JPH0489184A - 鉛複合銅板とその製造方法 - Google Patents

鉛複合銅板とその製造方法

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JPH0489184A
JPH0489184A JP20580690A JP20580690A JPH0489184A JP H0489184 A JPH0489184 A JP H0489184A JP 20580690 A JP20580690 A JP 20580690A JP 20580690 A JP20580690 A JP 20580690A JP H0489184 A JPH0489184 A JP H0489184A
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Hisato Ito
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野] 本発明は、海塩粒子や酸性雨等への耐候性に特に優れる
鉛と耐食性等に優nる鋼との複合板であり、屋根や壁な
どの各種建築用部材等に利用さnる。
(従来の技術〉 従来、銅板と鉛板を複合したものはなく、銅板、鉛板が
それぞn単体として利用されていたにすぎない。
(発明が解決しようとする課題〉 複合材において最も問題となるのは異種の2素材の界面
での接着強度である。接着強度が弱い場合には、加工、
成形に問題が生ずるだけでな(、製品に加工された後の
耐久性を保証できない。そこで、本発明は耐候性、耐食
性等の特性な有する銅板と鉛板との界面での接着強度が
強固な鉛複合銅板と該鉛複合銅板の製造方法を提供する
ものである。
(課題を解決するための手段] 第1の発明は銅板の少なくとも一面に接合媒介手段を施
し、該手段を介して銅板に鉛板を圧延接合して成るもの
である。
第2の発明は銅板の少なくとも一面にニッケルめっき処
理及びニッケル−コバルト合金めっき処理のうち−のめ
っき処理を施す第1工程と続いて該めっき層上に鉛めっ
き処理及び鉛−錫合金めっき処理のうち−のめっき処理
を施す第2工程と該めっき層上に鉛板を圧延被覆する第
3工程から成るものである。
(作 用) 上記構成によれば銅板に施される接合媒介手段は一方に
おいて銅板と親和的に接合し、他方においては鉛板に親
和的に密着接合する。
(実施例λ 本発明の実施例として、第1工程におけるめっき処理を
ニッケルめっき処理とし、第2工程におけるめっき処理
を鉛めっき処理としたものを「実施例1〜4」とし、第
1工程をニッケル−コバルト合金めっき処理とし、第2
工程を鉛−錫合金めっき処理としたものを「実施例5〜
8」として以下説明する。
「実施例1〜4」 0.4111iの銅板を45°c、5%オルソ硅酸ソー
ダ中で該銅板を陰極としてIOA dm2 2’間電解
悦脂した後、十分水洗し、50°Cの塩酸−硫酸中で浸
漬酸洗した後、十分水洗し、下記の第1工程のニッケル
めっき処理を施す。
(1)  第1工程、ニッケルめっき処理N15O+ 
@6F120240g/1% 113BO330シ々、
NiCl2 # 6H2045g/zs添加剤少々ヨ’
)72ル浴中で、温度55°a、tri流密度51LA
m2下で電解時間及び該電解時間に対応するめっき量を
別表1に示すように設定して!気ニッケルめっき処理を
し、銅板の一面にニッケルめっき層を形成するものであ
る。ここに、ニッケルめっき層にニッケル系めっき層も
同じ)は銅板のめっき面を均一に、微少な素地露出部分
が残らないように被覆する必要かあるが、過大なめっき
量である必要はなく、1.5gIfi2程度のめっき量
でも十分な効果か発揮さnた。
次に十分水洗後、下記の第2工程の鉛めっき処理を施す
(2)  第2工程、鉛めっき処理 はうふつ化鉛380g/11はうふつ化水素酸450C
1電流密度10AA2下で電解時間及び該電解時間に対
応するめっき量を別表1に示すように設定して電気鉛め
っき処理をし、前記のニッケルめっき層上に鉛めっき層
を形成する。
この第2工程は第1工程に対して必ずしも連続である必
要はないが、両層の密着性を確保するという観点からは
出来るだけ連続めっき工程とするのが望ましい。また鉛
系めっき層は次工程(第31程λの鉛板との圧延接合の
際に、界面に新生面を形成するためのものであるが、下
層のニッケル系めっき層の厚さに比し、必要めっき厚は
より大であり、鴇A2、望ましくは105y’n2 以
上のめっき量か適当である。
次に、十分水洗いし乾燥した後第3工程の鉛板圧延被覆
処理を施す。
イ3)第3工程、鉛板圧延被覆処理 2段冷間圧延機(ロール径300IIm)ξ用い、銅板
の船めっき層上に厚さ2.Owの鋳造鉛板を冷間で圧延
荷重10.0 ) 多重〇、、で圧延接合した。圧延時
の圧延率は圧下力、圧延ロール径、圧延速度等により適
正範Nは異なるもので、ポ要な点は圧延時に界面で新生
面が絶えず現n1鉛系めっき層と鉛板間で強固な結合が
生まれる事である。実際には鉛板が銅板に比して柔らか
い材料のため、銅板は殆ど圧延されることなく、見掛は
上、鉛板のみが圧延される柔性で十分な密着が確保され
、複合前の鉛板の厚さと複合後の鉛層の厚さの変化より
計算すると、鉛板自身が30%望ましくは50%を越え
る圧延率が確保さnnば十分な密着力が保証さnるもの
である。
「実施例5〜8」 0.4鴎の銅板を45°0,5%オルソ硅酸ソーダ中で
該銅板を陰極として10%m2r ”間電解脱脂した後
、十分水洗し、5rfCの塩酸−硫酸中で浸漬酸洗した
後、十分水洗し、下記の第1工程のニッケル−コバルト
合金めっき処理を施す。
(1)第1工程、ニッケル−コバルト合金めっき処理 NiSO4@6H20240す、CoSO4・7H20
15X 、III 3 E O33鵠Δ、1iio12
噛6H20451、添加剤少々よりなる洛中で、温度5
5°C1電流密度5剪鹸下で電解時間及び該電解時間に
対応するめっき量を別表1に示すように設定して電気ニ
ッケル−コバルト合金めっき処理をし、銅板の一面にニ
ッケル−コバルト合金めっき層を形成するものである。
該めっき層中のコバルト含有比率は特に規定しないが、
僅か数%の含有比率でも、ニッケル単独めっき層に比し
am結晶となり、コバルト比率の高いめっき層の方が密
着力は良好となる0製品となる鉛複合銅板に用途上要求
される界面接着強度が非常に高い場合には、ニッケル単
独めっき処理より合金めっき処理の方が有利である。
次に十分水洗後、下記の第2工程の鉛−錫合金めっき処
理?施す。
(2)  第2工程、鉛−錫合金めっき処理はうふつ化
鉛680φはうふつ化錫30g/l、はうふつ化水素酸
45ty’l 1にかわ0.5へΔよりなる浴甲で、温
度25°C1電流密度10A、4よ2下で電解時間及び
該電解時間に対応するめっ量を別表1に示すように設定
して電気鉛−錫合金めっき処理をし、前記のニッケル−
コバルト合金めっき層上に鉛−錫合金めっき層を形成す
る。この鉛−錫合金めっき一層の場合の該めっき層中の
錫の含有量についてGゴ、錫比率が上がるに伴って下地
との密着力が改善さn、僅tP数%の含有比率でも、鉛
単独めっき層に比して微S結晶となり)特に鉛板圧延率
【高くできない場合程、錫比率の高いめっき層の方が密
着力は強固である。
次に、十分水洗し乾燥した後第3工程の鉛板圧延被覆処
理を施す。
(3)  第3工程、鉛板圧延被覆処理2段冷間圧延機
(ロール径600■)5:用い、銅板の鉛−錫合金めっ
き層上に厚さ2.0鴎の鋳造鉛板を冷間で圧延荷重10
.0)伺0=で圧延接合した。
このようにして成る鉛複合銅板は図面に示すように、銅
板1に被覆さnるニッケ1%/系めつき層2は銅板上の
安定した酸化膜を除去し、銅板1の素地に対して密着性
の良好なめつき層となり、その結果、上層となる鉛系め
つき層3は下層のニッケル系めっき層2を介して銅板1
と強固に密着し、かつ鉛複合層4と親和的に接合して銅
板と鉛板が十分な接着強度を有して複合される。
次に本発明の効果を明らかにするため比較例1〜6を下
記に示す。
比較例1 銅板を十分酸洗処理し、水洗乾燥後、電気ニッケルめっ
き処理及び電気鉛めっき処理の両工程を省略して第3工
程の鉛板圧延被覆処理を試みた。圧延荷重は10.0 
) 効Omとした。
比較例2 銅板を十分酸洗処理し、水洗した後、電気ニッケルめっ
き処理のみを省略、すなわち、電気鉛めっき処理のみを
実施例1のめっき処理条件で施し、鉛板圧延被覆処理を
試みた。圧延荷重10.0)子10.とした。
比較例6 銅板を十分酸洗処理し、水洗した後、電気ニッケル−コ
バルト合金めっき処理を実施例5のめっき処理で施し、
鉛板圧延被覆処理を試みた。
圧延荷重は10−0 ) ;/′1Qwとした。
以上のサンプルな、下記の方法で評価した。
1)剥離試験 25−幅の複合板(長さ150m)を切り出し、180
°剥離試験で複合層と銅板の密着力を評価した。
2)01曲げ試験 複合層が外及び内側になるように0チ密着曲げを施し、
複合層と素材との剥がn状況を観察した。
3)#i水浸漬試験 01曲げを圃した試験片を、5%食塩水(40°C)に
3週間浸漬し、端面での剥離進行状況を観察した。
4)冷熱サイクルテスト 50 X 15Qwの試験片を、120°Cの熱シリコ
ンオイル浴浸漬(5)後室温まで冷却保持(5”) を
1サイクルとする繰り返し試験を1500回まで行い、
端面での剥がれ、鉛面のブリスター発生、鉛層のクラッ
ク発生等を観察した。
各サンプルの評価試験結果を別表1に示す。
表1甲、剥離試験における◎は、密着強度が十分で鉛板
自身の破断に至る事を示す。他の01曲げ試験、塩水浸
漬試験における◎は、試験前に比し何らの異常や劣化の
認めらnないもの、△は曲げ等の加工部位で鉛複合層の
剥離が若干発生しているもの、×は複合層の剥離がはっ
きりと認めらnたことを示す。冷熱サイクル試験におけ
る◎は、冷熱サイクル付与後の剥離試験でも初期と同様
に何らの異常や劣化が認めらnないもの、Δは曲げ等の
加工部位で鉛複合層の剥離か若干発生しているもの、X
は複合層の剥離がはっきりと認めらnたこと2示す。
(発明の効果] 本発明は銅板にニッケル系めっき層と該めっき層に被覆
する鉛系めっき層から成る接合媒介手段を介して鉛板を
圧延接合することにより長期にわたって安定した密着力
を保証できる鉛複合銅板を工業的に提供できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る鉛複合銅板の部分拡大断面図である
。 図中、1は銅板、2はニッケル系めっき層、6は鉛系め
っき層、4は鉛複合層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銅板の少なくとも一面に接合媒介手段を施し、該
    手段を介して銅板に鉛板を圧延接合して成る鉛複合銅板
  2. (2)銅板の少なくとも一面にニッケルめっき処理及び
    ニッケル−コバルト合金めっき処理のうち一のめっき処
    理を施す第1工程と続いて該めっき層に鉛めっき処理及
    び鉛−錫合金めっき処理のうち一のめっき処理を施す第
    2工程と該めっき層上に鉛板を圧延被覆する第3工程か
    ら成る鉛複合銅板の製造方法。
JP2205806A 1990-08-01 1990-08-01 鉛複合銅板とその製造方法 Expired - Lifetime JPH0751279B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60166183A (ja) * 1984-02-06 1985-08-29 Taiho Kogyo Co Ltd 摺動材料とその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60166183A (ja) * 1984-02-06 1985-08-29 Taiho Kogyo Co Ltd 摺動材料とその製造方法

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