JPH0480587A - 穀物乾燥調製装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、乾燥部と放冷部とを一対となして複数設置
し、籾摺等の籾摺調製部Ｃを単一となす穀物乾燥装置に
関する。

〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕乾燥部と
放冷部とを複数設置し、複数の荷受穀物毎に乾燥・放冷
処理して後、１台の籾摺籾摺調製機で処理する大規模の
穀物処理施設において、荷受する農家毎に分けて乾燥調
製処理すべき要求があり、このため混合処理が受は入れ
られない。

ところで、籾摺調製機は処理時間が比較的短時間である
ため複数の乾燥部・放冷部に対して単一で足りるが、荷
受農家毎に処理量は異なるため、後の穀物持込者は荷受
段階では籾摺調製終了時刻の予測ができず、引取り等の
作業段取りに時間ロスを生じる。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記の欠点を解消し、穀物持込者の希望時刻
にあわせて籾摺調製を可能ならしめようとし、乾燥部４
と放冷部５との一対からなる穀物乾燥装置Ｂ、Ｂ・・・
を複数備え待受単位毎に乾燥処理して乾燥部４からの乾
燥穀物を所定時開放冷処理し、籾摺機３０を有する籾摺
調製部Ｃを単一備えてその後籾摺ｔＡ製部Ｃに移して籾
摺処理する穀物乾燥調製装置であって、乾燥部毎に張り
込む穀物の乾燥仕上がり時間を推定する乾燥仕上時間推
定手段と、上記放冷部における放冷時間を設定入力する
放冷時間設定手段と、籾摺調製部Ｃに供給されるべき穀
物の籾摺調製処理時間を推定する籾摺調製処理時間推定
手段と、籾摺調製運転開始又は終了希望時刻を入力する
希望時刻入力手段と。

当該籾摺調製開始又は終了希望時刻と先の乾燥・放冷・
籾摺調製時間算出による籾摺調製処理開始又は終了推定
時刻との比較によって放冷時間を変更補正する補正手段
を設けてなる穀物乾燥調製装置の構成とする。

〔発明の作用及び効果〕

荷受される穀物は、複数併設される乾燥部のうち、空の
乾燥部を選択されて当該乾燥部に張り込まれて、乾燥処
理される。乾燥後の穀物は、この乾燥部と対をなす放冷
部に移されて任意の時間放冷される。放冷後の穀物は籾
摺調製部Ｃに移されて脱ぷ処理されることとなる。

このような乾燥籾摺調製処理が、併設される乾燥部・放
冷部毎に行なわれ、順次籾摺調製部Ｃに供給されるもの
である。

ところで、籾摺調製部Ｃは単一仕様であるから放冷処理
の完了したものから順次処理されることとなるが、先の
調製処理穀物の終了を待って順序立てて処理されるべき
ところ、必ずしも乾燥部への荷受順序には徒われず、各
乾燥処理に際しての乾燥仕上がり時間・放冷時間・籾摺
調製処理時間を各勘案して後の処理穀物の籾摺調製部供
給時刻乃至籾摺調製終了時刻が推定できる。

即ち、先の乾燥仕上がり時間は乾燥開始時と仕上の水分
値及び乾減率とから乾燥仕上時間推定手段によって算出
され、放冷時間は任意の設定入力により、又籾摺調製処
理時間は籾摺調製部Ｃの仕様等によって決められた処理
能力（乾燥前張込量から一定歩留まり率を勘案して推測
している）と乾燥済穀物量とから籾摺調製処理時間算出
手段によって算出されることとなり、乾燥部への穀物張
込時から乾燥籾摺調製処理終了時までの所要時間が算出
できる。

従って、これらの運転時間の経過によって処理終了を待
てば足りる場合には問題ないが、籾摺調製終了希望時刻
をも設定入力し、後作業の段取り等を容易ならしめよう
とする場合には、必ずしも予定どおりに籾摺調製部運転
が開始しあるいは終了するものとは限らず、このような
ときに、補正手段によって放冷時間を変更することによ
り、当該希望の時刻に籾摺調製部運転乃至終了が可能と
なり、穀物持込み者は穀物張込段階で自己の籾摺調製処
理終了時期を知ることができ、引取り等の後作業の段取
りを効率的に行なうことができる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面に基づき説明する。

荷受用ピットＡを挾んで一側には複数の穀物乾燥装置ｆ
Ｂ、Ｂ・・・を、他側には籾摺調製部Ｃを配設している
。

このうち穀物乾燥装置Ｂは、夫々貯留部１と通気乾燥部
２と集穀部３とを上上方向に重設した乾燥部４と、この
乾燥部４機枠の上部に載置して設ける放冷部５とからな
り、これらは縦に長い直方体形状に構成される。乾燥部
４の通気乾燥部２は、通気性材にて形成される４槽の穀
物流下通路６゜６・・・を挾んで、左右に熱風室７，７
及び排風室８゜８・・・を形成し、吸引ファン（図示せ
ず）で吸引通風される空気をバーナ（図ボせず）により
熱風化して該穀物流下通路６．６・・・を流下する穀物
に当該熱風を作用させる構成としている。９，９・・・
は上記穀物流下通路６．６・・・の各下部に配設されて
穀物を徐々に流上させるための繰出バルブである。

上記各繰出バルブ９，９・・・からの繰出穀物を受けて
中央側に隼める集穀部３の下部には移送螺旋１０を備え
る横移送樋１１を設け、移送方向終端部側の合わせ口部
から昇降機１２に接続している。

この昇降機１２は乾燥部４と放冷部５との各機枠背面側
にあって、放冷部５よりもやや高い高さで立設される。

該昇降機１２の内部にはパケットを所定間隔毎に取付け
た無端ベルトを上下プーリ間に巻回し、上記合わせ口部
からの穀物等を掬い上げその上部で投げ出し口１３部に
向けて投てきできる形態としている。

又この投げ出し口１３部には、切替弁１４を有し、これ
の切替動作に伴って第１開口部イと第２開口部口とに選
択的に供給できる構成としている。

尚、第１開口部イは、排出側端を第１貯留部１の天井部
前後に設けられる中間の螺旋移送＠１５始端側に接続す
る連絡パイプ１６にのぞませ、一方、第２開口部口は、
放冷部５側天井部に同形態に配設する上部の螺旋移送樋
１７始端側にのぞませるものである。

上記の螺旋移送樋１５及び１７は各タンク部の中央上部
位置まで延長され、回転拡散盤１８又は１９面に供給で
きる。

前記放冷部５は、前記乾燥部４の第１貯留部１と略等容
量に形成され、その下部には断面Ｖ型２槽状に形成され
各下方に排出移送樋２０．２０を構成し、順次流上する
集穀穀物を水平移送すべく排出する移送螺旋２１．２１
を内装すると共に、それらの底部には底弁２２，２２が
設けられ、この底弁が上部側の適宜支点まわりに回動す
ることによりその底部が開放可能に構成される。これら
底弁２２，２２の切替作動に伴って排出移送＠２０から
の穀物が前記貯留部１内に流下可能に構成するものであ
る。

前記排出移送螺旋２１．２１の各移送終端部側の機枠外
部に突出する延長部２３．２３には流下案内筒２４．２
４を接続し、排出移送穀物をベルトコンベア形態の排出
コンベア２５面に落下供給できる構成としている。

尚、前記移送樋２０の供給始端側は機枠外部に位置して
、連絡パイプ１６接続部に対応すべく該移送樋２０下部
側に開閉弁（図示せず）によって開閉しうる排出案内筒
２６を有して、上記流下案内筒２４と同様に排出コンベ
ア２５上面にのぞませている。

上記排出コンベア２５は、左右に併設される穀物乾燥装
置、即ち複数の乾燥部４・放冷部５の一体構成機枠部を
左右に接続する状態に設けられ、この排出コンベア２５
の下方に平行してフライトコンベア形態の張込コンベア
２７が設けられている。

上記張込コンベア２７の途中部には排出口（図示せず）
を設け、これらには開閉弁（図示せず）を配設すると共
に、併設される複数の乾燥部個々の昇降機１２に案内筒
２８を接続している。

籾摺調製部Ｃは、排出コンベア２５終端部からの穀物を
一時貯留する籾タンク２９、籾摺装置３０、計量装置３
１又は選別計量袋詰機３２等からなっている。

尚、３３はピットＡから張込コンベア２７始端部へ穀物
供給する昇降機、３４は排出コンベア２５から籾タンク
２９へ穀物移送する昇降機である。

第４図は制御ブロック図を示し、３５は穀物乾燥装置Ｂ
、Ｂ・・・、籾摺調製部Ｃ及び張込・排出コンベア等の
運転制御を行なう中央制御部で、各乾燥装置Ｂ、Ｂ・・
・、籾摺調製部Ｃへの運転操作信号を入力するほか、各
乾燥制御に必要な張込量設定スイッチ信号、仕上水分設
定スイッチ信号、刻々の水分計データ信号、あるいはシ
ングル／ダブル設定スイッチ５３の選択信号、その他各
部に配設する異常検出センサ信号等を入力しうる。

更に中央制御部への入力信号としては、放冷時間設定タ
イマ信号、籾種機能力設定信号、籾摺調製処理終了希望
時刻設定信号等が加わる。

一方、出力信号としては次のようなものがある。

即ち、乾燥に必要なバーナ系出力、昇降機１２や各部移
送螺旋駆動用の穀物循環系８力、水分・熱風温度等の表
示部出力１等のほか、前記切替弁１４用モータ及び底弁
２２開閉用のモータ（いずれも図示せず）の各正逆転出
力等である。

又、中央制御部３５は、通常の乾燥制御機能や運転制御
機能のほか、次の機能を備える。即ち、■現在時刻を読
み込む。■各貯留部１に張り込まれた穀物量や、現在水
分値と仕上水分値との差と、乾燥部の能力に応じて決定
される乾減率とから乾燥運転に必要な時間を算出する（
乾燥仕上時間算出手段）。■タイマ形態の放冷時間設定
スイッチ３６の情報（放冷時間設定手段）にて乾燥穀物
の放冷に必要な時間を読み込む。（４）籾枯機３０の能
力設定スイッチ３７からの情報と張込量とによって籾摺
に必要な時間を推定算出する（籾摺調製処理時間算出手
段）。■各貯留部１への張込穀物毎に■十■（籾摺調製
部運転開始時刻推定）又は■＋■＋■（籾摺調製部運転
終了時刻推定）の合計時間を算出する。■籾摺調製部運
転開始又は終！希望時刻の人力を時刻指定スイッチ３８
９日付指定スイッチ３９によって受け、■と■で決まる
籾摺調製部運転開始又は終！推定時刻と比較する。

■希望時刻が遅いときは［処理ｍ能Ｊ旨の表示を出力す
る。■希望時刻が早いときは、「処理不ｎｆ」行表示出
力する。■放冷時間設定スイッチ３６を短縮側に操作す
ることに伴う放冷時間の短縮補正の信号を受けて（補正
手段）、■〜■を繰り返し、「処理可能」表示を得て終
了する。

尚、第５図は操作部であり、各乾燥部４や放冷部５毎に
運転スイッチが設けられ、例えば、乾燥部４側における
張込・乾燥・放冷部排出・コンベア排出・停止の各設定
スイッチ４０，４１，４２゜４３．４４、及び放冷部５
側における張込・コンベア排出・停止の各設定スイッチ
４５．４６．４７等が設けられ、籾摺ｔＡ製部Ｃ側にあ
っては、籾タンク２９張込及び排出の各スイッチ４８，
４９゜籾摺機３０張込及び運転の各スイッチ５０．５１
゜計量機３１張込及び運転の各スイッチ５２．５３が配
設されており、かつ各機材毎に氏名・日付・品種・水分
値及び籾摺調製開始時刻及び終了時刻等を表示できる表
示部５４の構成としている。この表示部５４には、籾摺
調製希望時刻の表示及び放冷時間、更には希望時刻を推
定時刻との比較結果メツセージ、例えば前記「処理可能
」、あるいは［処理不可、放冷時間短縮セヨＪ等を表示
できる。

上側の作用について説明する。

圃場で収穫した穀物は適宜に張込コンベア２７始端側に
供給され、空の穀物乾燥装置を選択して貯留部１に張り
込まれるが、張込スイッチ４０のＯＮによって切替弁１
４は第１開ロ部イ側供給−１能となり、張込コンベア２
７による移送穀物は。

昇降機１２．第１開ロ部イ、連絡パイプ１６．中間の螺
旋移送樋１５．拡散盤１８を経て貯留部１内に張り込ま
れる。

穀物張込が完Ｙすると、乾燥スイッチ４１をＯＮして乾
燥行程に移行する。穀物は通気乾燥部３を流上しながら
熱風乾燥さ゛れる。乾燥後の穀物は昇降機１２で揚上さ
れたあと、貯留部１に戻されて調質される。

このような行程を繰返し、所定の水分値に達すると乾燥
終了するものであるが、排出の際は放冷部排出スイッチ
４２操作によって行なう。

切替弁１４は第２開口部供給側に切り替わり、放乾燥終
了穀物は放冷部５に移される。ここでは放冷時間設定ス
イッチ３６にて設定された時間だけ放冷され、ついで籾
摺調製部Ｃに移されて籾摺、計量袋詰めされるものであ
る。

ここで荷受穀物について具体的に説明すると。

例えば、現在時刻１０月１０日２０：００．荷受穀物ａ
の＠燥仕上予想時＋！ｆｌ　２０時間、放冷設定Ｕ、￥
間１５時間、穀物ｆｔ、２トン、籾摺能力１トン／時間
とし、排出時間等はこれらの時間に吸収できるものと推
定すると、籾摺調製処理開始希望時刻の設定が１０月１
２日８：００の場合について、計算上現在時刻から３５
時間後（１０月１２日７：００）に籾種調製開始しうる
から、この希望時刻どおりに運転開始できることとなフ
て（第６図イ）ｒＯＫＪ又は「処理可能」行表示するも
のである。この場合、希望時刻が籾摺調製処理路ｒ時刻
であるとき（１０月１２日９：００以後でｒＯＫＪ又は
「処理可能」表示）についても同様である。

又、籾種調製処理運転開始希望時刻が上記の例で、１０
月１２日６二〇〇の場合には、計算推定時刻である同ｌ
：Ｉ７：００よりも早いから、そのままの設定では希望
時刻に開始できないため「処理不ｆＩｆ」行表示され、
オペレータは放冷時間を１時間短縮して１４時間としく
第６図口）、この結果希望の時刻に籾摺開始できるもの
となる。尚、この例では放冷時間短縮によって対応でき
るものとしたが、放冷時間が極端に短くなることを嫌う
場合には希望時刻の変更によって対応するとよい。

上記の穀物乾燥及び放冷処理は複数の待受穀物について
並行して処理口ｆ能であるが、籾摺調製時刻は籾摺機等
が単一のため同時的処理はできない。

このため放冷時間の設定を変更して籾摺ＩｓＩ製処理を
行なうこととなる。

例えば、先の荷受穀物ａの籾摺調製開始希望時刻が１０
月１２１８：００にセットされていて、籾摺調製に計算
上２時間要する場合に、後の荷受穀物すの籾摺調製開始
希望時刻が同８９　：　００とされると、「処理率ａＢ
の行表示し、同様に放冷時間短縮の要求がなされ、又は
希望時刻そのものの変更を促される。

乾燥・放冷の途中異常が発生し、自動復帰した場合であ
って予定時刻通りに籾摺調製処理に入れないときは１表
示部５４に「途中異常　ロス時間Ｏ○時間」行表示し、
籾摺調製時刻の変更を促す。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は穀物乾
燥装置の正断面図、第２図は背向図、第３図は全体レイ
アウト図、第４図は制御ブロック図、第５図は操作部市
面図、第６図イ１口はタイムチャート図である。 図中、Ａはビット、Ｂ、、Ｂ２・は穀物乾燥装置、Ｃは
籾＃！：Ａ製部、１は貯留部、２は通気乾燥部、３は集
穀部、４は乾燥部、５は放冷部、１２は昇降機、１３は
投げ出し口、１４は切替弁、１５は螺旋移送樋、１６は
連絡パイプ、１７は螺旋移送樋、２５は排呂コンベア、
２７は張込コンベア、２９は籾タンク、３０は籾摺機、
３１は計社装置れ、３２は選別計量袋詰機、３５は中央
制御部、３６は放冷時間設定スイッチ、３７は（籾摺）
能力設定スイッチ、３８は時刻指定スイッチ、３９は日
付指定スイッチ、５４は表示部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）乾燥部４と放冷部５との一対からなる穀物乾燥装
   置Ｂ、Ｂ・・・を複数備え荷受単位毎に乾燥処理して乾
   燥部４からの乾燥穀物を所定時間放冷処理し、籾摺機３
   ０を有する籾摺調製部Ｃを単一備えてその後籾摺調製部
   Ｃに移して籾摺処理する穀物乾燥調製装置であって、乾
   燥部毎に張り込む穀物の乾燥仕上がり時間を推定する乾
   燥仕上時間推定手段と、上記放冷部における放冷時間を
   設定入力する放冷時間設定手段と、籾摺調製部Ｃに供給
   されるべき穀物の籾摺調製処理時間を推定する籾摺調製
   処理時間推定手段と、籾摺調製運転開始又は終了希望時
   刻を入力する希望時刻入力手段と、当該籾摺調製開始又
   は終了希望時刻と先の乾燥・放冷・籾摺調製時間算出に
   よる籾摺調製処理開始又は終了推定時刻との比較によっ
   て放冷時間を変更補正する補正手段を設けてなる穀物乾
   燥調製装置。