JPH0478867B2 - - Google Patents

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JPH0478867B2
JPH0478867B2 JP59087788A JP8778884A JPH0478867B2 JP H0478867 B2 JPH0478867 B2 JP H0478867B2 JP 59087788 A JP59087788 A JP 59087788A JP 8778884 A JP8778884 A JP 8778884A JP H0478867 B2 JPH0478867 B2 JP H0478867B2
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JP
Japan
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range
vehicle speed
gear ratio
lock
shift
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JP59087788A
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JPS60231062A (ja
Inventor
Shigeaki Yamamuro
Haruyoshi Hisamura
Yoshihisa Anho
Hiroyuki Hirano
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8778884A priority Critical patent/JPS60231062A/ja
Publication of JPS60231062A publication Critical patent/JPS60231062A/ja
Publication of JPH0478867B2 publication Critical patent/JPH0478867B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本発明は、無段変速機の制御装置に関するもの
である。
(ロ) 従来技術 従来の無段変速機の制御装置としては、本出願
人の出願に係る特開昭58−180863号に示されるも
のがある。これによると、D,L,N等の各シフ
トポジシヨンに応じて変速パターンを選択し、次
いで車速、スロツトル開度等の条件に応じて所望
の変速比指令信号を決定し、これに基づいて変速
モータ等の変速アクチユエータを制御するように
してある。Dレンジの変速パターンは、例えばエ
ンジンが常に最小燃料消費率状態において運転さ
れるようなものであり、またLレンジにおいては
Dレンジの場合よりも駆動力が大きくエンジンブ
レーキ効果も大きい変速パターンに設定される。
Nレンジにおいては変速比は常に無段変速機で得
られる最大変速比状態となるように制御される。
これは、NレンジからDレンジ等の走行レンジに
シフトして走行を開始する場合に、シフト後直ち
に最大変速比での発進を可能とするためである。
しかし、このような従来の無段変速機の制御装
置では、Nレンジにおいては常に最大変速比状態
となるように制御されるため、例えばDレンジで
走行している場合にNレンジへシフトし、次いで
再びDレンジに戻すと、Nレンジにシフトされて
いる間に変速比が最大状態となつており、Dレン
ジに再度戻した場合に急激にエンジンブレーキが
作用し、これに伴なう大きなシヨツクが発生する
ため、運転フイーリングが悪化し、場合によつて
は車両のスピンが発生したりエンジンがオーバラ
ンしたりする可能性がある。なお特開昭58−
170958号公報には、Nレンジにシフトされた場合
にその時点の変速比を保持させるようにしたもの
が示されている。これの場合には、上記のような
エンジンのオーバランといつた問題は発生しない
が、逆に次のような問題が発生する。すなわち、
走行中にNレンジにシフトされ、その時点の変速
比が保持されたままの状態で車両が停止すると、
例えば変速比がオーバドライブ状態のまま停止し
てしまうことになり、この状態からDレンジにシ
フトして発進しようとすると、オーバドライブ状
態で発進が行われ、この場合にはエンジンが停止
したり、円滑な発進が行われなかつたりすること
になる。
(ハ) 発明の目的 本発明は、走行中にDレンジ→Nレンジ→Dレ
ンジのようなシフト動作を行つた場合に、急激な
エンジンブレーキを作用させず最初のDレンジに
おける走行状態に円滑に復帰することができるよ
うにし、また走行中にDレンジからNレンジにシ
フトし、そのまま停止した場合であつても、次に
発進する際には発進用の大きい変速比で発進を可
能とすることを目的としている。
(ニ) 発明の構成 本発明は、一定車速以上でNレンジにシフトさ
れた場合には、Nレンジへのシフト直前の変速比
を維持するとともに車速が上記一定車速よりも小
さい場合には、発進時の変速比を指令するように
することによつて、上記課題を解決する。すなわ
ち、本発明による無段変速機の制御装置は、第1
2図に示すように、車速を検出する車速センサー
と、車速が一定値以上であるかどうかを判別する
車速判別手段(後述の実施例では、ルーチン50
0及びステツプ699によつて構成される)と、こ
れによつて判別される車速が一定値より小さい場
合のNレンジにおいては発進時の変速比に対応す
る所定の大きい変速比を変速比指令信号として出
力する低速Nレンジ変速制御手段(同、ステツプ
713以下)と、車速判別手段によつて判別される
車速が上記一定値以上であるNレンジにおいては
Nレンジへのシフト直前の変速比を変速比指令信
号として出力する高速Nレンジ変速制御手段
(同、ステツプ711からリターンするフロー)とを
有している。
(ホ) 実施例 以下、本発明の実施例を説明する。
本発明による変速制御装置を適用する無段変速
機は、第1及び第2図に示すように、流体伝動機
構、Vベルト式無段変速機構、前後進切換機構等
を有するものであり、またその変速を制御する変
速アクチユエータを含む油圧制御装置は第3図に
示すようなものである。この無段変速機及び油圧
制御装置は前述の特開昭58−180863号の第1〜3
図に示されるものと全く同様の構成であるので、
詳細な説明は省略する。なお、第1〜3図におけ
る参照符号を付した部材の名称は本明細書の末尾
にすべて記載してある。
変速アクチユエータであるステツプモータ110
の作動を制御する変速制御装置300を第4図に
示す。なお、この変速制御装置300はトルクコ
ンバータ12に内蔵されるロツクアツプクラツチ
10を作動させるロツクアツプソレノイド200
の作動も制御する。変速制御装置300には、第
4図に示すように、エンジン回転速度センサー3
01、車速センサー302、スロツトル開度セン
サー(又は吸気管負圧センサー)303、シフト
ポジシヨンスイツチ304、変速基準スイツチ2
40、エンジン冷却水温センサー306、及びブ
レーキセンサー307からの電気信号が入力され
る。エンジン回転速度センサー301はエンジン
のイグニツシヨン点火パルスからエンジン回転速
度を検出し、また車速センサー302は無段変速
機の出力軸の回転から車速を検出する。スロツト
ル開度センサー(又は吸気管負圧センサー)30
3はエンジンのスロツトル開度を電圧信号として
検出する(吸気管負圧センサーの場合は吸気管負
圧を電圧信号として検出する)。シフトポジシヨ
ンスイツチ304は、マニアルバルブ104が
P,R,N,D,Lのどの位置にあるかを検出す
る。変速基準スイツチ240は、変速操作機構1
12のスリーブ162が変速比の最も大きい位置
にきたときにオンとなるスイツチである。エンジ
ン冷却水温センサー306は、エンジン冷却水の
温度が一定値以下のときに信号を発生する。ブレ
ーキセンサー307は、車速のブレーキが使用さ
れているかどうかを検出する。エンジン回転速度
センサー301及び車速センサー302からの信
号はそれぞれ波形整形器308及び309を通し
て入力インターフエース311に送られ、またス
ロツトル開度センサー(又は吸気管負圧センサ
ー)303からの電圧信号はAD変換機310に
よつてデジタル信号に変換されて入力インターフ
エース311に送られる。変速制御装置300
は、入力インターフエース311、CPU(中央処
理装置)313、基準パルス発生器312、
ROM(リードオンリメモリ)314、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)315、及び出力インタ
ーフエース316を有しており、これらはアドレ
スバス319及びデータバス320によつて連絡
されている。基準パルス発生器312は、CPU
313を作動させる基準パルスを発生させる。
ROM314には、ステツプモータ110及びロ
ツクアツプソレノイド200を制御するためのプ
ログラム、及び制御に必要なデータを格納してあ
る。RAM315には、各センサー及びスイツチ
からの情報、制御に必要なパラメータ等を一時的
に格納する。変速制御装置300からの出力信号
は、それぞれ増幅器317及び318を介してス
テツプモータ110及びロツクアツプソレノイド
200に出力される。
次に、この変速制御装置300によつて行なわ
れるステツプモータ110及びロツクアツプソレ
ノイド200の具体的な制御の内容について説明
する。
制御は大きく分けて、ロツクアツプソレノイド
制御ルーチン500と、ステツプモータ制御ルー
チン700とから成つている。
まず、ロツクアツプソレノイド200の制御に
ついて説明する。ロツクアツプソレノイド制御ル
ーチン500を第5図に示す。このロツクアツプ
ソレノイド制御ルーチン500は一定時間毎に行
なわれる(すなわち、短時間内に以下のルーチン
が繰り返し実行される)。まず、スロツトル開度
センサー303からスロツトル開度THの読み込
みを行ない(ステツプ501)、車速センサー302
から車速Vの読み込みを行ない(同503)、次いで
シフトポジシヨンスイツチ304からシフトポジ
シヨンを読み込む(同505)。次いで、シフトポジ
シヨンがP,N,Rのいずれかの位置にあるかど
うかの判別を行ない(同507)、P,N,Rのいず
れかの位置にある場合にはロツクアツプソレノイ
ド200を非駆動(オフ)状態にし(同567)、そ
の信号をRAM315に格納して(同569)、1回
のルーチンを終了しリターンする。すなわち、
P,N及びRレンジにおいては、トルクコンバー
タ12は常に非ロツクアツプ状態とされる。ステ
ツプ507におけるシフトポジシヨンの判別の結果
がD及びLのいずれかの場合には、前回のルーチ
ンにおけるロツクアツプソレノイドの作動状態デ
ータ(駆動又は非駆動)をRAM315の該当番
地から読み出し(同509)、前回ルーチンにおいて
ロツクアツプソレノイド200が駆動(オン)さ
れていたかどうかを判別する(同511)。前回ルー
チンにおいてロツクアツプソレノイド200が非
駆動(オフ)とされていた場合には、ロツクアツ
プソレノイド200を駆動すべき車速(ロツクア
ツプオン車速VON)に関する制御データを検索す
る(同520)。このデータ検索ルーチン520の詳
細を6及び7図に示す。ロツクアツプオン車速
VONが、第6図に示すように、各スロツトル開度
に対応してROM314に格納されている。デー
タ検索ルーチン520では、まず、比較基準スロ
ツトル開度TH*を0(すなわち、アイドル状態)
と設定し(同521)、これに対応するROM314
のアドレスiを標数i1に設定する(同522)。次
に、実スロツトル開度THと比較基準スロツトル
開度TH*とを比較する(同523)。実スロツトル
開度THが比較基準スロツトル開度TH*よりも小
さい場合又は等しい場合には、実スロツトル開度
THに対応したロツクアツプオン車速データVON
が格納されているROM314のアドレスが標数
i1で与えられ、標数i1のアドレスのロツクアツプ
オン車速データVON1の値が読み出される(同
526)。逆に、実スロツトル開度THが比較基準ス
ロツトル開度TH*よりも大きい場合には、比較
基準スロツトルTH*に所定の増分△TH*を加算
し(同524)、標数iも所定の増分△iだけ加算す
る(同525)。その後、再びステツプ523に戻り、
実スロツトル開度THと比較基準スロツトル開度
TH*とを比較する。この一連の処理(同523,
524及び525)を何回か繰り返すことにより、実ス
ロツトル開度THに対応したロツクアツプオン車
速データVONが格納されているROM314のア
ドレスの標数iが得られる。こうしてアドレスi
に対応するロツクアツプオン車速データVONを読
み出して、リターンする。
次に、上記のようにして読み出されたロツクア
ツプオン車速VONと実車速Vとを比較し(同
561)、実車速Vの方がロツクアツプオン車速デー
タVONよりも大きい場合には、ロツクアツプソレ
ノイド200を駆動し(同563)、逆の場合にはロ
ツクアツプソレノイド200を非駆動にし(同
567)、その作動状態データ(駆動又は非駆動)を
RAM315に格納し(同569)、リターンされ
る。
ステツプ511において、前回のルーチンでロツ
クアツプソレノイド200が駆動されていた場合
には、ロツクアツプを解除すべき車速(ロツクア
ツプオフ車速)データVOFFを検索するルーチン
(同540)を行なう。このデータ検索ルーチン54
0は、ロツクアツプオン車速データVONを検索す
るデータ検索ルーチン520と基本的に同様であ
る(入力されているデータが下記のように異なる
だけである)ので説明を省略する。
なお、ロツクアツプオン車速データVONとロツ
クアツプオフ車速データVOFFとは、第8図に示す
ような関係としてある。すなわち、VON>VOFF
してヒステリシスを与えてある。これによつてロ
ツクアツプソレノイド200のハンチングの発生
を防止してある。
次いで、上記のようにしてステツプ540におい
て検索されたロツクアツプオフ車速データVOFF
実車速Vとを比較して(同565)、実車速Vが大き
い場合には、ロツクアツプソレノイド200を駆
動し(同563)、逆の場合には、ロツクアツプソレ
ノイド200を非駆動状態にし(同567)、その作
動状態データをRAM315に格納して処理を終
りリターンする。
結局、D及びLレンジにおいては、ロツクアツ
プオン車速VON以上の車速においてトルクコンバ
ータ12はロツクアツプ状態とされ、ロツクアツ
プオフ車速VOFF以下の車速において非ロツクアツ
プ状態とされることになる。
次に、ステツプモータ110の制御ルーチン7
00について説明する。ステツプモータ制御ルー
チン700を第9図に示す。このステツプモータ
制御ルーチン700は一定時間毎に行なわれる
(すなわち、短時間内に以下のルーチンが繰り返
し実行される)。まず、上述のロツクアツプソレ
ノイド制御ルーチン500のステツプ569におい
て格納されたロツクアツプソレノイド作動状態デ
ータが取り出され(同698)、その状態が判定され
(同699)、ロツクアツプソレノイド200が駆動
されている場合にはステツプ701以下のルーチン
が開始され、逆にロツクアツプソレノイド200
が非駆動の場合には後述のステツプ713以下のス
テツプが開始される(この場合、後述のように変
速比が最も大きくなるように制御が行なわれる。
すなわち、非ロツクアツプ状態では常に最大変速
比となるように制御される)。
ロツクアツプソレノイド200が駆動されてい
る場合、まずスロツトル開度センサ303からス
ロツトル開度を読み込み(同701)、車速センサー
302から車速Vを読み込み(同703)、シフトポ
ジシヨンスイツチ304からシフトポジシヨンを
読み込む(同705)。次いで、シフトポジシヨンが
D位置にあるかどうかを判断し(同707)、D位置
にある場合には、Dレンジ変速パターンの検索ル
ーチン(同720)を実行する。
Dレンジ変速パターン検索ルーチン720は第
10図に示すように実行される。また、Dレンジ
変速パターン用のステツプモータパルス数データ
NDは第11図に示すようにROM314に格納さ
れている。すなわち、ROM314の横方向には
車速が、また縦方向にはスロツトル開度が、それ
ぞれ配置されている(右方向にいくに従つて車速
が高くなり、下方向にいくに従つてスロツトル開
度が大きくなるようにしてある)。Dレンジ変速
パターン検索ルーチン720では、まず、比較基
準スロツトル開度TH′を0(すなわち、アイドル
状態)とし(同721)、スロツトル開度が0になつ
ている場合のパルス数データが格納されている
ROM314のアドレスj1が標数Jに設定する
(同722)。次いで、実際のスロツトル開度THと
比較基準スロツトル開度TH′とを比較して(同
723)、実スロツトル開度THの方が大きい場合に
は、比較基準スロツトル開度TH′に所定の増分△
TH′を加算し(同724)、標数jにも所定の増分△
jを加算する(同725)。この後、再び実スロツト
ル開度THと比較基準スロツトル開度TH′とを比
較し(同723)、実スロツトル開度THの方が大き
い場合には前述のステツプ724及び725を行なつた
後、再度ステツプ723を実行する。このような一
連の処理(ステツプ723,724及び725)を行なつ
て、実スロツトル開度THが比較基準スロツトル
開度TH′よりも小さくなつた時点において実際の
スロツトル開度THに照応する標数jが得られ
る。次いで、車速Vについても上記と同様の処理
(ステツプ726,727,728,729及び730)を行な
う。これによつて、実際の車速Vに対応した標数
kが得られる。次に、こうして得られた標数j及
びkを加算し(同731)、実際のスロツトル開度
TH及び車速Vに対応するアドレスを得て、第1
1図に示すROM314の該当アドレスからステ
ツプモータのパルス数データNDを読み取る(同
732)。こうして読み取られたパルス数NDは、現
在のスロツトル開度TH及び車速Vにおいて設定
すべき目標のパルス数を示している。このパルス
数NDを読み取つて、Dレンジ変速パターン検索
ルーチン720を終了しリターンする。
第9図に示すステツプ707において、Dレンジ
でない場合には、Lレンジにあるかどうかを判断
し(同709)、Lレンジにある場合には、Lレンジ
変速パターン検索ルーチンを検索する(同740)。
Lレンジ変速パターン検索ルーチン740は、Dレ
ンジ変速パターン検索ルーチン720と基本的に同
様の構成であり、ROM314に格納されている
ステツプモータのパルス数データNLがDレンジ
の場合のパルス数データNDと異なるだけである
(パルス数データNDとNLとの相違については後
述する)。従つて、詳細については説明を省略す
る。
ステツプ709においてLレンジでない場合には、
Rレンジにあるかどうかを判断し(同711)、Rレ
ンジにある場合にはRレンジ変速パターンの検索
ルーチン760を実行する。このRレンジ変速パ
ターン検索ルーチン760もDレンジ変速パター
ン検索ルーチン720と同様であり、パルス数デー
タNRが異なるだけあるので、詳細については説
明を省略する。
以上のように、ステツプ720,740又は760にお
いて、シフトポジシヨンに応じて、それぞれ目標
のステツプモータパルス数データND,NL又はNR
を検索し終ると、変速基準スイツチ240の信号
を読み込み(同778)、変速基準スイツチ240が
オン状態であるかオフ状態であるかを判断する
(同779)。変速基準スイツチ240がオフ状態で
ある場合には、RAM315に格納されている現
在のステツプモータのパルス数NAを読み出す
(同781)。このパルス数NAは、ステツプモータ1
10を駆動するための信号として変速制御装置3
00により発生されたパルス数であり、電気的雑
音等がない場合にはこのパルス数NAとステツプ
モータ110の実際の回転位置とは常に1対1に
対応している。ステツプ779において変速基準ス
イツチ240がオン状態にある場合には、ステツ
プモータ110の現在のパルス数NAを0に設定
する(同780)。変速基準スイツチ240は、変速
操作機構112のスリーブ162が最大変速比位
置にあるときにオン状態になるように設定されて
いる。すなわち、変速基準スイツチ240がオン
のときには、ステツプモータ110の実際の回転
位置が最大変速比位置にあることになる。従つ
て、変速基準スイツチ240がオンのときにパル
ス数NAを0にすることにより、ステツプモータ
110が最大変速比位置にあるときにはこれに対
応してパルス数NAは必ず0になることになる。
このように最大変速比位置においてパルス数NA
を0に修正することにより、電気的雑音等のため
にステツプモータ110の実際の回転位置とパル
ス数NAとに相違を生じた場合にこれらを互いに
一致させることができる。従つて、電気的雑音が
累積してステツプモータ110の実際の回転位置
とパルス数NAとが対応しなくなるという不具合
は生じない。次いで、ステツプ783において、検
索した目標パルス数ND,NL又はNRと、実パルス
数NAとの大小を比較する。
実パルス数NAと目標パルスND,NL又はNR
が等しい場合には、目標パルス数ND,NL又はNR
(=パルス数NA)が0であるかどうかを判断する
(同785)。目標パルス数ND,NL又はNRが0でな
い場合、すなわち最も変速比が大きい状態にはな
い場合、前回ルーチンと同様のステツプモータ駆
動信号を出力し(同811)、リターンする。目標パ
ルス数ND,NL又はNRが0である場合には変速基
準スイツチ240のデータを読み込み(同713)、
そのオン・オフに応じて処理を行なう(同715)。
変速基準スイツチ240がオンの場合には、実パ
ルス数NAを0にし(同717)、また後述するステ
ツプモータ用タイマ値Tを0にし(同718)、パル
ス数0に対応する前回ルーチンと同様のステツプ
モータ駆動信号を出力する(同811)。ステツプ
715において変速基準スイツチ240がオフの場
合には、後述するステツプ801以下のステツプが
実行される。
次に、ステツプ783において実パルス数NAが目
標パルス数ND,NL又はNRよりも小さい場合に
は、ステツプモータ110を、パルス数大の方向
へ駆動する必要がある。まず、前回ルーチンにお
けるタイマ値Tが負又は0になつているかどうか
を判断し(同787)、タイマ値Tが正の場合には、
タイマ値Tから所定の減算値△Tを減算してこれ
を新たなタイマ値Tとして設定し(同789)、前回
ルーチンと同様のステツプモータ駆動信号を出力
して(同811)リターンする。このステツプ789は
タイマ値Tが0又は負になるまで繰り返し実行さ
れる。タイマ値Tが0又は負になつた場合、すな
わち一定時間が経過した場合、後述のようにステ
ツプモータ110の駆動信号をアツプシフト方向
へ1段階移動し、(同791)、タイマ値Tを所定の
正の値T1に設定し(同793)、現在のステツプモ
ータのパルス数NAを1だけ加算したものとし
(同795)、アツプシフト方向に1段階移動された
ステツプモータ駆動信号を出力して(同811)リ
ターンする。これによつてステツプモータ110
はアツプシフト方向に1単位だけ回転される。
ステツプ783において現在のステツプモータパ
ルス数NAが目標パルス数ND,NL又はNRよりも
大きい場合には、タイマ値Tが0又は負であるか
どうかを判断し(同801)、タイマ値Tが正の場合
には所定の減算値△Tを減じてタイマ値Tとし
(同803)、前回ルーチンと同様のステツプモータ
駆動信号を出力し(同811)、リターンする。これ
を繰り返すことにより、タイマ値Tから減算値△
Tが繰り返し減じられるので、ある時間を経過す
るとタイマ値Tが0又は負になる。タイマ値Tが
0又は負になつた場合、ステツプモータ駆動信号
をダウンシフト方向へ1段階移動させる(同
805)。また、タイマ値Tには所定の正の値T1
設定し(同807)、現在のステツプモータパルス数
NAを1だけ減じて(同809)、ダウンシフト方向
へ1段階移動されたステツプモータ駆動信号を出
力し(同811)、リターンする。これによつてステ
ツプモータ110はダウンシフト方向へ1単位だ
け回転される。
前述のステツプ711(第9図)においてRレンジ
でない場合、すなわちP又はNレンジである場合
には、直ちにリターンされる。従つて、この場合
には、ステツプモータ110は駆動されずそのま
まの状態を保持する。すなわち、このルーチンに
進んだ場合には、変速比はこのルーチンに進む直
前の状態のままに保持される。
結局上記のような制御によつて車速がロツクア
ツプオン車速VON以上の場合(ステツプ699から
ステツプ701に進んだ場合)には、D,L及びR
レンジにおいてはそれぞれ各レンジに応じた変速
比パターンが検索される(ステツプ720,740及び
760)が、P又はNレンジの場合にはそのままリ
ターンされる。すなわち、P又はNレンジにおい
ては、P又はNレンジとなる前のルーチンにおけ
る変速パターンに基づいて検索された変速比がそ
のまま保持される。例えばDレンジでロツクアツ
プオン車速VON以上で走行中にNレンジにシフト
すると、前進用多板クラツチ48が解除されるた
め無段変速機は中立状態となるが、Vベルト式無
段変速機自体はそれまでの変速比の状態のまま保
持されており、次いで再びDレンジにシフトする
と、最初のDレンジにおける走行状態とほぼ同じ
状態に復帰するため、大きなシフトシヨツク、急
激なエンジンブレーキの作用等は発生しない。な
お、車速がロツクアツプオン車速VON以下の場合
には、ステツプ699からステツプ713に進み、P及
びNレンジにおいても変速比は最大状態に設定さ
れるため、例えばNレンジからDレンジにシフト
して直ちに発進をする場合には、直ちに最大変速
比で発進が行なわれ、上記のような制御にしたこ
とによる不具合は発生しない。
(ヘ) 発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、一
定車速以上のNレンジでは、Nレンジにシフトす
る直前の変速比を指令するようにし、また上記一
定車速より小さい車速ではNレンジにおいて発進
時の変速比に対応する所定の大きい変速比を指令
するようにしたので、走行中に一度Nレンジにシ
フトしNレンジから再び走行レンジにシフトした
とき、変速比が大幅に変化することがなく、大き
いシヨツク、急激なエンジンブレーキの作用など
の発生が防止される。また、Nレンジにセレクト
したまま車両が停止すると、車速が一定車速より
も小さくなつた時点で変速比が大きい状態となる
ので、発進時における変速の遅れによる発進不良
なども発生することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はVベルト式無段変速機の部分断面正面
図、第2図は第1図に示すVベルト式無段変速機
の各軸の位置を示す図、第3図は油圧制御装置全
体を示す図、第4図は変速制御装置を示す図、第
5図はロツクアツプソレノイド制御ルーチンを示
す図、第6図はロツクアツプオン車速データの格
納配置を示す図、第7図はロツクアツプオン車速
検索ルーチンを示す図、第8図はロツクアツプ制
御パターンを示す図、第9図はステツプモータ制
御ルーチンを示す図、第10図はDレンジ変速パ
ターン検索ルーチンを示す図、第11図はパルス
数データの格納配置を示す図、第12図は本発明
の構成要素間の関係を示す図である。 2……エンジン出力軸、4……ポンプインペラ
ー、4a……部材、6……タービンランナ、8…
…ステータ、10……ロツクアツプクラツチ、1
2……トルクコンバータ、14……ロツクアツプ
クラツチ油室、16……軸受、20……ケース、
22……駆動軸、24……駆動プーリ、26……
固定円すい板、28……駆動プーリシリンダ室、
30……可動円すい板、32……Vベルト、34
……従動プーリ、36……軸受、38……軸受、
40……従動軸、42……固定円すい板、44…
…従動プーリシリンダ室、46……可動円すい
板、48……前進用多板クラツチ、48a……シ
リンダ室、50……前進用駆動ギア、52……リ
ングギア、54……後退用駆動ギア、56……ア
イドラギア、58……後退用多板クラツチ、58
a……シリンダ室、60……アイドラ軸、62…
…アイドラギア、64……ピニオンギア、67…
…差動装置、68……サイドギア、70……サイ
ドギア、72……出力軸、74……出力軸、76
……軸受、78……軸受、80……オイルポン
プ、82……オイルポンプ駆動軸、102……ラ
イン圧調圧弁、104……マニアル弁、106…
…変速制御弁、108……ロツクアツプ弁、11
0……変速モータ(ステツプモータ)、112…
…変速操作機構、114……タンク、116……
油路、118……弁穴、118a〜118h……
ポート、120……弁穴、120a〜120e…
…ポート、122……弁穴、120a〜122e
……ポート、124……スプール、124a,1
24b……ランド、126……油路、128……
油路、130……油路、132……スプール、1
32a〜132d……ランド、133……スプリ
ング、134……スプリングシート、135……
ピン、136……ケース、137……膜、137
a……金具、137b……スプリングシート、1
38……ポート、139a,139b……室、1
40……スプリング、141……ロツド、142
……ポート、143……負圧ダイヤフラム、14
4……油路、145……オリフイス、146……
トルクコンバータ・インレツトポート、147…
…油路、148……油路、149……オリフイ
ス、150……弁穴、150a〜150d……ポ
ート、152……スプール、152a〜152e
……ランド、154……油路、156……油路、
160……レバー、162……スリーブ、164
……ギア、166……ギア、168……軸、17
0……スプール、170a〜b……ランド、17
2……スプリング、174……オリフイス、17
6……オリフイス、178……オリフイス、18
0……トルクコンバータ・アウトレツトポート、
182……油路、184……ボール、186……
スプリング、188……レリーフ弁、190……
油路、192……レリーフ弁、200……ロツク
アツプソレノイド、201……オリフイス、20
3……オリフイス、207……分岐油路、240
……変速基準スイツチ、300……変速制御装
置、301……エンジン回転速度センサー、30
2……車速センサー、303……スロツトル開度
センサー(吸気管負圧センサー)、304……シ
フトポジシヨンスイツチ、306……エンジン冷
却水温センサー、307……ブレーキセンサー、
308,309……波形整形器、310……AD
変換器、311……入力インターフエース、31
2……基準パルス発生器、313……CPU(中央
処理装置)、314……ROM(リードオンリメモ
リ)、315……RAM(ランダムアクセスメモ
リ)、316……出力インターフエース、317,
318……増幅器、319……アドレスバス、3
20……データバス、500……ロツクアツプソ
レノイド制御ルーチン、520……ロツクアツプ
オン車速データ検索ルーチン、540……ロツク
アツプオフ車速データ検索ルーチン、700……
変速モータ制御ルーチン、720……Dレンジ変
速パターン検索ルーチン、740……Lレンジ変
速パターン検索ルーチン、760……Rレンジ変
速パターン検索ルーチン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シフトポジシヨン、車速、及びその他の運転
    条件に基づいて、変速比制御用の変速アクチユエ
    ータへの変速比指令信号を決定する無段変速機の
    制御装置において、 車速を検出する車速センサーと、車速が一定値
    以上であるかどうかを判別する車速判別手段と、
    これによつて判別される車速が一定値より小さい
    場合のNレンジにおいては発進時の変速比に対応
    する所定の大きい変速比を変速比指令信号として
    出力する低速Nレンジ変速制御手段と、車速判別
    手段によつて判別される車速が上記一定値以上で
    あるNレンジにおいてはNレンジへのシフト直前
    の変速比を変速比指令信号として出力する高速N
    レンジ変速制御手段とを有することを特徴とする
    無段変速機の制御装置。
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