JPH0484633A

JPH0484633A - 積層板の製造方法

Info

Publication number: JPH0484633A
Application number: JP19819090A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Sekiguchi; 関口　義幸; Tsutomu Fukumura; 福村　勉; Isamu Ichikawa; 勇市川
Original assignee: Nippon Stainless Steel Co Ltd
Current assignee: Nippon Stainless Steel Co Ltd
Priority date: 1990-07-26
Filing date: 1990-07-26
Publication date: 1992-03-17
Anticipated expiration: 2012-03-05
Also published as: JP2586701B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はハニカム製品に好適な積層板構造体及びこれの
製造装置に関する。

（従来の技術）第４図は積層板構造体の斜視図、第５図はハニカムの斜
視図であり、複数枚の長尺平板ＷＩＷ２．Ｗ３・・・と
これら長尺平板Ｗｌ、Ｗ２・・・の相互間に千鳥に且つ
帯状に塗布した接着剤１０１・・・とから積層板構造体
１００が構成され、これを矢印■、■方向に引き伸すこ
とで、第５図に示す蜂の巣状のハニカム１０２が形成さ
れる。但し、このハニカム１０２は第４図の積層板構造
体１００を塑性変形後に、板幅方向（図の上下方向）に
分割したもので、幅狭まとなっている。

上記帯状に接着剤を塗布する技術には、従来、シルクス
クリーン法とグラビアローラ法が知られている。

シルクスクリーン法はシルクスクリーンの下面にくり抜
ぎ溝のついたマスク材を貼っておき、シルクスクリーン
の上面から一液又は二液型接着剤を塗り込み、下方の長
尺平板に帯状に塗布するものである。マスク材の部分は
未塗布部分となり、開口した溝の部分だけ接着剤が塗布
されるわりである。即ち、シルクスクリーン印刷方法の
印刷インクを接着剤に置き換えた様な技法である。

同様に、グラビアローラ法はグラビアローラ印刷法の印
刷インクを一液又は二液型接着剤に置き換えた技法であ
る。

（発明か解決しようとする課題）上記したシルクスクリーン法やグラビアロール法は、印
刷技術をベースにしている為に技術的に安定している。

しかし、接着剤が一液又は二液型接着剤であるため、こ
れらの濃度、粘度の管理、長板平板の表面の洗浄化及び
平板性、溶剤の気化に伴う作業環境の悪化などの問題が
ある。更に、塗布後平板相互を重合するまでの時間（接
着剤が固化してはまずい）か限られているので、塗布及
び平板重合作業は、速やかに行なわれなければならない
。

また、スクリーン及びグラビアロールと当該長尺平板と
のマツチング（位置合せ）が難しい。特に、グラビアロ
ール法にあっては、長尺平板の長手方向に帯状に塗布す
る場合はマツチングが容易であるが、本対象の如く、幅
方向に塗布する場合は著しく難しい。

そして、クスリーン及びグラビアロールは接着剤が固着
せぬように拭き取り作業及び手入作業を必要とする。

更に、−液又は二液性接着剤は剪断剥離強度が高くはな
い。

よって、本発明は作業の容易化、作業環境の改善、接着
強度の向上等を目的とするものである。

（課題を解決するための手段）積層板構造体は、多数枚積層された長尺平板の相互間に
幅方向に伸びるテープ状フィルムが介設されていて、且
つこれらテープ状フィルムが当該長尺平板の表裏面で一
方が奇数本、他方が偶数本の如くで互いに半ピッチずれ
て配設されたことな特徴とする。

その為に、積層板製造装置は、長尺平板を載置し、との
長尺平板の最上面が略一定の高さになるように長尺平板
を上昇、下降する長尺平板載置機構と、この長尺平板載
置機構の両側に所定ピッチで千鳥配列され長尺平板の幅
方向に走行してテープ状フィルムを長尺平板上面に密着
せしめる複数台のフィルム繰出機構と、先の長尺平板上
に、新たな長尺平板を載置する長尺平板運搬具とから構
成される。

（作用）長尺平板載置機構上の長尺平板上に、同長尺平板載置機
構の一方の側のフィルム繰出機構で奇数本のテープ状フ
ィルムを幅方向に亘って走行、密着し、この上に新たな
長尺手段を被せ、この新たな長尺平板の上に、長尺平板
載置機構の他のｆｉｔ！Ｊのフィルム繰出機構で偶数本
のテープ状フィルムを走行、密着する如くして、この動
作を繰返して、多重な積層板構造体を形成する。

（実施例）本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。

第１図は本発明に係る積層板製造装置図であり、積層板
製造装置１（止犬きく区分して、長尺平板載置機構２と
複数の接着フィルム繰出機構１０・・・と長尺板運搬具
２０とからなる。以下、これらの機構について詳しく述
べる。

長尺平板載置機構２は、ベース３上のレール３ａに載っ
て当該長尺平板の長手方向に水平に移動する台車４と、
この台車から起立したねじ軸５ａ及びガイド軸５ｂ、５
ｂと、ねじ軸５ａの上端に固設されたパレット６とから
なり、パレット６上面に長尺平板Ｗを長手方向に往復移
動させるものである。なお、７ａはラック、７ｂはビニ
オン、７ｃは減速機、７ｄはモータである。

フィルム繰出機構１０は、第２ベース１１上のレールＩ
ｌａ上を移動するスライダ１２と、このスライダ１２上
に起立したシリンダユニット＋３ａ及びガイド１１３ｂ
、１３ｂと、シリンダユニットのピストンロッド１３ｃ
で支承されたフィルムガイドアーム１４と、このフィル
ムガイドアーム１４に配置されたガイトローラ１５・・
・と、フィルム供給リール１６とからなる。なお、この
フィルム供給リール１６は張力調節機１７てフィルムＦ
の張りが一定とされている。また、前記スライダ１２は
適当なコンベアチューン１２ａで水平８動される。１８
はフィルム切れ検知器であり、フィルムガイドアーム１
４＠に設けられている。

第２図は第１図の平面図（略図）であり、前記フィルム
繰出機構１０はパレット６の左右に、且つ千鳥に複数台
が所定ピッチで配列されている。

第２図に示す長尺平板運搬具２０は下面に真空吸着孔を
多数有し、当該長尺平板Ｗを一枚ずつその上面を吸着し
て８勅するクレーンの一種である。

以上の構成からなる積層板構造体の製造装置の作用を次
に述べる。

本実施例に係るフィルムＦは、幅が５〜２０ｍｍ、厚さ
が５０〜２００μｍの変性ポリプロピレンであり、これ
は９０〜１０５℃で溶融する。

また、被貼材たる長尺平板Ｗは、幅か５００ｍｍ、厚さ
が５０μｍのステンレス薄板である。

第２図に示す長尺平板運搬具２０で当該長尺平板Ｗ１を
、パレット６上に８載する。

第３図（ａ）〜（Ｃ）は作用説明図であり、第３図（ａ
）でフィルムガイドアーム１４Ｌ（便宜上、図左のフィ
ルムガイドアームを１４しい右のを１４Ｒと記す。）は
先ずポジションＡにあって、人手にてフィルムＦ１の先
端をパレット６の側面６ａに固定する。

次に、フィルムガイドアーム１４Ｌを上昇しく矢印の）
、後退しく矢印■）、更に、下降させる（矢印■）。す
るとフィルムＦ１は想像線で示すように、長尺平板Ｗｌ
上に密着する。この間、フィルムＦ１は一定の引張力に
保たれているので、たるみ及びフィルム切れの恐れはな
い。

１枚目の長尺平板Ｗ１の上に、前記長尺平板運搬具２０
で２枚目の長尺平板Ｗ２を載せ、第３図（ｂ）に示す通
り、向って右のフィルムガイドアーム＋４Ｒをポジショ
ンＢとし、人手にてフィルムＦ２の先端をパレット６の
側面６ｂに固定し、フィルムガイドアーム１．４　Ｒを
上昇（矢印■）、後退（矢印■）、下降（矢印■）して
、フィルムＦ２を長子平板Ｗ２上に密着する。

更に、第３図（Ｃ）において、２枚目の長尺平板Ｗ２上
に３枚目の長尺平板Ｗ３を載せ、待機していた左のフィ
ルムガイドアーム１４Ｌを■−■→■と８動し、フィル
ムＦ１を長尺平板Ｗ３上に密着する。

向って左と右のフィルムガイドアーム１４Ｌ・・・、１
４Ｒ・・・は千鳥に配置されているので、第３図（ａ）
と（ｃ）で偶数番列、第３図（ｂ）で奇数番列のフィル
ムが配列される。フィルムＦＩＦ２は各々一番下の長尺
平板Ｗ１から最上位の長尺平板までジグザグに１木もの
で連続していることを特徴とする。

以上を繰返して、数十枚の長尺平板Ｗｌ。

Ｗ２．Ｗ３・・・及びフィルムＦｌ、Ｆ２列を積層し、
この積層板構造体３０（第１図）を、台車４で第１口臭
へ送り出し、適当なりランバ（図示せず）で仮固定して
後、図示せぬ炉へ搬入し、１００〜２００℃に保持して
、フィルムを溶融し、隣り合う長尺平板Ｗｌ、Ｗ２Ｗ３
・・・を接着接合する。

尚、上記フィルムＦｌ、Ｆ２はフィルム繰出機構１０が
走行、密着動作を成すと同時、もしくは直後に溶融して
もよい。

（発明の効果）以上述べた通り本発明は接着剤としてフィルムを使用し
たので、作業環境が悪化する恐れは無く、フィルムの固
化、劣化、変質の心配が無いので平板重合作業は休止自
在で容易となり、フィルムが接触するガイドローラ等の
手入れはほとんど必要無く、高強度なフィルムを自在に
選択でき、且つ、条設ピッチが正確に割出せる。

よって、本発明によれば、高品質の積層板構造体が極め
て容易な作業の基に製造することか出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る積層板製造装置図、第２図は第１
図の平面図（略図）、第３図（ａ）〜（ｃ）は作用説明図、第４図は積層板構造体の斜視図、第５図はハニカムの斜視図。１・・・積層板製造装置　　２・・・長尺平板載置機構
１０・・・フィルム繰出機構１４　（１４Ｌ、＋４Ｒ）・・・フィルムガイドアーム２０・・・長尺板運搬具　　３０・・・積層板構造体Ｗ
　（Ｗｌ、Ｗ２．Ｗ３）・・・長尺平板Ｆ　（Ｆｌ、Ｆ
２）・・・テープ状フィルム特許

Claims

【特許請求の範囲】

（１）長尺平板を多数枚、積層し、これら長尺平板の相
互間を部分的に接着してなる積層板構造体において、前記接着のための接着剤が、長尺平板の幅方向に伸びる
テープ状フィルムであって、これらテープ状フィルムは
当該長尺平板の一面に奇数本で、他の面に偶数本の如く
互いに半ピッチずれて条設されていることを特徴とする
積層板構造体。
（２）長尺平板を載置し、この長尺平板の最上面が略一
定の高さになるように長尺平板を上昇、下降する長尺平
板載置機構と、この長尺平板載置機構の両側に所定ピッチで千鳥配列さ
れ、長尺平板の幅方向に走行してテープ状フィルムを長
尺平板上面に密着せしめる複数台のフィルム繰出機構と
、先の長尺平板上に、新たな長尺平板を載置する長尺平板
運搬具とからなる積層板製造装置。