JPS5817838B2 - 耐食めつき方法 - Google Patents

耐食めつき方法

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JPS5817838B2
JPS5817838B2 JP53122857A JP12285778A JPS5817838B2 JP S5817838 B2 JPS5817838 B2 JP S5817838B2 JP 53122857 A JP53122857 A JP 53122857A JP 12285778 A JP12285778 A JP 12285778A JP S5817838 B2 JPS5817838 B2 JP S5817838B2
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corrosion resistance
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/60Electroplating characterised by the structure or texture of the layers
    • C25D5/605Surface topography of the layers, e.g. rough, dendritic or nodular layers
    • C25D5/611Smooth layers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/10Electroplating with more than one layer of the same or of different metals
    • C25D5/12Electroplating with more than one layer of the same or of different metals at least one layer being of nickel or chromium
    • C25D5/14Electroplating with more than one layer of the same or of different metals at least one layer being of nickel or chromium two or more layers being of nickel or chromium, e.g. duplex or triplex layers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐食めっき方法に関し、特にニッケルめっき後
、高応力ニッケルめっきを施し、次いでクロムめっきを
行ういわゆるマイクロクラッククロムめっき法に比較し
て優れた耐食性めっき被膜を与える耐食めっきプロセス
に関する。
従来、自動車部品等に対する耐食めっきプロセスとして
は、互に硫黄含有量の異なるニッケルめっき層を形成さ
せる二層ニッケルめっき法、三層ニッケルめっき法とニ
ッケルめっき後、無機微粒子を懸濁するニッケルメッキ
浴にて薄いめっきを施し、次いでクロムめっきを行うこ
とにより、微細ボアを有するクロムめっき被膜を得るマ
イクロポーラスクロムめっき法、並びにニッケルめっき
後、その被膜上に高応力ニッケルめっき被膜を形成し、
次いでクロムめっきを行うことにより、クロムめっき被
膜に微細クラックを形成させる、もしくはニッケルめっ
き被膜上に特殊なりロムめっき浴を用いて微細クラック
クロムめっき被膜を得るマイクロクラッククロムめっき
法が知られており、これらはいずれも耐食めっき法とし
て実用化されている。
しかるに、めっき被膜に対する耐食性の要求が益々厳し
くなっている現今においては、より高度の耐食性を与え
る高耐食めっきプロセスが求められている。
また一般にめっき被膜の耐食性を向上させるためには、
めっき被膜を厚くすればする程良いが、厚くめっきする
ことはめつきコストの上昇を招き、また厚くめっきする
ためにはめつき時間を長ししなければならないので、作
業能率上問題が多く、特に、従来法では比較的低電流密
妾部分の膜厚の薄い部分の耐食性に問題があり、このた
め比較的薄い膜厚においても十分の耐食性を与えるめっ
きプロセスが要求されている。
本発明は上記要望に応えるためになされたもので、耐食
めっきプロセスとして最も優れているものの一つである
といわJ′1.ている従来のマイクロクラッククロムめ
っき法に比較して、より優れた耐食めっき被膜を形成で
き、また比較的薄い膜厚でも十分な耐食性を発揮するめ
つき被膜を形成でき、低電流密度部分の耐食性も良好で
、高耐食めっきプロセスに対する要求を十分に満足させ
得ると共に、めっき操作上、コスト上の問題もなく、従
来のめつき設備をそのまま利用して実施することも可能
な耐食めっき方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、上記目的を達成するため、被めっき物
に直接もしくは下地めっきを施した後、ニッケルめっき
を行い、次いで高応力ニッケルめっきを行い、続いて光
沢ニッケルめっきを施し、最後にクロムめっきもしくは
その他の最終めっきを行うようにしたものである。
以下、本発明につき詳しく説明する。
本発明において、被めっき物の材質には特に制限はなく
、鉄鋼、亜鉛その他の金属素地やプラスチック素地上に
公知の方法で所定の前処理を行った後、これに本発明方
法を実施し得る。
本発明方法における第1プロセスであるニッケルめっき
は、前記板めっき物に所定の前処理を施した後、直接、
もしくは必要により所望の下地めっきを行ったのちに行
う。
この場合、この下地めっきの種類は特に限定されず、被
めっき物の材質用途等に応じて選択される。
例えば、所望に応じて光沢銅めっき(硫酸鋼浴、ピロリ
ン酸銅浴、青化銅浴等)が施される。
第1プロセスとしてのニッケルめつ!(第1ニツケルめ
っき)は、このように被めっき物表面上に直接もしくは
所定の下地めっき被膜を形成した後に行われるが、この
ニッケルめっきに用いる浴としては、通常の普通ニッケ
ル浴、半光沢ニッケル浴、光沢浴のいずれでもよく、ま
た浴組成も硫酸ニッケル、塩化ニッケル、ホウ酸を主体
とするワット浴が通常は用いられるが、必ずしもこれに
限定されない。
しかし、通常、めっき物の外観を良好にし、レベリング
を良好にする点から半光沢ニッケル浴、光沢ニッケル浴
が使用される。
この場合、必要により半光沢ニッケルめっき後、光沢ニ
ッケルめっきを行う等、従来公知の多層ニッケルめっき
法を採用することもできる。
なお、この第1ニツケルめっきのめつき条件は、浴の種
類等に応じた通常の条件が採用される。
前記第1ニツケルめっきによる被膜厚さは、本発明方法
により、従来の耐食めっきプロセスに比較して優れた耐
食性めっき被膜が得られるので、かなり薄くてもよいが
、より高度な耐食性を与える点からは、被めっき物に直
接第1ニツケルめっきを施す場合は約5μ以上、より望
ましくは6μ以上、被めっき物に下地めっきを行った後
、この第1ニツケルを施す場合は下地めっきと第1ニツ
ケルめっきとの総計膜厚が約5μ以−ヒ、より望ましく
は約6μ以上になるように、即ち後述する高応力ニッケ
ルめっき前の総計めっき厚さが約5μ以上、より望まし
くは6μ以上になるようにすることが好ましい。
特に、下地めっきとして銅めっきを施す場合は、第1ニ
ツケルメツキによる被膜厚さを1〜2μとすると、銅メ
ッキの厚さは6〜8μ以上、より望ましくは10μ以上
とする(即ち、ニッケルめっき単独の場合の約2倍以−
4二の厚さ)ことが更に好ましい。
次に、本発明では前記第1ニツケルめっき被膜上に高応
力ニッケルめっきを施す。
この高応力ニッケルめっき浴としては、例えばワット浴
にアミンポラン化合物、ピリジニウム化合物、キノリニ
ウム、インキノリニウム化合物を添加した浴(特公昭4
5−18766号)、ヘキサメチレン・テトラミン、ピ
ラジン、2,6−シメチルピラジン等を添加した浴(特
公昭46−37645号)、或いは塩化ニッケルと酢酸
、グルコン酸、酒石酸、りんご酸、乳酸、ぎ酸、くえん
酸、こはく酸もしくはこれらの塩とを主体とする浴(特
公昭48−27183号)、更には高塩化ニッケル浴に
ポリアミンを添加した浴(特開昭49−62334号)
等、公知の高応力ニッケルめっき浴が使用され、例えば
、 塩化ニッケル・6水塩 250 j;l/
1酢酸ソーダ 50〃塩化アン
モニウム 5 〃サッカリン
2 〃2−ブチンー1,4−ジオ
ール 0.2〃の標準浴組成のものが好ましく
使用される。
また高応力ニッケルめっき浴として、下記組成及びめっ
き条件の浴も好ましく使用される。
範 囲 最適範囲 塩化ニッケル (6水塩)70〜400g/1150〜300 g/l
ホウ酸 3〜45 〃 7〜30〃アルカリ
土類金 属の塩化物(特5〜200 u 10〜100
〃に塩化バリウム) 範 囲 最適範囲 塩化アンモ ニウム O〜50 ll 30/l以下−次
系光沢剤 適 量 二次系光沢剤 〃 pH3〜5 めっき温度 室温〜60℃ 50°C陰極電流密
度 0.5〜12VCTL 5A/dゴ特に、この浴
を使用する場合は、低電流密度部分においても、従来浴
と比較してかなり多くの微細クラックが発生するため、
耐食性上好都合である。
前記高応力ニッケルめっきの膜厚は約0.5μ以上、特
に約0.5〜3μとすることが好ましく、通常は1μ程
度で十分である。
本発明においては、高応力ニッケルめっきを行った後、
光沢ニッケルめっきを行う。
光沢ニッケルめっきの浴としては公知のものを使用する
ことができ、またその光沢剤も公知のものを使用し得る
本発明においては、このように高応力ニッケルめっき後
、光沢ニッケルめっきを行うことが重要であり、従来は
高応力ニッケルめっき後、直接最終のクロムめっきを行
う方法が採用されていたが、高応力ニッケルめっき被膜
の上に光沢ニッケルめっき被膜を形成させてから、最終
のクロムめっき等を行い、このように高応力ニッケルめ
っき被膜と最終のクロムめっき等の被膜との間に光沢ニ
ッケルめっき被膜を介在させることにより、従来のマイ
クロクラッククロムめっき法で達成される耐食性を飛躍
的に凌駕する耐食性被膜の形成を達成したものである。
例えば、鉄鋼上に第1ニツケルめっきとして光沢ニッケ
ルめっきを14μ施し、次いで高応力ニッケルめっきを
1μ施した後、直接クロムめっきを行った従来法では、
キャス試験5サイクル後の耐食性はクロムめっき高電流
密度部分のレイティング・ナンバーが8、クロムめっき
低電流密度部分のレイティング・ナンバーが6〜7であ
るのに対し、これと同様に光沢ニッケルめっきを13.
2μ施し、次いで高応力ニッケルめっきを1μ施した上
に光沢ニッケルめっきを0.8μ施し、その後クロムめ
っきを行った本発明法(光択ニッケルめっきの総計膜厚
は従来法と同一ティング・ナンバーがほぼ10(殆んど
錆の生じていない状態)、クロムめっき低電流密度部分
のレイティング・ナンバー9以上(わずかに錆の生じた
状態)であり、このように高応力ニッケルめっきとクロ
ムめっきとの間に光沢ニッケルめっきを施すことにより
、クロムめっき高電流密度側は勿論、とりわけクロムめ
っき低電流密度側における耐食性が従来法と比べて格段
に向上する。
なお、高応力ニッケルめっき後の光沢ニッケルの厚さは
、約0.5μ以上、特に約0.5〜5μとすることが好
ましく、通常は1〜2μで十分である。
前記光沢ニッケルめっき後の最終めっきとしては、通常
クロムめっきが行われるが、クロム合金めっき(例えば
クロム−ニッケル)、或いは錫−コバルト合金めっき等
が必要により採用され得る。
なお、クロムめっき浴としては、サージェント浴、フッ
化物含有浴、その他適宜な浴が用いられ、またその膜厚
は0.05μ以上、通常は0.1〜0.3μである。
本発明に係る高耐食めっきプロセスは、上述したように
被めっき物に直接もしくは下地めっきを施した後、ニッ
ケルめっきを行い、次いで高応力ニッケルめっきを行い
、更に光沢ニッケルめっきを施し、最後にクロムめっき
もしくはその他の最終めっきを行うことを特徴とするも
ので、これにより従来のマイクロクラッククロムめっき
法に比較して更に優れた耐食性めっき被膜を形成し得る
特に、本発明により、高電流密度部分はもとより低電流
密度部分の被膜の耐食性を著しく向上し得るので、形状
が複雑な部品、深い窪みを有する部品等、従来法では低
電流密度部分から容易に錆の発生がみられた部品に対し
て、本発明法は好適に採用される。
また本発明によれば、上述したように高耐食・註のめつ
き被膜が得られ、低電流密度部分の被膜の耐食性が非常
に良好であるため、従来法よりもめつき被膜全体を薄く
することができ、従来法のめつき厚みのほぼ半分程度の
厚みでも従来法と同等乃至はそれ以上の耐食性を十分に
発揮する。
従って、このようにめっきの厚さを減少させることがで
きるため、めっきコストの低減を計ることができ、かつ
めっき時間も短縮されて、作業能率の改善も計ることが
できる。
更に、本発明方法は特殊な浴、作業条件、特殊な装置を
必要としないので、従来のめつき工程に簡単に組入れる
ことができ、この点からも有利である。
以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明する。
実施例 1 10CrrLX6.5cIrLのみがき鋼板を常法によ
り電解脱脂、酸洗処理して表面を清浄、活性化した後、
下記組成の光沢ニッケルめっき浴にて第1表に示した厚
さのめっきを施し、次いで下記組成の高応力ニッケルめ
っき浴にて1μのめっきを施し、更に前記光沢ニッケル
めっき浴と同組成の浴にて所定厚さのめっきを施した。
次に、通常のハルセル試験器を使用してIOA、1分間
の条件でクロムめっきを行った(下記クロムめっき浴使
用)。
上記方法により得られためつき試験片を第1図に示した
ように高電硫密度部側A部分、中電流密度部側B部分、
低電密度部側C部分の3部分に区画し、キャス試験(J
Is D201 )を行ってAB、C部分の耐食性を
それぞれ検討した。
また比較のため、光沢ニッケルめっき、高応力ニッケル
めっきを順次節した後、再度の光沢ニッケルめっきを行
わず、そのままクロムめっきを施した試験片の耐食性を
同様にして検討した。
結果を第2図A−C及び第3図A−Cに示す。
なお、第2図以降の図面において、Aを付した図面は高
電流密度側A部分、Bを付した図面は中電流密度側B部
分、Cを付した図面は低電流密度側C部分の耐食性試験
結果をそれぞれ示すものである。
また図中レイティング・ナンバーをR,Nで示す。
光沢ニッケルめっき浴 硫酸ニッケル(6水塩) 2809/1塩化ニ
ツケル(6水塩)45〃 ホウ酸 40〃 サツカリン 2 〃2−ブチンー
1,4−ジオール 0.2〃pH4 めっき条件 温度 50 ’C 陰極電流密度 4 A/d tri
:撹拌 空気 高応力ニッケルめっき浴 塩化ニッケル(6水塩) 250 g/13酢
酸ソーダ 50〃 塩化アンモニウム 5 〃サッカリン
2 〃2−ブチンー1,4−ジオ
ール 0.2〃pH4,0 温度 30℃ 陰極電流密度 8A/di撹拌
空気 クロムめっき浴 無水クロム酸 250 gA三価クロ
ム 2.0〃硫酸 2・
5〃 温度 45℃ 第2,3図の結果から、高応力ニッケルめっき後、直ち
にクロムめっきを施す従来のマイロクラッククロムめっ
き法に比較して、ニッケルめっき後、高応力ニッケルめ
っきを施した上に更に光沢ニッケルめっきを行い、次い
でクロムめっきを行う本発明方法により、飛躍的に耐食
性を増大し得ることが知見された。
なお、鋼板に光沢ニッケルめっきを7μ施した後、直接
クロムめっきを行った場合の耐食性は、キャス試験1サ
イクル(16時間)でレイティング・ナンバー6〜8で
あった。
実施例 2 実施例1において、第1層光沢ニッケルめっきの代りに
下記組成の半光沢ニッケルめっきを第2表に示す通りの
膜厚で施した以外は実施例1と同様にして、みがき鋼板
上に半光沢ニッケルー高応力ニッケルー光沢ニッケルー
クロムめっきを行い同様にキャス試験を行って耐食性を
評価した。
結果を第4図に示す。
半光沢ニッケルめっき浴 硫酸ニッケル(6水塩)280 g/l 塩化ニッケル(6水塩)45〃 ホウ酸 40 ttクマリン
0.1〃pH4,On めっき条件 温度 50℃ 陰極電流密度 4 A / d m
”撹拌 空気 第4図の結果から、被めっき素材に直接ニッケ゛ルめっ
きを施す場合、その第1層ニッケルめっきの厚さが約5
μ以下でも、従来のマイクロクラッククロムめっき法に
比較して十分な耐食性を与えることができるが、第1層
ニッケルめっき厚を糺5μ以上にすることにより、非常
に良好な耐食性を与えることができることが知見された
実施例 3 みがき鋼板(10cfrL×6.5crfL)を実施例
1と同様に前処理した後、青化銅ストライクを行い、次
に下記組成の銅めっき浴で所定厚さのめっきを行い、次
いで実施例1と同様にして光沢ニッケル必つき、高応力
ニッケルめっき、光沢ニッケルめ℃き、クロムめっきを
順次施し、得られためつき試験片の耐食性をキャス試験
により評価した。
結果を第5図及び第6図に示す。
なお比較のため、銅めっき後、第1層ニッケルめっきを
施さずに直接高応力ニッケルめっきを行い、次いで光沢
ニッケルめ一つき、クロムめっきを行った場合の耐食性
試験の結果を示す。
銅めっき浴 青化第−銅 80 g/l!遊離青化
ソーダ ]0 〃 ロツセル塩 30〃 ロダンカリ 15〃 pH10,5 温度 60・C 陰極電流密度 2A/di撹拌
空気 PR3:10 所定の前処理を行ったみがき鋼板に実施例1と同様な組
成の光沢ニッケルめっき浴を使用して6μのめっきを行
った後、下記組成 塩化ニッケル(6水塩) ” 250Vlホウ酸
1o/′ □塩化バリウム
20〃塩化アンモニウム
10〃 pH’ 4.’Ottの高応力ニッ
ケルめっき浴を使用し、浴温50℃陰極電流密度5A/
dm”、空気撹拌の条件で1μのめっきを行い、次いで
上記と同様の光沢ニッケルめっき浴にて1μのめっきを
行い、最後にアサヒクロムNC浴(上材ポ業(株)製)
にて約0.2μのクロムめっきを行った。
その耐食性は非常に良好で、キャス試験5サイクルを行
っても殆んど錆の発生はみられなかった。
なお、アサヒクロムNC浴の組成、めっき条件は下記の
通りである。
アサヒフロム 180 g/l(無水ク
ロム酸 1.78 u ’)三価クロ
ム(Cr3+) 1 〃硫 酸
0.9 〃温 度
45°C陰極電流密度 10A/
diこのアサヒクロムNC浴は無水クロム酸(CrO3
)178重量部にフッ化物系添加剤2重量部を混合して
なるものであり、フッ化浴の一種である。
マイクロクラッククロムめっき浴とは異なる。
実施例 5 実施例1と同様にしてみがき銅板(10crrl×5C
TL)を電解脱脂した後、酸洗する前処理を施した。
次に、実施例2に示した半光沢ニッケルめっき浴、実施
例1に示した光沢ニッケルめっき浴、高応力ニッケルめ
っき浴及びクロムめっき浴を同めっキ条件で使用し、下
記■及び■の工程でめっきを行った。
■、半光沢ニッケルめっき一高応カニッケルめつき一最
終光沢ニッケルめつき−クロムめつき■、半光沢ニッケ
ルめつき一箱1光沢ニッケルめっき一高応カニッケルめ
つき一最終光沢ニッケルめっき一クロムめっき また比較のため、■の工程でめっきを行った。
■、半光沢ニッケルめつき一箱1光沢ニッケルめっき一
高応カニッケルめつき−クロムめっきなお、クロムめっ
きは10 lのビーカー中で陰極電流密度15A/dm
j、浴温45°C1めつき時間2分30秒の条件で行っ
た。
また、めっき厚さは第4表に示す通りであり、総計ニッ
ケルめっき厚さが10μ、15μ、20μとなるように
めっきした(なお、めっき厚さがその通りであることを
電解膜厚計により確認した)。
次に、各めっき試験片の耐食性をキャス試験により調べ
た。
結果を第7図乃至第9図に示す。第7図乃至第9図に示
す結果より、本発明の耐食めっき方法は従来のマイクロ
クラッククロムめつき法に比較して耐食性を顕著に向上
させるものであることが知見された。
なお、実験番号17〜25の試験片につき、クロムめっ
き後下記組成の液 硫酸銅Cu SO4・5H20220g/l硫酸 に浸漬し、温度20°C1陰極電流密度0.5A/di
’時間1分の条件でめっきした。
その結果は、実験番号19,22.25の試験片(従来
のマイクロクラッククロムめっき法)の場合はクラック
箇所に銅が電析し、クロムめっき膜にマイクロクラック
が発生していることが確認された。
これに対し本発明方法による試1験片(実、験番号17
,18゜20.21,23,24)は銅が電析せず、ク
ラックが発生していないことが認められた。
このように本発明の耐食めっき方法に従って得られるめ
っき物は、高応力ニッケルめっき後、光沢ニッケルめっ
きを施すことにより、クロムめっき膜或いはその他の最
終めっき膜にマイクロクラックが生じない。
高応力ニッケルめっき後直接クロムめっきを行い、クロ
ムめっき膜にマイクロクラックを発生させる従来のマイ
クロクラッククロムめっき法が、クロムめっき膜に生じ
たマイクロクラックにより腐食電流を分散させ、これに
よって耐食性を向上させる考え方である(なお、クロム
メッキ膜に多数の微小ボアを発生させるマイクロポーラ
スクロムめっき法も同様の考え方に基づくものである)
あに比較して、本発明の耐食めっき方法が高応力ニッケ
ルめっき後、光沢ニッケルめっきを行ってからクロムめ
っきを行い、クロムめっき膜にマイクロクラック(又は
微小ボア)を生じさせないで、従来のマイクロクラック
クロム島つき法に比較しで優れた耐食性めっき被膜を形
成し得るこきは驚くべきことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は耐食性試験片の耐食性評価区画部分を説明する
平面図、第2図乃至第9図はそれぞれ本発明の一実施例
及び従来法の実施により得られためつき試験片につき、
キャス試験を行った場合の耐食性結果を示すグラフで、
第2図乃至第6図においてそれぞれAは試験片高電流密
度部分の耐食性結果、Bは試験片中電流密度部分の耐食
性結果、Cは試験片低電流密度部分の耐食性結果を示す
ものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被めっき物に直接もしくは下地めっきを施した後、
    ニッケルめっきを行い、次いで高応力ニッケルめっきを
    行い、続いて光沢ニッケルめっきを施し、最後にクロム
    めっきもしくはその他の最終めっきを行うことを特徴と
    する耐食めっき方法。 2 高応力ニッケルめっき前のニッケルめっきもしくは
    このニッケルめっきと下地めっきとの合計のめつき膜厚
    が5μ以上である特許請求の範囲第1項記載の耐食めっ
    き方法。 3 高応力ニッケルめっきによる被膜の厚さが0.5〜
    3μの範囲にあり、かつ高応力ニッケルめっき後の光沢
    ニッケルめっきによる被膜の厚さが0.5〜5μの範囲
    にある特許請求の範囲第1項又は第2項記載の耐食めっ
    き方法。
JP53122857A 1978-10-05 1978-10-05 耐食めつき方法 Expired JPS5817838B2 (ja)

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