JPH0310826B2 - - Google Patents

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JPH0310826B2
JPH0310826B2 JP23321182A JP23321182A JPH0310826B2 JP H0310826 B2 JPH0310826 B2 JP H0310826B2 JP 23321182 A JP23321182 A JP 23321182A JP 23321182 A JP23321182 A JP 23321182A JP H0310826 B2 JPH0310826 B2 JP H0310826B2
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JP
Japan
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oil
oil passage
pressure
valve
hydraulic
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Application number
JP23321182A
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JPS59126156A (ja
Inventor
Mutsumi Kawamoto
Kazumasa Tsukamoto
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP23321182A priority Critical patent/JPS59126156A/ja
Publication of JPS59126156A publication Critical patent/JPS59126156A/ja
Publication of JPH0310826B2 publication Critical patent/JPH0310826B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、車両用自動変速機の油圧制御装置に
関する。 [従来の技術] エンジンの出力軸に連結された流体継手内にエ
ンジンの出力軸と流体継手の出力軸とを選択的に
連結する直結クラツチが設けられた直結クラツチ
付流体継手と油圧サーボの作動により変速する変
速機とを組みあわせてなる自動変速機の油圧制御
装置においては、変速機の油圧サーボにはプライ
マリレギユレータ弁によつてオイルポンプの吐出
油圧を調圧した所定のライン圧が供給され、直結
クラツチ付流体継手にはプライマリレギユレータ
弁からの余剰油をセカンダリレギユレータ弁によ
つて調圧された所定の流体継手作動油圧が圧油供
給油路より供給される。直結クラツチの係合およ
び解放は車両走行状態に応じて切り換えられるロ
ツクアツプ制御弁により流体継手作動油圧を直結
クラツチの解放油室に連絡した直結クラツチ解放
側油路と直結クラツチの作動油室に連絡した直結
クラツチ係合側油路とに選択的に給排することに
よつて行われ、直結クラツチを解放させるときに
はロツクアツプ制御弁によつて圧油供給油路と直
結クラツチ解放側油路とを連絡し、直結クラツチ
係合側油路をドレイン油路に連絡する。このた
め、通常においては直結クラツチ係合側油路は直
結クラツチ解放側油路よりも低圧となつている。 [発明が解決しようとする問題点] しかるに、直結クラツチ係合側油路がその近傍
にあるオイルポンプの摺動部の過熱などで油が極
部的に沸謄した場合、エンジン回転数が何らかの
原因で極端に低下してオイルポンプの吐出量が急
に低下したり、変速時に油圧サーボへの油量が増
大して流体継手への供給油圧が急に低下した場
合、また流体継手からの作動油のドレイ油路へ高
圧油路からの洩れなどがある場合には、一時的に
直結クラツチ係合側油路の油圧が昇圧して直結ク
ラツチ解放側油路の油圧より高くなり、作動油が
逆流して直結クラツチが係合してしまう場合があ
る。 このように直結クラツチが係合する方向へ油圧
が逆転した場合には発進時であればエンジンがス
トールして円滑な発進が行なえず、また走行中で
あれば走行フイーリングが悪化するという不具合
が生じる。 本発明は、直結クラツチの解放条件にあるとき
に、直結クラツチ係合側油路の油圧上昇、および
直結クラツチ解放側油路の油圧低下が生じたとき
においても、直結クラツチの誤つた係合を防止で
きる自動変速機の油圧制御装置を提供することを
目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明の自動変速機の油圧制御装置は、エンジ
ン出力軸に連結されたポンプインペラ、出力軸に
連結されたタービンランナおよび作動油室と解放
油室との圧力差によつて前記エンジン出力軸と前
記出力軸を選択的に連結する摩擦式直結クラツチ
とを有する直結クラツチ付流体継手と、油圧サー
ボを有する係合装置の作動によつて変速する変速
機とを備える自動変速機の油圧制御装置におい
て、オイルポンプの吐出油圧を前記変速装置の油
圧サーボに供給する所定のライン圧に調圧するプ
ライマリレギユレータ弁と、該プライマリレギユ
レータ弁より余剰油が供給される供給油路と、該
供給油路の油圧を所定の流体継手作動油圧に調圧
するセカンダリレギユレータ弁と、車両走行条件
に応じて切り換えられて前記供給油路の流体継手
作動油圧を前記解放油室に連絡した解放側油路と
前記作動油室に連絡した係合側油路とに選択的に
給排するロツクアツプ制御弁と、前記供給油路と
係合側油路との間に配設され前記係合側油路から
供給油路への油の流通を許容すると共に前記供給
油路から係合側油路への油の流通を禁止するチエ
ツク弁とを備えることを特徴とする。 [作用及び発明の効果] 本発明の自動変速機の油圧制御装置において、
変速機を変速せしめる係合装置の油圧サーボに
は、プライマリレギユレータ弁によつて調圧され
たライン圧が供給され、、直結クラツチ付流体継
手には、セカンダリレギユレータ弁によつて所定
の流体継手作動油圧に調圧されたプライマリレギ
ユレータ弁からの余剰油が、供給油路よりロツク
アツプ制御弁によつて直結クラツチの解放油室に
連絡した解放側油路と直結クラツチの作動油室に
連絡した係合側油路とに車両走行条件に応じて選
択的に給排される。 また供給油路と係合側油路との間には、係合側
油路から供給油路への油の流通を許容すると共に
供給油路から係合側油路への油の流通を禁止する
チエツク弁が配設されており、直結クラツチが解
放条件にあつてロツクアツプ制御弁によつて解放
側油路と供給油路とが連通されて解放側油路に流
体継手作動油圧が供給されているときに、係合側
油路の油圧上昇または解放側油路の油圧低下が生
じて係合側油路の油圧が解放側油路の油圧よりも
高くなつたときには、解放側油路と連通状態にあ
る供給油路へチエツク弁を介して係合側油路から
の油の流動が生じるため、係合側油路の油圧が解
放側油路の油圧よりも高くなることがない。 よつて、直結クラツチの解放条件にあるときに
は、直結クラツチ係合側油路の油圧上昇、および
直結クラツチ解放側油路の油圧低下が生じたとし
ても、直結クラツチが誤つて係合されることがな
く、発進時のエンジンストール、走行フイーリン
グの悪化が防止される。 〔実施例〕 本発明を図に示す実施例に基づき説明する。 第1図はフロントエンジン、フロントドライブ
式の自動車用自動変速機を示す。この自動変速機
は、流体継手100と、該流体継手100の出力
軸101に同期的に連結され前進3段後進1段の
変速を行うための第1のアンダードライブ変速機
210、該第1のアンダードライブ変速機210
に並列して連結され前進2段の変速を行うための
第2のアンダードライブ変速機250、および第
2のアンダードライブ変速機250の出力軸に連
結されたデイフアレンシヤルギア270とからな
るギアトレーン200とで構成されている。 流体継手100は、エンジンの出力軸107に
連結されたポンプインペラ102、出力軸101
に連結されたタービンランナ103、一方向クラ
ツチ104を介して自動変速機ケースに固定され
たステータ105からなるトルクコンバータであ
り、トルクコンバータ内の作動油室108と解放
油室109の作動油の流動方向の切換えにより係
合および解放がなされる直結クラツチ106を備
える。 前記流体継手100の出力軸101を入力軸と
し、該入力軸と該入力軸の左方(図示左方、以下
同じ)に同軸的に配された出力軸211との間
に、第1のアンダードライブ変速機は、1のプラ
ネタリギアセツト220、第2のプラネタリギア
セツト230およびこれらプラネタリギアセツト
の構成要素を係合、解放または固定する多板クラ
ツチC1、C2、バンドブレーキB1、多板ブレ
ーキB2、B3、一方向クラツチなど摩擦係合装
置を配置してなる。 第1のプラネタリギアセツト220は、前記流
体継手の出力軸101に連結されたシリンダ22
1に多板クラツチC1を介して連結されたリング
ギア222、第1のアンダードライブ変速機の出
力軸211に外嵌されるとともに回転自在に支持
されたサンギア軸212の右端(図示右端、以下
同じ)に形成されたサンギア223、前記出力軸
の右端に連結されたキヤリヤ224、前記リング
ギア222とサンギア223との間に歯合される
とともに前記キヤリヤ224に回転自在に保持さ
れたプラネタリギア225からなる。前記サンギ
ア軸212には前記第1のプラネタリギアセツト
220を収納する状態でドラム226がその左端
(図示左端)側壁において取付けられ、該ドラム
226は開口した右端が多板クラツチC2を介し
て前記シリンダ221に連結されるとともに外周
がハンドブレーキB1を介して自動変速機ケース
に固定されるようになつている。またサンギア軸
212は、中間部が一方向クラツチF1および該
一方向クラツチF1と直列された多板ブレーキB
2を介して自動変速機ケースに固定されている。 第2のプラネタリギアセツト230は、前記第
1のアンダードライブ変速機の出力軸211の左
側部に連結されたリングギア231、前記サンギ
ア軸212の左端に形成されたサンギア232、
一方向クラツチF2および該一方向クラツチF2
と並列された多板ブレーキB3を介して自動変速
機ケースに固定されるキヤリヤ233、前記リン
グギア231およびサンギア232の間に歯合さ
れるとともに前記キヤリヤ233に回転自在に支
持されたプラネタリギアセツト234からなる。 第1のアンダードライブ装置の出力軸211の
左端には第1のアンダードライブ装置210の出
力ギア213が固着されており、該出力ギア21
3は第2のアンダードライブ装置250の入力軸
251の左端に固着された入力ギア252と歯合
している。 第2のアンダードライブ装置250は、前記第
1のアンダードライブ装置の入出力軸と並列され
た入力軸251と該入力軸251の左端に外嵌さ
れ回転自在に支持され外周に出力ギア255に形
成された中空出力軸254との間に第3のプラネ
タリギアセツト260と、その構成要を係合、解
放または固定する多板クラツチC3、多板ブレー
キB4および一方向クラツチF3など摩擦係合装
置を配してなる。 第3のプラネタリギアセツト260は、第2の
アンダードライブ装置の入力軸251の右側部に
連結されたリングギア261、入力軸251に回
転自在に外嵌されるとともに左側部がブレーキB
4および該ブレーキB4と並列された一方向クラ
ツチF3を介して自動変速機ケースに固定される
サンギア軸253の右端部に形成されたサンギア
262、前記第3のプラネタリギアセツト260
を収納するとともに、右端は前記出力軸254に
連結された左端は多板クラツチC3を介して前記
サンギア軸253の左側部に連結され、外周にガ
バナドライブギア256およびパーキングギア2
57が形成されているドラム258に連結された
キヤリヤ263、および前記リングギア261と
サンギア262との間に歯合されるとともに前記
キヤリヤ263に回転自在に支持されたプラネタ
リギア264とからなる。 デフアレンシヤルギア270は、前記第2のア
ンダードライブ装置の出力ギア255と歯合する
駆動大歯車271、デフアレンシヤルギアボツク
ス272、差動ギア273、駆動車輪に連結され
る出力軸274および275からなる。 第2図は第1図に示したギアトレーン200の
摩擦係合装置であるクラツチC1〜C3、ブレー
キB1〜B4を作動させるそれぞれの油圧サーボ
C−1〜C−3、B−1〜B−4に作動油を選択
的に給排し、該ギアトレーンの減速比を変更する
油圧制御装置を示す。 この油圧制御装置は、油溜め10、オイルポン
プ11、プライマリレギユレータ弁12、セカン
ダリレギユレータ弁13、スロツトル弁14、キ
ツクダウン弁15、カツトバツク弁17、スロツ
トルモジユレータ弁18、アキユムレータコント
ロール弁19、マニユアル弁30、2−3シフト
弁31、1−2シフト弁33、3−4シフト弁3
5、ローコーストモジユレータ弁37、2ndコー
ストモジユレータ弁39、ロツクアツプシグナル
弁91、ロツクアツプ制御弁93、アキユムレー
タ51,52,53,54,55、排油圧リリー
フ弁61、クーラーバイパス弁62、バイパスリ
リーフ弁63、連絡油路チエツク弁64、第1の
電磁ソレノイド弁71、第2の電磁ソレノイド弁
72、第3の電磁ソレノイド弁73、、チエツク
弁付オリフイスとオリフイスとを組み合せてなる
流量制御弁、チエツク弁および油路の各所に挿入
されたオリフイス、オイルストレーナ、からな
る。 オイルポンプ11はエンジンにより駆動され、
該油溜め10からオイルストレーナ700を介し
て作動油を吸引し油路1に圧油を吐出する。 プライマリレギユレータ弁12は、一方にスプ
リング121が背設されたスプール120と、該
スプール120のスプリング121側に直列され
たレギユレータプランジヤ110を有する。スプ
ール120は、オリフイス801を介して、出力
油圧のフイードバツクを受ける上端(図示上端、
以下同じ)ランド125と、油路1と油路6との
連通面積を調整するとともにドレインポート12
4および126を微少な隙間を保持して遊閉する
下端(図示下側、以下同じ)ランド127とを備
え、レギユレータプランジヤ110は油路5から
入力するライン圧を受ける大径の上側ランド11
5と、スロツトルモジユレータ圧が油路9Bから
スロツトルモジユレータ圧が印加される小径の下
側ランド117とを備える。レギユレータプラン
ジヤ110は入力油圧である前記ライン圧とスロ
ツトルモジユレータ圧とにより上方向(図示上方
向、以下同じ)の圧力を受けスプール120を上
方に押圧し、これによりスプール120は一方か
らスプリング121のばね荷重、および前記プラ
ンジヤ110による押圧力を受け、他方からフイ
ードバツクされた出力油圧(油路1のライン圧)
を受け変位され、油路1と油路6の連通面積を調
整して油路1のオイルポンプ吐出圧を入力油圧に
応じたライン圧に調圧するとともに余剰油を油路
6に供給し、さらに不用な余剰油をドレインポー
ト124および126からドレインさせる。ドレ
インされた油は油路8を介して油溜め10に帰還
する。 セカンダリレギユレータ弁13は、一方にスプ
リング131が背設されたスプール130を備え
る。該スプール130は、一方から図示下端の小
径ランド135に油路9Bを介して印加されるス
ロツトルモジユレータ圧と前記スプリング131
によるばね荷重とを受け他方からオリフイス80
2を介して上端ランド133に出力油圧(油路6
の油圧)のフイードバツクを受けて変位され、こ
れら入力油圧に応じて油路6と潤滑油供給油路6
Eおよびドレイン油路6Dとの連通面積を調整
し、油路6のセカンダリ圧を所定流体継手作動油
圧に調圧するとともに油路6Eの潤滑油圧を調圧
し、余剰油を油路6Dに排出する。油路6Dに排
出された油はオリフイス803を介して油溜め1
0に連絡する帰還油路8に流出し、油路6Dの油
圧が高いときはオリフイス803と並設された排
油圧リリーフ弁61を介して油路6Dから油路8
に流出する。また油路6Eに供給された潤滑油は
それぞれオリフイス811〜813を介して潤滑
必要部81〜83に供給される。 スロツトル弁14は一方にスプリング141が
背設され、大径のランド142、中径のランド1
43、小径のランド144を有するスプール14
0を備える。該スプール140は、一方から前記
スプリング141によるばね荷重と、ランド14
2とランド143との面積差を受圧面積としオリ
フイス715を介して入力する出力油圧(油路9
のスロツトル圧)のフイードバツク油圧と、油路
9Aを介して入力されランド143とランド14
4との面積差を受圧面積とするカツトバツク弁1
7からのカツトバツク圧とを受け他方から該スプ
ール140とスプリング151を介して直列され
たキツクダウン弁15のスプール150を介して
伝達されるスロツトルペダルの踏み込み量などに
対した押圧力を受けて変位し、前記入力油圧およ
びスロツトルペダルの踏み込み量により、油路1
から供給されたライン圧をスロツトル開度等に応
じて調圧してスロツトル圧として油路9に出力す
る。 キツクダウン弁15はスプール150を有し、
該スプール150はスロツトルペダルにリンクさ
れ、該ペダルの踏み込み量に応じて回転するスロ
ツトルカム152による押圧力と、油路9Aから
大径の上端ランド153と小径の下端ランド15
5との間に入力するカツトバツク圧とによりスプ
ール150が図示上方に押圧され、これにより前
記スロツトル弁のスプール140をスロツトル開
度およびカツトバツク圧に応じた押圧力で図示上
方に押圧し、スロツトル圧弁の出力するスロツト
ル圧をレベルアツプする。 カツトバツク弁17は、一方にスプリング17
1が背設されたスプール170を備え、該直結ス
プール170は他方からランドに油路2Aを介し
てライン圧が印加されたとき下方に設定され油路
9と油路9Aとを連絡し油路9Aからカツトバツ
ク圧を出力する。 スロツトルモジユレータ18は一方にスプリン
グ181が背設されたスプール180を有し、該
スプール180は一方から前記スプリング181
のばね荷重と油路9から中間ランド183と下端
ランド185との面積差を有効受圧面積として印
加されるスロツトル圧を受け、他方からオリフイ
ス804を介して大径のランド187に印加され
る出力油圧(油路9Bのスロツトルモジユレータ
圧)のフイードバツクを受けて変位され、オイル
ストレーナ603を介して油路9から供給された
スロツトル圧を油路9Bにスロツトルモジユレー
タ圧として出力する。 アキユムレータコントロール弁19は、一方に
スプリング191が背設されたスプール190
と、該スプールのスプリング191側に直列され
れた小径のプランジヤ192を有し、前記スプー
ル190は、一方から前記スプリング191によ
るばね荷重と、油路9Bからスプール190の下
端ランド194とプランジヤ192との間に印加
されるスロツトルモジユレータ圧と、油路5Cを
介して前記プランジヤ192に印加されるライン
圧を受け、他方からはオリフイス805を介して
スプール190の上端ランド197に出力油圧で
あるアキユムレータコントロール圧のフイードバ
ツクを受けて変位され、油路1から供給されたラ
イン圧を調圧しアキユムレータコントロール圧と
して油路1Kに出力する。 マニユアル弁30は、運転席に設けられたシフ
トレバーに連動するスプール300を備える。該
スプールはP(パーク)、R(リバース)、N(ニユ
ートラル)、D(ドライブ)、S(セカンド)、L(ロ
ー)の各設定位置を有し、これら各設定位置に設
定されたとき表に示す如く油路1と油路2〜油
路5とを連絡する。
【表】 2−3シフト弁31は一方にスプリング311
が背設されたスプール310を備え、該スプール
310は一方から前記スプリング311のばね荷
重および油路4を介してスプール310の左端ラ
ンド313に印加されるライン圧を受け、他方か
ら第1の電磁ソレノイド弁71により制御されス
プールの右端ランド315に印加される油路2E
のソレノイド圧が印加されて変位される。 a 油路4がマニユアル弁30のドレインポート
304に連絡して排圧され、該油路4にライン
圧が生じていないとき。 ソレノイド弁71がONされ油路2Eのソレノ
イド圧がローレベルであるときスプール310は
右側に設定され、油路1と油路1A、油路3と油
路3A、油路5と油路1B、油路4と油路4Aと
をそれぞれ連絡し、第3速、第4速の油路の連絡
状態となる。ソレノイド弁71がOFFされ油路
2Eのソレノイド圧がハイレベルにあるときスプ
ール310は左側に設定され、油路1と油路1
B、油路3と油路1A、油路5と油路4A、油路
3Aとドレインポート312とをそれぞれ連絡
し、第1速、第2速の油路の連絡状態となる。 b 油路4からスプール310の左端ランド31
3にライン圧が印加されているときスプール3
10は右側に固定される。 1−2シフト弁33は一方にスプリング331
が背設されスプール330を有し、該スプール3
30は、一方から前記スプリング331のばね荷
重および油路1Bから左端ランド333に印加さ
れるライン圧を受け、他方から第2の電磁ソレノ
イド弁72により制御され、スプール330の右
端ランド335に印加される油路1Hのソレノイ
ド圧を受けて変位される。 c 油路1Bが2−3シフト弁31、油路5、マ
ニユアル弁30、およびマニユアル弁30のド
レインポート302を介して排圧されていると
き。 ソレノイド弁72がONされると油路1Hのソ
レノイド圧がロウレベルにあるためスプール33
0は右側に設定されて、油路5と油路5C、油路
2と油路2A、油路3Cと油圧サーボB−1に連
絡する油路3Dとをそれぞれ連絡し、第2速、第
3速、第4速の油路の連絡状態となる。ソレノイ
ド弁72がOFFされると油路1Hのソレノイド
圧がハイレベルとなるためスプール330は左側
に設定され油路4Cと油路5C、油路2Aとドレ
インポート335、油路3Dとドレインポート3
37をそれぞれ連絡し、第1速の油路の連絡パタ
ーンとなる。 d 油路1Bに油圧(ライン圧)が供給されてい
るときスプール330は右方に固定される。 3−4シフト弁35は、一方にスプリング35
1が背設されたスプール350を有し、該スプー
ル350は一方から前記スプリング351のばね
荷重および油路1Aを介して図示左端ランド35
3に印加されるライン圧を受け、他方からは図示
右端ランド355に油路1Hのソレノイド圧を受
けて変位される。 e 油路1Aが2−3シフト弁31、油路3、マ
ニユアル弁30およびマニユアル弁30に設け
られたドレインポート304を介して排圧され
ているとき 第2のソレノイド弁72がONし、油路1Hの
ソレノイド圧がロウレベルにあるとスプール35
0は右側に設定され、油路1と油圧サーボB−4
に連絡する油路1Dとが連絡されるとともに油路
1Rはドレインポート354に連絡され第4速の
油路の連絡パターンが得られる。ソレノイド弁7
2がOFFし、油路1Hのソレノイド圧がハイレ
ベルとなるとスプール350は左側に設定され油
路1と油路1Rとが連絡されるとともに油路1D
はドレインポート355に連絡されて第3速の油
路の連絡パターンとなる。 f 油路1Aに油圧(ライン圧)が供給されてい
るときはスプール350は図示右方に固定され
る。 ローコーストモジユレータ弁37は、前記2−
3シフト弁31と1−2シフト弁33との間に設
けられ、シフトレバーがL位置に設定されたとき
に係合される摩擦係合要素(ブレーキB3)の油
圧サーボへの供給油圧をライン圧から所定圧だけ
レベルダウンさせる。 2ndコーストモジユレータ弁39は、前記2−
3シフト弁31と1−2シフト弁33との間に設
けられシフトレバーが2位置にシフトされたとき
に係合される摩擦係合要素(ブレーキB1)の油
圧サーボへの供給油圧をライン圧から所定圧だけ
レベルダウンさせる。 アキユムレータ51は、流量制御弁801を介
して油路2と連絡するとともにクラツチC1の油
圧サーボC−1に連絡する油路2Cに取付けら
れ、アキユムレータ52は2−3シフト弁31を
介して油路1に連絡する油路1B、流量制御弁8
02を介して該油路1Bに連絡するとともにクラ
ツチC2の油圧サーボC−2に連絡する油路1C
に取付けられ、アキユムレータ53は1−2シフ
ト弁33を介して油路2に連絡する油路2Aに流
量制御弁803を介して連絡するとともにブレー
キB2の油圧サーボB−2に連絡する油路2Bに
取付けられ、アキユムレータ54は3−4シフト
弁35を介して油路1に連絡する油路1Dに流量
制御弁804を介して連絡するとともにブレーキ
B4の油圧サーボB−4に連絡する油路1Eに取
付けられ、アキユムレータ55は3−4シフト弁
35を介して油路1に連絡する油路1Rに流量制
御弁805を介して連絡するとともにクラツチC
3の油圧サーボC−3に連絡する油路1Gに取付
けられている。これらアキユムレータは流量制御
弁とともに各油に生ずる油圧の昇圧速度を調整
し、これにより各油圧サーボに供給される油圧は
その昇圧特性が適切にコントロールされクラツチ
またはブレーキの係合をなめらかに行わしめると
ともに係合のタイミングを調整している。またア
キユムレータ52,53および55のスプールは
油路1Kからアキユムレータコントロール弁19
の出力油圧であるアキユムレータコントロール圧
を背圧として入力している。 ロツクアツプシグナル弁91は、一方にスプリ
ング911が背設されたスプール910を有し、
該スプールは一方から前記スプリング910のば
ね荷重を受け、他方からオリフイス805を介し
て油路1に連絡し第3の電磁ソレノイド弁73に
より制御される油路1Jのソレノイド圧を受けて
作動される。ソレノイド弁73がOFFのとき油
路1Jのソレノイド圧がハイレベルにあるため下
側に設定されて油路2Aと油路2Dとを連絡し、
ソレノイド弁73がONのとき油路1Jのソレノ
イド圧がロウレベルに反転するためスプール91
0は上側に設定され油路2Dはドレインポート9
15に連絡されて排圧される。 ロツクアツプ制御弁93は、一方にスプリング
931が背設され小径のプランジヤ932と該プ
ランジヤ932に直列して挿入されたスプール9
30を有し、該スプール930は一方から前記プ
ランジヤ932を介してスプリング931のばね
荷重と、前記プランジヤ932に油路1から常時
印加されているライン圧とを受け、他方から図示
上端ランド937に前記油路2Dからの入力油圧
(ライン圧)を受けて変位される。ソレノイド弁
73がONし、油路2Dに油圧が生じているとき
スプール300は図示下方向に設定されて油圧源
であるセカンダリライン圧供給油路6と作動油室
108に接続した直結クラツチ係合がわ油路6B
が連絡されるとともに解放油室109に接続した
直結クラツチ解放がわ油路6Aとドレインポート
933とが連絡し、直結クラツチ106は係合さ
れ、またソレノイド弁73がOFFし油路2Dが
排圧されたときスプール930は上側に設定され
て、トルクコンバータ100への圧油供給油路で
あるセカンダリライン圧供給油路6と直結クラツ
チ解放がわ油路6Aとが連絡し、直結クラツチ係
合がわ油路6Bはドレイン油路であるクーラー回
路6Cと連絡する。 油路6と油路6Bとの間には、本発明の主旨で
あるチエツク弁94が設けられている。チエツク
弁94は油圧源からの圧油供給油路である油路6
と直結クラツチ係合がわ油路6Bとを一方向に連
絡し、直結クラツチ係合がわ油路6Bから圧油供
給油路6への油の流通は許容するが圧油供給油路
6から直結クラツチ係合がわ油路6Bへの油の流
通は禁止し、油路6Bの油圧がいかなる条件にお
いても油路6より高くならないようにして直結ク
ラツチが解放条件にあるとき直結クラツチが誤作
動で係合する事態の発生を防止している。 クーラーバイパス弁62はクーラー回路6Cに
設けられ、該クーラー回路6Cの油圧が設定値以
上となつたときオイルクーラーの保護のため圧油
を連絡油路65へ漏らす。 この油圧制御装置は、車両運転者の行うマニユ
アル弁の設定位置と後記する電子制御回路の出力
により電子ソレノイド弁71〜73がON、OFF
され、第1図に示す自動変速機を表1に示す如く
前進4段後進1段に自動変速させる。
【表】
【表】 表2において〇は電磁ソレノイド弁のON、ク
ラツチまたはブレーキの係合、一方向クラツチの
ロツクの各状態を示し、×は電磁ソレノイド弁の
OFF、クラツチまたはブレーキの解放、一方向
クラツチのフリーの各状態を示し、◎は直結クラ
ツチの係合状態を示し、△は一方向クラツチがコ
ースト(エンジンドライブ走行以外の走行状態)
時にフリーである状態を示す。 つぎに各マニユアル弁の設定(シフト)位置に
おける本実施例の電子制御式自動変速機の制御装
置の作用を説明する。 イ マニユアル弁30をDレンジにシフトしたと
き。 表1に示す如く油路2に油圧が供給され、これ
により流量制御弁801、油路2Cを介してライ
ン圧が供給されてクラツチC1が係合される。第
1速の走行は表2に示す如くソレノイド弁71が
通電、(ON)、ソレノイド弁72が非通電
(OFF)され1−2シフト弁33のスプール33
0は左側にあり、ブレーキB1、B2に連絡する
油路3D、2Aは排圧され、ブレーキB3に連絡
する油路5Cにも油圧が供給されていないのでブ
レーキB1、B2、B3は解放されている。車速
が予め設定した大きさになつたときコンピユータ
の出力でソレノイド弁72が通電され1−2シフ
ト弁の制御油圧である油路1Hのソレノイド圧は
ロウレベルに反転するので、1−2シフト弁33
のスプール330は右側に移動し、油路2、1−
2シフト弁33、油路2A、流量制御弁803、
油路2Bを経て油圧が供給されブレーキB2は係
合して第2速へのシフトが生ずる。第3速へのア
ツプシフトは、車速、スロツトル開度等が所定値
に達したときコンピユータの出力でソレノイド弁
71が非通電され、2−3シフト弁31のスプー
ル310は左側に移動し、油路1,2−3シフト
弁31、油路1B、流量制御弁802、油路1C
を経て油圧が供給されてクラツチC2が係合し、
同時に1−2シフト弁33のスプール330は油
路1Bから左端ランド333に供給されたライン
圧により右側(第2速、第3速および第4速側)
に固定されてなる。第4速へのアツプシフトは上
記と同様コンピユータの出力でソレノイド弁72
が非通電され油路1Hから3−4シフト弁35の
右端ランド355に供給されていた3−4シフト
弁の制御油圧であるソレノイド圧がハイレベルに
反転し、3−4シフト弁のスプール350が左側
に移動し、油路1Dが排圧されるとともに油路1
Rに油圧が供給され、ブレーキB4が解放される
とともにクラツチC3が係合してなされる。 ロ マニユアル弁30が3レンジにあるとき。 表1に示す如く油路2に加えて油路3にライン
圧が供給される。第1、2、3速は上記Dレンジ
のときと同様のシフトがなされるが、油路1、2
−3シフト弁31、油路1Aを経て3−4シフト
弁のスプールの左側ランド353にライン圧が印
加されスプール350は右側に固定されるので、
第4速へのシフトは生じない。またマニユアル弁
30がD位置で第4速の走行中に手動でD−3シ
フトを行つた場合前記の如くスプールの左端ラン
ド353へのライン圧の導入によりただちに第3
速にダウンシフトがなされ、また、予定した速度
まで減速した時点でコンピユータの出力がソレノ
イド弁71を通電させ、3−2ダウンシフトを生
じさせる。この3−2ダウンシフトが生じた場合
油路3、2−3シフト弁31、油路3A、ローコ
ーストモジユレータ弁39、オリフイス807、
1−2シフト弁33、油路3Dを介してブレーキ
B1の油圧サーボB−1にローコーストモジユレ
ータ圧が供給され、ブレーキB1はゆるく係合し
てエンジンブレーキの効く第2速が得られる。 ハ マニユアル弁30がL位置に設定されている
とき。 油路2、油路3に加えて油路4にもライン圧が
供給される。第2速はマニユアル弁がDレンジに
あるときと同じであり、2−3シフト弁31のス
プール310は右側に固定される。また第1速で
は油路4、2−3シフト弁31、油路4A、ロー
コーストモジユレータ弁37、油路4B、油路4
C、1−2シフト弁33、油路5Cを経てブレー
キB3の油圧サーボB−3にローコーストモジユ
レータ圧が供給されブレーキB3を係合させエン
ジンブレーキが効く第1速が得られるようになさ
れている。また第3速状態で走行中Lレンジに手
動シフトしたときは、前記の如くスプールの左端
ランド313へ油路4からライン圧が印加される
とともにソレノイド弁71がONして、ただちに
第2速にダウンシフトがなされ、また、予定した
速度まで減速した時点でコンピユータの出力がソ
レノイド弁72を通電させ、2−1ダウンシフト
を生じさせ、前記エンジンブレーキが効く第1速
が得られる。 ニ マニユアル弁がNまたはP位置に設定されて
いるとき。 油路2〜5にはいずれもライン圧が供給されて
おらず、第1のソレノイド弁71がON、第2の
ソレノイド弁72がOFFされる。1−2シフト
弁33および3−4シフト弁35の右端ランド3
35および355には油路1からオリフイス80
6を介して連絡する油路1Hのライン圧が印加さ
れ、スプール330は左側(1st側)に設定され
スプール350は油路1、2−3シフト弁31、
油路1Aから左側ランド353にライン圧が供給
されているため右側(第1速、第3速側)に設定
する油路1、3−4シフト弁35、油路1D、流
量制御弁804、油路1Eからライン圧油が供給
されブレーキB4のみが係合しており、中立状態
にある。 ホ マニユアル弁がR位置に設定されていると
き。 油路1と油路5が連絡し、油路3〜4は排圧さ
れ第1のソレノイド弁71はON、第2のソレノ
イド弁72はOFFとなつている。2−3シフト
弁31のスプールは右側に設定され油路1Bおよ
び1Aにいずれもライン圧が生じるため1−2シ
フト弁33および3−4シフト弁35のスプール
330および350はいずれも右側に固定され、
クラツチC2、ブレーキB3およびブレーキB4
が係合されて後進状態が得られる。 マニユアル弁30がD、3、Lの各レンジにシ
フトされ、油路2にライン圧が生じ、且つ1−2
シフト弁33が第2速側に設定されている場合
は、油路2Aにライン圧が生じ、ロツクアツプシ
グナル弁91の中間油室912にライン圧が供給
される。このライン圧により第3のソレノイド弁
73が通電され油路1Jの油圧がロウレベルとな
つているとき、ロツクアツプシグナル弁のスプー
ル910は上側に設定され、油路2Dを介してロ
ツクアツプ制御弁93のスプールの上端ランド9
37にライン圧が供給される。これによりロツク
アツプ制御弁93のスプール930は下側に動か
され油路6と油路6Bとが連絡し、トルクコンバ
ータ100内に設けられたロツクアツプクラツチ
106は係合し、トルクコンバータ100は直結
状態となる。油路2Aにライン圧が生じないかま
たは油路2Aにライン圧が生じてもソレノイド弁
73は非通電され油路2Jにハイレベルのソレノ
イド圧が生じ油路2Dの油圧がドレインポート9
15を介して排圧されているときは、スプリング
931およびプランジヤ932に加わるライン圧
の作用でスプール930は図示下方に位置する。
スプール930が図示下方に位置している間は油
路6は油路6Aに連絡しており、トルクコンバー
タ直結クラツチ106は解放されている。ソレノ
イド弁73への通電は後記するコンピユータによ
り車速とスロツトル開度が設定値以上のときなさ
れる。車両走行状態に応じて第1および第2のソ
レノイド弁71,72および73を表2に示す如
く開閉作動する電気制御回路(コンピユータ)を
第3図に基づき説明する。 電子制御回路は電源装置420と、車速および
スロツトル開度検出装置よりソレノイド弁71、
72の駆動へ至るコンピユータ回路400とから
なる。電源装置420はスイツチ421を介して
バツテリーに接続し、マニユアルレバーに装置さ
れたポジシヨンスイツチ422より結線520を
通してD、2、L位置設定および結線521より
パワーサプライ(定電圧電源供給装置)423と
電通され、該サワーサプライ423より結線52
3を通してコンピユータ400の各構成要素へ定
電圧を供給する。コンピユータ回路400は車速
検出装置401、波形増幅整形回路402、D−
A(デイジタルアナログ)変換回路403、スロ
ツトルポジシヨンスイツチ413、スロツトル開
度電圧発生回路414、1−2シフト判別回路4
04、2−3シフト判別回路406、3−4シフ
ト判別回路408、ヒステリシス回路405,4
07,409、ソレノイド弁71開閉決定回路4
10、ソレノイド弁72開閉決定回路412、ソ
レノイド弁73開閉決定回路424、N−Dシフ
ト信号発生器415、タイマー411、増幅器4
116,417,425、ソレノイド弁71,7
2,73からなる。車速検出装置401にて検出
した車速は正弦波形信号となり、波形増幅整形回
路402により正の短形波信号に整形増幅され、
D−A変換回路403により車速に応じた直流電
圧信号に変換され、機関負荷状態を検出するスロ
ツトルポジシヨンスイツチ413はスロツトル開
度に応じた可変抵抗により構成され、スロツトル
開度に応じた信号はスロツトル開度電圧発生回路
414により直流電圧にされ、それぞれ1−2シ
フト判別回路404、2−3シフト判別回路40
6、3−4シフト判別回路408に入る。各判別
回路は車速電圧信号とスロツトル開度電圧信号と
を、たとえば差動増萌回路にてその大小を比較
し、1−2シフト、2−3シフト、3−4シフト
のいずれかの条件を設定する。ヒステリシス回路
405,407,409はそれぞれ2−1シフ
ト、3−2シフト、4−3シフトの各ダウンシフ
トの条件を与えるためのもので、それぞれシフト
アツプ時における変速点より幾分車速の低い側で
ダウンシフトがなされるようにし、変速域でのハ
ンチングを防止する。ソレノイド弁71開閉決定
回路410は2−3シフト判別回路の出力により
0(OFF)または1(ON)の出力を発し、増幅器
416を介してソレノイド弁71を開閉作動せし
める。ソレノイド弁72開閉決定回路412は、
1−2シフト判別回路404、3−4シフト判別
回路408の出力、およびタイマー411を介し
てN−Dシフト信号発生器の出力により0または
1の出力を発し、増幅器417を介してソレノイ
ド弁72を開閉作動させる。ソレノイド弁73開
閉決定回路424は、1−2シフト判別回路40
4、2−3シフト判別回路406、3−4シフト
判別回路408の出力を入力して、第2速以上で
走行中、予めプログラムした各変速段での車速お
よびスロツトル開度となつたとき増幅器425を
介してソレノイド弁73を開閉作動させる。 以上のように上記本発明の実施例においては、
アンダードライブ変速機210、250を変速せ
しめるクラツチC1,C2,C3およびブレーキ
B1,B2,B3,B4の油圧サーボC−1,C
−2,C−3,B−1,B−2,B−3,B−4
には、プライマリレギユレータ弁12によつて調
圧されたライン圧が供給され、直結クラツチ付流
体継手100には、セカンダリレギユレータ弁1
3によつて所定の流体継手作動油圧に調圧された
プライマリレギユレータ弁12からの余剰油が、
トルクコンバータ圧油供給油路6よりロツクアツ
プ制御弁93によつて直結クラツチ106の解放
油室109に連絡した直結クラツチ解放側油路6
Aと直結クラツチ106の作動油室108に連絡
した直結クラツチ係合側油路6Bとに車両走行条
件に応じて選択的に給排され、トルクコンバータ
圧油供給油路6と直結クラツチ係合側油路6Bと
の間には、直結クラツチ係合側油路6Bからトル
クコンバータ圧油供給油路6への油の流通を許容
すると共にトルクコンバータ圧油供給油路6から
直結クラツチ係合側油路6Bへの油の流通を禁止
するチエツク弁94が配設されており、直結クラ
ツチ106が解放条件にあつてロツクアツプ制御
弁93によつて直結クラツチ解放側油路6Aとト
ルクコンバータ圧油供給油路6とが連通されて直
結クラツチ解放側油路6Aに流体継手作動油圧が
供給されているときに、直結クラツチ係合側油路
6Bがその近傍にあるオイルポンプ11の摺動部
の過熱で油が極部的に沸謄した場合、あるいは直
結クラツチ係合側油路6Bに油圧サーボC−1,
C−2,C−3,B−1,B−2,B−3,B−
4へ供給されるライン圧が洩れ出した場合の直結
クラツチ係合側油路6Bの油圧上昇またはエンジ
ン回転数が極端に低下してオイルポンプ11の吐
出量が急に低下したり、変速時に油圧サーボC−
1,C−2,C−3,B−1,B−2,B−3,
B−4への油量が増大してトルクコンバータ圧油
供給油路6への供給油圧が急に低下した場合の直
結クラツチ解放側油路6Aの油圧低下が生じて直
結クラツチ係合側油路6Bの油圧が直結クラツチ
解放側油路6Aの油圧よりも高くなつたときに
は、直結クラツチ解放側油路6Aと連通状態にあ
るトルクコンバータ圧油供給油路6へチエツク弁
94を介して直結クラツチ係合側油路6Bから油
の流動が生じるため、直結クラツチ係合側油路6
Bの油圧が直結クラツチ解放側油路6Aの油圧よ
りも高くなることがない。 よつて、車両走行条件が直結クラツチ106の
解放条件にあるときには、直結クラツチ係合側油
路6Aの油圧上昇、および直結クラツチ解放側油
路6Bの油圧低下が生じたとしても、直結クラツ
チ106が誤つて係合されることがなく、発進時
のエンジンストール、走行フイーリングの悪化が
防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関係するフロントエンジン、
フロントドライブ式自動車用自動変速機の骨格
図、第2図は本発明にかかる自動変速機の油圧制
御装置の回路図、第3図はその電子制御回路の回
路図である。 図中93……ロツクアツプ制御弁、94……チ
エツク弁、6……トルクコンバータ圧油供給油
路、6A……直結クラツチ解放がわ油路、6B…
…直結クラツチ係合がわ油路、100……トルク
コンバータ、106……直結クラツチ、12……
プライマリレギユレータ弁、13……セカンダリ
レギユレータ弁、108……作動油室、109…
…解放油室、C1,C2,C3……クラツチ、B
1,B2,B3,B4……ブレーキ、C−1,C
−2,C−3,B−1,B−2,B−3,B−4
……油圧サーボ、210,250……アンダード
ライブ変速機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジン出力軸に連結されたポンプインペ
    ラ、出力軸に連結されたタービンライナおよび作
    動油室と解放油室との圧力差によつて前記エンジ
    ン出力軸と前記出力軸を選択的に連結する摩擦式
    直結クラツチとを有する直結クラツチ付流体継手
    と、油圧サーボを有する係合装置の作動によつて
    変速する変速機とを備える自動変速機の油圧制御
    装置において、オイルポンプの吐出油圧を前記変
    速装置の油圧サーボに供給する所定のライン圧に
    調圧するプライマリレギユレータ弁と、該プライ
    マリレギユレータ弁より余剰油が供給される供給
    油路と、該供給油路の油圧を所定の流体継手作動
    油圧に調圧するセカンダリレギユレータ弁と、車
    両走行条件に応じて切り換えられて前記供給油路
    の流体継手作動油圧を前記解放油室に連絡した解
    放側油路と前記作動油室に連絡した係合側油路と
    に選択的に給排するロツクアツプ制御弁と、前記
    供給油路と係合側油路との間に配設され前記係合
    側油路から供給油路への油の流通を許容すると共
    に前記供給油路から係合側油路への油の流通を禁
    止するチエツク弁とを備えることを特徴とする自
    動変速機の油圧制御装置。
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