JPH0489274A - 感圧複写紙用顕色剤 - Google Patents

感圧複写紙用顕色剤

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JPH0489274A
JPH0489274A JP2202529A JP20252990A JPH0489274A JP H0489274 A JPH0489274 A JP H0489274A JP 2202529 A JP2202529 A JP 2202529A JP 20252990 A JP20252990 A JP 20252990A JP H0489274 A JPH0489274 A JP H0489274A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感圧複写紙用の顕色剤として用いるサノチル酸
樹脂多価金属化物の新規な製造方法に関する。
[従来の技術] 感圧複写紙はノーカーボン紙とも称せられ、筆記、タイ
プライタ−等、機械的または衝撃的圧力によって発色し
、同時に複数枚の複写を取ることのできる複写紙であっ
て、転移タイプと称するもの、あるいは単体発色紙と称
されるもの等があるが、その発色機構は電子供与性の無
色色素と電子受容性の顕色剤とによる発色反応に基づく
ものである。転移タイプの感圧複写紙を例にとりこれを
図1に示して説明すればつぎのとおりである。
上葉紙1および中葉紙2の裏面には無色の発色性感圧色
素を不揮発性オイルに溶解し感圧色素溶液とし、それを
セラチン等の高分子皮膜で包んだ直径数ミクロンないし
十数ミクロンのマイクロカプセル4が塗布されている。
中葉紙2および下葉紙3の表面には上記の感圧色素と接
触すると反応をおこして発色させる性質を有する顕色剤
5を含んだ塗料が塗布されている。複写をとるためには
上−(中)=(中)−下の順に重ねて(色素含有塗布面
と顕色剤含有塗布面とを対向させる)筆圧6やタイプ打
圧などの局部的圧力を加えるとその部分のカプセル4が
破れて感圧色素溶液が顕色剤5に転移して複写記録が得
られるものである。
電子受容性顕色剤として、(1) USP 4,173
,684に開示されている酸性白土、アタパルガイド等
の無機固体酸類、(2)特公昭40−9309に開示さ
れている置換フェノールおよびフェノール類、(3)特
公昭42−20144に開示されているp−置換フエノ
ール−ホルムアルデヒド重合体、(4)特公昭49−1
0856、特公昭5!−25174および特公昭52−
1327等に開示されている芳香族カルボン酸金属塩等
が提案され、一部実用化されている。
感圧複写紙の積層構造のうち顕色剤層が塗布されている
シートすなわち顕色シートが備えるべき性能条件として
、シート製造直後および長期保存後にも変わらない優れ
た発色性を有することは勿論、保存時および日光等の輻
斜線暴露時に黄変が少ないことおよび発色画像が堅牢で
輻斜線、水または可塑剤により容易に消失または退色し
ないこと等が挙げられる。
従来提案されている顕色剤およびそれを塗工したシート
は性能的に一長一短がある。例えば、無機固体酸類は安
価であるが、保存時に空気中のガス、水分を吸着して紙
面の黄変や発色性能の低下を生じ、置換フェノール類は
発色性が不十分て発色画像の濃度が低い。p−置換フェ
ノールホルムアルデヒド重合体としてもっばら用いられ
ているp−フェニルフェノールノホラック樹脂は発色性
は優れているが、塗工紙が日光照射または保存中(殊に
、空気中の窒素酸化物)に黄変し、発色画像は著しく退
色する。また、芳香族カルボン酸金属塩は、耐黄変性は
良好であるが、低温における発色性、水または可塑剤に
対する耐性および光に対する安定性はまだ十分とは言い
雛い。
しかしながら近年、このような類別された顕色剤群のな
かでは性能的に優れている芳香族カルボン酸金属塩類、
殊にサリチル酸誘導体の金属塩類が主流となりつつある
。このサリチル酸誘導体の金属塩類に関して幾つかの提
案がなされている。
例えば、(1)特開昭61−100493.62−08
4045および62−096449に開示されているサ
リチル酸とフェニルエタノール類またはスチレン類から
得られる5−[a−メチル−4°−(a−メチルベンジ
ル)ベンジル]−サリチル酸金属塩と3,5−ジ(a−
メチルベンジル)サリチル酸金属塩との混合物、(11
)特開平2−91042.2−91043に開示されて
いるサリチル酸とスチレンおよびその誘導体から得られ
る3−a−メチルベンジル−5−(13−ジフェニルブ
チル)サリチル酸金属塩と35−ジ(a−メチルヘンシ
ル)サリチル酸金属塩との混合物がある。これらの提案
された製法によるサリチル酸化合物から成る顕色剤は通
常、サリチル酸成分を含まない油状成分を抽出分離して
除いた2種類の混合物から成っている。このようなサリ
チル酸誘導体混合物は、上述のように前記特公昭51−
25174に開示され、また実用化されている3、5−
ジ(a−メチルベンジル)サリチル酸金属塩を含有し、
もう一方のサリチル酸金属塩成分も分子量的に同一か近
似した化合物である。したかって、これらの顕色剤を複
写記録紙に使用した場合においても、従来から問題点と
して指摘されているような低温における発色性、水また
は可塑剤に対する耐性および光に対する安定性等は改善
されたとは言い難い。
このようなサリチル酸化合物の欠点を改良する目的でサ
リチル酸を樹脂化させて、この金属化物を利用する方法
が提案されている。例えば(iii)特開昭63−13
2857に開示されているサリチル酸とベンジルハライ
ドから得られるポリベンジルサリチル酸の金属化物、(
iv)特開昭63−112537に開示されているサリ
チル酸とスチレン類から得られるサリチル酸樹脂の金属
化物、また本発明者等によって先に提案した(V)特開
昭64−077575.63−289017.64−0
56724.63−186729および63−2541
24に示すサリチル酸類と各種ペンシル化物から成るサ
リチル酸樹脂の金属化物がある。
これらのサリチル酸樹脂金属化物を顕色剤として使用し
た場合、一般に低温における発色速度や耐水性は改善さ
れる。しかしながら、光や可塑剤に対する耐性、発色像
の鮮明性等でいまだ不十分な点が多い。これは前記開示
されているサリチル酸樹脂の製法に原因があると言わざ
るを得ない。
すなわち、サリチル酸に各種ベンジル化剤を縮合させる
反応では、一般にサリチル酸の反応性が低いために強酸
触媒の存在下に比較的高温条件て反応が行なわれている
。このよっな条件下では脱炭酸のような副反応が起るこ
とが知られており、生成するフェノール成分は顕色剤と
して使用した時に黄変の原因となる。また、このような
縮合反応では、いずれの場合もサリチル酸成分を含まな
い比較的重合度の低い自己縮合樹脂が存在する。これは
サリチル酸およびサリチル酸誘導体の反応性か各種ベン
ジル化物より、幾分低いことによる。開示された製法で
は、この自己縮合を抑制するために各種ヘンシル化剤を
逐次添加させなから反応を行なっている例が多い。しか
しながら、このような方法を採用したとしても自己縮合
物を完全に抑制することは困難である。
この比較的重合度の低い自己縮合樹脂の存在は顕色剤自
体の軟化点を著しく低下させる。一般に、顕色剤として
乾式または湿式粉砕により微粒化させて使用するにはお
およそ60℃以上の軟化点が必要である。したかっであ
る程度以上の軟化点を得るためにできるだけ自己縮合物
を減少させなければならない。
従来の技術において、例えば(iv)の特開昭63−1
12537でサリチル酸とスチレンを反応させて製造さ
れている樹脂は軟化点45℃以下である。
このような低軟化点の樹脂を顕色剤に使用することはほ
とんどの場合、困難である。このように、これら開示さ
れた各種サリチル酸樹脂を顕色剤として使用する場合、
未反応のサリチル酸類、フェノール成分、サリチル酸成
分を含まない自己縮合樹脂等の存在によって前述したよ
うな欠点は完全に改善されていないのが現状である。
一方、このサリチル酸類の反応性を大巾に向上させる方
法として、サリチル酸のエステル類を使用する方法が本
発明者等によって先に提案されている。例えば(■l)
特開平1−133780にサリチル酸エステルとスチレ
ン類からサリチル酸樹脂を得、これを加水分解したのち
金属塩化させる方法がある。この方法で得られる樹脂は
未反応原料やフェノール成分がほとんどなく、また自己
縮合樹脂の存在量もサリチル酸類を原料とする方法に比
べて大巾に低下している。したがって、複写記録紙用顕
色剤に使用した場合、種々の欠点は大巾に改善されてい
る。しかしながら、原料のスチレン類は不安定であるた
め取り扱いに難点があり、また、樹脂中の自己縮合樹脂
の存在量をさらに低減させることか望まれている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は前述した種々の欠点を除き、さらには要
望されている諸点を満足させる、顕色剤として有用なサ
リチル酸樹脂多価金属化物の製造方法を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は前記目的を達成するために鋭意検討した結
果、本発明を完成するに至ったものである。すなわち本
発明は一般式(1) C式中、R1は炭素数1〜12のアルキル基、アラルキ
ル基、アリール基またはシクロアルキル基を示す) で表わされるサリチル酸エステル類と一般式青3 (式中、R2,R3は水素原子またはメチル基を示し、
R4は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基、アル
コキシ基を示し、Yはハロゲン原子またはOR5[Rs
は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または 凱 R4は前記と同じ意味を表わす)を示す]を示す)で表
わされる少くとも1種のベンジル化合物とを酸触媒の存
在下で縮合させ、得られるサリチル酸エステル樹脂を加
水分解した後、多価金属塩と反応させることを特徴とす
るサリチル酸樹脂の多価金属化物の製造方法である。
このサリチル酸樹脂の多価金属化物からなる顕色剤を用
いた顕色シートは、無機固体酸またはp−フェニルフェ
ノールノボラック樹脂を用いた顕色シートに比較して、
同等またはそれ以上の発色性を有し、さらに日光照射に
よる黄変も改良され、特に空気中の窒素酸化物による黄
変に対する耐性は大幅に向上し、取り扱いおよび保存に
極めて有利である 一方、芳香族カルホン酸金属塩として典型的なサリチル
酸系化合物の金属塩と比較した場合、従来から知られて
いる芳香族カルホン酸金属塩の顕色剤としての欠点であ
る (イ)無色の発色性色素を溶解させた不揮発性オイルと
の相溶性不足 (ロ)幾分、水に溶解する (ハ)光により発色像が褪色する (二)高価である 等を改善させることができる。本発明の方法で得られる
顕色剤は低温における発色性、光および水に対する発色
像の安定性等が向上し、上記の問題点を解決し有用な顕
色剤を安価に供給することを可能とする。
また、原料化合物の安定性も問題なく、樹脂中の自己縮
合樹脂はほとんどないかあってもほんのわずかである。
このため顕色剤としての使用に全く問題ない優れた性能
が引き出せる。
この、本発明の製造方法ではサリチル酸樹脂多価金属化
物はサリチル酸エステル類に強酸触媒の存在下で一般式
(I1)で表わされるベンジル化合物を縮合反応させ(
以下第一段の反応という)、得られたサリチル酸エステ
ル樹脂を加水分解しく以下第二段の反応という)、さら
にこの加水分解後のサリチル酸樹脂を多価金属塩と反応
させて(以下第三段の反応という)製造する。
この第一段の反応では前記のようなサリチル酸の低反応
性に対し、サリチル酸のエステル類にペンシル化合物を
反応させると驚くべきことに温和な条件で容易にベンジ
ル化合物がサリチル酸エステル類のベンセン環に反応す
ることを見出した。
すなわち、本発明者らはサリチル酸エステル類を強酸触
媒の存在下でベンジル化合物を逐次反応させると、ベン
ジル化合物のα位がサリチル酸骨格の水酸基に対し、オ
ルト位および/またはパラ位へ反応し、さらには、余剰
のベンジル化合物がサリチル酸骨格に結合したベンジル
化合物のベンセン環に反応し、分子量が増加することか
わかった。この結果として前述のような有用で新規なサ
リチル酸エステル樹脂が得られる。この第一段の反応で
使用するサリチル酸エステル類としては、サリチル酸メ
チル、サリチル酸エチル、サリチル酸−n−プロピル、
サリチル酸イソプロピル、サリチル酸−n−ブチル、サ
リチル酸−イツブチル、サリチル酸−tert−ブチル
、サリチル酸イソアミル、サリチル酸−tert−オク
チル、サリチル酸ノニル、サリチル酸ドデシル、サリチ
ル酸シクロヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸
ベンジル、サリチル酸−α−メチルベンジル等が挙げら
れるがこれらに限定されるものではない。工業的に好ま
しくは安価なサリチル酸メチルである。
つぎに、この反応において使用する一般式(II )で
定義したベンジル化合物としては、例えば次の1)〜4
)が挙げられる。
1)ベンジルエーテル類 2)ベンジルアルコール類 3)ベンジルアルコール類とベンジルエーテル類の混合
物 4)ベンジルハライド類 以下、1)〜4)を用いる方法について詳述する。
(1)サリチル酸エステル類とベンジルエーテル類との
縮合 これは、前記式(I1)においてYが0R5(但しR5
は水素以外である)の場合である。
ベンジルエーテル類の使用量はサリチル酸エステル類1
モルに対して含有ペンシル基として2〜30モル、好ま
しくは2〜10モルである。この使用量で製造されるサ
リチル酸樹脂の重量平均分子量は500〜10,000
、好ましくは500〜5.000の範囲であり、樹脂組
成中のサリチル酸エステル分は3〜70重量%、好まし
くは5〜50重量%であればよい。
また反応温度は50℃以上であることが必要であり、5
0℃より低いと反応は極端に遅くなる。
また反応時間をできるだけ短縮するためには約80〜1
80°Cの温度範囲が望ましい。反応時間は1〜20時
間である。酸触媒としては無機または有機の酸、特に鉱
酸、例えば塩酸、リン酸、硫酸、またはギ酸、あるいは
塩化亜鉛、塩化第二錫、塩化第二鉄のようなフリーゾル
タラフッ形触媒、メタンスルホン酸またはp−トルエン
スルホン酸などの有機スルホン酸を単独で使用するかま
たは併用してもよい。触媒の使用量は、サリチル酸エス
テル類とベンジルエーテル類の全重量の約001〜20
重量%、好ましくは05〜5重量%である。
本発明のサリチル酸エステル樹脂を製造する一般的な方
法としては、所定量のサリチル酸エステル類、ペンシル
エーテル類および触媒を同時に加え、そのまま昇温しで
所定の温度で反応させるか、ベンジルエーテル類の一部
を反応中に滴下しながら反応させてもよい。反応が進行
するにつれて生成するアルコールまたは水を系外にトラ
ップする。必要によっては系内に残存する微量のアルコ
ールまたは水を窒素により糸外に除外する。
反応終了後、内容物を取り出して冷却し目的物を得る。
また比較的低分子量の組成の樹脂を得るために、ベンジ
ルエーテル類の使用モル比を少なくした場合は、未反応
のサリチル酸エステル類が残存するので、これを除去す
る方法として、減圧下で留去させるかまたは水蒸気蒸留
による方法等がとられる。
上述のベンジルエーテル類としては、ベンジル基のα位
に1種または2種の低級アルキル基を有するα−アルキ
ルベンジルアルキルエーテル、aa−ジアルキルベンジ
ルアルキルエーテル、およびこれらと同じα位がアルキ
ル基に置換されたジベンジルエーテル類が挙げられる。
α−アルキルベンジルアルキルエーテル類または、a、
α−ジアルキルベンジルアルキルエーテル類は、前記(
I1)式においてR2,R3が水素原子またはメチル基
、R4が水素原子または炭素数1〜4のアルキル基また
はアルコキシ基、Yが○R5てあってR5が炭素数1〜
4のアルキル基を示す。このR5のアルキル基の炭素数
が4以上では反応が遅く、また4のブチル基においてt
ert−ブチル基も反応か遅い傾向にある。したがって
、本発明のサリチル酸エステル樹脂を与えるα−アルキ
ルベンジルアルキルエーテル類およびα、a−ジアルキ
ルベンジルアルキルニーチル類としては、a−メチルベ
ンジルメチルエーテル、a−メチルベンジルエチルエー
テル、a−メチルベンジルイソプロピルエーテル、a−
メチルベンジル−n−プロピルエーテル、α−メチルベ
ンジル−n−ブチルエーテル、a−エチルベンジルメチ
ルエーテル、a−エチルベンジルエチルエーテル、a−
エチルベンジルイソプロビルエーテル、α−エチルベン
ジル−n−ブチルエーテル、○−メチルーα−メチルベ
ンジルメチルエーテル、p−メチル−a−メチルベンジ
ルメチルエーテル、m−メチル−〇−メチルベンジルメ
チルエーテル、p−メチル−α−メチルベンジルエチル
エーテル、p−メチル−〇−メチルベンジルインプロピ
ルエーテル、p−メチル−a−メチルベンジル−n−プ
ロピルエーテル、p−メチル−a−メチルベンジル−n
−ブチルエーテル、p−メチルー〇−エチルペンシルメ
チルエーテル、p−メチルーα−エチルペンシルエチル
エーテル、p−メチル−a−エチルヘンシルイソプロピ
ルエーテル、p−メチル−a−エチルベンジル−n−ブ
チルエーテル、0−メチル−a−エチルベンジルメチル
エーテル、0−メチル−〇−エチルペンシルイソプロビ
ルエーテル、m−メチル−a−エチルベンジルメチルエ
ーテル、p−エチル−αメチルベンジルメチルエーテル
、0−エチルミーエチルベンジルエチルエーテル、p−
イソプロピル−α−メチルヘンシルメチルエーテル、O
イソプロピル−a−メチルベンジルメチルエーテル、p
−5ec−ブチル−a−メチルベンジルメチルエーテル
、p −tert−ブチル−a−メチルペンシルメチル
エーテル、α、α−ジメチルベンジルメチルエーテル、
α、α−ジメチルベンジルエチルエーテル、p−メチル
−α、a−ジメチルベンジルメチルエーテル、0−メチ
ル−α、α−ジメチルベンジルメチルエーテル、m−メ
チル−a、α−ジメチルベンジルメチルエーテル、a−
メチル−α−エチルベンジルメチルエーテル、α−メチ
ル−α−エチルベンジルエチルエーテル、p−メチル−
a−メチル−a−エチルベンジルメチルエーテル、0−
メチル−α−メチル−a−エチルペンシルメチル・n−
プロピルエーテル、〇−メトキシーα−メチルベンジル
メチルエーテル、p−エトキシ−a−メチルベンジルエ
チルエテル、p−1soプロポキシ−α−メチルベンジ
ルメチルエーテル、p−メトキシ−α−エチルベンジル
メチルエーテル、p−メトキシ−a、 aジメチルベン
ジルメチルエーテル等が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。工業的に好ましくはα−メチルベン
ジルメチルエーテルである。
ジベンジルエーテル類は前記(n)式においてR2,R
3が水素原子またはメチル基、R4が水素原子または炭
素数1〜4のアルキル基またはアルコシ基、YがOR5
てあってR5が したがって、前記反応条件中ジベンジルエーテル類とし
てのサリチル酸エステル類に対するモル比は前記ペンシ
ルエーテル類の坏となる。
本発明のサリチル酸エステル樹脂を与える各種ジベンジ
ルエーテル類としてはジ(α−メチルベンジル)エーテ
ル、ジ(a−エチルベンジル)エーテル、ジ(0−メチ
ル−α−メチルベンジル)エーテル、ジ(p−メチル−
α〜メチルペンシル)エーテル、ジ(m−メチル−a−
メチルベンジル)エーテル、ジ(p−メチル−α−エチ
ルベンジル)エーテル、ジ(p−エチル−α−メチルベ
ンジル)エーテル、ジ(m−エチル−a−エチルヘンシ
ル)エーテル、ジ(〇−エチルーα−メチルベンジル)
エーテル、ジ(p−イソプロピル−α−メチルペンシル
)エーテル、ジ(p−メトキシ−α−メチルペンシル)
エーテル、シ(p−エトキシ−α−メチルベンジル)エ
ーテル、ジ(p−メトキシ−a−エチルヘンシル)エー
テル、ジ(m−iso−プロポキシ−α−メチルベンジ
ル)エーテル、ジ(a、(2−ジメチルベンジル)エー
テル、ジ(α−メチル−α−エチルベンジル)エーテル
、ジ(p−メチル−a、α−ジメチルベンジル)エーテ
ル、ジ(p−n−プロピルa、a−ジメチルヘンシル)
エーテル、ジ(mn−ブチル−a−メチル−a−エチル
ヘンシル)エーテル、ジ(p−メトキシ−a、a−ジメ
チルベンジル)エーテル、ジ(p−ブトキシ−a、α−
ジメチルベンジル)エーテル、ジ(0−メトキシ−α−
メチル−〇−エチルベンジル)エーテル等が挙げられる
がこれらに限定されるものではない。工業的に好ましく
はジ(α−メチルベンジル)エーテルである。
(2)サリチル酸エステル類とベンジルアルコール類と
の縮合。
これは、前記式 (I1)においてYがOR5であって
R6が水素の場合である。すなわち、サリチル酸エステ
ル1モルに2モル以上のベンジルアルコール類を存在さ
せ、酸触媒により50°C以上の反応温度で溶融反応さ
せると、サリチル酸の水酸基に対してオルト位および/
またはパラ位へ各種ペンシル基が導入でき、さらに余剰
のヘンシルアルコール類が自己縮合反応を伴ないながら
、サリチル酸へ導入された各種ベンジル基へと逐次縮合
して樹脂状となる。この縮合反応において反応進行中に
アルコールの代わりに水が生成する以外は前記ベンジル
エーテルとの反応と同様である。
すなわちベンジルアルコールの使用量、反応条件、得ら
れるサリチル酸樹脂の平均分子量、サリチル酸分等は前
記(1)の場合と同様である。
本発明のサリチル酸樹脂を与える各種ベンジルアルコー
ル類としては、α−メチルベンジルアルコール、α−エ
チルベンジルアルコール、a、α−ジメチルベンジルア
ルコール、a−メチル−〇−エチルベンジルアルコール
、p−メチル−aメチルベンジルアルコール、p−エチ
ル−α−メチルペンシルアルコール、m −1so−プ
ロピルα−メチルベンジルアルコール、p−n−ブチル
−a、a−ジメチルベンジルアルコール、p−メチル−
a−メチル−a−エチルペンシルアルコール、0−メチ
ル−a、a−ジメチルベンジルアルコール等が挙げられ
るが、これらに限定されるものでない。これらのうち、
工業的に好ましくはaメチルベンジルアルコールである
上述のように、本発明のサリチル酸エステル樹脂は、サ
リチル酸エステル類と各種ペンシルアルコール又は各種
ベンジルエーテルとの縮合によって得られるが、これら
のベンジル誘導体の混合物を使用することもできる。
とくに、ベンジルアルコール類と、ジベンジルエーテル
類の混合物はベンジルパライト類の加水分解によって得
られるので以下これについて述へる。
(3)サリチル酸エステル類とベンジルハライド類の加
水分解物との縮合 前記=数式(T1)においてYがハロゲン原子であるヘ
ンシルハライド類を、アルカリ金属、アルカリ土類金属
の水酸化物、炭酸塩まはち重炭酸塩の水溶液で加水分解
することによって、上記−数式(T1)においてYが叶
であるベンジルアルコール類と、Yが エーテル類の混合物が得られる。すなわち、水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化力リ
チウム、水酸化マグネシウム、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸カ
リウム、重炭酸ナトリウム等をペンシルハライド類1モ
ルに対して1モル以上、好ましくは1〜10モル程度使
用する。
水溶液中の上記アルカリ化合物の濃度は1〜40重量%
、好ましくは3〜20重量%である。
このアルカリ化合物の濃度か高いほど得られる前記混合
物中のジベンジルエーテル類の割合が高くなり、逆にア
ルカリ化合物の濃度が低いはどベンジルアルコール類の
割合が高くなる傾向にある。
さらに、水溶液濃度とは別に、アルカリ化合物の種類に
よっても前記混合物の構成割合が変わる。例えば、強ア
ルカリ性の水酸化物である水酸化カリウム、水酸化ナト
リウムを使用すると、比較的弱アルカリ性の炭酸ナトリ
ウム、重炭酸ナトリウムを使用する場合にくらへで、ジ
ベンジルエーテル類の混合割合は増加する。
この加水分解反応における反応温度は室温〜100℃程
度であるが、反応を速めるために、さらに温度を上げて
加圧下で行なう場合もある。反応時間は1〜40時間、
通常は5〜20時間で行なわれる。なお、この反応では
、通常有機溶媒を使用することなく行なわれるが、反応
に不活性な有機溶剤を使用してもよい。
また、反応を速めるために、クラウンエーテル、クリブ
テート、4級アンモニウ塩、4級ホスホニウム塩等の相
間移動触媒を使用してもよい。
反応終了後、反応液を静置することにより分液した油状
物を分離してベンジルアルコール類とジベンジルエーテ
ル類の混合物を得る。これをさらに蒸留して精製しても
よいか、そのまま使用することができる。上記方法で得
られるペンシルアルコール類とジベンジルエーテル類の
組成比は199〜991 (重量比)の範囲である。
このようにして得られたベンジルアルコール類とジベン
ジルエーテル類の混合物とサリチル酸エステル類との縮
合の場合の原料の使用量、反応条件、得られるサリチル
酸樹脂の平均分子量、サリチル酸分等は前記(1)、 
(2)の場合と同様である。
(4)サリチル酸エステルとベンジルパライト類の縮合 この反応を具体的に説明すると、サリチル酸エステルに
一般式(I1)でYがハロゲン原子であるヘンシルハラ
イド類を前記酸触媒として一括説明した中のフリーデル
クラフッ触媒の存在下で反応させて共縮合樹脂を得るも
のである。
すなわち、サリチル酸エステル類1モルに2モル以上の
ベンジルハライド類を存在させ、フリーデルクラフッ触
媒により0℃以上の反応温度で反応させると、サリチル
酸エステル類の水酸基に対してオルト位および/または
パラ位へ各種ペンシル基が導入でき、さらに、余剰のヘ
ンシルハライド類が自己縮合反応を伴ないながら、サリ
チル酸エステル類へ導入された各種ベンジル基へと逐次
縮合して樹脂状となる。
ヘンシルハライド類のハロゲンの種類としては塩素、臭
素、弗素が挙げられるが、好ましくは塩素である。
したがって、このベンジルハライド類としてはa−メチ
ルベンジルクロライド、α−エチルベンジルクロライド
、a、α−ジメチルベンジルクロライド、a−メチル−
〇−エチルベンジルプロマイト、p−メチル−α−メチ
ルベンジルクロライド、m−メチル−a−メチルベンジ
ルブロマイド、p−エチル−a−メチルヘンシルクロラ
イド、p−エチル−a、α−ジメチルペンシルクロライ
ド、p −tert−ブチル−α−メチルベンジルクロ
ライド、p−メトキシ−a−メチルベンジルブロマイド
、p−1so−プロポキシ−α−メチルペンシルクロラ
イド、m−エトキシ−α−メチルミ−エチルベンジルク
ロライド等が挙げられるがこれらに限定されるものでな
い。これらのうち、工業的に好ましくはa−メチルベン
ジルクロライドである。
本発明のサリチル酸エステル樹脂の製造における各種ベ
ンジルハライド類の使用量はサリチル酸エステル類1モ
ルに対して2〜30モル、好ましくは2〜10モルであ
る。ベンジルハライド類の使用量が上記の範囲より少な
い場合、この樹脂の金属化物を感圧複写紙用顕色剤とし
て使用すると上葉紙のマイクロカプセル中にある不揮発
性オイルとの相溶性や水に対する不溶化もいくぶん不足
し、多い場合はサリチル酸分の相対的な割合が減少し、
発色濃度が所望の水準に達しない。前記の使用量の範囲
で製造される樹脂の重量平均分子量ハ500〜l090
00、好まシくハ500〜5,000ノ範囲である。
この反応で使用する触媒としては、例えば、塩化第二鉄
、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化第二錫、四塩化チ
タン、三弗化ホウ素等のルイス酸形触媒または超強酸と
して知られるパーフルオロアルカンスルホン酸類、例え
ばトリフルオロメタンスルホン酸、パーフルオロアルカ
ンスルホン酸樹脂としてNafion H(商品名 D
u’ pant社製)が使用できる。このうち、特に好
ましいのは塩化亜鉛である。触媒の使用量はサリチル酸
エステル類に対し、001〜10モル%、好ましくは経
済性を考慮して001〜5モル%の範囲である。
また、この反応では溶剤を使用してもよい。この溶剤と
しては、反応に不活性なもの、例えば、エチルエーテル
、エチレングリコールジメチルエーテル、塩化メチレン
、1.2−ジクロロエタン、酢酸、プロピオン酸、二硫
化炭素、ニトロメタン、等が挙げられる。
これらの溶剤の使用量は原料の全重量に対して経済性を
考慮すれば30容量/重量倍以下が望ましい。
この反応を実施する際の反応温度は、0〜180℃、好
ましくは20〜160°Cの範囲である。反応時間は1
〜30時間である。
この反応で樹脂を製造する方法としては、全原料を一括
装入し、そのまま昇温しで所定の温度で反応させるか、
又は、サリチル酸エステル類と触媒を装入し、所定の温
度でもう一方の原料のベンジルハライド類を滴下させな
がら反応させる方法が一般的である。この際、滴下時間
は全反応時間の50%以上が好ましく、通常は1〜20
時間である。反応後、溶剤を使用した場合、その溶剤が
水に不溶である場合は水を加えて二層で水洗分液したの
ち、溶剤を留去させてサリチル酸エステル樹脂を得る。
溶剤が水に溶解する場合は、水に投入して析出したサリ
チル酸エステル樹脂を得ることができる。しかしながら
、(1)〜(4)で得られる第一段のサリチル酸エステ
ル樹脂は、通常引続いて第二段の加水分解反応を連続し
て行なう。したがって、特に問題ない限り第一段の反応
で得られる樹脂を単離する必要はない。
第一段の反応で得られたサリチル酸エステル樹脂を加水
分解する方法(第二段の反応)は、通常の酸またはアル
カリ水溶液による方法が用いられる。すなわち、酸によ
る加水分解では、塩酸、硫酸等の鉱酸類、硫酸と酢酸の
ような鉱酸と有機酸の併用、ベンゼンスルホン酸、p−
hルエンスルホン酸、り四ロベンゼンスルホン酸、メタ
ンスルホン酸のような有機スルホン酸類、塩化アルミニ
ウム、塩化亜鉛、塩化第二錫のようなルイス酸、さらに
はトリフルオロメタンスルホン酸、NafionH(D
u’ pant社、商品名)のような超強酸類と水によ
り実施される。アルカリによる加水分解でOは、苛性ソ
ーダ、苛性カリウムと水による方法が一般的である。
これら酸又はアルカリによる加水分解反応を実施する場
合、酸又はアルカリと水の割合は任意の割合で選択でき
るが、通常1・100〜99.1、好ましくは595〜
95:5(重量比)の範囲である。
又、第一段の反応で得られたサリチル酸エステル樹脂に
対して酸またはアルカリ等の使用量は、酸の場合、任意
の割合で行なえるが、通常は酸の強度により005〜3
0倍モルの範囲で行なう。アルカリの場合は、原料のサ
リチル酸エステルに対し、当量以上〜30倍モルの範囲
である。
反応温度は50〜200℃の範囲、好ましくは80〜1
60℃の範囲である。高温下で行なう場合は、オートク
レーブ中で自然発生圧力下で行なうが圧力の範囲は1〜
30atmである。反応時間は1〜50時間の範囲であ
る。反応時間を短縮する目的で四級アンモニウム塩、四
級ホスホニウム塩、クラウンエーテル、クリブテート、
ポリエチレングリコール類等の相間移動触媒を反応促進
剤として加えてもよい。
又、この反応では、通常有機溶剤を使用しないで行なう
が、有機溶媒を使用してもよい。この溶媒としてはN−
メチルホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド、
N、N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド
、スルホラン、13−ジメチル−2−イミダゾリジノン
、N−メチルピロリドン、ヘキサメチルホスホトリアミ
ド等の非プロトン性極性溶媒、エチレングリコール、ポ
リエチレングリコールジアルキルエーテル、2−メトキ
シエタノール、2−エトキシエタノール等のグリコール
類が使用でき、さらにトルエン、キシレン、モノクロロ
ベンゼン、1.2−ジクロロエタン、1.1.2−トリ
クロロエタン等の水と混和しない溶媒も使用できる。こ
の溶媒の使用量は、原料に対し0.5〜10(容量/重
量)倍で十分である。
反応終了後、反応液から目的物を得る方法は一般的な方
法、すなわち、分液、希釈、濃縮等の手段です1ノチル
酸エステル樹脂の加水分解物、すなわちサリチル酸樹脂
を得ることができる。
かくして製造されたサリチル酸樹脂から第三段の反応で
金属化物を製造するにはいくつかの公知の手段を適用で
きる。例えば、このサリチル酸樹脂のアルカリ金属塩お
よび水溶性多価金属塩の双方を、水または双方が可溶で
ある溶媒中で反応させて製造できる。すなわち、前記樹
脂に対してアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩またはアル
コキシド等を反応させて、樹脂のアルカリ金属塩の水溶
液、アルコール溶液、あるいは水−アルコール混合溶液
を得たのち、水溶性多価金属塩を反応せしめて生成する
方法である。サリチル酸1モル当り約05〜1グラム当
量の水溶性多価金属塩を反応させることが望ましい。ま
た、サリチル酸樹脂とギ酸、酢酸、プロピオン酸、吉草
酸、カプロン酸、ステアリン酸または安に、香酸等の有
機カルボン酸の多価金属塩とを混合し、加熱溶融するこ
とによりサリチル酸樹脂多価金属化物を製造できる。場
合によっては、さらに塩基性物質、例えば炭酸アンモニ
ウム、ツ炭酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、安息香
酸アンモニウムを添加して、加熱溶融反応させてもよい
さらに、サリチル酸樹脂と多価金属の炭酸塩、酸化物、
水酸化物を使用し、ギ酸アンモニウム、酢酸アンモニウ
ム1、カプロン酸アンモニウム、ステアリン酸アンモニ
ウム、安息香酸アンモニウム等の有機カルホン酸アンモ
ニウム等の塩基性物質と加熱溶融反応させたのち冷却し
てサリチル酸樹脂多価金属化物を製造できる。
加熱溶融してサリチル酸樹脂の金属化物を製造する場合
、反応温度は通常100〜180℃で行い、反応時間は
樹脂組成、反応温度、多価金属塩の種類、使用量による
が、1〜数時間程度である。また多価金属塩は、得られ
る樹脂金属化物全重量に対して金属が1〜約20重量%
存在するように多価金属の有機カルボン酸塩、炭酸塩、
酸化物、又は/及び水酸化物を使用することが望ましい
塩基性物質の使用量については特に制限はないが、通常
得られる樹脂金属化物全重量に対して1〜】5重量%使
用する。塩基性物質を使用する際は、あらかじめ多価金
属塩と混合して使用するのがさらに好ましい。
この加熱溶融法で製造されるサリチル酸樹脂多価金属化
物の軟化点(JIS−に−2548による環球軟化点測
定法)範囲は50〜120℃である。
本発明で用いる金属化物の金属としては、リチウム、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属類を除く金属を包
含するが、好ましい多価金属としては、カルシウム、マ
グネシウム、アルミニウム、銅、亜鉛、スズ、バリウム
、コバルトおよびニッケル等が挙げられる。これらのう
ち、亜鉛が特に有効である。
以上説明した方法により得られるサリチル酸樹脂多価金
属化物は、顕色剤として優れた特性を持つものである。
この金属化物を顕色剤として用いるには、サントグライ
ンディングミル等によって粉砕し、適当な粒度にして用
いるとよい。実際に使用するには、さらに該顕色剤を溶
媒に懸濁させるか、溶解させて所望の形態にして用いれ
ばよく、既知の顕色剤との併用、すなわち活性白土等の
無機固体酸、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂等の有
機重合体または芳香族カルボン酸金属塩等との併用も可
能であり、さらに亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、
鉛、チタン、カルシウム、コバルト、ニッケル、マンガ
ンおよびバリウムから成る群から選ばれた多価金属の酸
化物、水酸化物または炭酸塩の少なくとも1種以上とを
併用してもよい。
本発明の方法により得られた顕色剤により感圧複写紙用
顕色シートを調製する方法としては、(1)金属化物の
水性懸濁液を用いて水性塗料を調製し紙等の支持体に塗
布する方法、(2)抄紙時に金属化物を漉き込む方法。
(3)金属化物を有機溶剤に溶解または懸濁したものを
用いて塗料を調製し支持体に塗布する方法等のいずれも
使用できる。
塗工により紙等の支持体上に顕色剤層を形成するには、
顕色剤は適当な粘度、塗工適性を有していることが望ま
しく、前記(1)、(2)のような水性懸濁液としたり
、溶剤に溶解または懸濁させた後さらにカオリン粘土類
、炭酸カルシウム、でん粉、合成または天然ラテックス
等を配合して適当な粘度、塗工適性に調整し塗料として
用いる。この塗料において顕色剤成分が占める割合は全
固型分中の10〜70%が望ましく、顕色剤の成分の割
合が10%未満ては十分な発色性を発揮しえず、また7
0%を越えると顕色シートの紙面特性が低下する。塗料
の塗布量は乾燥重量で0.5g/m”以上、好ましくは
1〜10g/m2である。
本発明の方法により得られるサリチル酸樹脂多価金属化
物を用いた顕色シートは無機固体酸またはp−フェニル
フェノールボラック樹脂を用いた顕色シートに比較して
、同等またはそれ以上の発色性を有し、さらに日光照射
による黄変も改良され、特に空気中の窒素酸化物による
耐黄変性は大幅に向上し、取扱いおよび保守に極めて有
利である。
一方、芳香族カルボン酸金属塩として典型的なサリチル
酸系化合物の金属塩と比較した場合、低温における発色
性、光による安定性および水に対する耐性は著しく向上
する。また、安価な原料を用い、簡単な工程で製造でき
るため極めて有利である。
[実施例] 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
各実施例および比較例で得られた生成物を顕色剤として
用いた感圧複写紙顕色シートの作成および、その顕色シ
ートの性能測定法を以下に述へる。性能測定結果は一括
して表1に示した。
1 顕色シートの作成 後述する実施例1〜6で得られたサリチル酸樹脂金属化
物および比較例1.2の化合物を顕色剤として用い、下
記組成にてサントグラインディングミルで分散させて懸
濁液を調製した。
顕色剤           6 重量部ポリビニルア
ルコール(クラレ#117)10%水溶液      
 3 重量部水               225
重量部次にこの懸濁液を用いて下記組成の塗料を調製し
た。
懸濁液           10  重量部軽質炭酸
カルシウム     lO重量部澱粉        
     08重量部合成ゴムラテックス      
0.8重量部水               325
重量部これらの塗料を上質紙に乾燥時塗布量が50〜5
、5g/m2となるように塗布乾燥し、顕色シートを得
た。
2、 発色速度および濃度(5℃、60%R1(および
20℃、65%R)lの恒温恒湿室内で実施)クリスタ
ルバイオレットラクトン(CVL)を主たる感圧色素と
する市販の青発色用上紙(十条製紙製NW−407)を
用い、水性塗料を塗布した顕色シート(下用紙)との両
党布面を対向させて重ね合わせ、電子タイプライタ−で
打圧発色させる。
打刻1分30秒後、および24時間後の2点について測
色しY値で表示する。
3  発色像の耐光堅牢度 2の方法で発色させた顕色シートをカーボンアークフェ
ードメーター(スガ試験機製)に、2時間(および4時
間)暴露し照射後の反射率をΣ−80色差計を用いて測
定しY値で表示した。
Y値が低く、かつ試験前値との差が小さいほど光による
退色が少なく好ましい。
4  耐可塑剤性 ジオクチルフタレート(DOP)を芯物質とする平均粒
子径50μのメラミン−ホルムアルデヒド樹脂膜マイク
ロカプセルを調製し、少量の液状澱粉系バインダーを加
えて塗液とし、エアナイフコーターで上質紙上に乾燥塗
布量が5 g/m2となるよう塗布乾燥させDOPマイ
クロカプセル塗布紙とする。このDOPマイクロカプセ
ル塗布紙と2で発色させた顕色シートの発色面を対向さ
せたのち100kg/cmの線圧を有するスーパーカレ
ンダーロールを通過させ、発色面にDOPを均一に浸透
させる。
1時間後の反射率をΣ−80色差計を用いて測定しY値
で表示する。Y値が低くかつ試験前値との差が小さいほ
ど発色像の可塑剤耐性が良好であることを意味する。
5  発色像の耐水性 2の方法で発色させた顕色シートを水中に2時間浸漬し
、発色像の濃度変化を肉眼で観察した。
6、 顕色シートの黄変性 (6−1)NOxによる黄変 JIS L−1055[染色物および染料の酸化窒素ガ
ス堅牢度試験方法コに基づき、顕色シートをNaNoz
  (亜硝酸ナトリウム)とH3P04(リン酸)との
反応により発生するNOxガス雰囲気の密閉容器中に1
時間保存して、黄変の程度を調べる。
保存終了後、1時間目にΣ−80色差計を用いWB値で
表示する。WB値が大きく、かつNO,ガスに曝されて
いないシート(表1には未試験シートと表示)のWB値
との差が小さいほどNOx雰囲気下での黄変性が少ない
ことを意味する。
(6−2)光による黄変 顕色シートをカーボンアークフェートメーター(スガ試
験機製)に4時間照射し、照射後Σ−80色差計を用い
WB値で表示する。WB値が太きく、かつ未照射シート
(表1には未試験シートと表示)のWB値との差が小さ
いほど光照射による黄変性が小さいことを意味する。
実施例1 サリチル酸メチル15.2g(0,1モル)および触媒
として無水塩化亜鉛0.015gを反応器に装入し、昇
温し、これにa−メチルベンジルクロライド70.3g
(05モル)を温度30’Cから滴下開始した。途中、
塩酸ガスの発生とともに粘度か上昇してくるので温度を
上げ、最終的に温度を90℃まで上げた。全滴下時間は
5時間であり、この後90’Cて2時間保って第一段の
反応を終了した。
つぎに、この反応溶液に15%苛性ソーダー水溶液40
g (0,15モル)を加え、温度100〜102°C
て3時間第二段の加水分解反応を行なった。反応液は半
透明の均一溶液であり、この反応液にトルエン50n+
J2を加えたのち、希塩酸水溶液で中和しp)14に調
整した。静置して二層に分離させ下層の水層を分液除去
した。上層のトルエン層は第二段の反応で得られたサリ
チル酸樹脂を含むものであり、これに酸化亜鉛4.1 
g(0,05モル)を加え、昇温しでトルエンを留去さ
せながら第三段の反応を行なった。温度を2時間で13
5℃まで上げ最後に真空状態で30分保ち、トルエンを
完全に除去して第三段の反応を終了した。終了後、ただ
ちに磁製面に排出して赤褐色透明な軟化点92℃のもろ
い樹脂を得た。これはサリチル酸樹脂の亜鉛化物であり
、亜鉛含有量は4.9重量%であった。
収量は66gである。なお、第二段のサリチル酸樹脂の
平均分子量は780であった。
実施例2 反応器に10重量%苛性ソーダー水溶液を340g(0
,85モル)を装入し、温度so°cで攪拌下にa−メ
チルベンジルクロライド105.5g(0,75モル)
を4時間かけて滴下した。その後、昇温しで100°C
で7時間反応を行なった。反応終了後、冷却したところ
2層に分離した。下層の水層を除去し、さらに水を加え
て水洗分液して上層の有機層を得た。収fi80g、ガ
スクロマトグラフィーによる組成は次のとおりであった
α−メチルヘンシルアルコール 649重量%シ(a−
メチルペンシル)ニーチル 325重量% その他             26重量%次にこの
ベンジル化合物を用いて以下の方法でサリチル酸樹脂の
金属化物を製造した。
反応器にサリチル酸メチル38.05g (0,25モ
ル)、触媒として無水塩化第二錫0.2gを装入し、窒
素ガスを通気させながら昇温しで温度をI!O’Cに保
った。これに上記ヘンシル化合物80gを7時間かけて
滴下し、反応させた。滴下後、同温度で2時間保ち、第
一段の反応を終了した。反応中留比する水は系外に除去
した。
つぎに、この反応液に20%苛性ソーダー水溶液60g
(0,3モル)を加え95〜100℃で2時間第二段の
反応を行なった。この後、反応液を水3℃で希釈したと
ころ、わずかに濁った溶液となった。これを濾過して透
明な溶液とし、これに硫酸亜鉛の7水和物43.1g(
0,15モル)を水500mnに溶解させた溶液を滴下
した。この第三段の反応では温度40℃で1時間かけて
滴下を行なったところ白色の沈殿が析出した。これはサ
リチル酸樹脂の亜鉛化物であり、濾過、乾燥して目的物
を得た。
収量106gで軟化点は121’Cであった。
実施例3 サリチル酸メチル15.2g (0,1モル)に対し触
媒にp−トルエンスルホン酸0.45gを用い、温度1
20〜130℃でα−メチルベンジルメチルエーテル9
5.3g (0,7モル)を5時間かけて滴下させなが
ら第一段の反応を行なった。滴下後間温度で2時間熟成
したのち、この反応液に酢酸]00m℃と85%硫酸水
溶液50gを加え還流下で18時間第一段の加水分解反
応を行なった。反応終了後、反応液を水1℃に投入し、
静置すると茶褐色の樹脂が沈降した。これを傾斜して上
層の水を捨て、さらに温水500mj2で2回洗浄した
。得られたサリチル酸樹脂の平均分子量は1200てあ
った。この樹脂を別の反応器に入れ温度140〜150
℃であらかじめ安息香酸亜鉛16.3gと重炭酸アンモ
ニウムLogを混合させたものを30分で徐々に添加し
た。添加後、同温度で30分攪拌をつづけ、排出して赤
褐色透明なサリチル酸樹脂の亜鉛化物995gを得た。
このものの軟化点は85℃であった。
実施例4 実施例1でα−メチルベンジルクロライドの替りにp−
メチル−α−メチルベンジルクロリドを同モル数使用し
た以外は同様に行なって71gのサリチル酸樹脂の亜鉛
化物を得た。軟化点は88°Cであった。
実施例5 反応器に35%塩酸水溶液100gおよびトリオクチル
メチルアンモニウムクロライド1gを装入し、温度20
〜25℃に保ちながら攪拌下でa−メチルスチレン47
.2g (0,4モル)を30分かけて滴下させた。ひ
きつづき、激しく攪拌しながら3時間一定に保った。こ
の後塩化水素ガスを反応溶液に飽和するまで吹き込んだ
のち、3時間熟成を行なって攪拌を止め静置したところ
2層に分離した。下層の濃塩酸層を分液して捨て、上層
の油状層61gを得た。これはα、α−ジメチルベンジ
ルクロライドであり、このものを使用して以下の方法で
サリチル酸樹脂の金属化物を製造した。反応器にサリチ
ル酸メチル15.2g(0,1モル)、溶剤に12−ジ
クロロエンタン50+nj2および触媒として無水塩化
亜鉛0.3gを装入し、これに上記油状物61gを温度
25〜30℃で3時間かけて滴下した。滴下後、2時間
熟成して第一段の反応を終了した。
つぎに、この反応液に水Logを加え、昇温しで溶剤の
1,2−ジクロロエンタンを留去させた。完全に溶剤を
留去させのち、これに15%苛性ソーダー水溶液40g
(0,15モル)を加え第二段の反応を行なった。この
第二段の反応およびこの後の第三段の反応は実施例1と
同様に行なった。得られたサリチル酸樹脂の収量は63
.2gであり、軟化点は80℃であった。
実施例6 β−メチルスチレン47.2g(0,4モル)から実施
例5と同様にα−エチルベンジンクロライドを製造し1
5.2g(0,1モル)のサリチル酸メチルに縮合させ
た。第一段、第二段および第三段の反応とも実施例1と
同様に行なって62gのサリチル酸樹脂の亜鉛化物を得
た。軟化点は88℃であった。
比較例1 p−フェニールフェノール170g、 80%パラホル
ムアルデヒド22.5g、 p −トルエンスルホン酸
2、Ogおよびベンゼン200gをガラス製反応器に装
入し、攪拌させながら加熱して反応による生成水をベン
ゼンとの共沸で系外に留去させながら70〜80℃で2
時間反応させる。反応後10%水酸化ナトリウム水溶液
320gを加え、水蒸気蒸留によりベンゼンを留去した
0次に冷却して希硫酸を滴下し析出したp−フェニルフ
ェノールホルムアルデヒド重合体を濾取、水洗、乾燥し
て白色粉末176gを得た。
比較例2 温度計、還流冷却器、滴下ロートおよび攪拌装置を備え
た反応器にフェノール9.4gと硫酸0.2gを入れる
。次に攪拌しながら温度50℃で滴下ロートによりα−
メチルスチレン23.6gを5時間かけて滴下した0滴
下終了後、5時間熟成して希炭酸ソーダ水溶液中に投入
した。分液して油層を得、これを真空蒸留した。真空度
3〜4 mmHgで220℃以上の留分22gを得た。
次に、この留分に40%苛性ソーダ水溶液7.5gを加
え、キシレンの還流下で脱水を行なった。脱水後、キシ
レン混合物をオートクレーブに移液し、ついで、温度1
60℃で炭酸ガスを30 kg/cm”になるまで導入
した。その後、同温度で5時間反応した。反応後、冷却
してガスをパージし、反応液を熱水で抽出して希硫酸で
中和したところ結晶が析出した。これを濾取し、酢酸水
溶液で再結晶して3.5−ジ(α。
α−ジメチルベンジル)サリチル酸8gを得た。
このサリチル酸化合物から実施例2と同様の方法で亜鉛
塩を製造した。
[発明の効果] 本発明のサリチル酸樹脂多価金属化物は安価な原料を用
い、簡単な作業工程で調製される。これを使用した感圧
複写紙用顕色シートにおいては、顕色剤成分および塗料
の塗布量が少なくてすみ、また塗料の濃度、粘度等を比
較的広範囲に変えられることから、オンマシン塗工、オ
フマシン塗工いずれも可能となり、感圧紙製造工程上に
大きなメリットが生ずる。
本発明の顕色シートは光および空気中の窒素酸化物等の
ガスによる黄変性もなく、又、光および可塑剤等に対し
て発色像が安定で、発色濃度の低下を起こさず、耐水性
も良好であるため、長期保存安定性を必要とされるが故
に従来品では不適であった用途への利用拡大が可能とな
り、その実用上の意義は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
図1は感圧複写紙の製造を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素数1〜12のアルキル基、アラル
    キル基、アリール基またはシクロアルキル基を示す) で表わされるサリチル酸エステル類と一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) {式中、R_2、R_3は水素原子またはメチル基を示
    し、R_4は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基
    、アルコキシ基を示し、Yはハロゲン原子またはOR_
    5〔R_5は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基また
    は ▲数式、化学式、表等があります▼(ここに、R_2、
    R_3および R_4は前記と同じ意味を表わす)を示す〕を示す}で
    表わされる少なくとも1種のベンジル化合物とを酸触媒
    の存在下で縮合させ、得られるサリチル酸エステル樹脂
    を加水分解した後、多価金属塩と反応させることを特徴
    とするサリチル酸樹脂の多価金属化物の製造方法。
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