JPH0483467A - 読み取り画像の傾斜補正方式 - Google Patents

読み取り画像の傾斜補正方式

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JPH0483467A
JPH0483467A JP2198311A JP19831190A JPH0483467A JP H0483467 A JPH0483467 A JP H0483467A JP 2198311 A JP2198311 A JP 2198311A JP 19831190 A JP19831190 A JP 19831190A JP H0483467 A JPH0483467 A JP H0483467A
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image data
tilt
inclination
timing mark
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JP2198311A
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Atsuyuki Goto
淳之 後藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、読み取り画像の傾斜補正方式に係り、詳しく
は、画像読み取り後、画像の傾斜を検出して補正する読
み取り画像の傾斜補正方式に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えばOCR(光学的文字読み取り)認識を用い
た受注処理やファクシミリオーダーエントリシステム等
においては、画像情報を有する用紙が読み取り装置に傾
斜してセットされた場合、読み取りに誤りが生じる。こ
のような誤りが発生する理由をOCR認識を用いた受注
処理を例にして説明する。まず、受注票は例えば第21
図のように示され、受注票の画情報は画像入力装置によ
り読み取られ、2値データに変更される。2値データは
枠線認識処理され、枠線の位置が求められる。
意味のある画像データは枠線内に記載されているため、
枠線の位置に応して画像データを受注票の中から切り出
すことができ、数字等の画像データをOCR認識するこ
とができる。ここで、受注票が画像人力装置の走査方向
に対して傾斜してセットされた場合、第22図に示すよ
うに枠線りは図中の上下左右方法に対して傾斜する。画
像入力装置の枠線認識においては、枠線りは第22図の
点線に示すような枠線り。とじて認識されるため、実際
に切り出されるイメージは第22図の斜線領域Rになる
。この斜線領域Rは枠線りにより囲まれる領域より小さ
くなり、読み取りに誤りが生じることになる。
上述のようなイメージデータの読み取りの誤りは、画像
の読み取り時に画像の傾斜を補正することにより防止さ
れる。このため、各種の読み取り画像の傾斜補正方式が
提案されており、このような読み取り画像の傾斜補正方
式としては、例えば、画像読取機にセットされた用紙自
体の傾斜を検出し、この検出結果に基き読み取った画像
の傾斜を補正するようにした特開昭63−23465号
公報や特開昭63−48055号公報あるいは特開昭6
1−84960号公報に記載のものが知られている。ま
た、光の強度に比例した信号を発するストライブを有す
る特殊なセンサを用いて、用紙上の文字列の傾斜を検出
して、この検出結果に基づき画像の傾斜を補正するよう
にした特開昭56−6570公報に記載されたものも知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これら従来の読み取り画像の傾斜補正方
式にあっては、画像情報を有する用紙自体の傾斜を検出
して画像の傾斜を補正していたため、あるいは、特殊な
センサを用いて、文字列の傾斜を検出し画像の傾斜を補
正していたため、例えば、用紙とイメージデータとの縦
横方向の対応が取れていない場合、補正が不正確になる
といった問題点があり、また、特殊なセンサの使用によ
り補正装置の構造が複雑になるといった問題点があった
(発明の目的〕 そこで本発明は、枠線を構成する線分の傾斜に基づいて
画像の傾斜を補正し、あるいは、各タイミングマークを
互いに結ぶ線分の傾斜に基づいて画像の傾斜を補正して
、簡単な装置構造で正確に画像の傾斜補正をすることが
できる読み取り画像の傾斜補正方式を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、 枠線を有する画像が記載された用紙を画像読取機の所定
の読取位置に配置し、該画像を画像読取機により走査し
て読み取ることによって得られるイメージデータを入力
し、該イメージデータを回転させることにより、画像読
取機の所定の走査方向に対する画像の傾斜を補正する読
み取り画像の傾斜補正方式において、 前記イメージデータを入力し、該イメージデータから画
像中の枠線を構成する線分を認識する線分認識手段と、 該線分認識手段により認識された線分の前記所定の走査
方向に対する傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、 前記イメージデータを入力し、傾斜角検出手段により検
出された傾斜角だけ傾斜を補正する方向にイメージデー
タを回転させるイメージデータ回転手段と、 を設けたことを特徴とし、 また、請求項2記載の発明は、 少なくとも2つのタイミングマークを所定位置に有する
画像が記載された用紙を画像読取機の所定の読取位置に
配置し、該画像を画像読取機により走査して読み取るこ
とによって得られるイメージデータを入力し、該イメー
ジデータを回転させることにより、画像読取機の所定の
走査方向に対する画像の傾斜を補正する読み取り画像の
傾斜補正方式において、 前記イメージデータを入力し、該イメージデータから画
像中の各タイミングマークの位置を検出するタイミング
マーク位置検出手段と、該タイミングマーク位置検出手
段により検出された各タイミングマークの位置に基づい
て、各タイミングマークを互いに結ぶ線分の前記所定の
走査方向に対する傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、 前記イメージデータを入力し、傾斜角検出手段により検
出された傾斜角だけ傾斜を補正する方向にイメージデー
タを回転させるイメージデータ回転手段と、 を設けたことを特徴としている。
以下、請求項1および請求項2記載の発明を実施例に基
づいて具体的に説明する。
第1図は請求項1および請求項2記載の発明に係る画像
の傾斜補正方式により傾斜を補正する傾斜補正装置の一
実施例を示す図である。
まず、そのブロック構成を説明する。
第1図において、1は画像読取機であり、画像読取機1
は画像入力袋W2、入出力制御部3、記憶制御装置4、
記憶装置5、中央処理装置6および傾斜補正装置7によ
り構成される。傾斜補正装置7は線分認識部8、第1傾
斜検出部9、タイミングマーク検出部10、第2傾斜検
出部11、傾斜補正部12、枠線認識部13およびタイ
ミングマークを用いた位置補正部14により構成される
。画像読取機1の所定の読取位置に画像を有する用紙が
配置される、すなわち、画像入力装置2と用紙との相対
位置が適正な位置関係になるように用紙が配置されると
、中央処理装置からの指令により入出力制御部3が画像
入力装置2を作動させて、画像を所定の走査方向、例え
ば互いに直交する主走査方向および副走査方向の2方向
に走査して読み取り、読み取りデータを2値化し、2値
データすなわち2値化されたイメージデータを得る。イ
メージデータは入出力制御部3により記憶制御装置4に
出力され、記憶制御装置4により記憶装置5に記憶され
る。次いで、中央処理装置6は記憶制御装置4を作動さ
せて記憶装置5からイメージデータを読み出し、読み出
したイメージデータが枠線を有する画像のものである場
合、線分認識部8に出力し、タイミングマークを有する
画像のものである場合、タイミングマーク検出部10に
出力する。読み出したイメージデータが枠線を有する画
像のものであるか、タイミングマークを有する画像のも
のであるのかは、中央処理装置6等のメモリに格納され
たアプリケーションプログラムを中央処理装置6が実行
することにより、あるいは、オペレータのキー操作によ
り、中央処理装置6が判別する。
一方、線分認識部8は、枠線を有するイメージデータを
入力し、イメージデータから画像中の枠線を構成する線
分を認識する線分認識手段を構成し、第1傾斜検出部9
は、線分認識部8により認識された線分の所定の走査方
向に対する傾斜角を検出する傾斜角検出手段を構成して
いる。傾斜補正部12は、枠線を有する画像のイメージ
データを入力し、第1傾斜検出部9により検出された傾
斜角だけ傾斜を補正する方向にイメージデータを回転さ
せるイメージデータ回転手段を構成している。
タイミングマーク検出部10は、タイミングマークを有
する画像のイメージデータを入力し、該イメージデータ
から画像中の各タイミングマークの位置を検出するタイ
ミングマーク位置検出手段を構成し、第2傾斜検出部1
1は、タイミングマーク位置検出部lOにより検出され
た各タイミングマークの位置に基づいて、各タイミング
マークを互いに結ぶ線分の所定の走査方向に対する傾斜
角を検出する1頃斜角検出手段を構成している。上述の
傾斜補正部12は、タイミングマークを有する画像のイ
メージデータを入力し、第2傾斜検出部11により検出
された傾斜角だけ傾斜を補正する方向にイメージデータ
を回転させるイメージデータ回転手段も構成している。
すなわち、線分認識部8、第1傾斜検出部9、タイミン
グマーク検出部10、第2傾斜検出部1111ff斜補
正部12、枠線認識部13および位置補正部14はそれ
ぞれ後述の各種の演算処理機能を有しており、これらの
演算処理により、上述の各手段として機能する。
ここで、線分認識部8にイメージデータが入力された場
合、線分認識部8、第1傾斜検出部9、傾斜傾斜補正部
12および枠線認識部13は、後述の第2図のフローチ
ャートの手順に従って読み取り画像の傾斜を補正し、タ
イミングマーク検出部10に画像データが入力された場
合、タイミングマーク検出部10、第2傾斜検出部11
、傾斜補正部12および位置補正部14はタイミングマ
ーク用のプログラムを実行し、後述の第14図のフロー
チャートの手順に従って読み取り画像の傾斜を補正する
次に、請求項1記載の発明に係る読み取り画像の傾斜補
正方式を、第1図および第3〜7図を参照しながら第2
図のフローチャートに従って説明する。なお、第2図中
のP1〜P7はフローチャートの各ステップを示す。
まず、Plで、線分認識部8に枠線を有する画像の2値
化されたイメージデータを入力する。
P2で、線分認識部8により、2値化されたイメージデ
ータをラスク一方向にスキャンして、枠線を構成する線
分を認識する。この線分認識において、第3図に示すよ
うに、例えば、画像読取機1の互いに直交する副走査方
向および主走査方向にそれぞれ平行な方向をX方向およ
びX方向としてx−y直交座標系を設定する。枠線りを
構成する各線分lはX方向にほぼ平行なX線分およびX
方向にほぼ平行なX線分に分けられる。上述の線分認識
は、画像入力装置により取り入れた2値化データをラス
ク方向にスキャンして、枠線を構成する各線分を互いに
直交するX、X方向のそれぞれに平行なX線分、X線分
として認識することによって、認識される枠線認識処理
を利用して認識されるものであり、この枠線認識処理自
体は公知のものであるため、線分認識の具体的な処理内
容の説明は省略する。
P3で、第1傾斜検出部9により、認識された全ての線
分lの一対の対角座標(Xs、Ys)および(X e 
% Y e )をメモリの所定領域ムこ保存するととも
に、各線分の長さを算出し、最長の線分lを選択する。
線分lは実際には第4図の点線Vに示すように認識され
るので、上述の対角座標は点1vで示される矩形の対角
座標になる。
P4で、この最長の線分をlaとし、枠iLがX方向に
対して傾斜している場合、線分!aは第5図の点線で示
す太さの線分!bとして認識される。ここで、線分12
aの太さをW a 、線分子すの太さ、すなわち線分子
fiaの認識された太さをwb、線分pbの長さ、すな
わちを線分子aの認識された長さをdとすると、第5図
に示す角度θが線分!aのX方向(画像読取機の主走査
方向)に対する傾斜角となり、 Wb−Wa=dXt a nθ  ・・・・  ■とな
り、この0式によりθを算出する。Waは予め設定して
メモリ等に記憶させておくか、または、上述のようにし
て算出してもよい。
すなわち、第6図に示すように、線分2の太さをWとす
る。また、線分lを認識したときの対角座標(Xs、Y
s)および(χe、Ye)は上述の線分認識により記憶
されているので、線分2は第6図に示すようにX−Y座
標系に示される。線分2を画素レベルで見ると長方形に
なり、線分lの面積は線分lの傾斜度合が変化しても変
化しない。また、線分!の面積Sは、 で示されるので、線分iの大さWは、 5S W−(¥e−Ys)X            −(X
e−Xs)(Ye−Ys)   Xe−Xs・・・・■ で示され、この0式によりWが算出される。したがって
、前述のWaを算出することができる。
P5で、θが予め設定された角度範囲内にあるか否かを
判別する。θがこの角度範囲内にあるとき、許容範囲と
して画像の傾斜補正は不要であり、角度範囲を越えると
、画像の傾斜補正が必要になる。θが上述の設定角度範
囲内であれば、P7に進み、設定角度範囲を越えるとP
6に進む。なお、θが設定角度範囲を大きく上回る場合
、例えば、A4サイズの用紙でθが5°以上のとき、読
み取られていない画像データが存在する可能性があり、
傾斜補正をしても意味がなくなる。すなわち、用紙サイ
ズがA4の場合、第7図に示すように、θ=5°のとき
のa地点での水平方向のずれ量は約2.6cmになる。
スキャナーの読み取り可能な最大用紙サイズがA4の場
合、b地点の画像情報は画像データに変換されなくなる
。したがって、用紙のサイズに応じてθの補正可能限度
範囲を設定し、θが上述の設定角度範囲を越えさらに補
正可能限度範囲を越えたときには、P6に進まないで、
画像読取機にセットされた用紙の傾斜が大きすぎること
をオペレータに表示し、オペレータに用紙の再セットを
促すようにすればよい。
P6で、傾斜補正部12により、イメージデータを回転
させる専用のLSIを用いて、読み取ったイメージデー
タをθだけ傾斜を補正する方向に回転させ、P2に戻る
P7で、枠線認識処理部13により、枠線認識処理を実
行し、傾斜補正が終了する。
なお、P6での画像の回転処理およびP7での枠線認識
処理は何れも公知の技術であるため、その処理内容の説
明は省略する。
上述のように本実施例によれば、枠線認識処理をする前
に枠線を構成する線分の傾斜角θを算出し、読み取った
イメージデータをθだけ傾斜を補正する方向に回転させ
ているので、例えば、用紙の四方の縁と画像との縦横方
向の対応が取れていない場合でも、画像の傾斜を正確に
補正することができる。
また、読み取ったイメージデータの線分の傾斜角を算出
して画像の傾斜を検出しているので、特殊なセンサ等に
より画像の傾斜を検出していたものに比較すると、傾斜
補正装置の構造を簡単にすることができる。
さらに、枠線を構成する線分のうちの最長の線分の傾斜
角を枠線の傾斜角としているので、枠線の傾斜角を正確
に算出することができる。
なお、例えば枠線を構成する線分が、第8図に示される
ような線分にであり、線分の太さが一定でない場合、ま
た、第9図に示されるような線分にであり、線分が波打
っている場合、これらの線分には前述の線分認識により
第8.9図中の太い線分に0として認識されるが、前述
のような現実的な受注処理業務等において用いられる枠
線(例えぼ印刷により記された枠線)の線分としては、
第8.9図に示されるような線分は考えられないので、
本実施例のように、線分認識処理により認識された線分
から画像の傾斜を正確に検出することができる。
次に、請求項2記載の発明に係る読み取り画像の傾斜補
正方式を、第1図、第1O〜13図および第15〜20
図を参照しながら第14図のフローチャートに従って説
明する。なお、第14図中の81〜S12はフローチャ
ートの各ステップを示す。
まず、傾斜の補正手順を説明する前にタイミングマーク
について説明する。本実施例では、タイミングマークは
2個設けられており、それぞれのマークをMl、M2す
る。第10図に示すように、タイミングマークM1は用
紙21の左上端部近傍の所定位置に、タイミングマーク
M2は用紙21の左下端部近傍の所定位置にマークされ
ている。したがって、用紙21には2個のタイミングマ
ークM1、M2を有する画像が記載されている。タイミ
ングマークM1、M2は、第11図に示すように黒のべ
た塗り(第11図では斜線で示し、以下の図においては
白めきで示す)により形成され、直角な4隅を有する矩
形形状であり、縁は直線になっている。
また、タイミングマークマークM1、M2は同一形状で
あることが好ましく、さらに、画像(用紙)の例えば縦
方向に平行な同一直線上に位置することが好ましい。タ
イミングマークM1の具体的な寸法例は例えば第12.
13図に示される。以下、傾斜補正の手順を説明する。
Slで、タイミングマーク検出部10に上述のタイミン
グマークを有する画像の2値化されたイメージデータを
入力する。
S2で、与えられた矩形形状に基づいて、すなわち、予
め設定されているタイミングマークM1、M2のそれぞ
れの一対の対角座標に基づいて、タイミングマーク検出
部10により、イメージデータ中のタイミングマークM
1、M2の探索範囲を求める。すなわち、第15図に示
すように、例えば、画像読取機1の互いに直交する副走
査方向および主走査方向にそれぞれ平行な方向をX方向
およびX方向としてX−Y直交座標系を設定すると、画
像が適正位置に位置するように、用紙21が読み取り機
」にセットされたときのタイミングマークM1の対角座
標はCX51. Yst>、(x、、、y、、)で示さ
れる。タイミングマークM1を例に説明すると、X方向
およびX方向の探索範囲は第15図の点線Eで示され、
そのX、X方向のそれぞれの範囲は、 X方向:XS−ΔX座標とXe十ΔX座標の間Y方向:
Ys−Δy座標とYe+Δy座標の間になる。ただし、 Δx  = l Xa+  Xs+ l   ”■Δ)
’  = l Yet  ysl l   ・・・・■
である。
S3で、探索範囲B内のイメージデータの垂直射影およ
び水平射影を見て、範囲内に存在する射影の対角座標を
求める。すなわち、第16図に示すような垂直射影およ
び第17図に示すような水平射影が得られたとすると、
画像切り出しのアルゴリズムによりそれぞれの射影の両
端部の位置α、β、T、δを求め、探索範囲にある射影
の対角座標(α、γ)、(β、δ)を求めることができ
る。
タイミングマークM2においても上述同様に探索範囲内
の射影の対角座標を求める。
S4で、対角座標(α、γ)、(β、δ)の矩形画像を
切り出す。
S5で、切り出した画像がタイミングマークML M2
の読み取り画像であるかをチエツクする。
タイミングマークM1、M2のドツト面積は(XSl+
 Yet)、(X 、 I、 Y 、 r )より予め
設定されているので、対角座標(α、γ)、(β、δ)
より切り出された画像のドツト面積を算出してタイミン
グマークM1、M2のドツト面積と比較することができ
、その面積差が所定の範囲内にあり、かつ、切り出し画
像を画成する互いに対向する線分同士の長さがほぼ等し
いとき、切り出し画像がタイミングマークM1、M2で
あると判断する。
S6で、切り出し画像がタイミングマークであるか否か
を判別し、タイミングマークでなければ、S7に進み、
タイミングマークであればS8に進む。
S7で、タイミングマークの探索範囲を拡大して、S3
に戻る。すなわち、上述のΔX、Δyをそれぞれ、 Δx;2×ΔX   ・・・・■ Δy=2×Δy   ・・・・■ として、タイミングマークの探索を繰り返す。
なお、探索可能な範囲は用紙サイズを越えることはでき
ないため、最大の探索範囲を用紙サイズに応じて設定し
て探索のりトライ回数を制限する。
したがって、上述のΔX、Δyの最大を、MAXΔx=
(用紙の縦の長さ)xsin5°・・■MAXΔy=(
用紙の横の長さ)xsin5°・・■とし、タイミング
マークの横幅をdx、縦幅をdyとすると、リトライ回
数は、MAXΔx / d xおよびMAXΔY/dy
の小さい方の数値を採用する。
第12図の用紙サイズおよびタイミングマークの寸法の
場合、最大3回りトライを繰り返し、第13図の場合、
最大2回のりトライを繰り返すことになる。
S8で、探索された2つのタイミングマークをMll、
M22とすると、タイミングマークMll、M22の本
来あるべき位置からのX方向およびX方向のずれ量を算
出する。本来あるべき位置とは、前述したように画像が
適正位置に位置するように、用紙21が読み取り機1に
セットされたときのタイミングマークM1、M2の位置
である。ここで、タイミングマークM1に対応したタイ
ミングマークM11ついて説明する。第18図に示すよ
うに、タイミングマークMllの対角座標を(Xs++
、 Ys++)、(X□I + Yjlll )とする
と、X方向のずれ量はlXs+  Xsz  lとIX
□−X−++  Iの小さい方とする。 (Xgz 、
Ys++ )、(X−++ 、Y=+l)には多少の誤
差が含まれているため、lXs+Xfill  lとI
X−+  X−rI lが一致することは稀であり、経
験的に上述のように小さい方のずれ量を採用することに
した。また、タイミングマークM2に対応するタイミン
グマークのずれ量も上述同様に算出する。
S9で、第2傾斜検出部12により、タイミングマーク
M1、M2のそれぞれに対応する読み取られたタイミン
グマークの位置ずれ量に基づいて画像の傾斜およびX方
向、X方向のずれ量を算出する。
タイミングマークM22の対角座標を(X、2□。
Ysz□)、CX*tz +  Yet□)すると、画
像の傾斜は第19図に示すように、タイミングマークM
ll、M22の例えば左上端角部同士を結ぶ線分ECの
傾斜に等しい。X方向(画像読取1の主走査方向)に対
する線分1cの傾斜角θは、 tanθ=A/B    ・・・・[相]より算出され
る。ただし、 A=(タイミングマークMllのX方向のずれ量)−(
タイミングマークM22のX方向のずれ量)B=(タイ
ミングマークMllのX方向のずれ量)−(タイミング
マークM22のX方向のずれ量)であり、すなわち、 A= (Xsz  Xs’)   (Xszz  Xs
z> ・、■B= (Ys+t  Ys+)   (Y
stz  Ysz) ・・@である。なお、演算部の浮
動小数点の計算を避けるため、実際には、 tanθ= ((A xloooo ) /B + 5
 ) /10・・◎として計算する0例えば0式におい
て、tanθ=5   ・・・・■ のとき、[相]式における実際のtanθは、tanθ
−0,005・・・・■ であり、 θ=0.29°    ・・・・[相]になる。
また、θが0.29°以下の画像の傾斜は無視するもの
として、タイミングマークのX方向およびX方向のずれ
量を算出する。
用紙21が傾斜して画像読取機1にセットされた場合、
どこかに傾斜の中心点があり、この中心点の近傍におい
ては、X方向およびX方向のずれは無視することができ
るほど小さい。したがって、画像をX方向、X方向に平
行移動して、中心点を第19図の上方端あるいは下方端
のどちらかにずらすことにより、タイミングマークML
 M2のどちらかの読み取りデータを傾斜の影響を受け
ないものとみなすことができる。この傾斜の影響を受け
ない方のマークのX方向、X方向のずれを量を算出し、
タイミングマークのX方向、X方向のずれ量とする。
SIOで、θが予め設定された角度範囲内にあるか否か
を判別する。θがこの角度範囲にあるとき画像の傾斜補
正が不要であり、角度範囲を越えると画像の傾斜補正が
必要になる。θが設定角度範囲内であれば、S12に進
み、設定角度範囲を越えると311に進む。なお、θが
設定角度範囲を大きく上回る場合、前述の枠線認識によ
る傾斜補正と同様にして、用紙のサイズに応じてθの補
正可能限度範囲を設定し、θが上述の設定角度範囲を越
えさらに補正可能限度範囲を越えたときには、S11に
進まないで、画像読取機にセットされた用紙の傾斜が大
きすぎることをオペレータに表示し、オペレータに用紙
の再セットを促すようにすればよい。
Sllで、傾斜補正部12により、イメージデータを回
転させる専用のLSIを用いて、読み取ったイメージデ
ータをθだけ傾斜を補正する方向に回転させ、S2に戻
る。
312で、位置補正部14により、タイミングマークの
ずれ量に基づいて、イメージデータの位置を補正する。
まず、S8で算出したX方向およびY方向のずれ量に基
づいて、読み取ったイメージデータのX方向およびY方
向のずれを補正する。次いで、画像の傾斜により生じる
Y方向およびX方向のずれを修正する。
詳説すると、例えば、画像上の枠vAGが第20図に示
すように、X−Y座標系において、角度φ傾斜している
とすると、用紙の傾斜により生じるY方向のずれは次式
により修正される。
Yh+ = Yhl  Xl、I X tanφ  ・
、、0Y hz = Y hz  X hz x t 
a nφ  ・、、0ただし、右辺のX6いY h I
 % X h z、Yh□には上述のX方向、Y方向の
ずれ補正により補正された値を用いる。
また、画像の傾斜により生じるX方向のずれは次式によ
り修正される。
Xb+=Xb++Yh+X t a nφ   、、、
、0Xhz=Xhz+Yh2X t a nφ   、
、、、@まただし、Yhlには0式により修正される前
の値を用いる。
以上により、画像の傾斜補正および位置補正が終了する
上述のように本実施例では、入力したイメージデータの
各タイミングマークを結ぶ線分1cの画像読取機1の所
定の走査方向、例えば主走査方向に対する傾斜角θを算
出し、読み取ったイメージデータをθだけ傾斜を補正す
る方向に回転させているので、例えば、用紙の縁と画像
との縦横方向の対応が取れていない場合でも、画像の傾
斜を正確に補正することができる。
また、人力したイメージデータのタイミングマーク位置
に基づいて傾斜角θを算出して画像の傾斜を検出してい
るので、特殊なセンサ等により画像の傾斜を検出してい
たものに比較すると、傾斜補正装置の構造を簡単にする
ことができる。
さらに、探索したタイミングマークの位置ずれ量に基づ
いて画像のX方向およびY方向のずれを補正しているの
で、画像の傾斜補正だけではなく、画像の縦横方向の位
置ずれ、すなわち画像読取機1の主走査方向および副走
査方向の位置ずれを補正することができ、画像の読み取
りを一層正確にすることができる。
なお、タイミングマークの個数を少なくとも2つとした
のは、1つでは画像の傾きの補正が不可能になるからで
ある。また、タイミングマークを3つ以上にしてもよい
が、タイミングマークを探索するのに長時間を要し、ま
た、そのマーク指定に座標を用いているので、指定が複
雑化する可能性がある。また、タイミングマークによる
傾斜検出の短所として、画像切り出しの誤差があるが、
この誤差はタイミングマークの個数にはあまり依存して
いない。
〔効果〕
本発明によれば、画像読取機の所定の走査方向に対する
枠線の傾斜角を算出し、または、各タイミングマークを
互いに結ぶ線分の傾斜角を算出し、算出された傾斜角だ
け傾斜を補正する方向にイメージデータを回転させて、
画像の傾斜を補正しているので、簡単な装置構造により
正確に画像の傾斜を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1および請求項2記載の発明に係る読み
取り画像の傾斜補正方式を適用した画像読取機の一実施
例を示すそのブロック図、第2〜9図は請求項1記載の
発明に係る読み取り画像の傾斜補正方式の説明図であり
、第2図は画像の傾斜補正手順を示すフローチャート、 第3〜7図は第2図のフローチャートを説明するための
参照図 第8.9図は枠線の適応範囲を説明するための図、 第10〜20図は請求項2記載の発明に係る読み取り画
像の傾斜補正方式の説明図であり、第10図はタイミン
グマークを有する用紙を示す図、 第11図はタイミングマークの形状を示す拡大図、第1
2.13図はタイミングマークの寸法例を示す図、 第14図は画像の傾斜補正手順を示すフローチャート、 第15〜20図は第14図のフローチャートを説明する
ための参照図、 第21.22図は従来技術を説明するための図であり、 第21図は受注票の枠線形状を示す図、第22図は枠線
認識の説明図である。 1・・・・・・画像読取機、 8・・・・・・線分認識装置(線分認識手段)、9・・
・・・・第1傾斜検出部 (請求項1記載の傾斜角検出手段)、 10・・・・・・タイミングマーク検出部(タイミング
マーク位置検出手段)、 11・・・・・・第2傾斜検出部 (請求項2記載の傾斜角検出手段)、 12・・・・・・傾斜補正部(請求項1および2記載の
イメージデータ回転手段)、 Ml、M2・・・・・・タイミングマーク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)枠線を有する画像が記載された用紙を画像読取機
    の所定の読取位置に配置し、該画像を画像読取機により
    走査して読み取ることによって得られるイメージデータ
    を入力し、該イメージデータを回転させることにより、
    画像読取機の所定の走査方向に対する画像の傾斜を補正
    する読み取り画像の傾斜補正方式において、 前記イメージデータを入力し、該イメージデータから画
    像中の枠線を構成する線分を認識する線分認識手段と、 該線分認識手段により認識された線分の前記所定の走査
    方向に対する傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、 前記イメージデータを入力し、傾斜角検出手段により検
    出された傾斜角だけ傾斜を補正する方向にイメージデー
    タを回転させるイメージデータ回転手段と、 を設けたことを特徴とする読み取り画像の傾斜補正方式
  2. (2)少なくとも2つのタイミングマークを所定位置に
    有する画像が記載された用紙を画像読取機の所定の読取
    位置に配置し、該画像を画像読取機により走査して読み
    取ることによって得られるイメージデータを入力し、該
    イメージデータを回転させることにより、画像読取機の
    所定の走査方向に対する画像の傾斜を補正する読み取り
    画像の傾斜補正方式において、 前記イメージデータを入力し、該イメージデータから画
    像中の各タイミングマークの位置を検出するタイミング
    マーク位置検出手段と、該タイミングマーク位置検出手
    段により検出された各タイミングマークの位置に基づい
    て、各タイミングマークを互いに結ぶ線分の前記所定の
    走査方向に対する傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、 前記イメージデータを入力し、傾斜角検出手段により検
    出された傾斜角だけ傾斜を補正する方向にイメージデー
    タを回転させるイメージデータ回転手段と、 を設けたことを特徴とする読み取り画像の傾斜補正方式
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6433896B1 (en) 1997-06-10 2002-08-13 Minolta Co., Ltd. Image processing apparatus
JP2016158162A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6433896B1 (en) 1997-06-10 2002-08-13 Minolta Co., Ltd. Image processing apparatus
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