JPH0440576B2 - - Google Patents

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JPH0440576B2
JPH0440576B2 JP57133961A JP13396182A JPH0440576B2 JP H0440576 B2 JPH0440576 B2 JP H0440576B2 JP 57133961 A JP57133961 A JP 57133961A JP 13396182 A JP13396182 A JP 13396182A JP H0440576 B2 JPH0440576 B2 JP H0440576B2
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JP
Japan
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hydraulic
valve
brake
hydraulic servo
pressure
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JP57133961A
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JPS5926660A (ja
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Kazumasa Tsukamoto
Keizo Kobayashi
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0440576B2 publication Critical patent/JPH0440576B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H47/00Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing
    • F16H47/06Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the hydrokinetic type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、車両用自動変速機の油圧制御装置に
関する。 [従来の技術] 従来、例えば特開昭52−142156号公報に記載さ
れているように前進第2速の速度段を達成するに
は、選速弁がDレンジに設定された場合と、選速
弁が2レンジに設定された場合と2通りがある。
選速弁がDレンジに設定された場合には、エンジ
ンドライブ用ブレーキ16が係合され、選速弁が
2レンジに設定された場合には、エンジンブレー
キ用ブレーキ15及び2レンジドライブ用ブレー
キ16の2つのブレーキが係合される。これはシ
フトレバーが通常Dレンジに設定された場合は、
前進第2速達成のために係合されるブレーキの必
要トルクが低いため、1つのブレーキ係合により
変速シヨツクのないスムーズな変速を達成するた
めである。またシフトレバーがDレンジから2レ
ンジに変更された場合は、2速達成のために係合
されるブレーキの必要トルクは上記前進第2速達
成のために係合されるブレーキの必要トルクに加
え、エンジンブレーキを効かせることによりエン
ジン逆トルクが入力されるため急激に増大する。
この増大した入力トルクに対応するため、2つの
ブレーキ係合により所望のエンジンブレーキを達
成する必要があるからである。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、近年例えばエンジンの排気量のアツプ
またはエンジンにターボチヤージヤーを付加する
ことによるエンジンの高出力化が目覚ましく、タ
ーボチヤージヤーを付加したエンジンを搭載した
車両においては、所定のエンジン回転数またはス
ロツトル開度以上になるとターボチヤージヤーが
作動し急激にエンジントルクが上昇する場合があ
る。そのため、シフトレバーがDレンジに設定さ
れて走行している場合、所定のアクセル開度以上
になると従来のような1つのブレーキ係合のみで
は急激なトルク上昇に耐えることができずブレー
キの摩擦材に滑りを生じ、変速シヨツクが起こる
場合がある。 これを解消するために単に1つのブレーキの容
量を増加せしめる対策も考えられる。しかし逆に
スロツトル開度が所定値以下の場合には、かかる
構成を採用すればブレーキ容量が大きすぎて、変
速シヨツクが大きくなりスムーズな変速が困難と
なる。 そこで本発明は、前進走行中、エンジントルク
の変化に対応した適正なブレーキ容量を確保し得
る制御によりスムーズな変速を達成することがで
きる自動変速機の油圧制御装置の提供を目的とす
る。 更に本発明は、前進走行中にマニユアルダウン
シフトした時においては余分な構造を付加するこ
となく、エンジン負荷の如何にかかわらず、高い
ブレーキ容量を確保できる自動変速機の油圧制御
装置の提供を目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記課題を達成するために、油圧源
と、該油圧源からの油圧を所定の油圧に調圧する
調圧弁と、該調圧弁により調圧された所定の油圧
が供給せしめられ変速ギヤ機構の所定の要素を係
合する摩擦係合要素の油圧サーボと、該油圧サー
ボに作用する複数のシフト弁と、該シフト弁に油
圧を出力するマニユアル弁とからなる自動変速機
の油圧制御装置において、前記油圧サーボは所定
の変速段を達成せしめる第1のブレーキ用油圧サ
ーボ及び第2のブレーキ用油圧サーボとを備え、
前記複数のシフト弁は前記マニユアル弁から前記
第1のブレーキ用油圧サーボへ油圧を切換制御せ
しめる第1のシフト弁を備え、エンジン負荷に対
応した信号に応じて前記第1及び第2のブレーキ
用油圧サーボの連結を制御せしめる切換弁を有
し、エンジン負荷が高いときには前記第1のブレ
ーキ用油圧サーボと前記第2のブレーキ用油圧サ
ーボとを連結し、エンジン負荷が低いときには前
記第1のブレーキ用油圧サーボと前記第2のブレ
ーキ用油圧サーボとを遮断せしめたことを特徴と
している。 更に本発明は、油圧源と、該油圧源からの油圧
を所定の油圧に調圧する調圧弁と、該調圧弁によ
り調圧された所定の油圧が供給せしめられ変速ギ
ヤ機構の所定の要素を係合する摩擦係合要素の油
圧サーボと、該油圧サーボに作用する複数のシフ
ト弁と、該シフト弁に油圧を出力するマニユアル
弁とからなる自動変速機の油圧制御装置におい
て、前記油圧サーボは所定の変速段を達成せしめ
る第1のブレーキ用油圧サーボ及び第2のブレー
キ用油圧サーボとを備え、前記複数のシフト弁は
前記マニユアル弁から前記第1のブレーキ用油圧
サーボへ油圧を切換制御せしめる第1のシフト弁
を備え、エンジン負荷に対応した信号に応じて前
記第1及び第2のブレーキ用油圧サーボの連結を
制御せしめる切換弁を有し、該切換弁はマニユア
ルダウンシフト時に前記マニユアル弁を介して前
記調圧弁から選択的に供給せしめられる油圧及び
前記第1のブレーキ用油圧サーボに供給せしめら
れる油圧のいずれか一方を前記エンジン負荷に対
応した信号の如何にかかわらず前記第2のブレー
キ用油圧サーボに連通制御せしめたことを特徴と
している。 [作用及び効果] 本発明の自動変速機における油圧制御装置は、
エンジン負荷に対応した信号に応じて、2つのブ
レーキ用油圧サーボを連結制御せしめる切換弁を
有することにより、エンジン負荷が低い時には1
つの油圧サーボへの油圧の供給により、変速シヨ
ツクのないスムーズな変速が達成できるとともに
エンジン負荷が高いとき、2つのブレーキ用油圧
サーボへ油圧を供給することによりエンジントル
クの変化に対応した必要なブレーキ容量を確保で
きる。 更にマニユアルダウンシフト時においては、マ
ニユアル弁を介して調圧弁から選択的に供給せし
められる油圧及び第1のブレーキ用油圧サーボに
供給される油圧のいずれか一方を、エンジン負荷
に対応した信号の如何にかかわらず、第2のブレ
ーキ用油圧サーボに連通せしめているので、いわ
ゆるマニユアルダウンシフト時における必要ブレ
ーキ容量をも確保することができる。 [実施例] 次に本発明を図に示す一実施例に基づき説明す
る。 第1図はオーバドライブ装置付流体式4速自動
変速機のプラネタリギヤユニツトの一例を示す概
略骨格図である。 この自動変速機のプラネタリギヤユニツトはト
ルクコンバータ10、オーバドライブ機構20、
前進3段後進1段の遊星歯車変速機構30を備え
ており、第2図に示す本発明の油圧制御装置によ
つて制御される。トルクコンバータ10はポンプ
55、タービン56及びステータ57を含む周知
のものであり、ポンプ55は機関クランク軸58
と連結され、タービン56はタービン軸59に連
結されている。タービン軸59はトルクコンバー
タ10の出力軸をなすものであり、これはまたオ
ーバドライブ機構20の入力軸となつており、オ
ーバドライブ機構20における遊星歯車装置のキ
ヤリヤ60に連結されている。キヤリヤ60によ
つて回転可能に支持されたプラネタリピニオン6
4はサンギヤ61及びリングギヤ65と噛合つて
いる。サンギヤ61とキヤリヤ60の間には多板
クラツチ12と一方向クラツチ13が設けられて
おり、更にサンギヤ61とオーバドライブ機構を
包合するハウジング或はオーバドライブケース6
6の間には多板ブレーキ19が設けられている。 オーバドライブ機構20のリングギヤ65は前
進3段後進1段の遊星歯車変速機構30の入力軸
23に連結されている。入力軸23と中間軸29
の間には多板クラツチ24が設けられており、ま
た入力軸23とサンギヤ軸80の間には多板ブレ
ーキ26、多板ブレーキ40及び一方向クラツチ
41が設けられている。サンギヤ軸80に設けら
れたサンギヤ82はキヤリヤ83、該キヤリヤ8
3によつて支持されたプラネタリピニオン84、
該ピニオン84と噛合つたリングギヤ85、他の
一つのキヤリヤ86、該キヤリヤ86により支持
されたプラネタリピニオン87、該プラネタピニ
オン87と噛合うリングギヤ88とともに二列の
遊星歯車装置を構成している。リングギヤ85は
中間軸29と連結されている。またこの遊星歯車
装置におけるキヤリヤ83は他方の遊星歯車装置
におけるリングギヤ88と連結されており、これ
らキヤリヤ83及びリングギヤ88は出力軸89
と連結されている。また該他方の遊星歯車装置に
おけるキヤリヤ86とトランスミツシヨンケース
68の間には多板ブレーキ27と一方向クラツチ
28が設けられている。 かかるオーバドライブ装置付流体式自動変速機
のプラネタリギヤユニツトは以下に詳細に説明さ
れる油圧制御装置によりエンジンの出力及び車両
の車速に応じて各クラツチ及びブレーキの係合ま
たは解放が行われ、オーバドライブ(O/D)を
含む前進4段の変速または手動切換えによる後進
1段の変速を行うようになつている。 変速ギヤ位置とクラツチ及びブレーキの作動状
態を表1に示す。
【表】 ここで○は各クラツチ及びブレーキが係合状態
及び一方向クラツチ、一方向ブレーキがロツク状
態にあり、また×は各クラツチ及びブレーキが解
放状態にあり、−は一方向クラツチがオーバラン
の状態にあることを示す。また、高はスロツトル
高開度、低はスロツトル低中開度、コはコースト
時、◎はコースト時にエンジンブレーキが作用す
ることを示す。 上記クラツチ及びブレーキ12,19,24,
25,26,27,40を選択的に作用させ、ま
た、一方向クラツチ13,28,41が作用し
て、自動もしくは手動による変速操作を行なう本
発明の制御装置の油圧回路を第2図もしくは第3
図に示す一実施例に基づき説明する。 油圧回路は油溜め100、油ポンプ101、圧
力調圧弁(レギユレータ弁)102、第2圧力調
圧弁103、カツトバツク弁104、クーラバイ
バス弁105、プレツシヤリリーフ弁106、リ
バースクラツチシーケンス弁110、直結クラツ
チ制御弁120、スロツトル弁200、マニユア
ル弁210、1−2シフト弁220、2−3シフ
ト弁230、3−4シフト弁240、エンジン負
荷に応じてブレーキ26の係合圧を切換える切換
弁500、ブレーキ26への供給油圧を遮断する
インタミイデエイトコーストモジユレータ弁24
5、ブレーキ27への供給油圧を調整するローコ
ーストモジユレータ弁250、クラツチ24の係
合を円滑になさしめるアキユムレータ260、ク
ラツチ40の係合を円滑になさしめるアキユムレ
ータ280、クラツチ12,24,25及びブレ
ーキ19,26,40の各油圧サーボへ供給され
る圧油の流量を制御するチエツク弁付流量制御弁
301,302,303,304,305,30
6、後記する電気回路(コンピユータ)の出力で
開閉され2−3シフト弁230を制御する第1の
ソレノイド弁230、1−2シフト弁220と3
−4シフト弁240の双方を制御する第2のソレ
ノイド弁330、及び前記直結クラツチ制御弁1
20を制御する第3のソレノイド弁340、並び
に各弁間及びクラツチ、ブレーキの油圧シリンダ
を連絡する油路からなる。 油溜め100より油ポンプ101より汲み上げ
られた作動油は、圧力調圧弁102で所定の油圧
(ライン圧)に調整されて油路1へ供給される。
該油路1にオリフイス51を介して連絡した油路
1Aを経て第2圧力調圧弁103に供給された圧
油は、スロツトル弁200の出力するスロツトル
圧に応じ所定のトルクコンバータ圧、潤滑油圧、
及びクーラ圧に調圧される。 マニユアル弁210は、運転席に設けられたシ
フトレバーと連結されており、手動操作によりシ
フトレバーのレンジに応じてP(パーク)、R(リ
バース)、N(ニユートラル)、D(ドライブ)、S
(セカンド)、L(ロー)の各位置に移動する。表
2に各シフトレバーのシフトレンジにおける油路
1と油路2〜5との連通状態を示す。○は連通し
てライン圧が供給されている場合を示し、×は排
圧されている状態を表す。
【表】 2−3シフト弁230を制御する第1のソレノ
イド弁320は、非通電時には弁口321を閉じ
てオリフイス322を油路2と連絡した油路2G
にハイレベルのソレノイド圧(ライン圧に等し
い)を生ぜしめ、通電時には弁口321を開いて
排油口323から油路2Gの圧油を排出させロウ
レベルのソレノイド圧を生じる。 1−2シフト弁220及び3−4シフト弁24
0を制御する第2のソレノイド弁330は非通電
時には弁口331を閉じてオリフイス332を介
し油路2と連絡した油路2Fにハイレベルのソレ
ノイド圧を生ぜしめ、通電時には弁口331を開
いて排油口333から油路2Fの圧油を排出させ
ロウレベルのソレノイド圧を生じる。 表3に後記する電子回路により制御されるソレ
ノイド弁320及び330の通電(○)、非通電
(×)と自動変速機のギア状態の関係を示す。
【表】 ロツクアツプ制御弁120を制御する第3のソ
レノイド弁340は、油路1とオリフイス342
を介して連通した油路1Hに連絡するロツクアツ
プ制御弁120の図示上端油室121の油圧を制
御する。この第3のソレノイド弁340は、非通
電時は前記油室121にハイレベルのソレノイド
圧を生ぜしめて、背設されたばね123とともに
スプール122を図示下方に押圧し、該スプール
122を図示下方に位置させ、通電時には前記油
室121を排圧してロウレベルのソレノイド圧に
反転させる。 1−2シフト弁220は、図示左方にばね22
1を背設したスプール222を備え、第2のソレ
ノイド弁330が非通電され油路2Fにハイレベ
ルのソレノイド油圧が生じているときは、図示右
端の油室224に該ハイレベルのソレノイド圧が
入り、該油圧の印加によりスプール222は第2
図において下半に示す如く図示左方にて第1速の
位置となり、第2のソレノイド弁330が通電さ
れ油路2Fが排圧されてロウレベルのソレノイド
圧となつた時は、スプール222は上半に示す如
く図示右方設定されて第2速の位置が得られる。
第3、第4速においては、マニユアル弁210及
び2−3シフト弁230を介して油路2Cから左
端油室223にライン圧が入り、スプール222
はソレノイド圧の如何にかかわらず図示左方に固
定される。 2−3シフト弁230は、図示左方にばね23
1を背設したスプール232を備え、第1のソレ
ノイド弁320が通電されており油路2Gがロウ
レベルのソレノイド圧となっているとき、スプー
ル232はばね231の作用で図示右方に設定さ
れて第1、第2速の位置となり、第1のソレノイ
ド弁320が非通電されているときは、油路2G
にハイレベルのソレノイド圧が生じて油室234
に印加され、このソレノイド圧の作用でスプール
232は図示左方に設定されて第3、第4速の位
置となる。油路4にライン圧が供給されたとき
は、オリフイス235を介して左端油室233に
ライン圧が供給され、スプール232は第1速及
び第2速側である図示右方にロツクされる。3−
4シフト弁240は、一方にばね241を背設し
たスプール242を備え、第2のソレノイド弁3
30が非通電されている第1速では、油路2Fを
経て右端油室243にハイレベルのソレノイド圧
が入り、スプール242は第4速(オーバドライ
ブ)側である図示左方に固定され、第2のソレノ
イド弁330が通電され油路2Fは排圧されロウ
レベルの油圧となる第2速、第3速は、ばね24
1の作用で、スプール242は図示右方に設定さ
れ、第4速では第2のソレノイド弁330が非通
電され、スプール242は図示右方に設定され
る。マニユアル弁210、油路2、2−3シフト
弁230、油路2Bを介して左端油室244にラ
イン圧が供給されているとき、スプール242は
該ライン圧及びばね241の作用で図示右方(第
3速側)にロツクされる。 スロツトル弁200は、アクセルペダルの踏み
込み量に応じスロツトルプランジヤー201がス
トロークして、該プランジヤー201とばね20
4が背設されたスプール202を動かし、油路1
から供給されたライン圧をスロツトル開度に応じ
たスロツトル圧に調整して油路9に出力する。 1−2シフト弁220とブレーキ26の油圧サ
ーボとの間に設けられた切換弁500は、図示下
方にばね501を背設したスプール502を備
え、エンジン負荷に対応した信号によりスプール
502が上下動してブレーキ26係合用の油路3
Cと油路2Aまたは3Bとの連絡を切換える。 該切換弁500のスプール502は、D、S、
Lレンジ第1、第2速時に油路2から、Sレンジ
第3速時に油路3から2−3シフト弁230、油
路2Bを介して上端油室503に印加されるエン
ジン負荷に対応した油圧(本実施例においてはラ
イン圧)とばね501の力との釣り合いによつて
上下動する。スロツトル開度が設定値以上でライ
ン圧が高い場合、スプール502は第2、第3図
において右半に示す如く図示下方に設定され、油
路2Aと油路3Cが連通され、スロツトル開度が
設定値以下でライン圧が低い場合、スプール50
2は、第2、第3図において左半に示す如く図示
上方に設定され、油路3Bと油室3Cが連通され
る。 インタミデイエイトコーストモジユレータ弁2
45は、図示右方にばね246を背設したスプー
ル247を備え、前記切換弁500とブレーキ2
6の油圧サーボとの間に設けられ、ブレーキ26
の油圧サーボへの供給油圧をライン圧から所定圧
だけレベルダウンさせて油路3Cから油路3Dへ
供給する。また該モジユレータ弁245は、図示
左端の油室248に第3速用摩擦係合要素クラツ
チ25の係合圧が供給される油路2Dが油路3D
との連絡を遮断する。 次にマニユアル弁210の手動シフトによる油
圧制御装置の作動を説明する。 マニユアル弁210がNレンジにシフトされて
いるとき。 表2に示す如く油路1は2〜5のいずれとも連
絡せず、表3に示す如く第1及び第2のソレノイ
ド弁320,330はいずれも非通電されてい
る。このため1−2シフト弁220、2−3シフ
ト弁230、3−4シフト弁240のスプールは
いずれもばねの作用で図示右方に位置されてい
る。マニユアル弁210を介さず油路1に3−4
シフト弁240、油路1J及びチエツク弁付流量
制御弁301を介して直接連絡しているクラツチ
12のみが係合している。 マニユアル弁210を高速レンジであるDレン
ジにシフトしたとき。 表2に示す如く油路2に油圧が供給され、これ
によりチエツク弁302、油路2Eを介してライ
ン圧が供給されてクラツチ24が係合される。 第1速の走行は表3に示す如く第1のソレノイ
ド弁320が通電、第2のソレノイド弁330が
非通電され1−2シフト弁220のスプール22
2は図示左方にあり、ブレーキ26,40に連絡
する油路3E,2Hは排圧され、ブレーキ27に
連絡する油路4Cにも油圧が供給されていないの
でブレーキ26,40,27は解放されている。 車速が予め設定した大きさになつたとき、コン
ピユータの出力で第2のソレノイド弁330が通
電され油室224に印加されたソレノイド圧はロ
ウレベルに反転するので、1−2シフト弁220
のスプール222は図示右方に移動し、油路2、
1−2シフト弁220、油路2A、チエツク弁3
06、油路2Hを経て油圧が供給されブレーキ4
0は係合して第2速へのシフトが生ずる。 この第2速において、スロツトル開度が設定値
以上の高開度である場合、油路2Bから切換弁5
00の上端油室503に印加されるライン圧によ
る力がばね501の力に勝つてスプー502は第
2図右半に示す下方に設定され、油路2Aが油路
3Cと連通されるので、油路2Aから切換弁50
0、油路3C、インタミデイエイトコーストモジ
ユレータ弁245、油路3D、チエツク弁30
5、油路3Eを経て油圧が供給されブレーキ26
が係合され、これによつて第2速のスロツトル高
開度時に、2つの第2速用摩擦係合要素であるブ
レーキ40及びブレーキ26が係合された第2速
が達成され、急加速による強力なトルクの負荷に
耐え得る。 またスロツトル開度が設定値以下の低中開度で
ある場合は、油路2Bから切換弁500の上端油
室503に印加されるライン圧による力が弱く、
スプール502は第2図左半に示す上方に設定さ
れ、油路3Cと油路3Bが連通され、油路3Cへ
の油圧の供給は遮断され、ブレーキ26は解放さ
れている。 またDレンジ第2速コースト時は、スロツトル
開度が低いので、ブレーキ26は解放され、エン
ジンブレーキは効かない。 第3速へのアツプシフトは、車速、スロツトル
開度等が所定値に達したときコンピユータの出力
で第1のソレノイド弁320が非通電され、2−
3シフト弁230のスプール233は図示左方に
移動し、油路2、2−3シフト弁230、油路2
C、チエツク弁303、油路2Dを経て油圧が供
給されてクラツチ25が係合し、同時に1−2シ
フト弁220のスプール222は油路2Cから左
端油室223に供給されたライン圧により図示右
方(第2速側)に固定されてなる。 また油路2Dからインタミデイエイトコースト
モジユレータ弁245の図示左端の油室248に
ライン圧が導入されるので、スロツトル高開度時
に油路2、1−2シフト弁220、油路2A、切
換弁500を介して油路3Cに供給されるライン
圧はモジユレータ弁245によつて遮断され、第
3速においてブレーキ26は常に解放されてい
る。 第4速へのアツプシフトは上記と同様、コンピ
ユータの出力で第2のソレノイド弁330が非通
電され、油路2Fから3−4シフト弁240の右
端油室243に供給されていたソレノイド圧がハ
イレベルに反転し、3−4シフト弁240のスプ
ール242が図示左方に移動し、油路1Jが排圧
されるとともに油路1Lに油圧が供給され、クラ
ツチ12が解放されるとともにブレーキ19が係
合してなされる。 マニユアル弁210が低速レンジであるSレン
ジにあるとき。 表2に示す如く油路2に加えて油路3にライン
圧が供給される。第1、第2、第3速は上記Dレ
ンジのときと同様のシフトがなされるが油路3、
油路2Bを経て3−4シフト弁240の左端油室
244にライン圧が入りスプール242は図示右
方に固定されるので、第4速へのシフトは生じな
い。 また第2速においては、前記Dレンジ第2速の
如く油路2から1−2シフト弁220を介して油
路2Aにライン圧が供給されるとともに、油路3
から2−3シフト弁230、油路3A、1−2シ
フト弁220を介して油路3Bにもライン圧が供
給されるので、スロツトル開度の高低即ち切換弁
500の作動に関係なく常に油路3Cにライン圧
が供給され、常時ブレーキ40及びブレーキ26
の両者が係合する第2速が達成され、Sレンジ第
2速はコースト時にエンジンブレーキが効くとと
もに伝達トルク容量が増大する。 またマニユアル弁210がD位置で第4速の走
行中に手動でD−Sシフトを行つた場合、前記の
如く3−4シフト弁の左端油室244へのライン
圧導入により直ちに第3速にダウンシフトがなさ
れ、予定した速度まで減速した時点でコンピユー
タの出力が第1のソレノイド弁320を通電さ
せ、3−2ダウンシフトを生じさせ、エンジンブ
レーキの効く第2速が得られる。 マニユアル弁210が低速レンジであるLレン
ジにあるとき。 油路2、油路3に加えて油路4にもライン圧が
供給される。第1、第2速は上記Dレンジのとき
と同様のシフトがなされるが、油路4から2−3
シフト弁230の左端油室233にライン圧が入
り、スプールを図示右方に固定するので第3速へ
のシフトは生じない。また第1速は油路4、2−
3シフト弁230、油路4A、ローコーストモジ
ユレータ弁250、油路4B、1−2シフト弁2
20、油路4Cを経て供給される油圧によりブレ
ーキ27を係合させエンジンブレーキが効くよう
になされている。 また第2速ではマニユアル弁210がSレンジ
にシフトされているときと同じである。また第3
速状態で走行中Lレンジにシフトしたときは、前
記2−3シフト弁230の左端油室233へのラ
イン圧の導入により直ちに2速へダウンシフトが
なされ、予定した速度まで減速した時点でコンピ
ユータの出力が第2のソレノイド弁330を通電
させ、2−1ダウンシフトを生じさせる。 マニユアル弁210がD、S、Lの各レンジに
シフトされ、油路2にライン圧が生じ、且つ1−
2シフト弁220が第2速側(図示右方)に設定
されている場合は、油路2Aにライン圧が生じ、
ロツクアツプ制御弁120の下端油室124に供
給される。このライン圧により第3のソレノイド
弁340が通電され上端油室121の油圧がロウ
レベルとなつているとき、ロツクアツプ制御弁1
20のスプール122は図示上方に動かされ油路
1Aと油路1Dとが連絡し、トルクコンバータ1
0内に設けられたロツクアツプクラツチ50は係
合し、トルクコンバータ10は直結状態となる。
油路2Aにライン圧が生じても第3のソレノイド
弁340は非通電され油室121にハイレベルの
ソレノイド圧が生じているときには、ばね123
またはばね123とハイレベルのソレノイド圧の
作用でスプール122は図示下方に位置する。ス
プール122が図示下方に位置している間は油路
1Aは油路1Cに連絡しており、トルクコンバー
タ直結クラツチ50は解放されている。第3のソ
レノイド弁340の通電は後記するコンピユータ
により車速とスロツトル開度が設定値以上のとき
なされる。 車両走行状態に応じて第1及び第2のソレノイ
ド弁320,330を表3に示す如く開閉作動す
る電気回路(コンピユータ)を第4図に基づき説
明する。 電気回路は電源装置420と、車速及びスロツ
トル開度検出装置によりソレノイド弁320,3
30,340の駆動へ至るコンピユータ回路40
0とからなる。電源装置420はスイツチ421
を介してバツテリーに接続し、マニユアルレバー
に装着されたポジシヨンスイツチ422より結線
521よりパワーサプライ(定電圧電源供給装
置)423と導通され、該パワーサプライ423
より結線523を通してコンピユータ400の各
構成要素へ定電圧を供給する。コンピユータ回路
400は車速検出装置401、波形増幅整形装置
402、D−A(デジタルアナログ)変換回路4
03、スロツトルポジシヨンスイツチ413、ス
ロツトル開度電圧発生回路414、1−2シフト
判別回路404、2−3シフト判別回路406、
3−4シフト判別回路408、ヒステリシス回路
405,407,409、ソレノイド弁320開
閉決定回路410、ソレノイド弁330開閉決定
回路412、ソレノイド弁340開閉決定回路4
24、N−Dシフト信号発生器415、タイマ4
11、増幅器416,417,425、ソレノイ
ド弁320,330,340からなる。車速検出
装置401にて検出した車速は正弦波形信号とな
り波形増幅整形回路402より正の矩形波信号に
増幅され、D−A変換回路403により車速に応
じた直流電圧信号に変換され機関負荷状態を検出
するスロツトルポジシヨンスイツチ413はスロ
ツトル開度に応じた可変抵抗により構成され、ス
ロツトル開度に応じた信号はスロツトル開度電圧
発生回路414により直流電圧にされ、それぞれ
1−2シフト判別回路404、2−3シフト判別
回路406、3−4シフト判別回路408に入
る。各判別回路は車速電圧信号とスロツトル開度
電圧信号とを例えば差動増幅回路にてその大小を
比較し、1−2シフト、2−3シフト、3−4シ
フトのいずれかの条件を設定する。ヒステリシス
回路405,407,409はそれぞれ2−1シ
フト、3−2シフト、4−3シフトの各ダウンシ
フトの条件を与えるためのもので、それぞれアツ
プシフト時における変速点より幾分車速の低い側
でダウンシフトがなされるようにし、変速域での
ハンチングを防止する。ソレノイド弁320開閉
決定回路410は2−3シフト判別回路406の
出力により0(OFF)または1(ON)の出力を発
し、増幅器416を介して第1のソレノイド弁3
20を開閉作動せしめる。ソレノイド弁330開
閉決定回路412は1−2シフト判別回路40
4、3−4シフト判別回路408の出力及びタイ
マ411を介したN−Dシフト信号発生器の出力
により0または1の出力を発し、増幅器417を
介して第2のソレノイド弁330を開閉作動させ
る。ソレノイド弁340開閉決定回路424、1
−2シフト判別回路404、2−3シフト判別回
路406、3−4シフト判別回路408の出力を
入力して、第2速以上で走行中、予めプログラム
した各変速段での車速及びスロツトル開度となつ
たとき、増幅器425を介して第3のソレノイド
弁340を開閉作動させる。 次に第5図に要部回路図で示す第2実施例につ
いて説明する。 第5図に表われない全体の構成は第1実施例と
同様であり、第1実施例と同等物は同一符号で表
わす。 本実施例では切換弁500は図示下端に背設し
たばね501及びスプール502を有し、上端油
室503に印加されるライン圧は、油路2Aから
導入されている。この構成の差により、第1実施
例において切換弁500が作動するのは油路2B
にライン圧が供給されるD、S、Lレンジ第1、
第2速及びSレンジ第3速時であり、本第2実施
例では切換弁500が作動するのは油路2Aにラ
イン圧が供給されるD、S、LBレンジ第2、第
3、第4速時であるが、第3、第4速時はインタ
ミデイエイトコーストモジユレータ弁245によ
つて係合油路3Cと3Dの間が遮断されるので、
ブレーキ26の作動は第1実施例と同様である。 次に第6、7図に上記第2実施例の第5図の同
様な要部回路図で示す第3、第4実施例について
説明する。 第6、第7図に表われない全体の構成は第2図
に示す第1実施例と同様であり、第1実施例と同
等物は同一符号で表わす。 第3、第4実施例では、第3速用摩擦係合要素
クラツチ25の係合圧である油路2Cのライン圧
が、1−2シフト弁の左端油室223、第3、第
4実施例に設けられた油路2Jを介して、インタ
ミデイエイトコーストモジユレータ弁245の左
端油室248に導入され、これによつて第3、第
4速時には係合油路3Cと3Dの間が遮断され
る。 また、それぞれ第3実施例の切換弁500、及
び第4実施例の切換弁500は、その上端油室5
03にそれぞれ油路2B、油路2Aが連通されて
いるので、第3実施例では第1実施例同様に作動
し、第4実施例では第2実施例同様に作動する。 以上述べた如く本発明の自動変速機における油
圧制御装置は、エンジン負荷に対応した信号に応
じて2つのブレーキ用油圧サーボを連結制御せし
める切換弁を有することによりエンジン負荷が低
いときには1つの油圧サーボへの油圧の供給によ
り、変速シヨツクのないスムーズな変速が達成で
きるとともにエンジン負荷が高いとき、2つのブ
レーキ用油圧サーボへ油圧を供給することにより
エンジントルクの変化に対応した必要なブレーキ
容量を確保できる。 第1及び第2のブレーキ用油圧サーボはマニユ
アルシフトダウン時に調圧弁からの制御油圧がマ
ニユアル弁を介して供給せしめられるダウンシフ
ト達成用の油圧サーボであり、この油圧サーボを
利用して、シフトレバーがDレンジに設定された
ときに、エンジン負荷に対応して選択的に第1及
び第2のブレーキ用油圧サーボに油圧を供給せし
められるものであるから、第2のブレーキ用油圧
サーボを更に付加することなくコンパクトな構成
で上記課題を達成せしめることができる。 第1のブレーキ用油圧サーボへ供給される油圧
により係合されるブレーキには一方向クラツチが
配設されているため、例えば、所定の変速段から
高い変速段へのシフトの際、いわゆるクラツチト
ウクラツチの切換えが簡単な制御によりスムーズ
に達成することができる。 第2のブレーキ用油圧サーボへ供給される油圧
により係合されるブレーキには、一方向クラツチ
が配設されていないため例えば、マニユアルダウ
ンシフト時には第1のブレーキ用油圧サーボへ油
圧を供給したのち、第2のブレーキ用油圧サーボ
に油圧を供給せしめることによりエンジンブレー
キに必要なブレーキ容量を確保することができ
る。 切換弁にはエンジン負荷に対応した信号とし
て、スロツトル圧に対応して調圧弁により制御せ
しめられるいわゆるライン圧が供給されているの
で、エンジン負荷に応じて第2のブレーキ用油圧
サーボヘの油圧の切換えが容易になされエンジン
高負荷時のブレーキの耐久性及びエンジン低負荷
時のシフトスムージングが確実に確保される。 切換弁と第2のブレーキ用油圧サーボとの間に
いわゆるモジユレータ弁を配設し、該モジユレー
タ弁の一方の油室には所定の変速段よりも高い変
速段を達成するための油圧サーボに供給される油
圧が入力されるため、所定の変速段より高い変速
段においては、モジユレータ弁により確実に第2
のブレーキ用油圧サーボに油圧が供給されるのを
防止せしめて、確実に高速段へのシフトを達成せ
しめることができる。 切換弁はエンジン負荷に対応した信号の如何に
かかわらず、シフトレバーが低速レンジに設定さ
れた場合、例えばSレンジ、Lレンジ走行におい
て、マニユアルダウンシフト時にマニユアル弁を
介して調圧弁から選択的に供給せしめられる油圧
及び第1のブレーキ用油圧サーボに供給される油
圧のいずれか一方を、必ず第2のブレーキ用油圧
サーボに連通せしめているので、いわゆるダウン
シフト時における必要ブレーキ容量を確実に確保
しつつ、シフトレバーが高速レンジに設定された
場合、例えばDレンジ走行においてもエンジ負荷
に対応して必要とされるブレーキ容量を提供する
ことのできる油圧制御装置を簡単な構成で提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はオーバドライブ装置付流体式4速自動
変速機のプラネタリギヤユニツトの一例を示す概
略骨格図、第2図は本発明にかかる自動変速機の
油圧制御装置の回路図、第3図はその要部回路
図、第4図はそれを制御する電気回路図、第5図
は第2実施例の要部回路図、第6図は第3実施例
の要部回路図、第7図は第4実施例の要部回路図
である。 (図中)、26……第2のブレーキ、40……
第1のブレーキ、102……調圧弁(圧力調圧
弁)、210……マニユアル弁、220……1−
2シフト弁、245……インタミデイエイトコー
ストモジユレータ弁、500……切換弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油圧源と、該油圧源からの油圧を所定の油圧
    に調圧する調圧弁と、該調圧弁により調圧された
    所定の油圧が供給せしめられ変速ギヤ機構の所定
    の要素を係合する摩擦係合要素の油圧サーボと、
    該油圧サーボに作用する複数のシフト弁と、該シ
    フト弁に油圧を出力するマニユアル弁とからなる
    自動変速機の油圧制御装置において、 前記油圧サーボは所定の変速段を達成せしめる
    第1のブレーキ用油圧サーボ及び第2のブレーキ
    用油圧サーボとを備え、 前記複数のシフト弁は前記マニユアル弁から前
    記第1のブレーキ用油圧サーボへ油圧を切換制御
    せしめる第1のシフト弁を備え、 エンジン負荷に対応した信号に応じて前記第1
    及び第2のブレーキ用油圧サーボの連結を制御せ
    しめる切換弁を有し、エンジン負荷が高いときに
    は前記第1のブレーキ用油圧サーボと前記第2の
    ブレーキ用油圧サーボとを連結し、エンジン負荷
    が低いときには前記第1のブレーキ用油圧サーボ
    と前記第2のブレーキ用油圧サーボとを遮断せし
    めたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装
    置。 2 前記第1のブレーキ用油圧サーボは一方向ク
    ラツチを介して係合せしめられるブレーキを作動
    せしめる油圧サーボであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の自動変速機の油圧制御装
    置。 3 前記第2のブレーキ用油圧サーボは一方向ク
    ラツチを介さずに係合せしめられるブレーキを作
    動せしめる油圧サーボであることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の自動変速機の油圧制御
    装置。 4 前記切換弁はエンジン負荷に応じて前記調圧
    弁により制御せしめられる油圧を入力したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動変速
    機の油圧制御装置。 5 前記切換弁は前記第1のブレーキ用油圧サー
    ボに供給せしめられる油圧を入力せしめたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動変速
    機の油圧制御装置。 6 前記第1及び第2のブレーキ用油圧サーボ
    は、前進2速を達成せしめる油圧サーボであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の自動
    変速機の油圧制御装置。 7 前記マニユアル弁が高速レンジから低速レン
    ジに設定され所定の変速段を達成せしめるとき、
    前記マニユアル弁を介して前記第1及び第2のブ
    レーキ用油圧サーボへ前記調圧弁からの油圧が供
    給せしめられること特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第3項記載の自動変速機の油圧制御装
    置。 8 前記切換弁は一端にばねを配設し一方向に付
    勢せしめられるスプールと、他端にエンジン負荷
    に応じて前記調圧弁による制御油圧を入力し前記
    ばねの付勢力に対向して他方向に前記スプールを
    付勢せしめる第1の油室と、前記第1のブレーキ
    用油圧サーボと連絡する第2の油室と、前記第2
    のブレーキ用油圧サーボと連絡する第3の油室を
    有し、前記第1の油室に発生せしめられる付勢力
    と前記ばねの力の釣り合いに応じて前記第2の油
    室と前記第3の油室を連通、遮断することを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の自動変速機の
    油圧制御装置。 9 前記切換弁と前記第2のブレーキ用油圧サー
    ボとの間の油路にインタミデイエイトコーストモ
    ジユレータ弁を介在し、 該インタミデイエイトコーストモジユレータ弁
    は一端にばねを配設し一方向に付勢せしめられる
    スプールを有し、他端に前記所定の変速段より高
    い変速段を達成するための油圧サーボの係合圧を
    入力し前記ばねの付勢力に対向して他方向に前記
    スプールを付勢せしめる油室を備え、前記所定の
    変速段より高い変速段が達成せしめられるときに
    は前記切換弁と前記第2のブレーキ用油圧サーボ
    との間の油路の連通を遮断したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第8項記載の自動変
    速機の油圧制御装置。 10 油圧源と、該油圧源からの油圧を所定の油
    圧に調圧する調圧弁と、該調圧弁により調圧され
    た所定の油圧が供給せしめられ変速ギヤ機構の所
    定の要素を係合する摩擦係合要素の油圧サーボ
    と、該油圧サーボに作用する複数のシフト弁と、
    該シフト弁に油圧を出力するマニユアル弁とから
    なる自動変速機の油圧制御装置において、 前記油圧サーボは所定の変速段を達成せしめる
    第1のブレーキ用油圧サーボ及び第2のブレーキ
    用油圧サーボとを備え、 前記複数のシフト弁は前記マニユアル弁から前
    記第1のブレーキ用油圧サーボへ油圧を切換制御
    せしめる第1のシフト弁を備え、 エンジン負荷に対応した信号に応じて前記第1
    及び第2のブレーキ用油圧サーボの連結を制御せ
    しめる切換弁を有し、該切換弁はマニユアルダウ
    ンシフト時に前記マニユアル弁を介して前記調圧
    弁から選択的に供給せしめられる油圧及び前記第
    1のブレーキ用油圧サーボに供給せしめられる油
    圧のいずれか一方を前記エンジン負荷に対応した
    信号の如何にかかわらず前記第2のブレーキ用油
    圧サーボに連通制御せしめたことを特徴とする自
    動変速機の油圧制御装置。 11 前記第1のブレーキ用油圧サーボは一方向
    クラツチを介して係合せしめられるブレーキを作
    動せしめる油圧サーボであることを特徴とする特
    許請求の範囲第10項記載の自動変速機油圧制御
    装置。 12 前記第2のブレーキ用油圧サーボは一方向
    クラツチを介さずに係合せしめられるブレーキを
    作動せしめる油圧サーボであることを特徴とする
    特許請求の範囲第11項記載の自動変速機の油圧
    制御装置。 13 前記切換弁はエンジン負荷に応じて前記調
    圧弁により制御せしめられる油圧を入力したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第10項記載の自動
    変速機の油圧制御装置。 14 前記切換弁は前記第1のブレーキ用油圧サ
    ーボに供給せしめられる油圧を入力せしめたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第10項記載の自動
    変速機の油圧制御装置。 15 前記第1及び第2のブレーキ用油圧サーボ
    は、前進2速を達成せしめる油圧サーボであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の自
    動変速機の油圧制御装置。 16 前記マニユアル弁が高速レンジから低速レ
    ンジに設定され所定の変速段を達成せしめると
    き、前記マニユアル弁を介して前記第1及び第2
    のブレーキ用油圧サーボへ前記調圧弁からの油圧
    が供給せしめられること特徴とする特許請求の範
    囲第10項または第2項記載の自動変速機の油圧
    制御装置。 17 前記切換弁は一端にばねを配設し一方向に
    付勢せしめられるスプールと、他端にエンジン負
    荷に応じて前記調圧弁による制御油圧を入力し前
    記ばねの付勢力に対向して他方向に前記スプール
    を付勢せしめる第1の油室と、前記第1のブレー
    キ用油圧サーボと連絡する第2の油室と、前記第
    2のブレーキ用油圧サーボと連絡する第3の油室
    を有し、前記第1の油室に発生せしめられる付勢
    力と前記ばねの力の釣り合いに応じて前記第2の
    油室と前記第3の油室を連通、遮断することを特
    徴とする特許請求の範囲第13項記載の自動変速
    機の油圧制御装置。 18 前記切換弁と前記第2のブレーキ用油圧サ
    ーボとの間の油路にインタミデイエイトコースト
    モジユレータ弁を介在し、 該インタミデイエイトコーストモジユレータ弁
    は一端にばねを配設し一方向に付勢せしめられる
    スプールを有し、他端に前記所定の変速段より高
    い変速段を達成するための油圧サーボの係合圧を
    入力し前記ばねの付勢力に対向して他方向に前記
    スプールを付勢せしめる油室を備え、前記所定の
    変速段より高い変速段が達成せしめられるときに
    は前記切換弁と前記第2のブレーキ用油圧サーボ
    との間の油路の連通を遮断したことを特徴とする
    特許請求の範囲第10項または第17項記載の自
    動変速機の油圧制御装置。
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