JPH0476382A - 穀粒乾燥機の熱風制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、穀粒乾燥機の熱風制御方式に関する。

従来の技術 従来は、貯留室に連設した左・右乾燥室及び中央乾燥室
へは、バーナから発生する熱風は、熱風路室から左・右
送風室を経て左・右乾燥室への通過と、又該熱風路室か
ら中央送風室を経て中央乾燥室への通過とが行なわれ、
これら左・右乾燥室及び中央乾燥室内を流下中の穀粒は
、この熱風に晒されて乾燥されるが、この乾燥作業のと
きは、該左・右乾燥室及び中央乾燥室を通過する熱風量
は個別に制御されることのない熱風制御方式であり、全
体が増減制御される方式であった。

発明が解決しようとする課題 穀粒乾燥機の貯留室内へ収容した穀粒は、この貯留室か
ら左・右乾燥室及び中央乾燥室を繰出し流下する循環が
繰返されながら、バーナから発生する熱風は、熱風路室
から左・右送風路室を経て該左・右乾燥室を通過と、又
該熱風室から中央送風室を経て中央乾燥室を通過とが行
なわれることにより、これら左・右乾燥室及び中央乾燥
室内を流下中の穀粒は、この熱風に晒されて乾燥される
。

この乾燥作業のときに、乾燥する穀粒量が少量であると
、いずれか一方何、例えば、該左・右乾燥室側へ張込穀
粒が片寄って、該中央乾燥室へは穀粒は張込されない状
態になることがあり、このためこの中央乾燥室を熱風が
吹き抜けることとなり、穀粒の乾燥ができなくなったり
、又乾燥に長時間を有することがあったが、これらを解
消すると共に、極少張込穀粒の乾燥を可能にしようとす
るものである。

課題を解決するための手段 この発明は、穀粒を貯留する貯留室１下に連設して左右
両側から内側下部へと傾斜する左・右乾燥室２，２．及
び中央部から外側下部へと傾斜する中央乾燥室３．３へ
穀粒を繰出し流下させながらバーナ４から発生する熱風
を該左・右乾燥室２２と該中央乾燥室３．３との正面側
の熱風路室５から左右両側の左・右送風室６，６を経て
該左・右乾燥室２．２、及び中央部の中央送風室７を経
て該中央乾燥室３，３へ通風して乾燥すべく設けると共
に、該左・右送風室６，６、及び該中央送風室７の入口
側にはそれぞれに開閉自在な熱風案内板８を設けて該バ
ーナ４からの熱風量を制御して乾燥することを特徴とす
る穀粒乾燥機の熱風制御方式の構成とする。

発明の作用 穀粒乾燥機の貯留室１内へ収容した穀粒は、この貯留室
１から左・右乾燥室２．２及び中央乾燥室３．３．を繰
出し流下する循環が繰返されながら、バーナ４から発生
する熱風は、熱風路室５から左・右送風室６．６を経て
該左・右乾燥室２．２を通過と、又該熱風路室５から中
央送風室７を経て該中央乾燥室３．３を通過とが行なわ
れることにより、これら左・右乾燥室２，２及び中央乾
燥室３．３内を流下中の穀粒は、この熱風に晒されて乾
燥される。

極少張込で穀粒を乾燥するときは、該左・右乾燥室２，
２へ穀粒を張込み、該中央送風室７の熱風案内板８は閉
状態に操作し、又該左・右送風室６．６の熱風案内板８
．８は開状態に操作して乾室３，３へは熱風を通過せず
に、該左・右送風室６．６から該左・右乾燥室２．２へ
熱風は通過することにより、この左・右乾燥室２，２内
を流下中の穀粒は、この熱風に晒されて乾燥される。

発明の効果 又この中央乾燥室３．３へは熱風を通過させないように
、中央送風室７の熱風案内板８を開状態に操作すること
により、極少張込でも穀粒乾燥が可能になり５又少量張
込乾燥の適応性が大幅に向上した。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

区側は、穀粒を乾燥する循環型の穀粒乾燥機９を示すも
のである。

この乾燥機９は、前後方向に長い長方形状で機壁ｌＯ上
部には、移送螺旋を回転自在に内装した移送樋１１及び
天井板１２を設け、この天井板１２下側には穀粒を貯留
する貯留室ｌを形成している。

この貯留室１下側において、左右両側から内側下部へと
傾斜する左・右乾燥室２．２を設け、又中央部から外側
下部へ傾斜する中央乾燥室３，３を設け、これら左・右
乾燥室２．２下端部と中央乾燥室３．３下端部とは合流
させた構成とし、この合流部の下部には穀粒を繰出し流
下させる繰出バルブ１３．１３を回転自在に内装した構
成としている。

この左・右乾燥室２．２外側下部には、左・右送風室６
．６を設け、該中央乾燥室３．３下側間には中央送風室
７を設け、これら左・右乾燥室２２及び中央乾燥室３．
３間の上側には菱形状の排風室１４．１４を設けた構成
としている。

前記左・右乾燥室２．２及び前記中央乾燥室３３下側に
は移送螺旋を回転自在に内装した集穀樋１５を連通させ
た構成としている。

前記機壁１０正面側において、前記左・右送風室６，６
及び前記中央送風室７人口側に対応すべくこの機壁ｌＯ
外側面には、該集穀樋１５下側に設けたバーナ４から発
生する熱風をこれら左・右送風室６．６及び中央送風室
７へ連通して送風すべく熱風路室５を形成すると共に、
このバーナ４及び前記乾燥機９等を張込、乾燥及び排出
の各作業別に始動及び停止操作する操作装置１６を着脱
自在に装着して設けている。

又前記櫟壁１０の背面側には左右の前記排風室１４．１
４に連通しうる排風路室１７を形成し、この排風路室１
７中央後部側排風胴１８には排風機１９及びこの排風機
１９を回転駆動する排風機モータ２０を設けている。

前記左・右送風室６，６及び前記中央送風室７の入口側
は回動自在に左右の熱風案内板８．８及び中央の熱風案
内板８，８を設け、これら左右の熱風案内板８．８は左
・右案内板モータ２１．２１の回転で全開閉及び任意位
置で開閉する構成であり、又該中央の熱風案内板８．８
は中央案内板モータ２２，２２で全開閉及び任意位置で
開閉する構成であり、これら左右の熱風案内板８．８及
び中央の熱風案内板８．８の開状態で、該バーナ４から
の熱風は、前記熱風路室５、該左・右送風室６．６及び
該中央送風室７を経て前記左・右乾燥室２．２及び前記
中央乾燥室３．３を通過する構成としている。

前記左・右送風室６．６及び前記中央送風室７内には、
これら左・右送風室６．６及び中央送風室７内の熱風温
度を検出する各熱風温度センサ２３を設けた構成として
いる。

前記バーナ４は、燃料バルブの開閉により燃料ポンプ２
４で燃料タンク２５内の燃料を吸入して該バーナ４へ供
給する構成であり、又送風機２６を変速回転駆動する変
速用の送風機モータ２７を設け、供給燃料量に見合った
燃焼用空気を該バーナ４へこの送風機２６で送風する構
成としている。

前記移送樋１１底板の前後方向中央部には、移送穀粒を
前記貯留室１内へ供給する供給口を設けこの供給口の下
側にはこの貯留室１内へ穀粒を拡散還元する拡散盤２８
を設け、この拡散盤２８の４個所の各側壁２９は、４個
の各ソレノイド３０の作動により傾斜自在な構成であり
、この各側壁２９の傾斜により穀粒は、前記左・右乾燥
室２２内へ拡散還元され、又この側壁２９の直立により
該貯留室１内へ均等に拡散還元される構成としている。

昇穀機３１は、前記機壁１０前外部に設けられ、内部に
はパケットコンベア３２付ベルトを張設してなり、上端
部は、前記移送樋１１始端部との間において投出筒３３
を設けて連通させ、下端部は、前記集穀樋１５終端部と
の間において供給樋３４を設けて連通させた構成として
いる。

３５は昇穀機モータで、該パケットコンベア３２付ベル
ト、前記移送樋ｌｌ内の前記移送螺旋及び前記拡散盤２
８等を回転駆動する構成とし、又前記集穀樋１５内の前
記移送螺旋を該パケットコンベア３２付ベルトを介して
回転駆動する構成としている。

前記昇穀機３１の上下方向はぼ中央部には、穀粒水分を
検出する前記水分センサ３６を設けている。この水分セ
ンサ３６は前記操作装置１６からの電気的測定信号の発
信により、水分モータ３７が回転してこの水分センサ３
６の各部が回転駆動され、前記パケットコンベア３２で
上部へ搬送中に落下する穀粒を受け、この穀粒を挟圧粉
砕すると同時に、この粉砕穀粒の水分を検出する構成で
ある。

前記操作装置１６は、箱形状でこの箱体の表面板には、
前記乾燥機９の各部、前記バーナ４及び該水分センサ３
６等を張込、乾燥及び排出の各作業別に始動操作する始
動スイッチ３８、停止操作する停止スイッチ３９、穀粒
の仕上目標水分を操作位置によって設定する水分設定猟
み４０、熱風温度を操作位置によって設定する穀物種類
設定猟み４１及び張込量設定猟み４２を設け、又この張
込量設定猟み４２の操作位置によって、前記中央送風室
７の前記中央の熱風案内板８，８を開閉する前記中央案
内板モータ２２，２２が逆回転して、この中央の熱風案
内板８．８が回動して閉状態になる構成であると同時に
、この閉状態に連動して前記各ソレノイド３０が作動し
て、前記拡散盤２８の前記各側壁２９が傾斜状態になる
構成としている。

又前記表面板には、検出穀粒水分、検出乾燥温度及び乾
燥残時間等を交互に表示するデジタル表示部４３及びモ
ニター表示等を設けた構成としている。

前記操作装置１６の内部には、各種検出値をＡ−Ｄ変換
するＡ−Ｄ変換器４４．このＡ−Ｄ変換器４４で変換さ
れた変換値が入力される入力回路４５、各種検出値及び
操作が入力される入力回路４６、これら各入力回路４５
．４６から入力される各種入力値を算術論理演算及び比
較演算等を行なうＣＰＵ４７、このＣＰＵ４７から指令
される各種指令を受けで出力する出力回路４８等よりな
る乾燥制御装５ｉ４９を内蔵する構成である。尚前記設
定猟み４０，４１．４２はロータリースイッチ方式とし
、操作位置によって所定の数値及び種類が設定される構
成としている。

前記乾燥制御装置４９による穀粒の乾燥制御は、下記の
如く行なわれる構成である。即ち、前記水分設定猟み４
０の操作内容が該ＣＰＵ４７へ入力され、この入力によ
って穀粒の仕上目標水分が設定される。一方前記水分セ
ンサ３６が検出する穀粒水分も該ＣＰＵ４７へ入力され
、これら入力された検出穀粒水分と設定仕上目標水分と
が比較され、検出穀粒水分が仕上目標水分に達したと検
出されると、前記乾燥機９運転各部が自動停止して穀粒
の乾燥が終了する構成としている。

併せて前記乾燥制御装置４９は次の機能を有する。即ち
、ｔｊｌ記穀物種類設定猟み４１及び前記張込量設定猟
み４２の操作内容が前記ＣＰＵ４７へ入力され、この入
力によって前記バーナ４かも発生する熱風温度が選定さ
れて設定される。又一方各熱風温度センサ２３が検出す
る前記左・右送風室６．６及び前記中央送風室７内の熱
風温度も該ＣＰＵ４７へ入力され、これら入力された検
出熱風温度と設定熱風温度とが比較され、これら各送風
室６，６．７共に相違していると設定熱風温度と同じ°
になるように、前記バーナ４へ供給する燃料量と燃焼用
空気量とを増減制御する熱風温度制御構成としている。

又前記左・右送風室６．６及び前記中央送風室７のいず
れか一個所の熱風温度が高く相違していると前記ＣＰＵ
４７へ入力されたときは、熱風温度の高い送風室６，６
．７の前記各熱風案内板８が、前記案内板モータ２１，
２１，２２．２２の回転で１回転駆動制御されて所定量
閉状態に制御され、熱風の送風量が所定量減少制御され
る構成であり、又いずれか一個所が低く相違していると
該ＣＰＵ４７へ入力されたときは、前記と同じように高
い２個所の該各熱風案内板８が、回転駆動制御さねて所
定量閉状態に制御され、熱風の送風量が所定ｊ１減少制
御される構成としている。

前記張込量設定猟み４２を、例えば、減少位置へ操作す
ると、この操作内容が前記ＣＰＵ４７へ入力され、この
入力によって前記中央送風室７の前記中央の熱風案内板
８．８を開閉する前記中央案内板モータ２２，２２が逆
回転して、この中央の熱風案内板８．８が回動して閉状
態に制御されると同時に、この閉状態制御に連動して前
記各ソレノイド３０が作動制御され、前記拡散盤２８の
前記各側壁２９が傾斜状態に制御される構成であり、穀
粒は前記左・右乾燥室２．２内へ拡散供給されて、前記
バーナ４から発生する熱風は、この左・右乾燥室２．２
のみを通過して穀粒は乾燥される構成としている。

以下、上記実施例の作用について説明する。

操作装置１６の設定猟み４０，４１．４２を所定位置へ
操作し、乾燥を開始する始動スイッチ３８を操作するこ
とにより、穀粒乾燥機９の各部、バーナ４及び水分セン
サ３６等が始動し、該バーナ４から熱風が発生し、この
熱風は左・右送風室６．６及び中央送風室７から左・右
乾燥室２，２及び中央乾燥室３．３を通過して排風室１
４，１４及び排風路室１７を経て排風機１９で吸引排風
されることにより、貯留室ｌ内へ収容された穀粒は、こ
の貯留室１から該左・右乾燥室２．２及び該中央乾燥室
３．３内を流下中にこの熱風に晒されて乾燥され、繰出
バルブ１３．１３で下部へと繰出されて流下して集穀樋
１５から供給樋３４を経て昇穀機３１内へ下部の移送螺
旋で移送供給され、パケットコンベア３２で上部へ搬送
されて投出筒３３を経て移送樋ｌｌ内へ供給され、この
移送樋１１から拡散盤２８上へ上部の移送螺旋で移送供
給され、この拡散盤２８で該貯留室１内へ均等に拡散還
元され、循環乾燥されて該水分センサ３６が該水分設定
猟み４０を操作して設定した仕上目標水分と同じ穀粒水
分を検出すると、該操作装置１６の乾燥制御装置４７で
自動制御して該乾燥機９を自動停止して穀粒の乾燥が停
止される。

該乾燥機９へ極少量の穀粒を張込みを行なうときは、該
張込量設定猟み４２を極少星位置へ操作し、張込を開始
する始動スイッチ３８を操作することにより、該乾燥ｌ
！９の各部が始動し、該拡散盤２８の側壁２９が傾斜状
態に制御され、該昇穀機３１へ穀粒を投入すると、該パ
ケットコンベア３２で上部へ搬送されて該投出筒３３を
経て該移送樋ｌｌ内へ供給され、この移送樋１１から該
拡散盤２８上へ上部の該移送螺旋で移送供給され、この
拡散盤２８で該左・右乾燥室２，２内へ供給され、張込
が終了すると停止スイッチ３９を操作して該乾燥機９を
停止させる。

この極少量の穀粒を乾燥するときは、前記設定猟み４０
，４１を所定位置へ操作し、又前記張込量設定猟み４２
を極少星位置へ操作し、乾燥を開始する前記始動スイッ
チ３８を操作することにより、前記乾燥機９の各部、前
記バーナ４及び前記水分センサ３６等が始動し、前記拡
散盤２８の前記側壁２９が傾斜状態に制御されると同時
に、この制御に連動して前記中央送風室７の前記中央の
熱風案内板８，８が閉状態に制御され、前記と同じよう
に前記バーナ４から発生する熱風は、前記左・右乾燥室
２．２のみを通過し、又穀粒は前記と同じように循環さ
れながら、この穀粒は乾燥される。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図はブロ
ック図、第２図は穀粒乾燥機の全体側面図、第３図は第
２図のＡ−Ａ断面図、第４図は穀粒乾燥機の一部の一部
破断せる拡大正面図である。 符号の説明 ｌ　貯留室　　　　　２　左・右乾燥室３　中央乾燥室
　　　４　バーナ ５　熱風路室　　　　６　左・右送風室７　中央送風室
　　　８　熱風案内板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 穀粒を貯留する貯留室１下に連設して左右両側から内側
   下部へと傾斜する左・右乾燥室２，２、及び中央部から
   外側下部へと傾斜する中央乾燥室３，３へ穀粒を繰出し
   流下させながらバーナ４から発生する熱風を該左・右乾
   燥室２，２と該中央乾燥室３，３との正面側の熱風路室
   ５から左右両側の左・右送風室６，６を経て該左・右乾
   燥室２，２、及び中央部の中央送風室７を経て該中央乾
   燥室３，３へ通風して乾燥すべく設けると共に、該左・
   右送風室６，６、及び該中央送風室７の入口側にはそれ
   ぞれに開閉自在な熱風案内板８を設けて該バーナ４から
   の熱風量を制御して乾燥することを特徴とする穀粒乾燥
   機の熱風制御方式。