JPH0482667A - 研削砥石の成形方法及び成形装置 - Google Patents
研削砥石の成形方法及び成形装置Info
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Abstract
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Description
単石ドレッサで成形する研削砥石の成形方法及び成形装
置に関する。
のボールねじ溝のフランク面71を研削するためのボー
ルねじ溝研削用砥石の砥石面を単石ドレッサで成形する
研削砥石の成形方法とじては、例えば、 (1)第9図に示すように、ボールねじ溝研削用砥石9
0のゴシックアーチ状の砥石面91と相似形であるカム
面92を有するカム93と、該カム面92に押圧される
スタイラス94とを用い、該スタイラス94と一体的に
動く単石ドレッサ95を、砥石面91の左右の円弧状の
面(R面)91+。
、スタイラス94をカム面92に倣って移動させること
により、単石ドレッサ95を中間点02を中心に旋回さ
せ、これによって単石ドレッサ95先端のダイヤモンド
でR面911,912を半径Rの面に成形する方法、及
び (2)第10図に示すように、前記砥石面91の右側R
面911の成形を、前記単石ドレッサ95を右側R面9
11の曲率中心Oに向けた状態で該単石ドレッサ95を
その中心○を中心に旋回させることにより行い、砥石面
91の左側8面912の成形を、単石ドレッサの旋回中
心を前記曲率中心Oから左側8面912の曲率中心01
にaだけオフセットさせ、単石ドレッサ95を左側2面
912の曲率中心01に向けた状態で該単石ドレッサ9
5をその中心01を中心に旋回させることにより行う方
法が知られている。
は、前記カム面93を高精度で製作するのが難しく、該
カム面93が摩耗すると、砥石面91の左右の2面91
1,912を精度良く成形することができず、且つ単石
ドレッサ95は前記中間点02に向いた状態で左右の2
面911,912を成形するので、第9図の例では右側
R面911を成形するときには単石ドレッサ95の左側
が強く当り、左側2面912を成形するときには単石ド
レッサ95の右側が強く当ることになり単石ドレッサ9
5が各R面911,912に一定角度で、例えば直角に
当たらず、左右の2面911,912を正しいR形状に
成形することができないという問題点があった。
ドレッサ95は左右の2面911,912を各々の曲率
中心0.Olに向いた状態で成形するので、単石ドレッ
サ95が各R面911,912に直角に当てられ、左右
の2面911,912を正しいR形状に成形できる。し
かし、この成形方法(2)では、前記砥石面91の両端
に面とり部形成砥石面、例えば前記R面911,912
の曲率半径より小さい曲率半径rの面がある場合に、こ
の面とり部形成砥石面を左右の2面911,912と同
一の加工工程で成形することができず、該R面911.
912と前記面とり部形成砥石面とを2つの工程に分け
て成形しなければならず、非能率的で、製造コストが増
大してしまうと共に、単石ドレッサ95の先端のダイヤ
モンドが摩耗した場合には、成形する砥石の曲率が変化
してしまうので砥石90に対する単石ドレッサ95の位
置を手動で調整しなければならず、この調整作業に熟練
を要するという問題点があった。
もので、砥石面を単石ドレッサにより高精度に且つ簡単
に成形することができると共に、製造コストの低減を図
った研削砥石の成形方法及び成形装置を提供することを
目的としている。
研削砥石の成形方法は、回転中心Oを中心に旋回する単
石ドレッサで砥石面を成形する研削砥石の成形方法であ
って、前記単石ドレッサの先端を曲率半径Rの軌道上を
旋回させると共に前記回転中心Oを該回転中心の軸に垂
直なXY平面内で移動させ、且つ前記単石ドレッサの先
端を砥石面に一定の角度で当てるように制御させること
により砥石面の曲面の成形を行うものである。
に係る成形方法は、前記砥石面は曲率半径Rの溝フラン
ク面に連続した面とり部を有する面であり、該砥石面の
面とり部の成形を、前記単石ドレッサを旋回させながら
、前記回転中心Oを前記XY平面内で移動させることに
より行うものである。
に係る成形方法は、ボールねじ溝研削用砥石の砥石面を
、回転軸の回転によりその回転中心○を中心に旋回する
単石ドレッサで成形する成形方法であって、前記単石ド
レッサの先端をねじ溝形成砥石面に一定の角度で当接さ
せ、前記回転軸を回転させて前記単石ドレッサの先端を
半径Rの軌道上を旋回させて行い、且つ前記ねじ溝形成
砥石面の成形時に前記単石ドレッサの摩耗量ΔRの補正
を、前記回転軸の回転に伴なって、前記回転中心○を前
記XY平面内で前記摩耗量ΔRの半径の円弧上を移動さ
せることにより行うものである。
研削砥石の成形装置は、円弧状のねじ溝形成砥石面と該
砥石面の両端にある面とり部形成砥石面とを有するボー
ルねじ溝研m用砥石の各砥石面を、回転軸の回転により
その回転中心0を中心に旋回する単石ドレッサで成形す
る成形装置であって、前記回転軸を回転させるθ方向駆
動手段と、前記回転軸に垂直なXY平面内で該回転軸を
X方向に変位させる入方向駆動手段と、前記回転軸を前
記XY平面内でY方向に変位させるY方向駆動手段と、
入力信号及びプログラムに応じて前記各駆動手段に数値
制御の指令を与える制御手段とを備え、該制御手段は、
前記ねじ溝形成砥石面を曲率半径Rの面にする成形時に
、該砥石面の曲率中心に前記回転中心Oを合致させるべ
く前記X及びY方向駆動手段に指令を与えると共に、前
記単石ドレッサの先端をねじ溝形成砥石面に一定の角度
で当てながら、前記回転軸を回転させて前記単石ドレッ
サの先端を半径Rの軌道上を旋回させるべく前記θ方向
駆動手段に指令を与え、且つ前記ねじ溝形成面の成形に
続いて行う前記面とり部形成砥石面の成形時に、前記単
石ドレッサの先端を前記面とり部形成砥石面に一定の角
度で当てるべく前記θ方向駆動手段に指令を与えながら
、前記回転中心Oを前記回転軸に垂直なXY平面内で面
とり部形成砥石面に対し平行移動させるべく前記X及び
Y方向駆動手段に指令を与えるように構成されでいるも
のである。
に係る成形装置は、前記面とり部形成砥石面は曲率半径
rの面であり、前記制御手段は、面とり部形成砥石面を
曲率半径rの面にする成形時に、前記回転軸を回転させ
るべく前記θ方向駆動手段に指令を与えながら、前記回
転中心Oを前記XY平面内で回転半径(R+r)の円弧
上を移動させるべく前記X及びY方向駆動手段に指令を
与えるように構成されているものである。
)に係る成形装置は、円弧状のねじ溝形成砥石面を有す
るボールねじ溝研削用砥石の砥石面を、回転軸の回転に
よりその回転中心Oを中心に旋回する単石ドレッサで成
形する成形装置であって、前記回転軸を回転させるO方
向駆動手段と、前記回転軸に垂直なXY平面内で該回転
軸をX方向に変位させるX方向駆動手段と、前記回転軸
をかj記XY平面内でY方向に変位させるY方向駆動手
段と、入力信号及びプログラムに応じて前記各駆動手段
に数値制御の指令を与える制御手段とを備え、該制御手
段は、前記ねじ溝形成砥石面を半径Rの面にする成形時
に、該砥石面の曲率中心に前記回転中心Oを合致させる
べく前記X及びY方向駆動手段に指令を与えると共に、
前記単石ドレッサの先端をねじ溝形成砥石面に一定の角
度で当てながら、前記回転軸を回転させて前記単石ドレ
ッサの先端を曲率半径Rの軌道上を旋回させるべく前記
θ方向駆動手段に指令を与え、且つ前記ねじ溝形成砥石
面の成形後に行う前記単石ドレッサの摩耗量ΔRの補正
時に、前記回転軸を回転させるべく前記θ方向駆動手段
に指令を与えながら、前記回転中心Oを前記XY平面内
で前記摩耗量ΔRの半径の円弧上を移動させるべく前記
X及びY方向駆動手段に指令を与えるように構成されて
いるものである。
形時に、単石ドレッサの先端が該砥石面に一定の角度で
当たりながら、単石ドレッサの先端が曲率半径Rの軌道
上を旋回するので、砥石面の形状誤差がなくなる。
サの先端が面とり部に一定の角度で当たりながら移動す
るので、面とり部の形状誤差がなくなる。
では、前記ねじ溝形成砥石面の成形後に、回転軸を回転
させながら1回転中心○をXY平面内で単石ドレッサの
摩耗量ΔRの半径の円弧上を移動させることにより、前
記摩耗量ΔRが補正される。
石面の成形時に、単石ドレッサの先端が該砥石面に一定
の角度で当たりながら、単石ドレッサの先端が曲率半径
Rの軌道上を旋回するので、ねじ溝形成砥石面の形状誤
差がなくなる。このねじ溝形成砥石面の成形に続き、面
とり部形成砥石面が成形される。この成形時においても
、単石ドレッサの先端が面とり部形成砥石面に一定の角
度で当たりながら、単石ドレッサの先端が面とり部形成
砥石面に移動するので、面とり部形成砥石面の形状誤差
がなくなる。
の成形に続き、単石ドレッサの先端が曲率半径rの面と
り部形成砥石面に一定の角度で当たりながら、単石ドレ
ッサの先端が半径rの円弧で移動するので、単石ドレッ
サ先端の摩耗による面とり部形成砥石面の形状誤差がな
くなる。
成形方法及び成形装置を説明する。
を示す概略構成図である。
中心の異なる2つの円弧面)状のねじ溝形成砥石面2と
該砥石面2の両端にある凹円弧状の面とり部形成砥石面
3s、32とを有するボールねじ溝研削用砥石lの各砥
石面2,31.32を、回転軸4の回転によりその回転
中心Oを中心に旋回する単石ドレッサ5で成形するもの
である。ゴシックアーチ状のねじ溝形成砥石面2は、左
右の円弧状の面(R面)21.22で構成され、該各R
面21.22は曲率半径Rの面で、その曲率中心は0.
01である(第2図を参照)。また、円弧状の面とり部
形成砥石面31.32は曲率半径rの面で、その曲率中
心は02,03である(第2図を参照)。
にベアリング7により夫々回転可能に支持された上下2
個所の回転軸4を有し、該回転軸4と一体に回転する弓
形アーム8の中央には単石ドレッサ5が支持されている
。単石ドレッサ5は、アーム8の中央に取付けられたド
レッサホルダ9により砥石1に対し位置調節可能に支持
されている。さらに、前記成形装置は、回転軸4を回転
させるθ方向駆動手段10と、回転軸4に垂直なXY平
面(第2図の紙面)内で該回転軸4をX方向に変位させ
るX方向駆動手段11と、回転軸4をXY平面内でX方
向に直角なY方向に変位させるY方向駆動手段12と、
各種の入力信号及び記憶したプログラムに応じて各駆動
手段10.11及び12に数値制御の指令を与える制御
手段13(第4図を参照)とを備えている。
ると共に、制御手段I3からの指令により駆動されるサ
ーボモータを有している。該・サーボモータの回転が、
プーリ14、ベルト15及びプーリ16を介して回転軸
4に伝達されるように構成されている。
取付けられ、リニアガイド装置により支持された移動台
11aと、制御手段13からの指令により駆動されるサ
ーボモータと、該サーボモータの回転により移動台11
aをX方向に移動させる送り手段とを有している。
れ、リニアガイド装置により支持された移動台12aと
、制御手段13かもの指令により駆動されるサーボモー
タと、該サーボモータの回転により移動台12aをY方
向に移動させる送り手段とを有している。該移動台12
a上に前記架体6が固定されており、これによって架体
6がX。
、 Y方向に移動可能に支持されている。
タの回転角度を検出してその角度信号を前記制御手段1
3にフィードバックする不図示のロータリエンコーダが
装着されている。
ようなゴシックアーチ状のねじ溝形成砥石面2(左右の
R面21. 22)とその両端にある円弧状の面とり部
形成砥石面(左右の1面)3工。
法について説明する。
の面にする成形を、該右側R面21の曲率中心0に回転
軸4の回転中心Oを合致させると共に、単石ドレッサ5
の先端を右側R面21に一定の角度で(例えば直角に)
当てながら、又は単石ドレッサの先端の同じ部分が常に
当るように該回転軸4を回転させて単石ドレッサ5の先
端を曲率半径Rの軌道上を一定の速度■で旋回させるこ
とにより行う(ステップ1)。これによって、右側8面
21がA点からB点までの区間で曲率半径Rの面に成形
される。
一定の角度で当てながら、単石ドレッサ5の先端を曲率
半径Rの軌道上を旋回させるので、里方ドレッサ5先端
のダイヤモンドの当りによる8面21の形状誤差がなく
なり、該R面21が高精度に成形される。
径rの面にする成形を、回転軸4を一定の速度Vで回転
させながら、回転中心OをXY平面内で回転半径(R+
r)の円弧上を0点からD′点まで移動させることによ
り行う(ステップ2)。
一定の角度で(例えば直角に)当たりながら、単石ドレ
ッサ5が第2図及び第3図に示す角度θまたけ回転し、
その結果、単石ドレッサ5の先端がB点から0点までの
区間を半径rの円弧で移動し、右側1面31が曲率半径
rの面に成形される。この成形時においても、単石ドレ
ッサ5の先端を右側1面31に一定の角度で当てながら
、単石ドレッサ5の先端を半径rの円弧で移動させるの
で、里方ドレッサ5先端のダイヤモンドの当りによる右
側1面31の形状誤差がなくなり、該右側1面31が高
精度に成形される。
5の姿勢を保持したまま、0点での回転中心O′を0点
からD点までの直線部に平行移動させる(ステップ3)
。
A点に戻した後に、単石ドレッサ5をA点からD′点ま
での区間を上記A点からD点までの区間と同様に移動さ
せる(ステップ4)。
。
移動させてA点に戻す(ステップ5)。
石面が、第8図に示すような円弧状の1面とり部70a
ではなく、第7図に示すような直線状のC面とり部70
bである場合には、この面とり部形成砥石面の成形を、
単石ドレッサ5の先端を該砥石面に一定の角度で当てな
がら、前記回転中心Oを前記XY平面内でこの砥石面に
対し平行移動させることにより行う。
手段10.11及び12に各種の入力信号及びプログラ
ムに応じた数値制御の指令を与えることにより実行され
る。したがって砥石に対する単石ドレッサの速度を可変
とすることもできる。
する成形時に、曲率半径R及び速度V等の入力信号に基
づき、8面21の曲率中心に前記回転中心Oを合致させ
るべく前記X及びY方向駆動手段11及びI2に指令を
与えると共に、回転軸4を回転させて単石ドレッサ5の
先端を曲率半径Rの軌道上を旋回させるべく前記O方向
駆動手段10に指令を与え(第4図を参照)、これによ
って上記ステップ1を実行する。
行う右側1面31の成形時に、曲率半径R,r及び速度
V等の入力信号に基づき、回転軸4を回転させるべくθ
方向駆動手段10に指令を与えながら、回転中心OをX
Y平面内で回転半径(R+r)の円弧上を移動させるべ
くx及びY方向駆動手段ll及び12に指令を与え(第
4図を参照)、これによって上記ステップ2を実行する
。
摩耗した時の補正方法を第5図及び第6図に基いて説明
する。
ようなゴシックアーチ状のねじ溝形成砥石面2ではなく
、円弧状のねじ溝形成砥石面を有するものとして説明す
る。第5図の2点鎖線で示す円弧状の成形面2“は、上
記ステップ1と同様に成形する場合に形成される面であ
り、この成形面2“の曲率半径は正規の寸法Rよりも単
石トルッサ5の摩耗量ΔRだけ大きくなっている。
て、回転中心○を前記XY平面内で前記摩耗量ΔRの半
径の円弧上をO′に向って移動させる。これによって、
単層ドレッサ5の先端の軌跡は曲率半径Rの円弧上をA
点からB点まで移動し、その結果、砥石面は摩耗量ΔR
だけ補正された面に成形される。なお、このような補正
方法により、第2図に示す上記左右のR面21.22及
び左右の1面31.32を単層ドレッサ5の摩耗量ΔR
だけ補正することができる。
手段10.11及び12に各種の入力信号及びプログラ
ムに応じた数値制御の指令を与えることにより実行され
る。すなわち、制御手段は、曲率半径R1速度V及び摩
耗量ΔR等の入力信号に基づき、回転軸4を角度θ2だ
け回転させるべくθ方向駆動手段10に指令を与えなが
ら、回転中心OをXY平面内で摩耗量ΔRの半径の円弧
上を移動させるべくX及びY方向駆動手段11及び12
に指令を与え、これによって単層ドレッサの摩耗量ΔR
が自動的に補正される。
を測定することにより、又は単層ドレッサ5の先端位置
を変位計、タッチセンサ等を用いることにより自動的に
測定して得られる。
法によれば、砥石面の成形時に、単層ドレッサの先端が
該砥石面に一定の角度で当たりながら、単層ドレッサの
先端が曲率半径Rの軌道上を旋回するので、砥石面の形
状誤差がなくなる。
に成形することができると共に、製造コストの低減を図
ることができる。
ッサの先端が面とり部に一定の角度で当たりながら移動
するので、面とり部の形状誤差がなくなる。従って、面
とり部を単層ドレッサにより高精度に且つ簡単に成形す
ることができると共に、製造コストの低減を図ることが
できる。
によれば、前記ねじ溝形成砥石面の成形後に、回転軸を
回転させながら、回転中心OをXY平面内で単層ドレッ
サの摩耗量ΔRの半径の円弧上を移動させることにより
、前記摩耗量ΔRが補正されるので、ねじ溝形成砥石面
を常に一定の曲率半径Rに成形することができる。従っ
て、ボールねじ溝研削用砥石の砥石面を単層ドレッサに
より高精度に且つ簡単に成形することができると共に、
製造コストの低減を図ることができる。
成砥石面の成形時に、単層ドレッサの先端が該砥石面に
一定の角度で当たりながら、単層ドレッサの先端が曲率
半径Rの軌道上を旋回し、且つ面とり部形成砥石面の成
形時においても、単層ドレッサの先端が面とり部形成砥
石面に一定の角度で当たりながら、単層ドレッサの先端
が面とす部形成砥石面に平行移動するので、単石ドレッ
サ先端の摩耗によるねじ溝形成砥石面及び面とり部形成
砥石面の形状誤差がなくなる。また、ねじ溝形成砥石面
の成形に続き、面とり部形成砥石面が成形されるので、
面とり部形成砥石面をねじ溝形成砥石面と同じ加工工程
で成形することができる。従って、ボールねじ溝研削用
砥石の砥石面を単層ドレッサにより高精度に且つ簡単に
成形することができると共に、製造コストの低減を図る
ことができる。
溝形成面の成形に続き、単層ドレッサの先端が曲率半径
rの面とり部形成砥石面に一定の角度で当たりながら、
単層ドレッサの先端が半径rの円弧で移動するので、単
石ドレッサ先端の摩耗による面とり部形成砥石面の形状
誤差がなくなる。また、ねじ溝形成砥石面の成形に続き
、面とり部形成砥石面が成形されるので、曲率半径rの
面とり部形成砥石面をねじ溝形成砥石面と同じ加工工程
で成形することができる。従って、ボールねじ溝研削用
砥石の砥石面を単石ドレッサにより高精度に且つ簡単に
成形することができると共に、製造コスl〜の低減を図
ることができる。
示す概略構成図、第2図は本発明の一実施例に係る研削
砥石の成形方法を示す説明図、第3図は面とり部形成砥
石面の成形時に回転軸の回転中心をXY平面内で移動さ
せる様子を示す説明図、第4図は一実施例に係る成形装
置の作動を説明するための説明図、第5図は本発明の一
実施例に係る研削砥石の成形方法で、単石ドレッサの摩
耗量の補正方法を示す説明図、第6図は単石ドレッサの
摩耗量の補正時に回転軸の回転中心をXY平面内で移動
させる様子を示す説明図、第7図及び第8図は夫々ボー
ルねじを示す断面図、第9図は研削砥石の成形方法の従
来例を示す説明図、第10図は別の従来例を示す説明図
である。 1・・ボールねじ溝研削用砥石、2,2′・・・ねじ溝
形成砥石面、31. 32・・・面とり部形成砥石面、
4・・・回転軸、5・・・単石ドレッサ、]、O・・O
方向駆動手段、11・・X方向駆動手段、12・・・Y
方向駆動手段、13・・・制御手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、回転中心Oを中心に旋回する単石ドレッサで砥石面
を成形する研削砥石の成形方法であって、前記単石ドレ
ッサの先端を曲率半径Rの軌道上を旋回させると共に前
記回転中心Oを該回転中心の軸に垂直なXY平面内で移
動させ、且つ前記単石ドレッサの先端を砥石面に一定の
角度で当てるように制御させることにより砥石面の曲面
の成形を行うことを特徴とする研削砥石の成形方法。 2、前記砥石面は曲率半径Rのフランク面に連続した面
とり部を有する面であり、該砥石面の面とり部の成形を
、前記単石ドレッサを旋回させながら、前記回転中心O
を前記XY平面内で移動させることにより行うことを特
徴とする請求項1記載の成形方法。 3、ボールねじ溝研削用砥石の砥石面を、回転軸の回転
によりその回転中心Oを中心に旋回する単石ドレッサで
成形する成形方法であって、前記単石ドレッサの先端を
ねじ溝形成砥石面に一定の角度で当接させ、前記回転軸
を回転させて前記単石ドレッサの先端を半径Rの軌道上
を旋回させて行い、且つ前記ねじ溝形成砥石面の成形時
に前記単石ドレッサの摩耗量ΔRの補正を、前記回転軸
の回転に伴なって、前記回転中心Oを前記XY平面内で
前記摩耗量ΔRの半径の円弧上を移動させることにより
行うことを特徴とする研削砥石の成形方法。 4、円弧状のねじ溝形成砥石面と該砥石面の両端にある
面とり部形成砥石面とを有するボールねじ溝研削用砥石
の各砥石面を、回転軸の回転によりその回転中心Oを中
心に旋回する単石ドレッサで成形する成形装置であって
、前記回転軸を回転させるθ方向駆動手段と、前記回転
軸に垂直なXY平面内で該回転軸をX方向に変位させる
X方向駆動手段と、前記回転軸を前記XY平面内でY方
向に変位させるY方向駆動手段と、入力信号及びプログ
ラムに応じて前記各駆動手段に数値制御の指令を与える
制御手段とを備え、該制御手段は、前記ねじ溝形成砥石
面を曲率半径Rの面にする成形時に、該砥石面の曲率中
心に前記回転中心Oを合致させるべく前記X及びY方向
駆動手段に指令を与えると共に、前記単石ドレッサの先
端をねじ溝形成砥石面に一定の角度で当てながら、前記
回転軸を回転させて前記単石ドレッサの先端を半径Rの
軌道上を旋回させるべく前記θ方向駆動手段に指令を与
え、且つ前記ねじ溝形成面の成形に続いて行う前記面と
り部形成砥石面の成形時に、前記単石ドレッサの先端を
前記面とり部形成砥石面に一定の角度で当てるべく前記
θ方向駆動手段に指令を与えながら、前記回転中心Oを
前記回転軸に垂直なXY平面内で面とり部形成砥石面に
対し平行移動させるべく前記X及びY方向駆動手段に指
令を与えるように構成されていることを特徴とする研削
砥石の成形装置。 5、前記面とり部形成砥石面は曲率半径rの面であり、
前記制御手段は、面とり部形成砥石面を曲率半径rの面
にする成形時に、前記回転軸を回転させるべく前記θ方
向駆動手段に指令を与えながら、前記回転中心Oを前記
XY平面内で回転半径(R+r)の円弧上を移動させる
べく前記X及びY方向駆動手段に指令を与えるように構
成されていることを特徴とする請求項4記載の成形装置
。 6、円弧状のねじ溝形成砥石面を有するボールねじ溝研
削用砥石の砥石面を、回転軸の回転によりその回転中心
Oを中心に旋回する単石ドレッサで成形する成形装置で
あって、前記回転軸を回転させるθ方向駆動手段と、前
記回転軸に垂直なXY平面内で該回転軸をX方向に変位
させるX方向駆動手段と、前記回転軸を前記XY平面内
でY方向に変位させるY方向駆動手段と、入力信号及び
プログラムに応じて前記各駆動手段に数値制御の指令を
与える制御手段とを備え、該制御手段は、前記ねじ溝形
成砥石面を半径Rの面にする成形時に、該砥石面の曲率
中心に前記回転中心Oを合致させるべく前記X及びY方
向駆動手段に指令を与えると共に、前記単石ドレッサの
先端をねじ溝形成砥石面に一定の角度で当てながら、前
記回転軸を回転させて前記単石ドレッサの先端を曲率半
径Rの軌道上を旋回させるべく前記θ方向駆動手段に指
令を与え、且つ前記ねじ溝形成砥石面の成形後に行う前
記単石ドレッサの摩耗量ΔRの補正時に、前記回転軸を
回転させるべく前記θ方向駆動手段に指令を与えながら
、前記回転中心Oを前記XY平面内で前記摩耗量ΔRの
半径の円弧上を移動させるべく前記X及びY方向駆動手
段に指令を与えるように構成されていることを特徴とす
る研削砥石の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19540590A JP2844872B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 研削砥石の成形方法及び成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19540590A JP2844872B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 研削砥石の成形方法及び成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0482667A true JPH0482667A (ja) | 1992-03-16 |
JP2844872B2 JP2844872B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=16340564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19540590A Expired - Lifetime JP2844872B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 研削砥石の成形方法及び成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2844872B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5113747B2 (ja) * | 2006-06-28 | 2013-01-09 | Thk株式会社 | 加工装置及び加工装置の制御方法 |
CN111823139A (zh) * | 2019-04-23 | 2020-10-27 | 株式会社捷太格特 | 砂轮的修整方法以及砂轮的修正装置 |
-
1990
- 1990-07-24 JP JP19540590A patent/JP2844872B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5113747B2 (ja) * | 2006-06-28 | 2013-01-09 | Thk株式会社 | 加工装置及び加工装置の制御方法 |
CN111823139A (zh) * | 2019-04-23 | 2020-10-27 | 株式会社捷太格特 | 砂轮的修整方法以及砂轮的修正装置 |
JP2020179431A (ja) * | 2019-04-23 | 2020-11-05 | 株式会社ジェイテクト | 砥石車のドレッシング方法及び砥石車修正装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2844872B2 (ja) | 1999-01-13 |
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