JPH0478781B2 - - Google Patents
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- JPH0478781B2 JPH0478781B2 JP62328919A JP32891987A JPH0478781B2 JP H0478781 B2 JPH0478781 B2 JP H0478781B2 JP 62328919 A JP62328919 A JP 62328919A JP 32891987 A JP32891987 A JP 32891987A JP H0478781 B2 JPH0478781 B2 JP H0478781B2
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- concrete
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- stirring blades
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Links
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Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野
本発明は、急結剤の添加量を調整しつつコンク
リート・モルタル(ここで言う、「コンクリー
ト・モルタル」とは、「コンクリート」又は「モ
ルタル」の意。以下同様。)を打設することの出
来るコンクリート・モルタル打設装置に関する。
リート・モルタル(ここで言う、「コンクリー
ト・モルタル」とは、「コンクリート」又は「モ
ルタル」の意。以下同様。)を打設することの出
来るコンクリート・モルタル打設装置に関する。
(b) 従来の技術
従来、コンクリート・モルタルに添加する急結
剤はいずれもが、コンクリートプラントで添加す
るか、アジテータトラツク内のコンクリート・モ
ルタルに対して添加するか、いずれかの方法が用
いられていた。
剤はいずれもが、コンクリートプラントで添加す
るか、アジテータトラツク内のコンクリート・モ
ルタルに対して添加するか、いずれかの方法が用
いられていた。
(c) 発明が解決しようとする問題点
しかし、こうした場合、打設現場の状況に合わ
せて、臨機応変に急結剤の添加量を調整すること
が困難であるばかりか、短時間にコンクリート・
モルタルを凝固させる急結剤の使用も、打設以前
のアジテータトラツクやコンクリート・モルタル
圧送管内等のコンクリート・モルタルの搬送中に
凝固してしまう危険性が有り、不可能であつた。
せて、臨機応変に急結剤の添加量を調整すること
が困難であるばかりか、短時間にコンクリート・
モルタルを凝固させる急結剤の使用も、打設以前
のアジテータトラツクやコンクリート・モルタル
圧送管内等のコンクリート・モルタルの搬送中に
凝固してしまう危険性が有り、不可能であつた。
また、コンクリート・モルタルに対して急結剤
を供給する方法としては、ノズルの筒先で、圧縮
空気中に添加された急結剤を圧縮空気と共にコン
クリート搬送路中を搬送されて来るコンクリー
ト・モルタルに対して供給し、当該圧縮空気の圧
力を利用して急結剤をコンクリート・モルタルに
対して混合すると共に、吹き付け面に対してコン
クリートを吹き付ける技術が知られている。
を供給する方法としては、ノズルの筒先で、圧縮
空気中に添加された急結剤を圧縮空気と共にコン
クリート搬送路中を搬送されて来るコンクリー
ト・モルタルに対して供給し、当該圧縮空気の圧
力を利用して急結剤をコンクリート・モルタルに
対して混合すると共に、吹き付け面に対してコン
クリートを吹き付ける技術が知られている。
こうした方法では、圧縮空気により浮遊化され
たコンクリート・モルタルがノズルから吐出され
ることにより、打設に際して大量の粉塵が発生し
打設現場の作業環境は極度に悪化する不都合が生
じる。また、急結剤とコンクリート・モルタルの
撹拌を圧縮空気を媒体として行なうことから、急
結剤の供給系統の他に圧縮空気の供給系統が必要
となり、コンクリート・モルタル打設装置の構造
自体が複雑大型化することは避けられない。しか
も、圧縮空気に急結剤を添加する方法では、急結
剤が圧縮空気に対して均等に混合されるか否かの
保証は無く、更に、急結剤を含む圧縮空気がコン
クリート・モルタルに対して均等に混合されるか
否かについての保証も無いことから、均一に急結
剤をコンクリート・モルタルに対して供給するこ
とは困難が伴うなど問題が多いものである。
たコンクリート・モルタルがノズルから吐出され
ることにより、打設に際して大量の粉塵が発生し
打設現場の作業環境は極度に悪化する不都合が生
じる。また、急結剤とコンクリート・モルタルの
撹拌を圧縮空気を媒体として行なうことから、急
結剤の供給系統の他に圧縮空気の供給系統が必要
となり、コンクリート・モルタル打設装置の構造
自体が複雑大型化することは避けられない。しか
も、圧縮空気に急結剤を添加する方法では、急結
剤が圧縮空気に対して均等に混合されるか否かの
保証は無く、更に、急結剤を含む圧縮空気がコン
クリート・モルタルに対して均等に混合されるか
否かについての保証も無いことから、均一に急結
剤をコンクリート・モルタルに対して供給するこ
とは困難が伴うなど問題が多いものである。
本発明は、上記した事情に鑑み、急結剤の混合
に際して圧縮空気を用いること無く、従つて、打
設に際して粉塵の発生が無く、しかも構造が簡単
で、コンクリート・モルタルと急結剤が均一で良
好な状態で混合することが出来るばかりか、打設
現場で、コンクリート・モルタルに対する急結剤
の添加量を任意に調整することが出来、しかも搬
送中におけるコンクリート・モルタルの凝固が生
じることの無い、コンクリート・モルタル打設装
置を提供することを目的とするものである。
に際して圧縮空気を用いること無く、従つて、打
設に際して粉塵の発生が無く、しかも構造が簡単
で、コンクリート・モルタルと急結剤が均一で良
好な状態で混合することが出来るばかりか、打設
現場で、コンクリート・モルタルに対する急結剤
の添加量を任意に調整することが出来、しかも搬
送中におけるコンクリート・モルタルの凝固が生
じることの無い、コンクリート・モルタル打設装
置を提供することを目的とするものである。
(d) 問題点を解決するための手段
即ち、本発明は、機体23を有し、該機体にブ
ーム23cを設け、該ブームの先端にコンクリー
ト打設ノズル1を設け、該打設ノズルは、先端に
吐出口3aが形成され、コンクリート・モルタル
の圧送手段と前記吐出口を接続するコンクリー
ト・モルタルが搬送されるコンクリート搬送路が
形成されたコンクリート供給管2,3を有し、前
記吐出口部分の前記コンクリート搬送路中に、複
数の撹拌翼5a,5gを前記コンクリート搬送路
中を搬送されて来るコンクリート・モルタル6を
前記撹拌翼により撹拌自在なるように、回転軸5
を介して回転駆動自在に、かつコンクリート・モ
ルタルの供給方向に多重に設け、前記撹拌翼及び
回転軸に急結剤供給路5c,5dを互いに連通す
る形で形成すると共に、前記撹拌翼に急結剤添加
穴を前記急結剤供給路と前記コンクリート搬送路
を連通させる形で貫通穿設し、前記急結剤供給路
に急結剤の添加量調整手段30を介して急結剤の
貯蔵手段23bを接続して構成される。
ーム23cを設け、該ブームの先端にコンクリー
ト打設ノズル1を設け、該打設ノズルは、先端に
吐出口3aが形成され、コンクリート・モルタル
の圧送手段と前記吐出口を接続するコンクリー
ト・モルタルが搬送されるコンクリート搬送路が
形成されたコンクリート供給管2,3を有し、前
記吐出口部分の前記コンクリート搬送路中に、複
数の撹拌翼5a,5gを前記コンクリート搬送路
中を搬送されて来るコンクリート・モルタル6を
前記撹拌翼により撹拌自在なるように、回転軸5
を介して回転駆動自在に、かつコンクリート・モ
ルタルの供給方向に多重に設け、前記撹拌翼及び
回転軸に急結剤供給路5c,5dを互いに連通す
る形で形成すると共に、前記撹拌翼に急結剤添加
穴を前記急結剤供給路と前記コンクリート搬送路
を連通させる形で貫通穿設し、前記急結剤供給路
に急結剤の添加量調整手段30を介して急結剤の
貯蔵手段23bを接続して構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応す
る要素を示す、便宜的なものであり、従つて、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の「(e) 作用」の欄についても同様であ
る。
る要素を示す、便宜的なものであり、従つて、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の「(e) 作用」の欄についても同様であ
る。
(e) 作用
上記した構成により、本発明は、コンクリート
供給管2,3のコンクリート搬送路中を搬送され
て来るコンクリート・モルタル6は、搬送路中に
設けられた撹拌翼の急結剤添加穴から、添加量調
整手段30により添加量を調整された急結剤7が
直接添加されると同時に、多重に設けられた該撹
拌翼5a,5gにより機械的に撹拌され、直ちに
打設されるように作用する。
供給管2,3のコンクリート搬送路中を搬送され
て来るコンクリート・モルタル6は、搬送路中に
設けられた撹拌翼の急結剤添加穴から、添加量調
整手段30により添加量を調整された急結剤7が
直接添加されると同時に、多重に設けられた該撹
拌翼5a,5gにより機械的に撹拌され、直ちに
打設されるように作用する。
(f) 実施例
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図は本発明によるコンクリート・モルタル
打設装置の一実施例を示す図、 第2図はコンクリート打設ノズルの一例を示す
正面図、 第3図は第2図に示すコンクリート打設ノズル
の吐出口部分の矢視図、 第4図は打設されるコンクリート・モルタルの
配合例を示す図、 第5図は急結剤の添加されたコンクリート・モ
ルタルの圧縮強度試験の結果を示す図、 第6図は本発明によるコンクリート・モルタル
打設装置の別の実施例を示す図である。
打設装置の一実施例を示す図、 第2図はコンクリート打設ノズルの一例を示す
正面図、 第3図は第2図に示すコンクリート打設ノズル
の吐出口部分の矢視図、 第4図は打設されるコンクリート・モルタルの
配合例を示す図、 第5図は急結剤の添加されたコンクリート・モ
ルタルの圧縮強度試験の結果を示す図、 第6図は本発明によるコンクリート・モルタル
打設装置の別の実施例を示す図である。
コンクリート・モルタル打設装置22は、第1
図に示すように、クローラ23aにより走行自在
に支持される機体23を有しており、機体23上
には急結剤の水溶液が満たされた急結剤タンク2
3bが設けられている。機体23には運転席23
dが設けられており、更に機体23には屈曲ブー
ム23cが伸縮及び屈曲自在に設けられている。
屈曲ブーム23cの先端には、コンクリート打設
ノズル1が設けられており、コンクリート打設ノ
ズル1は、第2図に示すように、屈曲ブーム23
cの先端に装着されたコンクリート搬送管2を有
している。コンクリート搬送管2には、第1図に
示すように、コンクリート供給ホース26の一端
が接続しており、コンクリート供給ホース26の
他端はコンクリート圧送ポンプ27に接続され、
後述するカバ3、コンクリート搬送管2及びコン
クリート供給ホース26によりコンクリート・モ
ルタルが搬送されるコンクリート搬送路がカバ3
の吐出口3aとコンクリート圧送ポンプ27を接
続する形で形成されている。コンクリート圧送ポ
ンプ27にはアジテータトラツク29が接続して
おり、アジテータトラツク29はコンクリート圧
送ポンプ27に対して、急結剤の添加されていな
いコンクリート・モルタルを供給することが出来
る。
図に示すように、クローラ23aにより走行自在
に支持される機体23を有しており、機体23上
には急結剤の水溶液が満たされた急結剤タンク2
3bが設けられている。機体23には運転席23
dが設けられており、更に機体23には屈曲ブー
ム23cが伸縮及び屈曲自在に設けられている。
屈曲ブーム23cの先端には、コンクリート打設
ノズル1が設けられており、コンクリート打設ノ
ズル1は、第2図に示すように、屈曲ブーム23
cの先端に装着されたコンクリート搬送管2を有
している。コンクリート搬送管2には、第1図に
示すように、コンクリート供給ホース26の一端
が接続しており、コンクリート供給ホース26の
他端はコンクリート圧送ポンプ27に接続され、
後述するカバ3、コンクリート搬送管2及びコン
クリート供給ホース26によりコンクリート・モ
ルタルが搬送されるコンクリート搬送路がカバ3
の吐出口3aとコンクリート圧送ポンプ27を接
続する形で形成されている。コンクリート圧送ポ
ンプ27にはアジテータトラツク29が接続して
おり、アジテータトラツク29はコンクリート圧
送ポンプ27に対して、急結剤の添加されていな
いコンクリート・モルタルを供給することが出来
る。
一方、コンクリート搬送管2の先端部2aは、
第2図に示すように、やや図中上方に屈曲した形
に形成されており、該先端部2aにはゴム等の可
撓性を有する材料から円筒状に形成されたカバ3
が、該先端部2aの外周を被覆する形で接続して
いる。カバ3は、図中左方に伸延し、その先端部
は断面が円形の吐出口3aとなつている。また、
コンクリート搬送管2には中空の回転軸5が、該
コンクリート搬送管2の管壁2bを貫通する形で
回転駆動自在に設けられており、コンクリート搬
送路中の、回転軸5の先端のカバ3に対応する位
置には、2個の撹拌翼5a,5gが、コンクリー
ト・モルタルの供給方向である矢印A,B方向に
2重になる形で設けられている。各撹拌翼5a,
5gは、第2図に示すように、4枚の90°ピツチ
で形成された羽根5bを有しており、第2図右方
の撹拌翼5aの各羽根5bと回転軸5には、第2
図に示すように、急結剤が供給される急結剤供給
路5c,5dが互いに連通する形で形成されてい
る。なお、撹拌翼5aの各羽根5bの表面5eに
は、急結剤供給路5dと外部、即ちコンクリート
搬送路をを連通する形で急結剤添加穴(図示せ
ず)が多数穿設されている。
第2図に示すように、やや図中上方に屈曲した形
に形成されており、該先端部2aにはゴム等の可
撓性を有する材料から円筒状に形成されたカバ3
が、該先端部2aの外周を被覆する形で接続して
いる。カバ3は、図中左方に伸延し、その先端部
は断面が円形の吐出口3aとなつている。また、
コンクリート搬送管2には中空の回転軸5が、該
コンクリート搬送管2の管壁2bを貫通する形で
回転駆動自在に設けられており、コンクリート搬
送路中の、回転軸5の先端のカバ3に対応する位
置には、2個の撹拌翼5a,5gが、コンクリー
ト・モルタルの供給方向である矢印A,B方向に
2重になる形で設けられている。各撹拌翼5a,
5gは、第2図に示すように、4枚の90°ピツチ
で形成された羽根5bを有しており、第2図右方
の撹拌翼5aの各羽根5bと回転軸5には、第2
図に示すように、急結剤が供給される急結剤供給
路5c,5dが互いに連通する形で形成されてい
る。なお、撹拌翼5aの各羽根5bの表面5eに
は、急結剤供給路5dと外部、即ちコンクリート
搬送路をを連通する形で急結剤添加穴(図示せ
ず)が多数穿設されている。
一方、回転軸5の、第2図右方には、スイベル
ジヨイント9を介して屈曲ブーム23cに装着さ
れた駆動モータ10が回転駆動自在に設けられて
おり、スイベルジヨイント9には急結剤供給管1
1が、回転軸5内に形成された急結剤供給路5c
に対して急結剤7を供給し得る形で設けられてい
る。急結剤供給管11の途中には、急結剤7の添
加量を調整する添加量調整弁30が設けられてお
り、添加量調整弁30は運転席23dから遠隔操
作することが出来る。なお、急結剤供給管11
は、第1図に示す、機体23上の急結剤タンク2
3bに適宜な圧送ポンプ等を介して接続されてい
る。
ジヨイント9を介して屈曲ブーム23cに装着さ
れた駆動モータ10が回転駆動自在に設けられて
おり、スイベルジヨイント9には急結剤供給管1
1が、回転軸5内に形成された急結剤供給路5c
に対して急結剤7を供給し得る形で設けられてい
る。急結剤供給管11の途中には、急結剤7の添
加量を調整する添加量調整弁30が設けられてお
り、添加量調整弁30は運転席23dから遠隔操
作することが出来る。なお、急結剤供給管11
は、第1図に示す、機体23上の急結剤タンク2
3bに適宜な圧送ポンプ等を介して接続されてい
る。
コンクリート・モルタル打設装置22は、以上
のような構成を有するので、コンクリート・モル
タル打設装置22を用いて、適宜な場所にコンク
リート・モルタルを打設する場合には、第1図に
示すように、クローラ23aを介して機体23
を、所定の打設場所まで移動させ、屈曲ブーム2
3cを操作して先端のコンクリート打設ノズル1
を、コンクリート・モルタルを打設すべき部位に
対向させる。次に、この状態で、アジテータトラ
ツク29から、コンクリート圧送ポンプ27に対
して、例えば第4図に示すような通常の配合のコ
ンクリート・モルタル6を、急結剤を除外した形
で供給する。コンクリート圧送ポンプ27は、供
給されたコンクリート・モルタル6をコンクリー
ト供給ホース26を介してコンクリート打設ノズ
ル1側に圧送し、該圧送されたコンクリート・モ
ルタルはコンクリート打設ノズル1のコンクリー
ト搬送管2に供給される。
のような構成を有するので、コンクリート・モル
タル打設装置22を用いて、適宜な場所にコンク
リート・モルタルを打設する場合には、第1図に
示すように、クローラ23aを介して機体23
を、所定の打設場所まで移動させ、屈曲ブーム2
3cを操作して先端のコンクリート打設ノズル1
を、コンクリート・モルタルを打設すべき部位に
対向させる。次に、この状態で、アジテータトラ
ツク29から、コンクリート圧送ポンプ27に対
して、例えば第4図に示すような通常の配合のコ
ンクリート・モルタル6を、急結剤を除外した形
で供給する。コンクリート圧送ポンプ27は、供
給されたコンクリート・モルタル6をコンクリー
ト供給ホース26を介してコンクリート打設ノズ
ル1側に圧送し、該圧送されたコンクリート・モ
ルタルはコンクリート打設ノズル1のコンクリー
ト搬送管2に供給される。
コンクリート打設ノズル1のコンクリート搬送
管2に供給されたコンクリート・モルタル6は、
コンクリート搬送路中を、第2図右方からカバ3
方向に圧送され、更に撹拌翼5a,5gの間を通
過して吐出口3aから所定の打設場所に打設供給
されるが、その際、オペレータは駆動モータ10
を駆動して回転軸5を回転駆動すると共に、スイ
ベルジヨイント9を介して急結剤供給管11から
該回転軸5の急結剤供給路5cに対して急結剤7
を供給する。ここで使用される急結剤は、カルシ
ウム・アルミネート(CaO・Al2O3・CaSO4)の
水溶液である。すると、カバ3内の撹拌翼5a,
5gは回転軸5の回転と共に回転し、コンクリー
ト搬送管2内を吐出口3a方向に圧送されてきた
コンクリート・モルタル6を機械的に撹拌する。
更に撹拌翼5aの各羽根5bに設けられた急結剤
添加穴からは、急結剤7が急結剤供給路5c,5
dを介して、コンクリート搬送路中を搬送されて
来るコンクリート・モルタルに対して直接添加供
給され、該添加された急結剤7はコンクリート・
モルタル6と共に、2重に設けられた撹拌翼5
a,5gにより機械的に撹拌された形で吐出口3
aから外部に吐出され、打設される。なお、オペ
レータは運転席23dから、打設される急結剤7
の添加されたコンクリート・モルタルの状態を観
察し、急結剤7の量が、打設に適正な量となるよ
うに、添加量調整弁30を遠隔操作して、急結剤
7の添加量を調整する。
管2に供給されたコンクリート・モルタル6は、
コンクリート搬送路中を、第2図右方からカバ3
方向に圧送され、更に撹拌翼5a,5gの間を通
過して吐出口3aから所定の打設場所に打設供給
されるが、その際、オペレータは駆動モータ10
を駆動して回転軸5を回転駆動すると共に、スイ
ベルジヨイント9を介して急結剤供給管11から
該回転軸5の急結剤供給路5cに対して急結剤7
を供給する。ここで使用される急結剤は、カルシ
ウム・アルミネート(CaO・Al2O3・CaSO4)の
水溶液である。すると、カバ3内の撹拌翼5a,
5gは回転軸5の回転と共に回転し、コンクリー
ト搬送管2内を吐出口3a方向に圧送されてきた
コンクリート・モルタル6を機械的に撹拌する。
更に撹拌翼5aの各羽根5bに設けられた急結剤
添加穴からは、急結剤7が急結剤供給路5c,5
dを介して、コンクリート搬送路中を搬送されて
来るコンクリート・モルタルに対して直接添加供
給され、該添加された急結剤7はコンクリート・
モルタル6と共に、2重に設けられた撹拌翼5
a,5gにより機械的に撹拌された形で吐出口3
aから外部に吐出され、打設される。なお、オペ
レータは運転席23dから、打設される急結剤7
の添加されたコンクリート・モルタルの状態を観
察し、急結剤7の量が、打設に適正な量となるよ
うに、添加量調整弁30を遠隔操作して、急結剤
7の添加量を調整する。
なお、コンクリート・モルタル6中には、骨材
が多数含まれているが、撹拌翼5a,5gの外周
を被覆するカバ3は、可撓性を有する材料から形
成されているので、それ等骨材等が撹拌翼5a,
5gの羽根5bの先端5fとカバ3の間に挾まつ
ても、カバ3が変形すので、それ等の骨材等が羽
根5bとカバ3の間に噛み込まれてしまうような
ことは無く、撹拌翼5a,5gによるコンクリー
ト・モルタル6と急結剤7の撹拌動作は円滑に行
われる。
が多数含まれているが、撹拌翼5a,5gの外周
を被覆するカバ3は、可撓性を有する材料から形
成されているので、それ等骨材等が撹拌翼5a,
5gの羽根5bの先端5fとカバ3の間に挾まつ
ても、カバ3が変形すので、それ等の骨材等が羽
根5bとカバ3の間に噛み込まれてしまうような
ことは無く、撹拌翼5a,5gによるコンクリー
ト・モルタル6と急結剤7の撹拌動作は円滑に行
われる。
なお、上述の実施例は、コンクリート・モルタ
ルを撹拌する撹拌翼5a,5gを2枚設けた場合
について述べたが、本発明は、撹拌翼5a,5g
をコンクリート・モルタルの供給方向に多重に設
ける限り、2枚以上何枚設けても良いことは勿論
である。
ルを撹拌する撹拌翼5a,5gを2枚設けた場合
について述べたが、本発明は、撹拌翼5a,5g
をコンクリート・モルタルの供給方向に多重に設
ける限り、2枚以上何枚設けても良いことは勿論
である。
なお、急結剤7の添加されたコンクリート・モ
ルタル6の、急結剤7の添加割合による圧縮強度
の試験結果を、第5図に示すが、この図からも明
らかなように、急結剤7を10%以上混入したコン
クリート・モルタル6は、打設後1時間程度での
脱型が十分可能となり[通常、2Kg/cm2程度の強
度発現で脱型が可能とななるので、実際はもつと
早い状態(10分程度)での脱型が可能となる]、
各種の構造物を急速に施工構築することが可能と
なる。なお、28日強度も、通常の急結剤を添加し
ないコンクリート・モルタルに比して遜色が無
く、強度的にも十分実用に耐え得るものである。
ルタル6の、急結剤7の添加割合による圧縮強度
の試験結果を、第5図に示すが、この図からも明
らかなように、急結剤7を10%以上混入したコン
クリート・モルタル6は、打設後1時間程度での
脱型が十分可能となり[通常、2Kg/cm2程度の強
度発現で脱型が可能とななるので、実際はもつと
早い状態(10分程度)での脱型が可能となる]、
各種の構造物を急速に施工構築することが可能と
なる。なお、28日強度も、通常の急結剤を添加し
ないコンクリート・モルタルに比して遜色が無
く、強度的にも十分実用に耐え得るものである。
なお、上述の実施例は、コンクリート・モルタ
ル打設装置22として、クローラ23aにより駆
動されるタイプのものを示したが、コンクリー
ト・モルタル打設装置22の移動態様は、クロー
ラ23aに限らす、どのような態様でもよいこと
は勿論である。即ち、機体23部分をレール上を
走行させるようにしたり、また自動車のフレーム
や荷台上に搭載してもよい。更に、第6図に示す
ように、運転席23d部分を、屈曲ブーム23c
の先端部にコンクリート打設ノズル1と共に配置
し、オペレータが打設されるコンクリート・モル
タルの状態を的確に把握することが出来るように
することも可能である。なお、第6図のコンクリ
ート・モルタル打設装置22は、機体23を、構
造物の柱31に設け、該機体23を中心に、スラ
ブ32の上方空間を屈曲ブーム23cを水平方向
(紙面と平行な面方向)に屈曲移動させることに
より、任意の打設地点にコンクリート打設ノズル
1を移動させて、コンクリート・モルタルを打設
するものである。
ル打設装置22として、クローラ23aにより駆
動されるタイプのものを示したが、コンクリー
ト・モルタル打設装置22の移動態様は、クロー
ラ23aに限らす、どのような態様でもよいこと
は勿論である。即ち、機体23部分をレール上を
走行させるようにしたり、また自動車のフレーム
や荷台上に搭載してもよい。更に、第6図に示す
ように、運転席23d部分を、屈曲ブーム23c
の先端部にコンクリート打設ノズル1と共に配置
し、オペレータが打設されるコンクリート・モル
タルの状態を的確に把握することが出来るように
することも可能である。なお、第6図のコンクリ
ート・モルタル打設装置22は、機体23を、構
造物の柱31に設け、該機体23を中心に、スラ
ブ32の上方空間を屈曲ブーム23cを水平方向
(紙面と平行な面方向)に屈曲移動させることに
より、任意の打設地点にコンクリート打設ノズル
1を移動させて、コンクリート・モルタルを打設
するものである。
(g) 発明の効果
以上、説明したように、本発明によれば、機体
23を有し、該機体にブーム23cなどのブーム
を設け、該ブームの先端にコンクリート打設ノズ
ル1を設け、該打設ノズルは、先端に吐出口3a
が形成され、コンクリート圧送ポンプ27などの
コンクリート・モルタルの圧送手段と前記吐出口
を接続するコンクリート・モルタルが搬送される
コンクリート搬送路が形成されたカバ3、コンク
リート搬送管2などのコンクリート供給管を有
し、前記吐出口部分の前記コンクリート搬送路中
に、複数の撹拌翼5a,5gを前記コンクリート
搬送路中を搬送されて来るコンクリート・モルタ
ルを前記撹拌翼により撹拌自在なるように、回転
軸5を介して回転駆動自在に、かつコンクリー
ト・モルタルの供給方向に多重に設け、前記撹拌
翼及び回転軸に急結剤供給路5c,5dを互いに
連通する形で形成すると共に、前記撹拌翼に急結
剤添加穴を前記急結剤供給路と前記コンクリート
搬送路を連通させる形で貫通穿設し、前記急結剤
供給路に添加量調整弁30などの急結剤の添加量
調整手段を介して急結剤タンク23bなどの急結
剤の貯蔵手段を接続して構成したので、急結剤は
打設直前にコンクリート・モルタルに対して添加
することが可能となり、コンクリート・モルタル
がコンクリート供給管やアジテータトラツク内で
急結剤の作用で凝固してしまう危険性もなく、短
時間にコンクリート・モルタルを凝固させる急結
剤の使用も可能となる。
23を有し、該機体にブーム23cなどのブーム
を設け、該ブームの先端にコンクリート打設ノズ
ル1を設け、該打設ノズルは、先端に吐出口3a
が形成され、コンクリート圧送ポンプ27などの
コンクリート・モルタルの圧送手段と前記吐出口
を接続するコンクリート・モルタルが搬送される
コンクリート搬送路が形成されたカバ3、コンク
リート搬送管2などのコンクリート供給管を有
し、前記吐出口部分の前記コンクリート搬送路中
に、複数の撹拌翼5a,5gを前記コンクリート
搬送路中を搬送されて来るコンクリート・モルタ
ルを前記撹拌翼により撹拌自在なるように、回転
軸5を介して回転駆動自在に、かつコンクリー
ト・モルタルの供給方向に多重に設け、前記撹拌
翼及び回転軸に急結剤供給路5c,5dを互いに
連通する形で形成すると共に、前記撹拌翼に急結
剤添加穴を前記急結剤供給路と前記コンクリート
搬送路を連通させる形で貫通穿設し、前記急結剤
供給路に添加量調整弁30などの急結剤の添加量
調整手段を介して急結剤タンク23bなどの急結
剤の貯蔵手段を接続して構成したので、急結剤は
打設直前にコンクリート・モルタルに対して添加
することが可能となり、コンクリート・モルタル
がコンクリート供給管やアジテータトラツク内で
急結剤の作用で凝固してしまう危険性もなく、短
時間にコンクリート・モルタルを凝固させる急結
剤の使用も可能となる。
また、コンクリート供給管のコンクリート搬送
路中を搬送されて来るコンクリート・モルタル
は、搬送路中に設けられた撹拌翼の急結剤添加穴
から急結剤が直接添加されると同時に、多重に設
けられた該撹拌翼により機械的に撹拌され、打設
される。従つて、急結剤はコンクリート搬送路中
のコンクリート・モルタル中に空気流などを介在
させること無く直接添加されることから、コンク
リート・モルタルに対する急結剤の添加動作の制
御が容易であり、均一な添加動作が可能となる。
路中を搬送されて来るコンクリート・モルタル
は、搬送路中に設けられた撹拌翼の急結剤添加穴
から急結剤が直接添加されると同時に、多重に設
けられた該撹拌翼により機械的に撹拌され、打設
される。従つて、急結剤はコンクリート搬送路中
のコンクリート・モルタル中に空気流などを介在
させること無く直接添加されることから、コンク
リート・モルタルに対する急結剤の添加動作の制
御が容易であり、均一な添加動作が可能となる。
しかも、吐出口からの吐出に際してコンクリー
ト・モルタルが粒子状の浮遊状態となることが無
いので、粉塵の発生が無く、打設現場の作業環境
が打設により悪化することを未然に防止すること
が出来る。
ト・モルタルが粒子状の浮遊状態となることが無
いので、粉塵の発生が無く、打設現場の作業環境
が打設により悪化することを未然に防止すること
が出来る。
しかも、急結剤は撹拌翼からコンクリート・モ
ルタル中に直接添加された直後から、コンクリー
ト搬送路中にコンクリート・モルタルの供給方向
に多重に設けられた該撹拌翼により機械的にコン
クリート・モルタルと撹拌されることから、急結
剤とコンクリート・モルタルの撹拌は両者が均一
に混合される形で確実に行なわれ、打設されたコ
ンクリート・モルタルの品質を高度に維持するこ
とが出来る。
ルタル中に直接添加された直後から、コンクリー
ト搬送路中にコンクリート・モルタルの供給方向
に多重に設けられた該撹拌翼により機械的にコン
クリート・モルタルと撹拌されることから、急結
剤とコンクリート・モルタルの撹拌は両者が均一
に混合される形で確実に行なわれ、打設されたコ
ンクリート・モルタルの品質を高度に維持するこ
とが出来る。
また、急結剤をコンクリート搬送路中のコンク
リート・モルタルに直接添加することが出来るの
で、圧縮空気の供給系統を吐出口部分に設ける必
要が無く、打設装置の構造を簡略化することが出
来る。
リート・モルタルに直接添加することが出来るの
で、圧縮空気の供給系統を吐出口部分に設ける必
要が無く、打設装置の構造を簡略化することが出
来る。
更に、急結剤の添加量調整手段により、急結剤
7の添加量を任意に調整が可能となり、現場の状
況に応じた施工が可能となる。
7の添加量を任意に調整が可能となり、現場の状
況に応じた施工が可能となる。
第1図は本発明によるコンクリート・モルタル
打設装置の一実施例を示す図、第2図はコンクリ
ート打設ノズルの一例を示す正面図、第3図は第
2図に示すコンクリート打設ノズルの吐出口部分
の矢視図、第4図は打設されるコンクリート・
モルタルの配合例を示す図、第5図は急結剤の添
加されたコンクリート・モルタルの圧縮強度試験
の結果を示す図、第6図は本発明によるコンクリ
ート・モルタル打設装置の別の実施例を示す図で
ある。 1……コンクリート打設ノズル、3……コンク
リート供給管(カバ)、6……コンクリート・モ
ルタル、7……急結剤、22……コンクリート・
モルタル打設装置、23……機体、23b……貯
蔵手段(急結剤タンク)、23c……ブーム(屈
曲ブーム)、26……コンクリート供給ホース、
30……添加量調整手段(添加量調整弁)。
打設装置の一実施例を示す図、第2図はコンクリ
ート打設ノズルの一例を示す正面図、第3図は第
2図に示すコンクリート打設ノズルの吐出口部分
の矢視図、第4図は打設されるコンクリート・
モルタルの配合例を示す図、第5図は急結剤の添
加されたコンクリート・モルタルの圧縮強度試験
の結果を示す図、第6図は本発明によるコンクリ
ート・モルタル打設装置の別の実施例を示す図で
ある。 1……コンクリート打設ノズル、3……コンク
リート供給管(カバ)、6……コンクリート・モ
ルタル、7……急結剤、22……コンクリート・
モルタル打設装置、23……機体、23b……貯
蔵手段(急結剤タンク)、23c……ブーム(屈
曲ブーム)、26……コンクリート供給ホース、
30……添加量調整手段(添加量調整弁)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 機体を有し、 該機体にブームを設け、 該ブームの先端にコンクリート打設ノズルを設
け、 該打設ノズルは、先端に吐出口が形成され、コ
ンクリート・モルタルの圧送手段と前記吐出口を
接続するコンクリート・モルタルが搬送されるコ
ンクリート搬送路が形成されたコンクリート供給
管を有し、 前記吐出口部分の前記コンクリート搬送路中
に、複数の撹拌翼を前記コンクリート搬送路中を
搬送されて来るコンクリート・モルタルを前記撹
拌翼により撹拌自在なるように、回転軸を介して
回転駆動自在に、かつコンクリート・モルタルの
供給方向に多重に設け、 前記撹拌翼及び回転軸に急結剤供給路を互いに
連通する形で形成すると共に、 前記撹拌翼に急結剤添加穴を前記急結剤供給路
と前記コンクリート搬送路を連通させる形で貫通
穿設し、 前記急結剤供給路に急結剤の添加量調整手段を
介して急結剤の貯蔵手段を接続して構成したコン
クリート・モルタル打設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32891987A JPH01169053A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | コンクリート・モルタル打設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32891987A JPH01169053A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | コンクリート・モルタル打設装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01169053A JPH01169053A (ja) | 1989-07-04 |
JPH0478781B2 true JPH0478781B2 (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=18215558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32891987A Granted JPH01169053A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | コンクリート・モルタル打設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01169053A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112931A (ja) * | 1974-07-19 | 1976-01-31 | Nippon Kayaku Kk | Josozaisoseibutsu |
JPS5634112U (ja) * | 1979-08-22 | 1981-04-03 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP32891987A patent/JPH01169053A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112931A (ja) * | 1974-07-19 | 1976-01-31 | Nippon Kayaku Kk | Josozaisoseibutsu |
JPS5634112U (ja) * | 1979-08-22 | 1981-04-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01169053A (ja) | 1989-07-04 |
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