JPH10226219A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10226219A
JPH10226219A JP3048697A JP3048697A JPH10226219A JP H10226219 A JPH10226219 A JP H10226219A JP 3048697 A JP3048697 A JP 3048697A JP 3048697 A JP3048697 A JP 3048697A JP H10226219 A JPH10226219 A JP H10226219A
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JP
Japan
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air
temperature
opening
electric heater
mode
Prior art date
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JP3048697A
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Nobuyasu Naitou
亘泰 内藤
Tatsuo Kadooka
辰夫 角岡
Toshiaki Nomura
俊彰 野村
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • B60H2001/00135Deviding walls for separate air flows
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
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    • B60H2001/0015Temperature regulation
    • B60H2001/00171Valves on heaters for modulated liquid flow

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内外気2層流モードが設定可能な車両用空調
装置において、バイレベル吹出モード時に、冷風バイパ
スを必要とすることなく、上下の吹出空気に温度差をつ
ける。 【解決手段】 内気導入口2、2aから内気のみを吸入
する全内気吸入モードと外気導入口3から外気のみを吸
入する全外気吸入モードと内気と外気の両方を同時に吸
入する内外気2層流モードとを選択可能な内外気切替ド
ア4、5を備え、これら内外気導入口から吹出モード用
の各開口部21、25、19に向かって流れる空調空気
の通路を内気側の第1空気通路8、80と外気側の第2
空気通路9、90とに区画形成し、バイレベル吹出モー
ドにおいては、空調空気を第1空気通路8、80を通し
てフット開口部25から吹き出させるとともに、空調空
気を第2空気通路9、90を通してフェイス開口部21
から吹き出させ、かつ第1空気通路の空調空気を補助電
気ヒータ16にて加熱して、温度を高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェイス開口部と
フット開口部の両方から同時に風を吹き出すバイレベル
吹出モードにおいて、補助電気ヒータの発熱により上下
の吹出空気に温度差をつけるようにした車両用空調装置
に関するものであって、特に、空調ケース内通路を内気
側の第1空気通路と外気側の第2空気通路とに区画形成
することにより、フット開口部からは暖められた高温内
気を再循環して吹き出し、一方、デフロスタ開口部から
は低湿度の外気を吹き出す、いわゆる内外気2層流モー
ドが設定可能な車両用空調装置に適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置における吹出空気
温度の制御方式の1つとして、暖房用熱交換器に循環す
る温水の流量または温度を調整する温水制御方式が知ら
れている。この温水制御方式を採用した車両用空調装置
では、暖房用熱交換器通過後の空気温度に差をつけるこ
とが一般に困難である。
【0003】そこで、暖房用熱交換器をバイパスして冷
風が流れる冷風バイパス路、およびこの冷風バイパス路
を開閉する冷風バイパスドアを設けて、バイレベル吹出
モード時には、冷風バイパスドアにより冷風バイパス路
を開いて、この冷風バイパス路からの冷風をフェイス開
口部側へ流すことにより、フット開口部側の吹出空気温
度よりもフェイス開口部側の吹出空気温度を低くして、
頭寒足熱型の快適な吹出空気温度分布が得られるように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両用空調装
置は車室内の計器盤近傍の極めて制約された小スペース
内に搭載しなければならないので、車両の形態によって
は、スペース的制約等から、上記したフェイス開口部側
へ冷風を導入するための冷風バイパス路を設置できない
場合も生じる。
【0005】そこで、本発明は上記点に鑑みて、バイレ
ベル吹出モード時に、冷風バイパスを必要とすることな
く、上下の吹出空気に温度差をつけることができる車両
用空調装置を提供することを目的とする。また、本発明
は内外気2層流モードが設定可能な車両用空調装置にお
いて、バイレベル吹出モード時に、冷風バイパスを必要
とすることなく、上下の吹出空気に温度差をつけること
ができるようにすることを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】車両空調装置では、冬期
の暖房時に、エンジン始動時のごとくエンジンからの温
水温度が低いときに、暖房効果の立ち上がりを早めるた
めに、補助電気ヒータを用いて、補助電気ヒータの発熱
により、フット開口部等からの吹出空気を加熱するよう
にしたものが知られている。本発明では、この補助電気
ヒータの発熱作用に注目して、この補助電気ヒータの発
熱作用をバイレベル吹出モード時にも利用して、上記目
的を達成しようとするものである。
【0007】すなわち、請求項1記載の発明では、車両
エンジンからの温水を熱源として暖房用熱交換器(1
3)にて空調空気を加熱するとともに、この暖房用熱交
換器(13)に循環する温水の流量または温度を調整し
て空調空気の温度を調整し、フット開口部(25)を少
なくとも開口する吹出モードにおいて、補助電気ヒータ
(16)の発熱によりフット開口部(25)から吹出す
空調空気を加熱するとともに、フェイス開口部(28)
とフット開口部(32)の両方を同時に開口するバイレ
ベル吹出モードにおいて、補助電気ヒータ(16)の発
熱によりフット開口部(32)から吹き出す空調空気の
温度を前記フェイス開口部(28)から吹き出す空調空
気の温度より高くすることを特徴としている。
【0008】これによると、冬期の暖房時における補助
熱源として用いる補助電気ヒータ(16)をそのまま利
用して、バイレベル吹出モードの上下温度差を設定でき
る。従って、空調装置の構造を改造することなく、極め
て簡潔な構成でもって、頭寒足熱型の快適な温度分布を
得ることができる。また、請求項2記載の発明では、空
調空気の吸入モードとして、内気のみを吸入する全内気
吸入モードと、外気のみを吸入する全外気吸入モード
と、内気と外気の両方を同時に吸入する内外気2層流モ
ードとを選択可能な内外気切替手段(2、2a、3、
4、5)を備え、この内外気切替手段(2、2a、3、
4、5)からフェイス・フット・デフロスタの各開口部
(21、25、19)に向かって流れる空調空気の通路
を第1空気通路(8、80)と第2空気通路(9、9
0)とに区画形成し、フット開口部(25)とデフロス
タ開口部(19)の両方を同時に開口する吹出モードに
おいて、内外気2層流モードが選択されたときは、内気
を第1空気通路(8、80)を通して暖房用熱交換器
(13)で加熱した後にフット開口部(25)から吹き
出させるとともに、外気を第2空気通路(9、90)を
通して暖房用熱交換器(13)で加熱した後にデフロス
タ開口部(19)から吹き出させるようになっており、
また、フェイス開口部(21)とフット開口部(25)
の両方を同時に開口するバイレベル吹出モードにおいて
は、空調空気を第1空気通路(8、80)を通して暖房
用熱交換器(13)で加熱した後にフット開口部(2
5)から吹き出させるとともに、空調空気を第2空気通
路(9、90)を通して暖房用熱交換器(13)で加熱
した後にフェイス開口部(21)から吹き出させるよう
になっており、さらに、第1空気通路(8、80)を流
れる空調空気を加熱する補助電気ヒータ(16)を備
え、フット開口部(25)およびデフロスタ開口部(1
9)の少なくとも一方を開口する吹出モードにおいて、
補助電気ヒータ(16)の発熱により第1空気通路
(8、80)の空調空気を加熱するとともに、バイレベ
ル吹出モードにおいては、補助電気ヒータ(16)の発
熱により第1空気通路(8、80)の空調空気の温度を
第2空気通路(9、90)の空調空気の温度より高くす
ることを特徴としている。
【0009】これによると、冬期暖房時に内外気2層流
モードの設定により、フット開口部(25)からは温度
の高い内気の再循環による高温の温風を吹き出して暖房
効果の向上を図ると同時に、デフロスタ開口部(19)
からは低湿度の外気を加熱した温風を吹き出して窓ガラ
スの防曇性を確保できるという作用効果を発揮できる。
しかも、これに加え、請求項1と同様に、バイレベル吹
出モードの上下温度差を補助電気ヒータ(16)の発熱
により設定できるので、極めて簡潔な構成でもって、頭
寒足熱型の快適な温度分布を得ることができる。
【0010】補助電気ヒータ(16)は、請求項3のよ
うに、第1空気通路(8、80)のうち、暖房用熱交換
器(13)直後の部位に配置するのがよい。また、請求
項4記載の発明では、バイレベル吹出モードにおける上
下吹出温度差の要否を判定する判定手段(S3)を有
し、上下吹出温度差が要と判定されたときに、補助電気
ヒータ(16)に通電することを特徴としている。
【0011】これにより、バイレベル吹出モードにおい
て最大冷房状態が設定された場合のごとく、上下温度差
の設定が不要な場合における補助電気ヒータ(16)へ
の通電を防止できる。上記判定手段(S3)は、具体的
には、請求項5記載のごとく構成できる。すなわち、温
度調整手段(14)を制御するための目標温度を設定す
る温度設定器(28)または温度調整手段(14)を手
動操作するための温度調整用操作部材を有し、この温度
設定器(28)の目標温度または温度調整用操作部材の
操作位置により上下吹出温度差の要否を判定することが
できる。
【0012】また、請求項6記載の発明では、バイレベ
ル吹出モードにおいて、補助電気ヒータ(16)の発熱
量を空調空気の送風量の増加に応じて大きくすることを
特徴としている。これにより、空調空気の送風量の変動
にかかわらず、所望の上下温度差を維持できる。
【0013】また、請求項7記載の発明では、フット開
口部(25)およびデフロスタ開口部(19)の少なく
とも一方を開口する吹出モードにおいて、温度調整手段
(14)が最大暖房位置にあるとき、補助電気ヒータ
(16)に通電することを特徴としている。これによ
り、温度調整手段(14)が最大暖房位置にあって、暖
房能力向上の必要があるときのみに、補助電気ヒータ
(16)に通電することができ、補助電気ヒータ(1
6)の不要な通電を回避できる。
【0014】なお、請求項7において、温度調整手段
(14)の最大暖房位置とは、厳密な最大暖房位置のみ
に限定されずに、最大暖房位置から若干量低暖房能力側
にずれた位置をも含む。また、請求項8記載の発明で
は、フット開口部(25)およびデフロスタ開口部(1
9)の少なくとも一方を開口する吹出モードにおいて、
暖房用熱交換器(13)に循環する温水温度が所定温度
より低いとき、補助電気ヒータ(16)に通電すること
を特徴としている。
【0015】これにより、最大暖房位置と温水温度の低
温状態という、2つの条件を満足したときに補助電気ヒ
ータ(16)に通電することになり、補助電気ヒータ
(16)の不要な通電をより一層的確に回避できる。ま
た、請求項9記載の発明では、フット開口部(25)お
よびデフロスタ開口部(19)の少なくとも一方を開口
する吹出モードにおいて、補助電気ヒータ(16)の発
熱量を暖房用熱交換器(13)に循環する温水温度の上
昇に応じて小さくすることを特徴としている。
【0016】このように、温水温度の上昇に応じて補助
電気ヒータ(16)の発熱量を低減することにより、補
助電気ヒータ(16)の消費電力をさらに的確に低減で
きる。なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明を図に示す実施形態に
ついて説明する。図1は本発明の一実施形態を示すもの
であり、ディーゼルエンジン車のように、温水(エンジ
ン冷却水)温度が比較的低い温度となる低熱源車に適用
したものである。空調装置通風系は、大別して、送風機
ユニット1と空調ユニット100の2つの部分に分かれ
ている。空調ユニット100部は、車室内の計器盤下方
部のうち、車両左右方向の略中央部に配置されるもので
あり、一方、送風機ユニット1は図1の図示形態では、
空調ユニット100の車両前方側に配置する状態を図示
している。すなわち、空調ユニット100を車室内に配
置し、送風機ユニット1はエンジンルーム内において空
調ユニット100の前方位置に配置するレイアウトとし
ている。
【0018】ここで、送風機ユニット1を車室内におい
て空調ユニット100の側方(助手席側)にオフセット
配置するレイアウトとすることもできる。まず、最初
に、送風機ユニット1部を具体的に説明すると、送風機
ユニット1には内気(車室内空気)を導入する第1、第
2の2つの内気導入口2、2aと、外気(車室外空気)
を導入する1つの外気導入口3が備えられている。これ
らの導入口2、2a、3はそれぞれ第1、第2の2つの
内外気切替ドア4、5によって開閉可能になっている。
【0019】この両内外気切替ドア4、5は、それぞれ
回転軸4a、5aを中心として回動操作される平板状の
ものであって、図示しないリンク機構、ケーブル等を介
して、空調操作パネル(図示せず)の内外気切替用手動
操作機構(レバーやダイヤルを用いた機構)に連結さ
れ、連動操作される。本例では、内気導入口2、2aと
外気導入口3と内外気切替ドア4、5と上記手動操作機
構とにより内外気切替手段が構成されている。
【0020】そして、上記導入口2、2a、3からの導
入空気を送風する第1(内気側)ファン6および第2
(外気側)ファン7が、送風機ユニット1内に配置され
ている。この両ファン6、7は周知の遠心多翼ファン
(シロッコファン)からなるものであって、1つの共通
の電動モータ7bにて同時に回転駆動される。図1は後
述する2層流モードの状態を示しており、第1内外気切
替ドア4は第1内気導入口2を開放して外気導入口3か
らの外気通路3aを閉塞しているので、第1(内気側)
ファン6の吸入口6aに内気が吸入される。これに対
し、第2内外気切替ドア5は第2内気導入口2aを閉塞
して外気導入口3からの外気通路3bを開放しているの
で、第2(外気側)ファン7の吸入口7aに外気が吸入
される。
【0021】従って、この状態では、第1ファン6は、
内気導入口2からの内気を第1通路(内気側通路)8に
送風し、第2ファン7は、外気導入口3からの外気を第
2通路(外気側通路)9に送風するようになっており、
第1、第2通路8、9は、第1ファン6と第2ファン7
との間に配置された仕切り板10により仕切られてい
る。この仕切り板10は、両ファン6、7を収納する樹
脂製のスクロールケーシング10aに一体成形できる。
【0022】なお、本実施形態では、第1ファン6の外
径を小とし、第2ファン7の外径を大にしている。これ
は、第2ファン7側において、電動モータ7bの存在に
より吸入口7aの開口面積が減少するのを防止するため
である。次に、空調ユニット100部は空調ケース11
内に蒸発器(冷房用熱交換器)12とヒータコア(暖房
用熱交換器)13とを両方とも一体的に内蔵するタイプ
のものである。空調ケース11はポリプロピレンのよう
な、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成
形品からなり、図1の上下方向(車両上下方向)に分割
面を有する複数の分割ケースからなる。この複数の分割
ケース内に、上記熱交換器12、13、後述するドア等
の機器を収納した後に、この複数の分割ケースを金属バ
ネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合するこ
とにより、空調ユニット100部が組み立てられる。
【0023】空調ケース11内において、最も車両前方
側の部位に蒸発器12が設置され、空調ケース11内の
第1、第2空気通路80、90の全域を横切るように蒸
発器12が配置されている。この蒸発器12は周知のご
とく冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱
して、空調空気を冷却するものである。ここで、蒸発器
12は図1に示すように、車両前後方向には薄型の形態
で空調ケース11内に設置されている。
【0024】また、空調ケース11内部の空気通路は、
蒸発器12の上流部からヒータコア13の下流部に至る
まで、仕切り板15a、15b、15cにより車両下方
側の第1空気通路(内気側通路)80と車両上方側の第
2空気通路(外気側通路)90とに仕切られている。こ
の仕切り板15a〜15cは空調ケース11に樹脂にて
一体成形され、車両左右方向に略水平に延びる固定仕切
り部材である。
【0025】なお、蒸発器12は周知の積層型のもので
あって、アルミニュウム等の金属薄板を最中状に2枚張
り合わせて構成した偏平チューブをコルゲートフィンを
介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものであ
る。蒸発器12の内部はコルゲートフィンのフィン面ま
たは偏平チューブの偏平面によって仕切り板15a、1
5bの端部の延長線上で空気通路を仕切ることができ、
これにより、蒸発器12内部でも第1空気通路80と第
2空気通路90とを区画形成することができる。
【0026】ヒータコア13は、蒸発器12の空気流れ
下流側(車両後方側)に、所定の間隔を開けて隣接配置
されている。このヒータコア13は、蒸発器12を通過
した冷風を再加熱するものであって、その内部に高温の
エンジン冷却水(温水)が流れ、この冷却水を熱源とし
て空気を加熱するものである。このヒータコア13も蒸
発器12と同様に、車両前後方向には薄型の形態で空調
ケース11内に設置されている。
【0027】なお、ヒータコア13は周知のものであっ
て、アルミニュウム等の金属薄板を溶接等により断面偏
平状に接合してなる偏平チューブをコルゲートフィンを
介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものであ
る。ヒータコア13内部はコルゲートフィンのフィン面
または偏平チューブの偏平面によって仕切り板15b、
15cの端部の延長線上で空気通路を仕切ることがで
き、これにより、ヒータコア13内部でも第1空気通路
80と第2空気通路90とを区画形成することができ
る。
【0028】本例のヒータコア13はその下方のタンク
13aから温水が流入し、上方のタンク13bで温水が
Uターンして流れるUターンタイプである。そして、ヒ
ータコア13に流入する温水の流量(または温水の温
度)を調整する温水弁14を設けて、この温水弁14の
温水流量(または温水温度)の調整作用により車室内へ
の吹出空気温度を調整できるようにしてある。つまり、
本例では、この温水弁14により車室内への吹出空気温
度を調整する温度調整手段が構成されている。
【0029】第1空気通路80側において、ヒータコア
13の空気下流側の直後の部位には、補助電気ヒータ1
6が設置されている。この補助電気ヒータ16は、エン
ジン始動直後のように温水温度の低いときに、その発熱
作用により空調空気を即効加熱するとともに、バイレベ
ル吹出モード時に上下の吹出空気温度に温度差をつける
(上側吹出空気温度に比して下側吹出空気温度を高くす
る)ためのものである。この補助電気ヒータ16は所定
温度にて抵抗値が急激に増加する正の抵抗温度特性を有
する正特性サーミスタ(PTCヒータ)で構成すること
が安全性等の点で好ましい。
【0030】この補助電気ヒータ16は、具体的には、
チタン酸バリウムのようなセラミック材料からなるPT
Cヒータを空気通過用の多数の穴部を有するハニカム状
に成形したものである。次に、空調ケース11内の第1
空気通路80において、ヒータコア13の下方側には、
ヒータコア13をバイパスして空気(冷風)が流れる冷
風バイパス通路17が形成され、この冷風バイパス通路
17は最大冷房時にマックスクールドア18により開放
される。
【0031】また、空調ケース11の上面部には、ヒー
タコア13直後の第2空気通路90に連通するデフロス
タ開口部19が開口している。このデフロスタ開口部1
9は図示しないデフロスタダクトおよびデフロスタ吹出
口を介して、車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出すた
めのものである。このデフロスタ開口部19はデフロス
タドア20により開閉され、このデフロスタドア20は
回転軸20aにより回動自在なバタフライ状になってい
る。
【0032】空調ケース11の最も車両後方側(乗員寄
り)の部位には、第1空気通路80と直接連通するフェ
イス開口部21が開口している。このフェイス開口部2
1は図示しないフェイスダクトを介して計器盤上方部の
フェイス吹出口より乗員頭部に向けて風を吹き出すため
のものである。このフェイス開口部21はフェイスドア
22により開閉され、このフェイスドア22は回転軸2
2aにより回動自在なバタフライ状になっている。
【0033】前述した仕切り板15cの最も空気下流側
の端部と、フェイス開口部21の入口部との間に、第
1、第2空気通路80、90の間を連通する連通路23
が設けてられており、この連通路23は回転軸24aに
より回動自在な連通ドア24により開閉される。また、
空調ケース11の下面のうち、車両後方側の部位には、
補助電気ヒータ16直後の第1空気通路80と連通する
フット開口部25が開口している。このフット開口部2
5は図示しないフットダクトを介してフット吹出口から
車室内の乗員足元に温風を吹き出すためのものである。
このフット開口部25はフットドア26により開閉さ
れ、このフットドア26は回転軸26aにより回動自在
なバタフライ状になっている。
【0034】なお、デフロスタドア20、フェイスドア
22、およびフットドア26は吹出モード切替用のドア
手段であって、図示しないリンク機構、ケーブル等を介
して空調操作パネルの吹出モード切替用手動操作機構に
連結されて、連動操作されるようになっている。ここ
で、吹出モード切替用のドア手段をサーボモータを用い
たモード切替用アクチュエータ機構により連動操作する
にようにしてもよい。
【0035】また、温水弁14およびマックスクールド
ア18は温度調整手段であって、図示しないリンク機構
に連結されて、サーボモータを用いた温度制御用アクチ
ュエータ機構により、空調装置の温度制御信号に応じ
て、連動操作されるようになっている。図2は本実施形
態における電気制御の概要を示すブロック図であり、2
7はマイクロコンピュータあるいは電子回路を用いた空
調用制御装置である。本例では、補助電気ヒータ16と
して、複数本、例えば、2本のヒータ16a、16bを
電気的に並列に設け、図示しない車載電源バッテリから
2本のヒータ16a、16bへの通電を空調用制御装置
27により制御するようになっている。すなわち、2本
のヒータ16a、16bへの通電をともにOFFとする
OFF状態と、2本のヒータ16a、16bのうち、1
本のみに通電する低発熱量状態と、2本のヒータ16
a、16bにともに通電する高発熱量状態とを選択でき
るようにしてある。
【0036】そして、空調用制御装置27には、以下の
機器から入力信号が加えられる。すなわち、温度設定器
(温度設定手段)28は、空調操作パネルに設けられて
乗員により手動操作され、空調の目標温度を設定する。
吹出モードスイッチ29は空調操作パネルに設けられて
乗員により手動操作される吹出モード切替用手動操作機
構(図示せず)の操作位置を検出して、バイレベル吹出
モードのとき信号を出すものである。風量スイッチ35
は空調操作パネルに設けられて乗員により手動操作さ
れ、送風機モータ7bへの印加電圧を調整して、第1、
第2送風ファン6、7の送風量を切り替えるものであ
る。
【0037】また、水温センサ30はヒータコア13に
流入する温水温度を検出するもので、内気温センサ31
は車室内の内気温を検出するもので、外気温センサ32
は車室外の外気温を検出するもので、日射センサ33は
車室内への日射量を検出するものである。 空調用制御
装置27は、温度設定器28およひ上記各センサ31〜
33からの入力信号に基づいて所定の演算処理を行っ
て、温度制御用アクチュエータ機構34を介して温水弁
14の開度を調整する。また、温度設定器28、吹出モ
ードスイッチ29、よび水温センサ30からの入力信号
に基づいて所定の演算処理を行って、補助電気ヒータ1
6の通電を制御する。
【0038】次に、上記構成において本実施形態の作動
を吹出モード別に説明する。 (1)フット吹出モード 冬期の暖房始動時のごとく、最大暖房状態を設定すると
きは、乗員の操作より内外気切替用操作機構が手動操作
されて、2層流モードが設定される。すなわち、送風機
ユニット1において、第1内外気切替ドア4が第1内気
導入口2を開放し、外気導入口3からの外気通路3aを
閉塞する。また、第2内外気切替ドア5が第2内気導入
口2aを閉塞し、外気導入口3からの外気通路3bを開
放する。
【0039】これにより、第1送風ファン6は、内気を
第1内気導入口2から吸入口6aを経て吸入し、これと
同時に、第2送風ファン7は、外気を外気導入口3から
外気通路3b、吸入口7aを経て吸入する。そして、第
1送風ファン6により送風される内気は、第1空気通路
8を通って、空調ユニット100の第1空気通路80を
流れる。また、第2送風ファン7により送風される外気
は、第2空気通路9を通って、空調ユニット100の第
2空気通路90を流れる。
【0040】一方、吹出モード切替用操作機構が乗員に
より手動操作されて、フットドア26はフット開口部2
5を開放し、フェイスドア22はフェイス開口部21を
閉塞する。デフロスタドア20はデフロスタ開口部19
を少量開放する。なお、2層流モードであっても、後述
の理由から、連通ドア24は連通路23を全開または少
量開く小開度の位置に操作される。
【0041】一方、冬期の暖房始動時には乗員により温
度設定器28の目標温度が最も高温側に設定されるの
で、空調用制御装置27により温度制御用アクチュエー
タ機構34を介して温水弁14を全開させ、最大暖房状
態となる。これにより、ヒータコア13に最大流量の温
水が流れるとともに、マックスクールドア18は冷風バ
イパス路17を閉塞する。
【0042】そして、第1空気通路80を流れる内気
は、蒸発器12を通過した後、ヒータコア13にて加熱
されて、温風となり、フット開口部25を経て車室内の
乗員足元に吹き出す。これと同時に、第2空気通路90
を流れる外気は、蒸発器12を通過した後、ヒータコア
13にて加熱されて、温風となり、デフロスタ開口部1
9を経て車両窓ガラス内面に吹き出す。この場合、第1
空気通路8、80側では、外気に比して高温の内気を再
循環してヒータコア13で加熱しているので、乗員足元
への吹出温風温度が高くなり、暖房効果を向上できる。
一方、デフロスタ開口部19からは、内気に比して低湿
度の外気を加熱して吹き出しているので、窓ガラスの曇
り止めを良好に行うことができる。
【0043】また、フット吹出モードでは、通常、デフ
ロスタ開口部19からの吹出風量を20%程度、フット
開口部25からの吹出風量を80%程度の風量割合に設
定するので、第2空気通路90側の外気温風を全開また
は小開度の連通路23を通して第1空気通路80側の内
気温風の中に混入することにより、上記風量割合を達成
することができる。
【0044】次に、車室内温度が上昇して、暖房負荷が
減少すると、吹出空気温度制御のため、空調用制御装置
27により温度制御用アクチュエータ機構34を介して
温水弁14を全開位置(最大暖房状態)から中間開度位
置に操作し、ヒータコア13に流入する温水流量を減少
させる。このとき、連通ドア24は上記した全開または
小開度の位置に維持されたままであり、また、マックス
クールドア18も冷風バイパス通路17を閉塞したまま
である。
【0045】中間温度制御域では、最大暖房能力を必要
としていないため、内外気吸入モードは、通常、第1、
第2の内気導入口2、2aをともに閉塞し、外気導入口
3を開放する全外気モードに設定するのがよい。しか
し、乗員の手動操作よる設定にて、外気導入口3を閉塞
して、第1、第2の内気導入口2、2aをともに開放す
る全内気モードとしたり、前述のように内気と外気とを
同時に導入する内外気2層流モードとすることもでき
る。
【0046】このフット吹出モードにおける補助電気ヒ
ータ16の制御については、後述の図4に基づいて具体
的に説明する。 (2)フットデフロスタ吹出モード フットデフロスタ吹出モードでは、フット開口部25か
らの吹出風量と、デフロスタ開口部19からの吹出風量
とを略同等(50%づつ)とするため、フットドア26
によりフット開口部25を全開するとともに、デフロス
タドア20によりデフロスタ開口部19を全開する。そ
して、連通ドア24を連通路23の全閉位置に操作す
る。
【0047】これにより、連通路23からフット開口部
25側へ流入する外気温風の流れがなくなるので、フッ
ト開口部25には第1空気通路80の内気温風が全量流
入し、また、デフロスタ開口部19には第2空気通路9
0の外気温風が全量流入する。これにより、フット開口
部25からの吹出風量と、デフロスタ開口部19からの
吹出風量とを略同等にすることが可能となる。
【0048】温水弁14を全開する最大暖房時には、内
外気の2層流モードを設定し、暖房効果の向上と窓ガラ
スの防曇性の確保との両立を図ることができるという点
はフット吹出モードと同じである。また、温水弁14の
開度調整により所望の中間温度制御が可能であり、ま
た、中間温度制御域では、通常、全外気モードに設定す
るが、乗員の手動操作よる設定にて、全内気モードとし
たり、内外気2層流モードとすることもできる。
【0049】また、フットデフロスタ吹出モードにおけ
る補助電気ヒータ16の制御についても、後述の図4に
基づいて具体的に説明する。 (3)デフロスタ吹出モード デフロスタ吹出モードにおいては、フェイスドア22が
フェイス開口部21を、また、フットドア26がフット
開口部25をそれぞれ全閉する。また、デフロスタドア
20がデフロスタ開口部19を全開し、連通ドア24が
連通路23を全開する。従って、第1、第2空気通路8
0、90からの空調空気をデフロスタ開口部19を通し
て窓ガラス内面のみに吹き出して、曇り止めを行う。こ
のときは、窓ガラスの防曇性確保のために、通常、全外
気吸入モードとする。
【0050】また、デフロスタ吹出モードにおける補助
電気ヒータ16の制御についても、後述の図4に基づい
て具体的に説明する。 (4)フェイス吹出モード フェイス吹出モードにおいては、フェイスドア22がフ
ェイス開口部21を全開し、デフロスタドア20がデフ
ロスタ開口部19を、またフットドア26がフット開口
部25をそれぞれ全閉する。連通ドア24は連通路23
を全開する。従って、第1、第2空気通路80、90の
下流部はいずれもフェイス開口部21に連通する。
【0051】そのため、蒸発器12により冷却された冷
風がヒータコア13により再加熱されて、温度調整され
た後、すべてフェイス開口部21側へ吹き出す。このと
きも、内外気吸入モードは第1、第2内外気切替ドア
4、5により、全内気、全外気、内外気2層流のいずれ
も選択可能となる。なお、最大冷房状態では、全内気吸
入モードとし、また、温水弁14が全閉状態となり、ヒ
ータコア13への温水循環が遮断されるとともに、マッ
クスクールドア18が冷風バイパス通路17を開くの
で、冷風の送風量を増加でき、冷房能力が最大となる。
また、フェイス吹出モードでは補助電気ヒータ16に通
電することはない。
【0052】(5)バイレベル吹出モード バイレベル吹出モードにおいては、フェイスドア22が
フェイス開口部21を全開するとともに、フットドア2
6がフット開口部25を全開する。デフロスタドア20
はデフロスタ開口部19を全閉する。また、連通ドア2
4が連通路23を全開する。従って、フェイス開口部2
1とフット開口部25を通して、車室の上下両方から同
時に風を吹き出すことができる。
【0053】このとき、頭寒足熱型の快適な温度分布を
車室内に形成するためには、フェイス開口部21からの
吹出空気温度をフット開口部25からの吹出空気温度よ
りも低くする必要がある。この場合、車室内への吹出空
気温度の制御方法として、本実施形態では、温水弁14
によりヒータコア13への循環温水の流量または温度を
調整する方式を採用しており、また、バイレベル吹出モ
ード時にフェイス開口部21側へ冷風をバイパスする冷
風バイパス路を備えていないので、上下の両開口部2
1、25間の吹出空気温度は、図3(a)のごとく同等
の温度となり、上下温度差をつけることができない。
【0054】なお、ヒータコア13下方側の冷風バイパ
ス通路17は上記のごとくフェイス吹出モード時におけ
る最大冷房能力を向上するためのものであって、バイレ
ベル吹出モード時にフェイス開口部21側へ冷風をバイ
パスするものではないので、バイレベル吹出モード時の
上下吹出温度差の設定に貢献しない。そこで、本実施形
態では、バイレベル吹出モードにおいて、補助電気ヒー
タ16に通電することにより、図3(b)のごとく補助
電気ヒータ16の発熱により第1空気通路8、80の空
調空気の温度を第2空気通路9、90の空調空気の温度
より高くして、上下の両開口部21、25間の吹出空気
に温度差ΔTをつけて、頭寒足熱型の快適な温度分布を
車室内に形成している。
【0055】図4は本実施形態における補助電気ヒータ
16の制御フローチャートであり、図示しない空調装置
作動スイッチの投入より制御ルーチンがスタートし、ま
ず、ステップS1にて各種入力信号を読み込み、ステッ
プS2にて吹出モードスイッチ29の検出信号に基づい
てバイレベル(B/L)モードが否かを判定し、バイレ
ベルモードのときはステップS3に進み、ここで、上下
吹出温度差の要否を判定する。
【0056】具体的には、温度設定器28の目標温度に
基づいて、温度設定器28の目標温度が全目標温度範囲
のうち、所定の中間温度範囲にあるか否かを判定する。
例えば、30%〜70%の領域、換言すると、0〜30
%未満の低温側範囲および70%超〜100%の高温側
範囲を除く中間温度範囲に温度設定器28の目標温度が
あるときは、上下吹出温度差が要であると判定する。
【0057】ステップS3にて上下吹出温度差が要であ
ると判定されると、次に、ステップS4にて補助電気ヒ
ータ16の発熱量を調整する。すなわち、風量スイッチ
35の信号に基づいて、例えば、Lo、M1、M2、H
iの4段階に風量が切り替えられる場合に、低風量側の
Lo、M1の風量であるときは、補助電気ヒータ16の
発熱量を小とし、次のステップS5にて補助電気ヒータ
16の2本の電気ヒータ16a、16bのうち、いずれ
か1本のみに通電する。
【0058】また、風量スイッチ35により設定される
風量が高風量側のM2、Hiの風量であるときは、補助
電気ヒータ16の発熱量を大とし、次のステップS5に
て補助電気ヒータ16の2本の電気ヒータ16a、16
bにともに通電する。このように、空調空気の風量に応
じて、補助電気ヒータ16の発熱量を大小に調整するこ
とにより、風量が変化しても図3(b)に示す上下吹出
温度差ΔTの変動を抑制できる。
【0059】一方、温度設定器28の目標温度が0〜3
0%未満の低温側範囲および70%超〜100%の高温
側範囲に温度設定器28の目標温度があるときは、ステ
ップS3にて上下吹出温度差が否であると判定され、補
助電気ヒータ16に通電しない。つまり、上記低温側範
囲は最大冷房位置に近似した状態であるから、補助電気
ヒータ16の発熱は本来不要であり、また、上記高温側
範囲は最大暖房位置に近似した状態であるから、上下温
度差の設定によるフィーリング向上が不要となる。
【0060】もっとも、このバイレベルモード時の高温
側範囲において、温水温度が低い時は、暖房能力の絶対
値が不足する場合があるので、暖房能力不足の解消を目
的として、補助電気ヒータ16に通電してもよい。ま
た、ステップS2の判定で、吹出モードがバイレベルモ
ード以外の吹出モード(すなわち、前述のフット、フッ
トデフロスタ、デフロスタおよひフェイスの各モード)
であるときは、ステップS6に進み、ここで、温水弁1
4が最大暖房(MAX−HOT)状態にあるか否かを判
定する。フェイスモードにおいて最大暖房状態が設定さ
れることはないので、実質上は、フット、フットデフロ
スタ、およびデフロスタの各吹出モードにおいて、最大
暖房状態の有無を判定することになる。
【0061】そして、最大暖房状態であるときはステッ
プS7にて水温センサ30の検出する温水温度が目標温
度より低いか否か判定する。温水温度が第1設定温度
(例えば、70°C)より低いときは、次のステップS
8に進み、補助電気ヒータ16の発熱量を調整する。す
なわち、水温センサ30の検出水温が、第1設定温度
(例えば、70°C)と第2設定温度(例えば、40°
C)との間にあるときは、補助電気ヒータ16の発熱量
を小とし、次のステップS5にて補助電気ヒータ16の
2本の電気ヒータ16a、16bのうち、いずれか1本
のみに通電する。
【0062】また、水温センサ30の検出水温が第2設
定温度(例えば、40°C)より低いときは補助電気ヒ
ータ16の発熱量を大とし、次のステップS5にて補助
電気ヒータ16の2本の電気ヒータ16a、16bにと
もに通電する。このように、ヒータコア13に流入する
温水温度の高低に応じて補助電気ヒータ16の発熱量を
大小に調整することにより、温水温度の上昇に伴う、補
助電気ヒータ16の不要な電力消費を防止できる。
【0063】また、ステップS6の判定で温水弁14が
最大暖房状態でないときは補助電気ヒータ16の発熱が
不要であるため、補助電気ヒータ16に通電しない。以
上説明した図4のフローチャートにおいて、ステップS
2はバイベルモード判定手段を、ステップS3は上下温
度差要否判定手段を、ステップS4、S8は発熱量調整
手段を、ステップS6は最大暖房状態判定手段を、ステ
ップS7は温水低温状態判定手段をそれぞれ構成してい
る。
【0064】(他の実施形態)なお、上記の実施形態に
限らず、本発明は種々な形態で実施可能であり、以下、
本発明の他の実施形態について説明する。 空調操作パネルに、乗員の操作より調整される発熱量
調整部材を設置して、この発熱量調整部材の手動操作に
より補助電気ヒータ16の発熱量および発熱のON、O
FFを調整可能とすれば、乗員の操作によって上下の吹
出温度差が調整可能となる。すなわち、上下の独立温度
制御が可能となる。
【0065】前述のステップS4では風量に応じて補
助電気ヒータ16の発熱量を調整しているが、フット開
口部25からの吹出空気温度を検出する温度センサを追
加設置して、このフット吹出空気温度に基づいて、上下
吹出温度差が所定値となるように、補助電気ヒータ16
の発熱量をフィードバック制御してもよい。同様に、前
述のステップS8ではヒータコア13に流入する温水温
度に応じて補助電気ヒータ16の発熱量を調整している
が、フット開口部25からの吹出空気温度を検出する温
度センサを追加設置して、このフット温度吹出空気温度
が低くなるに従って補助電気ヒータ16の発熱量が大と
なるようにフィードバック制御してもよい。
【0066】上記の実施形態では、前述のステップS
7において、ヒータコア13に流入する温水温度が第1
設定温度(例えば、70°C)より高いときは、補助電
気ヒータ16への通電をOFFとしているが、このよう
に温水温度が第1設定温度(例えば、70°C)より高
いときでも、暖房能力の絶対値を上げるために、補助電
気ヒータ16に通電するようにしてもよい。
【0067】上記の実施形態では、温水弁14の開度
制御、すなわち、吹出空気温度の制御と、補助電気ヒー
タ16の通電制御を空調用制御装置27により自動制御
する場合について説明したが、内外気切替ドア4、5に
よる内外気制御、送風モータ7bによる風量制御、およ
び吹出モードドア20、22、26による吹出モード制
御をすべて空調用制御装置27により自動制御する、フ
ルオートタイプの空調装置にも本発明を適用できること
はもちろんである。
【0068】また、逆に、温水弁14の開度制御も乗員
により手動操作されるレバー、ダイヤル等の温度調整用
操作部材により行う、全マニュアル操作タイプの空調装
置にも本発明を適用できることはもちろんであり、この
場合は補助電気ヒータ16の通電制御のみを空調用制御
装置27により制御すればよい。なお、全マニュアル操
作タイプの空調装置の場合には、図3の横軸は手動操作
される温度調整用操作部材の操作位置となる。
【0069】上記の実施形態では、空調空気の通路
を、仕切り板10、15a、15b、15cにより内気
側の第1空気通路8、80と、外気側の第2空気通路
9、90とに仕切って、内気を第1空気通路8、80を
経てフット開口部25側へ吹出し、外気を第2空気通路
9、90を経てデフロスタ開口部19側へ吹出す、内外
気2層流モードが設定可能な空調装置について説明した
が、このように、空調空気の通路を内気側の第1空気通
路8、80と、外気側の第2空気通路9、90とに仕切
る構成を備えていない(換言すると、内外気2層流モー
ドを設定できない)、通常の空調装置にも本発明は適用
できる。
【0070】但し、この通常の空調装置においては、バ
イレベルモード時に補助電気ヒータ16の発熱により加
熱された温風がフェイス開口部21側へ流入するのを阻
止するために、補助電気ヒータ16の設置場所はフット
開口部25においてフットドア26よりも下流側に設定
することが好ましい。 バイレベル吹出モードにおいて、デフロスタ開口部1
9を微少開度開くようにしてもよい。例えば、フェイス
開口部21、フット開口部25、およびデフロスタ開口
部19からの吹出風量の割合が、例えば、45:40:
15となるように、各開口部21、25、19の開度を
設定して、各開口部21、25、19のすべてから同時
に風を吹き出すようにしてもよい。
【0071】空調ユニット100内に蒸発器(冷房用
熱交換器)12を配設しないタイプの空調装置にも本発
明は適用できる。 上記の実施形態では、補助電気ヒータ16として、2
本の電気ヒータ16a、16bを設けて、この2本の電
気ヒータ16a、16bへの通電を切り替えて発熱量の
調整を行うようにしているが、補助電気ヒータ16とし
て1本の電気ヒータを用いて、この1本の電気ヒータへ
の印加電圧を連続的に調整して、発熱量を連続的に調整
するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の通風系の全体構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態の電気制御のブロック図で
ある。
【図3】バイレベル吹出モードにおける上下吹出温度差
の説明図である。
【図4】本発明の一実施形態における補助電気ヒータ制
御のフローチャートである。
【符号の説明】
1…送風機ユニット、2、2a…内気導入口、3…外気
導入口、4、5…第1、第2内外気切替ドア、6、7…
第1、第2ファン、8、80…第1空気通路、9、90
…第2空気通路、11…空調ケース、12…蒸発器、1
3…ヒータコア、14…温水弁、16…補助電気ヒー
タ、19…デフロスタ開口部、20…デフロスタドア、
21…フェイス開口部、22…フェイスドア、25…フ
ット開口部、26…フットドア、100…空調ユニッ
ト。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両エンジンからの温水を熱源として空
    調空気を加熱する暖房用熱交換器(13)と、 この暖房用熱交換器(13)に循環する温水の流量また
    は温度を調整して空調空気の温度を調整する温度調整手
    段(14)と、 この温度調整手段(14)により温度調整された空調空
    気を車室内乗員の頭部に向けて吹き出すフェイス開口部
    (21)と、 前記温度調整手段(14)により温度調整された空調空
    気を車室内乗員の足元に向けて吹き出すフット開口部
    (25)と、 前記温度調整手段(14)により温度調整された空調空
    気を車両窓ガラス内面に向けて吹き出すデフロスタ開口
    部(19)と、 少なくとも前記フット開口部(25)から吹き出す空調
    空気を加熱するように配置された補助電気ヒータ(1
    6)とを備え、 前記フット開口部(25)を少なくとも開口する吹出モ
    ードにおいて、前記補助電気ヒータ(16)の発熱によ
    り前記フット開口部(25)から吹出す空調空気を加熱
    するとともに、 前記フェイス開口部(21)と前記フット開口部(2
    5)の両方を同時に開口するバイレベル吹出モードにお
    いて、前記補助電気ヒータ(16)の発熱により前記フ
    ット開口部(25)から吹き出す空調空気の温度を前記
    フェイス開口部(21)から吹き出す空調空気の温度よ
    り高くすることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 空調空気の吸入モードとして、内気のみ
    を吸入する全内気吸入モードと、外気のみを吸入する全
    外気吸入モードと、内気と外気の両方を同時に吸入する
    内外気2層流モードとを選択可能な内外気切替手段
    (2、2a、3、4、5)と、 この内外気切替手段(2、2a、3、4、5)により選
    択された空調空気を車両エンジンからの温水を熱源とし
    て加熱する暖房用熱交換器(13)と、 この暖房用熱交換器(13)に循環する温水の流量また
    は温度を調整して空調空気の温度を調整する温度調整手
    段(14)と、 この温度調整手段(14)により温度調整された空調空
    気を車室内乗員の頭部に向けて吹き出すフェイス開口部
    (21)と、 前記温度調整手段(14)により温度調整された空調空
    気を車室内乗員の足元に向けて吹き出すフット開口部
    (25)と、 前記温度調整手段(14)により温度調整された空調空
    気を車両窓ガラス内面に向けて吹き出すデフロスタ開口
    部(19)とを備え、 前記内外気切替手段(2、2a、3、4、5)から前記
    各開口部(21、25、19)に向かって流れる空調空
    気の通路を第1空気通路(8、80)と第2空気通路
    (9、90)とに区画形成し、 前記フット開口部(25)と前記デフロスタ開口部(1
    9)の両方を同時に開口する吹出モードにおいて、前記
    内外気2層流モードが選択されたときは、内気を前記第
    1空気通路(8、80)を通して前記暖房用熱交換器
    (13)で加熱した後に前記フット開口部(25)から
    吹き出させるとともに、外気を前記第2空気通路(9、
    90)を通して前記暖房用熱交換器(13)で加熱した
    後に前記デフロスタ開口部(19)から吹き出させるよ
    うになっており、 また、前記フェイス開口部(21)と前記フット開口部
    (25)の両方を同時に開口するバイレベル吹出モード
    においては、空調空気を前記第1空気通路(8、80)
    を通して前記暖房用熱交換器(13)で加熱した後に前
    記フット開口部(25)から吹き出させるとともに、空
    調空気を前記第2空気通路(9、90)を通して前記暖
    房用熱交換器(13)で加熱した後に前記フェイス開口
    部(21)から吹き出させるようになっており、 さらに、前記第1空気通路(8、80)を流れる空調空
    気を加熱する補助電気ヒータ(16)を備え、 前記フット開口部(25)および前記デフロスタ開口部
    (19)の少なくとも一方を開口する吹出モードにおい
    て、前記補助電気ヒータ(16)の発熱により前記第1
    空気通路(8、80)の空調空気を加熱するとともに、 前記バイレベル吹出モードにおいて、前記補助電気ヒー
    タ(16)の発熱により前記第1空気通路(8、80)
    の空調空気の温度を前記第2空気通路(9、90)の空
    調空気の温度より高くすることを特徴とする車両用空調
    装置。
  3. 【請求項3】 前記補助電気ヒータ(16)は、前記第
    1空気通路(8、80)のうち、前記暖房用熱交換器
    (13)直後の部位に配置されていることを特徴とする
    請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記バイレベル吹出モードにおける上下
    吹出温度差の要否を判定する判定手段(S3)を有し、 前記上下吹出温度差が要と判定されたときに、前記補助
    電気ヒータ(16)に通電することを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記温度調整手段(14)を制御するた
    めの目標温度を設定する温度設定器(28)または前記
    温度調整手段(14)を手動操作するための温度調整用
    操作部材を有し、 前記判定手段(S3)は、前記温度設定器(28)の目
    標温度または前記温度調整用操作部材の操作位置により
    前記上下吹出温度差の要否を判定することを特徴とする
    請求項4に記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記バイレベル吹出モードにおいて、前
    記補助電気ヒータ(16)の発熱量を空調空気の送風量
    の増加に応じて大きくすることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記フット開口部(25)および前記デ
    フロスタ開口部(19)の少なくとも一方を開口する吹
    出モードにおいて、前記温度調整手段(14)が最大暖
    房位置にあるとき、前記補助電気ヒータ(16)に通電
    することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1つ
    に記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記フット開口部(25)および前記デ
    フロスタ開口部(19)の少なくとも一方を開口する吹
    出モードにおいて、前記暖房用熱交換器(13)に循環
    する温水温度が所定温度より低いとき、前記補助電気ヒ
    ータ(16)に通電することを特徴とする請求項7に記
    載の車両用空調装置。
  9. 【請求項9】 前記フット開口部(32)および前記デ
    フロスタ開口部(26)の少なくとも一方を開口する吹
    出モードにおいて、前記補助電気ヒータ(16)の発熱
    量を前記暖房用熱交換器(13)に循環する温水温度の
    上昇に応じて小さくすることを特徴とする請求項8に記
    載の車両用空調装置。
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