を要し、製造コストが
比較的高いものとなる等の欠点がある。
さらに、車両の走行時に、スプロケットの歯が金属製の
補強部材に当たり、騒音が発生しやすい等の問題がある
ことの他に、前記駆動用のスプロケットの歯が摩耗しや
すいという問題がある。特に、車両が砂地を走行する場
合に、ベルトの裏面に配置する被駆動用の凹部に、砂等
が入り込んだ状態で、スプロケットの歯を無理に入り込
ませるので、その砂等によってスプロケットの歯の摩耗
が非常に激しくなるという問題が発生する。
前述したようなスプロケット等の摩耗は、鉄製のクロー
ラを用いる場合程激しいものではないが、ゴムクローラ
の耐久性に比較して、スプロケット等の寿命が短いこと
は、非常に大きな問題となる。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来のゴムクローラの欠点を
解消するもので、クローラ本体に金属製の補強部材を設
けずに、タイヤコードのような長手方向の補強手段のみ
を設けることにより、そのクローラの構成を簡素化出来
るようにすること、および、前記クローラを案内する車
輪部材のtaIliを簡素化して、作業車両の製造コス
トを低下させ得るとともに、各構成部材の耐久性を向F
させ得るようなゴムクローラ装置を提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段および作用)本発明のゴム
クローラ装置は、ゴムで無端状に成形されたクローラ本
体の長手方向に、補強用のスチールコード等の部材を巾
方向に埋設し、該補強部材を1層または多層に設け、該
クローラ本体の走行面に、その走行面の巾方向に所定の
間隔で略台形の断面を有するラグを突出させて配置する
とともに、前記クローラ本体の走行面に対応する裏面の
中央部に、ゴム製の1条の突条を、クローラ本体と一体
にして長手方向に突出させて形成している。
本発明の装置において、前記ゴムクローラを支持する駆
動輪、中間輪および、テンション付与手段を設けた従動
輪は、それぞれ同径に形成され、各々の軸に負荷される
重量を、ゴムクローラに伝達するとともに、前記中間輪
、従動輪は、クローラ本体の裏面に接するベルト受け部
に対して、その中央部にV字状の突条受け部を形成し、
前記突条受け部にゴムクローラの裏面に突出形成した突
条を嵌合させるように構成することが出来る。
そして、各車輪部材を同径に構成することによって、ト
ラクター等の走行部に設けた駆動輪と、従動輪とにゴム
クローラを巻掛けた状態で、該クローラの走行面が、ト
ラクター装置のフレームと平行になるように形成される
また、本発明において前記ゴムクローラを駆動する駆動
輪には、その外周部の中央部にV字状の突条受け部を配
置するとともに、その両側のベルト受け部に、所定の間
隔で突起部材を設け、前記ゴムクローラとの接触部分で
の摩擦を増大させ得るようにすることが出来る。
前述したように構成したことによって、本発明のゴムク
ローラ装置においては、ゴムクローラ自体の構成を簡素
化出来るとともに、その強度を車両の走行に十分に対応
可能なものとすることが出来る。
本発明のゴムクローラ装置は、クローラ本体がゴムのみ
で構成されているものであるから、その車両の走行時に
、騒音等が発生することがなく、高速走行にも対応させ
ることが出来るとともに、従来のゴムクローラの場合と
同様な走行特性を得ることが出来る。
また、本発明のゴムクローラの案内手段としての車輪部
材は、クローラ本体の裏面の中央部に突出する突条を嵌
合させ、その案内を行うための凹溝を設けるのみである
から、スプロケット部材により構成するものに比較して
、その車輪部材の構成を簡素化することが出来る。
さらに、本発明の装置において、ゴムクローラに対して
、駆動輪による駆動力の伝達を、歯付きスプロケットを
用いずに行うことが出来るので、砂地を走行する際にも
、従来の歯付きスプロケットの場合のように、摩耗が激
しくなる等の問題は発生せず、各部材の耐久性を向上さ
せることが出来る。
(実施例) 図示された例に従って、本発明のゴムクローラ装置の構
成を説明する。
第1図に示される本発明の実施例は、ゴムクローラの構
成を示すもので、同図(a)は、ゴムクローラ1の断面
を、(b)はその裏面図を、(C)はその側面図をそれ
ぞれ示している。
前記第1図(a)ないしくC)に示されるように、本発
明のゴムクローラ1は、無端ベルト状に所定の厚さを有
するゴムにより本体2を形成し、前記クローラ本体2の
表面側に走行面5を設け、裏面側に一条の突条4を形成
している。
前記ゴムクローラ1は、その本体2と、裏面側の突条4
および、走行面側のラグ6・・・・・・等を、ゴムによ
り一体に成形しているもので、前記クローラの長さ方向
の強度を負担させるために、本体2の内部にタイヤコー
ド等のような補強部材3を埋設して設けている。
なお、前記補強部材3は、前記従来例に示されたように
、スチールコードや、繊維製の補強部材を用いることが
出来、該補強部材の細い繊維状のものを、本体の巾方向
に密接させて並べたものを、1層または複数の層状に配
置することが出来る。
前記ゴムクローラの本体の裏面に突出される一条の突条
4は、本体2と一体に成形されるもので、ゴムにより所
定の高さと巾とを有するものとして構成される。
前記突条4は、図示されるように、クローラ本体の裏面
から上方に向けてテーパ状に突出させて形成されるもの
で、後述するホイール部材のV字状溝に前記突条4を嵌
合させることにより、そのゴムクローラの案内の作用を
行わせるようにする。
また、ゴムクローラの表面の走行面に、本体の長さ方向
に、所定の間隔で突出させて配置されるラグ6・・・・
・・は、前記突条4と同様に、本体2と一体にゴムによ
り成形される。
そして、前記クローラ本体の巾方向の中央部で、前記突
条4に対応する位置の表面側にラグを設けない部分(凹
溝)9を配置し、該凹溝の両側に、クローラ本体の長さ
方向に所定の間隔で多数のラグ6・・・・・・・・・を
突出させる状態に形成している。
前記ラグ6は、従来のゴムクローラに設けられるものと
同様に、略台形に構成するもので、そのラグの地面に当
接する頂部7を本体の表面に平行な面として構成し、そ
の頂部7と本体2との間に、略曲面状に形成する側面8
を設けている。
そして、前記ゴムクローラ1が走行する際に、前記ラグ
6が地面を掘ったりすることなしに、地面にラグの凹部
のみが安定して形成されることが出来るように、その側
面8の曲面の形状が設定される。前述したように構成さ
れた本発明のゴムクローラは、比較的軽量に構成するこ
とが出来るとともに、従来より一般に用いられているよ
うなりローラの場合と同様に、駆動力の伝達を良好に行
い得るので、高速走行に十分に対応させることが出来る
本発明のトラクターにおいては、第2図に示されるよう
に、ゴムクローラを案内する従動輪および中間車輪等の
ホイール部材を、同形に形成するとともに、それ等の部
材を第2図に示されるように、構造の簡単なもので構成
している。また、駆動輪を、第3図に示されるように、
クローラ本体との間で、摩擦力を増大させ得るように構
成したものを用いている。
そして、前述したようなホイール部材を用いて、車両の
重量をゴムクローラを介して地面に伝達させるようにす
ることにより、本発明のゴムクローラに、補強用の芯金
を設けないことを補助させることが出来るようにしてい
る。
したがって、前述したように構成される本発明のゴムク
ローラは、クローラ本体の内部に補強用の芯金等を埋設
して設けなくとも、従来のゴムクローラの場合と同様な
働きを行わせ得るようにすることが出来る。
前記第2図に示される例において、ホイール20は、例
えば、2枚の板部材を成形してホイール部材として構成
したものを、背中合せの状態にして組合せるもので、基
部を軸受の外輪部材に取り付け、外周面を平面状に形成
してベルト受け部24としている。また、前記ベルト受
け部24の中央部にV字状溝23を配置し、該V字状溝
23にゴムクローラ1の突条4が入り込むようにする。
前記ホイール20を車両のフレームに対して支持する手
段としては、例えば、前記第2図に示されるような軸支
部材36を用いることが出来、該軸支部材36を介して
、トラクターのフレーム35と軸17とを接続する。
前記軸支部材36は、外カバー37と内カバー38との
間に、ゴムクツション39を配置するもので、前記ゴム
クツション39を上下のカバ一部材により包む状態で配
置している。
そして、前記ゴムクツションに対して横方向に大きな力
が付与された場合でも、その力をカバー部材によって受
【ブ、ゴムクツションに横方向に剪断力が加えられるこ
とがないようにされる。
また、前記ゴムクツション39においては、十分にクツ
ション性を発揮出来るように、その厚さを設定すること
により、通常のスプリング等を用いた支持部材と同様に
、MII作用を発揮させることが出来る。なお、前記第
2図に示される本発明のホイール20において、■字状
溝23とベルト受け部24の表面には、ゴムクローラの
裏面および突条とのr!l擦を良好に設定させる手段を
設けることが出来るもので、例えば、ウレタンゴムを鉄
板の表面に焼き付けたりすることや、その他の手段を用
いることも出来る。
第3図(a)ないしくC)には、本発明の駆動輪の構成
と、ゴムクローラを駆動する際の駆動力の伝達の状態を
説明している。前記第3図の各図に示されるように、本
発明に用いられる駆動輪10は、軸12に対して油圧モ
ータによる駆動機構11を設け、そりモータの外側の回
転子に対して、ホイール部材を設けた形式のもので構成
される。
また、前記駆動輪10のV字状溝23と、ベルト受け部
24とは、前記第2図のホイール部材の場合と同様に、
2枚の板部材により構成するが、本発明の駆動輪の場合
には、前記ベルト受け部24の表面に、低い突起部材P
をホイール10の周方向に所定の間隔で突出させて設け
ている。
前記突起部材Pは、ホイールの■溝の両側のベルト受け
部に対して、駆動輪の軸方向に配置されるもので、該突
起部材をクローラ本体の裏面に食い込ませるようにして
、駆動輪とクローラとの間の摩擦力を増大させるように
する。
そして、前記第3図(a)に示されるように、駆動輪1
0に対してゴムクローラ1を巻き掛けて、従動輪により
所定の張力を付与した状態で、そのクローラの駆動を行
うようにする。
前述したように、ゴムクローラを駆動輪に巻き掛けた状
態では、クローラ本体2の内部に埋設されているスチー
ルコードのような補強部材3は、伸縮性を有しないもの
であるから、同図(b)に示すように、該補強部材3に
より設定される中立部材に対して、その外側のゴム部分
が伸び、内側の部分(裏面部分)が圧縮されるような作
用が加えられる状態となる。
そして、ホイールのベルト受け部24に接するクローラ
本体の裏面では、長さ方向に圧縮されるような力が作用
することと、受け部24の表面に設けた突起部材Pがク
ローラ本体の裏面に食込むようにして押圧することによ
って、ゴムが圧密され、ベルト受け部に対するクローラ
本体の裏面の接触Wll万力大きくなる。
なお、前記第3図(b)に示される例では、駆動輪のベ
ルト受け部24に突出された突起部材Pに対して、クロ
〜う本体の裏面部が若干食込むようになり、該クローラ
本体の裏面が凹凸を形成するような状態で説明している
が、実際には、突起部材Pの高さが比較的低いものとし
て構成されているのであるから、クローラ本体の裏面は
、突起部材の突部と溝状のベルト受け部24とにそれぞ
れ接触するような状態で、駆動輪に巻き掛けられる。そ
して、前記突起部材Pの回転方向の角の部分が、特に強
くクローラに対して、押圧するようになることにより、
ローラに対する駆動力を発揮させることが出来るように
なる。
さらに、同図(C)に示されるように、クローラ本体の
裏面に一体に形成される突条4も、前述したように、長
さ方向に圧縮されるので、その圧縮作用により、中方向
に広がるような作用が発生し、駆動輪のV字状5123
の斜面部に対して、矢印で示す方向に押す力が発生する
本発明の駆動装置を前述したように構成したことによっ
て、本発明のゴムクローラの裏面と突条とは、駆動輪の
ベルト受け面とV溝とに対して、クローラが湾曲される
ことにより、大きな摩擦力を与えることになる。そして
、従来の金属製の補強金具の部分を介して、歯付きスプ
ロケットにより駆動する場合と同様に、車両の作業時に
要求される駆動力を十分に発揮させることが出来る。
したがって、本発明の装置では、従来のクローラ装置と
同様に、車両の走行性能を良好に発揮させることが出来
、車両を高速で走行させる場合や、低速で作業を行いな
がら走行させる場合等の、任意の走行モードに部分に対
応させることが出来る。
さらに、前述したような駆動手段を用いることによって
、本発明の装置においては、走行時に、騒音等が発生す
ることがなくなるとともに、砂地を走行する場合でも、
砂が入り込む部分がないので、ホイール部材が摩耗した
りすることがない。
前述したように構成した本発明のゴムクローラとその支
持案内手段は、例えば、第4図に示されるようなトラク
ター30に適用することが出来る。
前記第4図に示されるトラクター30は、一般のゴムク
ローラを用いたトラクターの場合と同様に、エンジン3
1と作業機32等を設けており、エンジン31により図
示を省略した油圧発生機構を駆動し、その油圧を用いて
作業機や走行機構、その他の駆動を行うように構成して
いる。
前記トラクター30においては、その走行手段としてゴ
ムクローラ1を用いており、該ゴムクローラ1を、前述
したような構成を為する駆動輪10、従動輪13と、そ
の中間部に配置する複数の中間ホイール15.16に巻
き掛けて、駆動と案内を行うようにする。
前記ゴムクローラ1の駆動手段において、駆動輪10は
、軸12との間に油圧モータ11を設けており、該油圧
モータ11を駆動することにより、通常のクローラ装置
の場合と同様な駆動を行う。
本発明の装置において、前記駆動輪10には、従来の作
業車両のスプロケット部材のように、多数の歯を突出さ
せて設け、クローラの裏面の中央部に凹部を配置したり
する必要はないものとなる。
つまり、本発明の装置においては、前記第3図に示され
た駆動輪のように、略円筒状に形成されたベルト受け部
を有するものを用い、該ベルト受け部に対して、摩擦力
を増大させる手段を付加して設けることにより、駆動力
を良好に発揮させることが出来る。
また、前記従動輪13の軸14には、ゴムクローラに対
する張力付与手段を設けて、該軸14を車体の前後方向
に移動させることによって、ゴムクローラ1に対して所
定の張力を付与し、駆動輪とベルトとの間の摩擦を良好
な状態に維持させ、前記駆動輪10を駆動することによ
って、トラクターの走行を行わせるようにする。
前述したように構成する本発明の駆wJ機構において、
中間ホイールおよび従動輪とじては、前記第2図に示さ
れたようなホイールを用いることが出来る。そして、作
業車両の重量や、作業特性等に応じて、前記各ホイール
の配置間隔を設定することにより、トラクターの荷重を
各ホイールの軸を介してゴムクローラ1に伝達すること
が出来る。
また、本発明のトラクターにおいては、駆動輪10と従
動輪13との間に、任意の数の中間ホイールを配置する
ことが出来るので、トラクターの重量が大きいものであ
る場合には、中間ホイールの数を多くすることにより、
その重量をゴムクローラとホイールとの接触部に均等に
負荷させることが出来る。
したがって、前述したように、ゴムクローラ1に対して
、横方向に埋設される芯金を用いなくとも、巾の広い中
間ホイール等のホイール部材を用いることによって、ゴ
ムクローラによる車両重量の負担と、走行時の案内の作
用とを良好に行わせることが出来る。
なお、本発明の装置において、前記ゴムクローラ1の巾
は、車両の重量等の条件に応じて、任意に設定されるも
のであり、該ゴムクローラの巾に対応して、ホイールの
ベルト受け部の巾等を設定することが出来る。
本発明の装置では、スプロケット等の噛合い部材を設け
ないので、走行時に騒音等が発生することがなく、駆動
輪とクローラとの間の駆動力の伝達を良好に行い得るた
めに、高速走行にも十分対応させることが出来る。そし
て、特に、運搬車両等のように、土砂等を大量に積んで
走行する場合でも、車両の移動速度を増加させることが
出来るものとなる。
また、本発明の装置において、前記ゴムクローラ1の本
体に埋設される補強部材も、トラクター等の重量や、作
業機の種類等の条件にしたがって、任意の構成のものを
用いることが出来る。
さらに、本発明の装置は、従来のゴムクローラの場合の
ように、本体の内部に補強用の芯金等を埋設せずに、ゴ
ム等により一体成形された突条と、ラグとを設けること
によって、ゴムクローラとしての機能を十分に発揮させ
ることが出来る。
(発明の効果) 本発明のゴムクローラ装置は、上記したような構成を有
するものであるから、ゴムクローラ自体の構成を簡素化
出来るとともに、そのゴムフロラの強度を、作業車両等
の走行に十分に対応可能なものとすることが出来る。
そして、車両を高速で走行させる場合および、作業を行
わせる場合にも、各ホイール部材による案内と、駆動輪
による駆動力の伝達とを良好に行うことが出来、ゴムク
ローラの突条とホイールに設けたV字状溝との係合によ
り、ゴムクローラが脱輪したりすることが防止され、安
定した走行を行わせることが可能である。
また、本発明のゴムクローラの案内手段としての車輪部
材は、中央部に突条を嵌合させる凹溝を設けるのみであ
るから、従来の歯付きスプロケット部材のような手段を
用いるものに比較して、その車輪部材の構成を簡素化す
ることが出来る。
さらに、本発明のゴムクローラ装置は、クローラ本体が
ゴムのみで構成されているものであるから、従来のゴム
クローラの場合のように、その車両の走行時に、補強用
芯金とスプロケットとが当たって騒音等が発生する等の
問題が発生せず、高速走行にも対応させることが出来る
とともに、従来のゴムクローラの場合と同様な走行特性
を得ることが出来、各構成部材の耐久性を向上させるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のゴムクローラの構成を示すもので、同
図(a)はその断面図、同図(b)は平面図、(C)は
側面図、第2図は本発明のゴムクローラとホイールとの
関係を示す説明図、第3図は本発明の駆動輪と、ゴムク
ローラとの関係を示すもので、同図(a)はその側面図
、同図(b)は駆動輪に巻き掛けた部分でのクローラの
各部分の伸縮状態の説明図、同図(C)はゴムクローラ
の突条の作用を示す説明図であり、第4図は本発明のゴ
ムクローラを適用するトラクターの説明図である。 図中の符号 1・・・・・・ゴムクローラ、2・・・・・・本体3・
・・・・・補強部材、4・・・・・・突条、5・・・・
・・走行面、6・・・・・・ラグ、10・・・・・・駆
動輪、11・・・・・−油圧モータ、12・・・・・・
軸、13・・・・・・従動輪、15・16・・・・・・
中間ホイール、20・・・・・・ホイール、23・・・
・・・V字状溝、24・・・・・・ベルト受け部、25
・・・・・・軸受部、30・・・・・・トラクター、3
5・・・・・・フレーム、36・・・・・・軸支部材、
39・・・・・・ゴムクツション。 β5

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴムで無端状に成形されたクローラ本体の長手方
    向に、補強用のスチールコード等の部材を埋設し、該補
    強用部材をクローラ本体の巾方向に密接して並べたもの
    を1層または多層設け、該クローラ本体の走行面に対し
    て、その走行面の長さ方向に所定の間隔で、略台形の断
    面を有するラグを、前記クローラ本体から突出させて配
    置するとともに、 前記クローラ本体の走行面に対応する裏面の中央部に、
    ゴム製の1条の突条を、クローラ本体と一体にして長手
    方向に突出させて形成することを特徴とするゴムクロー
    ラ装置。
  2. (2)前記ゴムクローラを支持する中間車輪および、テ
    ンション付与手段を設けた従動輪等の案内輪は、それぞ
    れ同径に形成され、各々の軸に負荷される重量を、ゴム
    クローラに伝達するとともに、前記各支持車部材は、ク
    ローラ本体の裏面に接するベルト受け部に対して、その
    中央部にV字状の突条受け部を形成し、ゴムクローラの
    裏面に突出形成した突条を前記突条受け部に嵌合させる
    ように構成することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のゴムクローラ装置。
  3. (3)前記ゴムクローラを駆動する駆動輪には、その外
    周部の中央部にV字状の突条受け部を形成し、その両側
    のベルト受け部に、所定の間隔で突起部材を設け、前記
    ゴムクローラの本体裏面との接触部分での摩擦を増大さ
    せ得るようにすることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のゴムクローラ装置。
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