JPH048663B2 - - Google Patents

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JPH048663B2
JPH048663B2 JP57091948A JP9194882A JPH048663B2 JP H048663 B2 JPH048663 B2 JP H048663B2 JP 57091948 A JP57091948 A JP 57091948A JP 9194882 A JP9194882 A JP 9194882A JP H048663 B2 JPH048663 B2 JP H048663B2
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pressure
valve
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oil
accumulator
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用自動変速機の油圧制御装置に
関する。 〔従来の技術〕 従来、特公昭58年55381号特許公報には、アキ
ユムレータコントロール弁をスロツトル弁とアキ
ユムレータとの間に配設しスロツトル圧に応じて
ライン圧を制御し、更にアキユムレータコントロ
ール弁によりスロツトル圧に応じてライン圧を調
圧せしめてアキユムレータの背圧に供給せしめい
わゆるN−Dシヨツクを防止しかつ、アキユムレ
ータコントロール弁の油室にリバース圧を供給せ
しめていわゆるN−Rシヨクツクを防止せしめる
構造が開示されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、本公報には、ライン圧は単にスロツト
ル圧によつて制御されている構造が開示されてい
るのみでライン圧を必要トルクに応じて制御せし
める構造については開示されていない。 そこで、本願発明は、ライン圧を必要トルクに
応じたライン圧に近似せしめると共にアキユムレ
ータの背圧を適正に制御せしめて、いわゆるN−
D、N−Rシヨツクを防止せしめ更にライン圧特
性に応じたアキユムレータ背圧制御を可能とする
構造を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本願発明は上記課題を解決する為に、 油圧源と、 該油圧源からの油圧を調圧してライン圧に制御
せしめるプライマリレギユレータ弁と、エンジン
負荷に対応した油圧を発生せしめるスロツトル弁
と、該スロツトル弁と前記プライマリレギユレー
タ弁との間に配設されライン圧を必要トルクに応
じた油圧に近似せしめて制御せしめるスロツトル
モジユレータ弁と、前記プライマリレギユレータ
弁と油圧サーボとの間に配設され油圧サーボへの
油圧を蓄圧制御せしめるアキユムレータと、該ア
キユムレータと前記スロツトル弁及びプライマリ
レギユレータ弁との間に配設されエンジン負荷に
対応してライン圧を調圧せしめて前記アキユムレ
ータの背圧を制御せしめるアキユムレータコント
ロール弁と、前記プライマリレギユレータ弁と前
記油圧サーボとの間に配設され設定位置に応じて
ライン圧を選択的に各油圧サーボへ供給せしめる
マニユアル弁を備えた自動変速機の油圧制御装置
において、前記マニユアル弁を前進位置に設定し
たとき前記アキユムレータコントロール弁はエン
ジン負荷に応じて、アキユムレータの背圧を制御
せしめ、後進位置に設定したとき前記マニユアル
弁を介して供給される後進用油圧を前記アキユム
レータコントロール弁にスロツトル圧に対抗せし
めて作用せしめアキユムレータコントロール弁を
介して調圧されるライン圧の昇圧を制御せしめる
ことにより前記マニユアル弁のいわゆる前進位置
及び後進位置設定に伴うシヨツクを防止せしめる
と共に、前進走行時におけるアキユムレータ背圧
制御を必要トルクに応じたライン圧に応じて制御
せしめたことを特徴とする自動変速機の油圧制御
装置の構造を有する。 〔発明の作用及び効果〕 本願発明は、ライン圧を必要トルクに応じた油
圧に近似せしめて制御せしめるスロツトルモジユ
レータ弁を備え、アキユムレータコントロール弁
にスロツトル圧に対抗せしめて後進用油圧を作用
せしめ、エンジン負荷に応じてアキユムレータの
背圧を制御せしめることにより、マニユアル弁の
前進及び後進位置設定に供なうシヨツクを防止せ
しめると共に必要トルクに応じて前進走行時の摩
擦係合要素へライン圧を供給することに伴う円滑
なシフト制御を達成することができる。 〔実施例〕 つぎに本発明を図に示す実施例に基づき説明す
る。 第4図はフロントエンジン、フロントドライブ
式の自動車用自動変速機を示す。この自動変速機
は、流体継手100と、該流体継手100の出力
軸101に同軸的に連結され前進3段後進1段の
変速を行うための第1のアンダードライブ変速機
210、該第1のアンダードライブ変速機210
に並列して連結され前進2段の変速を行うための
第2のアンダードライブ変速機230、および該
第2のアンダードライブ変速機230の出力軸に
連結されたデイフアレンシヤルギア250とから
なるギアトレーン200とで構成されている。 流体継手100は、エンジンの出力軸に連結さ
れたポンプインペラ102、出力軸101に連結
されたタービンランナ103、一方向クラツチ1
04を介して自動変速機ケースに固定されたステ
ータ105からなるトルクコンバータであり、直
結クラツチ106を備える。 前記流体継手100の出力軸101を入力軸と
し、該入力軸と該入力軸の左方(図示左方、以下
同じ)に同軸的に配された出力軸211との間に
第1のアンダードライブ変速機は、第1のプラ
ネタリギアセツト220、第2のプラネタリギア
セツト230およびこれらプラネタリギアセツト
の構成要素を係合、解放または固定する多板クラ
ツチC1,C2、バンドブレーキB1、多板ブレ
ーキB2,B3、一方向クラツチなど摩擦係合装
置を配置してなる。 第1のプラネタリギアセツト220は、前記流
体継手の出力軸101に連結されたシリンダ22
1に多板クラツチC1を介して連結されたリング
ギア222、第1のアンダードライブ変速機の出
力軸211に外嵌されるとともに回転自在に支持
されたサンギア軸212の右端(図示右端、以下
同じ)に形成されたサンギア223、前記出力軸
の右端に連結されたキヤリヤ224、前記リング
ギア222とサンギア223との間に歯合される
とともに前記キヤリヤ224に回転自在に保持さ
れたプラネタリギア225からなる。前記サンギ
ア軸212には前記第1のプラネタリギアセツト
220を収納する状態でドラム226がその左端
(図示左端)側壁において取付けられ、該ドラム
226は開口した右端が多板クラツチC2を介し
て前記シリンダ221に連結されるとともに外周
がハンドブレーキB1を介して自動変速機ケース
に固定されるようになつている。またサンギア軸
212は、中間部が一方向クラツチF1および該
一方向クラツチF1と直列された多板ブレーキB
2を介して自動変速機ケースに固定されている。 第2のプラネタリギアセツト230は、前記第
1のアンダードライブ変速機の出力軸211の左
側部に連結されたリングギア231、前記サンギ
ア軸212の左端に形成されたサンギア232、
一方向クラツチF2および該一方向クラツチF2
と並列された多板ブレーキB3を介して自動変速
機ケースに固定されるキヤリヤ233、前記リン
グギア231およびサンギア232の間に歯合さ
れるとともに前記キヤリヤ232に回転自在に支
持されたプラネタリギア234からなる。 第1のアンダードライブ装置の出力軸211の
左端には第1のアンダードライブ装置210の出
力ギア213が固着されており、該出力ギア21
3は第2のアンダードライブ装置250の入力軸
251の左端に固着された入力ギア252と歯合
している。 第2のアンダードライブ装置250は、前記第
1のアンダードライブ装置の入出力軸と並列され
た入力軸251と該入力軸251の左端に外嵌さ
れ回転自在に支持され外周に出力ギア255に形
成された中空出力軸254との間に第3のプラネ
タリギアセツト260と、その構成要素を係合、
解放または固定する多板クラツチC3、多板ブレ
ーキB4および一方向クラツチF3など摩擦係合
装置を配してなる。 第3のプラネタリギアセツト260は、第2の
アンダードライブ装置の入力軸251の右側部に
連結されたリングギア261、入力軸251に回
転自在に外嵌されるとともに左側部がブレーキB
4および該ブレーキB4と並列された一方向クラ
ツチF3を介して自動変速機ケースに固定される
サンギア軸253の右端部に形成されたサンギア
262、前記第3のプラネタリギアセツト260
を収納するとともに、右端は前記出力軸254に
連結され左端は多板クラツチC3を介して前記サ
ンギア軸253の左側部に連結され、外周にガバ
ナドライブギア256およびパーキングギア25
7が形成されているドラム258に連結されたキ
ヤリヤ263、および前記リングギア261とサ
ンギア262との間に歯合されるとともに前記キ
ヤリヤ263に回転自在に支持されたプラネタリ
ギア264とからなる。 デフアレンシヤルギア270は、前記第2のア
ンダードライブ装置の出力ギア255と歯合する
駆動大歯車271、デフアレンシヤルギアボツク
ス272、差動ギア273、駆動車輪に連結され
る出力軸274および275からなる。 第5図は本発明にかかる油圧制御装置であり、
第1図に示したギアトレーン200の摩擦係合装
置であるクラツチC1〜C3、ブレーキB1〜B
4を作動させるそれぞれの油圧サーボC−1〜C
−3、B−1〜B−4に作動油を選択的に給排
し、該ギアトレーンの減速比を変更する。 この油圧制御装置は、油溜め10、オイルポン
プ11、プライマリレギユレータ弁12、セカン
ダリレギユレータ弁13、スロツトル弁14、キ
ツクダウン弁15、カツトバツク弁17、スロツ
トルモジユレータ弁18、アキユムレータコント
ロール弁19、マニユアル弁30、2−3シフト
弁31、1−2シフト弁33、3−4シフト弁3
5、ローコーストモジユレータ弁37、2ndコー
ストモジユレータ弁39、ロツクアツプシグナル
弁91、ロツクアツプ制御弁93、アキユムレー
タ51,52,53,54,55、排油圧リリー
フ弁61、クーラーバイパス弁62、第1の電磁
ソレノイド弁71、第2の電磁ソレノイド弁7
2、第3の電磁ソレノイド弁73、チエツク弁付
オリフイスとオリフイスとを組み合せてなる流量
制御弁、チエツク弁および油路の各所に挿入され
たオリフイス、オイルストレーナ、からなる。 オイルポンプ11はエンジンにより駆動され、
該油溜め10からオイルストレーナ700を介し
て作動油を吸引し油路1に圧油を吐出する。 プライマリレギユレータ弁12は、一方にスプ
リング121が背設されたスプール120と、該
スプール120のスプリング121側に直列され
たレギユレータプランジヤ110を有する。スプ
ール120は、オリフイス801を介して、出力
油圧のフイードバツクを受ける上端(図示上端、
以下同じ)ランド125と、油路1と油路6との
連通面積を調整するとともにドレインポート12
4および126を微小な隙間を保持して遊閉する
下端(図示下側、以下同じ)ランド127とを備
え、レギユレータプランジヤ110は油路5から
入力するライン圧を受ける大径の上側ランド11
5と、スロツトルモジユレータ圧が油路9Bから
スロツトルモジユレータ圧が印加される小径の下
側ランド117とを備える。レギユレータプラン
ジヤ110は入力油圧である前記ライン圧とスロ
ツトルモジユレータ圧とにより上方向(図示上方
向、以下同じ)の圧力を受けスプール120を上
方に押圧し、これによりスプール120は一方か
らスプリング121のばね荷重、および前記プラ
ンジヤ110による押圧力を受け、他方からフイ
ードバツクされた出力油圧(油路1のライン圧)
を受け変位され、油路1と油路6の連通面積を調
整して油路1のオイルポンプ吐出圧を入力油圧に
応じたライン圧に調圧するとともに余剰油を油路
6に供給し、さらに不用な余剰油をドレインポー
ト124および126からドレインさせる。ドレ
インされた油は油路8を介して油溜め10に帰還
する。 セカンダリレギユレータ弁13は、一方に背設
さスプリング131が背設されたスプール130
を備える。該スプール130は、一方から図示下
端の小径ランド135に油路9Bを介して印加さ
れるスロツトルモジユレータ圧と前記スプリング
131によるばね荷重とを受け他方からオリフイ
ス802を介して上端ランド133に出力油圧
(油路6の油圧)のフイードバツクを受けて変位
され、これら入力油圧に応じて油路6と潤滑油供
給油路9およびドレイン油路6Dとの連通面積を
調整し、油路6のセカンダリ圧を所定流体継手作
動油圧に調圧するとともに油路9の潤滑油圧を調
圧し、余剰油を油路6Dに排出する。油路6Dに
排出された油はオリフイス803を介して油溜め
10に連絡する帰還油路8に流出し、油路6Dの
油圧が高いときはオリフイス803と並設された
リリーフ弁61を介して油路6Dから油路8に流
出する。また油路9に供給された潤滑油はそれぞ
れオリフイス811〜813を介して潤滑必要部
81〜83に供給される。 スロツトル弁14は一方にスプリング141が
背設され、大径のランド142、中径のランド1
43、小径のランド144を有するスプール14
0を備える。該スプール140は、一方から前記
スプリング141によるばね荷重と、ランド14
2とランド143との面積差を受圧面積としオリ
フイス715を介して入力する出力油圧(油路9
のスロツトル圧)のフイードバツク油圧と、油路
9Aを介して入力されランド143とランド14
4との面積差を受圧面積とするカツトバツク弁1
7からのカツトバツク圧とを受け他方から該スプ
ール140とスプリング151を介して直列され
たキツクダウン弁15のスプール150を介して
伝達されるスロツトルペダルの踏み込み量などに
対応した押圧力を受けて変位し、前記入力油圧お
よびスロツトルペダルの踏み込み量により、油路
1から供給されたライン圧をスロツトル開度等に
応じて調圧しスロツトル圧として油路9に出力す
る。 キツクダウン弁15はスプール150を有し、
該スプール150はスロツトルペダルにリンクさ
れ、該ペダルの踏み込み量に応じて回転するスロ
ツトルカム152により応圧力と、油路9Aから
大径の上端ランド153と小径の下端ランド15
5との間に入力するカツトバツク圧とによりスプ
ール150が図示上方に押圧され、これにより前
記スロツトル弁のスプール140をスロツトル開
度およびカツトバツク圧に応じた押圧力で図示上
方に押圧し、スロツトル圧弁の出力するスロツト
ル圧をレベルアツプする。 カツトバツク弁17は、一方にスプリング17
1が背設されたスプール170を備え、該スプー
ル170は他方からランドに油路2Aを介してラ
イン圧が印加されたとき下方に設定された油路9
と油路9Aとを連絡し油路9Aからカツトバツク
圧を出力する。 スロツトルモジユレータ18は一方にスプリン
グ181が背設されたスプール180を有し、該
スプール180は一方から前記スプリング181
のばね荷重と油路9から中間ランド183と下端
ランド185との面積差を有効受圧面積として印
加されるスロツトル圧を受け、他方からオリフイ
ス804を介して大径のランド187に印加され
る出力油圧(油路9Bのスロツトルモジユレータ
圧)のフイードバツクを受けて変位され、オイル
ストレーナ603を介して油路9から供給された
スロツトル圧を油路9Bにスロツトルモジユレー
タ圧として出力する。 アキユムレータコントロール弁19は、一方に
スプリング191が背設されたスプール190
と、該スプールのスプリング191側に直列され
た小径のプランジヤ192を有し、前記スプール
190は、一方から前記スプリング191による
ばね荷重と、油路9Bからスプール190の下端
ランド194とプランジヤ192との間に印加さ
れるスロツトルモジユレータ圧と、油路5Cを介
して前記プランジヤ192に印加されるライン圧
を受け、他方からはオリフイス805を介してス
プール190の上端ランド197に出力油圧であ
るアキユムレータコントロール圧のフイードバツ
クを受けて変位され、油路1から供給されたライ
ン圧を調圧しアキユムレータコントロール圧とし
て油路1Kに出力する。 マニユアル弁30は、運転席に設けられたシフ
トレバーに連動するスプール300を備える。該
スプールはP(パーク)、R(リバース)、N(ニユ
ートラル)、D(ドライブ)、S(セカンド)、L(ロ
ー)の各設定位置を有し、これら各設定位置に設
定されたとき表に示す如く油路1と油路2〜油
路5とを連絡する。
【表】 2−3シフト弁31は一方にスプリング311
が背設されたスプール310を備え、該スプール
310は一方から前記スプリング311のばね荷
重および油路4を介してスプール310の左端ラ
ンド313に印加されるライン圧を受け、他方か
ら第1の電磁ソレノイド弁71により制御されス
プールの右端ランド315に印加される油路2E
のソレノイド圧が印加されて変位される。 (a) 油路4がマニユアル弁30のドレインポート
304に連絡して排圧され、該油路4にライン
圧が生じていないとき。 ソレノイド弁71がOFFされ油路2Eのソ
レノイド圧がハイレベルにあるときスプール3
10は右側に設定され、油路1と油路1A、油
路3と油路3A、油路5と油路1B油路4と油
路4Aとをそれぞれ連絡し、第3速、第4速の
油路の連絡状態となる。ソレノイド弁71が
ONされ油路2Eのソレノイド圧がローレベル
にあるときスプール310は左側に設定され、
油路1と油路1B、油路3と油路1A、油路5
と油路4A、油路3Aとドレインポート312
とをそれぞれ連絡し、第1速、第2速の油路の
連絡状態となる。 (b) 油路4からスプール310の左端ランド31
3にライン圧が印加されているときスプール3
10は右側に固定される。 1−2シフト弁33は一方にスプリング33
1が背設されたスプルー330を有し、該スプ
ール330は、一方から前記スプリング331
のばね荷重および油路1Bから左端ランド33
3に印加されるライン圧を受け、他方から第2
の電磁ソレノイド弁72により制御され、スプ
ール330の右端ランド335に印加される油
路1Hのソレノイド圧を受けて変位される。 (c) 油路1Bが2−3シフト弁31、油路5、マ
ニユアル弁30、およびマニユアル弁30のド
レインポート302を介して排圧されていると
き。 ソレノイド弁72がOFFされると油路1H
のソレノイド圧がロウレベルにあるためスプー
ル330は右側に設定されて、油路5と油路5
C、油路2と油路2A、油路3Cと油圧サーボ
B−1に連絡する油路3Dとをそれぞれ連絡
し、第2速、第3速、第4速の油路の連絡状態
となる。ソレノイド弁72がONされると油路
1Hのソレノイド圧がハイレベルとなるためス
プール330は左側に設定され油路4Cと油路
5C、油路2Aとドレインポート335、油路
3Dとドレインポート337をそれぞれ連絡
し、第1速の油路の連絡パターンとなる。 (d) 油路1Bに油圧(ライン圧)が供給されてい
るときスプール330は右方に固定される。 3−4シフト弁35は、一方にスプリング3
51が背設されたスプール350を有し、該ス
プール350は一方から前記スプリング351
のばね荷重および油路1Aを介して図示左端ラ
ンド353に印加されるライン圧を受け、他方
からは図示右端ランド355に油路1Hのレノ
イド圧を受けて変位される。 (e) 油路1Aが2−3シフト弁31、油路3、マ
ニユアル弁30およびマニユアル弁30に設け
られたドレインポート304を介して排圧され
ているとき。 第2のソレノイド弁72がOFFし、油路1
Hのソレノイド圧がロウレベルにあるとスプー
ル350は右側に設定され、油路1と油圧サー
ボB−4に連絡する油路1Dとが連絡されると
ともに油路1Rはドレインポート354に連絡
され第4速の油路の連絡パターンが得られる。
ソレノイド弁72がONし、油路1Hのソレノ
イド圧がハイレベルとなるとスプール350は
左側に設定され油路1と油路1Rとが連絡され
るとともに油路1Dはドレインポート355に
連絡されて第3速の油路の連絡パターンとな
る。 (f) 油路1Aに油圧(ライン圧)が供給されてい
るときはスプール250は図示右方に固定され
る。 ローコーストモジユレータ弁37は、前記2
−3シフト弁21と1−2シフト弁23との間
に設けられ、シフトレバーがL位置に設定され
たときに係合される摩擦係合要素(ブレーキB
3)の油圧サーボへの供給油圧をライン圧から
所定圧だけレベルダウンさせる。 2ndコーストモジユレータ弁27は、前記2
−3シフト弁21と1−2シフト弁23との間
に設けられシフトレバーが2位置にシフトされ
たときに係合される摩擦係合要素(ブレーキB
1)の油圧サーボへの供給油圧をライン圧から
所定圧だけレベルダウンさせる。 アキユムレータ51は、流量制御弁704を
介して油路2と連絡するとともにクラツチC1
の油圧サーボC−1に連絡する油路2Cに取付
けられ、アキユムレータ52は2−3シフト弁
31を介して油路1に連絡する油路1B、流量
制御弁803を介して該油路1Bに連絡すると
ともにクラツチC2の油圧サーボC−2に連絡
する油路1Cに取付けられ、アキユムレータ5
3は1−2シフト弁33を介して油路2に連絡
する油路2Aに流量制御弁803を介して連絡
するとともにブレーキB2の油圧サーボB−2
に連絡する油路2Bに取付けられ、アキユムレ
ータ54は3−4シフト弁35を介して油路1
に連絡する油路1Dに流量制御弁804を介し
て連絡するとともにブレーキB4の油圧サーボ
B−4に連絡する油路1Eに取付けられて、ア
キユムレータ55は3−4シフト弁25を介し
て油路1に連絡する油路1Rに流量制御弁80
5を介して連絡するとともにクラツチC3の油
圧サーボC−3に連絡する油路1Gに取付けら
れている。これらアキユムレータは流量制御弁
とともに各油に生ずる油圧の昇圧速度を調整
し、これにより各油圧サーボに供給される油圧
はその昇圧特性が適正にコントロールされクラ
ツチまたはブレーキの係合をなめらかに行わし
めるとともに係合のタイミングを調整してい
る。またアキユムレータ52,53および55
のスプールは油路1Kからアキユムレータコン
トロール弁の出力油圧であるアキユムレータコ
ントロール圧を背圧として入力している。 ロツクアツプシグナル弁91は、一方にスプ
リング911が背設されたスプール910を有
し、該スプールは一方から前記スプリング91
0のばね荷重を受け、他方からオリフイス80
5を介して油路1に連絡し第3の電磁ソレノイ
ド弁73により制御される油路1Jのソレノイ
ド圧を受けて作動される。ソレノイド弁73が
OFFのとき油路1Jのソレノイド圧がハイレ
ベルにあるため下側に設定されて油路2Aと油
路2Dとを連絡し、ソレノイド弁73がONの
とき油路1Jのソレノイド圧がロウレベルに反
転するためスプール910は上側に設定され油
路2Dはドレインポート915に連絡されて排
圧される。 ロツクアツプクラツチ制御弁93は、一方に
スプリング931が背設され小径のプランジヤ
932と該プランジヤ932に直列して挿入さ
れたスプール930を有し、該スプール930
は一方から前記プランジヤ932を介してスプ
リング931のばね荷重と、前記プランジヤ9
32に油路1から常時印加されているライン圧
とを受け、他方から図示上端ランド937に前
記油路2Dからの入力油圧(ライン圧)を受け
て変位される。ソレノイド弁73がONし、油
路2Dに油圧が生じているときスプール300
は図示下方向に設定されて油路6と油路6Bが
連絡されるとともに油路6Aとドレインポート
933とが連絡し、連結クラツチ106は係合
され、またソレノイド弁73がOFFし油路2
Dが排圧されたときスプール930は上側に設
定されて、油路6と油路6Aとが連絡し、油路
6Bがクーラー回路6Cと連絡する。 クーラバイパス弁72はクーラー回路6Cに
設けられ、該クーラー回路6Cの油圧が設定値
以上となつたときオイルクーラーの保護のため
油圧を漏らす。 この油圧制御装置は、車両運転者の行うマニ
ユアル弁の設定位置と後記する電子制御回路の
出力により電磁ソレノイド弁71〜73が
ON、OFFされ、第1図に示す自動変速機を表
1に示す如く前進4段後進1段に自動変速させ
る。
【表】 表2において○は電磁ソレノイド弁のON、ク
ラツチまたはブレーキの係合、一方向クラツチの
ロツクの各状態を示し、×は電磁ソレノイド弁の
OFF、クラツチまたはブレーキの解放、一方向
クラツチのフリーの各状態を示し、◎は直結クラ
ツチの係合状態を示し、△は一方向クラツチがコ
ースト(エンジンドライブ走行以外の走行状態)
時にフリーである状態を示す。 つぎに各マニユアル弁の設定(シフト)位置に
おける本実施例の電子制御式自動変速機の制御装
置の作用を説明する。 (イ) マニユアル弁30をDレンジにシフトしたと
き。 表1に示す如く油路2に油圧が供給され、こ
れにより流量制御弁801、油路2Cを介して
ライン圧が供給されてクラツチC1が係合され
る。第1速の走行は表2に示す如くソレノイド
弁71が通電、(ON)ソレノイド弁72が非
通電され1−2シフト弁33のスプール330
は左側にあり、ブレーキB1,B2に連絡する
油路3D,2Aは排圧され、ブレーキB3に連
絡する油路5Cにも油圧が供給されていないの
でブレーキB1,B2,B3は解放されてい
る。車速が予め設定した大きさになつたときコ
ンピユータの出力でソレノイド弁72が通電さ
れ1−2シフト弁の制御油圧である油路1Hの
ソレノイド圧はロウレベルに反転するので、1
−2シフト弁33のスプール330は左側に移
動し、油路2、1−2シフト弁220、油路2
A、流量制御弁803、油路2Bを経て油圧が
供給されブレーキB2は係合して第2速へのシ
フトが生ずる。第3速へのアツプシフトは、車
速、スロツトル開度等が所定値に達したときコ
ンピユータの出力でソレノイド弁71が非通電
され、2−3シフト弁31のスプール310は
左側に移動し、油路1、2−3シフト弁31、
油路1B、流量制御弁802、油路1Cを経て
油圧が供給されてクラツチC2が係合し、同時
に1−2シフト弁220のスプール222は油
路1Bから左端ランド333に供給されたライ
ン圧により右側(第2速、第3速および第4速
側)に固定されてなる。第4速へのアツプシフ
トは上記と同様コンピユータの出力でソレノイ
ド弁72が非通電され油路1Hから3−4シフ
ト弁35の右端ランド355に供給されていた
3−4シフト弁の制御油圧であるソレノイド圧
がロウレベルに反転し、3−4シフト弁のスプ
ール350が右側に移動し、油路1Rが排圧さ
れるとともに油路1Dに油圧が供給され、クラ
ツチC3が解放されるとともにブレーキB4が
係合してなされる。 アキユムレータコントロール弁19は上記の
如く油路5Cに油圧が発生していないので、油
路9Bから入力するスロツトルモジユレータ圧
によつて制御され、第2図に示すPac1とな
る。 (ロ) マニユアル弁30が2レンジにあるとき。 表1に示す如く油路2に加えて油路3にライ
ン圧が供給される。第1、2、3速は上記Dレ
ンジのときと同様のシフトがなされるが、油路
1、2−3シフト弁31、油路1Aを経て3−
4シフト弁のスプールの左側ランド353にラ
イン圧が入りスプール350は左側に固定され
るので、第4速へのシフトは生じない。またマ
ニユアル弁30がD位置で第4速の走行中に手
動でD−2シフトを行つた場合前記の如くスプ
ールの左端ランド353へのライン圧の導入に
よりただちに第2速にダウンシフトがなされ
る。この場合油路3、2−3シフト弁31、油
路3A、ローコーストモジユレータ弁39、オ
リフイス807、1−2シフト弁33、油路3
Dを介してブレーキB1の油圧サーボB−1に
ローコーストモジユレータ圧が供給され、ブレ
ーキB1はゆるく係合してエンジンブレーキの
効く第2速が得られる。 (ハ) マニユアル弁30がL位置に設定されている
とき。 油路2、油路3に加えて油路4にもライン圧
が供給される。第1速はマニユアル弁がDレン
ジにあるときと同じであり、2−3シフト弁3
1のスプール310は右側に固定される。また
第1速では油路4、2−3シフト弁31、油路
4A、2ndコーストモジユレータ弁37、油路
4B、1−2シフト弁33、油路5Cを経てブ
レーキB3の油圧サーボB−3に2ndコースト
モジユレータ圧が供給されブレーキB3を係合
させエンジンブレーキが効く第1速が得られる
ようになされている。また第3速状態で走行中
2レンジに手動シフトしたときは、予定した速
度まで減速した時点でコンピユータの出力がソ
レノイド弁71を通電させ、3−2ダウンシフ
トを生じさせる。 (ニ) マニユアル弁がNまたはP位置に設定されて
いるとき。 油路2〜5にはいずれもライン圧が供給され
ておらず、第1のソレノイド弁71がON、第
2のソレノイド弁72がOFFされる1−2シ
フト弁33および3−4シフト弁35の右端ラ
ンド335および335には油路1からオリフ
イス806を介して連絡する油路1Hのライン
圧が印加され、スプール330は左側(1st側)
に設定されスプール350は油路1、2−3シ
フト弁31、油路1Aから左側ランド353に
ライン圧が供給されているため右側(第1速、
第3速側)に設定され油路1、3−4シフト弁
35、油路1D、流量制御弁804、油路1E
からライン圧油が供給されブレーキD4のみが
係合しており、中立状態にある。 (ホ) マニユアル弁がR位置に設定されていると
き。 油路1と油路5が連絡し、油路3〜4は排圧
され第1のソレノイド弁71はON、第2のソ
レノイド弁72はOFFとなつている。2−3
シフト弁31のスプールは右側に設定され油路
1Bおよび1Aにいずれもライン圧が生じるた
め1−2シフト弁33および3−4シフト弁3
5のスプール330および350はいずれも右
側に固定され、クラツチC2、ブレーキB3お
よびブレーキB4が係合されて後進状態が得ら
れる。 このときは油路5、2−3シフト弁31を介
して油路5Cにライン圧が供給されており、ア
キユムレータコントロール弁19は油路5Cか
ら入力されるライン圧と、油路9Bから入力さ
れるスロツトルモジユレータ圧とにより制御さ
れる。本実施例では油路5Cから印加されるラ
イン圧によりスプール190は上側に固定され
アキユムレータコントロール圧Pac2は第2図
に示す如くライン圧と同等となる。 (ヘ) マニユアル弁をN−Rシフトしたとき。 N位置において油圧が発生していなかつた油
路5に油圧が供給され、油路5、1−2シフト
弁33、油路5Cを介して前記クラツチC2お
よびブレーキB3にライン圧が供給されると同
時に、油路5Cからアキユムレータコントロー
ル弁19のプランジヤ192にライン圧が入力
し、該プランジヤ192を介してスプール19
0を上側に変位させる。これにより油路1と油
路1Kと連絡し、油路1Kにはスロツトルモジ
ユレータ圧の如何にかかわらずライン圧と同等
のアキユムレータコントロール圧が発生する。
油路1Kに出力されたアキユムレータコントロ
ール圧はアキユムレータ52に背圧として入力
され油路1B、流量制御弁802を介して油路
1Cに供給される。油圧サーボC−2の作動圧
は第3図に示す2如くレベルアツプし、多板ク
ラツチC2の係合を早めて出力軸トルクを第3
図に示すbの如く急増させ、ブレーキB3の係
合とのタイミングを取ると共に、N−Rシフト
によりシヨツクの発生を防止する。 マニユアル弁30がD、Lの各レンジにシフ
トされ、油路2にライン圧が生じ、且つ1−2
シフト弁33が第2速側に設定されている場合
は、油路2Aにライン圧が生じ、ロツクアツプ
シグナル弁91を介してロツクアツプ制御弁9
3のスプールの上端ランド937にライン圧が
供給される。このライン圧により第3のソレノ
イド弁73が通電され油路1Jの油圧がロウレ
ベルとなつているとき、ロツクアツプシグナル
弁のスプール910は上側に設定され、これに
よりロツクアツプ制御弁43のスプール930
は下側に動かされ油路6と油路6Bとが連絡
し、トルクコンバータ100内に設けられたロ
ツクアツプクラツチ106は係合し、トルクコ
ンバータ100は直結状態となる。油路2Aに
ライン圧が生じないかまたは油路2Aにライン
圧が生じてもソレノイド弁73は非通電され油
路2Jにハイレベルのソレノイド圧が生じ油路
2Dの油圧がドレインポート915を介して排
圧されているときは、スプリング931および
プランジヤ932に加わるライン圧の作用でス
プール930は図示下方に位置する。スプール
930が図示下方に位置している間は油路6は
油路6Aに連絡しており、トルクコンバータ直
結クラツチ106は解放されている。ソレノイ
ド弁73への通電は後記するコンピユータによ
り車速とスロツトル開度が設定値以上のときな
される。 車両走行状態に応じて第1および第2のソレノ
イド弁71,72および73を表2に示す如く開
閉作動する電気制御回路(コンピユータ)を第6
図に基づき説明する。 電子制御回路は、電源装置420と、車速およ
びスロツトル開度検出装置よりソレノイド弁7
1,72の駆動へ至るコンピユータ回路400と
からなる。電源装置420はスイツチ421を介
してバツテリーに接続し、マニユアルレバーに装
置されたポジシヨンスイツチ422より結線52
0を通してD、2、L位置設定および結線521
よりパワーサプライ(定電圧電源供給装置)42
3と通電され、該サワーサプライ423より結線
523を通してコンピユータ400の各構成要素
へ定電圧を供給する。コンピユータ回路400は
車速検出装置401、波形増幅整形回路402、
D−A(デイジタルアナログ)変換回路403、
スロツトルポジシヨンスイツチ413、スロツト
ル開度電圧発生回路414、1−2シフト判別回
路402、2−3シフト判別回路406、3−4
シフト判別回路408、ヒステリシス回路40
5,407,409、ソレノイド弁71開閉決定
回路410、ソレノイド弁72開閉決定回路41
2、ソレノイド弁73開閉決定回路424、N−
Dシフト信号発生器415、タイマー411、増
幅器416,417,425、ソレノイド弁7
1,72,73からなる。車速検出装置401に
て検出した車速は正弦波形信号となり、波形増幅
整形回路402により正の短形波信号に整形増幅
され、D−A変換回路403により車速に応じた
直流電圧信号に変換され、機関負荷状態を検出す
るスロツトルポジシヨンスイツチ413はスロツ
トル開度に応じた可変抵抗により構成され、スロ
ツロル開度に応じた信号はスロツトル開度電圧発
生回路414により直流電圧にされ、それぞれ1
−2シフト判別回路404、2−3シフト判別回
路406、3−4シフト判別回路408に入る。
各判別回路は車速電圧信号とスロツトル開度電圧
信号とを、たとえば差動増幅回路にてその大小を
比較し、1−2シフト、2−3シフト、3−4シ
フトのいずれかの条件を設定する。ヒステリシス
回路405,407,409はそれぞれ2−1シ
フト、−2シフト、4−3シフトの各ダウンシフ
トの条件を与えるためのもので、それぞれシフト
アツプ時における変速点より幾分車速の低い側で
ダウンシフトがなされるようにし、変速域でのハ
ンチングを防止する。ソレノイド弁71開閉決定
回路410は2−3シフト判別回路の出力により
0(OFF)または1(ON)の出力を発し、増幅器
416を介してソレノイド弁71を開閉作動せし
める。ソレノイド弁72開閉決定回路412は、
1−2シフト判別回路404、3−4シフト判別
回路408の出力、およびタイマー411を介し
たN−Dシフト信号発生器の出力により0または
1の出力を発し、増幅器417を介してソレノイ
ド弁72を開閉作動させる。ソレノイド弁73開
閉決定回路424は、1−2シフト判別回路40
4、2−3シフト判別回路406、3−4シフト
判別回路408の出力を入力して、第2速以上で
走行中、予めプログラムした各変速段での車速お
よびスロツトル開度となつたとき増幅器425を
介してソレノイド弁73を開閉作動させる。 この構成において各変速段におけるマニユアル
弁の設定位置による走行条件の変化はつぎの如く
なる。 (A) 1st(第1速)のとき、 第1のソレノイド弁71はON(通電)、第2
のソレノイド弁72はOFF(非通電)されてい
る。 D位置…(1)エンジンブレーキは効かない。 2位置…(1)D位置に同じ。 (2)2−3シフト弁31のスプール310は油
路4の油圧が左端ランド313に印加されるた
め、第1のソレノイド弁71のON−OFFにか
かわらず右側(第1、2速側)に固定される。 L位置…(1)S位置に同じ。 (2)S位置に同じ。 (3)(2)によつて第1のソレノイド弁71の
ON、OFFにかかわらず第1速のギア状態が得
られる。したがつてコンピユータが故障した場
合にはL位置にすることにより第1速のギアで
の車両の発進が可能となる。 (B) 2nd(第2速)のとき、 第1のソレノイド弁71、第2のソレノイド
弁72はともにONされている。 D位置…(1)エジンブレーキは効かない。 S位置…(1)ブレーキB1が係合するためエン
ジンブレーキが効かない。 (C) L位置…(1)S位置に同じ。 3rd(第3速)のとき、 第1のソレノイド弁71はOFF第2のソレ
ノイド弁72はOFFされている。 D位置…(1)エンジンブレーキが効く。 2位置…(1)D位置に同じ。 (2)油路3の油圧が2−3シフト弁31、油路
1Aを介して3−4シフト弁35のスプール3
50の左側ランドに印加されるため、第2のソ
レノイド弁72のON、OFFにかかわらず第3
速ギアを保持する。したがつてコンピユータが
故障した場合は第3速のギアとなる。 (D) 4th(第4速)のとき、 第1および第2のソレノイド弁71および7
2はともにOFF、D位置のみエンジンブレー
キが効く。 以上を表3に表わす。
【表】 第7図は他の実施例に示す。 本実施例ではアキユムレータコントロール弁1
9の入力油圧として油路5Cの油圧の代りに油路
5の油圧を用いている。 第8図はさらに他の実施例を示す。本実施例で
は該チエツク弁750を用い、アキユムレータコ
ントロール弁19の入力油圧として油路5又は油
路5Cと油圧とスロツトルモジユレータ圧または
スロツトル圧のいずれか高い圧力が油路751を
介して入力されるようにしている。これによりア
キユレータコントロール圧は第2図に示すPc3
の如くなりこのとき油圧サーボC−2の油圧変化
は第3図に示す3となり、また出力軸トルクの変
動は第3図に示すcとなる。 上記実施例によれば、ライン圧を必要トルクに
応じた油圧に近似せしめて制御せしめるスロツト
ルモジユレータ弁により、ライン圧及びアキユム
レータ背圧を制御しているので、前進走行時にお
いてエンジン負荷に対応した適切な油圧特性を得
ることができ、マニユアル弁による前進位置への
切り換え時及び変速時のシヨツクの低減、さらに
は油圧源からの油圧の供給を必要量だけにするこ
とができるので、油圧源における損失を低減する
ことができる。 特に、アキユムレータコントロール弁をスロツ
トルモジユレータ圧により制御せしめているの
で、自動変速機の搭載される車両側の変更、たと
えばエンジンの変更にともなうアキユムレータ背
圧特性の変更を行う際に、自動変速機側の設計変
更、例えばバルブ径の変更などを少なくしエンジ
ン負荷に対応した適切なアキユムレータ背圧特性
を得ることができる。 詳説すれば、表4に示すように、まず、スロツ
トルモジユレータ圧の特性を、スロツトルモジユ
レータ弁のスプリング荷重等の設定の変更によ
り、入力されるスロツトル圧に対して次の3通り
を選択することができる。 1 スロツトル圧が所定値以上において、一定圧
に減圧して出力する。 2 スロツトル圧が所定値以上において、スロツ
トル開度に対する出力油圧の増加割合を小さく
減圧して出力する。 3 すべてのスロツトル圧領域において、スロツ
トル圧を減圧して出力する。 つぎに、アキユムレータコントロール圧の特性
を、アキユムレータコントロール弁のスプリング
荷重等の設定の変更により入力されるスロツトル
モジユレータ圧に対して次の3通りを選択するこ
とができる。 1 スロツトルモジユレータ圧の変化前、つまり
スロツトルモジユレータ弁が減圧を開始する前
に調圧を終了する。 2 すべてのスロツトルモジユレータ圧領域にお
いて、減圧して出力する。 3 アキユムレータコントロール弁を固定し、ラ
イン圧をそのまま出力する。 以上の組み合わせにより9通りのアキユムレー
タ背圧特性を得ることが可能となり、自動変速機
の搭載される車両側の変更による自動変速機側の
設計変更を少なくし、エンジン負荷に対応した適
切なアキユムレータ背圧特性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアキユムレータコントロール弁
の油圧回路図、第2図はアキユムレータコントロ
ール圧特性を示すグラフ、第3図は油圧サーボの
昇圧特性および出力軸トルク変化を示すグラフ、
第4図はフロントエンジンフロントドライブ式自
動車用自動変速機の骨格図、第5図は本発明の油
圧制御装置の油圧回路図、第6図は電子制御回路
のブロツク図、第7図は本発明の他の実施例の油
圧制御装置の油圧回路図、第8図はさらに他の実
施例の油圧制御装置の油圧回路図である。 図中、19……アキユムレータコントロール
弁、52……アキユムレータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油圧源と、 該油圧源からの油圧を調圧してライン圧に制御
    せしめるプライマリレギユレータ弁と、 エンジン負荷に対応した油圧を発生せしめるス
    ロツトル弁と、 該スロツトル弁と前記プライマリレギユレータ
    弁との間に配設されライン圧を必要トルクに応じ
    た油圧に近似せしめて制御せしめるスロツトルモ
    ジユレータ弁と、 前記プライマリレギユレータ弁と油圧サーボと
    の間に配設され油圧サーボへの油圧を蓄圧制御せ
    しめるアキユムレータと、 該アキユムレータと前記スロツトル弁及びプラ
    イマリレギユレータ弁との間に配設されエンジン
    負荷に対応してライン圧を調圧せしめて前記アキ
    ユムレータの背圧を制御せしめるアキユムレータ
    コトントロール弁と、前記プライマリレギユレー
    タ弁と前記油圧サーボとの間に配設され設定位置
    に応じてライン圧を選択的に各油圧サーボへ供給
    せしめるマニユアル弁を備えた自動変速機の油圧
    制御装置において、 前記マニユアル弁を前進位置に設定したとき前
    記アキユムレータコントロール弁はエンジン負荷
    に応じてアキユムレータの背圧を制御せしめ、後
    進位置に設定したとき前記マニユアル弁を介して
    供給される後進用油圧を前記アキユムレータコン
    トロール弁にスロツトル圧に対抗せしめて作用せ
    しめアキユムレータコントロール弁を介して調圧
    されるライン圧の昇圧を制御せしめることにより
    前記マニユアル弁のいわゆる前進位置及び後進位
    置設定に伴うシヨツクを防止せしめると共に、前
    進走行時におけるアキユムレータ背圧制御を必要
    トルクに応じたライン圧に応じて制御せしめたこ
    とを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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