JPH0491070A - カリックスアレーン誘導体 - Google Patents

カリックスアレーン誘導体

Info

Publication number
JPH0491070A
JPH0491070A JP20884990A JP20884990A JPH0491070A JP H0491070 A JPH0491070 A JP H0491070A JP 20884990 A JP20884990 A JP 20884990A JP 20884990 A JP20884990 A JP 20884990A JP H0491070 A JPH0491070 A JP H0491070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
ion
present
belonging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20884990A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Shinkai
征治 新海
Takashi Arimura
隆志 有村
Takeshi Nagasaki
健 長崎
Tsutomu Matsuda
松田 ▲*▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP20884990A priority Critical patent/JPH0491070A/ja
Publication of JPH0491070A publication Critical patent/JPH0491070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規なカリノクスアレーン誘導体に関する。
更に詳しくはヒドロキサム酸基を有するカリックスアレ
ーンM 8体に関する。
(従来の技術) Zinkeらの報告(Ber、 dtsch、 Che
w、 Ges。
74 1729  (1941))は各種フェノール誘
導体とホルムアルデヒドから環状反応生成物を得、続い
CornforLh   ら  (Brit、   j
、   PharWhacol、   、   1 0
−73(1955))、Kammererら (Mak
romol、  Chem。
162 179 (1972))、 Munch(Ma
kroffiol。
Chem、、178. 69 (1977))及びGu
tsche ら(J、 Am、 Chem、 Soc、
+ 103 3782(1!1181))等により、各
種のカリノクスアレーン誘導体の製造法や構造・物性に
ついての詳細な検itがなされてきた。
これまでカリソクス了レーン誘導体はクラウンエーテル
やシクロデキストリンと同しように、分子中に他のイオ
ン、化合物を捕捉するキャビティ−を有したホスト化合
物となる事がわかっている。
例えば、エネルギー問題として重要な海水中からのウラ
ンの抽出についてはクラウンエーテル化合物、アミドオ
キシム化合物、チタン酸カリウム等様々な化合物が提案
されているが化合物のコスト安全性、抽出能力、実際の
使用条件等の点で尚問題が多い。
我々は新規なカリソクスアレーンの合成及び物性の評価
を実施していく上でカリツクスアレーン化合物の優れた
ウランイオン吸着能力を見出し、先に水溶性で且つ、ウ
ラニルイオンと良好なホスト・ゲスト化合物を形成する
ものとして新規な構造を有するカリソクスアレーン誘導
体を提案している(特願昭60−295576号公報、
特願昭61−244869号公報)。しかし、該化合物
は吸着液の水素イオン濃度(p H)が低い場合やco
3” イオン濃度が高い場合はウランイオンの抽出能力
が低下する事が分った。本発明者らは更に鋭意検討の結
果本発明を完成するに到った。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的はCO3” イオンの共存下や低いpH8
I域例えばpH=3程度からも優れたウラニルイオン吸
着能力を有する新規なカリツクスアレーン誘導体を提供
するにある。
(問題点を解決する為の手段) 本発明は下記一般式(1)で示すカリツクスアレーン誘
導体である。
但し n=2〜8の整数 R=R’ −C○−NH(OH) X=HR“、So、M R’、R“−低級炭化水素 M−水素又は−価の金属 」二連したカリキサレーンのnは2〜8であり好ましく
は4〜6である。nが2未満ではウラニルイオンとの錯
体形成性が乏しく、又nが8より大きくなると本発明の
カリンクスアレーン収率が極端に低下するばかりかウラ
ニルイオンとの選択的錯体形成性が乏しくなる。又、パ
ラ位のXはHR“ (低級炭化水素)或はSO,Mであ
る。R“は低級の炭化水素であるが、特にtert−b
utyl 基が原料1製法上部合がよい。t−13uで
は本願の化合物は非水溶性となりたいていの有8!溶剤
に可溶性を示す。又R“がH,SO,Mでは水溶性を示
し各々用途或は使用法により選択すればよい。
ヒドロキサム酸基は上述した様な構造式で示されるが、
R′は低級の炭化水素基である。R′が短かい時は比較
的にカリフクスアレーンの環状構造による立体配置の影
響を受けやす(R’が長くなれば、水溶性の低下やカリ
ソクスアレーンの環状構造による立体配置の影響を余り
受けなくなり選択的なウラニルイオン吸着性の低下があ
る。R′としてはC3〜C1程度の低級炭化水素位がよ
い。
又、ヒドロキサム1li2基は、上述の一般式(1)に
示したが、周基は下記(2)のように互変巽性構造を有
する為に、いづれも本発明に含まれる。
Q                    0H11
← −C−NH(OH)  →  −C= N OH(2)
本願発明のカリフクスアレーン化合物はNMRIR及び
元素分析法、X線結晶解析法、融点測定等により同定出
来る。
次に本発明の非環状オリゴマーの製造方法の一例を示す
。G、 Casiraghiらの方法(Makromo
l、 Chem、184.1363 (1983))に
より実施する。4  (tert−Butyl)フェノ
ールとホルムアルデヒドとをKOHを触媒として加熱反
応させ(a)を得る。
次に(a)のOHに反応するモノノλロゲン化酢酸エス
テル及び金属水酸化物例えばNaOHを適当な有機溶剤
に熔解し反応させ(b)を得る6次いで(b)の脱エス
テル反応にて(C)を得る。
(C)をニトロベンゼンに加え窒素ガス気流下にてオキ
サリルクロライドを添加し加熱還流する。
反応後、減圧下で乾固させる。乾固物をニトロベンゼン
に熔解し冷却しながら10倍量のO−ベンジルヒドロキ
シルアミンに滴下する。加熱反応後減圧乾燥させ残渣に
酢酸エチルを加え酸、アルカリにて洗浄する。洗浄後、
溶剤を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。精製後(d)
を得る。(d)をジオキサンに熔解しメタノールに懸濁
したPdCを加え水素気流中にて2時間撹拌する。Pd
Cを濾別後、溶媒を減圧乾固させる。次いで生成物をク
ロマト法により精製しくe)を得る。
(e)である事は元素分析、IR,NMRにより(a) (b) (発明の効果) 本発明にかかるカリソクスアレーン誘導体は、ウラニル
イオンに対して極めて選択性の高い吸着性を存するのみ
でなく、pH=3と言うかなり低いpH8I域からでも
又、CO3”等の存在と言うより実用的な条件下でも良
好な吸着性を存し、海水中のウランイオン吸着はもとよ
り廃液中のウランイオン吸着・回収等にも極めて大きな
実用的価イ直を有する。
又、原料もフェノール誘導体及びホルムアクレデヒドと
極めて安価で入手し易く、且つ反応収率も比較的大きく
確保できる為に製造コストも低く且つ誘導体自体の安全
性も大きく取扱いも容易で又分解物の毒性もなく非常に
実用的に優れた誘導体(C) 〔d〕 〔e〕 (実施例) 次に実施例を示して本発明を更に詳しく説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 本丸中に示した方法により合成した〔C〕。
〔d〕及びCe)を用いてウラニルイオンの抽出テスト
を実施した。
尚、用いた(C)、(d)及びCe)は、下記表2に示
す各種分析値により確認した。抽出条件は有機溶剤とし
て0−ジクロロベンゼン5mlに(c)、(d)及び〔
e〕を各々1.04 X 10モル熔解した物を有機相
とし、水25mAに[U Oz(CHCOO)2]を2
×10−5モル溶解し、トリス緩衝液にてp H= 5
.9に調製した液を水相とし、両者を充分に混ぜあわせ
、一定の間隔にて水相から500μρずつ採取し水相中
のUO!イオンの量をアルセナゾ■を用いて測定しその
値からUO□イオンの抽出率を求めた。結果を表1に示
す。尚、表2に示す各種分析により化合物(c)、(d
)、  (e)であることを蚤育認した。
本願発明の(6)が抽出速度 いる。
抽出率共に優れて 〔c〕 (d) (IR(ヌジョー 2 3  (c)  (d)  Ce1l(c)、DM
SOd6TMS  400MHz(NMR) 150℃ Cd) DMSO d、TMS 400MHz 150℃ (e) DMSO−dhTMS 00MHz 150℃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(1)で示すカリックスアレーン誘導
    体。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) 但しn=2〜8の整数 R=R′−CO−NH(OH) X=H、R″、SO_3M R′、R″=低級炭化水素 M=水素又は一価の金属
JP20884990A 1990-08-06 1990-08-06 カリックスアレーン誘導体 Pending JPH0491070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20884990A JPH0491070A (ja) 1990-08-06 1990-08-06 カリックスアレーン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20884990A JPH0491070A (ja) 1990-08-06 1990-08-06 カリックスアレーン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0491070A true JPH0491070A (ja) 1992-03-24

Family

ID=16563126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20884990A Pending JPH0491070A (ja) 1990-08-06 1990-08-06 カリックスアレーン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0491070A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0590880A1 (en) * 1992-10-01 1994-04-06 Texaco Development Corporation Composition of matter for allophanate encapsulation in an aromatic-aliphatic calixarene
FR2767490A1 (fr) * 1997-08-25 1999-02-26 Commissariat Energie Atomique Procede de separation des actinides et des lanthanides par extraction liquide-liquide au moyen de calixarenes
CN100354247C (zh) * 2004-12-08 2007-12-12 北京师范大学 杯芳烃类贫铀促排剂、其制备方法和用途
JP2011509294A (ja) * 2008-01-08 2011-03-24 ランセウス メディカル イメージング, インコーポレイテッド 造影剤としてのn−アルコキシアミド抱合体
JP4814318B2 (ja) * 2005-05-17 2011-11-16 シェラトール 2位、4位および6位に三酸官能基(triacidicfunction)を有するp−tert−ブチルカリックス[6]アレーン、それを含む支持された液体膜および支持材料、ならびにその使用
JP2012512232A (ja) * 2008-12-17 2012-05-31 アンスティテュート デュ ラジオプロテクシオン エ デュ スロテ ヌークレア カリックスアレーン分子の化粧用製剤および医薬製剤
US8877157B2 (en) 2009-07-08 2014-11-04 Lantheus Medical Imaging, Inc. N-alkoxyamide conjugates as imaging agents

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0590880A1 (en) * 1992-10-01 1994-04-06 Texaco Development Corporation Composition of matter for allophanate encapsulation in an aromatic-aliphatic calixarene
FR2767490A1 (fr) * 1997-08-25 1999-02-26 Commissariat Energie Atomique Procede de separation des actinides et des lanthanides par extraction liquide-liquide au moyen de calixarenes
WO1999010545A1 (fr) * 1997-08-25 1999-03-04 Commissariat A L'energie Atomique Procede de separation des actinides et des lanthanides par extraction liquide-liquide au moyen de calixarenes
US6312653B1 (en) * 1997-08-25 2001-11-06 Commissariat A L'energie Atomique Method for separating actinides and lanthanides by liquid-liquid extraction using calixarenes
CN100354247C (zh) * 2004-12-08 2007-12-12 北京师范大学 杯芳烃类贫铀促排剂、其制备方法和用途
JP4814318B2 (ja) * 2005-05-17 2011-11-16 シェラトール 2位、4位および6位に三酸官能基(triacidicfunction)を有するp−tert−ブチルカリックス[6]アレーン、それを含む支持された液体膜および支持材料、ならびにその使用
JP2011509294A (ja) * 2008-01-08 2011-03-24 ランセウス メディカル イメージング, インコーポレイテッド 造影剤としてのn−アルコキシアミド抱合体
US8852553B2 (en) 2008-01-08 2014-10-07 Lantheus Medical Imaging, Inc. N-alkoxyamide conjugates as imaging agents
JP2015180623A (ja) * 2008-01-08 2015-10-15 ランセウス メディカル イメージング, インコーポレイテッド 造影剤としてのn−アルコキシアミド抱合体
US9266846B2 (en) 2008-01-08 2016-02-23 Lantheus Medical Imaging, Inc. N-alkoxyamide conjugates as imaging agents
US9732047B2 (en) 2008-01-08 2017-08-15 Lantheus Medical Imaging, Inc. N-alkoxyamide conjugates as imaging agents
JP2012512232A (ja) * 2008-12-17 2012-05-31 アンスティテュート デュ ラジオプロテクシオン エ デュ スロテ ヌークレア カリックスアレーン分子の化粧用製剤および医薬製剤
US8877157B2 (en) 2009-07-08 2014-11-04 Lantheus Medical Imaging, Inc. N-alkoxyamide conjugates as imaging agents
US9393329B2 (en) 2009-07-08 2016-07-19 Lantheus Medical Imaging, Inc. N-alkoxyamide conjugates as imaging agents

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Klärner et al. Molecular Tweezers as Synthetic Receptors in Host—Guest Chemistry: Inclusion of Cyclohexane and Self‐Assembly of Aliphatic Side Chains
CN112062756A (zh) 麦氏酸活化的呋喃和3-吡啶乙胺的Stenhouse供体-受体加合物及其合成方法
JPH0491070A (ja) カリックスアレーン誘導体
CN115894498A (zh) 一种潜在抗病毒药物中间体bl及其合成方法
CN113214144A (zh) 基于偶极有机配体的金属有机框架材料、合成方法及其应用
Chen et al. Syntheses of lower-rim-1, 3-crowned calix [6] arenes and their complexation abilities toward cations
JPS62240691A (ja) 銅(2)−アルカノ−ルアミン錯体
CN110028409B (zh) 一种多取代萘衍生物及其制备方法
Martin et al. Synthesis and reactivity of nitro sugar-derived silyl nitronates
JPS5857356A (ja) アントロイルニトリル、その製法及び発蛍光試薬
JPH02229198A (ja) カリックスアレーン誘導体
CN111499524B (zh) 一种利用卤代中间体制备氨基醇化合物的方法
JP2009079021A (ja) 新規化合物、光電子供与化合物およびこれらを含む光酸発生剤
JP5820171B2 (ja) 包接化合物およびその製造方法
JPH02124863A (ja) 銀イオン抽出法
JPH078818B2 (ja) カリキサレン誘導体
JPS6339893A (ja) 5−フルオロウリジン類およびその製法
JPS5934712B2 (ja) 7− ヒドロキシ −2− ニトロベンゾフラン ノ セイゾウホウ
JPH01207266A (ja) 3−ヒドロキシピロリジンまたはその誘導体の製造法
Lin et al. Synthesis of Some New γ-N-[(Arylidene-aminoethyl) aminoethyl] aminopropyl-2, 8, 9-trioxa-5-aza-1-silabicyclo [3, 3, 3] undecanes
CN116102440A (zh) 1-(3,4-二氨基苯基)乙酮的制备方法
CN115322206A (zh) 稠和双氧杂咔咯化合物及制备方法
JPH0253748A (ja) エーテル類の製造方法
JPS6399031A (ja) カリキサレン誘導体
JPH04164085A (ja) スピロオルソカーボネート化合物の製造方法