JPH0475515A

JPH0475515A - 移植方法およびその装置

Info

Publication number: JPH0475515A
Application number: JP8249090A
Authority: JP
Inventors: Konosuke Tsuga; 津賀　幸之介; Tatsuya Konishi; 達也小西; Mitsuhiro Horio; 光広堀尾; Seiichi Yoshida; 清一吉田
Original assignee: SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Current assignee: SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Priority date: 1990-03-28
Filing date: 1990-03-28
Publication date: 1992-03-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］本発明は、例えば薩菜の苗を圃場に植付けるための移植
方法およびその装置に関し、特に、苗の植付は姿勢が良
好となり、大苗も植付けられるように改良した移植方法
およびその装置に関するものである。

〔従来の技術〕

移植装置が進行しながら圃場表面に作穴し、この穴に、
例えば疏菜の苗を挿入して植付けるようにした移植方法
、および走行機能を有する移植機本体に装備された移植
装置の苗植付は構造体が、進行しながら圃場表面に作穴
し、この穴に苗を挿大して植付けるようにした移植装置
が知られている。

この移植装置に使用される苗は、根の部分に床上を有す
る周知のポット苗、フィルブロック苗等のような苗であ
り、その床上部分をできるだけ壊さないように、また、
姿勢よく植付けるように改良がなされている。

〔発明か解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来の移植装置においては、その苗
植付は構造体が、進行しながら上下動して圃場表面に佳
人し、この穴に苗を挿入して植付けるようにしているの
で、苗の植付は姿勢がまっすぐにならず、機体の進行方
向前側または後ろ側に倒れ易く、そのまま放置すると以
後の生育に悪影響を及ぼすことになり、また、苗丈が小
さいと問題が少ないが、苗丈が大きくなると、植付けら
れた苗が倒れ易い、という問題点があった。

本発明は上記のような課題を解決することを目的になさ
れたものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために本発明は、（１）移植装置
が進行しながら土壌表面に佳人し、この穴に苗を挿入し
て植付けるようにした移植方法において、上記佳人と苗
の挿入を行う苗植付は構造体を上下に運動させる上下運
動機構を、移植装置本体の進行方向を含む鉛直面上の進
行方向前側と後ろ側とに往復直線運動させ、上記上下運
動機構が移植装置本体の進行方向後ろ側に移動する速度
を、移植装置本体の対地進行速度と同調させて苗を移植
するようにしたことを特徴とする移植方法、および、（２）走行機能を有する移植機本体に装備された移植装
置の苗植付は構造体が、進行しながら圃場表面に佳人し
、この穴に苗を挿入して植付けるようにした移植装置に
おいて、上記苗植付は構造体は、移植機本体の進行速度
と同期して機体進行方向を含む鉛直面上の進行方向に対
し前後直線方向に往復移動するように設けられた前後直
線往復移動機構に、その前後直線往復運動と同期して上
下動するように装着された上下運動機構を介して装着さ
れ、上記前後直線往復移動機構が移植機本体の進行方向
後ろ方向へ移動するときにのみ、上下運動機構を作動さ
せるように構成したことを特徴とする。

移植装置を提供しようとするものである。

〔作　用〕

上記の構成によって、本願発明は、 ■、苗植付は構造体の上下運動機構を、移植装置の移動
方向に対し前側と後ろ側に移動するようにし、その後ろ
側に移動する速度を、移植装置の対地進行速度と同調さ
せたので、移植装置により植付けらた苗は常にほぼ鉛直
状態となって、以後の苗の育成に好結果をもたらす。

■、苗植付は構造体が、移植機本体の進行速度と同期し
て進行方向に対し前後直線往復運動し、その前後直線往
復運動させる機構に、前後直線運動と同期して上下運動
するように装着され、苗植付は構造体が後方へ移動する
ときのみ上下運動させるようにしたから、苗植付は構造
体は、機体が停止しているのと同様の状態で上下動して
圃場に植付は穴を開け、苗をまっすぐ挿入し、上方に引
き上げることになって、苗の植え付は姿勢がきわめて良
好となり、大苗でも倒すことなく植付けられる。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照して、本発明の実施例を具体的に説明
する。

第１図ないし第４図において、符号１はエンジン２を搭
載し、左右一対の走行車輪３を駆動して走行する歩行型
トラクタで、このトラクタ１の後部で操向ハンドル４の
下方に位置して移植装置１５が装着されている。移植装
ｆ［５は、苗載せ台６上に根の部分に土がついた苗７を
載せ、この苗７を苗載せ台６の前端部分に設けられた苗
取り出し爪８で一株ずつ取り出して下方の苗植付は構造
体１０に供給し、圃場９に植付けるもので、左右一対の
補助車輪１１．１１を接地させている。上記苗載せ台６
は、周知の田植機の苗載せ台と同様に、左右に所定の速
度で往復移動する機能と、苗７を前方に送り出す機能と
を有し、前端部に設けられた苗取り出し口から苗７が苗
取り出し爪８により一株ずつ取り出されるものである。

また、補助車輪１１は、その回転状態から走行速度を検
出する機能を有し、移植装置５の後述する入力軸３３の
回転数を無段階に変速して追従させるようになっており
、このためトラクタ１には無段変速機を設け、ゲージロ
ーラ１２を圃場面に転接させている。

上記苗植付は構造体ＩＯは、移植装置本体５ａにスライ
ド可能に支持された対をなす直線状のガイドレール１３
に植付は部支持体１４が、移植装置本体５ａの進行方向
を含む鉛直面上の進行方向前側と後ろ側とに往復直線運
動するように取付けられ、この植付は部支持体１４に上
下リンク１５を介して上下運動するよう支持されたもの
で、下部に佳人・苗挿入部１６を設けている。

植付は部支持体Ｉ４は、一対のスプロケット１７゜１８
間に巻回されたチェノ１９に係止されたビン２１を、上
下に長い長孔からなるピン受は部２０に嵌挿させ、ビン
２１の移動により移植装置本体５ａの耐地進行速度と同
調（同期）させて前後に往復移動するようにしである。

また、苗植付は部支持体１４には、スプロケット２５が
軸支され、このスプロケット２５は、一対のスプロケッ
ト２２．２３間に巻回されたチェノ２４と噛合っていて
、上記ビン２Ｉにより植付は部支持体Ｉ４が移動するの
に伴って回動し、スプロケット２５と同軸に設けたギヤ
２６．このギヤ２６と噛合うように設けられたギヤ２７
．このギヤ２７と同軸に設けたギヤ２９等を設けている
。さらに、植付は部支持体１４には、ブラケット２８を
介してギヤ３０．３１等が同軸に軸支され、このギヤ３
０．３１にクランクアーム３２が取付けられていて、上
下リンク１５を上下動させ、苗植付は構造体１０を上下
動して苗７を圃場９に植付けるようにしている。苗植付
は構造体ＩＯの上下動は、植付は部支持体１４が移植装
置本体５ａの進行方向後ろ側に移動するときのみに行わ
れるようになっている。第５図は主要構成部の動力伝達
経路を示すブロック図である。

次に、植付は部支持体１４および苗植付は構造体ＩＯの
駆動機構の詳細を第６図ないし第１２図を参照して説明
する。

トラクタＩ側から動力を受ける入力軸３３０軸端にタイ
ミングホイル３４が取付けられ、この人力軸３３と対応
して設けられた受動軸３５にタイミングホイル３６が取
付けられ、上記タイミングホイル３４との間にタイミン
グベルト３７か巻回されている。受動軸３５には上記ス
プロケット１８が固設され、スプロケット１７との間に
チェノ１９が巻回されている。

ガイドレール１３．１３・・・は、移動装置本体５ａに
固定した軸受３８．３８・・・に支持されて前後方向に
のみ移動可能であり、移動装置本体５ａは図示しないが
上下角度調節が可能である。

上下リンク１５は、入力軸３３に固着した歯車３９をス
プロケット２２と同軸に固着した歯車４０と噛合させて
いる。そして、スプロケット２２．２３間のチェノ１９
によりスプロケット２５を回動し、これと同軸のギヤ２
６．軸４１に固定したギヤ２７．ギヤ２９を介して歯車
３１を回転させ、クランクアーム３２を介して上下リン
ク１５を上下動させる。

チェノ２４からスプロケット２５への動力伝達において
、チェノ２４およびチェノ１９が一定かつ等速度で回転
される場合、スプロケット２５への動力伝達は間欠的に
なる。つまり、スプロケット２５を支える植付は部支持
体１４が移動する向きと、スプロケット２５に噛合うチ
ェノ２４の移動する向きとが同じになった時、スプロケ
ット２５に対するチェノ２４の相対速度が零になり、動
力が伝えられなくなる。

以上のような動力伝達経路を構成することによって、入
力軸３３の回転により上下リンク１５の支点往復直線運
動、および上下リンク１５の上下（円弧）運動が、タイ
ミングのずれを生じることなく同時に行われ、また、チ
ェノ１９とチェノ２４の回転速度を等しくするという条
件を加えることによって、上下リンクＩ５が間欠的な上
下運動を行い、移植装置走行時の苗植付は構造体ＩＯの
対地軌跡に、地表面と平行な部分を生じさせることにな
る。

上下リンク１５が支点を中心として回動して苗植付は構
造体１０を上下動させる時、苗植付は構造体１０へ動力
を伝える働きをする。即ち、軸４１に設けたスプロケッ
ト４２と苗植付は構造体１０側の上下リンク１５の軸部
に設けたスプロケット４３との間に、チェノ４４が巻回
されている。そして、上下リンク１５の上下運動に同調
し、スプロケット４２．４３は間欠的に回転する。

苗押出し構造体４５の開閉操作、および上下移動操作は
、スプロケット４３に伝えられた動力によりチェノ４６
を回転させ、チェノ４６のアタッチメント４７が苗押出
し構造体４５間に開閉、上下移動を行わせることによっ
て行われる。

上下移動体４８は、軸４９をガイドにして上下方向にの
み移動できる。また、上下移動体４８は、ロッド５０．
アーム５１を介してばね５２によって上へ引張られ、通
常は第１１図の位置にある。苗押出し構造体４５は、軸
５３．ビン５４．連結体５５．押出棒５６からなり、そ
れぞれ連結されている。軸５３が上下移動体４８により
支えられ、苗押出し構造体４５はこの軸５３を中心にし
て回動する。取付金具５７によって連結体５４に取付け
られたばね５８が、押出棒５８の先端が開く方向に引張
り、押出棒５６は、通常は開いた状態になっている。ば
ね５３が上下移動体４８を上方へ引張ろうとする力を、
ばね５８が押出棒５６を開こうとする力よりも大きくな
るように構成した場合、反時計方向に回転するチェノ４
６のアタッチメント４７がビン５４を押し始めると、押
出棒５６は閉じる。アタッチメント４７がビン５４を押
し続け、ビン５４が上下移動体４８の切欠き部分に達す
ると、押出棒５６を閉じる動作か終了し、次いで、苗押
出し構造体１０と上下移動体４８とを下へ押し始める。

アタッチメント４７は、スプロケット４３の中心高さま
で達した後、そこを中心にして回り始め、アタッチメン
ト４７の先端は、ビン５４から次第に離れる方向へ移動
する。ビン５４がアタッチメント４７の先端から解放さ
れると、ばね５８によって押出棒５６が開く。

アタッチメント４７の先端は、ビン５４から離れた後し
ばらくは上下移動体４８を押し続けている。上下移動体
４８がアタッチメント４７の先端から解放されると、ば
ね５３によって上方へ引き戻される。

このような構成の移植方法およびその装置においては、
苗押出し構造体４５の開閉操作、上下移動操作を行うこ
とによって、開閉操作と上下移動操作との間に時間差を
作ることができ、苗押出し構造体４５の開閉による苗の
損傷を少なくすることができる。つまり、閉じてから押
すことによって床上部分を挾むことが防止され、開いて
から引き上げることによって茎葉部分を損傷させること
が防止される。

土壌表面に佳人ををする佳人構遺体は、カム５９カムフ
オロワ６０によってワイヤａｔが引張られ、佳人・苗種
入部１Ｂが開閉する。カム５９へは、入力軸３３から動
力が伝えられる。

ワイヤ６１の先端は、軸６２を中心に回動するベルクラ
ンク６３にビン６４で固定されている。ワイヤ６１が引
張られると、ベルクランク６３が時計方向に回り、ロッ
ド６５を介してベルクランク６Ｂがビン６７を中心に反
時計方向に回る。佳人・苗種入部■６はベルクランク６
６に固定されると共に、佳人器は支持部６８に固定され
、それぞれビン６９．７０を中心に回動する。ベルクラ
ンク６６の突起７１は、支持部Ｂ８の長孔に挿入され、
ばね７２が突起７１を上方へ引張り、通常は佳人・苗種
入部１６が閉した状態になっている。ワイヤ６１が引張
られると佳人・苗種入部１６が開き、突起り、支持部θ
８を介して連動して佳人・苗種入部１６が開く。

以上のように、入力軸３３の回転から佳人・苗種入部１
６へ動力を伝えることによって、苗植付ケ構造体ｌＯの
往復直進運動、上下運動、および苗押出し構造体４５の
開閉、上下移動に同調して、佳人・苗種入部１６の開閉
を行うことかできる（第１３図および第１４図参照）。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の移植方法およびその装置に
よれば、以下の効果を奏することができる。

印、苗植付は構造体の上下運動機構を、移植装置の移動
方向に対し前側と後ろ側に移動するようにし、その後ろ
側に移動する速度を、移植装置の対地進行速度と同調さ
せたので、移植装置により植付けらた苗は常にほぼ鉛直
状態に植付けられこととなって、以後の苗の育成が良好
となる。

に）、苗植付は構造体が、移植機本体の進行速度と同期
して進行方向に対し前後直線往復運動し、その前後直線
往復運動させる機構に、前後直線運動と同期して上下運
動するように装着され、苗植付は構造体が後方へ移動す
るときのみ上下運動させるようにしたから、苗植付は構
造体は、機体が停止しているのと同様の状態で上下動し
て圃場に植付は穴を開け、苗をまっすぐ挿入し、上方に
引き上げることになって、苗の植付は姿勢がきわめて良
好となり、大苗でも倒すことなく植付けることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による移植装置の側面図、第２図ないし
第４図は植付装置の要部の側面図、第５図は植付部の動
力伝達経路図、第６図は植付装置要部の側面図、第７図
は同伝達系の平面図、第８図は苗植付は構造体伝動部の
側面図、第９図は同背面断面図、第１０図は苗押出し構
造体の側面図、第１１図は同正面図、第１２図は佳人構
造体の正面図、第１３図および第１４図は作用説明図で
ある。 ■・・・歩行型トラクタ、２・・・エンジン、３・・・
走行車輪、４・−・操向ハンドル、５・・・移植装置、
６・・・苗載せ台６．７・・・苗、８・・・苗取り出し
爪、９・・・圃場、１０・・・苗植付は構造体、１１・
・・補助車輪、１２・・・ゲージローラ、１３・・・ガ
イドレール、１４・・・植付は部支持体、１５・・・上
下リンク、１６・・・佳人・苗種入部、１７．１８・・
・スプロケット、１９・・・チェノ、２０・・・ピン受
は部、２１・・・ビン、２２．２３・・・スプロケット
、２４・・・チェノ、２５、・・スプロケット、２６．
２７．２９・・・ギヤ、２８・・・ブラケット、３０．
３１・・・ギヤ、３２・・・クランクアーム、３３・・
・入力軸、３４・・・タイミングホイル、３５・・・受
動軸、３６・・・タイミングホイル、３７・・・タイミ
ングベルト、３８・・・軸受、３９．４０・・・歯車、
４１・・・軸、４２．４３・・・スプロケット、４４・
・・チェノ、４５・・・苗押出し構造体、４６・・・チ
ェノ、４７・・・アタッチメント、４８・・・上下移動
体、４９・・・軸、５０・・・ロッド、５１・・・アー
ム、５２・・・ばね、５３・・・軸、５４・・・ビン、
５５・・・連結体、５６・・・押出棒、５７・・・取付
金具、５８・・・ばね、５９・・・カム、６０・・・カ
ムフォロワ、６１・・・ワイヤ、６２・・・軸、６３・
・・ベルクランク、６４・−・ビン、６５・・ロッド、
６６・・・ベルクランク、６７・・・ビン、６８・・・
支持部、６９．７０・・・ビン、７１・・・突起、７２
ばね。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）移植装置が進行しながら土壌表面に作穴し、この
穴に苗を挿入して植付けるようにした移植方法において
、上記作穴と苗の挿入を行う苗植付け構造体を上下に運動
させる上下運動機構を、移植装置本体の進行方向を含む
鉛直面上の進行方向前側と後ろ側とに往復直線運動させ
、上記上下運動機構が移植装置本体の進行方向後ろ側に
移動する速度を、移植装置本体の対地進行速度と同調さ
せて苗を移植するようにしたことを特徴とする移植方法
。
（２）走行機能を有する移植機本体に装備された移植装
置の苗植付け構造体が、進行しながら圃場表面に作穴し
、この穴に苗を挿入して植付けるようにした移植装置に
おいて、上記苗植付け構造体は、移植機本体の進行速度と同期し
て機体進行方向を含む鉛直面上の進行方向に対し前後直
線方向に往復移動するように設けられた前後直線往復移
動機構に、その前後直線往復運動と同期して上下動する
ように装着された上下運動機構を介して装着され、上記前後直線往復移動機構が移植機本体の進行方向後ろ
方向へ移動するときにのみ、上下運動機構を作動させる
ように構成したことを特徴とする移植装置。