JPH0480906B2 - - Google Patents

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JPH0480906B2
JPH0480906B2 JP57187663A JP18766382A JPH0480906B2 JP H0480906 B2 JPH0480906 B2 JP H0480906B2 JP 57187663 A JP57187663 A JP 57187663A JP 18766382 A JP18766382 A JP 18766382A JP H0480906 B2 JPH0480906 B2 JP H0480906B2
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JP57187663A
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JPS5885869A (ja
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Rihiarutsu Uinfuriito
Raisenuebaa Gerunooto
Homaa Erunsutoohainrihi
Ameruman Eebaaharuto
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BASF SE
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BASF SE
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Publication of JPH0480906B2 publication Critical patent/JPH0480906B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/581,2-Diazines; Hydrogenated 1,2-diazines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D237/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings
    • C07D237/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D237/06Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D237/10Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D237/18Sulfur atoms

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、4位でスルフイニル−又はスルホニ
ル基によつて置換された新規のピリダジノン誘導
体、その製造法、該化合物を有効物質として含有
する殺菌剤及び該化合物により菌を防除する方法
に関する。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第1445475号明
細書の記載から、式: 〔式中、R1は置換されていてもよいアルキル
−、シクロアルキル−又はアリール基を表わし、
R2は水素原子を表わすか又は置換されていても
よいアルキル−、アルケニル−、シクロアルキル
−、アシル−又はアラルキル基を表わす〕で示さ
れるピリダジノン誘導体が植物生長を調節する薬
剤として好適であることは、公知である。 更に、“ヤクガク・ザツシ(Yakugaku
Zasshi)”、第89巻、第1516頁〜第1527頁、1969
年、の記載から、1−フエニル−4−メチルスル
ホニル−5−クロル−ピリダジノン−(6)が殺菌作
用及び殺真菌作用を有することは、公知である。 ところで、一般式(): 〔式中、 R1はアルキル基、アルケニル基、シクロアル
キル基又は置換されていてもよいフエニル基を表
わし、 R2は塩素原子又は臭素原子を表わし、 R3は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
基又は置換されていてもよいフエニル基を表わ
し、 XはSO基又はSO2基を表わし、その際R1は、
XがSO2基を表わし、R2が塩素原子を表わし、か
つR3がフエニル基を表わす場合にメチル基を表
わさない〕で示されるピリダジノン誘導体は、顕
著な殺菌作用を有することが判明した。 R1は、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、第3級ブチル基、シクロヘ
キシル基、フエニル基、p−クロルフエニル基を
表わし、 R3は、例えば水素原子、メチル基、エチル基、
イソプロピル基、シクロヘキシル基、フエニル
基、4−クロルフエニル基、3,5−ジクロルフ
エニル基、4−ブロムフエニル基、3−トリフル
オルメチルフエニル基、3−メチルフエニル基、
4−メチルフエニル基、4−アセトキシフエニル
基、3−(ペンタフルオルエトキシ)−フエニル基
を表わす。 式()のピリダジノン誘導体は、式(): 〔式中、R1,R2及びR3はそれぞれ前記のもの
を表わす〕で示されるピリダジノンを過酸化水素
又はペルオキシ酸で、場合によつては溶剤又は希
釈剤の存在下に、0℃〜100℃の範囲内の温度で
酸化することによつて得ることができる。溶剤又
は希釈剤としては、例えば氷酢酸又はアセトンが
使用される。例えば、XがSO基である式()
のピリダジノンを製造するためには、式()の
ピリダジノン1モル当り酸化剤約1.0〜1.1モルを
使用するのが有利であり、XがSO2基である式
()のピリダジノンを製造するためには、式
()のピリダジノン1モル当り酸化剤2.0〜5.0
モルを使用するのが有利である。この反応は、一
般に0℃〜100℃の範囲内の温度で、例えば1〜
100時間で、常圧下又は加圧下で、連続的又は非
連続的に実施される。 本発明方法の1つの好ましい実施態様におい
て、式()の出発物質を氷酢酸に溶解するため
に過酸化水素が添加され、反応混合物は、0℃〜
100℃、有利に60℃〜80℃であることができる反
応温度で1〜100時間、有利に4〜20時間保持さ
れる。 式()のピリダジノンを単離するためには、
例えば反応混合物を0℃に冷却し、分離する結晶
を吸引濾過する。母液は、後反応に再び使用する
ことができる。新規の物質を単離するためのもう
1つの方法は、反応混合物を水で希釈し、その際
に析出する沈殿物を吸引濾過することにある。水
での洗浄後に残留する生成物は、一般に後精製す
る必要がないが、必要に応じて公知方法により、
例えば再結晶、抽出又はクロマトグラフイー処理
することによつて精製することができる。 式()のピリダジノンを製造するために使用
される式()のピリダジノンは、式(): 〔式中、R2及びR3は前記のものを表わす〕で
示されるピリダジノンを、式(): R1−SH 〔式中、R1は前記のものを表わす〕で示され
るチオールと、場合によつては溶剤又は希釈剤の
存在下及び場合によつては反応促進剤の存在下で
−20℃〜+120℃の範囲内の温度で反応させるこ
とによつて得ることができる。 この反応は、溶剤又は希釈剤の存在下で実施す
ることができる。好ましい溶剤又は希釈剤には、
ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロ
ロホルム、1,2−ジクロルエタン、クロルベン
ゾール;脂肪族又は芳香族炭化水素、例えばシク
ロヘキサン、石油エーテル、ベンゾール、トルオ
ール又はキシロール;エステル、例えば酢酸エチ
ルエステル;ニトリル、例えばアセトニトリル;
スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド;ケ
トン、例えばアセトン又はメチルエチルケトン;
エーテル、例えばジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン又はジオキサン、又はこれら溶剤の混合
物が属する。 溶剤又は希釈剤は、式()又は()の出発
物質に対して100〜2000重量%、有利に100〜1000
重量%の量で使用するのが有利である。 場合によつては酸結合剤として反応混合物に添
加することができる適当な無機又は有機塩基は、
例えばアルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸カリウム
又は炭酸ナトリウム;アルカリ金属水素化物、例
えば水素化ナトリウム;第3級アミン、例えばト
リメチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、N,N−ジメチルシクロヘキシ
ルアミン、N−メチルピペリジン又はピリジン;
アゾール、例えば1,2,4−トリアゾール又は
イミダゾールである。しかし、別の常用の塩基を
使用してもよい。反応促進剤としては、有利に金
属ハロゲン化物、例えば臭化ナトリウム又は沃化
カリウム、アゾール、例えばイミダゾール又はビ
リジン、例えば4−メチル−ビリジン又は第4級
アンモニウム塩、例えばN,N−ジベンジル−
N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、又はこ
れら物質の混合物がこれに該当する。 式()のピリダジノン1モルに対して式
()のチオール1.0〜2.0モルならびに場合によ
つては塩基0.5〜2モル及び場合によつては反応
促進剤0.01〜0.1モルを使用するのが有利である。 反応は、一般に−20℃〜+120℃の範囲内の温
度で、例えば1〜80時間で、常圧下又は圧力下
で、連続的又は非連続的に実施される。 本発明方法の1つの好ましい実施態様におい
て、式()の出発物質の溶液は、前記の溶剤又
は希釈剤の1つの中で希アルカリ水溶液及び場合
によつては第4級アンモニウム塩の形の反応促進
剤と混合され、これにチオール誘導体が添加さ
れ、この反応混合物は、−20℃〜+120℃であるこ
とができる反応温度で0.5〜12時間、有利に1〜
6時間保持される。 式()のチオールピリダジノンを単離するた
めには、有機相を分離し、これを水で洗浄する。
溶剤を留去した後に残留する生成物は、必要に応
じて公知方法により再結晶、抽出又はクロマトグ
ラフイー処理することによつてさらに精製するこ
とができる。 出発物質として使用される一般式()のピリ
ダジノン誘導体は、一部が公知であるか又は公知
方法によりムコクロル酸又はムコブロム酸を、式
: H2N−NH−R3 〔式中、R3は前記のものを表わす〕で示され
るヒドラジンと反応させることによつて得ること
ができる。 次の参考例により式()の新規の有効物質を
取得するのに必要な式()のピリダジノン誘導
体の製造を詳説する。重量部と容量部との比は、
Kg対である。 参考例 塩化メチレン300容量部中の1−フエニル−4,
5−ジクロルピリダジノン−672.3重量部、トリ
エチルベンジルアンモニウムクロリド3重量部及
び水150容量部中の水酸化ナトリウム13.2重量部
からなる混合物中に室温(20℃)でシクロヘキシ
ルチオール38.3重量部を滴下し、この反応混合物
を強攪拌下で室温で12時間保持する。有機相を分
離し、2回水100容量部宛で洗浄し、引続きこれ
を乾燥し、濃縮する。残留する残滓を酢酸エステ
ルから再結晶させる。融点125℃〜127℃の1−フ
エニル−4−(シクロヘキシルチオ)−5−クロル
ピリダジノン−661重量部が得られる。(化合物
A1)。 C16H17C1N2SO(分子量320.5) 計算値:C59.9 H5.34 N8.73 S9.99 実測値:C60.0 H5.5 N8.7 S10.1 それに応じて、式()の化合物を得ることが
できる。
【表】
【表】 次の実施例により式()の新規のピリダジノ
ン誘導体の製造を詳説する。重量部と容量部との
比は、Kg対である。 実施例 1 氷酢酸100容量部中の1−フエニル−4−(シク
ロヘキシルチオ)−5−クロル−ピリダジノン−
616重量部の溶液に30%(重量%)の過酸化水素
5.1容量部を滴加し、60℃で12時間さらに攪拌し
た。次に、この反応混合物を水1000容量部に攪拌
混入し、沈殿物を吸引濾過し、これを水で洗浄し
た。真空中での乾燥後、融点128℃〜130℃の1−
フエニル−4−(シクロヘキシルスルフイニル)−
5−クロル−ピリダジノン−616.3重量部が得ら
れた。(化合物No.1)。 C16H17C1N2O2S(分子量336.5) 計算値:C57.1 H5.1 N8.3 C110.5 S9.5 実測値:C57.2 H5.1 N8.2 C110.2 S9.6 実施例 2 氷酢酸100容量部中の1−フエニル−4−(シク
ロヘキシルチオ)−5−クロル−ピリダジノン−
616重量部の溶液に室温で30%の過酸化水素25ml
を滴加し、50℃で5時間さらに攪拌した。この反
応混合物を冷却後に吸引濾過し、残滓を水で洗浄
した。真空中での乾燥後、融点195℃〜196℃の1
−フエニル−4−(シクロヘキシルスルホニル)−
5−クロル−ピリダジノン−613.8重量部が得ら
れた。(化合物No.2)。 C16H17C1N2SO3(分子量352.5) 計算値:C54.5 H4.9 N7.9 C110.0 S 9.1 実測値:C54.6 H4.8 N7.9 C 19.9 S 9.0 それに応じて、融点(Fp)が記載された、次
表に記載された式()の化合物が得られた。こ
の化合物の構造は、元素分析によつて保証され
た。物理化学的記載がなされていない化合物は、
実際に得られる化合物の場合と同じ方法で得るこ
とができ;それは詳細に試験した化合物と同じ構
造のためにそれと同じ作用を有することが予想で
きる。
【表】
【表】 新規の有機物質は、植物病理学的菌に対して著
しい作用を示し、殊に例えばブドウ、イチゴ及び
パプリカのBotrytis cinerea、リンゴ及びナシの
Monilia fructigena、ブドウのPlasmopara
viticola、ホツプのPseudoperonospora、ヒマワ
リのPeronospora helstedii、タバコの
Peronospora tabacina、穀物のSeptoria
nodorum、ダイズのSeptoria glycinea、ジヤガ
イモ又はトマトのPhytophthora infestans、トマ
ト及びジヤガイモのAlternaria solani、カブラ
のCercospora beticola、コムギ及びオオムギの
Pseudocercosporella herpotrichoides、イネの
Pyricularia oryzae、キウリの
Pseudoperonospora cubensisのような植物病を
予防及び治癒するのに殊に好適である。 新規の化合物は、植物に有効物質を噴霧又は散
布するか又は植物の種子を有効物質で処理するこ
とにより使用される。この使用は、植物又は種子
が菌によつて感染する前又はその後に行なわれ
る。 本発明の新規物質は溶液、乳化剤、懸濁液、粉
薬、粉末、ペースト、粒子のような通常の処方で
用いられる。適用形態はすべて適用目的できま
り、いずれにしても有効物質がこまかく均一に分
布する必要がある。この処方は公知の方法で調製
される。例えば、有効物質を溶媒及び/又は担体
で、場合により乳化剤及び分散液を用いて希釈し
て作り、この場合水を希釈剤として用いる場合に
は、別の有機溶媒、例えば補助溶媒を用いること
ができる。補助剤としてはこのために下記のもの
が実質的に用いられる。芳香族(例えばキシロー
ル、ベンゾール)塩化芳香族(例えばクロルベン
ゾール)、パラフイン(例えば石油留分)、アルコ
ール(例えばメタノール、ブタノール)、アミン
(例えばエタノールアミン、ジメチルホルムアミ
ド)及び水のような溶媒、天然岩石粉(例えばカ
オリン、粘土、タルク、チヨーク)及び合成岩石
粉(例えば高度分散珪酸、珪酸塩)のような担
体、非イオン性、陰イオン性乳化剤(例えばポリ
オキシエチレン−脂肪アルコール−エーテル、ス
ルホン酸アルキル、スルホン酸アリール)、例え
ばリグニン、亜硫酸塩廃液、メチルセルロースの
ような分散剤である。 使用形は有効物質0.1乃至95重量%殊に0.5乃至
90重量%を含有する。 使用量は、所望の効果の種類に応じて有効物質
0.1〜3Kg/ha又はそれ以上である。新規の化合
物は、物質の保護に使用することもできる。有効
物質を物質の保護に、例えば塗料用顔料及び軟質
ポリ塩化ビニルに対する殺菌剤として使用する場
合には、使用量は、保存すべき顔料又は殺菌作用
を備えたポリ塩化ビニルの全重量に対して有効物
質0.05〜5%(重量%)である。 薬剤又はこれから得られた既製の調製剤、例え
ば溶液、乳濁液、懸濁液、粉末剤、ダスト剤、ペ
ースト剤又は粒剤は、公知方法で、例えば噴霧
法、ミスト法、ダスト法、散布法、浸漬法又は注
入法によつて使用される。 製剤例は以下の通りである。 90重量部の実施例5の化合物をN−メチル−
α−ピロリドン10重量部と混合する時は、極め
て小さい滴の形にて使用するのに適する溶液が
得られる。 10重量部の実施例6の化合物を、キシロール
90重量部、エチレンオキシド8乃至10モルをオ
レイン酸−N−モノエタノールアミド1モルに
附加した附加生成物6重量部、ドデシルベンゾ
ールスルフオン酸のカリシウム塩2重量部及び
エチレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに附
加した附加生成物2重量部よりなる混合物中に
溶解する。 20重量部の化合物12を、シクロヘキサノン60
重量部、イソブタノール30重量部及びエチレン
オキシド40モルをヒマシ油1モルに附加した附
加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解す
る。 20重量部の化合物5を、シクロヘキサノン25
重量部、沸点210乃至280℃の鉱油留分65重量部
及びエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モル
に附加した附加生成物10重量部よりなる混合物
中に溶解する。 80重量部の化合物17を、ジイソブチル−ナフ
タリン−α−スルフオン酸のナトリウム塩3重
量部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスルフオン
酸のナトリウム塩10重量部及び粉末状珪酸ゲル
7重量部と充分に混和し、且つハンマーミル中
に於て磨砕する。 3重量部の化合物22を、細粒状カオリン97重
量部と密に混和する。かくして有効物質3重量
%を含有する噴霧剤が得られる。 30重量部の化合物18を、粉末状珪酸ゲル92重
量部及びこの珪酸ゲルの表面上に吹きつけられ
たパラフイン油8重量部よりなる混合物と密に
混和する。かくして良好な接着性を有する有効
物質の製剤が得られる。 40重量部の化合物25を、フエノールスルフオ
ン酸−尿素−フオルムアルデヒド−縮合物のナ
トリウム塩10重量部、珪酸ゲル2重量部及び水
48重量部と密に混和する。安定な水性分散液が
得られる。 20重量部の化合物26を、ドデシルベンゾール
スルフオン酸のカルシウム塩2重量部、脂肪ア
ルコール−ポリグリコールエーテル8重量部、
フエノールスルフオン酸−尿素−フオルムアル
デヒド−縮合物のナトリウム塩2重量部及びパ
ラフイン系鉱油68重量部と密に混和する。安定
な油状分散液が得られる。 新規の殺菌剤は、この使用形で、例えば除草
剤、殺虫剤、生長調製剤及び殺菌剤のような別の
有効物質と一緒に存在することもできるか、又は
肥料と混合し、散布することもできる。この場
合、殺菌剤と混合する場合には、多くの場合に殺
菌作用の有効スペクトルの拡大が得られる。 本発明による化合物を組合せることができる殺
菌剤の次表は、組合せ法を説明するものである
が、これに限定されるものではない。 本発明による化合物と組合せることができる殺
菌剤は、次に例示されている: 硫黄、 ジチオカルバメート及びその誘導体、例えば鉄
ジメチルジチオカルバメート、亜鉛ジメチルジチ
オカルバメート、マンガン−亜鉛−エチレンジア
ミン−ビス−ジチオカルバメート又は亜鉛エチレ
ンビスジチオカルバメート、 テトラメチルチウラミドスルフイド、 亜鉛−(N,N−エチレン−ビス−ジチオカル
バメート)とN,N′−ポリエチレン−ビス−(チ
オカルバモイル)−ジスルフイドとのアンモニア
錯化合物、 亜鉛−(N,N′−プロピレン−ビス−ジチオカ
ルバメート)、 亜鉛−(N,N′−プロピレン−ビス−ジチオカ
ルバメート)とN,N′−プロピレン−ビス−(チ
オカルバモイル)−ジスルフイドとのアンモニア
錯化合物; ニトロ誘導体、例えば ジニトロ−(1−メチルヘブチル)−フエニルク
ロトネート、 2−s−ブチル−4,6−ジニトロフエニル−
3,3−ジメチルアクリレート、 2−s−ブチル−4,6−ジニトロフエニル−
イソプロピルカルボネート; 複素環式物質、例えば N−(1,1,2,2−テトラクロルエチルチ
オ)−テトラヒドロフタルイミド、 N−トリクロルメチルチオ−テトラヒドロフタ
ルイミド、 2−ヘプタデシル−2−イミダゾリン−アセテ
ート、 2,4−ジクロル−6−(o−クロルアニリノ)
−s−トリアジン、 0,0−ジエチル−フタルイミドホスホノチオ
エート、 5−アミノ−1−(ビス−(ジメチルアミノ)−
ホスフイニル)−3−フエニル−1,2,4−ト
リアゾール、 2,3−ジシアノ−1,4−ジチオアントラキ
ノン、 2−チオ−1,3−ジチオ−(4,5−b)−キ
ノキサリン、 1−(ビチルカルバモイル)−2−ベンズイミダ
ゾール−カルバミン酸メチルエステル、 4−(2−クロルフエニルヒドラゾノ)−3−メ
チル−5−イソキサゾロン、 ピリジン−2−チオ−1−オキシド、 8−ヒドロキシキノリン又はその銅塩、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−
6−メチル−1,4−オキサチイン−4,4−ジ
オキシド、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−
6−メチル−1,4−オキサチイン、 2−(フリル−(2))−ベンズイミダゾール、 ピペラジン−1,4−ジイル−ビス−(1−
(2,2,2−トリクロル−エチル)−ホルムアミ
ド)、 2−(チアゾリル−(4))−ベンズイミダゾール、 5−ブチル−2−ジメチルアミノ−4−ヒドロ
キシ−6−メチル−ピリミジン、 ビス−(p−クロルフエニル)−ピリジンメタノ
ール、 1,2−ビス−(3−エトキシカルボニル−2
−チオウレイド)−ベンゾール、 1,2−ビス−(3−メトキシカルボニル−2
−チオウレイド)−ベンゾール及び他の物質、例
えば ドデシルグアニジンアセテート、 3−(3−(3,5−ジメチル−2−オキシシク
ロヘキシル)−2−ヒドロキシエチル)−グルタル
イミド、 ヘキサクロルベンゾール、 N−ジクロルフルオルメチルチオ−N′,N′−
ジメチル−N−フエニル−硫酸ジアミド、 2,5−ジメチル−フラン−3−カルボン酸ア
ニリド、 2,5−ジメチル−フラン−3−カルボン酸−
シクロヘキシルアミド、 2−メチル−安息香酸−アニリド、 2−ヨード−安息香酸−アニリド、 1−(3,4−ジクロルアニリノ)−1−ホルミ
ルアミノ−2,2,2−トリクロルエタン、 2,6−ジメチル−N−トリデシル−モルホリ
ン又はその塩、 2,6−ジメチル−N−シクロドデシル−モル
ホリン又はその塩、 D,L−メチル−N−(2,6−ジメチル−フ
エニル)−N−フロイル(2)−アラニネート、 D,L−N−(2,6−ジメチル−フエニル)−
N−(2′−メトキシアセチル)−アラニン−メチル
エステル、 5−ニトロ−イソフタル酸−ジ−イソプロピル
エステル、 1−(1′,2′,4′−トリアゾリル−1′)−(4′
−ク
ロルフエノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2
−オン、 1−(1′,2′,4′−トリアゾリル−1′)−〔1−
(4′−クロルフエノキシ)〕−3,3−ジメチルブ
タン−2−オール、 N−(2,6−ジメチルフエニル)−N−クロル
アセチル−D,L−2−アミノブチロラクトン、 N−(n−プロピル)−N−(2,4,6−トリ
クロルフエノキシエチル)−N′−イミダゾリル尿
素、 N−シクロヘキシル−N−メトキシ−2,5−
ジメチル−フラン−3−カルボン酸アミド、 2,4,5−トリメチル−フラン−3−カルボ
ン酸アニリド、 5−メチル−5−ビニル−3−(3,5−ジク
ロルフエニル)−2,4−ジオキソ−1,3−オ
キサゾリジン、 5−メトキシメチル−5−メチル−3−(3,
5−ジクロルフエニル)−2,4−ジオキソ−1,
3−オキサゾリジン、 N−〔3−(pーtert−ブチルフエニル)−2−
メチル−プロピル〕−シス−2,6−ジメチルモ
ルホリン、 1−(2,4−ジクロルフエニル)−4,4−ジ
メチル−2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)−ペンタン−3−オール、 α−(2−クロルフエニル)−α−(4−フルオ
ルフエニル)−5−ピリミジン−メタノール、 α−(2−クロルフエニル)−α−(4−クロル
フエニル)−5−ピリミジン−メタノール、 β−〔(1,1′−ビフエニル)−4−イル−オキ
シ〕−α−(1,1−ジメチルエチル)−1H−1,
2,4−トリアゾール−1−エタノール、 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−4−
エチル−1,3−ジオキソラン−2−イル−メチ
ル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−4−
プロピル−1,3−ジオキソラン−2−イル−メ
チル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 1−〔N−プロピル−N−〔2−(2−(2,4,
6−トリクロルフエノキシ)−エチル)〕−カルバ
モイル〕−イミダゾール、 2−シアン−N−(エチルアミノカルボニル)−
2−(メトキシイミノ)−アセトアミド、 N−(1−ホルミルアミド−2,2,2−トリ
クロル−エチル)−モルホリン。 次の試験には、公知の比較有効物質として次の
化合物が使用された。A=N−トリクロルメチル
チオテトラヒドロフタルイミド(“ケミカル・ウ
イーク(Chemical Week)”、1972年6月21日、
第46頁)、
【表】 試験 1 パプリカのBotrytis cinereaに対する作用 品種“ノイズイートラー・イデアル・エリーテ
(Neusiedler Ideal Elite)”のパプリカの苗に、
4〜5枚の茎葉が良好に発育した後に有効物質80
%及び乳化剤20%を乾燥物質中に含有する水性懸
濁液をしたたり落ちるまで噴霧する。噴霧被膜が
乾燥した後、この植物に菌Botrytis cinereaの分
生子懸濁液を噴霧し、これを22℃〜24℃で高い空
気湿度を有する室内に置く。5日後、未処理の対
照植物に対する疾病は、生じた茎葉の壊死が茎葉
の大部分を覆う程度に著しく発生した。 試験の結果は、例えば有効物質No.4,No.5,No.
6,No.12,No.13,No.14,No.17,No.18,No.22,No.2
5
及びNo.26が0.05%の噴霧処理液として使用される
際に有効物質A,B,C,D及びE(例えば70%)
よりも良好な殺菌作用(例えば97%)を有するこ
とを示した。0.025%又は0.0125%の噴霧処理液
として使用する場合には、有効物質No.4,No.12,
No.13及びNo.14は、有効物質D及びE(例えば50%)
よりも良好な殺菌作用(例えば90%)を示した。 試験 2 トマトのPhytophthora infestansに対する作用 品種“グローセ・フライシユトマーテ
(Grosse Fleischtomate)”の鉢植植物の茎葉に
有効物質80%及び乳化剤20%を乾燥物質中に含有
する水性噴霧処理液を噴霧する。噴霧被膜が乾燥
した後、この茎葉に菌Phytophthora infestansの
精胞子懸濁液を感染させる。次に、この植物を水
蒸気飽和の室内に温度16℃〜18℃で置く。5日
後、処理してないが、感染された対照植物に対す
る疾病は、有効物質の殺菌作用を評価することが
できる程度に著しい発生した。 試験の結果は、有効物質No.2,No.4,No.5,No.
13,No.14,No.17,No.18,No.19,No.22,No.25及びNo
.
26が0.025%の噴霧処理液として使用される際に
有効物質A,B,C及びD(例えば50%)よりも
良好な殺菌作用(例えば97%)を有することを示
した。0.0125%の噴霧処理液として使用する場合
には、有効物質No.2,No.4,No.13及びNo.14は、有
効物質D及びE(例えば70%)よりも良好な殺菌
作用(例えば97%)を示した。0.05%の噴霧処理
液として使用する場合には、有効物質No.2,No.
4,No.13及びNo.14は、著しく良好な殺菌作用(例
えば100%)を示した。 試験 3 Plasmopara viticolaに対する作用 品種“ミユラー・ツルガウ(Mu¨ller−
Thurgau)”の鉢植のブドウの茎葉に有効物質80
%及び乳化%20%を乾燥物質中に含有する水性噴
霧処理液を噴霧する。有効物質の作用時間を評価
しうるためには、この植物を噴霧被膜の乾燥後に
温室内に10日間置く。次に、まずこの茎葉に
Plasmopara viticola(Rebenperonospora)の精
胞子懸濁液を感染させる。その後に、このブドウ
を第1に水蒸気飽和の室内に24℃で16時間置き、
引続きこれを温室内に温度20℃〜30℃で8日間置
く。この時間後、この植物を子嚢破壊を促進する
ために再び湿つた室内に16時間置く。次に、茎葉
の下側での菌の破壊の程度を評価する。 試験の結果は、有効物質No.2,No.3,No.4,No.
8,No.24,No.25及びNo.26が0.025%の噴霧処理液
として使用される際に良好な殺菌作用を有する
(例えば97%)ことを示した。 試験 4 Septoria nodorumに対する作用 品種“ユビラル(Jubilar)”の鉢中に生育した
コムギの苗の茎葉に有効物質80%及び乳化剤20%
を乾燥物質中に含有する水性噴霧処理液を噴霧
し、噴霧被膜の乾燥後にこの茎葉を切断し、ベン
ズイミダゾール水溶液(25ppm)を有する皿中に
置く。次に、この茎葉をSeptoria nodorumの水
性胞子懸濁液で感染させ、覆いを取る。20℃〜22
℃で7日間放置した後、菌の発育の程度を測定す
る。 試験の結果は、有効物質No.1,No.2,No.3,No.
23及びNo.24が0.1%の噴霧処理液として使用され
る際に有効物質B及びC(例えば0%)よりも良
好な殺菌作用を有する(例えば97%)ことを示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式(): 〔式中、 R1はアルキル基、アルケニル基、シクロアル
    キル基又は置換されていてもよいフエニル基を表
    わし、 R2は塩素原子又は臭素原子を表わし、 R3は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
    基又は置換されていてもよいフエニル基を表わ
    し、 XはSO基又はSO2基を表わし、その際R1は、
    XがSO2基を表わし、R2が塩素原子を表わし、か
    つR3がフエニル基を表わす場合にメチル基を表
    わさない〕で示されるピリダジノン誘導体。 2 R1がエチル基又はシクロヘキシル基を表わ
    し、R2が塩素原子を表わし、R3がフエニル基又
    はハロゲン化フエニル基を表わす、特許請求の範
    囲第1項記載のピリダジノン誘導体。 3 式(): 〔式中、 R1はアルキル基、アルケニル基、シクロアル
    キル基又は置換されていてもよいフエニル基を表
    わし、 R2は塩素原子又は臭素原子を表わし、 R3は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
    基又は置換されていてもよいフエニル基を表わ
    し、 XはSO基又はSO2基を表わし、その際R1は、
    XがSO2基を表わし、R2が塩素原子を表わし、か
    つR3がフエニル基を表わす場合にメチル基を表
    わさない〕で示されるピリダジノン誘導体を含有
    する殺菌剤。 4 R1がエチル基又はシクロヘキシル基を表わ
    し、R2が塩素原子を表わし、R3がフエニル基又
    はハロゲン化フエニル基を表わす、特許請求の範
    囲第3項記載の殺菌剤。 5 菌又は菌による植物病に脅かされる表面、植
    物、種子もしくは物体を、式(): 〔式中、 R1はアルキル基、アルケニル基、シクロアル
    キル基又は置換されていてもよいフエニル基を表
    わし、 R2は塩素原子又は臭素原子を表わし、 R3は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
    基又は置換されていてもよいフエニル基を表わ
    し、 XはSO基又はSO2基を表わし、その際R1は、
    XがSO2基を表わし、R2が塩素原子を表わし、か
    つR3がフエニル基を表わす場合にメチル基を表
    わさない〕で示されるピリダジノン誘導体の殺菌
    作用を有する量で処理することを特徴とする、菌
    を防除する方法。
JP57187663A 1981-10-31 1982-10-27 ピリダジノン誘導体、該誘導体を含有する殺菌剤及び該誘導体による菌の防除方法 Granted JPS5885869A (ja)

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