JPH049185B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH049185B2 JPH049185B2 JP15164183A JP15164183A JPH049185B2 JP H049185 B2 JPH049185 B2 JP H049185B2 JP 15164183 A JP15164183 A JP 15164183A JP 15164183 A JP15164183 A JP 15164183A JP H049185 B2 JPH049185 B2 JP H049185B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- powder
- oxide
- present
- basic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 29
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 29
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 10
- 239000004695 Polyether sulfone Substances 0.000 claims description 7
- 229920006393 polyether sulfone Polymers 0.000 claims description 7
- 239000011342 resin composition Substances 0.000 claims description 7
- CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N magnesium oxide Inorganic materials [Mg]=O CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 claims description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000004697 Polyetherimide Substances 0.000 claims description 4
- 229920001601 polyetherimide Polymers 0.000 claims description 4
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000000395 magnesium oxide Substances 0.000 claims description 3
- AXZKOIWUVFPNLO-UHFFFAOYSA-N magnesium;oxygen(2-) Chemical group [O-2].[Mg+2] AXZKOIWUVFPNLO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229920002492 poly(sulfone) Polymers 0.000 claims description 3
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 3
- FRWYFWZENXDZMU-UHFFFAOYSA-N 2-iodoquinoline Chemical compound C1=CC=CC2=NC(I)=CC=C21 FRWYFWZENXDZMU-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 239000004696 Poly ether ether ketone Substances 0.000 claims description 2
- LTPBRCUWZOMYOC-UHFFFAOYSA-N beryllium oxide Inorganic materials O=[Be] LTPBRCUWZOMYOC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 229920002530 polyetherether ketone Polymers 0.000 claims description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 10
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 4
- 239000004734 Polyphenylene sulfide Substances 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 229920000069 polyphenylene sulfide Polymers 0.000 description 3
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 238000005453 pelletization Methods 0.000 description 2
- 229920005668 polycarbonate resin Polymers 0.000 description 2
- 239000004431 polycarbonate resin Substances 0.000 description 2
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 1
- 229910001047 Hard ferrite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001035 Soft ferrite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 1
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 239000011256 inorganic filler Substances 0.000 description 1
- 229910003475 inorganic filler Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- AJCDFVKYMIUXCR-UHFFFAOYSA-N oxobarium;oxo(oxoferriooxy)iron Chemical compound [Ba]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O AJCDFVKYMIUXCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 229920001643 poly(ether ketone) Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 239000000454 talc Substances 0.000 description 1
- 229910052623 talc Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Description
本発明は電気電子機器を構成する筺体および電
気電子部品等(以下電気電子機器とする)に使用
する樹脂組成物に関する。 電気電子機器は近年、機器の小型化及び軽量化
が進んでおり、これに従つて熱伝導性、電磁波し
やへい及び/又は透磁性、耐熱性、易加工性等の
諸性能を同時に満足する材料が求められている。
すなわち、機器の小型化により局部発熱が大とな
り、回路素子の損傷が多くなつてくるので、これ
を防ぐために放熱性の良い、つまり熱伝導性の高
い材料が求められている。又、小型化のために一
つの材料に熱伝導性の他に電磁波しゃへい性、透
磁性をを併せもつことが求められている。さら
に、耐熱性という点については単に使用時、加工
時にかかる熱に対して耐えるばかりでなく、温度
変化に対して寸法が安定していること、つまり線
膨張係数が高温においても低い値であることが、
材料特性として求められている。 以上の諸性能を満足した上でさらに複雑な形状
の部品を生産性良く製造するために射出成形など
が可能な易加工性も求められている。 本発明の目的は、特定の樹脂と特定の充てん材
とを組み合わせることにより、前述の熱伝導性、
電磁波しやへい及び/又は透磁性、耐熱性、易加
工性の所要求を同時に満たす電気電子機器用の樹
脂組成物を提供することにある。 従来、樹脂に熱伝導性等の性能を与えるために
は、それぞれの目的にあつた充てん材を含有させ
ることが行なわれている。本発明の目的のように
2種以上の性能を付与し、かつ、良好な加工性を
達成するにはそれぞれの目的にあつた充てん材の
量を少なくする必要があり、十分な性能が得にく
かつた。また、熱伝導性に関しては比較的少ない
充てん量で大なる効果を示すものとして塩基性酸
化物が知られているが、塩基性酸化物は、一般的
に成形加工時の高温下では樹脂を容易に分解さ
せ、そのため射出成形のような高温の加工を前提
にすると塩基性酸化物を充てんし得る樹脂は極め
て少ないという問題がある。 本発明者らは以外にもきわめて特定された樹脂
が塩基性酸化物に対しても安定であり、かつこの
樹脂に塩基性酸化物粉末と磁性体粉末を組み合せ
た充てん材を充てんすることにより、熱伝導性と
電磁波しやへい及び/又は透磁性を同時に満足
し、かつ耐熱性と易加工性も満足し得るものが得
られることを見い出して本発明を完成した。 本発明の電気電子機器用耐熱性熱可塑性樹脂組
成物は、ポリエーテルサルフオン樹脂、ポリサル
フオン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂又はポリエ
ーテルイミド樹脂から選ばれた1種又は2種以上
の樹脂混合物に塩基性酸化物粉末および磁性体粉
末を充てんしてなるものである。 本発明に用いる樹脂はポリエーテルサルフオン
樹脂(以下PESと略す)、ポリサルフオン樹脂
(以下PSFと略す)、ポリエーテルエーテルケトン
樹脂(以下PEESと略す)及びポリエーテルイミ
ド樹脂(以下PEIと略す)に限られる。これらの
構造、ガラス転移温度、融点を表−Iに示す。
気電子部品等(以下電気電子機器とする)に使用
する樹脂組成物に関する。 電気電子機器は近年、機器の小型化及び軽量化
が進んでおり、これに従つて熱伝導性、電磁波し
やへい及び/又は透磁性、耐熱性、易加工性等の
諸性能を同時に満足する材料が求められている。
すなわち、機器の小型化により局部発熱が大とな
り、回路素子の損傷が多くなつてくるので、これ
を防ぐために放熱性の良い、つまり熱伝導性の高
い材料が求められている。又、小型化のために一
つの材料に熱伝導性の他に電磁波しゃへい性、透
磁性をを併せもつことが求められている。さら
に、耐熱性という点については単に使用時、加工
時にかかる熱に対して耐えるばかりでなく、温度
変化に対して寸法が安定していること、つまり線
膨張係数が高温においても低い値であることが、
材料特性として求められている。 以上の諸性能を満足した上でさらに複雑な形状
の部品を生産性良く製造するために射出成形など
が可能な易加工性も求められている。 本発明の目的は、特定の樹脂と特定の充てん材
とを組み合わせることにより、前述の熱伝導性、
電磁波しやへい及び/又は透磁性、耐熱性、易加
工性の所要求を同時に満たす電気電子機器用の樹
脂組成物を提供することにある。 従来、樹脂に熱伝導性等の性能を与えるために
は、それぞれの目的にあつた充てん材を含有させ
ることが行なわれている。本発明の目的のように
2種以上の性能を付与し、かつ、良好な加工性を
達成するにはそれぞれの目的にあつた充てん材の
量を少なくする必要があり、十分な性能が得にく
かつた。また、熱伝導性に関しては比較的少ない
充てん量で大なる効果を示すものとして塩基性酸
化物が知られているが、塩基性酸化物は、一般的
に成形加工時の高温下では樹脂を容易に分解さ
せ、そのため射出成形のような高温の加工を前提
にすると塩基性酸化物を充てんし得る樹脂は極め
て少ないという問題がある。 本発明者らは以外にもきわめて特定された樹脂
が塩基性酸化物に対しても安定であり、かつこの
樹脂に塩基性酸化物粉末と磁性体粉末を組み合せ
た充てん材を充てんすることにより、熱伝導性と
電磁波しやへい及び/又は透磁性を同時に満足
し、かつ耐熱性と易加工性も満足し得るものが得
られることを見い出して本発明を完成した。 本発明の電気電子機器用耐熱性熱可塑性樹脂組
成物は、ポリエーテルサルフオン樹脂、ポリサル
フオン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂又はポリエ
ーテルイミド樹脂から選ばれた1種又は2種以上
の樹脂混合物に塩基性酸化物粉末および磁性体粉
末を充てんしてなるものである。 本発明に用いる樹脂はポリエーテルサルフオン
樹脂(以下PESと略す)、ポリサルフオン樹脂
(以下PSFと略す)、ポリエーテルエーテルケトン
樹脂(以下PEESと略す)及びポリエーテルイミ
ド樹脂(以下PEIと略す)に限られる。これらの
構造、ガラス転移温度、融点を表−Iに示す。
【表】
これら以外の樹脂では耐熱性、易加工性又は本
発明で用いる充てん材に対する安定性等のいずれ
かの点で劣り本発明に使用できない。たとえば、
ポリフエニレンサルフアイド樹脂は熱寸法安定性
が劣り、又、ポリカーボネート樹脂は加工時に分
解する。なお他の樹脂を上記の4種の樹脂に混合
することは差しつかえない。 本発明に用いる塩基性酸化物とは、金属の酸化
物であり、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、酸化ベリリウム等がその代表的なものであ
る。中でも酸化マグネシウムが好ましい。その粒
径は、熱伝導性と成形性のバランス上、平均5〜
15μであることが望ましい。 本発明で用いられる磁性体粉末はフエライト粉
末、鉄粉等であつて、これらは電磁波しやへい
性、透磁性を与える目的で添加される。例えば電
磁波しやへい性を与えるためには通常のハードフ
エライト類粉末が知られており、いずれも使用で
きる。しゃへい効果と組成物の加工性から、その
粒径が1〜5μのものが好ましい。また透磁性を
与える充てん材としてはソフトフエライト粉ある
いは鉄粉等が知られており、これらはいずれでも
使用できる。鉄粉を使用する場合は、その粒径は
加工性等から15μ以下が望ましい。 本発明で用いられる上記の充てん材、すなわち
塩基性酸化物粉未と磁生体粉末の充てん量は樹脂
と塩基性酸化物及び磁生体の含有量に対し性能と
加工性のバランス上、その合計量が30〜90重量%
であり、かつそれら両者の比が0.1〜10程度が望
ましい。 更に、他の充てん材、例えばガラス繊維、カー
ボン繊維等の繊維類、タルク、炭酸カルシウム等
の無機充てん材等を物性をそこなわない範囲で併
用することができる。 本発明の電気電子用熱可塑性樹脂組成物は放熱
性、電磁波しやへい性及び/又は透磁性、寸法安
定性、生産性を同時に満たしており、これを用い
れば電気電子機器の大幅な小型化、軽量化が可能
となる。以下実施例により、本発明を説明する。 実施例 1 PES40重量%と平均直径2μのバリウムフエラ
イト粉末30重量%と平均直径10μのMg0粉末30重
量%とを押出機で330〜340℃のシリンダー温度で
混練しペレツト化した。このペレツトを用いシリ
ンダ温度390℃、射出圧力1200Kg/cm2の条件で射
出成形することにより10cm角、厚さ2.5mmのプレ
ートを得た。 このプレートの電磁波しやへい性、熱伝導率、
線膨張率を測定した。結果を表−に示した。 実施例 2〜5 樹脂及び充てん材を表−に示すように変えて
実施例1と同様にペレツト化し、次いで射出成形
してプレートを得た。各性能の測定結果、成形性
を表−に示した。 比較例 1 実施例1においてPESに代えてポリフエニレン
サルフアイド樹脂(PPSと略す)を用い実施例1
と同様にペレツト化し射出成形してプレートを得
た。 各性能測定結果および成形性を表−に示し
た。 この組成物は高温(180℃)での線膨張率が13
×10-5/℃と大きく耐熱性の点で問題がある。 比較例 2 実施例1においてPESに代えてポリカーボネー
ト樹脂(PCと略す)を用い実施例1と同様にペ
レツト化し、シリンダー温度300℃にて射出成形
した。しかし成形中に樹脂が分解し、正常なプレ
ートが得られなかつた。 比較例 3 実施例1において、充てん剤としてフエライト
だけを用い、Mg0を充てんしない組成物につい
て、実施例1と同様に実験を行なつた(フエライ
ト75重量%)。得られたプレートの熱伝導率は
7Kcal/m・Hr・℃と低く、放熱性が劣つてい
る。
発明で用いる充てん材に対する安定性等のいずれ
かの点で劣り本発明に使用できない。たとえば、
ポリフエニレンサルフアイド樹脂は熱寸法安定性
が劣り、又、ポリカーボネート樹脂は加工時に分
解する。なお他の樹脂を上記の4種の樹脂に混合
することは差しつかえない。 本発明に用いる塩基性酸化物とは、金属の酸化
物であり、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、酸化ベリリウム等がその代表的なものであ
る。中でも酸化マグネシウムが好ましい。その粒
径は、熱伝導性と成形性のバランス上、平均5〜
15μであることが望ましい。 本発明で用いられる磁性体粉末はフエライト粉
末、鉄粉等であつて、これらは電磁波しやへい
性、透磁性を与える目的で添加される。例えば電
磁波しやへい性を与えるためには通常のハードフ
エライト類粉末が知られており、いずれも使用で
きる。しゃへい効果と組成物の加工性から、その
粒径が1〜5μのものが好ましい。また透磁性を
与える充てん材としてはソフトフエライト粉ある
いは鉄粉等が知られており、これらはいずれでも
使用できる。鉄粉を使用する場合は、その粒径は
加工性等から15μ以下が望ましい。 本発明で用いられる上記の充てん材、すなわち
塩基性酸化物粉未と磁生体粉末の充てん量は樹脂
と塩基性酸化物及び磁生体の含有量に対し性能と
加工性のバランス上、その合計量が30〜90重量%
であり、かつそれら両者の比が0.1〜10程度が望
ましい。 更に、他の充てん材、例えばガラス繊維、カー
ボン繊維等の繊維類、タルク、炭酸カルシウム等
の無機充てん材等を物性をそこなわない範囲で併
用することができる。 本発明の電気電子用熱可塑性樹脂組成物は放熱
性、電磁波しやへい性及び/又は透磁性、寸法安
定性、生産性を同時に満たしており、これを用い
れば電気電子機器の大幅な小型化、軽量化が可能
となる。以下実施例により、本発明を説明する。 実施例 1 PES40重量%と平均直径2μのバリウムフエラ
イト粉末30重量%と平均直径10μのMg0粉末30重
量%とを押出機で330〜340℃のシリンダー温度で
混練しペレツト化した。このペレツトを用いシリ
ンダ温度390℃、射出圧力1200Kg/cm2の条件で射
出成形することにより10cm角、厚さ2.5mmのプレ
ートを得た。 このプレートの電磁波しやへい性、熱伝導率、
線膨張率を測定した。結果を表−に示した。 実施例 2〜5 樹脂及び充てん材を表−に示すように変えて
実施例1と同様にペレツト化し、次いで射出成形
してプレートを得た。各性能の測定結果、成形性
を表−に示した。 比較例 1 実施例1においてPESに代えてポリフエニレン
サルフアイド樹脂(PPSと略す)を用い実施例1
と同様にペレツト化し射出成形してプレートを得
た。 各性能測定結果および成形性を表−に示し
た。 この組成物は高温(180℃)での線膨張率が13
×10-5/℃と大きく耐熱性の点で問題がある。 比較例 2 実施例1においてPESに代えてポリカーボネー
ト樹脂(PCと略す)を用い実施例1と同様にペ
レツト化し、シリンダー温度300℃にて射出成形
した。しかし成形中に樹脂が分解し、正常なプレ
ートが得られなかつた。 比較例 3 実施例1において、充てん剤としてフエライト
だけを用い、Mg0を充てんしない組成物につい
て、実施例1と同様に実験を行なつた(フエライ
ト75重量%)。得られたプレートの熱伝導率は
7Kcal/m・Hr・℃と低く、放熱性が劣つてい
る。
【表】
* 成形不能のため測定しなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリエーテルサルフオン樹脂、ポリサルフオ
ン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂又は、
ポリエーテルイミド樹脂から選ばれた1種又は2
種以上の樹脂混合物に塩基性酸化物粉末および磁
性体粉末を充てんしてなることを特徴とする電気
電子機器用耐熱性熱可塑性樹脂組成物。 2 上記塩基性酸化物が酸化マグネシウム、酸化
アルミニウム及び/又は酸化ベリリウムである特
許請求の範囲第1項に記載の樹脂組成物。 3 上記磁性体粉末が鉄粉及び/又はフエライト
粉である特許請求の範囲第1項に記載の樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15164183A JPS6044551A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15164183A JPS6044551A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6044551A JPS6044551A (ja) | 1985-03-09 |
JPH049185B2 true JPH049185B2 (ja) | 1992-02-19 |
Family
ID=15522993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15164183A Granted JPS6044551A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044551A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0797524B2 (ja) * | 1985-10-08 | 1995-10-18 | 電気化学工業株式会社 | 磁性体樹脂組成物 |
EP1229259A1 (en) * | 1999-11-12 | 2002-08-07 | Daikin Industries, Ltd. | Cylindrical article and method for manufacturing the same |
JP4959378B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2012-06-20 | 三菱重工業株式会社 | 植物苗の短期育成用具および育成方法、定植用植物苗セット、並びに植苗方法 |
-
1983
- 1983-08-22 JP JP15164183A patent/JPS6044551A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6044551A (ja) | 1985-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101082636B1 (ko) | 전기전도성이 우수한 열전도성 열가소성 수지 조성물, 및이의 제조방법 | |
EP0297888A1 (en) | Electroconductive resin composition | |
US5283542A (en) | Low-shrinkage unsaturated wet type polyester resin (B.M.C.) formulation composition having high thermal conductivity and molded circuit breaker and parts formed therefrom | |
JPS6026505B2 (ja) | 無機充填樹脂組成物の製造方法 | |
JP5095136B2 (ja) | 半導体封止用樹脂組成物の製造方法 | |
JPH049185B2 (ja) | ||
JP2006151778A (ja) | リン含有被覆酸化マグネシウム粉末、その製造方法及びその粉末を含む樹脂組成物 | |
JP2794850B2 (ja) | 芳香族ポリスルフォン樹脂組成物 | |
JPH04198266A (ja) | ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 | |
JP2002234988A (ja) | エポキシ樹脂組成物及びそれを用いた電磁波遮蔽・吸収材料 | |
JP2008248048A (ja) | 高熱伝導熱可塑性樹脂成型材 | |
JPS60173052A (ja) | 樹脂組成物 | |
JP2006249343A (ja) | エポキシ樹脂組成物および半導体素子収納用パッケージ | |
JPH01225663A (ja) | 導電性樹脂組成物 | |
JPH03287668A (ja) | 高熱伝導性樹脂組成物 | |
JPH04198265A (ja) | 電子部品封止用樹脂組成物 | |
JPH1060277A (ja) | 超精密成形用樹脂組成物 | |
JPH03167248A (ja) | フェノール樹脂成形材料 | |
JPH01168742A (ja) | 射出成形用樹脂組成物 | |
JP2004225003A (ja) | 静電防止用樹脂組成物 | |
JP2837857B2 (ja) | 塗膜用材料の製造方法 | |
JPH11106655A (ja) | 精密成形用ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 | |
JPH11343385A (ja) | 耐トラッキング性フェノール樹脂組成物およびこれを用いた安全機器部品 | |
JPH11106614A (ja) | 難燃性ポリエステル樹脂成形材料、及びポリエステル樹脂成形品 | |
JPH0573783B2 (ja) |