JPH0489331A - ガラス保護塗料組成物 - Google Patents

ガラス保護塗料組成物

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JPH0489331A
JPH0489331A JP20425390A JP20425390A JPH0489331A JP H0489331 A JPH0489331 A JP H0489331A JP 20425390 A JP20425390 A JP 20425390A JP 20425390 A JP20425390 A JP 20425390A JP H0489331 A JPH0489331 A JP H0489331A
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Shuichi Wada
秀一 和田
Itaru Tsujiko
辻子 格
Fumio Kobayakawa
小早川 文夫
Tadayuki Sugimoto
忠之 杉本
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Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ガラス保護塗料組成物、さらに詳しくは、熱
安定性、光安定性、ガラスの傷付防止性、ガラス破砕時
のガラス飛散防止性に優れたガラス保護塗料組成物に関
するものである。
【従来の技術】
従来のガラス保護材としては、エポキシ樹脂、塩化ビニ
ル樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂、テフロン樹
脂フィルム等が用いられてきた。
【従来の技術の問題点】
しかしながら、このような樹脂フィルムをガラス保護材
として使用する為には、適当な接着剤を使用する事によ
り接着、裁断しなければならず、複雑な形状のガラス素
材に対しては、手作業による工程を経る為、生産効率が
きわめて悪いものであるとともに、熱安定性、光安定性
に優れたものとする為には、酸化防止剤、紫外線吸収剤
を添加しなければならず、透明性の悪いものであった。 次に、従来の塗布型塗料組成物を塗布する方法に於ては
、生産効率が優れているものの塾安定性、光安定性、ガ
ラスの傷付防止性、ガラス破砕時のガラス飛散防止性に
優れたものとする為には、溶剤型二液塗料組成物とする
必要があり、その作業環境性は悪く、可使時間の制約が
大きいものであった。
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、液型塗料組
成物であるにも拘らず、熱安定性、光安定性、ガラスの
傷付防止性、ガラス破砕時のガラス飛散防止性に優れ、
かつ塗布工程に於て作業環境上安全な水系ウレタン樹脂
からなるガラス保N塗料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決せんが為、鋭意研究の結果、前記の全
課題の同時克服が達成できた。すなわち、分子中に2個
以上の水酸基を有するポリオール化合物(以下[A]と
いう)、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する
有機ポリイソシアネート(以下[B]という)並びに分
子中に水酸基またはアミノ基とアニーオン性塩形成基を
有する化合物(以下[C]という)から得られたイソシ
アネート末端ウレタンプレポリマー、[C]に対応する
塩形成剤及び鎖延長剤からなる水系ウレタン樹脂組成物
において、 ■ポリオール化合物[A]が分子量500〜10.00
0のポリカーボネートポリオール[A−13,分子量5
00〜10.000のポリエステルポリオール[A −
2]及び分子量62〜300の低分子量ポリオール[八
−3]の中から選ばれた1種以上であり、[A]および
[C]の平均水酸基価が150〜400mgKOH/g
族ポリイソシアネートであり、 ■有機ポリイソシアネート[B]のイソシアネート基と
ポリオール化合物[A]および塩形成基を有する化合物
[C]の水酸基の比がNGO10H=1.02〜1.4
となる量であり、 ■[A]および[C]の平均官能基数が式、F・(平均
水酸基価)X(数平均分子量) 156,100(平均
水酸基価とは[A]および[C]の平均水酸基価であり
、数平均分子量とは[A]および[C]の数平均分子量
である)に於て、2005≦F≦2500を満たす範囲
内にあるガラス保N塗料組成物である。 (手段を構成する要件) 以下、発明の構成に関する主要な事項につき頂側して説
明する。 (1)分子中に2個以上の水酸基を有するポリオール化
合物[A] 本発明組成物の原料の1つとして使用される分子量 5
00〜10,000のポリカーボネートポリオールとし
ては、一般式 C式中Rはジオキシ化合物残基を示す)で示される水酸
基末端ポリカーボネートポリオールであり、その合成方
法としては、 ■単官能性オキシ化合物から得られる炭酸ジエステルと
ジオキシ化合物とのエステル交換反応■ジオキシ化合物
のビスアルキルあるいはビスアリールカーボネートとの
エステル交換反応■酸結合剤の存在下でジオキシ化合物
とホスゲンとの反応 ■酸結合剤の存在下でジオキシ化合物とジオキシ化合物
のビスクロル炭酸エステルとの反応等の方法で合成され
る。 また、分子1500−10,000のポリエステルポリ
オールとしては、一般式 (式中Rは多価オキシ化合物残基を、Roは多価飽和カ
ルボン酸残基を示す) で示される水酸基末端ポリエステルポリオールであり、
その合成方法としては、 ■多価オキシ化合物と多価飽和カルボン酸、若しくは、
それらの酸無水物との直接エステル化反応■多価オキシ
化合物と多価飽和カルボン酸エステル類とのエステル交
換反応 ■多価飽和カルボン酸エステル類の多縮合■アルキレン
オキシドと酸無水物との開f5共重合■ラクトン類の開
環反応 等の方法で合成される。 本発明組成物に於ては、分子量500〜10,000の
ポリオールにはポリカーボネートポリオール、ポリエス
テルポリオールが使用されるが、高度の耐熱性、耐光性
が要求される場合には特にポリカーボネートポリオール
の使用が好ましい。 また、分子量500〜10,000のポリオールにはポ
リカーボネートポリオール、ポリエステルポリオール以
外にポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、ポリブタジェンポリオール等種々存在するが
ガラス保護性能、耐熱性、耐光性等すべての面で満足す
るものは得られない。 次に、分子量62〜300の低分子量ポリオールとして
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタ
ンジオール、ヘキサンジオール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン等に例示される炭化水素系化合物が挙げ
られる。 又、[A]は単独でも、2種以上のポリオール化合物の
混合物であってもよい。 (2)分子中に2個以上のイソシアネート基を有する有
機ポリイソシアネート[B] 次に、本発明に於る有機ポリイソシアネートとしては、
インホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニメタン
ジイソシアネート、水素添加トルエンジイソシアネート
、ヘキサメチレンジイソシアネート並びにこれらイソシ
アネート類のビユレット化物やイソシアヌレート化物等
の従来より慣用されている全ての脂肪族、脂環族系のイ
ソシアネート類の単独もしくは混合物が挙げられる。 芳香族性インシネート並びにこれらイソシアネト類のビ
ユレット化物やインシアヌレート化物等の使用は耐光性
、耐熱性に劣り好ましくない。 (3)アニオン性塩形成基を有する化合物[C]及びそ
れに対応する塩形成剤 次に分子中に水酸基またはアミン基とアニオン性塩形成
基を有する化合物及びそれに対応する塩形成剤としては
、塩形成性のカルボン酸又はスルホン酸基を持つ化合物
及びそれに対応する塩形成剤が挙げられる。 塩形成性のカルボン酸又はスルホン酸基を持つ化合物と
しては、例えばグリコール酸、リンゴ酸、グリシン、ア
ミン安置、香酸、アラニン、ジメチロールプロピオン酸
等のヒドロキシ酸、アミノカルボン酸、多価ヒドロキシ
酸類やタウリン、スルファミン酸、2−ヒドロキシェタ
ンスルホン酸等のアミノスルホン酸、ヒドロキシスルホ
ン酸類が挙げられる。またそれに対応する塩形成剤とし
ては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の 
1価の金属水酸化物やアンモニア、トリメチルアミン、
トリエチルアミン等の3級アミン化合物が挙げられる。 (4)平均水酸基価 本発明組成物の製造にあたり、[A]および[C]の平
均水酸基価が150〜400mgKOH/gである事が
必要である。 ここで、本発明にいう平均水酸基価とは、例えば次のよ
うに計算されるものである。すなわち、分子量MW、 
、水酸基価α1の活性水素原子含有化合物L gと、分
子量MW2.水酸基価a2の活性水素原子含有化合物W
2gと、 公刊IWn 、水酸基価α。の活性水素原子含有化合物
Wngからなる平均水酸基価は、 次式 %式% で計算される。 平均水酸基価が150mgKOH/g未満の場合、形成
被膜の熱軟化点が低くタックの発生に伴なうほこりの付
着や形成被膜間のブロッキングをきたし好ましくない。 また平均水酸基価が400mgKOH/gを越える場合
、形成被膜の伸び率、耐屈曲性が著しく低下し、ガラス
保護性能に劣るものとなる。 (5)反応量比 本発明組成物の製造にあたり、有機ポリイソシアネート
[B]のイソシアネート基とポリオール化合物[A]お
よび塩形成基を有する化合物[C]の水酸基の比がNC
010H=1.02〜1.4となる量に設定する必要が
ある。 本NC010H比が1.02未満の場合、生成するイソ
シアネート末端ウレタンプレポリマーが非常に高分子量
の高粘性体になるため、均一な乳化分散を困難とする。 また、本NC07OH比が1.4を越える場合、得られ
るイソシアネート末端ウレタンプレポリマーは低分子量
体であり、また場合により多量のアミン化合物による鎖
伸張を必要とするため、満足しうる被膜諸物性(耐熱性
、耐光性、ガラス保護性能)を与える水系ウレタン樹脂
が得られない。 (6)平均官能基数 本発明組成物の製造にあたり、[A]および[C]の平
均官能基数が式、 F・(平均水酸基価)X(数平均分子量) 756,1
00(平均水酸基価とは[A]および[C]の平均水酸
基価であり、数平均分子量とは[A]および[C]の数
平均分子量である)に於て、2005≦F≦2500を
満たす範囲内にあることが必要である。 ここで、本発明にいう数平均分子量とは、例えば次のよ
うに計算されるものである。すなわち、公刊1W、の活
性水素原子含有化合物L gと、分子量MLの活性水素
原子含有化合物W2 gと、  −−一−−−−−−−
−−− 分子量MWnの活性水素原子含有化合物Wn gからな
る数平均分子量は、 次式 %式% で計算される。 [A]および[C]の平均官能基数が2005未磯の場
合、得られる形成被膜は熱可塑性であり高温下において
ベタツキ、タックが発生する。 また、[A]および[C]の平均官能基数が2.500
を越える場合、生成するイソシアネート末端ウレタンプ
レポリマーが非常に高架橋体の高粘性物となるため、均
一な乳化分散を困難とする。 (7)鎖延長剤 本発明に使用される鎖延長剤としては、アミン基を2個
以上有する化合物が用いられ、例えばエチレンジアミン
、ジエチレントリアミン、テトラエチレンへキサミン、
イソホロンジアミン等が挙げられる。又水も鎖延長剤と
しての役割を果たす。鎖延長剤の添加量はイソシアネー
ト末端ウレタンプレポリマーのイソシアネート基に対し
て当量以下が好ましい。 又本発明の水系ウレタン樹脂組成物にフェノール系酸化
防止剤及び/又はセミカルバジド系光安定剤を添加する
ことによって、更に熱安定性、光安定性が優れる。 (8)本発明組成物に使用されるフェノール系酸化防止
剤は、ラジカル補足剤としてのフェノール系抗酸化剤を
指すが、一般式 (式中Rはアルキル基を示す)で示される基を少なくと
も 1個有する化合物である事が必要である。 これらの例としては、n−オクタデシル−8−(4ヒド
ロキシ3゛、5°−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオ
ネート、N、N’−ビス−[3−[3,5−ジ−t−ブ
チル4−ヒドロキシフェニル]プロピオニル]ヒドラジ
ン、N、N’−ヘキサメチレンビス=(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナミド) 、3.
9−ビス[2−(313−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ)−1,1
−ジメチルエチル]−2,8,10−テトラオキサスピ
ロ[5,5] ウンデカン、テトラキス[メチレン−3
−(3°、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネートコメタン等が挙げられる。 この際、必要に応じて過酸化物分解剤としてイオウ系抗
酸化剤、リン系抗酸化剤を併用する事により熱安定性の
相乗効果を発現してもよいが、上記以外のフェノール系
抗酸化剤では熱安定性効果が小さく、また、ラジカル補
足剤としてアミン系抗酸化剤を使用すると耐光性が悪く
なる。 又本発明組成物に使用されるセミカルバジド系光安定剤
は、下記式、 で示される基を少な(とも 1個有する化合物である事
が必要である。 これらの例としては、1,6−へキサメチレンビス(N
、Nジメチルセミカルバジドl 、 11.1’ l’
−テトラメチル−4,4°(メチレン−ジールー]二二
しン)ジセミカルバジド等が挙げられる。 本発明組成物におけるフェノール系酸化防止剤及び/又
は、セミカルバジド系光安定剤の配合量はポリウレタン
樹脂(固形分)に対し各々01〜50重量%とする必要
がある。フェノール系酸化防止剤、セミカルバジド系光
安定剤の配合量が0゜1重量%未滴の場合、その形成被
膜に更に耐熱性を付与することができず、5.0重量%
を越える場合、逆に形成被膜の着色や透明性を損なうだ
けでなく、熱安定性を低下させることにもなりつる。 又、必要に応じてこれら以外にベンゾトリアゾール系紫
外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤を併用する
事により熱安定性、耐光性の相乗効果を発現する事も可
能である。 (9)水系ウレタン樹脂組成物の製造 発明水系ウレタン樹脂組成物の製造方法としては、分子
中に2個以上の水酸基を有するポリオル化合物[A]、
分子中に 2個以上のイソシアネート基を有する有機ポ
リイソシアネート[B] 、分子中に水酸基またはアミ
ン基とアニオン性塩形成基を有する化合物[C]から得
られるイソシアネート末端ウレタンプレポリマーを塩形
成剤の使用により、公知の方法で水中に乳化後、水また
はアミン基を2個以上有する化合物で鎖延長することに
より得られる。更にフェノール系酸化防止剤及び/又は
セミカルバジド系光安定剤の添加時期は乳化及び鎖延長
剤の添加の前後いずれでもよい。 この際、必要に応じてイソシアネート基と反応しない有
機溶媒類をイソシアネート末端ウレタンプレポリマー反
応段階、または反応終了後添加する事により乳化を容易
なものとする事ができる。 この場合、要すれば減圧下に有機溶媒類を留去して無溶
剤型水系ウレタン樹脂とする事が出来る。 (10)組成物の用途 本発明組成物は、耐熱性、耐光性、ガラスの傷付防止性
、ガラス破損時の飛散防止性に優れた水系ウレタン樹脂
組成物である。従って、この水系ウレタン樹脂組成物は
、自動車、列車等の車両用ガラス、建築用窓ガラス、シ
ョウウィンドウ用ガラス、各種ビン類への保護コーティ
ング剤としての用途に利用できる。また、本発明組成物
は優れた耐熱性、耐光性を有するため、過酷な高温条件
下や紫外線照射を受ける各種蛍光灯管、電球類やそれら
照明器具の傘部の保護コーティング剤としての適用も考
えられる。 本発明組成物の各種材料への塗布方法としては、スプレ
ー塗布、浸漬処理塗布、刷毛塗り、ローラーコーター塗
布、1i着塗布等種々の塗装方法が挙げられるが、本発
明組成物においては、皮張り防止剤、レベリング剤、消
泡剤、造膜助剤、着色顔料、増粘剤等の各種添加剤を目
的にあった性状にするために性能を低下させない範囲内
で配合することも可能である。また、塗布乾燥時のブロ
ッキングや、特に高温条件下に於いて使用される場合の
熱軟化によるほこり付着が問題となる時には、熱軟化性
を抑えブロッキングやほこり付着性を抑制するためにコ
ロイダルシリカや微粉末シリカを性能を低下させない範
囲内で配合することが有用である。
【作用】
ガラス保護性能はフィルム強度と伸び、柔軟性とのバラ
ンスを考慮する必要があり、熱安定性、光安定性は樹脂
組成、架橋度に依存する。又酸化防止剤、光安定剤の効
果も樹脂組成により差異がある。これら諸因子を考慮し
鋭意研究の結果、本発明に至った。
【実施例】
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本
発明は、それらの実施例に拘束されるものではない。 1幻1 1.6−ヘキサンジオールのホスゲン化反応により得ら
れるポリカーボネートポリオール(MW 2,000、
水酸基価56.1 ) 、1.4−ブタンジオール(M
W90.12、水酸基価1,245.0) 、トリメチ
ロールプロパン(MW 134.17 、水酸基価1,
254.4) 、ジメチロールプロピオン酸(MW 1
34.13 、水酸基価836.5) 、インホロンジ
イソシアネート(MW 222)からなるイソシアネー
トプレポリマーを表=1に示す配合処方(表中の原料の
数字は重量部を表わす)によりアセトン中で合成し、水
酸化ナトリウムを含む水中に混合乳化した。更にその乳
化物にエチレンジアミンを加え充分に鎖延長した後、減
圧下に於てアセトンを留去した。 A成例2〜3 び  A成例1〜6 1.6−ヘキサンジオールのホスゲン化反応により得ら
れるポリカーボネートポリオール(MW 2,000、
水酸基価56.1 )、 1.4−ブタンジオール(M
W90.12、水酸基価1,245.0) 、  トリ
メチロールプロパン(MW 134.17 、水酸基価
1,254.4) 、ジメチロールプロピオン@ (M
W 134.13 、水酸基価836.5) 、イソホ
ロンジイソシアネート(MW 222)からなるイソシ
アネートプレポリマーを表−1に示す配合処方(表中の
原料の数字は重量部を表わす)によりアセトン中で合成
し、これにフエノル系酸化防止剤としてテトラキス[メ
チレン−3−(3゛、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネートコメタン及びセミカルバ
ジド系光安定剤として1.6−へキサメチレンビスfN
、 Nジメチルセミカルバジド)を各々ポリウレタン樹
脂(固形分)に対し 05重I%添加した後、水酸化ナ
トリウムを含む水中に混合乳化した。更にその乳化物に
エチレンジアミンを加え充分に鎖延長した後、減圧下に
於てアセトンを留去した。 A成例4〜6 表−2に示す各種ポリオール(MW 2,000、水酸
基価56.1 )  125重量部、3−メチル−1,
5−ベンタンジオール(MW 118.0、水酸基価9
50.85 )  24重量部、トリメチロールプロパ
ン(MW 134.17 、水酸基価1,254.4)
  7重量部、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MW 262)  110重量部からなるイソシ
アネートプレポリマーをメチルエチルケトン中で合成し
、これにフェノール系酸化防止剤としてN、N−ビス−
[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4ヒドロキシフエニ
ル)プロピオニル]ヒドラジン及びセミカルバジド系光
安定剤として1.1.1′、1テトラメチル−4,4’
(メチレン−ジ−p−フェニレン)ジセミカルバジドを
各々ポリウレタン樹脂(固形分)に対し 1.0重量%
添加した後、タウリン(MW 125.14 、水酸基
価448.3)  6重量部、水酸化ナトリウム 1.
92重量部からなる水溶液を加え、水中に混合乳化した
。これにエチレンジアミン1重量部を含む水溶液を添加
した後、減圧下に於てメチルエチルケトンを留去した。 ヒ較豆亙3ユ 表−2に示すように、合成例3の水素添加ジフェニルメ
タンジイソシアネートをジフェニルメタンジイソジシア
ネート(MW 250.26 )  106重量部に変
更した以外は合成例3と同様にして水系ウレタン樹脂組
成物を得た。 1腹iユニユ 表−3に示すように、1.6−ヘキサンジオールのホス
ゲン化反応により得られるポリカーボネートポリオール
(MW 2,000、水酸基価56.11125重量部
、1.6−ヘキサンジオール(MW 118.0 、水
酸基価950.85 ) 35重量部、トリメチロール
プロパン(MW 134.1? 、水酸基価1,254
.4) 10重量部、イソホロンジイソシアネート(M
W 222) 125重量部からなるイソシアネートプ
レポリマーをメチルエチルケトン中で合成し、これにフ
ェノール系酸化防止剤及び/又はセミカルバジド系光安
定剤ヲ所定量添加した後、タウリン(MW 125.1
4 、水酸基価448.31 8重量部、水酸化ナトリ
ウム 2.56重量部からなる水溶液を加え、水中に混
合乳化した。これにエチレンジアミン2.5重量部を含
む水溶液を添加した後、減圧下に於てメチルエチルケト
ンを留去した。 11に1旦l 上記合成例1〜8、比較合成例1〜7で合成した試験液
のフィルムを作成し、各種試験を実施した。また別に、
試験液を直径10mm、厚み0.5mmのガラス管に約
100μ塗布コーテイングしたものを試験片として、ガ
ラス保護性能評価を実施した。 各評価試験は下記の要領で行った。 初期物性:フィルム作成及び塗布ガラス管作成直後のフ
ィルム外観、耐ブロッキング性、低温屈曲性、引張強度
、伸び率、ガラス保護性能を評価した。 耐熱性:150℃オーブン中に 120時間放置した後
色差変化、引張強度、伸び率、ガラス保護性能を評価し
た。 耐光性:フェードメーター500時間叩射後色差変化、
引張強度、伸び率、ガラス保護性能を評価した。 ガラス保護性能:塗布ガラス管を高さ 2mからコンク
リート上に落下させ、破砕した時のガラス片の飛散状況
を下記にて評価した。 良好ニガラス片が全く飛び散らない 不良ニガラス片が飛び散る 耐ブロッキング性:フィルムを重ね、10Kg/crn
”の荷重下に於て、 100℃で2時間放置後のブロッ
キングを下記にて評価した。 良好:何の抵抗もなくはがれる 不良:接着もしくははがず時に抵抗がある低温屈曲性ニ
ー30℃雰囲気中に2時間放置後、フィルムを折り曲げ
て耐屈曲性を下記にて評価した。 良好:折り曲げても割れない 不良:折り曲げた時に割れる 色差変化:初期フィルムとii1熱性、耐光性試験後の
フィルム着色度の差異をJIS−8371に準拠した色
差変化により評価した。 フィルム外観:透明性、光沢を目視により評価した。 引張強度:JIS ABO31−1989に準じて評価
した。 伸び率:JIS A6021−1989にlじて評価し
た。 これらの評価結果を表−4に示す。 また、比較例■として従来使用されてきたポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルム及びチュブ保護ガラス管に
於て同様の評価を実施し、その結果を表−4に示した。 比較合成例2及び4は乳化状態が悪く、フィルムが作成
できなかったため、評価試験は行わなかった。 表−4より、本発明例は全ての評価項目に対して優れた
性能を示しているが、比較例はすべての評価項目にわた
って優れたものはない。
【発明の効果】
本発明のガラス保護塗料組成物は、熱安定性、光安定性
やガラスの傷付防止性に優れているところから、ガラス
の保護材として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子中に2個以上の水酸基を有するポリオール化合
    物[A]、分子中に2個以上のイソシアネート基を有す
    る有機ポリイソシアネート[B]並びに分子中に水酸基
    またはアミノ基とアニオン性塩形成基を有する化合物[
    C]から得られたイソシアネート末端ウレタンプレポリ
    マー、[C]に対応する塩形成剤及び鎖延長剤からなる
    水系ウレタン樹脂組成物において、 (a)ポリオール化合物[A]が分子量500〜10,
    000のポリカーボネートポリオール[A−1]、分子
    量500〜10,000のポリエステルポリオール[A
    −2]及び分子量62〜300の低分子量ポリオール[
    A−3]の中から選ばれた1種以上で、かつ[A]およ
    び[C]の平均水酸基価が150〜400mgKOH/
    gであり、 (b)有機ポリイソシアネート[B]が脂肪族、又は脂
    環族ポリイソシアネートであり、 (c)有機ポリイソシアネート[B]のイソシアネート
    基とポリオール化合物[A]および塩形成基を有する化
    合物[C]の水酸基の比がNCO/OH=1.02〜1
    .4となる量であり、 (d)[A]および[C]の平均官能基数が式、F=(
    平均水酸基価)×(数平均分子量)/56,100(平
    均水酸基価とは[A]および[C]の平均水酸基価であ
    り、数平均分子量とは[A]および[C]の数平均分子
    量である)に於て、 2.005≦F≦2.500を満たす範囲内にあること
    を特徴とするガラス保護塗料組成物。 2、請求項1記載のウレタン樹脂組成物において、下記
    一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rはアルキル基を示す)で示される基を少なくと
    も1個有するフェノール系酸化防止剤及び/又は下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される基を少なくとも1個有するセミカルバジド系
    光安定剤をポリウレタン樹脂(固形分)に対し各々0.
    1〜5.0重量%含有することを特徴とするガラス保護
    塗料組成物。
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