JP2659878B2 - 移植機のマルチカットタイミング調節装置 - Google Patents

移植機のマルチカットタイミング調節装置

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JP2659878B2
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健吉 野坂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチ畝に土付苗を移
植するための移植機のマルチカットタイミング調節装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移植機としては、走行機体にマル
チカッタと移植筒とを昇降自在に設け、走行機体の移動
に連動して、マルチカッタを降下してマルチフイルムに
孔を穿け、次に移植筒を降下して前記孔の位置で土付苗
を植付けるものがある(例えば特願昭62−25855
1号明細書及び図面に開示。)。
【0003】前記従来技術においては、走行機体の車輪
と連動駆動される駆動軸に駆動アームを設けて、この駆
動アームで平行リンクを介して支持された移植筒を上下
動させるように構成すると共に、前記駆動軸にタイミン
グ円板を設け、このタイミング円板に設けたピンをマル
チカッタ取付台に間欠的に当接させ、移植筒の昇降に先
行してマルチカッタを昇降させるように構成している。
【0004】そして、前記タイミング円板には周方向多
数のピン孔が穿孔されていて、ピンを取付ける孔を変更
することにより、移植筒の植込み動作に対するマルチフ
イルム孔穿けタイミングを調節することが可能になって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記マルチフイルム孔
穿けのタイミング調節は、特に傾斜地作業において必要
となり、上りと下りではスリップ率の違いがあるため、
作業方向が異なるたびに調節をしなければならない。前
記従来技術では、タイミング調節は移植機の走行を止め
てピンの着脱をしなければならなく、作業性が悪いと共
に、正確な調節が困難になっている。
【0006】本発明は、マルチカッタの駆動機構をカム
とカムフオロア部材を使って構成し、このカムフオロア
部材をカム周方向に位置変更可能にし、且つカムフオロ
ア部材の位置を変更する部材を走行機体の操縦部の近傍
まで延設することにより、前記従来技術の問題点を総て
解決できるようにした移植機のマルチカットタイミング
調節装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的構成は、走行機体3にマルチカッタ4と
移植筒5とを昇降自在に設け、走行機体3の移動に連動
して、マルチカッタ4を降下してマルチフイルム6に孔
7を穿け、移植筒5を降下して前記孔7の位置で土付苗
8を植付ける移植機において、走行機体3の移動に連動
して回転する駆動軸9にカム10を固着すると共にアー
ム11を遊嵌し、このアーム11の先端にカム10と当
接していてマルチカッタ4の昇降動力を発生するカムフ
オロア部材12を枢支し、前記アーム11にカム周方向
位置を変更する位置調節部材13を連結し、この位置調
節部材13の端部を走行機体3の操縦部14近傍まで延
設していることである。
【0008】
【作用】走行機体3の移動及び移植筒5の昇降と連動す
る駆動軸9にカム10とアーム11とが設けられ、アー
ム11にカムフオロア部材12が枢支されている。カム
フオロア部材12はカム10が回転する毎に揺動し、ロ
ッド37及び平行リンク35を介してマルチカッタ4を
昇降し、移植筒5の昇降に先行し且つ同一周期でマルチ
フイルム6に孔7を穿ける。
【0009】前記アーム11には位置調節部材13が連
結されており、孔7に対して移動筒5の降下位置が前又
は後にずれを生じてくると、前記位置調節部材13を操
作し、アーム11をカム周方向に位置変更する。これに
より、カムフオロア部材12がカム10によって揺動さ
れるタイミングが、速く又は遅くなるように調節され
る。前記位置調節部材13の操作はカム10が回転して
いるときでもでき、また、走行機体3の操作部14から
行うことが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1〜3において、1は歩行型自走式の移植機で、
走行機体3は左右一対の従動輪20と駆動輪21とを有
し、マルチフイルム6で被覆された畝43を跨いで畝長
手方向に走行可能である。
【0011】走行機体3には、中央部にマルチカッタ4
及び移植筒5を昇降自在に備え、前部にモータ等の駆動
装置23を設けており、前上部に苗自動供給装置24を
搭載し、後端にハンドル25等の操縦部14を配置して
いる。26は走行機体3に枢支された伝動軸で、駆動装
置23から第1伝動手段27を介して動力が伝達され、
第2伝動手段28を介して駆動輪21へ動力を伝達して
いる。走行機体3には伝動軸26と平行に駆動軸9が枢
支され、伝動軸26から一対のギヤ等で成る第3伝動手
段29を介して駆動輪21と同期した回転が伝達されて
いる。
【0012】前記駆動軸9には、外周面に1つの凹部3
1を有するカム10が固着され、アーム11が遊嵌され
ている。アーム11の第1アーム部11Aの先端には枢
支ピン32を介してカムフオロア部材12が枢支され、
カムフオロア部材12の上端に設けたコロ33はカム1
0の外周面に当接している。マルチカッタ4はガスバー
ナの先端に円筒体を取付けて形成され、それを取付けた
取付台34は平行リンク35A, 35Bを介して走行機
体3に固定のブラケット36に枢支されている。平行リ
ンク35の上リンク35Aはベルクランク形状で、取付
台34と反対側の端部はカムフオロア部材12の下端と
ロッド37を介して連結されている。
【0013】マルチカッタ4は自重により又はスプリン
グを設けておいてそのスプリング力で下方へ付勢されて
いて、カムフオロア部材12の上端をカム10の外周面
に押圧しており、カム10が回転すると、その1回転毎
に凹部31がカムフオロア部材12と係合し、カムフオ
ロア部材12を図1の矢印38方向へ揺動し、マルチカ
ッタ4を降下させ、凹部31から離脱することにより、
マルチカッタ4を上昇させる。即ち、カム10とカムフ
オロア部材12とは、マルチカッタ4を昇降させる動力
を発生する。
【0014】前記アーム11には上方へ突設された第2
アーム部11Bを有し、この第2アーム部11Bの先端
には枢支ピン40を介して位置調節部材13が連結され
ている。この位置調節部材13はネジ杆で形成され、前
部が枢支ピン40に螺合し、中途部が走行機体3に固定
のブラケット41の枢支ピン42に支持され、後部が操
縦部14の近傍まで延設され、ハンドル25を持つオペ
レータが操作できる位置にある。
【0015】位置調節部材13は回動すると第2アーム
部11Bを前後方向に移動可能であり、これによりアー
ム11は駆動軸9回りに回動され、第1アーム部11A
に枢支したカムフオロア部材12の位置を、カム10の
周方向に変更する。カムフオロア部材12はカム周方向
位置が変わると、凹部31と係合するタイミングが移植
筒5の昇降タイミングに対して速く又は遅くなるように
調節される。
【0016】マルチカッタ4はホースを介してガスボン
ベに接続され、マルチフイルム6に円形の孔7を溶断又
は焼却により形成するものであるが、カッタナイフで切
断するものでも良く、また、取付台34にスプリングを
介して弾下するように取付けておき、畝43に弾力的に
押圧させても良い。移植筒5は平面視コ字形の本体45
とその前面側を塞ぐべく本体45に枢支された蓋体46
とを有し、本体45には平行リンク47A, 47Bが連
結され、蓋体46には2本のリンクを連結した連結リン
ク48の後端が連結されている。
【0017】49A, 49Bは走行機体3に枢支された
支持平行リンクで、その下端に連動体50が連結され、
この連結体50に平行リンク47A, 47Bの前端が連
結されている。連結リンク48の前端は走行機体3に固
定のブラケットに連結されている。前記駆動軸9には駆
動アーム(図示せず)が固着され、その駆動アームの先
端は平行リンク47の上リンク47Aに軸受を介して枢
支連結されている。この駆動アームの回転により、支持
平行リンク49を前後に揺動させながら平行リンク47
を上下に揺動し、移植筒5に図1に示す昇降軌跡51を
画かせるような運動をさせる。
【0018】前記連結リンク48は移植筒5が最下位置
まで降下したときに直線状になり、それ以後に移植筒5
が後上方へ移動すると、蓋体46は後方移動しないため
本体45との間に空間ができ、移植筒5は口を開いた状
態になり、土付苗8を畝43に落下することなる。苗自
動供給装置24は走行機体3上でその中心Pから左右一
側にオフセット配置されており、移植筒5の動作と同期
作動する。
【0019】苗自動供給装置24は従来技術と略同一で
あり、例えば、土付苗8を縦横に多数収納した苗箱52
を多段に保持し且つ最下段の苗箱52を後方へ間欠的に
移動する苗箱移送手段53と、苗箱52の最後列から土
付苗8を突き上げて取出す突上げ手段55と、取出した
土付苗8を受持して左右一側方へ間欠的に移送しなが
ら、移植筒5内に上から落す苗供給コンベヤ手段54と
を有する。
【0020】図2において、57はマルチフイルム6の
畝頂面押えローラ、58, 59は前後の畝肩押えローラ
をそれぞれ示す。図3において、60は苗箱移送用のス
テッピングモータ、61は苗供給コンベヤ手段54用の
ステッピングモータをそれぞれ示している。前記移植機
1における移植動作は、駆動装置23で走行機体3を所
要速度で走行させながら、苗自動供給装置24を駆動す
る。苗箱移送手段53で苗箱52を間欠移送し、その苗
箱52の後端から1列の土付苗8を突上げ手段55で突
き上げて苗供給コンベヤ手段54に移載し、この移載し
た土付苗8を一側方へ間欠的に移送して、移植筒5に落
下供給する。
【0021】駆動軸9の回転によってカム10が回転
し、その1回転毎にカムフオロア部材12が揺動して、
マルチカッタ4を降下させ、畝43上のマルチフイルム
6に一定間隔おきに孔7を穿孔していく。この穿孔に一
定時間遅れて、駆動軸9の回転によって移植筒5が降下
し、孔7から入って畝43に突きささり、蓋体46を開
いて土付苗8を植付ける。下り地(又は上り地)で移植
筒5の降下位置が孔7より前側(又は後側)になると
き、位置調節部材13を操作してアーム11を図1時計
方向(又は反時計方向)に回動し、マルチカッタ4によ
るマルチカットタイミングを速く(又は遅く)して、孔
7と移植筒5とが一致するように修正する。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、走行機体
3の移動に連動して回転する駆動軸9にカム10を固着
すると共にアーム11を遊嵌し、このアーム11の先端
にカム10と当接していてマルチカッタ4の昇降動力を
発生するカムフオロア部材12を枢支し、前記アーム1
1にカム周方向位置を変更する位置調節部材13を連結
し、この位置調節部材13の端部を走行機体3の操縦部
14近傍まで延設しているで、マルチカッタ4によるマ
ルチフイルム孔穿けのタイミングを、走行機体3を走行
させて移植作業をしながら、しかも操縦部14側から行
なうことができ、作業性が良く、正確な調節が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】移植機の全体を示す側面図である。
【図3】移植機の全体の平面図である。
【符号の説明】
1 移植機 3 走行機体 4 マルチカッタ 5 移植筒 6 マルチフイルム 7 孔 8 土付苗 9 駆動軸 10 カム 11 アーム 12 カムフオロア部材 13 位置調節部材 14 操縦部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(3)にマルチカッタ(4)と
    移植筒(5)とを昇降自在に設け、走行機体(3)の移
    動に連動して、マルチカッタ(4)を降下してマルチフ
    イルム(6)に孔(7)を穿け、移植筒(5)を降下し
    て前記孔(7)の位置で土付苗(8)を植付ける移植機
    において、 走行機体(3)の移動に連動して回転する駆動軸(9)
    にカム(10)を固着すると共にアーム(11)を遊嵌
    し、このアーム(11)の先端にカム(10)と当接し
    ていてマルチカッタ(4)の昇降動力を発生するカムフ
    オロア部材(12)を枢支し、前記アーム(11)にカ
    ム周方向位置を変更する位置調節部材(13)を連結
    し、この位置調節部材(13)の端部を走行機体(3)
    の操縦部(14)近傍まで延設していることを特徴とす
    る移植機のマルチカットタイミング調節装置。
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