JPH0475950B2 - - Google Patents

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JPH0475950B2
JPH0475950B2 JP14148984A JP14148984A JPH0475950B2 JP H0475950 B2 JPH0475950 B2 JP H0475950B2 JP 14148984 A JP14148984 A JP 14148984A JP 14148984 A JP14148984 A JP 14148984A JP H0475950 B2 JPH0475950 B2 JP H0475950B2
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phosphor
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cerium
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compositional formula
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Takashi Nakamura
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、蛍光体およびその製造法に関するも
のである。さらに詳しくは、本発明は、セリウム
により賦活されている希土類ハロゲン化物系蛍光
体およびその製造法に関するものである。
[発明の技術的背景] セリウムで賦活したハロゲン化物系蛍光体の一
種として、従来よりセリウム賦活希土類オキシハ
ロゲン化物蛍光体(LnOX:Ce、ただしLnはY,
La,GdおよびLuからなる群より選ばれる少なく
とも一種の希土類元素であり;XはClおよびBr
からなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲ
ンである)が知られている。たとえば特開昭55−
12144号公報に開示されているように、この蛍光
体はX線、電子線および紫外線などの放射線で励
起したのち可視乃至赤外領域の電磁波で励起する
と近紫外発光(輝尽発光)を示し、放射線像変換
方法に用いられる輝尽性蛍光体として有用である
ことが見出されている。
[発明の要旨] 本発明は、上記セリウム賦活希土類オキシハロ
ゲン化物蛍光体とは異なる新規なセリウム賦活希
土類ハロゲン化物系蛍光体およびその製造法を提
供することを目的とするものである。
発明の蛍光体は、組成式(): LnX3・aMIX′:xCe3+ () (ただし、LnはY,La,GdおよびLuからな
る群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素で
あり;MIはLi,Na,K,CsおよびRbからなる
群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属で
あり;XおよびX′はそれぞれCl,Brおよびか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
であり;そしてaは0<a≦10.0の範囲の数値で
あり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である) で表わされるセリウム賦活希土類ハロゲン化物系
蛍光体である。
また、本発明のセリウム賦活希土類ハロゲン化
物系蛍光体の製造法は、化学量論的に 組成式(): LnX3・aMIX′:xCe () (ただし、LnはY,La,GdおよびLuからな
る群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素で
あり;MIはLi,Na,K,CsおよびRbからなる
群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属で
あり;XおよびX′はそれぞれCl,Brおよびか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
であり;そしてaは0<a≦10.0の範囲の数値で
あり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である) に対応する相対比となるように蛍光体原料混合物
を調製したのち、この混合物を弱還元性雰囲気中
で500乃至1300℃の範囲の温度で焼成することを
特徴とする。
組成式()で表わされる本発明のセリウム賦
活希土類ハロゲン化物系蛍光体は、X線、紫外
線、電子線などの放射線を照射した後、500〜
850nmの波長領域の電磁波で励起すると近紫外乃
至青色領域に輝尽発光を示す。
また、組成式()で表わされる本発明のセリ
ウム賦活希土類ハロゲン化物系蛍光体は、X線、
紫外線、電子線などの放射線を照射して励起する
場合にも近紫外乃至青色領域に発光(瞬時発光)
を示す。
[発明の構成] 本発明のセリウム賦活希土類ハロゲン化物系蛍
光体は、たとえば、以下に記載するような製造法
により製造することができる。
まず、蛍光体原料として、 1 YCl3,YBr3,YI3,LaCl3,LaBr3,LaI3
GdCl3,GdBr3,GdI3,LuCl3,LuBr3および
LuI3からなる群より選ばれる少なくとも一種の
希土類元素ハロゲン化物、 2 LiCl,LiBr,LiI,NaCl,NaBr,NaI,
KCl,KBr,KI,CsCl,CsBr,CsI,RbCl,
RbBrおよびRbIからなる群より選ばれる少な
くとも一種のアルカリ金属ハロゲン化物、 3 ハロゲン化物、酸化物、硝酸塩、硫酸塩など
のセリウムの化合物からなる群より選ばれる少
なくとも一種の化合物、 を用意する。場合によつては、さらにハロゲン化
アンモニウム(NH4X″;ただし、X″はCl,Brま
たはIである)などをフラツクスとして使用して
もよい。
蛍光体の製造に際しては、上記1)の希土類元
素ハロゲン化物、2)のアルカリ金属ハロゲン化
物および3)のセリウム化合物を用いて、化学量
論的に、組成式(): LnX3・aMIX′:xCe () (ただし、LnはY,La,GdおよびLuからな
る群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素で
あり;MIはLi,Na,K,CsおよびRbからなる
群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属で
あり;XおよびX′はそれぞれCl,Brおよびか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
であり;そしてaは0<a≦10.0の範囲の数値で
あり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である) に対応する相対比となるように秤量混合して、蛍
光体原料の混合物を調製する。
本発明の蛍光体の製造法において、輝尽発光輝
度並びに瞬時発光輝度の点から、組成式()に
おいて希土類元素を表わすLnはYおよびLaのう
ちの少なくとも一種であるのが好ましく、アルカ
リ金属を表わすM〓はCsおよびRbのうちの少なく
とも一種であるのが好ましい。また、ハロゲンを
表わすXおよびX′はそれぞれClおよびBrのいず
れかであるのが好ましく、XとX′は異なるのが
好ましい。アルカリ金属ハロゲン化物の含有量を
表わすa値は0.1≦a≦2.0の範囲にあるのが好ま
しく、特に好ましくは0.2≦a≦1.0の範囲であ
る。同じく輝尽発光輝度並びに瞬時発光輝度の点
から、組成式()においてセリウムの賦活量を
表わすx値は10-5≦x≦10-2の範囲にあるのが好
ましい。
蛍光体原料混合物の調製は、 上記1),2)および3)の蛍光体原料を
単に混合することによつて行なつてもよく、
あるいは、 まず、上記1)および2)の蛍光体原料を
混合し、この混合物を100℃以上の温度で数
時間加熱したのち、得られた熱処理物に上記
3)の蛍光体原料を混合することによつて行
なつてもよいし、あるいは、 まず、上記1)および2)の蛍光体原料を
溶液の状態で混合し、この溶液を加温下(好
ましくは50〜200℃)で減圧乾燥、真空乾燥、
噴霧乾燥などにより乾燥し、しかるのち得ら
れた乾燥物に上記3)の蛍光体原料を混合す
ることによつて行なつてもよい。
なお、上記)の方法の変法として、上記1),
2)および3)の蛍光体原料を混合し、得られた
混合物に上記熱処理を施す方法を利用してもよ
い。また、上記)の方法の変法として、上記
1),2)および3)の蛍光体原料を溶液の状態
で混合し、この溶液を乾燥する方法を利用しても
よい。
上記),)、および)のいずれの方法にお
いても、混合には、各種ミキサー、V型ブレンダ
ー、ボールミル、ロツドミルなどの通常の混合機
が用いられる。
次に、上記のようにして得られた蛍光体原料混
合物を石英ボート、アルミナルツボ、石英ルツボ
などの耐熱性容器に充填し、電気炉中で焼成を行
なう。焼成温度は500〜1300℃の範囲が適当であ
り、好ましくは700〜1000℃の範囲である。焼成
時間は蛍光体原料混合物の充填量および焼成温度
などによつても異なるが、一般には0.5〜6時間
が適当である。焼成雰囲気としては、少量の水素
ガスを含有する窒素ガス雰囲気、あるいは、一酸
化炭素を含有する二酸化炭素雰囲気などの弱還元
性の雰囲気を利用する。一般に上記2)の蛍光体
原料として、セリウムの価数が四価のセリウム化
合物が用いられるが、その場合には焼成過程にお
いて、上記弱還元性の雰囲気によつて四価のセリ
ウムは三価のセリウムに還元される。
上記焼成によつて粉末状の本発明の蛍光体が得
られる。なお、得られた粉末状の蛍光体について
は、必要に応じて、さらに、洗浄、乾燥、ふるい
分などの蛍光体の製造における各種の一般的な操
作を行なつてもよい。
以上に説明した製造法によつて製造されるセリ
ウム賦活希土類ハロゲン化物系蛍光体は、組成式
(): LnX3・aMIX′:xCe3+ () (ただし、LnはY,La,GdおよびLuからな
る群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素で
あり;MIはLi,Na,K,CsおよびRbからなる
群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属で
あり;XおよびX′はそれぞれCl,Brおよびか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
であり;そしてaは0<a≦10.0の範囲の数値で
あり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である) で表わされるものである。
本発明のセリウム賦活希土類ハロゲン化物系蛍
光体はX線、紫外線、電子線などの放射線で励起
すると近紫外乃至青色領域(発光のピーク波長:
約360〜380nm)に瞬時発光を示す。
第1図は、本発明のセリウム賦活希土類ハロゲ
ン化物系蛍光体の瞬時発光スペクトルおよびその
励起スペクトルを例示するものである。第1図に
おいて曲線1〜4はそれぞれ、 1:LaBr3・CaCl:0.001Ce3+蛍光体の発光ス
ペクトル 2:LaBr3・CaCl:0.001Ce3+蛍光体の励起ス
ペクトル 3:LaCl3・CsBr:0.001Ce3+蛍光体の発光ス
ペクトル 4:LaCl3・CsBr:0.001Ce3+蛍光体 の励起スペクトル である。
第1図から、本発明の蛍光体は紫外線励起下に
おいて近紫外乃至青色領域に瞬時発光を示すこと
が明らかである。また、その発光スペクトルのピ
ーク波長はLaBr3・CsCl:0.001Ce3+については
365nmであり、LaCl3・CsBr:0.001Ce3+につい
ては375nmである。
以上二種類の蛍光体を例にとつて、本発明のセ
リウム賦活希土類ハロゲン化物系蛍光体の紫外線
励起の場合の瞬時発光スペクトルおよびその励起
スペクトルを説明したが、本発明のその他の蛍光
体についてもその発光スペクトルおよび励起スペ
クトルは、上述と同様の傾向を示すことが確認さ
れている。また、本発明の蛍光体のX線および電
子線励起の場合の瞬時発光スペクトルは、第1図
または第2図に示される紫外線励起の場合の瞬時
発光スペクトルとほぼ同様であることも確認され
ている。
また、本発明のセリウム賦活希土類ハロゲン化
物系蛍光体はX線、紫外線、電子線などの放射線
を照射したのち、500〜850nmの可視乃至赤外領
域の電磁波で励起すると近紫外乃至青色領域に輝
尽発光を示す。
第2図は、本発明のセリウム賦活希土類ハロゲ
ン化物系蛍光体の具体例であるLaBr3・CsCl:
0.001Ce3+蛍光体の輝尽励起スペクトルである。
第2図から、本発明の蛍光体は放射線照射後
500〜850nmの波長領域の電磁波で励起すると輝
尽発光を示すことが明らかである。
なお、上記本発明の蛍光体の輝尽発光スペクト
ルは、瞬時発光スペクトル(第1図の曲線1)に
一致する。
以上、LaBr3・CsCl:0.001Ce3+蛍光体の場合
を例にとつて、本発明のセリウム賦活希土類ハロ
ゲン化物系蛍光体の輝尽励起スペクトルおよびそ
の輝尽発光スペクトルを説明したが、本発明のそ
の他の蛍光体についてもその輝尽励起スペクトル
およびその輝尽発光スペクトルは上述とほぼ同様
であることが確認されている。
第3図は、本発明のLaBr3・aCsCl:0.001Ce3+
蛍光体におけるa値と輝尽発光強度[80KVpの
X線を照射したのち、He−Neレーザー光
(632.8nm)で励起した時の輝尽発光強度]との
関係を示すグラフである。
第3図から明らかなように、a値が0<a≦
10.0の範囲にある本発明のLaBr3・CsCl:
0.001Ce3+蛍光体のうちでも、a値が0.1≦a≦2.0
の範囲にある蛍光体は高輝度の輝尽発光を示す。
なお、上記蛍光体についてのa値と瞬時発光強
度との関係も第3図と同じような関係にある。さ
らに、LaBr3・CsCl:0.001Ce3+蛍光体以外の本
発明の蛍光体についても、a値と輝尽発光強度お
よび瞬時発光強度それぞれとの関係は第3図と同
じような傾向にあることが確認されている。
以上に説明した発光特性から、本発明の蛍光体
は、特に医療診断を目的とするX線撮影等の医療
用放射線撮影および物質の非破壊検査を目的とす
る工業用放射線撮影などにおいて使用される輝尽
性蛍光体利用の放射線像変換方法に用いられる放
射線像変換パネル用の蛍光体として、あるいは同
じく医療診断および非破壊検査等を目的とする放
射線撮影に利用される放射線写真法に用いられる
放射線増感スクリーン用の蛍光体として非常に有
用である。
次に本発明の実施例を記載する。ただし、これ
らの各実施例は本発明を限定するものではない。
[実施例 1] 臭化ランタン(LaBr3)378.9g、塩化セシウム
(CsCl)168.4gおよび酸化セリウム(CeO2
0.172gを蒸留水(H2O)800mlに添加し、混合し
て水溶液とした。この水溶液を60℃で3時間減圧
乾燥した後、さらに150℃で3時間の真空乾燥を
行なつた。
次に、得られた蛍光体原料混合物をアルミナル
ツボに充填し、これを高温電気炉に入れて焼成を
行なつた。焼成は、一酸化炭素を含む二酸化炭素
雰囲気中にて900℃の温度で2時間かけて行なつ
た。焼成が完了したのち焼成物を炉外に取り出し
て冷却した。このようにして、粉末状のセリウム
賦活臭化ランタン系蛍光体(LaBr3・CsCl:
0.001Ce3+)を得た。
[実施例 2] 実施例1において、臭化ランタンおよび塩化セ
シウムの代りにそれぞれ、塩化ランタン
(LaCl3)245.3gおよび臭化セシウム(CsBr)
213.0gを用いること以外は、実施例1の方法と同
様の操作を行なうことにより、粉末状のセリウム
賦活塩化ランタン系蛍光体(LaCl3・CsBr/
0.001Ce3+)を得た。
[実施例 3] 実施例1において、臭化ランタンおよび塩化セ
シウムの代りにそれぞれ、臭化イツトリウム
(YBr3)328.9gおよび塩化リチウム(LiCl)
42.4gを用いること以外は、実施例1の方法と同
様の操作を行なうことにより、粉末状のセリウム
賦活臭化イツトリウム系蛍光体(YBr3・LiCl:
0.001Ce3+)を得た。
次に、実施例1および2で得られた各蛍光体を
紫外線で励起した時の発光スペクトルおよびその
励起スペクトルを測定した。その結果を第1図に
示す。
上述のように第1図において曲線1〜4はそれ
ぞれ、 1:LaBr3・CsCl:0.001Ce3+蛍光体(実施例
1)の発光スペクトル 2:LaBr3・CsCl:0.001Ce3+蛍光体(実施例
1)の励起スペクトル 3:LaCl3・CsBr:0.001Ce3+蛍光体(実施例
2)の発光スペクトル 4:LaCl3・CsBr:0.001Ce3+蛍光体(実施例
2)の励起スペクトル を示す。
また、実施例1で得られたLaBr3・CsCl:
0.001Ce3+蛍光体に管電圧80KVpのX線を照射し
た後500〜850nmの波長領域の光で励起した時の、
輝尽発光のピーク波長(365nm)における輝尽励
起スペクトルを測定した。その結果を第2図に示
す。
さらに、実施例1〜3で得られた各蛍光体に管
電圧80KVpのX線を照射した後HeNeレーザー
(波長:632.8nm)で励起した時の輝尽発光強度
を測定した。その結果を第1表に示す。
第 1 表 相対輝尽発光強度 実施例1 100 実施例2 95 実施例3 50 [実施例 4] 実施例1において、塩化セシウムの量を臭化ラ
ンタン1モルに対して0〜10.0モルの範囲で変化
させること以外は、実施例1の方法と同様の操作
を行なうことにより、塩化セシウムの含有量の異
なる各種のセリウム賦活臭化ランタン系蛍光体
(LaBr3・aCsCl:0.001Ce3+)を得た。
次に、実施例4で得られた各蛍光体に管電圧
80KVpのX線を照射した後He−Neレーザー(波
長:632.8nm)で励起した時の輝尽発光強度を測
定した。その結果を第3図に示す。
第3図は、LaBr3・aCsCl:0.001Ce3+蛍光体に
おける塩化セシウムの含有量(a値)と輝尽発光
強度との関係を示すグラフである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のセリウム賦活希土類ハロゲ
ン化物系蛍光体の具体例であるLaBr3・CsCl:
0.001Ce3+蛍光体およびLaCl3・CsBr:0.001Ce3+
蛍光体の瞬時発光スペクトルおよびその励起スペ
クトル(それぞれ曲線1,2,3および4)を示
す図である。第2図は、本発明のセリウム賦活希
土類ハロゲン化物系蛍光体の具体例である
LaBr3・CsCl:0.001Ce3+蛍光体の輝尽励起スペ
クトルを示す図である。第3図は、本発明のセリ
ウム賦活希土類ハロゲン化物系蛍光体の具体例で
あるLaBr3・aCsCl:0.001Ce3+蛍光体におけるa
値と輝尽発光強度との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 組成式(): LnX3・aMIX′:xCe3+ () (ただし、LnはY,La,GdおよびLuからな
    る群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素で
    あり;MIはLi,Na,K,CsおよびRbからなる
    群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属で
    あり;XおよびX′はそれぞれCl,BrおよびIか
    らなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
    であり;そしてaは0<a≦10.0の範囲の数値で
    あり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である) で表わされるセリウム賦活希土類ハロゲン化物系
    蛍光体。 2 組成式()におけるaが0.1≦a≦2.0の範
    囲の数値であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の蛍光体。 3 組成式()におけるaが0.2≦a≦1.0であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    蛍光体。 4 組成式()におけるLnがYおよびLaのう
    ちの少なくとも一種であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の蛍光体。 5 組成式()におけるMIがCsおよびRbのう
    ちの少なくとも一種であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の蛍光体。 6 組成式()におけるXおよびX′がそれぞ
    れClおよびBrのいずれかであつて、かつX≠
    X′であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の蛍光体。 7 組成式()におけるxが10-5≦x≦10-2
    範囲の数値であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の蛍光体。 8 化学量論的に組成式(): LnX3・aMIX′:xCe () (ただし、LnはY,La,GdおよびLuからな
    る群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素で
    あり;MIはLi,Na,K,CsおよびRbからなる
    群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属で
    あり;XおよびX′はそれぞれCl,BrおよびIか
    らなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
    であり;そしてaは0<a≦10.0の範囲の数値で
    あり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である) に対応する相対比となるように蛍光体原料混合物
    を調製したのち、この混合物を弱還元性雰囲気中
    で500乃至1300℃の範囲の温度で焼成することを
    特徴とする組成式(): LnX3・aMIX′:xCe3+ () (ただし、Ln,MI,X,X′,aおよびxの定
    義は前述と同じである) で表わされるセリウム賦活希土類ハロゲン化物系
    蛍光体の製造法。 9 組成式()におけるaが0.1≦a≦2.0の範
    囲の数値であることを特徴とする特許請求の範囲
    第8項記載の蛍光体の製造法。 10 組成式()におけるaが0.2≦a≦1.0で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載
    の蛍光体の製造法。 11 組成式()におけるLnがYおよびLaの
    うちの少なくとも一種であることを特徴とする特
    許請求の範囲第8項記載の蛍光体の製造法。 12 組成式()におけるMIがCsおよびRbの
    うちの少なくとも一種であることを特徴とする特
    許請求の範囲第8項記載の蛍光体の製造法。 13 組成式()におけるXおよびX′がそれ
    ぞれClおよびBrのいずれかであつて、かつX≠
    X′であることを特徴とする特許請求の範囲第8
    項記載の蛍光体の製造法。 14 組成式()におけるxが10-5≦x≦10-2
    の範囲の数値であることを特徴とする特許請求の
    範囲第8項記載の蛍光体の製造法。 15 蛍光体原料混合物の焼成を700乃至1000℃
    の範囲の温度で行なうことを特徴とする特許請求
    の範囲第8項記載の蛍光体の製造法。
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