JPH048477Y2 - - Google Patents

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JPH048477Y2
JPH048477Y2 JP1987118839U JP11883987U JPH048477Y2 JP H048477 Y2 JPH048477 Y2 JP H048477Y2 JP 1987118839 U JP1987118839 U JP 1987118839U JP 11883987 U JP11883987 U JP 11883987U JP H048477 Y2 JPH048477 Y2 JP H048477Y2
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JP
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water
bottle
hole
suikinkutsu
ceiling surface
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JP1987118839U
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JPS6424398U (ja
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Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K15/00Acoustics not otherwise provided for
    • G10K15/04Sound-producing devices

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、液体の滴が落下し、底に溜つた液面
を打つときの水琴音を瓶等の内部で反響させ、琴
のような音色を発生させる水琴窟に関する。
[従来の技術] 日本庭園に風雅な音色を響かせ、音を楽しむ庭
園技術として水琴窟がある。水琴窟というのは、
第2図に示すように、茶室入口のつくばいや、手
洗いの手水鉢20近くの地中に、底に小さな孔2
をあけた瓶1を伏せて埋め、手を洗つた水が小石
21を伝わり孔2から水滴となつて落ちるように
し、この水滴が下の水面に落ちるときの滴下音を
瓶1の内部で反響させるようにしたものである。
従来の水琴窟は、上述のように、庭園の地中に
瓶1を埋めて構成していたので、ある程度の面積
をもつた庭園でなければ設置することができなか
つた。しかも、水琴窟の微かな音を楽しむために
は、静かな環境でなければならなかつた。
[解決すべき問題点] しかしながら、現代の住宅事情では、広い面積
からなる庭園を所有することは極めて困難であ
り、また、たとえ庭園を構築しても、騒音環境の
悪化から屋外では、微かな水琴窟の音を楽しむこ
とが困難となつてきた。
本考案は上記の問題点にかんがみてなされたも
ので、屋内に設置して微かな水琴の音色を楽しむ
ことのできる水琴窟の提供を目的とする。
[問題点の解決手段] 本考案の水琴窟は、上記の目的を達成するた
め、底部に孔を穿設した瓶を逆さに設置して形成
した水琴音反響部材と、この水琴音反響部材の内
底部に溜つた液体を循環して滴下させる滴下手段
とからなり、上記水琴音反響部材の天井面に孔を
中心とする水路を形成するとともに、上記孔と天
井面との接続部分に丸みをもたせた構成としてあ
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図は第一の実施例に係る水琴窟の縦中央断
面図である。
図面において、1は水琴音反響部材としての瓶
であり、焼成陶器、セラミツクス、金属等のいず
れかの材料、好ましくは素焼の陶器を用いて形成
してある。2は瓶の底面中央に設けられた、音出
しおよび流水用の孔である。瓶1は逆さまにして
伏せた状態で使用される。したがつて、瓶1の底
が上部となり、孔2も上方に位置し、ここから反
響音を外部へ放出するとともに、瓶内への流水が
可能となる。瓶1の下部には、水溜用の受皿3が
設けてある。
瓶1の大きさは任意のものとすることができる
が、反響音等の観点からすると、高さ30〜60cm、
口部直径20〜40cm、底面直径20〜30cm程度の釣鐘
形とし、孔2の直径を25〜30mm程度としたものが
好ましい。
また、瓶1の底面内側、すなわち、伏せた状態
にある瓶1の天井面には、孔2を中心とする水路
5を渦巻状等に形成し、孔2より流れ込んできた
水を、瓶1の底面(および側壁)の内側に広く分
散付着するようにしてある。
孔2の天井面と接続する周縁部分は、孔2に流
れ込んできた水を、瓶1の天井面に廻り込みやす
くするため、丸みをもたせてある。
瓶1の側壁内面の一部もしくは全部に、凹凸面
4を形成することも可能である。このように、凹
凸面を形成すると、水琴音が瓶1の内部で乱反射
するとともに、瓶1の内部に水分が付着しやすく
なつて常時瓶1に湿気をもたせ、水琴音の反響効
果を高めることができる。ただし、内部を滑面形
状に形成してもよいことは勿論である。
6は瓶1の上部に設けられた水溜部としての水
鉢、7は瓶1内の下部に設置された揚水ポンプ、
8はこの揚水ポンプ7と水鉢6とを連通するパイ
プである。瓶1内の下部にはあらかじめ水が溜め
てあり、この水を揚水ポンプ7により水鉢6まで
吸い上げ、さらに水鉢6からあふれさせ、孔2を
通して瓶1の内部へ流し込み滴下させる。滴下し
た水は瓶1内の下部に溜まり、再び揚水ポンプ7
により吸い上げられる。水鉢6、揚水ポンプ7、
パイプ8は、このように、瓶1内の下部に溜つた
水を循環して滴下する滴下手段を形成している。
なお、水溜部は、第1図に示すような水鉢6に
限らず、水を孔2へと徐々に導くいろいろな構造
にすることができる。
揚水ポンプ7には、水の吸い上げ量を調整する
ダイヤル9が設けてあり、この調整ダイヤル9を
操作することにより、孔2から瓶1内への流水量
を変え、水琴音の音量、音質、音色を調整するこ
とができる。また、揚水ポンプ7内には、水の浄
化装置が付設されており、水の汚れによる水琴音
の音質劣化を防止している。
10は孔2を覆うようにして設けられた網目状
のネツト部材である。このネツト部材10は、第
2図に示した従来の水琴窟における小石21の役
目をするものであり、水琴音を乱反射させるとと
もに、水が一時に流入することを防止し(水を分
散させて流入させる)、かつ、ごみの瓶1内への
侵入を防止する。
次に、上述した水琴窟の使用方法を説明する。
まず、受皿3に水を注入すると瓶1の口部から
周り込んで瓶1内に水が溜る。水鉢6にも水を入
れ、揚水ポンプ7の電源スイツチをオンにすると
ともに、調整ダイヤル9を操作して水鉢6からの
落下水量を調整する。
水鉢6から落下した水は、網目状のネツト部材
10を通つて孔2の丸みをもたせた部分を伝わ
り、少しづつ孔2から瓶1の天井面に回り込む。
回込んだ水は水滴となつて天井面に付着し、適当
な大きさまで成長すると受皿3に落下し、水琴音
を発生する。
このとき、孔2より流れ込んだ水は、水路5を
経て天井面に広く行き渡るので、水滴は天井面の
広い範囲から長時間にわたつて落下することにな
り、変化に富んだ水琴音を長時間にわたつて発生
する。
水琴音は、天井面および側壁に形成した水路5
および凹凸面4と、ネツト部材10により乱反射
しつつ孔2を通して外部に放出される。
水鉢6へは、揚水ポンプ7により吸い上げた水
が自動的に供給されるので、連続して水琴の音色
を楽しむことができる。ここで、揚水ポンプ7の
作動は、連続的あるいは断続的な作動のいずれで
あつてもよい。
このような構成の水琴窟は、室内で微かな水琴
の音色を楽しむことができるばかりではなく、室
内インテリアてしても装飾的効果を有する。
なお、水琴音の音色は、水温の低い季節には高
い音色、水温の高い季節には低い音色となる。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるも
のでなく、例えば、次のような変形例、応用例を
も含むものである。また、所望により屋外に設置
してもよいことは勿論である。
瓶の口部を閉塞した形状(瓶と受皿とを一体
化した形状)の水琴音反響部材を用いたもの。
滴下手段として、毛細管現象を利用したも
の。例えば、水琴音反響部材内に毛細管をたら
しておき(下端を下部に溜つた水に接触させて
おく)、毛細管の下端を部分的に1〜2℃温度
上昇させれば、毛細管現象により水が吸い上げ
られ、上端から水滴となつて落下する。これに
より水琴音を発生させることができる。
揚水ポンプを、受皿の下部または瓶の上部に
設置したもの。
滴下する液体として、水以外の滴を形成でき
るものを用いた水琴窟。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の水琴窟によれ
ば、庭園を作る敷地を有さずとも微かな水琴の音
色を手軽にを楽しむことができるとともに、屋内
に装飾品的に設置することができる。
また、天井面に水路を形成するとともに、孔と
天井面との接続部分に丸みをもたせてあるので、
水が天井面に広く行き渡り、天井面の広い範囲か
ら水滴が落下して変化に富んだ水琴音を長時間に
わたつて発生する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例に係る水琴窟の縦
中央断面図、第2図は従来例を示す図である。 1……瓶(水琴音反響部材)、2……孔、3…
…受皿、6……水鉢、7……揚水ポンプ、8……
パイプ、9……調整ダイヤル、10……網目状の
ネツト部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部に孔を穿設した瓶を逆さに設置して形成し
    た水琴音反響部材と、この水琴音反響部材の内底
    部に溜つた液体を循環して滴下させる滴下手段と
    からなり、上記水琴音反響部材の天井面に孔を中
    心とする水路を形成するとともに、上記孔と天井
    面との接続部分に丸みをもたせたことを特徴とす
    る水琴窟。
JP1987118839U 1987-08-04 1987-08-04 Expired JPH048477Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987118839U JPH048477Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04
US07/200,621 US4852685A (en) 1987-08-04 1988-05-31 Dripping sound generating apparatus
EP88109259A EP0302199A3 (en) 1987-08-04 1988-06-10 Dripping sound generating apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987118839U JPH048477Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6424398U JPS6424398U (ja) 1989-02-09
JPH048477Y2 true JPH048477Y2 (ja) 1992-03-03

Family

ID=14746431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987118839U Expired JPH048477Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4852685A (ja)
EP (1) EP0302199A3 (ja)
JP (1) JPH048477Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Also Published As

Publication number Publication date
EP0302199A3 (en) 1990-02-07
JPS6424398U (ja) 1989-02-09
EP0302199A2 (en) 1989-02-08
US4852685A (en) 1989-08-01

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