JP3204755B2 - 移植機の駆動装置 - Google Patents

移植機の駆動装置

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JP3204755B2
JP3204755B2 JP27051992A JP27051992A JP3204755B2 JP 3204755 B2 JP3204755 B2 JP 3204755B2 JP 27051992 A JP27051992 A JP 27051992A JP 27051992 A JP27051992 A JP 27051992A JP 3204755 B2 JP3204755 B2 JP 3204755B2
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electromagnetic clutch
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恭史 福高
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C11/00Transplanting machines
    • A01C11/02Transplanting machines for seedlings
    • A01C11/025Transplanting machines using seedling trays; Devices for removing the seedlings from the trays

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移植機の駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】移植機には、苗箱内の横一列の苗を押出
す苗押出し手段と、苗箱を苗押出し手段側に送る苗箱送
り手段と、苗押出し手段に押出された苗を植付手段に供
給する苗送り手段を備え、これら苗押出し手段、苗箱送
り手段及び苗送り手段を、駆動源側の駆動軸に連動連結
して作動させるようにしたものがあるが、従来のこの種
の移植機の駆動装置では、株間を調整する場合、苗押出
し手段、苗箱送り手段及び苗送り手段と駆動軸との間の
減速比を機械的に変更する構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の場合、
株間を段階的にしか変更できず、株間を微調整すること
が困難であり、このため例えば傾斜地におけるスリップ
による株間変化や同一作物でも地区によって異なる株間
の違いを吸収できず、植付ける作物に応じた最適な株間
を得ることが困難であった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、植付ける作物
に応じた最適な株間を簡単かつ確実に得ることができる
ようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、苗箱11内の横一列の苗
14を押出す苗押出し手段15と、苗箱11を苗押出し手段15
側に送る苗箱送り手段13と、苗押出し手段15により押出
された苗14を植付手段28に供給する苗送り手段21とが設
けられ、これら苗押出し手段15、苗箱送り手段13及び苗
送り手段21が駆動装置7 に連動連結された移植機の駆動
装置において、前記苗押出し手段15、苗箱送り手段13及
び苗送り手段21と駆動装置7 側との間に、電磁クラッチ
64が介装され、駆動装置7 側の回転軸の回転に同期して
パルスを発生するパルス発生器68が設けられ、植付ける
作物の種類を設定するための作物設定手段90と、株間を
微調整するための微調整手段91とが設けられ、前記電磁
クラッチ64を接続する間隔を、作物設定手段90によって
設定した作物に応じた株間が得られるように、前記パル
ス発生器68のパルス数で段階的に制御する作物別制御部
97が設けられ、前記電磁クラッチ64を接続する間隔を、
微調整スイッチ98の操作に応じて株間を微小変更するよ
うに、パルス発生器68のパルス数で微調整する微調整制
御部98が設けられている点にある。
【0006】
【作用】作物別制御部97は、電磁クラッチ64を接続する
間隔を、作物設定手段90によって設定した作物に応じた
株間が得られるように、前記パルス発生器68のパルス数
で制御する。微調整制御部98は、電磁クラッチ64を接続
する間隔を、微調整スイッチ91を操作に応じて株間を微
少変更するように、パルス発生器68のパルス数で微調整
する。これにより、作物設定手段90によって設定した作
物に応じた株間が得られると共に、微調整手段91によっ
て微調整した株間が確実かつ簡単に得られる。
【0007】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。移植機の全体を平面視で示す図8および側面視で示
す図9において、1 は圃場の畝で、マルチフィルム2 で
被覆されており、この畝を跨いで移植機3 が走行するよ
うになっている。
【0008】移植機3 は歩行型であり、走行機体4 の前
端部の一側に前輪5 、後部両側に後輪6 を備え中央部に
搭載されたエンジン7 の動力により後輪6 を駆動して走
行するようになっており、機体4 の後端中央部側にはハ
ンドル8 が設けられている。9 は苗箱案内台であり、図
2でも示す如く断面扁平の溝形状であり、縦横に多数の
ポット部10を配列形成した苗箱11を縦方向に挿入可能な
レール部9Aを有して機体4 の一側に備えられている。
【0009】苗箱案内台9 のレール部9Aは図10に示す
如く弓形に弯曲されていて、該弯曲に沿う縦方向にプラ
スチック製苗箱11を挿入し、図2にて示す苗箱11のフラ
ンジ部11A に形成した被係合孔11B に、図10にて示す
送り爪12を揺動係合することにより、苗箱11を縦方向に
間欠送りするようになっていて、送り爪12等は、苗箱送
り手段13とされている。
【0010】苗箱案内台9 の背後には、横1列のポット
苗14を押出す苗押出し手段15が備えられており、この苗
押出し手段15は苗箱11の1間欠縦送り毎に往復移動する
ようになっている。苗押出し手段15は、図2にて示す如
く対の案内レール16に沿って往復移動するスライダ17
に、多数の押し棒18を列設して平面視櫛状に形成し、ス
ライダ17にリンク19等を介して苗箱11の1間欠縦送り毎
の往復力を伝達するようになっている。
【0011】ポット部10の底には、押し棒18が挿入可能
な孔10A が形成されているとともに、該孔10A と面接し
て苗箱案内台9 にも押し棒18が挿入可能な孔9Bが形成し
てあり、ここに、押し棒18の進出でポット部10の横1列
のポット苗14を背後から押出すようになっている。苗箱
案内台9 の下方には、押出された横1列のポット苗14を
受取る多数の苗受具20をエンドレス状に配置しかつ横方
向に間欠移動させる苗送り手段21が備えられている。
【0012】苗送り手段21は、図5に示す如く駆動スプ
ロケット22と従動スプロケット23にエンドレスチェーン
24を巻掛けてなり、該チェーン24に、支軸25を中心とし
て揺動可能な苗受具20が列設してなる。苗受具20は平板
状の苗載置板20A とこの1辺に折曲げて立上り壁20B を
形成したL字形状であり、図1および図3で示す如く支
軸25にコイル部と套嵌し、コイル一端をチェーン側に、
コイル他端を苗受具側にそれぞれ係合させた傾動用コイ
ルバネ26を備えて、苗送り手段21の送出側にて苗受具20
が傾斜運動をするようになっている。
【0013】苗送り手段21のチェーン24の長手方向に沿
ってガイド支持板27が図1および図2に示す如く固定さ
れていて、苗受具20をほぼ水平姿勢に保持可能としてお
り、該ガイド支持板27には苗送り手段21の送出側にて切
欠段差部27A が形成され、該切欠段差部27A に苗受具20
が到達すると水平姿勢の苗受具20は、コイルバネ26によ
って支軸25を中心として図10の仮想線で示す如く傾斜
運動し、苗受具20上のポット苗14を1個づつ植付け手段
28へ滑り落して供給する苗供給手段29を備えている。
【0014】苗受具20の傾斜運動に基づく傾斜姿勢の苗
受具20とこれに隣り合うほぼ水平姿勢の苗受具20との間
には、傾斜進行とともに増大する空間30が図1の如く形
成され、この空間30にポット苗14の葉14A が拡開されて
侵入するのを防止する拡葉防止板31が立上り壁20B の側
面に下方突出状として固着されており、この拡葉防止板
31で前記空間30を閉塞するようにしている。
【0015】更に、苗受具20上のポット苗14を強制苗送
りする手段32が苗送り手段21の送出側に備えられてい
る。この強制苗送り手段32は、図10に示す如く間欠送
りされて傾斜姿勢となった苗受具20の上方に苗係合レバ
ー34を支点33を中心に間欠往復揺動自在に備え、該レバ
ー34に、リンク機構34とカム板35等によって揺動力を伝
達するようになっている。
【0016】すなわち、カム板35は変速部からの駆動軸
35A に固着されており、該カム板35の外周のカムフロア
に、揺動リンク36に備えたカムローラ36A をバネ37で圧
接付勢し、揺動リンク36と中継リンク38を第1リンクロ
ッド39で連結するとともに、中継リンク38と苗係合レバ
ー34とを第2リンクロッド40で連結している。従って、
カム板35のカムフロアに、略 180度位置でカム凹部を形
成し、このカム凹部にカムローラ36A がバネ37の作用で
落込むと、第1リンクロッド39、中継リンク38および第
2リンクロッド40を介して支点33を中心として苗係合レ
バー34を送り方向に強制揺動してポット苗14を強制送り
する。
【0017】その他、植付け手段28は図9に示す平行リ
ンク41によって昇降する植付けカップ42を備え、該植付
けカップ42が上死点のときポット苗14を保留し、下死点
で畝1 に突刺ってポット苗14を移植する。また、図9に
示す43はマルチフィルムカット用のバーナで、図外の昇
降リンク機構により昇降してマルチフィルムをポット苗
の移植前に熱によって溶断するものである。
【0018】更に、図9に示す44は移植苗の回りの土を
押付けるためのローラを示している。また、図6に示す
苗受具20は立上り壁20B を苗載置板20A の二辺に設け、
ポット苗14の葉14A と対応する部分の立上り壁20B はそ
の高さを高くして葉14A の拡開を防止したものであり、
図7に示す苗受具20は図6の立上り壁20B を一辺のみに
形成したものである。
【0019】更に、図2において、45は苗押出し手段15
で押出されたポット苗14が、苗受具20から落下するのを
防止するためのガードであり、苗送り手段21の送り方向
に沿ってフレームに立設された透明樹脂板よりなる。以
上の実施例の一連動作を概略説明すると、停止している
苗送り手段21の水平姿勢とされている苗受具20に、横1
列のポット苗14を苗押出し手段15の押し棒18で背後より
押出すと、ポット苗14は直ちに苗受具20に受持される。
【0020】その後、苗送り手段21は間欠送りされ、送
出側において苗受具20が切欠段差部27A に到達すると、
バネ26によって上死点にある植付け手段28側に向って下
向の傾斜姿勢となってポット苗14は滑り落されて植付け
手段28に供給される。このとき、傾斜に基づく空間30は
拡葉防止板31にて閉塞されて葉14A の拡がりを防止し、
ここに、ポット苗14の供給を円滑にする。
【0021】ポット苗14を受け入れ保持した植付け手段
28の植付けカップ42が降下して畝1に突刺るとバーナ43
で溶断されたフィルム孔に、ポット苗14を移植し、これ
は、移植機3 の矢示A方向の進行で畝1 の一側に、矢示
B方向の進行で畝1 の他側に、所定ピッチで移植され
る。植付けカップ42が移植後、上死点に戻ると苗受具20
は再び1ピッチ送り動作し、横1列のポット苗14の移植
が完了すると、苗箱11を1ピッチだけ縦送りして、前述
と同様な動作をする。
【0022】図11は動力系の機構図を示している。同
図において、エンジン7 の動力はベルト伝動機構51、ギ
ヤ機構52を介して回転軸53に連動連結されている。回転
軸53はギヤ機構54及びチェーン伝動機構55を介して後輪
6 に連動されている。また、回転軸53はギヤ機構60,56
及びベベルギヤ機構57を介して回転軸58に連動連結され
ている。
【0023】前記回転軸53のギヤ機構52とギヤ機構54と
間にはつめ式の主クラッチ59が介装されている。回転軸
58はベベルギヤ機構62を介して筒状回転軸63に連結さ
れ、回転軸63は電磁クラッチ64を介して回転軸65に連結
されている。筒状回転軸63には株間検知用スプロケット
66が外嵌固着され、スプロケット66外周部の凹凸を近接
スイッチ67により検出するようになっている。これらス
プロケット66及び近接スイッチ67により、筒状回転軸63
の回転に同期してパルスを発生するパルス発生器68が構
成されている。
【0024】前記回転軸65はベルト伝動機構69を介して
植付け軸70に連動連結されている。この植付け軸70は図
9に示す前記平行リンク41に連動連結されており、植付
け軸70の1回転毎に植付けカップ42が楕円を描きながら
上下動するようになっている。また植付け軸70はカム機
構等を介して前記マルチフィルムカット用のバーナ43に
連動連結されており、植付け軸70の回転に同期してバー
ナ43を昇降させるようになっている。
【0025】植付け軸70は、チェーン伝動機構72を介し
て回転軸73に連動連結されている。回転軸73はベベルギ
ヤ機構74及びギヤ機構75を介して回転軸76に連動連結さ
れている。この回転軸76には苗箱送り手段13の苗箱送り
カム77と苗押出し手段15の苗押出しカム78とが設けられ
ている。苗箱送りカム77は前記送り爪12を揺動動作させ
るためのものであり、苗押出しカム77は前記スライダ17
を往復動させるためのものである。
【0026】また、回転軸73は、間欠機構(ゼネバギ
ヤ)80及びチェーン伝動機構81を介して前記苗送り手段
21の駆動スプロケット22に連動連結されており、苗受具
20を間欠移動させるようになっている。図1は制御系の
ブロック図を示す。図1において、82はメインスイッ
チ、83は主クラッチスイッチで、後述の主クラッチ作動
用モータ87を電源側に接続して前記主クラッチ59を接続
可能にするスイッチである。84は植付クラッチスイッチ
で、植付クラッチを作動させて移植機を移植可能状態に
するためのものである。85は苗箱検出スイッチで、苗箱
案内台9 等に設けられ、苗箱案内台9 に苗箱11が有るこ
とを検出する。86は植付けカップ上限検出スイッチで、
図9に示すように平行リンク41の上方に設けられ、植付
けカップ42が上死点にあることを検出する。87は主クラ
ッチ作動用モータで、図12に示すように主クラッチレ
バー88を介して前記主クラッチ59の断続を切換える。90
はキャベツ、レタス等の植付ける作物の種類を設定する
ための作物設定スイッチである。91は株間を微調整する
ための微調整スイッチである。
【0027】93は制御手段で、パルス発生器68からのパ
ルスをカウントする機能の他、その他の演算処理機能を
持ったマイコン等により構成され、スイッチ82,83,84,8
5,86,90,91からの信号を入力し、所定の設定された制御
順序に従って主クラッチ作動用モータ87及び電磁クラッ
チ64を制御するようになっており、制御手段93は、主ク
ラッチ作動用モータ87をオンオフ制御するモータ制御部
95と、電磁クラッチ64の切断を制御するための電磁クラ
ッチ切断制御部96と、電磁クラッチ64を接続する間隔を
段階的に制御する作物別制御部97と、電磁クラッチ64を
接続する間隔を微調整する微調整制御部98とを有する。
【0028】モータ制御部95は、苗箱検出スイッチ85が
苗箱11を検出してオンになったとき、主クラッチ作動用
モータ87をオンすると共に、苗箱検出スイッチ85がオフ
したとき主クラッチ作動用モータ87をオフする。作物別
制御部97は、電磁クラッチ64を接続する間隔を、作物設
定スイッチ90によって設定した作物に応じた株間が得ら
れるように、前記パルス発生器68のパルス数で制御す
る。微調整制御部98は、電磁クラッチ64を接続する間隔
を、微調整スイッチ91の操作に応じて株間を微少変更す
るように、パルス発生器68のパルス数で微調整する。即
ち、図14に示すように制御部97,98 によって作物設定
スイッチ90のスイッチ操作と微調整スイッチ91のスイッ
チ操作とに応じたパルス数を設定し、このパルス設定値
と、電磁クラッチ64の切断状態においてパルス発生器68
から入力したパルスのパルス数とを比較して、両者が等
しくなければ、電磁クラッチ64をオフ(切断)からオン
(接続)に切換えるのである。
【0029】電磁クラッチ切断制御部96は、電磁クラッ
チ64の接続状態において植付カップ上限検出スイッチ86
が上限を検出したとき電磁クラッチ64をオンからオフに
切換える。次に、図13の流れ図及び図14のタイムチ
ャートを参照しながら動作を説明する。移植作業に際し
ては、先ず苗箱11を苗箱案内台9 に装填し、メインスイ
ッチ82、植付けクラッチスイッチ84及び主クラッチスイ
ッチ83をオンすれば(ステップ1〜3)、移植作業が開
始される。
【0030】そして、ステップ4で、苗箱検出スイッチ
85がオンか否かを判別し、オンであれば、ステップ6で
主クラッチ作動用モータ87をオンして、ステップ7に進
む。このとき、主クラッチ作動用モータ87のオンによ
り、主クラッチ59が接続状態になり、エンジン7 の動力
は主クラッチ59を介して回転軸63に伝達され、回転軸63
の回転に同期して、図14に示す如くパルス発生器68か
ら一定間隔おきにパルスが発生する。一方、苗箱検出ス
イッチ85がオフであれば、ステップ5で主クラッチ作動
用モータ87をオフに保持して、ステップ4に戻る。
【0031】ステップ7では、電磁クラッチ64をオンす
る。その結果、エンジン7 の動力が、主クラッチ59及び
電磁クラッチ64を介して植付け軸70に伝達されると共
に、苗押出しカム78、苗箱送りカム77及び苗送り手段21
に伝達され、ステップ8の植付けカップ42の回動により
移植作業が行なわれる。ステップ9では、植付けカップ
上限検出スイッチ86がオンか否かを判別し、オンであれ
ばステップ10で電磁クラッチ69をオフし、オンでなけ
ればステップ8に戻り、植付けカップ42の回動を続行さ
せる。
【0032】ステップ10で電磁クラッチ64をオフした
後、ステップ11に進み、ステップ11で、作物設定ス
イッチ90及び微調整スイッチ91のスイッチ操作で決定さ
れるパルス設定値と、パルス発生器68から発生するパル
スのパルス数とを比較し、パルス設定値とカウントした
パルス数とが等しければ、ステップ7に戻り、電磁クラ
ッチ64をオンさせる。等しくなければ、ステップ10に
戻り、電磁クラッチ64のオフを続けさせる。これによ
り、電磁クラッチ64が接続される間隔が、作物設定スイ
ッチ90によって設定した作物に応じた株間が得られると
共に、微調整スイッチ91によって微調整した株間が得ら
れる。
【0033】図15及び図16は他の実施例を示し、苗
切れ検出スイッチ101 を設けると共に、苗切れになった
ことを表示する指示ランプ102 を設けている。また、苗
切れになった後に主クラッチスイッチ83を一旦切らなけ
れば主クラッチ59が接続されないような安全機能を制御
手段93に付加したものである。その他の点は前記実施例
と同様の構成である。
【0034】この実施例の動作を図16のフローチャー
トを参照して説明すると、ステップ2 で苗切れ検出スイ
ッチ101 がオンか否かを判別し、苗切れになって苗切れ
スイッチ101 がオンすれば、ステップ3 に進み、主クラ
ッチ作動用モータ87をオフして主クラッチ59を切断する
と共に、指示ランプ102 をオンして指示ランプ102 を点
灯させる。一方、苗切れ検出スイッチ101 がオフであれ
ば、ステップに戻り、移植作業を続行する。
【0035】ステップ4で、苗の補給があると、ステッ
プ5に進み、苗切れ検出スイッチ101 のオフによって指
示ランプ102 がオフするが、主クラッチ59の切断状態を
保持する。そして、ステップ6で、主クラッチスイッチ
83を一旦オフして再びオン操作すると、ステップ1に戻
り、主クラッチ59の接続により移植作業を続行する。な
お、前記苗切れ検出スイッチ101 は、苗箱案内台9 に装
填した苗箱11の苗切れを検出するようにしてもよいし、
また苗受具20での苗切れを検出するようにしてもよい。
【0036】なお、前記実施例では、駆動手段としてエ
ンジン7 を用いているが、これに代えモータその他を駆
動手段としてもよい。また、前記実施例では、作物設定
手段及び微調整手段としてスイッチ90,91 を使用してい
るが、作物設定手段及び微調整手段はこれに限定され
ず、押鉛、ダイヤルその他を使用してもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、作物設定手段84の操作
によって電磁クラッチ64を接続する間隔を段階的に変更
することができ、また微調整手段91の操作によって電磁
クラッチ64を接続する間隔を微調整することができ、従
って、植付ける作物に応じた最適な株間を簡単かつ確実
に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】同平断面図である。
【図3】苗箱送り手段の拡大正面図である。
【図4】苗送り手段における苗受具の斜視図である。
【図5】苗送り手段の正面図である。
【図6】苗送り手段における苗受具の他の1例を示す斜
視図である。
【図7】苗送り手段における苗受具の他の2例を示す斜
視図である。
【図8】移植機の全体平面図である。
【図9】移植機の全体側面図である。
【図10】立断面図である。
【図11】動力系の機構図である。
【図12】モータ及び主クラッチレバーの斜視図であ
る。
【図13】動作説明用の流れ図である。
【図14】タイムチャートである。
【図15】他の実施例を示すブロック図である。
【図16】動作説明用の流れ図である。
【符号の説明】
7 エンジン 11 苗箱 13 苗箱送り手段 14 苗 15 苗押出し手段 21 苗送り手段 64 電磁クラッチ 68 パルス発生器 90 作物設定手段 91 微調整手段 97 作物別制御部 98 微調整制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−4802(JP,A) 実開 平3−41518(JP,U) 実開 平3−91709(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 - 11/02 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗箱(11)内の横一列の苗(14)を押出す苗
    押出し手段(15)と、苗箱(11)を苗押出し手段(15)側に送
    る苗箱送り手段(13)と、苗押出し手段(15)により押出さ
    れた苗(14)を植付手段(28)に供給する苗送り手段(21)と
    が設けられ、これら苗押出し手段(15)、苗箱送り手段(1
    3)及び苗送り手段(21)が駆動装置(7)に連動連結された
    移植機の駆動装置において、 前記苗押出し手段(15)、苗箱送り手段(13)及び苗送り手
    段(21)と駆動装置(7)側との間に、電磁クラッチ(64)が
    介装され、駆動装置(7) 側の回転軸の回転に同期してパ
    ルスを発生するパルス発生器(68)が設けられ、植付ける
    作物の種類を設定するための作物設定手段(90)と、株間
    を微調整するための微調整手段(91)とが設けられ、前記
    電磁クラッチ(64)を接続する間隔を、作物設定手段(90)
    によって設定した作物に応じた株間が得られるように、
    前記パルス発生器(68)のパルス数で段階的に制御する作
    物別制御部(97)が設けられ、前記電磁クラッチ(64)を接
    続する間隔を、微調整スイッチ(98)の操作に応じて株間
    を微小変更するように、パルス発生器(68)のパルス数で
    微調整する微調整制御部(98)が設けられていることを特
    徴とする移植機の駆動装置。
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