JPH0487830A - 電子冷凍装置を用いた車両用空調装置 - Google Patents

電子冷凍装置を用いた車両用空調装置

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JPH0487830A
JPH0487830A JP20190890A JP20190890A JPH0487830A JP H0487830 A JPH0487830 A JP H0487830A JP 20190890 A JP20190890 A JP 20190890A JP 20190890 A JP20190890 A JP 20190890A JP H0487830 A JPH0487830 A JP H0487830A
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JP
Japan
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air
temperature
outlet
electronic refrigeration
heat
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JP20190890A
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English (en)
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Koichi Saka
鉱一 坂
Masayoshi Terao
寺尾 公良
Masayoshi Enomoto
榎本 雅好
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、特にゾーン空調システムにおける独立的な
温度制御に適している電子冷凍装置を用いた車両用空調
装置に関する。
[従来の技術] 車両用の空調装置において、車室内の空気温度を快適な
状態に維持するために、複数設定される空調空気の吹出
し口の温度を自在に制御するシステムが提案されていネ
。例えば、熱交換器をユニットあるいは吹出し口に複数
配置して構成したもの、さらに特公昭59−1604号
公報、実開昭56−103311号公報で知られるよう
に、通風通路を各吹出し口にバイパスさせ、温度調節さ
れた空気を送風する構造等が提案されている。
しかし、この様に構成される空調ユニットでは、部品点
数が必然的に増加し、ユニット構成が複雑化する。また
通風系が複雑な構成となるものであるため、高圧損によ
って騒音が増大する要因が存在する。そして、ユニット
内の風回りが必然的に悪くなり、風量ざらにダンパ位置
によって温度制御性能が悪化するようになる。
[発明が解決しようとする課題] この発明は上記のような点に鑑みなされたちので、特に
構成を複雑化すること無く、また温度制御性能が効果的
に向上されるようにした電子冷凍装置を用いた車両用空
調装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る車両用空調装置は、例えば上部に設定さ
れる第1の吹出し口と、下部に設定される第2の吹出し
口とを有し、これら第1および第2の吹出し口に温度調
節機構によって温度設定された空気を送るようにしてい
るものであって、前記第1および第2の吹出し口それぞ
れに連通ずる空気ダクトの間に電子冷凍装置を設置する
ように構成し、この電子冷凍装置は最大冷房の設定で前
記第1の吹出し口の吹出し温度が目標冷房温度に達しな
い状態で、前記電子冷凍装置に前記第1の吹出し口から
の吹出し空気を冷却する電圧を印加設定する第1の制御
手段、および最大暖房の設定で前記第2の吹出し口の吹
出し温度が目標暖房温度に達しない状態で、前記電子冷
凍装置に前記第2の吹出し口からの吹出し空気を加熱す
る電圧を印加設定する第2の制御手段を備えた冷凍制御
手段を備えている。
[作用] この様に構成される車両用空調装置にあっては、例えば
最大冷房の状態において冷房能力が不足するような状態
のときは、冷房空気を吹出す第1の吹出し口から吹出さ
れる空気が、電子冷凍装置によってさらに冷却されて車
室内に吹出される。また最大暖房状態において、下部の
第2の吹出し口から吹出される空気の温度が目標温度に
対して低い場合には、この第2の吹出し口から吹出され
る空気が、前記電子冷凍装置の発熱作用によって暖めら
れて車室内に吹出されるようになる。したがって、簡単
な構成のもとに、ゾーン空調システムにおいて、第1お
よび第2の吹出し口からの吹出し空気の独立的な温度制
御が効果的に実行され、乗員の快適感がより効果的に向
上される。
[発明の実施例] 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図は車両に搭載される空調システムの構成を示すも
ので、内外外気切替ダンパ11を介してプロワファン1
2によって外気あるいは内気が取り込まれる。プロワフ
ァン12によって空気通路13に送り込まれた空気は、
エバポレータ14に導かれる。このエバポレータ14は
、図では詳細に示されていない冷媒圧縮機を含む冷凍サ
イクルに設定されており、このエバポレータ14から冷
却された空気が出力されるもので、このエバポレータ1
4における冷却能力は、冷媒回路の冷媒圧縮機等の制御
によって決定される。
空気通路のエバポレータ14の出口側には、この通路1
3の一部を塞ぐようにしてヒータ15が設定されている
。このヒータ15には、例えば車両用エンジンの冷却水
が循環され、この冷却水の熱によって通過する空気を加
熱する。すなわち、エバポレータ14を通過した空気の
一部は、このヒータ15を通過し加熱されて下流側に送
られるものであり、またこのヒータ15部外の部分を通
過した冷却空気も下流側に送られるようになる。
ここで、ヒータ15部に位置してエアミックス(A/M
)ダンパ1Bが設けられる。このA/Mダンパ16は、
ヒータ15の面を覆う状態から、ヒータ15部分以外の
部分の空気通路を封する位置まで回動制御されるもので
、ヒータ15を通過した加熱された空気と、このヒータ
15を通過しない冷却空気との混合割合を制御する。す
なわち、冷却空気と加熱空気との混合割合によって、出
力空気の温度調節が行われるもので、このA/Mダンパ
16は温度調節機構を構成するようになる。
このA/Mダンパ16によって温度調節された空気は、
例えば車室内の前方の上部に位置して設定される第1の
吹出し口(VENT) 17、さらに下部に設定される
第2の吹出し口(HEAT) 18およびデフロスタ(
DEF)用の吹出し口19に連通される第1のダクト2
0および第2のダクト21にそれぞれ送られる。ここで
、第1の吹出し口17に連通ずる第1のダクト20の入
り目部分には、吹出しダンパ22が設けられ、さらに第
2のダクト21の吹出し口18および19には、それぞ
れHEATダンパ23、DEPダンパ24が設けられて
いる。
そして、第1のダクト20と第2のダクト21との境界
の壁部分には、それぞれ放熱および吸熱用のフィンを第
1および第2のにダクト20および21に露出させた電
子冷凍装置25が設置される。この電子冷凍装置25は
、詳細は図示していないがペルチェ素子によって構成さ
れ、この素子に対する電圧の印加方向によって第1のダ
クト20を流れる空気から吸熱し、第2のダクト21を
流れる空気を加熱するようになる。
電子冷凍装置25に印加される電圧は、例えば可変抵抗
器等を含む電圧設定回路26で設定されるもので、この
電圧設定回路2Bは、例えばマイクロコンピュータによ
って構成される制御回路27により制御される。この制
御回路27には、エバポレータ14の空気出口部分に設
定した温度センサ28、第1および第2の吹出し口17
および18にそれぞれ設置した温度センサ29および3
0からの温度検出信号が入力され、ダンパ16.22〜
24をそれぞれ駆動するモータMを制御し、さらにプロ
ワファン】2を駆動するモータを制御するようになる。
また、制御回路27には、図示しない冷媒回路の制御を
伴う空調温度制御を行うもので、外気温度(T a@)
センサ31、車室内温度(Tr )センサ32、日射f
;k (S T )センサ33等からの温度測定データ
、さらに温度設定器34からの設定温度(Tset)情
報が供給されている。
すなわち、プロワファン12によって切替えダンパ11
によって選択された車室内若しくは外部の空気が取り込
まれ、エバポレータ14で冷却する。この冷却空気はヒ
ータ15によって再加熱され、A/Mダンパ16の開度
によって下流側に送られる空気温度が制御される。電子
冷凍装置25は、第1の吹出し口17の上流側に設置さ
れているもので、第1の吹出し口17から吹出される空
気から吸熱する作用をするようになる。
第2図は制御回路27の制御動作の流れを示しているも
ので、まずステップ101で各センサからの信号、具体
的には外気温度Tam、室内温度Tr。
日射In S T 、設定温度Tset、第1の吹出し
口(VENT) 17の吹出し温度Ta−v、第2の吹
出し口(HEAT)18の吹出し温度T a−hをそれ
ぞれ入力する。
次にステップ102において、ステップ101で入力さ
れた各センサからの入力信号に基づいて、図に示した式
によって、基準必要吹出し温度Taoを演算する。ここ
でK Set%に?、Kagは、それぞれTSet S
Tr % Tagに対する定数である。そして、ステッ
プ103で、この空調装置が自動モードであるか否かを
判定し、自動モードであると判定されたならばステップ
104に進む。
ステップ104ではこの図で示したパターンにしたがっ
て、必要吹出し温度Taoに対応して、吹出し口および
ブロワ12の駆動電圧レベルが選択される。ここで、B
/Lは第1の吹出し口(VENT)17と第2の吹出し
口(HEAT) I 8が同時に吹出すパイレベルモー
ドを示している。
この様に自動モードあるいはマニュアルモードで吹出し
口、風量が決定されたならば、次のステツブ105に進
む。このステップ105では基準必要吹出し温度Tao
に基づいて、VENT (第1の吹出し口17)必要吹
出し温度T ao−vと、HEAT (第2の吹出し口
18)必要吹出し温度T ao−hが計算される。
そして、ステップ106で温度制御か実行されるように
なる。
第3図はこの温度制御の流れを示すもので、まずステッ
プ201で吹出しロモードがVENTモードであるか否
かを判定する。ここでVENTモードと判定されたなら
ばステップ202に進み、空調制御のためのA/Mダン
パ16の開度SWIを演算する。ここでTeはエバポレ
ータ14の出口温度、Tνはヒータ15に供給される冷
却水温である。
次のステップ203では、A/Mダンパ16の位置がマ
ックスクール(Max −Cool)であるか否か、す
なわちヒータ15の空気通路を全閉の状態にしているか
否かを判定し、Max −Coolと判定されたならば
ステップ204に進んで、第1の吹出し口17の必要吹
出し温度T ao−vと、実際の温度センサ29によっ
て測定された吹出し温度T a−vとの温度偏差ΔT1
を計算する。次のステップ205ではこの計算された偏
差ΔT1が「0」より小さいか否か、すなわち実際の吹
出し温度が必要吹出し温度より高いか否かを判定し、実
際の吹出し温度T a−vが高いと判定されたならばス
テップ206に進む。
ここで、“ΔTl<0”とは、空調能力が不足していて
、吹出し口17の吹出し温度T a−vが目標温度まで
低下されていない状態を意味する。したがってステップ
206では空調制御の能力不足を電子冷凍装置25で補
うため、電子冷凍装置25に対して電力W1を供給する
。この電子冷凍装置25に対する供給電力W1は、温度
偏差ΔT1に比例するように予め決められている。
この場合、電子冷凍装置25の第1の吹出し口17のV
ENT側に設定されるフィンは吸熱QCで制御される。
この様に電子冷凍装置25に対する供給電力W1が決定
されると、ステップ207に進んでこの供給電力W1が
予め設定された限界供給電力Wlimjtと比較される
。そして、供給電力W1が限界供給電力Wlimitよ
り大きいと判定されたときには、ステップ208に進ん
で電子冷凍装置25の供給電力をWit■rtに制御す
る。
以上のようにしてVENTモード時における温度制御が
実行される。
次にステップ201でVENTモードではないと判定さ
れたときは、ステップ209に進む。このステップ20
9ではステップ202と同様に空調制御に必要なA/M
ダンパ16の開度SW2が計算されるもので次のステッ
プ210では吹出し口がB/L(/くイレベル)モード
であるか否かを判定する。このステップ210でB/L
モード以外、すなわち)IEATあるいはDEFモード
であると判定されたときは、ステップ2’LLに進む。
ステップ211では最大暖房(Max−HEAT)であ
るか否かを判定し、Max−HEATと判定されたとき
はステップ212に進んで、HEATモード時の必要吹
出し温度T ao−hと実際のII F A T吹出し
温度T a−hとの温度偏差ΔT2を計算する。この温
度偏差ΔT2が求められたならば、次のステップ213
でこの温度偏差ΔT2が「0」より大きいか否かを判定
する。
このステップ213て“ΔT2〉0”、すなわちこの空
調装置の暖房能力が不足していると判定されたときは、
ステップ214に進んで電子冷凍装置25に対して電力
が供給される。この場合、電子冷凍装置25は第2のダ
クト21側で発熱の状態に設定される。
ここで、電子冷凍装置25に対する供給電力W2は、温
度偏差ΔT2に比例するように設定されるものであり、
VENT側の第1のダクト20側は吸熱側に設定され、
吸熱Qcによって制御される。この様に電子冷凍装置2
5に対する供給電力W2が決定されると次のステップ2
15に進み、この電力W2が限界供給電力Wlisit
より大きいか否かを判定する。このステップ215で“
W2 >Wlialt”と判定されたならば、ステップ
216に進んで供給電力W2が限界供給電力Wlj履1
tで制御されるようにする。
ステップ210で吹出し口がB/Lモードと判定された
ときは、ステップ217に進む。このステッブ217で
はVENT必要吹出し温度T ao−vと、実際のVE
NT吹出し温度T a−vとの温度偏差ΔT3を計算す
る。ステップ218ではこの温度偏差ΔT3と「0」と
の比較を行い、“ΔT3〉0“、すなわち“T ao−
v> T a−v  と判定され、さらに加熱が必要と
判定されたときは、ステップ219に進んで電子冷凍装
置25に対する供給電力W3を求め、この電力W3を電
子冷凍装!25に供給する。この電力W3は温度偏差Δ
T3に比例して決定されるもので、この状態のときはV
ENT側は発熱側Qhとされ、VENT側の第1のダク
ト20側に流れる空気を加熱するようになる。このため
、第2のダクト21側は吸熱側となり、したがってこの
ままではステップ209で決定したA/Mダンパ16の
開度SW2の状態では、第2のダクト21側に送られる
空気は、吸熱量00分だけ冷却され、必要な温度の吹出
し空気が得られなくなる。
このためステップ220でA/Mダンパ1Bの開度を加
熱側に補正するように制御する。すなわち、修正A/M
ダンパ6の開度SW3を、初期のA/Mダンパ開度SW
2から、予め設定された供給電力W3に比例して暖房側
に補正し、吸熱jl Q c分だけ加熱されるようにし
て、必要な温度の風が得られるようにする。
ステップ218において“ΔT3く0“、すなわち“T
 ao−V< T a−v  と判定されて冷却する必
要があると認定されたときは、ステップ221に進む。
このステップ221ではステップ219と同様に温度偏
差ΔT3に比例して電子冷凍装置25に対する供給電力
W4が決定される。ただし、この場合にはVENT側の
第1のダクト20側は吸熱側Qcで制御され、第1の吹
出し口17から吹出される空気を冷却する。
このVENT側が吸熱されると、第2のダクト21に対
応する暖房ユニット側は発熱側Qhとなる。このため、
この状態ではステップ209で決定されたA/Mダンパ
16の開度SW2のままでは、第2のダクト21からH
EATまたはDEFの吹出し口18.19から吹出され
る風は発熱量Qh分だけ加熱されていて、必要温度が設
定されない。このためステップ222てはA/Mダンパ
16の開度を冷却側に補正するように制御する。すなわ
ち、修正A/Mダンパ開度SW4を、初期A/Mダンパ
開度SW2から、電子冷凍装置25に対する供給電力W
4に比例して、予め設定した量だけ冷房側に補正する。
その結果、発熱jit Q hの分だけ冷却されて、必
要な温度の吹出し空気が設定される。
ステップ218で温度偏差ΔT3が零、すなわち“T 
ao−v −T a−v  と判定されたときは、ステ
ップ223に進む。このステップ223では電子冷凍装
置25に対して電力が供給されているか否かを判定し、
電力が供給されていると判定されたときには、ステップ
224でその電力の供給状態が維持されるように制御す
る。
以上のような手順にしたがい、VENTモードの空調装
置の冷却能力か不足しているときには、電子冷凍装置2
5を吸熱側に設定して、冷房能力を向上させる。またH
EATモードの暖房能力が不足しているときには、電子
冷凍装置25を発熱側に設定して暖房能力を向上させて
いるものであり、さらにB/Lモードの状態では、VE
NT側の吹出し口17の吹出し温度に応じて、電子冷凍
装置25が吸熱若しくは発熱に制御され、この制御に伴
ってHEAT側の吹出し口18の吹出し温度の変化を、
A/Mダンパ16の開度を補正することによって、VE
NTおよびHEATの吹出し口17および18で、その
吹出し温度が適性に制御されるようになる。
この実施例では電子冷凍装置25をVENT側の第1の
吹出し口17に対応して設置した。しかし、この電子冷
凍装置は1個のみではなく複数個用い、他の場所にも設
置することができる。
第4図は他の実施例を示すもので、第1の吹出し口17
の位置に対応して電子冷凍装置25を設置すると共に、
さらにHEATの第2の吹出し口18、およびDEPの
吹出し口19に対して、それぞれ電子冷凍装置251お
よび252を設置している。この電子冷凍装置251お
よび252には、それぞれ電圧設定回路261および2
62から電力が供給制御されるようにするものであり、
DEF吹出し口19にはさらに温度センサ40が組み込
まれている。その龍笛1図と同−構成部分は同一符号を
付してその説明を省略する。
この様に構成される装置において、第1図で示した実施
例の制御例と同様に、各吹出し口の必要吹出し温度と実
際の吹出し温度との温度偏差に基づいて、各電子冷凍装
置25.251.252に対する供給電力が制御される
尚、)IEATおよびDEPの吹出し口の一部は外部と
連通しているものであり、不要な空気は外部に放出され
る。また吹出し口は車室内の前席部分に限らず、後席部
分に設けるようにしてもよく、さらに前後、左右独立で
温度制御できるようにした空調ユニットとしてもよい。
この場合、第4図で示した実施例に加えて、各吹出し口
専用の電子冷凍装置を設置して、各吹出し日単位で温度
制御すればよい。
これまでの実施例では、通常の空調装置のユニットに対
して電子冷凍装置を組み合わせ構成したものであるが、
主体となるクーラおよびヒータ部に代わって電子冷凍装
置を設置した構成としてもよい。さらに電子冷凍装置の
能力制御は、可変抵抗器を用いるような構成として示し
たが、これは例えばオルタネータのトランスを可変制御
することによって能力制御する構成としてもよいもので
あり、また複数個のバッテリ電源を切換え制御すること
によって、電子冷凍装置に供給される電力を制御する構
成としてもよい。
また、従来から知られている冷風をバイパスする構造を
採用し、ヒータユニットの上流からバイパスダクトを通
って冷風がVENT吹出し口に導入され、VENT吹出
しダンパから取り入れられた空気と混合された位置に電
子冷凍装置を設置し、VENTダクトの空気を冷却して
温度調節すると共に、HEATダクト側へ放熱するよう
にした構成としてもよい。
さらに冷風バイパスダクトとHE A Tダクトとの間
に電子冷凍装置を設置し、冷風バイパスの温度を低下さ
せるようにしてもよい。
尚、これらの変型例においても、電子冷凍装置によって
HEATダクトに放出される熱を解消するために、ヒー
タユニットの加熱量は減少させるように制御する。
[発明の効果] 以上のようにこの発明に係る車両用の空調装置によれば
、電子冷凍装置を効果的に応用して、圧力損等を生ずる
ことなく、温度制御性能に優れたものとすることができ
、急速冷暖房制御に対しても大きな効果を発揮する。
(HEAT) 、19・・・DEF吹出し口、20・・
・第1のダクト、21・・・第2のダクト、22〜24
・・・吹出しロダンパ、25.251.252・・・電
子冷凍装置、27・・・制御回路、28〜30・・・温
度センサ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る電子冷凍装置を用い
た車両用空調装置を説明する構成図、第2図はこの空調
装置の制御回路の動作を説明するフローチ・ヤード、第
3図は上記制御回路における特に温度制御の動作の流れ
を説明するフローチャート、第4図はこの温度制御の他
の例を説明するフローチャートである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車室内に供給されるべき空気の温度を制御する温
    度調節機構と、 この温度調節機構で温度調節された空気を車室内に送出
    する第1および第2の吹出し口と、この第1および第2
    の吹出し口にそれぞれ連通する空気ダクトの間に設置さ
    れた電子冷凍装置と、 最大冷房の設定で前記第1の吹出し口の吹出し温度が目
    標冷房温度に達しない状態で、前記電子冷凍装置に前記
    第1の吹出し口からの吹出し空気を冷却する電圧を印加
    設定する第1の制御手段、および最大暖房の設定で前記
    第2の吹出し口の吹出し温度が目標暖房温度に達しない
    状態で、前記電子冷凍装置に前記第2の吹出し口からの
    吹出し空気を加熱する電圧を印加設定する第2の制御手
    段を備えた冷凍制御手段と、 を具備したことを特徴とする電子冷凍装置を備えた車両
    用空調装置。
  2. (2)前記第1および第2の吹出し口を同時に使用する
    ときに、前記第1の吹出し口からの吹出し温度が目標温
    度より低い状態で前記電子冷凍装置を発熱動作させ、前
    記温度調節機構を加熱側に制御する手段、および前記第
    1の吹出し口からの吹出し温度が目標温度より高い状態
    で前記電子冷凍装置を吸熱動作させ、前記温度調節機構
    を冷却側に制御する手段を具備した請求項1の電子冷凍
    装置を備えた車両用空調装置。
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