JPH048079B2 - - Google Patents
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- JPH048079B2 JPH048079B2 JP1180266A JP18026689A JPH048079B2 JP H048079 B2 JPH048079 B2 JP H048079B2 JP 1180266 A JP1180266 A JP 1180266A JP 18026689 A JP18026689 A JP 18026689A JP H048079 B2 JPH048079 B2 JP H048079B2
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Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、加圧加熱装置による縫代プレス機に
おいて、縫代の追随を容易にした縫代プレス機の
縫代検出装置に関する。
おいて、縫代の追随を容易にした縫代プレス機の
縫代検出装置に関する。
[従来技術]
一般に、2枚の布の縫い代を拡げる縫い目割り
に超音波を利用したホーン部先端を有する加圧加
熱装置が提案されている。この加圧加熱装置は、
第7図aに示すように一端が縫い合わされた2枚
の被加工布(以下布地という)を、第7図bに示
すように布地1の縫い目線2に沿つて縫代部(以
下縫代1a,1bという)が起立するように非縫
代部を水平に拡げた後、布地1の縫代1a,1b
を、第7図cに示すように非縫代部上に折り重ね
てプレスするためのホーン先端(鏝部)を有する
プレス手段である。
に超音波を利用したホーン部先端を有する加圧加
熱装置が提案されている。この加圧加熱装置は、
第7図aに示すように一端が縫い合わされた2枚
の被加工布(以下布地という)を、第7図bに示
すように布地1の縫い目線2に沿つて縫代部(以
下縫代1a,1bという)が起立するように非縫
代部を水平に拡げた後、布地1の縫代1a,1b
を、第7図cに示すように非縫代部上に折り重ね
てプレスするためのホーン先端(鏝部)を有する
プレス手段である。
この布地1の縫代1a,1bをきれいに押し拡
げるためには、第8図aに示すように図示しない
真空源に接続される吸引パイプ3,4の先端の間
に布地1の縫代1a,1bを置き、第8図bに示
すように布地1の縫代1a,1bを吸引パイプ
3,4でそれぞれ吸引し、第8図cに示すように
吸引パイプ3,4を図の左右に引くと、布地1の
縫代1a,1bが2つに割れ、その割れた中心を
ホーンで押圧することにより第7図cに示すよう
にきれいにプレスできるものである。
げるためには、第8図aに示すように図示しない
真空源に接続される吸引パイプ3,4の先端の間
に布地1の縫代1a,1bを置き、第8図bに示
すように布地1の縫代1a,1bを吸引パイプ
3,4でそれぞれ吸引し、第8図cに示すように
吸引パイプ3,4を図の左右に引くと、布地1の
縫代1a,1bが2つに割れ、その割れた中心を
ホーンで押圧することにより第7図cに示すよう
にきれいにプレスできるものである。
このプレス手段では、縫い目割れをきれいにプ
レスするためには、吸引パイプ3,4の中心に布
地1の縫代1a,1bを置かなければならない
が、ホーン及び吸引パイプ3,4を縫い目に追随
させるために、画像処理装置を使用し、縫代(縫
い目)1a,1bの直線や曲線を認識させ、それ
によつてホーン等を追随させるようにしている。
レスするためには、吸引パイプ3,4の中心に布
地1の縫代1a,1bを置かなければならない
が、ホーン及び吸引パイプ3,4を縫い目に追随
させるために、画像処理装置を使用し、縫代(縫
い目)1a,1bの直線や曲線を認識させ、それ
によつてホーン等を追随させるようにしている。
しかしながら、このように構成されたホーンプ
レス装置では、布地1の縫代1a,1bの一部が
傾むいていたり、布地が軟かくて倒れたりしてい
る場合は、縫代1a,1bの認識が難しくなり、
ホーン等を縫い目の通りに追随させることが困難
になるという問題があつた。
レス装置では、布地1の縫代1a,1bの一部が
傾むいていたり、布地が軟かくて倒れたりしてい
る場合は、縫代1a,1bの認識が難しくなり、
ホーン等を縫い目の通りに追随させることが困難
になるという問題があつた。
この欠点を解決するために、本出願人は第9図
に示す縫代検出装置を提案した。第9図におい
て、ベース5にポテンシオメータ6が固着され、
このポテンシオメータ6の回動軸7は基部8に固
着され、また基部8に挟持部9の基端が上下に回
動可能に支持され、さらに、挟持部9の両側部に
それぞれ挟持片10,11(一対の検出片)が上
下回動可能に支持され、挟持部9を下げると、挟
持片10,11が布地1の面を滑りながら上方に
回動し、常時は所定間隔を持つて対向する挟持片
10,11の先細りの先端10a,11b(突出
部)が接近して布地1の縫代1a,1bが挟持で
きるように構成されている。
に示す縫代検出装置を提案した。第9図におい
て、ベース5にポテンシオメータ6が固着され、
このポテンシオメータ6の回動軸7は基部8に固
着され、また基部8に挟持部9の基端が上下に回
動可能に支持され、さらに、挟持部9の両側部に
それぞれ挟持片10,11(一対の検出片)が上
下回動可能に支持され、挟持部9を下げると、挟
持片10,11が布地1の面を滑りながら上方に
回動し、常時は所定間隔を持つて対向する挟持片
10,11の先細りの先端10a,11b(突出
部)が接近して布地1の縫代1a,1bが挟持で
きるように構成されている。
この縫代検出装置は第10図に示すように、ベ
ース5が支持腕12に支持された挟持シリンダ1
3のピストン軸14に固着され、また支持腕12
に設けられたレール15によつて上下に摺動でき
るように構成されている。支持腕12はY方向移
動台16に連結され、またY方向移動台16はY
方向移動台17に設けられたY方向レール18で
横方向に摺動可能に構成されるとともに、Y動モ
ータ19で回転されるY動スクリユー20に連結
されている。Y方向移動台17はX方向移動台2
1のY方向レール22で横方向に摺動可能に構成
されるとともに、Y動モータ23で回転されるス
クリュー24を介してY方向レールと係合してい
る。このようにして、X及びY軸座標軸方向に所
定速度で相対的移動させるための第1及び第2移
送手段が形成されている。また、X方向移動台2
1は平台25(テーブル)に設けられた2つのレ
ール26a,26bで摺動できるように構成する
とともに、平台25に固着されたX動モータ27
で回転するスクリュー28に係合している。ま
た、Y方向移動台17に垂直方向にレール29が
設けられ、ホーン30を装着したベース32が垂
直方向に摺動可能に装着されている。またY方向
移動台17に固着された支持腕33にホーンシリ
ンダ34が固着され、ホーンシリンダ34のピス
トン軸35はベース32に固着されている。さら
に、Y方向移動17には、図示しないモータ等に
より左右に開くパイプ31が垂直方向に摺動可能
に装着されている。支持腕33は縫代検出装置及
びホーン30を挟むように伸ばされ、この支持腕
33の先端33a,33bにXセンサ36a,3
6b及びYセンサ37a,37bがそれぞれ装着
されている。また、平台25の上面は金属メツシ
ユに布が覆われた吸着面38を構成し、布1が図
示しない吸着源によつて吸着できるように構成さ
れている。そして、両側の割板39,40(保持
手段)は図示しないモータ等により互いに近接し
たり、離れたりするように吸着面38上を移動す
るように設けられている。
ース5が支持腕12に支持された挟持シリンダ1
3のピストン軸14に固着され、また支持腕12
に設けられたレール15によつて上下に摺動でき
るように構成されている。支持腕12はY方向移
動台16に連結され、またY方向移動台16はY
方向移動台17に設けられたY方向レール18で
横方向に摺動可能に構成されるとともに、Y動モ
ータ19で回転されるY動スクリユー20に連結
されている。Y方向移動台17はX方向移動台2
1のY方向レール22で横方向に摺動可能に構成
されるとともに、Y動モータ23で回転されるス
クリュー24を介してY方向レールと係合してい
る。このようにして、X及びY軸座標軸方向に所
定速度で相対的移動させるための第1及び第2移
送手段が形成されている。また、X方向移動台2
1は平台25(テーブル)に設けられた2つのレ
ール26a,26bで摺動できるように構成する
とともに、平台25に固着されたX動モータ27
で回転するスクリュー28に係合している。ま
た、Y方向移動台17に垂直方向にレール29が
設けられ、ホーン30を装着したベース32が垂
直方向に摺動可能に装着されている。またY方向
移動台17に固着された支持腕33にホーンシリ
ンダ34が固着され、ホーンシリンダ34のピス
トン軸35はベース32に固着されている。さら
に、Y方向移動17には、図示しないモータ等に
より左右に開くパイプ31が垂直方向に摺動可能
に装着されている。支持腕33は縫代検出装置及
びホーン30を挟むように伸ばされ、この支持腕
33の先端33a,33bにXセンサ36a,3
6b及びYセンサ37a,37bがそれぞれ装着
されている。また、平台25の上面は金属メツシ
ユに布が覆われた吸着面38を構成し、布1が図
示しない吸着源によつて吸着できるように構成さ
れている。そして、両側の割板39,40(保持
手段)は図示しないモータ等により互いに近接し
たり、離れたりするように吸着面38上を移動す
るように設けられている。
なお、Xセンサ36a,36b及びYセンサ3
7a,37bはそれぞれ発光素子と受光素子とか
らなり、第11図に示すように交差して設けられ
ている。そして、縫代検出装置の一対の突出部の
検出片、すなわち先端10a,11aはプレス処
理の進行方向先方に位置するとともに、先端10
a,11aの回転位置に対応した位置信号をポテ
ンシオメータにより発生するようになっている。
7a,37bはそれぞれ発光素子と受光素子とか
らなり、第11図に示すように交差して設けられ
ている。そして、縫代検出装置の一対の突出部の
検出片、すなわち先端10a,11aはプレス処
理の進行方向先方に位置するとともに、先端10
a,11aの回転位置に対応した位置信号をポテ
ンシオメータにより発生するようになっている。
このように構成された従来の装置では、まず、
平台25の吸着面38上のほぼ中央に割板39,
40の端部がほぼ近接して配置されている。そし
て、割板39,40を互いに遠ざかるように移動
させると、布1のしわが伸びて拡げられる。次
に、縫代部の位置をXYセンサによつて検出制御
すると、ホーン30は縫代部の上方に位置され
る。その後に縫代の挟持部9の挟持片10,11
はエアシリンダ13の下降によつて縫代を挟む。
そして、第8図aに示すようにパイプ31,3,
4の間に縫代1a,1bがくるように近づけ、バ
キユームを開始すると、第8図bに示すように縫
代1a,1bがパイプ31に吸着される。さらに
パイプ31は第8図cに示すように縫代1a,1
bを拡げ、ホーン30を下降させる準備が完了す
る。次に、ホーンシリンダ34が駆動され、ピス
トン軸35が下降して、ホーンプレスを開始する
と、X動モータ27及びY動モータ23が駆動さ
れ、X,Y方向の移動が再スタートし、挟持部9
が縫代1a,1bを辿るにつれ、ポテンシオメー
タ6で検出した挟持部9の回転角及びX方向移動
により、X,Yモータの駆動を制御し、順次縫代
にホーンプレスが施される。そして、Xセンサが
布地1の縫代の終わりを検知してホーンが縫代の
終りに来るまで移動し、X動モータ27及びY動
モータ23が停止する。
平台25の吸着面38上のほぼ中央に割板39,
40の端部がほぼ近接して配置されている。そし
て、割板39,40を互いに遠ざかるように移動
させると、布1のしわが伸びて拡げられる。次
に、縫代部の位置をXYセンサによつて検出制御
すると、ホーン30は縫代部の上方に位置され
る。その後に縫代の挟持部9の挟持片10,11
はエアシリンダ13の下降によつて縫代を挟む。
そして、第8図aに示すようにパイプ31,3,
4の間に縫代1a,1bがくるように近づけ、バ
キユームを開始すると、第8図bに示すように縫
代1a,1bがパイプ31に吸着される。さらに
パイプ31は第8図cに示すように縫代1a,1
bを拡げ、ホーン30を下降させる準備が完了す
る。次に、ホーンシリンダ34が駆動され、ピス
トン軸35が下降して、ホーンプレスを開始する
と、X動モータ27及びY動モータ23が駆動さ
れ、X,Y方向の移動が再スタートし、挟持部9
が縫代1a,1bを辿るにつれ、ポテンシオメー
タ6で検出した挟持部9の回転角及びX方向移動
により、X,Yモータの駆動を制御し、順次縫代
にホーンプレスが施される。そして、Xセンサが
布地1の縫代の終わりを検知してホーンが縫代の
終りに来るまで移動し、X動モータ27及びY動
モータ23が停止する。
この従来例では、このように挟持部9の自重に
よつて挟持片10,11の先端10a,11aが
内側へ作用して布1の縫代を挟持し、縫代を挟み
込む方向に力が常に作用するので、布厚が変化し
ても、また挟持部が回転しても、縫代との隙間が
発生せず、従つて、縫代の直線及び曲線を正確に
検知することができ、また挟持部9の挟持片1
0,11は外側から内側へと滑りながら布1の縫
代を挟持するので、縫代が斜めに傾いている場合
でも何ら支障をきたすことがなく、さらに縫代の
根元部を挟持しながら移動するので、正確に縫目
が検出できるものである。
よつて挟持片10,11の先端10a,11aが
内側へ作用して布1の縫代を挟持し、縫代を挟み
込む方向に力が常に作用するので、布厚が変化し
ても、また挟持部が回転しても、縫代との隙間が
発生せず、従つて、縫代の直線及び曲線を正確に
検知することができ、また挟持部9の挟持片1
0,11は外側から内側へと滑りながら布1の縫
代を挟持するので、縫代が斜めに傾いている場合
でも何ら支障をきたすことがなく、さらに縫代の
根元部を挟持しながら移動するので、正確に縫目
が検出できるものである。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来例の装置では、挟持部9の
挟持片10,11が布1の縫目の最終端を通過し
た時には、未だホーン30及びパイプ31は縫目
線上にあるが、挟持部9の挟持片10,11は布
1の縫目の最終端を通過すると、ガイドするもの
がなくなるので、X軸直線方向に復帰してしま
い、従つて、ポテンシオメータ6の指令によつ
て、ホーン30は直線方向への追従に変化して案
内されてしまう。そのため、布1の最終端付近の
縫い目線の割り作業が最終軌道方向まで案内され
ず、外れてしまうため、不完全な状況を残してし
まうという問題があつた。
挟持片10,11が布1の縫目の最終端を通過し
た時には、未だホーン30及びパイプ31は縫目
線上にあるが、挟持部9の挟持片10,11は布
1の縫目の最終端を通過すると、ガイドするもの
がなくなるので、X軸直線方向に復帰してしま
い、従つて、ポテンシオメータ6の指令によつ
て、ホーン30は直線方向への追従に変化して案
内されてしまう。そのため、布1の最終端付近の
縫い目線の割り作業が最終軌道方向まで案内され
ず、外れてしまうため、不完全な状況を残してし
まうという問題があつた。
本発明は、縫代検出装置の挟持部の挟持片が布
の縫目最終端を通過する方向を固定することによ
り、縫目線の割り線上を外すことがなく、完全な
割り動作を行う縫代検出装置を提供することを目
的とするものである。
の縫目最終端を通過する方向を固定することによ
り、縫目線の割り線上を外すことがなく、完全な
割り動作を行う縫代検出装置を提供することを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は、上記目的を達成するために、重ね合
わせた複数枚の布が縫代を残して縫合されてなる
被加工布を前記縫代部が起立するように非縫代部
を縫い目線に沿い水平に展開した状態に支持する
ための保持手段を有するテーブルと、縫代部を非
縫代部上に折り重ねてプレス処理するための鏝部
を有し、枠体に支持したプレス手段と、テーブル
及び枠体をX座標軸方向に所定速度で相対移動さ
せるための第1の移送手段と、プレス手段の鏝部
よりもプレス処理の進行方向先方で縫代を境に対
向し、且つ縫代部の起立部に当接する一対の突出
部を有し、前記枠体に対し垂直軸線を中心に回転
可能に支持した検出片及び検出片の回転を検知
し、検出片の回転位置に対応した位置信号を発生
するポテンシオメータからなる縫代検出装置と、
前記位置信号により検出片の回転位置に対応した
速度でテーブルと枠体をX座標軸線方向に相対移
動させるための第2の移送手段とを設けた縫代プ
レス機において、上記縫代検出装置の検出片の突
出部よりもプレス進行方向先方で被加工布の有無
を検出して布有り信号または布無し信号を発生す
る布端検出手段と、布端検出手段からの布無し信
号を受けて前記検出片を回動不能に拘束する拘束
手段とを備え、被加工布の縫代を縫い目線に沿つ
て縫い目線の最終端まで順次に非縫代部に折り重
ねプレス処理するようにしたことを特徴とする。
わせた複数枚の布が縫代を残して縫合されてなる
被加工布を前記縫代部が起立するように非縫代部
を縫い目線に沿い水平に展開した状態に支持する
ための保持手段を有するテーブルと、縫代部を非
縫代部上に折り重ねてプレス処理するための鏝部
を有し、枠体に支持したプレス手段と、テーブル
及び枠体をX座標軸方向に所定速度で相対移動さ
せるための第1の移送手段と、プレス手段の鏝部
よりもプレス処理の進行方向先方で縫代を境に対
向し、且つ縫代部の起立部に当接する一対の突出
部を有し、前記枠体に対し垂直軸線を中心に回転
可能に支持した検出片及び検出片の回転を検知
し、検出片の回転位置に対応した位置信号を発生
するポテンシオメータからなる縫代検出装置と、
前記位置信号により検出片の回転位置に対応した
速度でテーブルと枠体をX座標軸線方向に相対移
動させるための第2の移送手段とを設けた縫代プ
レス機において、上記縫代検出装置の検出片の突
出部よりもプレス進行方向先方で被加工布の有無
を検出して布有り信号または布無し信号を発生す
る布端検出手段と、布端検出手段からの布無し信
号を受けて前記検出片を回動不能に拘束する拘束
手段とを備え、被加工布の縫代を縫い目線に沿つ
て縫い目線の最終端まで順次に非縫代部に折り重
ねプレス処理するようにしたことを特徴とする。
[作用]
本発明によれば、布端検出手段で布の縫代終端
を検出したとき、その信号を受けて拘束手段によ
り、縫代検出装置の検出片すなわち挟持部は布の
縫目線の回転角のままロツクされ、その状態を保
持して移動するので、プレス手段を縫い目線の最
終端まで完全に移動する。
を検出したとき、その信号を受けて拘束手段によ
り、縫代検出装置の検出片すなわち挟持部は布の
縫目線の回転角のままロツクされ、その状態を保
持して移動するので、プレス手段を縫い目線の最
終端まで完全に移動する。
[実施例]
第1図及び第2図を参照すると、本実施例の縫
代検出装置において、第10図に示すように、支
持腕12に上下に摺動できるように支持されたベ
ース5は上ベース5aと下ベース5bの2段に構
成され、上ベース5aにポテンシオメータ6が装
着され、かつ、第1図に示すように回動軸7に固
着される。また、下ベース5bの上側にベアリン
グハウジング41が装着され、下ベース5bの下
側に電磁ブレーキのステータ42が固着されてい
る。そして、ポテンシオメータ6の回動軸7はカ
ツプリング7aを介してベアリングハウジング4
1のベアリングに回動可能に装着されるととも
に、電磁ブレーキのコイルを持つ鉄心から成るス
テータ42及び挟持部9を通つてアマチユア43
及び回転ブラケツト9aにそれぞれ固着され、ま
た回転ブラケツト9aは挟持部9の両側に固着さ
れている。なお、挟持部9には、前述の従来例の
ように上下に回動できるように挟持片10,11
が装着されている。従つて、電磁ブレーキのステ
ータに通電しない時は、ポテンシオメータ6と挟
持片10,11とは同軸同期回転することができ
る。
代検出装置において、第10図に示すように、支
持腕12に上下に摺動できるように支持されたベ
ース5は上ベース5aと下ベース5bの2段に構
成され、上ベース5aにポテンシオメータ6が装
着され、かつ、第1図に示すように回動軸7に固
着される。また、下ベース5bの上側にベアリン
グハウジング41が装着され、下ベース5bの下
側に電磁ブレーキのステータ42が固着されてい
る。そして、ポテンシオメータ6の回動軸7はカ
ツプリング7aを介してベアリングハウジング4
1のベアリングに回動可能に装着されるととも
に、電磁ブレーキのコイルを持つ鉄心から成るス
テータ42及び挟持部9を通つてアマチユア43
及び回転ブラケツト9aにそれぞれ固着され、ま
た回転ブラケツト9aは挟持部9の両側に固着さ
れている。なお、挟持部9には、前述の従来例の
ように上下に回動できるように挟持片10,11
が装着されている。従つて、電磁ブレーキのステ
ータに通電しない時は、ポテンシオメータ6と挟
持片10,11とは同軸同期回転することができ
る。
このように構成された本発明の1実施例の縫代
検出装置では、第3図に示すように、挟持部9を
縫い目線2に対して降下させると、挟持片10,
11の先端10a,11aは布1の縫代1a,1
bを挟持する。この状態で布1の縫い目線2にホ
ーン30を下降させ、挟持部9及びホーン30を
X軸方向へ移動させる。そして、第4図に示すよ
うに、挟持部9は布1の縫い目線2の曲線に沿つ
てX軸方向へ移動するが、この時、挟持片10,
11はポテンシオメータ6の回動軸7を縫い目の
曲線2にならつて回転する。ポテンシオメータ6
は回転軸7の回転角に従つて電圧を発生し、この
電圧によつてY軸方向へ移動させるY動モータ2
3を駆動し、ホーン30を縫い目線上へ案内しな
がら移動する。また、第4図に示す挟持部9がそ
の位置から移動して布1の縫代1a,1bの終端
付近に至ると、第10図に示す支持腕33に別に
設けた縫代検出装置の検出片すなわち先端10
a,11aよりもプレス処理進行方向先方(縫代
検出装置によつて遮断されない最適の位置)で布
地の有無を検出して布有り信号または布無し信号
を発生する布端検出手段50で布1の縫代1a,
1bの終端が検知され、その検知信号で電磁ブレ
ーキのステータ42が通電され、アマチユア43
を吸引する。従つて、挟持部9は挟持片10,1
1の回動角のまま固定される。それによつて、挟
持部9は第5図から第6図に示すように固定され
たまま、布1の縫い目2の曲線方向(矢印方向)
へホーン30を案内し、ホーン30が終端を完全
に通過するまで、Y軸方向へ移動させながらX軸
方向へ進ませる。なお、ホーン30の移動は50
からの終端信号(布無し)を受けた時に予め設定
された通過時間を制御し、通過時間経過後にX軸
方向への移動を停止させる。同時に電磁ブレーキ
も開放され、挟持片10,11の回転角は元に復
帰する。
検出装置では、第3図に示すように、挟持部9を
縫い目線2に対して降下させると、挟持片10,
11の先端10a,11aは布1の縫代1a,1
bを挟持する。この状態で布1の縫い目線2にホ
ーン30を下降させ、挟持部9及びホーン30を
X軸方向へ移動させる。そして、第4図に示すよ
うに、挟持部9は布1の縫い目線2の曲線に沿つ
てX軸方向へ移動するが、この時、挟持片10,
11はポテンシオメータ6の回動軸7を縫い目の
曲線2にならつて回転する。ポテンシオメータ6
は回転軸7の回転角に従つて電圧を発生し、この
電圧によつてY軸方向へ移動させるY動モータ2
3を駆動し、ホーン30を縫い目線上へ案内しな
がら移動する。また、第4図に示す挟持部9がそ
の位置から移動して布1の縫代1a,1bの終端
付近に至ると、第10図に示す支持腕33に別に
設けた縫代検出装置の検出片すなわち先端10
a,11aよりもプレス処理進行方向先方(縫代
検出装置によつて遮断されない最適の位置)で布
地の有無を検出して布有り信号または布無し信号
を発生する布端検出手段50で布1の縫代1a,
1bの終端が検知され、その検知信号で電磁ブレ
ーキのステータ42が通電され、アマチユア43
を吸引する。従つて、挟持部9は挟持片10,1
1の回動角のまま固定される。それによつて、挟
持部9は第5図から第6図に示すように固定され
たまま、布1の縫い目2の曲線方向(矢印方向)
へホーン30を案内し、ホーン30が終端を完全
に通過するまで、Y軸方向へ移動させながらX軸
方向へ進ませる。なお、ホーン30の移動は50
からの終端信号(布無し)を受けた時に予め設定
された通過時間を制御し、通過時間経過後にX軸
方向への移動を停止させる。同時に電磁ブレーキ
も開放され、挟持片10,11の回転角は元に復
帰する。
本実施例は、このように電磁ブレーキのステー
タ42に通電することによつてアマチュア43が
吸引され、それによつて、挟持部9の挟持片1
0,11の回動角が固定されるので、ホーン30
はそのままの方向に移動され、従つて、縫い目線
の最終端でホーン30が縫い目線から外れること
がない。なお、上記電磁ブレーキを用いる代り
に、ソレノイドブレーキや外部からエアシリンダ
によつて検出片すなわち挟持部の回動角が固定さ
れるように拘束手段を設けてもよい。
タ42に通電することによつてアマチュア43が
吸引され、それによつて、挟持部9の挟持片1
0,11の回動角が固定されるので、ホーン30
はそのままの方向に移動され、従つて、縫い目線
の最終端でホーン30が縫い目線から外れること
がない。なお、上記電磁ブレーキを用いる代り
に、ソレノイドブレーキや外部からエアシリンダ
によつて検出片すなわち挟持部の回動角が固定さ
れるように拘束手段を設けてもよい。
[発明の効果]
本発明は、以上のように構成されているので、
布の終端が検知された後は、拘束手段によつて縫
代検出装置の検出片すなわち挟持部の回動角が固
定され、従つて、プレス手段は固定された回動角
に沿つて移動されるので、縫代の最終端までプレ
ス手段が正確に移動し、従つて、布の縫い目の最
終端でホーンが外れることがないという利点があ
る。
布の終端が検知された後は、拘束手段によつて縫
代検出装置の検出片すなわち挟持部の回動角が固
定され、従つて、プレス手段は固定された回動角
に沿つて移動されるので、縫代の最終端までプレ
ス手段が正確に移動し、従つて、布の縫い目の最
終端でホーンが外れることがないという利点があ
る。
第1図は本発明の1実施例の縫代検出装置の斜
視図、第2図は第1図の縫代検出装置の正面図、
第3図〜第6図は布の縫い目線と本発明の縫代検
出装置の動作を説明するための図、第7図a,
b,cは布の縫代割りを説明するための図、第8
図a,b,cはパイプで縫代割りを説明するため
の図、第9図は従来の縫代検出装置の斜視図、第
10図は従来のホーンプレス装置の斜視図、第1
1図は第9図の挟持部とセンサの関係を示した図
である。 1……布、1a,1b……縫代、2……縫い目
線、5a,5b……ベース、6……ポテンシオメ
ータ、7……回動軸、9……挟持部、10,11
……挟持片、10a,11a……先端、50……
布端検出手段。
視図、第2図は第1図の縫代検出装置の正面図、
第3図〜第6図は布の縫い目線と本発明の縫代検
出装置の動作を説明するための図、第7図a,
b,cは布の縫代割りを説明するための図、第8
図a,b,cはパイプで縫代割りを説明するため
の図、第9図は従来の縫代検出装置の斜視図、第
10図は従来のホーンプレス装置の斜視図、第1
1図は第9図の挟持部とセンサの関係を示した図
である。 1……布、1a,1b……縫代、2……縫い目
線、5a,5b……ベース、6……ポテンシオメ
ータ、7……回動軸、9……挟持部、10,11
……挟持片、10a,11a……先端、50……
布端検出手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重ね合わせた複数枚の布が縫代を残して縫合
されてなる被加工布を前記縫代部が起立するよう
に非縫代部を縫い目線に沿い水平に展開した状態
に支持するための保持手段を有するテ−ブルと、
縫代部を非縫代部上に折り重ねてプレス処理する
ための鏝部を有し、枠体に支持したプレス手段
と、テ−ブル及び枠体をX座標軸方向に所定速度
で相対移動させるための第1の移送手段と、プレ
ス手段の鏝部よりもプレス処理の進行方向先方で
縫代を境に対向し、且つ縫代部の起立部に当接す
る一対の突出部を有し、前記枠体に対し垂直軸線
を中心に回転可能に支持した検出片及び検出片の
回転を検知し、検出片の回転位置に対応した位置
信号を発生するポテンシオメ−タからなる縫代検
出装置と、前記位置信号により検出片の回転位置
に対応した速度でテ−ブルと枠体をY座標軸線方
向に相対移動させるための第2の移送手段とを設
けた縫代プレス機において、上記縫代検出装置の
検出片の突出部よりもプレス進行方向先方で被加
工布の有無を検出して布有り信号または布無し信
号を発生する布端検出手段と、布端検出手段から
の布無し信号を受けて前記検出片を回動不能に拘
束する拘束手段とを備え、 被加工布の縫代を縫い目線に沿つて縫い目線の
最終端まで順次に非縫代部に折り重ねプレス処理
するようにしたことを特徴とする縫代プレス機の
縫代検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18026689A JPH0345291A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 縫代プレス機の縫代検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18026689A JPH0345291A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 縫代プレス機の縫代検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0345291A JPH0345291A (ja) | 1991-02-26 |
JPH048079B2 true JPH048079B2 (ja) | 1992-02-13 |
Family
ID=16080235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18026689A Granted JPH0345291A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 縫代プレス機の縫代検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0345291A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6331700A (ja) * | 1986-07-24 | 1988-02-10 | 工業技術院長 | 自動縫目割り成形加工装置 |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP18026689A patent/JPH0345291A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6331700A (ja) * | 1986-07-24 | 1988-02-10 | 工業技術院長 | 自動縫目割り成形加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0345291A (ja) | 1991-02-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |