JPH0476063A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

Info

Publication number
JPH0476063A
JPH0476063A JP18976090A JP18976090A JPH0476063A JP H0476063 A JPH0476063 A JP H0476063A JP 18976090 A JP18976090 A JP 18976090A JP 18976090 A JP18976090 A JP 18976090A JP H0476063 A JPH0476063 A JP H0476063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
thermoplastic elastomer
component
peroxide
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18976090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2929129B2 (ja
Inventor
Minoru Furuichi
稔 古市
Takumi Miyaji
巧 宮地
Hitoshi Ago
吾郷 均
Hiroshi Hirata
平田 大志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP18976090A priority Critical patent/JP2929129B2/ja
Publication of JPH0476063A publication Critical patent/JPH0476063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2929129B2 publication Critical patent/JP2929129B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐摩耗性、引張強度、引裂強度に優れた軟質
な0. A・電気部品、工業部品、履物底材、スポーツ
部品に好適な熱可塑性エラストマー組成物に関し、さら
に詳しくは、部分架橋系でありながら樹脂加工機(射出
成形機、押出成形機、ブロー成形機、真空成形機など)
で成形ができ、かつ架橋物と同等の性能を有し、通常の
ゴムブレンドによる障害(ペレットの粘着、ブロッキン
グ)のない成形外観良好な熱可塑性エラストマー組成物
に関する。
[従来の技術] 近年、樹脂加工機で外観の良い成形品が成形でき、その
性能は、架橋ゴムと同等である軟質相料の需要が電気、
工業、履物、スポーツ部品分野で高まっている。
従来、熱可塑性エラストマーとしてスチレン系、オレフ
ィン系、ウレタン系、エステル系が当該分野で検討され
てきたが、前2者は成形外観および耐摩耗性、引張強度
、引裂強度が不足し、後2者は軟質材でないことから、
いずれも需要に答えられない材料であった。
一方、軟質で引張強度、引裂強度に優れた架橋ゴムは樹
脂加工性が不可能であり、生産性が悪く、需要に答えら
れない問題を有していた。
[発明か解決しようとする問題点] 本発明は、軟質かつ耐摩耗性、引張強度、引裂強度に優
れ、ゴムブレンド特有の粘着やブロッキングかなく、樹
脂加工機で成形容易、かつ優れた外観を有する部分架橋
を施した熱可塑性エラストマー組成物を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、熱可塑性エラストマーについて複合化を
検討した結果、特定のジエン系ゴム、過酸化物分解型(
分子切断型)樹脂を粘度バランスをとりながら部分架橋
を施し、これらと相溶性の良い熱可塑性エラストマーを
混合する、または特定のゴム、過酸化物分解型樹脂およ
びこれらと相溶性の良い熱可塑性エラストマーとからな
る混合物に部分架橋を施すことにより、上記の加工性お
よび特性のバランスに優れた組成物が得られることを見
い出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、 (1)(A)ジエン系ゴム100〜40重量%と過酸化
物分解型樹脂0〜60重量%とからなる混合物(a−1
)に過酸化物を添加し、混練して得られたゲル含量3〜
30%を有する部分架橋成分5〜95重量%、および(
B)熱可塑性エラストマー/添加剤の比が10010〜
300(重量比)である熱可塑性エラストマー成分(b
−1)95〜5重量%からなる熱可塑性エラストマー組
成物、ならびに (2)(A)ジエン系ゴム100〜40重量%と過酸化
物分解型樹脂0〜60重量%とからなる混合物(a−1
)100重量部に(B)熱可塑性エラストマー/添加剤
の比が10010〜300(重量比)である熱可塑性エ
ラストマー成分(b−1)を5〜1500重量部を混合
した混合物に過酸化物を添加し、混練して得られたゲル
含量0.5〜10%を有する部分架橋性熱可塑性エラス
トマー組成物 を提供するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
(1)第1発明の熱可塑性エラストマー組成物の説明 ゴム成分(a−1)に使用されるジエン系ゴムとしては
、ブタジェンゴム(BR) 、天然ゴム(NR) 、イ
ソプレンゴム(IR)、スチレンブタジェンゴム(SB
R)、アクリロニトリルブタジェンゴム(N B R)
が挙げられる。この中で最も好ましいのはBRてあり、
シス型、トランス型、ビニル型もしくはこれらの混合型
結合を有するBR,およびこれらの変性(カルボキシ、
エポキシなど)体が挙げられる。
これらの分子量は広い範囲にわたって選択が可能である
。これらの中で好ましいBRは、シス1゜4−結合が9
0%以上、さらに好ましくは94%以上のBRである。
ジエン系ゴムの使用量は、耐摩耗性の点から100〜4
0重量%、好ましくは90〜50重量%、さらに好まし
くは80〜60重量%である。40重量%朱満の場合、
軟質、耐摩耗性、架橋性か損なわれ好ましくない。
ゴム製品(a = 、1 )に使用される過酸化物分解
型(分子切断型)樹脂としては、 X            X           
 Hただし、X:C1〜C1oのアルキル基Y:カルボ
キシル基、フェニル基、 ニトリル基 から選ばれる構造を有する樹脂で、例えばα−メチルス
チレン樹脂、MMA樹脂、スチレン樹脂、プロピレン樹
脂、アクリロニトリル樹脂、アクリル樹脂などが挙げら
れる。これらの中で好ましい樹脂は、α−メチルスチレ
ン樹脂、スチレン樹脂である。
過酸化物分解型(分子切断型)樹脂の使用量は、混合系
の粘度調節の点から0〜60重量%、好ましくは10〜
50重量%、さらに好ましくは20〜40重量%である
。60重量%を超える場合、軟質、架橋性が損なわれ好
ましくない。
ゴム製品(a −1)の部分架橋に使用される過酸化物
としては、ケトンパーオキサイド類、パーオキシケター
ル類、ハイドロパーオキサイド類、ジアルキルパーオキ
サイド類、ジアシルパーオキサイド類、パーオキシジカ
ーボネート類、パーオキシエステル類の架橋剤が挙げら
れる。これらの中でジアルキルパーオキサイド類として
は、例えばジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル
2.5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2.5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シンが好ましい。
過酸化物の使用量は、(a−1)成分100重量部に対
し、好ましくは0.01〜5重量部、さらに好ましくは
0.05〜2重量部、特に好ましくは0.1〜1重量部
である。0.01重量部未満の場合、架橋が不足し、混
合物の粘着、ブロッキングが発生するとともに、耐摩耗
性、引張強度、引裂強度が目的とする性能を発現しない
。一方、5重量部を超える場合、架橋過剰による樹脂成
形機による加工不良、得られた成形品の外観が損なわれ
るなど好ましいものではない。
本発明の部分架橋成分(a−2)は、(a−1)成分に
過酸化物を添加し、反応条件下で混練加工することによ
り得ることができる。
ゲル含量は、過酸化物の種類、量、混練温度、混練時間
を適宜調整することで、目的のゲル含量にすることがで
きる。(a−2)成分中のゲル含量は3〜30%、好ま
しくは4〜20%、さらに好ましくは5〜15%である
。3%未満の場合、耐摩耗性、引張強度、引裂強度が不
足し、かつ混練物、成形物の粘着、ブロッキングが起こ
り好ましくない。30%を超える場合、樹脂成形加工お
よび成形品の外観に問題が生じ好ましくない。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物に使用される部分
架橋成分(a−2)の使用量は、5〜95重量%、好ま
しくは10〜80重量%、さらに好ましくは20〜60
重量%である。5重量%未満であると部分架橋の効果が
現われず、耐摩耗性、引張強度、引裂強度が不足し、か
つ成形加工時、混練物の粘着、ブロッキングが起こり好
ましくない。95重量%を超える場合、樹脂成形加工に
不調をきたすとともに、得られた成形品の外観が損なわ
れ好ましくない。
本発明の熱可塑性エラストマー成分(b−1)で使用さ
れる熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系エラス
トマー、オレフィン系エラストマ、ウレタン系エラスト
マー、エステル系エラストマー、pvc系エラストマー
 1,2−ポリブタジェン、フッ素系エラストマー、イ
オン架橋エラストマー(アイオノマー)が挙げられる。
これらの中で好ましい熱可塑性エラストマーとしてはス
チレン系エラストマーであり、具体的には、芳香族ビニ
ル化合物−共役ジエンブロック共重合体としては、少な
くとも一つの芳香族ビニル化合物の重合ブロックと、少
なくとも一つの共役ジエン化合物の重合体ブロックとを
含むものであり、直鎖型であっても、ラジアル型であっ
てもよい。また、共役ジエンブロックが少量の芳香族ビ
ニル化合物とのランダム共重合体であってもよいし、芳
香族ビニル化合物含量が漸増する、いわゆるテーパー型
ブロックであってもよい。
ブロック共重合体の構造については特に制限はなく、(
A−B)n型、(A−B)n−A型または(A、B)n
−C型のいずれでも使用できる。
式中、Aは芳香族ビニル化合物の重合体ブロック、Bは
共役ジエン系の重合体ブロック、Cはカップリング剤残
基、nは1以上の整数を示す。なお、上記ブロック共重
合体において、共役ジエン部分が水素添加されたブロッ
ク共重合体を使用することも、もちろん可能である。
本発明に使用する芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロ
ック共重合体の芳香族ビニル化合物としては、スチレン
、α−メチルスチレン、O−メチルスチレン、m−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、あるいはビニルナフ
タレンなどが用いられるが、特にスチレンが好ましい。
また共役ジエンとしては、1,3−ブタジェン、イソプ
レン、ピペリレンなどが用いられ、この中では1,3ブ
タジエン、イソプレンが特に好ましいものである。
ブロック共重合体の重量平均分子量は10,000〜8
00,000が好ましく、さらに好ましくは50,00
0〜500,000である。また、ブロック共重合体中
の芳香族ビニル化合物の含量は5〜60重量%が好まし
く、さらに好ましくは20〜50重量%である。
好ましい熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系エ
ラストマーとともにビニル結合金有量が70%以」二、
結晶化度が5%以上、および固有粘度[η](トルエン
中30℃で測定)が0,5dρ/g以−にの1,2−ポ
リブタジェンが挙げられる。
また、これらは混合しても使用できる。
また、熱可塑性エラストマーに添加される添加剤として
は、例えば軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、
種々の表面処理炭酸カルシウムのほか、タルク、水酸化
マグネシウム、マイカ、クレー、硫酸バリウム、天然ケ
イ酸、合成ケイ酸、酸化チタン、ガラス繊維、カーボン
繊維、コツトンフロックおよび種々のカーボンブラック
などが使用できる。これらの充填剤のうち、重質炭酸カ
ルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルクは経済的にも有
利で好ましい。
軟化剤と(7ては、例えばプロセス油、潤滑油、パラフ
ィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリンな
どの石油系軟化剤、コールタール、コールタールピッチ
などのコールタール系軟化剤、ヒマン油、アマニ油、ナ
タネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化剤、トール油、サブ
油また蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなどのロウ類
、リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ステア
リン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラノリン酸
亜鉛などの脂肪酸および脂肪酸塩、石油樹脂などの合成
高分子物質などが挙げられる。
可塑剤としては、例えばフタル酸エステル系、アジピン
酸エステル系、セバシン酸エステル系、燐酸系などが挙
げられる。
粘着付与剤としは、例えはクマロンインデン樹脂、テル
ペン・フェノール樹脂、キシレン・ホルマリン樹脂など
が挙げられる。
着色剤としては、無機および有機顔料など、発泡剤とし
ては、例えば重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、N
、N’  −ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ア
ゾカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ベン
ゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラ
ジド、カルシウj2アミド、パラトルエンスルホニルア
ミドなど、発泡助剤としては、例えばザリチル酸、フタ
ル酸、尿素などが挙げられる。また樹脂としては、融点
180°C以下の樹脂であれば特に限定されるものでは
ない。
熱可塑性エラストマー成分(b−1)は、熱可塑性ガラ
ス1ヘマー/添加剤−10010〜300(重量比)か
らなる。
本発明の熱可塑エラストマー組成物に使用される熱可塑
性ガラス)・マー成分(b−1)の使用量コ−2 は、95〜5重量%、好ましくは90〜20重量%、さ
らに好ましくは80〜40重量%である。
5重量%未満の場合、樹脂成形加工性が劣り、成形外観
も好ましくない。95重量%を超える場合、耐摩耗性、
引張強度、引裂強度が不足し、樹脂加工時、混練物の粘
着、ブロッキングが起こり好ましくない。
(2)第2発明の熱可塑性エラストマー組成物の説明 第2発明の熱可塑性ガラス)・マー組成物は、(A)ジ
エン系ゴム100〜40重量%と過酸化物分解型樹脂0
〜60重量%とからなる混合物(a−1)100重量部
に(B)熱可塑性エラストマー/添加剤の比が1001
0〜300(重量比)である熱可塑性エラストマー成分
(b−1)を5〜1500重量部混合重量部会物に過酸
化物を添加し、混練して得られたゲル含量0.5〜10
%を有する部分架橋性熱可塑性エラストマー組成物であ
る。
第2発明の成分(a−1)および熱可塑性エラストマー
成分(bl、)は、第1発明の成分(al)および熱可
塑性エラストマー成分(b−1)と同じものである。
第2発明で使用する過酸化物は、第1発明の過酸化物と
同じものである。
第2発明の熱可塑性エラストマー組成物の組成は、成分
(a−1)100重量部に対して、熱可塑性エラストマ
ー成分(b−1)5〜1500重量部、好ましくは20
〜1000重量部、さらに好ましくは40〜400重量
部である。熱可塑性エラストマー成分(b−1)が5重
量部未満の場合、樹脂加工性が劣り、成形外観に支障を
きたす。
1500重量部を超える場合、軟質かつ耐摩耗性、引張
強度、引裂強度のバランスがとれず、本目的が達成され
ない。
第2発明の熱可塑性エラストマー組成物のゲル含量は0
.5〜10%、好ましくは0.6〜5%である。0.5
%未満の場合、混合物、成形物の粘着、ブロッキングが
起こり、また耐摩耗性、弓張強度、引裂強度が目的とす
る性能を発現しない。
一方、1−0%を超える場合、樹脂成形機による加工不
良、成形品の外観が損なわれ好ましくない。
」−記のゲル含量の熱可塑性エラストマー組成物は、成
分(a −1)および熱可塑性エラストマー成分(b−
1)からなる組成物に過酸化物を添加し、過酸化物の反
応条件下に混練加工することにより得られる。ゲル含量
は、過酸化物の種類、量、混練温度、混練時間を適宜調
節することで、目的のゲル含量にすることかできる。
過酸化物の使用量は、」二記の成分(a−1)と熱可塑
性エラストマー成分(b−1)からなる組成物100重
量部に対して、好ましくは0.01〜5重量部、さらに
好ましくは0.05〜2重量部、特に好ましくは0.1
〜1重量部である。該過酸化物が0.01未満であると
架橋が不足し、一方、5重量部を超えると架橋過剰とな
り、その結果、不足または過剰に起因する−1−記の問
題が生じるので好ましくない。
(3)第1の発明および第2の発明の詳細な説明本発明
組成物を作製する混合方法としては特に制限はなく、通
常の樹脂、ゴム加工時に用いられるロール、ニーダ−、
バンバリーミキサ−、スクリュー押出機、フィーダール
ーダ−押出機などのほか、タンブラ−、ヘンシェルミキ
サーを用い混合・混練ができる。混練加工時、過酸化物
添加温度を過酸化物分解半減期1分の温度より20〜3
0°C以下で行ない、混練物の剪断発熱による上昇を加
味することか好ましい。分解半減期1分温度で混練を行
なった場合、系が分散不良の形態となり好ましくない。
過酸化物添加後は、混練トルクの」二昇を確認するのが
好ましい。
このようにして得られる本発明の組成物は、粘着性、ブ
ロッキング性がなく、加工性、成形外観(フローマク、
ガスリ、ヒゲなど)が良好、かつ耐摩耗性、引張強度、
引裂強度、耐屈曲性、耐オゾン性に優れた部分架橋系で
あり、樹脂にない物性、架橋ゴムにない生産性を有した
熱可塑性エラストマー組成物である。
本発明組成物は、発泡体も容易にできる優れたものであ
り、過酸化物と硫黄を併用し、架橋バランスをとること
もできる。
本発明組成物は、以」二説明を加えたように非架橋分野
から架橋分野にわたる広い用途範囲に適用でき、工業用
品、家電・0.A用品、履物底利(紳士・婦人シューズ
底、カジュアルシューズ底、スポーツシューズ底)、自
動車用品、緩衝利料、住建上建、コンベアーベルト、包
装料などに好適に使用される。
[実 施 例] 次に、実施例および比較例を示して本発明を具体的に説
明するが、本発明の主旨を超えない限りこれらにより本
発明が限定されるものではない。
なお、実施例中の部および%は、重量部および重量%を
示す。
なお、本実施例および比較例に用いた特性値の測定法、
評価判定法を以下に示す。
(1)硬さ、引張強度および引裂強度の試験片は、下記
成形条件で成形された成形品から作製した。
また、この成形品は成形品の外観評価用の試験片として
用いた。
(2)屈曲試験および耐摩耗性の試験片は、各試験片の
金型を用いて、下記の成形条件を用いて成形した。
(3)流動性は、4X4X1000mmのファンゲート
スパイラル金型を用いて、下記の成形条件で成形した。
〈成形条件〉 成形機: 10オンスインラインスクリュータイプ射出成形機 金    型: 200X200X3mmのダイレクトゲートの平板 成形温度:150°C 射出圧力+ 660 kg/cd フローコントロール:中 位 ローデイングツ8秒 インジェクション=10秒 キュアリング二30秒 金型温度=30°C く評価方法〉 (1)硬  さ: JIS  X6301(タイプA)に準拠[判定]40
〜70;○、71〜80;△、81以上;× (2)流動性: 150°C成形温度でスパイラルキャビティー内を流れ
る樹脂の流動長(mm)を求める。
[判定]350mm以−ト;○オート0闘未満;×(3
)屈曲試験: ロス屈曲試、験法 ASTM  D1052[判定]亀
裂なし;○ 亀裂有り(2〜5 rn / m成長);△全装;× (4)成形品の外観; 成形品の表面のフローマーク、肌荒れ、ブラッシュイン
グ、シルバーストリーク、ブルーミングなどを目視評価
した。
[判定]優;○、可;△、不可;×とした。
(5)耐摩耗性: 1つ DIN  5B516に準拠。粒度60、ドラム回転4
0rpm、荷重1ON1移動距離40m1単位(mrP
l) [判定]200(mrl)以下;○、201〜300 
(m%)  ;△、301(m約以上;×(6)引張強
度: JIS  X6301に準拠 [判定]100kg/cイ以上;○、88〜99kg/
cに△、80kg/cJ未満;× (7)引裂強度: JIS  X6301に準拠 [判定]30kg/cm以上;○、20〜29kg/c
m;△、20 kg/ cm未満;×(8)ゲ ル 量
:(トルエン不溶分)試料2.0gを200m1のトル
エンに溶解したものを3号ガラスフィルターで2濾過し
、その重量を精秤し、次式によりトルエン不溶分を算出
する。
−B トルエン不溶分(%) −X100 ここで、A;ガラスフィルター+トルエン不溶分の重さ
(g) B;ガラスフィルターの重さ(g) C;試料の重さ(g) (9)粘着、ブロッキング:目視法 [判定]無;○、有;× 実施例1〜6 実施例1〜6は、特許請求の範囲(1)項(第1発明)
により組成物を作製した。
すなわち、表−1に示す(1)項(A)成分を加圧ニー
ダ−により混練(温度150℃で開始し、剪断温度によ
り部分架橋を完結させた;トルクで検知)。次に、(1
)項(B)成分を130〜150℃下に混練し、得れた
混合物を押出機(フィーダールーダ−タイプ)で押出し
、ペレット化した。得られたペレットを、樹脂用プレス
機または射出成形機を用いて成形した。評価結果を表−
1に示す。
実施例7〜8 実施例7〜8は、特許請求の範囲(2)項(第2発明)
により組成物を得た。
すなわち、表−]に示す成分を添加し、混練最終段階で
過酸化物架橋剤を添加し、混練した。混練温度は実施例
1と同様に行なった。以下、ペレット作製、成形、評価
は実施例1と同様。
実施例6.7 実施例6は系に硫黄を、実施例7は系に発泡剤を加えて
いる。
比較例1〜5 比較例1〜5は、本特許請求範囲外の組成物である。混
練加工、ペレット化、成形、評価は実施例コ、と同様に
した。
比較例6 比較例6は、本特許請求範囲外の組成物である以外は実
施例7と同様にした。
表−1より明らかなように、本発明組成物(実施例]〜
8)は、本発明の組成の範囲外である組成物(比較例1
〜6)に比し、著しく優れた性能を有した(新規な架橋
システムと組成物を組み合わせた内容から生ずる)画期
的なものである。
なお、本実施例、比較例に用いた主な材料の内容を以下
に示す。
(1)  RB 820 12−ポリブタジェン、結晶化度24%、日本合成ゴム
株製 T2)  R8830 ]、2−ポリブタジェン、結晶化度28%、日本合成ゴ
ム株製 (:3)  T R1000 スヂレンーブタジエンブロツクポリマー、結合スチレン
量40%、日本合成ゴム株製 (4)  S I S 5000 スチレンーブタジエンブロツクボリマー、結合スチレン
量15%、日本合成ゴム株製 T5)  GP  PS トーポレックス500、MI30g/10m1n(20
0°C,5000gv) 、三井東圧■製(6)BRO
I ブタジェンゴム、シス1,4−結合%%、ムニー粘度M
L   (100’C)44、■+4 日本合成ゴム株製 (7)  B RO2L L ブタジェンゴム、シス]、、4−結合94%、ムニー粘
度ML   (100°C)28.1+4 日本合成ゴム株製 [8:l  S B R1500 スチレン−ブタジェンゴム、結合スチレン量23.5、
ムーニー粘度ML   (100°C)1+4 52、日本合成ゴム株制 (9)パーへキザ25B ジアルキルパーオキサイド、半減期1分の温度179℃
、日本油脂■製 (10)パークミルD ジアルキルパーオキサイド、半減期1分の温度171°
C1日本油脂■製 (11)酸化防止剤1 イルガノックス10]0、チバガイギー■製*酸化防止
剤は、部分架橋後、最後に添加した。
また、表−1中の注1〜5は次のとおりである。
]、)TRコンパウンド TR100O/CaC○3/ナフテニックオイル−10
0/20/20 TBコンパウンド RB830/シリカ/ナフテニックオイル=100/1
0/10 (a −1)成分100部に対する使用量(b−1)成
分100部に対する使用量(a −1)成分または(a
−2)成分と、(b−1)成分との合計量に対する使用
量以下余白 [発明の効果] 本発明の組成物は、新規な部分架橋により耐摩耗性、引
張強度、引裂強度に優れ、軟質かつ粘着、ブロッキング
性のない特性と、樹脂成形機により樹脂と同等の成形加
工性を有する特性より、難度が高くこれまで手がつけら
れていなかったOoA・家電用品、工業用品、履物底材
、スポーツ用品、自動車用品、住建土木用品、緩衝材用
品、ベルト材、包装材用途に好適に使用できるものであ
り、広範な用途にわたって有用でき、産業」二の利用価
値は極めて高い。
特許出願人   日本合成ゴム株式会社2つ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ジエン系ゴム100〜40重量%と過酸化
    物分解型樹脂0〜60重量%とからなる混合物(a−1
    )に過酸化物を添加し、混練して得られたゲル含量3〜
    30%を有する部分架橋成分5〜95重量%、および(
    B)熱可塑性エラストマー/添加剤の比が100/0〜
    300(重量比)である熱可塑性エラストマー成分(b
    −1)95〜5重量%からなる熱可塑性エラストマー組
    成物。
  2. (2)(A)ジエン系ゴム100〜40重量%と過酸化
    物分解型樹脂0〜60重量%とからなる混合物(a−1
    )100重量部に(B)熱可塑性エラストマー/添加剤
    の比が100/0〜300(重量比)である熱可塑性エ
    ラストマー成分(b−1)を5〜1500重量部を混合
    した混合物に過酸化物を添加し、混練して得られたゲル
    含量0.5〜10%を有する部分架橋性熱可塑性エラス
    トマー組成物。
JP18976090A 1990-07-18 1990-07-18 熱可塑性エラストマー組成物 Expired - Lifetime JP2929129B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18976090A JP2929129B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 熱可塑性エラストマー組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18976090A JP2929129B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 熱可塑性エラストマー組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0476063A true JPH0476063A (ja) 1992-03-10
JP2929129B2 JP2929129B2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=16246721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18976090A Expired - Lifetime JP2929129B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 熱可塑性エラストマー組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2929129B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11255965A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
EP1574523A1 (en) * 2004-03-09 2005-09-14 Tokai Rubber Industries, Ltd. Rubber product and method for manufacturing the same
US7439547B2 (en) 2002-07-15 2008-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Micro electro mechanical system apparatus
CN115895097A (zh) * 2022-12-22 2023-04-04 晋江国盛新材料科技有限公司 一种发泡交联热塑性弹性体材料及其应用

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102118483B1 (ko) * 2016-03-21 2020-06-04 주식회사 엘지화학 코팅 발포용 조성물, 코팅 발포체 및 코팅 발포체의 제조방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11255965A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
US7439547B2 (en) 2002-07-15 2008-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Micro electro mechanical system apparatus
EP1574523A1 (en) * 2004-03-09 2005-09-14 Tokai Rubber Industries, Ltd. Rubber product and method for manufacturing the same
CN115895097A (zh) * 2022-12-22 2023-04-04 晋江国盛新材料科技有限公司 一种发泡交联热塑性弹性体材料及其应用
CN115895097B (zh) * 2022-12-22 2024-05-17 晋江国盛新材料科技有限公司 一种发泡交联热塑性弹性体材料及其应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP2929129B2 (ja) 1999-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4799793B2 (ja) 改良された接着特性を有する熱可塑性エラストマー
CA1333308C (en) Olefinic thermoplastic elastomer composition
KR100632603B1 (ko) 열가소성 에라스토머 조성물 및 이의 제조방법
CN104262772A (zh) 发泡体用组合物、其制造方法以及发泡体
TW400354B (en) Thermoplastic elastomer composition
WO2002102895A1 (fr) Procede de production d'une composition elastomere thermoplastique
JPS58149935A (ja) 変性ポリオレフイン組成物
CS198202B2 (en) Thermoplastic elastomere mixture
CN111718587A (zh) 一种低压缩永久变形热塑性弹性体材料及其制备方法
AU598808B2 (en) Thermoplastic elastomer composition
JPS6155528B2 (ja)
TWI734310B (zh) 雙組分嵌段共聚物
WO1991000890A1 (fr) Procede de fabrication d'une composition elastomere thermoplastique et la composition elastomere thermoplastique ainsi fabriquee
JPH0476063A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
KR980009367A (ko) 미끄럼 방지용 신발 겉창용 조성물 및 이를 이용한 신발 겉창의 제조 방법
JP2002317096A (ja) 長靴用熱可塑性エラストマー組成物及びそれを用いた長靴
WO2001025331A1 (en) Footwear made from a thermoplastic elastomer composition having a dull look
JP3669858B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP4909467B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物およびその製造方法
JPH01103639A (ja) オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物
JPH0386740A (ja) 履物用底材
JPS631980B2 (ja)
JPS63193941A (ja) 架橋ゴム組成物
NO782028L (no) Elastomerblanding og fremgangsmaate for fremstilling derav
JP3567661B2 (ja) 動的架橋組成物および熱可塑性エラストマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 12