JPH047708Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH047708Y2
JPH047708Y2 JP1986121471U JP12147186U JPH047708Y2 JP H047708 Y2 JPH047708 Y2 JP H047708Y2 JP 1986121471 U JP1986121471 U JP 1986121471U JP 12147186 U JP12147186 U JP 12147186U JP H047708 Y2 JPH047708 Y2 JP H047708Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
soil
tub
plants
water reservoir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986121471U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6326253U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986121471U priority Critical patent/JPH047708Y2/ja
Publication of JPS6326253U publication Critical patent/JPS6326253U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH047708Y2 publication Critical patent/JPH047708Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリートや岩盤等ののり面緑化、
道路等に設置される防音壁緑化を計るための緑化
用植生体に関するものである。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点) 一般に、コンクリートや岩盤等ののり面や道路
用防音壁の緑化を計るにあたり、これらの壁面は
植物の生育、繁殖条件、すなわち土壌の安定、温
度、通気、保水等の条件がきわめて悪い状態にあ
る。従来、この悪条件下において例えばのり面や
防音壁の壁面にネツトを張設し、壁面の下部又は
上下部につる性植物を植設してネツトに沿つて生
育させる方法が採られているが、緑化に時間がか
かると共に、壁面の高温化や保水性の面から枯死
しやすく、緑化が困難な問題点があつた。
本考案はかかる従来の問題点を解決した緑化用
植生体を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本考案緑化用植生
体は、H型鋼からなる複数の支柱が適宜間隔をお
いて建植され、隣接する支柱の相対する溝部に植
生体単体が緑化壁面を形成すべく複数積み重ね又
は配列されてなり、各植生体単体は周面に多数の
孔を有する横長状の有孔パイプの底部外側に、該
パイプの長さ方向に沿つて保水用の桶状水溜部が
設けられ、該桶状水溜部の底面には長さ方向に沿
つて凹溝が設けられ、該凹溝が相対する支柱間に
張設されたワイヤーロープ上に嵌め込まれ、上記
パイプ内に客土が充填され、該客土に植物が植付
けられてパイプ外方に生育するようになされたも
のである。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案のついて説明
する。
図面において、Aは植生体単体である。植生体
単体Aは、第1図の如く横長状の有孔パイプ1の
底部外側に該パイプ1の長さ方向に沿つて保水用
の桶状水溜部2が設けられて骨組みされている。
又、有孔パイプ1内に客土3が充填され、該客土
3に植物4が植設されて有孔パイプ1外方に生育
するようになされている。
有孔パイプ1はポリエチレン、ポリ塩化ビニル
等の合成樹脂から作製されているのが好ましい
が、金属等により作製されてもよい。有孔パイプ
1は予め網状パイプとして作製されてもよいし、
無孔パイプに孔が穿設されて作製されてもよく、
周面に多数の孔11,11…を有している。有孔
パイプ1の底面の孔11はパイプ1内の客土3が
流出しない程度の細孔となされ、有孔パイプ1の
上面や側面の孔11は雨水がパイプ1内に入りや
すいように上記底面の孔11より大きくなされて
いる。又、有孔パイプ1の上面や側面の孔11,
11…のうち一部は植物4を植えるため大径の孔
となされている。なお、有孔パイプ1の底部内側
に客土3の流出を防ぐために細目の網状体や不織
布等が挿入されていてもよい。
桶状水溜部2は合成樹脂、金属、コンクリート
等から作製されている。桶状水溜部2は有孔パイ
プ1の下部に適宜手段により取付けられており、
雨水等を溜めておくためのものである。桶状水溜
部2の底面には長さ方向に沿つて凹溝21が設け
られ、後述のワイヤーロープ7を凹溝21に挿入
しうるようになされている。又、桶状水溜部2内
に吸水性材料を挿入しておくと保水効果が向上し
好ましい。
客土3の配合は一般に土6、バーク等の有機系
物2、バーライト等の無機系物2の割合のものが
好適に使用されるが、環境条件等に合わせて適宜
種々の配合となされればよい。
植物4はつる性植物が最も好ましいが、他の植
物であつてもよい。
なお、5は蓋体であつて、有孔パイプ1及び桶
状水溜部2の両端部を閉塞するためのものであ
る。
しかして、本考案緑化用植生体は、上記植生体
単体Aが緑化壁面を形成すべく複数積み重ね又は
配列されてなるものである。
すなわち第2図の如く、H型鋼からなる支柱6
が適宜間隔をおいて建植され、支柱6,6間に植
生体単体Aが複数積み重ねられて防音壁が形成さ
れている。この場合、各植生体単体Aは両端部が
第3図の如く支柱6,6の溝部61,61によつ
て保持され、支柱6,6間に張設されたワイヤー
ロープ7上に支持されて積み重ねられている。積
み重ねに際して、植生体単体Aの水溜部2の底面
凹溝21が第4図の如くワイヤーロープ7に嵌め
込まれるようにして積み重ねられ、このワイヤー
ロープ7によつて下部の植生体単体Aが押しつぶ
されないようにして積み重ねられている。
(考案の効果) 以上詳述した如く、本考案緑化用植生体は、各
植生体単体が内部に客土が充填された横長の有孔
パイプの底部外側に、該パイプの長さ方向に沿つ
て保水用の桶状水溜部が設けられてなるので、植
生体単体を複数積み重ね又は配列することにより
短期間に緑化壁面を容易に形成することができ
る。しかも、従来の如く壁面の高温化や保水性の
面から植物が枯死することなく、植物を生育、繁
茂させることができる。
また、本考案においては植生体単体が周面に多
数の功を有する横長状の有孔パイプと該パイプの
底部外側の設けられた樋状水溜部とからなるので
植生体単体に雨水や灌水がかかつた際に有孔パイ
プの上方の孔からパイプの客土に水が浸透し、余
剰の水は下方の孔から自然に桶状水溜部に排水さ
れると共に客土が乾燥すると該桶状水溜部の水が
下方の孔を通つて客土に吸い上げられ客土の乾燥
が防止される。
さらに本考案においては桶状水溜部の底部に長
さ方向に沿つて凹溝が設けられているので隣接す
る支柱間に張設されたワイヤーロープに該凹溝が
嵌め込まれ、個々の植生体単体が所定の間隔をお
いて着脱自在に容易に積み重ねられる。
従つて、本考案緑化用植生体は緑化の困難なコ
ンクリートや岩盤等ののり面や道路用防音壁の緑
化に好適である。又、植生体単体を積み重ねて防
音壁とすれば、騒音、塵埃、ヘツドライト等の吸
収、太陽熱等の照り返し防止、さらには都市の美
化を計ることができ、環境改善、交通安全にも役
立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案緑化用植生体における植生体単
体の一実施例を示す一部分解斜視図、第2図は本
考案緑化用植生体の一実施例を示す一部切欠正面
図、第3図は第2図の緑化用植生体の一部切欠拡
大平面図、第4図は第2図の緑化植生体の一部切
欠拡大縦断面図である。 A……植生体単体、1……有孔パイプ、11…
…孔、2……桶状水溜部、21……凹溝、3……
客土、4……植物、5……蓋体、6……支柱、
7,7′……ワイヤーロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. H型鋼からなる複数の支柱6が適宜間隔をおい
    て建植され、隣接する支柱6の相対する溝部31
    に植生体単体Aが緑化壁面を形成すべく複数積み
    重ね又は配列されてなり、各植生体単体Aは周面
    に多数の孔11,11…を有する横長状の有孔パ
    イプ1の底部外側に、該パイプ1の長さ方向に沿
    つて保水用の桶状水溜部2が設けられ、該桶状水
    溜部2の底面には長さ方向に沿つて凹溝21が設
    けられ、該凹溝21が相対する支柱6間に張設さ
    れたワイヤーロープ7に嵌め込まれ、上記パイプ
    1内に客土3が充填され、該客土3に植物4が植
    付けられてパイプ1外方に生育するようになされ
    た緑化用植生体。
JP1986121471U 1986-08-06 1986-08-06 Expired JPH047708Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986121471U JPH047708Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986121471U JPH047708Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6326253U JPS6326253U (ja) 1988-02-20
JPH047708Y2 true JPH047708Y2 (ja) 1992-02-28

Family

ID=31010776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986121471U Expired JPH047708Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH047708Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2772300B2 (ja) * 1993-11-01 1998-07-02 豊 福住 壁面緑化方法及び装置
JP2006271236A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Mitsui Kagaku Sanshi Kk 樹脂製植栽用容器およびそれを用いた非平坦屋根緑化工法
JP5197486B2 (ja) * 2009-05-22 2013-05-15 積水化成品工業株式会社 緑化壁構造体
JP6416477B2 (ja) * 2013-12-26 2018-10-31 卯 石井 放射線透過低減構成基材それを用いた放射線防護緑地及び放射性物質拡散防止策緑地化構造体
JP6216270B2 (ja) * 2014-03-12 2017-10-18 ヤンマー株式会社 移動栽培装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119437U (ja) * 1976-03-06 1977-09-10
JPS54110550U (ja) * 1978-01-21 1979-08-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6326253U (ja) 1988-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH083443Y2 (ja) 排水・保水装置
JP5248944B2 (ja) 浄化された路面排水を利用する緑化装置
US6247269B1 (en) System for plant growing
JPH07274729A (ja) 緑化用植栽ユニット棚
JPH0499411A (ja) 植栽装置
JPH047708Y2 (ja)
JPH06253684A (ja) 建物壁面植栽方法及び植栽具
CN215819448U (zh) 立式园林种植面板、土壤筛箱以及集水器
JP2005323589A (ja) 緑化設備
JP3026347U (ja) 背面に集水ボックスを設けた土留緑化壁
DE3115691C2 (de) Mobiles Pflanzelement
JPH08120693A (ja) 擁 壁
JPS63104417U (ja)
KR100994681B1 (ko) 옥외용 플렌터와 이를 이용한 인공동산의 축조공법
JPS60188532A (ja) 法面土留装置
JP2546563Y2 (ja) 人工植物栽培床
GB2118415A (en) Decorative flower pot
JP2003027507A (ja) 擁壁緑化用の蔦植付け体
JPS5930061Y2 (ja) モンタル又はコンクリ−ト吹付のり面における客土袋設置装置
JPH0141761Y2 (ja)
JPH056764Y2 (ja)
JP2001241056A (ja) 緑化用プレキャストコンクリート擁壁
JPH0531888Y2 (ja)
JPS6224559Y2 (ja)
JPH0449884Y2 (ja)