JP2958849B2 - 水琴壷 - Google Patents

水琴壷

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JP2958849B2
JP2958849B2 JP6004446A JP444694A JP2958849B2 JP 2958849 B2 JP2958849 B2 JP 2958849B2 JP 6004446 A JP6004446 A JP 6004446A JP 444694 A JP444694 A JP 444694A JP 2958849 B2 JP2958849 B2 JP 2958849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壷内に張った水面に、
水滴を適宜な時間的間隔で落下させ、水滴が水面に当っ
て発生した音を壷内で反響させて琴の音に似た音色を発
生させる水琴壷に関する。
【0002】
【従来の技術】日本庭園において、土中に壷又は甕を埋
め込み、その中に水を張り、壷又は甕の上にはスダレを
かぶせ、このスダレの上に小石を敷き、この小石の上に
水が流れ込むような仕組みにした、いわゆる水琴窟をつ
くることが、風流を好む人々に採用されている。この水
琴窟においては、水が前記小石とスダレの間を通って、
壷や甕の中に水滴となって落下する。そして、この水滴
が、壷や甕の中の水面に当り、その音が壷内や甕内に反
響して、琴の音に似た微妙な音色を発生する。
【0003】しかし、従来の水琴窟においては、壷や甕
が土中に埋められた構造物であるため容易に移動でき
ず、静寂な場所でないとその音色が聞きとり難く、また
壷や甕内が土中に埋まっているため、その中での水滴の
音の反響を良くするのが難しく、微妙な音色を出すのが
困難であることなどの欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記水琴窟
の欠点を解消し、どこにも置けるような構造にした、微
妙な音色を発生する壷(水琴壷)を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、側壁に排水口
を設けた下壷と、底のほぼ中央に漏斗状に下方に突出し
水滴形成口を設けた中間皿状部材と、底に細孔を設け
た上壷とからなり、下壷の上に中間皿状部材を載置し、
この中間皿状部材の上に上壷を載置してなる水琴壷であ
る。
【0006】本発明の1例を示した図面についてくわし
く説明する。図1は本発明の水琴壷の分解正面図であ
る。ここにおいて、1は下壷であり、2は中間皿状部
材、3は上壷である。4は上壷の蓋であり、これは設け
ても設けなくてもよい。
【0007】図2は本発明の水琴壷の縦断面図である。
下壷1は音を発生させるための壷であり、その側壁に排
水口5が設けられている。これは下壷1の水を排出する
ためのものであり、水はこの排水口から図示してない排
水路に排出される。したがって下壷1にはこの排水口5
まで水が常に一定の水深を保って溜められるようになっ
ている。この排水口は、下壷の構造にもよるが、通常側
壁の下方に設けるのが、水滴音の反響効果の点から好ま
しい。
【0008】中間皿状部材2は、上壷3から落下する水
の受け皿であり、その底のほぼ中央部に漏斗状に下方に
突き出した水滴形成口6を有している。この中間皿状部
材2は下壷1の蓋の作用をなすと共に上壷3の台の作用
をなすものでもある。そして、その底面には下壷の口に
嵌合する円状の下方に伸びる突出壁8を設けてもよい。
上壷3は水を溜めるための壷であり、その底部の任意の
個所に水を排出する細孔9が設けられている。水の排出
量を適当量にするため、細孔9の一部を例えば棒などの
挿入により塞いで調節可能にするのが好ましい。
【0009】次に本発明の水琴壷の作用及び使用方法に
ついて説明する。先ず、下壷1に排水口5の付近まで水
を入れ、その上に中間皿状部材2を載置し、更にその上
に上壷3を載置する。そして、上壷3に水を満たす。必
要に応じて蓋4をかぶせる。上壷3の中の水は、上壷の
底部に設けた細孔9から少しづつ落下する。この落下し
た水は、中間皿部材2の空間7を経て中間皿部材2の底
に落ち、次いでこの底を伝わって、その底に設けられた
漏斗状に下方に突出した水滴形成部口6に達し、ここで
水滴に形成されて水滴となって下壷1に落下する。この
水滴形成口6は漏斗状に下方に突出させる形状にするこ
とによって、表面張力の影響で好適に水滴を形成させる
ことができる。また、上壷3の細孔9からの水の排出量
は、水滴の落下の時間的間隔に影響するので、所望の間
隔になるよう適宜に調節する。
【0010】水滴形成口6で形成された水滴は、下壷に
溜められた水面に一滴づつ落下し、水滴音を発生する。
そして、この水滴音が下壷内で反響して微妙な音色、い
わゆる水琴音を発生する。そして下壷に溜った水は排水
口5から排水路に排出される。本発明の水琴壷は、水琴
音を発生する下壷が従来の水琴窟のように土に埋められ
ていないため、発生音が大きく、その音色も極めて優れ
ている。本発明の水琴壷は陶器でつくるのが好ましい。
そして、その焼き方や形状、模様を種々変えることによ
り、趣のある水琴壷を得ることができ、庭園の置物、さ
らには室内の置物としても好適である。
【0011】
【発明の効果】本発明の水琴壷は上記の構成にしたの
で、手軽に、どこででも水琴音を楽しむことができ、そ
の発生音も大きく、音色も優れている。また水琴音を楽
しむばかりでなく、その形状、模様を種々変えることに
より、庭園の置物、室内の置物としても好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水琴壷の一例の分解正面図
【図2】本発明の水琴壷の一例の縦断面図
【符号の説明】
1 下壷 2 中間皿状部材 3 上壷 4 蓋 5 排水口 6 水滴形成口 7 中間皿状部材の空間 8 突出壁 9 上壷の細孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁に排水口を設けた下壷と、底のほぼ
    中央に漏斗状に下方に突出した水滴形成口を設けた中間
    皿状部材と、底に細孔を設けた上壷とからなり、下壷の
    上に中間皿状部材を載置し、その中間皿状部材の上に上
    壷を載置してなる水琴壷。
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JPS6127196U (ja) * 1984-07-20 1986-02-18 勝彦 梅村 響音を発する壷体
JPH048477Y2 (ja) * 1987-08-04 1992-03-03

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